JP3215770U - 医療用腕カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】汚染・感染された医療用腕カバーに触れることなく取り外すことができるようにする。【解決手段】手が出される袖口部20と、肩口周りに装着される袖刳り部30と、上記袖口部20から上記袖刳り部30にかけて腕が挿通されるカバー本体10とを有する医療用腕カバーにおいて、袖刳り部30には、袖口部20に向かって引っ張ることにより、カバー本体10の裏面側を露出させるように、カバー本体10を裏返して取り外すことができる取り外し手段40を設けた。【選択図】図1

Description

本考案は、医師、看護師、薬剤師等の医療従事者の腕に着用される医療用腕カバーに関し、さらに詳しく言えば、例えば、がん化学療法等で汚染された医療用腕カバーの表面に触れることなく、医療用腕カバーを医療従事者の腕から簡単に取り外すことができるようにした使い捨ての医療用腕カバーに関する。
医師、看護師、薬剤師等の医療従事者は、患者に対して医療従事者の雑菌等を感染させないようにするため、また、患者からの吐瀉物や血液等の体液が直接肌に触れないように白衣やエプロン等を着用している。
そして、手術時等のように、体液汚染や生化学的細菌汚染を防がなければならない場合には、エプロン等の手術着のほかに、手術着の袖口を覆う手術用手袋を着用することにより、施術者の肌が露出しないようにしている。
とりわけ、がん化学療法に携わる医師、看護師、薬剤師等の医療従事者は、抗がん剤の取扱者への薬剤の曝露による健康上の危険性が大きいため、抗がん剤の使用には細心の注意が払われている。
医療従事者の抗がん剤の取り扱いについては、種々のガイドラインにより規定されており、例えば、服装については、「注射剤の調製作業を行う場合には、清潔な専用の長袖ガウンで、袖口が縮まり、背開きで、抗がん剤の薬剤透過性が少ない使い捨てガウンおよび手袋を使用する(「注射剤・抗がん剤無菌調製ガイドライン」より一部抜粋)」とされている。
さらに、服装(ガウン)については、「ポリエチレンコーティングされたポリプロピレン素材の使い捨てガウンを着用し、皮膚との接触を避ける。ガウンの前身頃には開口部がなく、袖が長く、袖口がゴムまたはニットで閉まるようになっていることを確認する(「医療環境における抗がん薬と他の危険性医薬品への職業上の被曝防止」より一部抜粋)」と規定されている。
そして、「がん薬物療法において、HD(Hazardous Drugs:取り扱う医療従事者の健康にも影響を及ぼす薬剤)の投与管理の際にはHDを取り扱う前から廃棄までPPE(personal protective equipment:個人用防護具)の装着を強く推奨する(「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン」参照)」とされている。
ここでPPEとは、手袋、マスク、ガウン・エプロン、ゴーグル・フェイスシールド等をいい、医療従事者の手、鼻腔、口腔、皮膚、衣服、目等を曝露から防ぐものであるが、場合によっては患者に使用されることもある、人体を汚染等の危険性からから守る防護着である。
ところで、上記のように、医療従事者が身につける被服等はガイドライン等に定められているが、規定されている医療従事者の服装(ガウン・エプロン)は、ポリエチレンコーティングされたポリプロピレン素材からなり、前身頃には開口部がなく長袖で袖口がゴムまたはニットで密着して閉じるようにされているため、密閉性が非常に高い。
そのため、医療従事者にとっては、通気性のない服装を着用しての長時間にわたる治療が余儀なくされるため、蒸し暑さ等、不快感を伴う。また、特殊な素材により身体全体を覆うガウン・エプロン形式で形成する必要があるため面積が大きく、コスト高となっていた。
このような不具合を解決するには、医療従事者の着用する服装に通気性を持たせるようにすれば良く、例えば、下記特許文献1のように、通気性の良い半袖のエプロン状の手術着により施術を行っても汚染・感染を防ぐようにした使い捨て医療用腕カバーが提案されている。
この従来の医療用腕カバーは、施術中の手袋の捲り上がりや滑り落ちを防止するとともに、手袋と手術着との間の医療従事者の肌の露出を防止するようにし、医療従事者への汚染・感染防止を防止するようにしたものである。
しかしながら、下記特許文献1の医療用腕カバーは袖口に開閉可能な開口部を設けることにより、医療用腕カバーを簡単に取り外すことができるようにしているが、汚染・感染の可能性のある医療用腕カバーの表面に直接触れて取り外す必要がある。
