JP3215776U - デュアルクラッチ - Google Patents

デュアルクラッチ Download PDF

Info

Publication number
JP3215776U
JP3215776U JP2018000330U JP2018000330U JP3215776U JP 3215776 U JP3215776 U JP 3215776U JP 2018000330 U JP2018000330 U JP 2018000330U JP 2018000330 U JP2018000330 U JP 2018000330U JP 3215776 U JP3215776 U JP 3215776U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
shaft
sleeve
clutch disk
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2018000330U
Other languages
English (en)
Inventor
昌克 ▲高▼野
昌克 ▲高▼野
Original Assignee
昌克 ▲高▼野
昌克 ▲高▼野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昌克 ▲高▼野, 昌克 ▲高▼野 filed Critical 昌克 ▲高▼野
Priority to JP2018000330U priority Critical patent/JP3215776U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3215776U publication Critical patent/JP3215776U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】シンプル構成で且つメンテナンス性に優れたデュアルクラッチを提供する。【解決手段】内側に位置する第1軸102が外側に位置する第2軸104よりも軸方向に突出して配置され、第1軸の突出部分に第1クラッチディスク116が接続され、第2軸にスリーブ106を介して第2クラッチディスク110が接続され、スリーブは、第2軸と回転方向には固定されつつ軸方向には相対移動可能な状態で結合され、スリーブの一端側に第1クラッチディスクを押圧する為の押圧部材118が接続され、他端側にアクチュエータ122が接続され、第1及び第2クラッチディスクに対向するように、動力源から伝達される回転力を伝えるプレート部材132が配置され、プレート部材の一方面における半径方向内側に位置する第1領域αで第1クラッチディスクと係脱し、同様に第1領域よりも半径方向外側に位置する第2領域βで第2クラッチディスクと係脱する。【選択図】図1

Description

本考案は、車両に搭載されるクラッチの技術分野に関し、特に、奇数段と偶数段とで2系統のクラッチを持つデュアルクラッチの技術分野に関する。
近年、動力伝達効率の良さや、変速時ショックの小ささ、更には変速時間の短さ等の観点から、奇数段のギアセットに繋がる出力軸と偶数段のギアセットに繋がる出力軸とを同軸に配置し、この2つの出力軸に対して動力の伝達を切り替えるデュアルクラッチの普及が進んでいる。
デュアルクラッチには様々な構造のものが存在するが、例えば、特許文献1に記載のデュアルクラッチ40(符号は特許文献1で使用されている符号をそのまま使用している。)においては、エンジンからの動力が伝達されるハウジング41の両面に第1クラッチディスク42と第2クラッチディスク43を配置し、第1クラッチディスク42は第1軸12と接続され、第2クラッチディスク43は第2軸13(第1軸と同軸に(同芯に)配置されている。)と接続される(特許文献1の特に図2を参照)。
第1のプレッシャープレート44は、アクチュエータによってスリーブ27が押されると(特許文献1の図2において左方に押されると)ダイヤフラムスプリング46や作動板44a等を介して連結された第1のプレッシャープレート44を右側に移動させ、これにより第1クラッチディスク42がハウジング41に押しつけられる。その結果、ハウジング41の回転が第1軸12に伝達される。
第2のプレッシャープレート45は、アクチュエータによってスリーブ26が押されると(特許文献1の図2において左方に押されると)ダイヤフラムスプリング47等を介して連結された第2のプレッシャープレート45を左側に移動させ、これにより第2クラッチディスク43がハウジング41に押しつけられる。その結果、ハウジング41の回転が第2軸13に伝達される。