そのため、取り外した後の医療用腕カバーの廃棄には十分注意する必要があるが、廃棄処理の際に誤って触れてしまう危険性がないとはいえない。したがって、汚染・感染対策が万全とはいえず、依然として医療従事者の追うリスクが高いといった問題がある。
実用新案登録第3137098号公報
本考案は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、汚染・感染の可能性のある医療用腕カバーの表面に触れることなく、医療従事者の腕から簡単に取り外すことができるようにした使い捨ての医療用腕カバーを提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案は、手が出される袖口部と、肩口周りに装着される袖刳り部と、上記袖口部から上記袖刳り部にかけて腕が挿通されるカバー本体とを有する医療用腕カバーにおいて、上記袖刳り部には、上記袖口部に向かって引っ張ることにより、上記カバー本体の裏面側を露出させるように、上記カバー本体を裏返して取り外すことができる紐状の取り外し手段が設けられていることを特徴としている。
本考案において、上記取り外し手段は、弾力性を有するゴム材とすることが好ましく、上記取り外し手段を、指かけ可能なループ状に形成するとよい。
本考案において、上記袖刳り部には、同袖刳り部の径を搾るように、その端縁に沿って伸縮可能なギャザーが形成されていることが好ましく、また、上記カバー本体の表面には、防水加工を施すとよい。
本考案によれば、袖刳り部にカバー本体を裏返して取り出すことができる紐状の取り外し手段を設けたことにより、汚染・感染の可能性のあるカバー本体の表面を露出させることなく医療従事者の腕から外すことができる。
そのため、本考案の医療用腕カバーを使用する医療従事者の健康上の危険性を確実に防ぐことができるとともに、医療用腕カバーを処理する医療従事者の健康上の危険性をも確実に回避することができる。
本考案に係る医療用腕カバーを模式的に表す説明図。 本考案に係る取り外し手段を拡大して模式的に示す説明図。 本考案に係る医療用腕カバーの着用状態を模式的に示す説明図。 本考案に係る医療用腕カバーの取り外し状態を模式的に示す説明図。
以下、図面を参照して本考案の医療用腕カバーを説明するが、本考案は、以下の実施形態に限定されることはない。
図1には、本考案の医療用腕カバーが示されており、この医療用腕カバーは、腕全体を覆うように着用されるカバー本体10と、手が出される袖口部20と、肩口周りを覆うように装着される袖刳り部30と、カバー本体10を裏返して取り外すことができる取り外し手段40とを備えている。
本実施形態において、カバー本体10は、前腕下部から上腕上部(肩口周り)までを覆う筒状体からなる。この例で、カバー本体10は、基材をポリプロピレン不織布とし、ポリプロピレン不織布の表面にポリエチレンフィルムをラミネート加工した積層体からなる。
すなわち、カバー本体10の表面11がラミネート加工面に、カバー本体10の裏面12側(腕が挿通される挿通される内面側)がポリプロピレン不織布とされている。
これにより、カバー本体10の表面11には耐水性が備えられることになり、例えば、施術時の体液・血液等やがん化学治療時における抗がん剤等が、カバー本体10の表面11から裏面12側に浸透することを防止するようにしている。
なお、本実施形態では、カバー本体10の表面をポリエチレンフィルム等の合成樹脂をラミネート加工することにより耐水性を付与しているが、このほかに、滅菌処理加工や静電防止加工等を施してもよく、仕様に応じて適宜選択すればよい。
袖口部20は、手が出される開口21を有し、少なくとも踝を含む手首周り全体を覆うように円筒状に形成されている。この例で、袖口部20は、ポリエステル繊維のメリヤス編みで形成されているため、手首に密接して着用することができる収縮性を備えている。
袖刳り部30は、図2に示すように、袖口部20の開口21と連通する開口31と、開口31の開口径を伸縮可能とし、肩口周り(肩と上腕とのつけ根付近)に密接して着用可能な伸縮部32とを備えている。
この例において、伸縮部32は、袖刳り部30の周縁部をカバー本体10の裏面12側に折り返し、その折り返し内部に、袖刳り部30の径長さよりも短い帯状の1本のゴム紐(図示せず)を所定に位置合わせしてギャザーを形成するように縫合することにより伸縮可能なギャザー状に形成されている。
本実施形態において、取り外し手段40は、図2に示すように、伸縮性を有するゴム紐からなり、その両端縁が伸縮部32の所定位置に縫合されることにより、カバー本体10の表面11側にループ41を形成するように設けられている。