即ち、同軸に配置された2つの出力軸のうち内側に配置された軸(上記従来例においては第1軸12がこれに相当。)に繋がるクラッチを係脱するための操作力を、同軸に配置された2つの出力軸のうち外側に配置された軸(上記従来例においては第2軸13がこれに相当。)に繋がるクラッチの外側から伝えて係脱操作を行う機構となっている。
特開2009−281570号公報 特許第5748086号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるデュアルクラッチにおいては、ハウジング41の両面側にそれぞれクラッチディスク(第1クラッチディスク42及び第2クラッチディスク43)を配置しなければならないため、構造が複雑となって部品点数も多くなり、メンテナンスも容易ではない。特に、機構を少しでもシンプルにして低コストでデュアルクラッチ構造を実現したいような場合の大きな足枷となってしまう。
一方出願人は、こういった問題点を解消するべく、デュアルクラッチの係脱構造に関する発明を行い、特許権も取得している(特許文献2参照)。
具体的には、奇数段のギアセットに繋がる出力軸と偶数段のギアセットに繋がる出力軸とを同軸に配置し、この2つの出力軸に対して動力の伝達を切り替えるデュアルクラッチの係脱機構であって、前記2つの出力軸のうち内側に位置する第1軸が外側に位置する第2軸よりも(軸方向に)突出して配置され、前記第1軸の突出部分に第1クラッチディスクが接続され、前記第2軸にスリーブを介して第2クラッチディスクが接続され、前記スリーブは、前記第2軸と回転方向には固定されつつ当該第2軸に対して軸方向に相対移動可能な状態で結合され、前記第2クラッチディスクは、前記スリーブと回転方向には固定されつつ当該スリーブに対して軸方向に相対移動可能な状態で結合され、更に、前記スリーブの一端側に前記第1クラッチディスクを押圧する為の押圧部材が接続され、他端側にアクチュエータが接続されるという考案である。
このような構成を採用したことによって、第1クラッチディスクを係脱するための操作力の伝達を、第2軸側に接続されるクラッチディスクや押圧部材(プレッシャープレート)を覆うように配置する必要がなくなったのである。要するに、第2軸と第2クラッチディスクとの間に配置されたスリーブ(第2軸及び第2クラッチディスクに対して回転方向には固定されているが軸方向に相対移動可能な状態で接続されるスリーブ)を介して動力を伝達し、第1のクラッチの係脱を可能としたのである。
出願人は、上記特許文献2に係る考案を行った後、当該構造を利用することによって、エンジン側から伝達される動力によって回転するフライホイール等のプレート部材(特許文献1でハウジング41が相当する。)の両面側にそれぞれクラッチディスクを配置したり、プレート部材を所謂二階建て構造のようにするのではなく、プレート部材の片面側を複数の領域に分割して別系統のクラッチディスクを配置するという、極めてシンプルな構成であってもデュアルクラッチを実現できるという着想を得たのである。
本考案は、シンプル構成で且つメンテナンス性に優れたデュアルクラッチ機構を提供するものである。
上記課題を解決するべく、本願考案は、奇数段のギアセットに繋がる出力軸と偶数段のギアセットに繋がる出力軸とを同軸に配置し、この2つの出力軸に対して動力の伝達を切り替えるデュアルクラッチであって、前記2つの出力軸のうち内側に位置する第1軸が外側に位置する第2軸よりも軸方向に突出して配置され、前記第1軸の突出部分に第1クラッチディスクが接続され、前記第2軸にスリーブを介して第2クラッチディスクが接続され、前記スリーブは、前記第2軸と回転方向には固定されつつ当該第2軸に対して軸方向に相対移動可能な状態で結合され、前記第2クラッチディスクは、前記スリーブと回転方向には固定されつつ当該スリーブに対して軸方向に相対移動可能な状態で結合され、前記スリーブの一端側に前記第1クラッチディスクを押圧する為の押圧部材が接続され、他端側にアクチュエータが接続され、前記第1クラッチディスクと第2クラッチディスクとは軸方向位置が揃えられて略面一となるように配置され、当該第1クラッチディスク及び第2クラッチディスクに対向するように、動力源から伝達される回転力を伝えるプレート部材が配置され、当該プレート部材の一方面における半径方向内側に位置する第1領域で前記第1クラッチディスクと係脱し、同様に当該プレート部材の一方面における前記第1領域よりも半径方向外側に位置する第2領域で前記第2クラッチディスクと係脱することを特徴とする。