この例において、取り外し手段40は、例えば、幅4mm、長さ330mmの帯状の1本のゴム紐からなり、ゴム紐を折り畳んで重ね合わせ、重ね合わされた端部側を伸縮部32に縫合することにより、その重ね合わされた中央部分にループを形成している。
なお、この例では、ループ41のループ長は35mmとされているが、ループの大きさは、指を引っ掛けて袖口部20方向に引っ張りやすい大きさであればよく、特には限定されない。
また、本考案において、取り外し手段40の伸縮部32への縫合位置は、特には規定されないが、医療用腕カバーを医療従事者等が着用する際に、取り外し手段40が使用者の肩山に位置するように設けられることが好ましい。
次に、本考案の医療用腕カバーの使用例を説明する。なお、この例において、医療従事者は、すでにエプロンや手袋等のPPEを着用しているものとする。
まず、取り外し手段40を医療従事者の肩山の位置となるように位置合わせし、腕を袖刳り部30からカバー本体10の内部を通過させ、袖口部20の開口21へと挿通する。これにより図3に示すように、医療用腕カバーを使用者の腕全体を覆うように着用することができる。
そして、医療用腕カバーを医療従事者の腕から取り外すには、図4に示すように、取り外し手段40のループ41内に指を引っかけ、ループ41をカバー本体10の表面11に沿って袖口部20方向に引っ張る。
これにより、図4に示すように、ゴム紐40を引っ張るにつれてカバー本体10の裏面12側が徐々に露出され、最終的にカバー本体10が裏返された状態で医療従事者の腕から取り外される。
このように、本考案の医療用腕カバーによれば、取り外し手段(ゴム紐)40をカバー本体10の表面11に沿って引っ張るという簡単な作業により、医療用腕カバーを汚染・曝露されたカバー本体10の表面11に触れることなく、カバー本体10を裏返して腕から取り外すことができるため、医療従事者等の使用者の健康上の危険性を排除することができる。
また、使用済みの医療用腕カバーを裏返した状態で廃棄することができるため、使用後に医療用腕カバーを取り扱う医療従事者等にとっての安全性も確保することができる。
なお、上記実施形態においては、取り外し手段40をループ41を設けたゴム紐から構成した例で説明したがこれに限られることはなく、指でつまんで袖口部20側へ引っ張ることのできるものであればよく、例えば、伸縮性のない綿布等の帯状の紐であってよい。
また、本考案に係る取り外し手段40は、指でつまんで袖口部20側へ引っ張ることのできるものであれば、特に指を引っかけるループ41を設けなくともよく、これによっても、本実施形態の取り外し手段40と同等の効果を奏することができる。
本実施形態において、袖刳り部30の伸縮部32は、その内部に図示しない1本のゴム紐を縫合することによりギャザーを形成しているが、これに限られることはなく、例えば、袖刳り部30の周縁部に平行な2本の粗ミシンをかけ、それらの上糸を引っ張ることにより伸縮可能なギャザーを形成してもよく、特には限定されない。
なお、本実施形態において、本考案の医療用腕カバーの使用例をPPEを着用した医療従事者を例に説明したが、医療現場の実情に併せて、PPEの着用なしに本考案の医療用腕カバーを使用する場合もあることはいうまでもない。
10 カバー本体
11 表面
12 裏面
20 袖口部
21 開口
30 袖刳り部
31 開口
32 伸縮部
40 取り外し手段
41 ループ

Claims (5)

  1. 手が出される袖口部と、肩口周りに装着される袖刳り部と、上記袖口部から上記袖刳り部にかけて腕が挿通されるカバー本体とを有する医療用腕カバーにおいて、
    上記袖刳り部には、上記袖口部に向かって引っ張ることにより、上記カバー本体の裏面側を露出させるように、上記カバー本体を裏返して取り外すことができる紐状の取り外し手段が設けられていることを特徴とする医療用腕カバー。
  2. 上記取り外し手段は、弾力性を有するゴム材からなることを特徴とする請求項1に記載の医療用腕カバー。
  3. 上記取り外し手段は、指かけ可能なループ状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の医療用腕カバー。
  4. 上記袖刳り部には、同袖刳り部の径を搾るように、その端縁に沿って伸縮可能なギャザーが形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の医療用腕カバー。
  5. 上記カバー本体の表面は、防水加工が施されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の医療用腕カバー。
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