このように、軸方向に移動可能なスリーブを介して、第1クラッチディスクを係脱するための操作動力を出力軸に沿わせて先端側(第1軸が軸方向に突出している側)に伝達できるので、「第1軸に繋がる第1クラッチディスク」及び「第2軸に繋がる第2クラッチディスク」の両方を、出力軸の軸方向に揃えて配置する(略面一となるように配置する)ことが可能となっているのである。例えば、半径方向内側に位置する第1クラッチディスクの(半径方向)外側に、第2クラッチディスクを略ドーナツ形状に形成するといった構成が可能となるのである。
このように構成することによって、例えば、1枚の単純なプレート部材(フライホイール等エンジン側からの回転力が伝達されてくる部材)に対して2つのクラッチディスクの切り換えが可能となるため、プレート部材自体を複雑な構成(例えば二階建てのような構成)にする必要がない。また、従来のデュアルクラッチに比べてプレート部材及びクラッチディスク周辺の構造が非常に単純な構成となるため、メンテナンス性も向上する。更に、プレート部材の一方面側に2つのクラッチディスクが配置され、その2つのクラッチディスクをプレート部材側に向けてそれぞれ押圧するというシンプルな動作で2つの出力系統の切り換えができるため、切り換えのための操作動力源の配置自由度も高いといった利点がある。
本考案を適用することで、シンプル構成で且つメンテナンス性に優れたデュアルクラッチを提供することができる。
本考案の実施形態の一例として示したデュアルクラッチの概略構成図である。 図1のA−A線に沿う端面図である。 本考案の実施形態の一例として示したデュアルクラッチの概略構成図であって、第2軸側に動力が伝達されている状態を示した図である。 本考案の実施形態の一例として示したデュアルクラッチの概略構造図であって、第1軸側に動力が伝達されている状態を示した図である。 図1のB−B線に沿う端面図である。 本考案を、湿式多板型のデュアルクラッチに適用した一例を示した概略構成図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施形態の一例であるデュアルクラッチ100について説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈デュアルクラッチの構成〉
図1に示すデュアルクラッチ100は、奇数段のギアセットに繋がる出力軸と偶数段のギアセットに繋がる出力軸とを同軸に配置し、この2つの出力軸に対して内燃機関やモータなどの動力源(図示していない)からの動力の伝達を切り替える為の装置である。
同軸配置された2つの出力軸のうち内側に位置するのが第1軸102、外側に位置するのが第2軸104である。第1軸102は、第2軸104よりもフライホイールディスク(プレート部材)132側に、軸方向に突出するように配置構成されている。奇数段のギアセットが第1軸102及び第2軸104のいずれに繋げられるのかは自由である。同様に、偶数段のギアセットが、第1軸102及び第2軸104のいずれに繋げられるのかも自由である。
フライホイールディスク(プレート部材)132の中心位置に第1軸102の先端が対向するように配置されている。当該第1軸102の先端には、軸方向にスライド可能な状態で、第1クラッチディスク基台115を介して第1クラッチディスク116が配置されている。即ち、第1クラッチディスク116が回転すると、それに伴って第1軸102が回転する構成となっている。
なお、本実形態においては、第1軸102の先端とフライホイールディスク(プレート部材)132は離間しているが、例えば、第1軸102の先端部分において、軸受を介してフライホイールディスク(プレート部材)132から軸支されるような構成を採用することも可能である。
また、第1クラッチディスク116の半径方向外側には第1クラッチディスク116を取り囲む様に、第2クラッチディスク110が配置される(図5も併せて参照)。また、この第2クラッチディスク110は、第1クラッチディスク116と軸方向位置が揃えられている。即ち、両者が略面一となるように配置されている。
なお、第1クラッチディスク116及び第2クラッチディスク110はいずれも、自由状態では、フライホイールディスク132から僅かの隙間をもって離間するように構成されている。
第1クラッチディスク116の反フライホールディスク132側には、第1プレッシャープレート118が配置される。この第1プレッシャープレート118に軸方向の押圧力が加わると、第1クラッチディスク116をフライホイールディスク132の内側の領域(第1領域)に押し当て、それによってフライホイールディスク132の回転が第1軸102に伝達される構成となっている。
第1クラッチディスク116の半径方向外側に配置される第2クラッチディスク110は、第2クラッチディスクリンク部材110a及び第2クラッチディスク基台108及びスリーブ106を介して第2軸104に固定されており、第2クラッチディスク110が回転するとそれに伴って第2軸104は回転する。
また、第2クラッチディスク110の反フライホールディスク132側には、第2プレッシャープレート112が配置される。この第2プレッシャープレート112に軸方向の押圧力が加わると、第2クラッチディスク110をフライホイールディスク132の外側の領域(第2領域)に押し当て、それによってフライホイールディスク132の回転が第2軸104に伝達される構成となっている。
なお、第2プレッシャープレート112は、第2プレッシャープレートカバー114を介して軸方向に進退動する第2アクチュエータ120に繋がっている。なお、第2プレッシャープレートカバー114と第2アクチュエータ120の間にはスラスト軸受124が配置される。このスラスト軸受124は、第2アクチュエータ120によって軸方向に引かれても分解せず、第2アクチュエータ120の引っ張り力を第2プレッシャープレートカバー114に伝えることが可能となっている。
上述した通り、第2クラッチディスク110は、第2クラッチディスクリンク部材110a及び第2クラッチディスク基台108及びスリーブ106を介して第2軸104に固定されているが、第2軸104とスリーブ106の結合及びスリーブ106と第2クラッチディスク基台108の結合は、いずれも、スプライン結合(回転方向には固定されているが軸方向には相対的に移動可能な状態で結合)されている(図2参照)。なお、本実施形態では、スプライン結合によって結合されているが、回転方向に固定されつつ軸方向に相対的に移動可能な結合である限り、それ以外の結合様式を採用することも可能である。
スリーブ106は、一端側がスラスト軸受128を介して第1プレッシャープレート118に連結される。またスリーブ106の他端側は、スラスト軸受126を介して軸方向に進退動する第1アクチュエータ122に繋がっている。なお、これらスラスト軸受126、128は、第1アクチュエータ122によって軸方向に引かれても分解せず、第1アクチュエータ122の引っ張り力を第1プレッシャープレート118に伝えることが可能となっている。
このように、第2軸104に対して二重にスプライン結合を施すことによって、第2軸104の回転を、スリーブ106を介して第2クラッチディスク基台108に伝達しつつ、スリーブ106自体は、第1アクチュエータ122の進退動に連動して軸方向に自由に動くことができる構成となっている。
〈デュアルクラッチの作用・機能〉
図1は、所謂ニュートラル状態にあり、フライホイールディスク132の回転は、第1軸102にも第2軸104にも伝達されていない。
図3に示しているように、第2アクチュエータ120が作動して軸方向に進動すると、スラスト軸受124及び第2プレッシャープレートカバー114を介して第2プレッシャープレート112が軸方向に進動し、第2クラッチディスク110をフライホイールディスク132(の第2領域)に押し当てる。これにより、フライホイールディスク132の回転が、第2軸104に伝達されることとなる。
所望の段階で、動力の伝達を、第2軸104側から第1軸102側へ切り替える必要が生じるが、その場合は、第2アクチュエータ120を退動させると共に第1アクチュエータ122進動させることによって切り替えられる。
図4に示しているように、第1アクチュエータ122が作動して軸方向に進動すると、スラスト軸受126、スリーブ106及びスラスト軸受128を介して第1プレッシャープレート118が軸方向に進動し、第1クラッチディスク116をフライホイールディスク132(の第1領域)に押し当てる。これにより、フライホイールディスク132の回転が、第1軸102に伝達されることとなる。
以降はこの繰り返しによって、フライホイールディスク132の回転が、第1軸102若しくは第2軸104のいずれかに伝達されるように切り替えられる。
このように、第2軸104とスリーブ106、及び、スリーブ106と第2クラッチディスク基台108とはそれぞれスプライン結合、換言すると「回転方向には共に回転するも軸方向には相対的に移動可能な結合」によって結合されている。その結果、スリーブ106が軸方向(スラスト方向)に自由に動くことが許容されるので、その軸方向の移動を利用して、第1クラッチディスク116を係脱する為の操作力(第1アクチュエータ122が進退動する力)を伝達するのである。
また、第1クラッチディスク116と第2クラッチディスク110とは軸方向位置が揃えられて略面一となるように配置され、第1クラッチディスク116及び第2クラッチディスク110に対向するように、動力源から伝達される回転力を伝えるフライホイールディスク(プレート部材)132が配置され、当該フライホイールディスク132の一方面における半径方向内側に位置する第1領域αで第1クラッチディスク116と係脱し、同様にフライホイールディスク132の一方面における第1領域αよりも半径方向外側に位置する第2領域βで第2クラッチディスク110と係脱している。
このように構成したことによって、例えば、1枚の単純なフライホイールディスク132に対して2つのクラッチディスク(第1クラッチディスク116及び第2クラッチディスク110)の切り換えが可能となるため、フライホイールディスク132自体を複雑な構成(例えば二階建てのような構成)にする必要がない。また、従来のデュアルクラッチに比べてフライホイールディスク132及びクラッチディスク周辺の構造が非常に単純な構成となるため、メンテナンス性も向上する。更に、フライホイールディスク132の一方面側に2つのクラッチディスクが配置され、その2つのクラッチディスクをフライホイールディスク132側に向けてそれぞれ押圧するというシンプルな動作で2つの出力系統の切り換えができるため、切り換えのための操作動力源の配置自由度も高いといった利点がある。
〈その他の構成例〉
なお上記は、あくまで本考案を適用した一つの具体的な実施例であって、本考案は上記説明した具体的な構造に限定されるものではない。例えば、上記は第1軸側のクラッチも第2軸側のクラッチも、所謂「単板」の構成として説明しているが、図6に示しているように「多板」の構成を採用してデュアルクラッチ200を構成することも可である。なお、図6において示しているデュアルクラッチ200は、上記説明したデュアルクラッチ100と同一・類似する部分に数字下二桁が共通の符号を付するに止め、重複説明は省略する。
また、図6に示したデュアルクラッチ200では、第1軸202の先端が、ラジアル軸受238によってフライホイールディスク232から軸支され、第1軸202の構造的な強度を向上させている。また、フライホイールディスク232は三層に渡って当接プレート232a、232bが設けられており、一方、クラッチディスク側も、それに対応して三層構造クラッチディスク210、216が対応している(当然であるが三層に限らず二層及び四層以上の構成であってもよい。)。また、フライホイールディスク232から当該クラッチ全体を覆うケーシング250が設けられ、中にオイルを封入した所謂「湿式」構造とされており、こういった「湿気」構造にも本考案は適用することができる。
100・・・デュアルクラッチ
102・・・第1軸
104・・・第2軸
106・・・スリーブ
108・・・第2クラッチディスク基台
110・・・第2クラッチディスク
110a・・・第2クラッチディスクリンク部材
112・・・第2プレッシャープレート
114・・・第2プレッシャープレートカバー
115・・・第1クラッチディスク基台
116・・・第1クラッチディスク
118・・・第1プレッシャープレート
120・・・第2アクチュエータ
122・・・第1アクチュエータ
124、126、128・・・スラスト軸受
132・・・フライホイールディスク(プレート部材)
α・・・第1領域
β・・・第2領域

Claims (2)

  1. 奇数段のギアセットに繋がる出力軸と偶数段のギアセットに繋がる出力軸とを同軸に配置し、この2つの出力軸に対して動力の伝達を切り替えるデュアルクラッチであって、
    前記2つの出力軸のうち内側に位置する第1軸が外側に位置する第2軸よりも軸方向に突出して配置され、
    前記第1軸の突出部分に第1クラッチディスクが接続され、
    前記第2軸にスリーブを介して第2クラッチディスクが接続され、
    前記スリーブは、前記第2軸と回転方向には固定されつつ当該第2軸に対して軸方向に相対移動可能な状態で結合され、
    前記第2クラッチディスクは、前記スリーブと回転方向には固定されつつ当該スリーブに対して軸方向に相対移動可能な状態で結合され、
    前記スリーブの一端側に前記第1クラッチディスクを押圧する為の押圧部材が接続され、他端側にアクチュエータが接続され、
    前記第1クラッチディスクと第2クラッチディスクとは軸方向位置が揃えられて略面一となるように配置され、
    当該第1クラッチディスク及び第2クラッチディスクに対向するように、動力源から伝達される回転力を伝えるプレート部材が配置され、
    当該プレート部材の一方面における半径方向内側に位置する第1領域で前記第1クラッチディスクと係脱し、同様に当該プレート部材の一方面における前記第1領域よりも半径方向外側に位置する第2領域で前記第2クラッチディスクと係脱する
    ことを特徴とするデュアルクラッチ。
  2. 請求項1において、
    前記プレート部材における、第1領域と第2領域とは略面一となるように構成されている。
    ことを特徴とするデュアルクラッチ。
JP2018000330U 2018-01-31 2018-01-31 デュアルクラッチ Expired - Fee Related JP3215776U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018000330U JP3215776U (ja) 2018-01-31 2018-01-31 デュアルクラッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018000330U JP3215776U (ja) 2018-01-31 2018-01-31 デュアルクラッチ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017181025 Continuation 2017-09-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3215776U true JP3215776U (ja) 2018-04-12

Family

ID=61906529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018000330U Expired - Fee Related JP3215776U (ja) 2018-01-31 2018-01-31 デュアルクラッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3215776U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018537343A (ja) 遮断クラッチおよび主クラッチと、両クラッチ間に配置される操作システムとを備えるハイブリッドモジュール
JPH025932B2 (ja)
US9777799B2 (en) Transmission and electric vehicle comprising same
CN109790880B (zh) 三重离合器及其致动器
US6622840B2 (en) Double clutch assembly
JP2005201372A (ja) 摩擦係合装置
JP3215776U (ja) デュアルクラッチ
JP5748086B1 (ja) デュアルクラッチの係脱機構
CN103348154A (zh) 离合器装置
JP5528302B2 (ja) デュアルクラッチ式自動変速機
WO2019159461A1 (ja) 摩擦クラッチ
US11365767B2 (en) Clutch and automobile having the same
KR101495086B1 (ko) 더블 클러치와 트랙션 모터의 연결 구조
JP3894454B2 (ja) モータサイクル用クラッチ装置
CN201241921Y (zh) 单压盘干摩擦式双离合器
KR102469747B1 (ko) 듀얼 클러치 장치
CN204041770U (zh) 一种湿式双离合器
CN112815018B (zh) 一种可联动切换的双离合器
CN104235224A (zh) 一种湿式双离合器
JP2020183798A (ja) デュアルクラッチ及び当該デュアルクラッチを備えた電気式原動機
CN115076255A (zh) 无人机盘式离合器与联轴器电控液压操纵分离装置及无人机
JP2562712B2 (ja) 歯車機構の切替え装置
KR20220094365A (ko) 자동변속기용 동력전달장치
CN111853080A (zh) 离合器的液压供给结构
JPH05263837A (ja) 動力取出装置の動力断接装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3215776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees