JP3215702B2 - シガレット及びシガレット用可喫煙補充料材 - Google Patents
シガレット及びシガレット用可喫煙補充料材Info
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- A24B15/10—Chemical features of tobacco products or tobacco substitutes
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シガレット及びその他の喫煙物品に関し、
特に、喫煙したとき発生する不完全燃焼生成物、及び側
流「タール」及び臭気の量が比較的少なく、FTC喫煙条
件下での喫煙中くすぶりを維持するシガレットに関す
る。
特に、喫煙したとき発生する不完全燃焼生成物、及び側
流「タール」及び臭気の量が比較的少なく、FTC喫煙条
件下での喫煙中くすぶりを維持するシガレットに関す
る。
ここで、「FTC喫煙条件」とは、58秒間のくすぶり
(休止)期間をはさんで2秒間の吸込動作即ちパフ(総
容積35ml)を行うことである。「パフ」とは、タバコの
煙を吸込む1服のことである。
(休止)期間をはさんで2秒間の吸込動作即ちパフ(総
容積35ml)を行うことである。「パフ」とは、タバコの
煙を吸込む1服のことである。
従来の技術 シガレット(シガレット)等の一般的な喫煙物品は、
円筒状ロッド(棒状体)の形の構造を有し、紙ラップ
(巻紙)で包被されて、いわゆる「可喫煙ロッド」とさ
れた裁刻タバコ材(例えばタバコ材刻み補充料)のよう
な可喫煙材のロール又は装入物を含む。「補充料」と
は、シガレットや、葉巻の中身のことである。通常、シ
ガレットは、可喫煙ロッドに突合せ関係に結合された円
筒形のフィルタ素子を有している。「タバコ材刻み補充
料」とは、刻みタバコ材から成る補充料のことである。
一般に、フィルタ素子は、プラグラップによって包被さ
れた酢酸セルロースのトウから成り、外包チッピング材
(吸口紙)によって可喫煙ロッドに付設される。
円筒状ロッド(棒状体)の形の構造を有し、紙ラップ
(巻紙)で包被されて、いわゆる「可喫煙ロッド」とさ
れた裁刻タバコ材(例えばタバコ材刻み補充料)のよう
な可喫煙材のロール又は装入物を含む。「補充料」と
は、シガレットや、葉巻の中身のことである。通常、シ
ガレットは、可喫煙ロッドに突合せ関係に結合された円
筒形のフィルタ素子を有している。「タバコ材刻み補充
料」とは、刻みタバコ材から成る補充料のことである。
一般に、フィルタ素子は、プラグラップによって包被さ
れた酢酸セルロースのトウから成り、外包チッピング材
(吸口紙)によって可喫煙ロッドに付設される。
通常、喫煙者は、シガレットの尖端に火をつけて可喫
煙ロッドを燃焼させ、それによって生じる煙を吸い込
む。可喫煙ロッドは、普通、タバコ材補充料(刻みタバ
コ材から成る補充料)(単に「刻み補充料」とも称す
る)である。喫煙者は、シガレットの吸口端(例えば、
フィルタ端)から吸引することによって主流煙を口中に
吸込み、喫煙の喜び(例えば、喫味、感触、満足感等)
を得る。
煙ロッドを燃焼させ、それによって生じる煙を吸い込
む。可喫煙ロッドは、普通、タバコ材補充料(刻みタバ
コ材から成る補充料)(単に「刻み補充料」とも称す
る)である。喫煙者は、シガレットの吸口端(例えば、
フィルタ端)から吸引することによって主流煙を口中に
吸込み、喫煙の喜び(例えば、喫味、感触、満足感等)
を得る。
シガレットの燃焼中、側流煙即ち副流煙が発生する。
側流煙とは、シガレットの点火端から直接大気に放出さ
れる煙のことである。側流煙は、大気中に拡散し、その
特有の可視特性及び臭気が周囲の人に知覚され嫌われる
場合がある。燃焼するシガレットから生じる可視側流煙
の相対量は、その燃焼するシガレットから放出される側
流「タール」の量に関連する。タバコ刻み補充料を燃焼
させる全長約84mm(例えば、可喫煙ロッドの長さ約57m
m、フィルタ素子の長さ約27mm)の一般の市販シガレッ
トは、普通、約25mg〜約35mgの側流「タール」を発生す
る。シガレットの側流「タール」の測定方法及び装置に
ついては、プロクター他編「アナリスト」1988年刊、第
113巻、第1509頁を参照されたい。
側流煙とは、シガレットの点火端から直接大気に放出さ
れる煙のことである。側流煙は、大気中に拡散し、その
特有の可視特性及び臭気が周囲の人に知覚され嫌われる
場合がある。燃焼するシガレットから生じる可視側流煙
の相対量は、その燃焼するシガレットから放出される側
流「タール」の量に関連する。タバコ刻み補充料を燃焼
させる全長約84mm(例えば、可喫煙ロッドの長さ約57m
m、フィルタ素子の長さ約27mm)の一般の市販シガレッ
トは、普通、約25mg〜約35mgの側流「タール」を発生す
る。シガレットの側流「タール」の測定方法及び装置に
ついては、プロクター他編「アナリスト」1988年刊、第
113巻、第1509頁を参照されたい。
可視側流煙の発生レベルが比較的低いと称されるいろ
いろな種類のシガレットが従来から提案されている。そ
のようなシガレットは、例えば、米国特許第4,637,410
号、4,624,268号、4,407,308号、4,231,377号、4,420,0
02号、4,450,847号、4,108,151号、4,225,636号、4,43
3,697号、4,461,311号、及び4,561,454号に記載されて
いる。
いろな種類のシガレットが従来から提案されている。そ
のようなシガレットは、例えば、米国特許第4,637,410
号、4,624,268号、4,407,308号、4,231,377号、4,420,0
02号、4,450,847号、4,108,151号、4,225,636号、4,43
3,697号、4,461,311号、及び4,561,454号に記載されて
いる。
又、主流タバコ煙の組成を改変するためのいろいろな
方法が従来から提案されている。例えば、おくのタバコ
代替材が提案されており、そのような多種類の材料のリ
ストが米国特許第4,079,742号に記載されている。更
に、「シトレル」及び「NSM」という商標名を有するの
タバコ代替喫煙材が1970年代にヨーロッパに導入されて
いる。
方法が従来から提案されている。例えば、おくのタバコ
代替材が提案されており、そのような多種類の材料のリ
ストが米国特許第4,079,742号に記載されている。更
に、「シトレル」及び「NSM」という商標名を有するの
タバコ代替喫煙材が1970年代にヨーロッパに導入されて
いる。
又、香味付蒸気及び、又は可視エアゾールを発生する
喫煙物品を提案した多数の先行技術文献がある。そのよ
うな喫煙物品の大抵のものは、エアゾールを創生するた
めに、及び、又はエアゾール発生物質を加熱するために
可燃燃料源を使用している(例えば、米国特許第4,714,
082号に記載された技術背景参照)。
喫煙物品を提案した多数の先行技術文献がある。そのよ
うな喫煙物品の大抵のものは、エアゾールを創生するた
めに、及び、又はエアゾール発生物質を加熱するために
可燃燃料源を使用している(例えば、米国特許第4,714,
082号に記載された技術背景参照)。
タバコ材を必ずしも燃焼させることなく加熱すること
によって、多量の不完全燃焼生成物を発生することなく
シガレット喫煙に随伴する喜びを与えることができる喫
煙物品は、米国特許第4,714,082号、4,756,318号及び4,
793,365号に開示されている。そのような喫煙物品は、
熱発生のための可燃燃料素子と、燃料素子とは物品的に
別体に配置され、燃料素子と熱交換関係に置かれたエア
ゾール創生物質を使用する。喫煙中、燃料素子によって
創生された熱がエアゾール創生物質を揮発させ、それに
よってタバコ煙に類似したエアゾールを発生する。この
種の喫煙物品は、FTC「タール」排出量(FTC喫煙条件で
喫煙した場合の「タール」排出量)が低レベルであると
ともに、可視側流煙の発生レベルも極めて低い。
によって、多量の不完全燃焼生成物を発生することなく
シガレット喫煙に随伴する喜びを与えることができる喫
煙物品は、米国特許第4,714,082号、4,756,318号及び4,
793,365号に開示されている。そのような喫煙物品は、
熱発生のための可燃燃料素子と、燃料素子とは物品的に
別体に配置され、燃料素子と熱交換関係に置かれたエア
ゾール創生物質を使用する。喫煙中、燃料素子によって
創生された熱がエアゾール創生物質を揮発させ、それに
よってタバコ煙に類似したエアゾールを発生する。この
種の喫煙物品は、FTC「タール」排出量(FTC喫煙条件で
喫煙した場合の「タール」排出量)が低レベルであると
ともに、可視側流煙の発生レベルも極めて低い。
発明が解決しようとする課題 本発明は、良好な喫煙満足感を与え、主流煙に含まれ
る気相分が比較的少なく、発生する不完全燃焼生成物の
量が比較的少なく、FTC喫煙条件下でくすぶりを維持す
ることができ、生成される灰が望ましい物理的特性を有
しており、側流「タール」の排出量が少なく、従って可
視側流煙の発生量が少ない、良好な香味を発するシガレ
ットを提供することを課題とする。
る気相分が比較的少なく、発生する不完全燃焼生成物の
量が比較的少なく、FTC喫煙条件下でくすぶりを維持す
ることができ、生成される灰が望ましい物理的特性を有
しており、側流「タール」の排出量が少なく、従って可
視側流煙の発生量が少ない、良好な香味を発するシガレ
ットを提供することを課題とする。
従って、本発明は、刻み補充料の形の、及び、又は加
工された形のタバコ材(以下、単に「タバコ」とも称す
る)を包含した喫煙物品に関する。
工された形のタバコ材(以下、単に「タバコ」とも称す
る)を包含した喫煙物品に関する。
課題を解決するための手段 本発明による好ましい喫煙物品は、2つの主要構成部
材、即ち、(i)可喫煙材のロール又は装入物と、(i
i)可喫煙材のロール又は装入物を包被する外側ラップ
材(紙ラップ)を有するシガレットの形にされる。本発
明のシガレットは、その可喫煙材の少なくとも一部分と
して後に詳述する可喫煙補充料材(可喫煙補充料を構成
する材料)を含む。
材、即ち、(i)可喫煙材のロール又は装入物と、(i
i)可喫煙材のロール又は装入物を包被する外側ラップ
材(紙ラップ)を有するシガレットの形にされる。本発
明のシガレットは、その可喫煙材の少なくとも一部分と
して後に詳述する可喫煙補充料材(可喫煙補充料を構成
する材料)を含む。
可喫煙材のロールを包被して可喫煙ロッドを構成する
のに好ましいラップ材は、空気透過率の低い紙ラップで
ある。空気透過率の低い、即ち多孔率の低い特に好まし
いラップ材は、コレスタ(CORESTA)単位約5以下の多
孔率を有するものである。コレスタ単位は、1センチバ
ールの低圧下で1cm2の面積のラップを透過する直線空気
速度の尺度である。コレスタ単位については、「コレス
タ広報」ISO/TC 126/SC IN159E(1986)を参照された
い。
のに好ましいラップ材は、空気透過率の低い紙ラップで
ある。空気透過率の低い、即ち多孔率の低い特に好まし
いラップ材は、コレスタ(CORESTA)単位約5以下の多
孔率を有するものである。コレスタ単位は、1センチバ
ールの低圧下で1cm2の面積のラップを透過する直線空気
速度の尺度である。コレスタ単位については、「コレス
タ広報」ISO/TC 126/SC IN159E(1986)を参照された
い。
本発明は、上記課題を解決するために可喫煙材の一形
態として、タバコ含有可喫煙補充料材から成るものを提
供する。この可喫煙材は、(i)タバコ材(例えば、裁
刻タバコ葉片、粉砕タバコ葉片、タバコ葉柄の小片、タ
バコ微砕、タバコ粉末、又はタバコ抽出物又はその他の
加工タバコ)と、随意選択として用いられる(ii)無機
補充料との緊密な混合物から成る。この可喫煙材には、
エアゾール創生物質(例えば、グリセリン、プロピレン
グリコール等のポリオール)を比較的高い割合(少なく
とも40重量%)で含有させる。又、この可喫煙材の構成
部分を結合状態に維持するために結合剤を3〜15重量%
の割合で含める。結合剤は、アルギン酸アンモニウムを
含む。このタバコ剤含有可喫煙補充料剤は、エアゾール
創生物質を少なくとも40重量%および結合剤を3〜15重
量%含有するので、タバコ材の量は、最高53重量%まで
である。このタバコ材含有可喫煙材に、更に、ある種の
香味剤(例えば、ココア、有機酸、甘草、メントール
等)を緊密に接触させた状態で含有させることができ
る。このタバコ材含有可喫煙材は、水性スラリーからシ
ートとして流延させることができ、あるいは押出成形に
よりシートの形に形成することができる。このようなタ
バコ材含有可喫煙材は、再構成タバコの形態とすること
ができ、本発明のシガレットの唯一の可喫煙材としてそ
のままで使用することができる。あるいは別法として、
このタバコ材含有可喫煙材をタバコ材刻み補充料(刻み
タバコ材から成る補充料)のような他の可喫煙材と物理
的に混合(ブレンド)して、あるいは他の何らかの態様
で組合せて使用することもできる。
態として、タバコ含有可喫煙補充料材から成るものを提
供する。この可喫煙材は、(i)タバコ材(例えば、裁
刻タバコ葉片、粉砕タバコ葉片、タバコ葉柄の小片、タ
バコ微砕、タバコ粉末、又はタバコ抽出物又はその他の
加工タバコ)と、随意選択として用いられる(ii)無機
補充料との緊密な混合物から成る。この可喫煙材には、
エアゾール創生物質(例えば、グリセリン、プロピレン
グリコール等のポリオール)を比較的高い割合(少なく
とも40重量%)で含有させる。又、この可喫煙材の構成
部分を結合状態に維持するために結合剤を3〜15重量%
の割合で含める。結合剤は、アルギン酸アンモニウムを
含む。このタバコ剤含有可喫煙補充料剤は、エアゾール
創生物質を少なくとも40重量%および結合剤を3〜15重
量%含有するので、タバコ材の量は、最高53重量%まで
である。このタバコ材含有可喫煙材に、更に、ある種の
香味剤(例えば、ココア、有機酸、甘草、メントール
等)を緊密に接触させた状態で含有させることができ
る。このタバコ材含有可喫煙材は、水性スラリーからシ
ートとして流延させることができ、あるいは押出成形に
よりシートの形に形成することができる。このようなタ
バコ材含有可喫煙材は、再構成タバコの形態とすること
ができ、本発明のシガレットの唯一の可喫煙材としてそ
のままで使用することができる。あるいは別法として、
このタバコ材含有可喫煙材をタバコ材刻み補充料(刻み
タバコ材から成る補充料)のような他の可喫煙材と物理
的に混合(ブレンド)して、あるいは他の何らかの態様
で組合せて使用することもできる。
実施例 第1図には、本発明のシガレット及び可喫煙補充料材
(可喫煙補充料材を構成する材料)の好ましい一実施例
が示されている。このシガレット(紙巻タバコ)10は、
円筒状の可喫煙(喫煙可能)ロッド(「可喫煙ロッド」
又は単に「ロッド」とも称する)15を有する。ロッド15
は、少なくとも1層の外包ラップ材(例えば、紙)25内
に包まれた可喫煙材のロール又は装入物20から成る。可
喫煙ロッド15の両端は開放し、燃焼させるべき可喫煙材
を露出させている。可喫煙ロッド15の一端に点火する
と、可喫煙材が燃焼しエアゾール(例えば、煙)が発生
する。かくして、可喫煙ロッド15は、その点火された一
端から他端に向けて燃焼する。
(可喫煙補充料材を構成する材料)の好ましい一実施例
が示されている。このシガレット(紙巻タバコ)10は、
円筒状の可喫煙(喫煙可能)ロッド(「可喫煙ロッド」
又は単に「ロッド」とも称する)15を有する。ロッド15
は、少なくとも1層の外包ラップ材(例えば、紙)25内
に包まれた可喫煙材のロール又は装入物20から成る。可
喫煙ロッド15の両端は開放し、燃焼させるべき可喫煙材
を露出させている。可喫煙ロッド15の一端に点火する
と、可喫煙材が燃焼しエアゾール(例えば、煙)が発生
する。かくして、可喫煙ロッド15は、その点火された一
端から他端に向けて燃焼する。
シガレット10は、又、可喫煙ロッド15の一端に軸線方
向に整列して配置され、好ましくは突き合わせ関係に当
接させたフィルタ素子30を備えている。フィルタ素子30
は、円筒形であり、その直径は、可喫煙ロッドの直径と
実質的に等しい。フィルタ素子30の両端は、空気及び煙
を通すように開放している。フィルタ素子30は、少なく
とも2つのフィルタセグメント(部片)から成るものと
することが好ましい。第1図に示されるように、フィル
タ素子30の第1フィルタセグメントは、可喫煙ロッドに
近接して配置され、炭素質フィルタ材35と、その外周面
を包被するラップ材37とから成るものとすることが好ま
しく、第2フィルタセグメントは、シガレットの吸口端
に配置され、ひだ寄せした不織ポリプロピレンのウエブ
又は酢酸セルロースのトウのようなフィルタ材40と、そ
の外周面を包被するラップ材45とから成るものとするこ
とが好ましい。第2セグメントのフィルタ材40は、美し
い、白色の外観を呈する材料であることが好ましい。い
ずれのフィルタセグメントも、周知のフィルタロッド製
造機械を用いて製造することができる。これらの2つの
セグメントは、周知のプラグ筒体結合技術を用いて組合
せ、包被ラップ(フィルタプラグを包被するラップであ
ることから「プラグラップ」とも称する)50を用いて結
合させ、フィルタ素子30を形成する。
向に整列して配置され、好ましくは突き合わせ関係に当
接させたフィルタ素子30を備えている。フィルタ素子30
は、円筒形であり、その直径は、可喫煙ロッドの直径と
実質的に等しい。フィルタ素子30の両端は、空気及び煙
を通すように開放している。フィルタ素子30は、少なく
とも2つのフィルタセグメント(部片)から成るものと
することが好ましい。第1図に示されるように、フィル
タ素子30の第1フィルタセグメントは、可喫煙ロッドに
近接して配置され、炭素質フィルタ材35と、その外周面
を包被するラップ材37とから成るものとすることが好ま
しく、第2フィルタセグメントは、シガレットの吸口端
に配置され、ひだ寄せした不織ポリプロピレンのウエブ
又は酢酸セルロースのトウのようなフィルタ材40と、そ
の外周面を包被するラップ材45とから成るものとするこ
とが好ましい。第2セグメントのフィルタ材40は、美し
い、白色の外観を呈する材料であることが好ましい。い
ずれのフィルタセグメントも、周知のフィルタロッド製
造機械を用いて製造することができる。これらの2つの
セグメントは、周知のプラグ筒体結合技術を用いて組合
せ、包被ラップ(フィルタプラグを包被するラップであ
ることから「プラグラップ」とも称する)50を用いて結
合させ、フィルタ素子30を形成する。
フィルタ素子30は、通常、その全長と、それに近接す
る可喫煙ロッド15の端部を包被するチッピング材(吸口
取付け用ラップ材)55によって可喫煙ロッド15に取付け
る。チッピング材55の内面は、適当な接着剤を用いてプ
ラグラップ50の外面及び可喫煙ロッド15のラップ材25の
外面に固着する。このシガレット10は、周知のシガレッ
ト製造法及び装置を用いて製造することができる。又、
シガレット10は、所望ならば、チッピング材55、プラグ
ラップ50及びラップ材37を貫通して穿設した、例えば一
連のパーフォレーション(小孔)65から成る空気稀釈手
段(空気によってタバコ煙を稀釈するために空気を導入
する手段)を備えた通気性、即ち空気稀釈型シガレット
とすることができる。そのような通気パーフォレーショ
ンは、レーザー穿孔法等の周知の技法を用いて形成する
ことができる。
る可喫煙ロッド15の端部を包被するチッピング材(吸口
取付け用ラップ材)55によって可喫煙ロッド15に取付け
る。チッピング材55の内面は、適当な接着剤を用いてプ
ラグラップ50の外面及び可喫煙ロッド15のラップ材25の
外面に固着する。このシガレット10は、周知のシガレッ
ト製造法及び装置を用いて製造することができる。又、
シガレット10は、所望ならば、チッピング材55、プラグ
ラップ50及びラップ材37を貫通して穿設した、例えば一
連のパーフォレーション(小孔)65から成る空気稀釈手
段(空気によってタバコ煙を稀釈するために空気を導入
する手段)を備えた通気性、即ち空気稀釈型シガレット
とすることができる。そのような通気パーフォレーショ
ンは、レーザー穿孔法等の周知の技法を用いて形成する
ことができる。
第2図は、本発明のシガレット及び可喫煙補充料材の
別の好ましい実施例を示す。この実施例のシガレット10
は、その可喫煙材をセグメントの態様のブレンドの形と
した点を除いては第1図のものと同様である。即ち、こ
の実施例では、可喫煙ロッド15の一端(即ち、シガレッ
トの点火端側)に、可喫煙材の第1セグメント70を配設
し、可喫煙ロッド15の他端(即ち、シガレットのフィル
タ素子側)に、可喫煙材の第2セグメント75を配設す
る。可喫煙材の第1セグメント70と、可喫煙材の第2セ
グメント75とは、その組成が異なる。これら2つのセグ
メントを突合せ当接関係に整列させるが、両セグメント
が接触する領域に両者の可喫煙材の若干量の混交が存在
してもよい。第1セグメントと第2セグメントの長手方
向の長さは異なるものとすることができるが、第1セグ
メント対第2セグメントの長さの比は、通常、約2:1〜
約1:2の範囲とし、約1:1とすることが好ましい。このよ
うな可喫煙ロッドは、米国特許第4,009,722号及び4,51
6,585号に記載された装置を用いて製造することができ
る。
別の好ましい実施例を示す。この実施例のシガレット10
は、その可喫煙材をセグメントの態様のブレンドの形と
した点を除いては第1図のものと同様である。即ち、こ
の実施例では、可喫煙ロッド15の一端(即ち、シガレッ
トの点火端側)に、可喫煙材の第1セグメント70を配設
し、可喫煙ロッド15の他端(即ち、シガレットのフィル
タ素子側)に、可喫煙材の第2セグメント75を配設す
る。可喫煙材の第1セグメント70と、可喫煙材の第2セ
グメント75とは、その組成が異なる。これら2つのセグ
メントを突合せ当接関係に整列させるが、両セグメント
が接触する領域に両者の可喫煙材の若干量の混交が存在
してもよい。第1セグメントと第2セグメントの長手方
向の長さは異なるものとすることができるが、第1セグ
メント対第2セグメントの長さの比は、通常、約2:1〜
約1:2の範囲とし、約1:1とすることが好ましい。このよ
うな可喫煙ロッドは、米国特許第4,009,722号及び4,51
6,585号に記載された装置を用いて製造することができ
る。
第2図の実施例の場合、第1セグメント70は、通常、
可喫煙の形のタバコ材を含むものとする。そのような可
喫煙の形のタバコ材としては、タバコ材刻み補充料(例
えば、タバコ葉片、加工タバコ材、膨嵩処理されたタバ
コ材補充料、再構成タバコ材補充料等、及びそれらのブ
レンド)、又はそのようなタバコ材刻み補充料と他の可
喫煙材とのブレンドを用いることができる。加工タバコ
材の一例として、米国特許第4,887,618号及び4,941,484
号に記載された脱蛋白再構成タバコ材がある。加工タバ
コ材の他の例として、1990年2月23日に出願された米国
特許願第484,587号に記載された方法によって加工され
たタバコ材がある。第2セグメント75は、第1セグメン
ト70の可喫煙材の全体的組成とは異なる全体的組成を有
する可喫煙材又は可喫煙材のブレンドから成る。第1セ
グメント70及び第2セグメント75の両方又はいずれか一
方は、本発明の少なくとも1種類の可喫煙補充料材を含
むものとする。
可喫煙の形のタバコ材を含むものとする。そのような可
喫煙の形のタバコ材としては、タバコ材刻み補充料(例
えば、タバコ葉片、加工タバコ材、膨嵩処理されたタバ
コ材補充料、再構成タバコ材補充料等、及びそれらのブ
レンド)、又はそのようなタバコ材刻み補充料と他の可
喫煙材とのブレンドを用いることができる。加工タバコ
材の一例として、米国特許第4,887,618号及び4,941,484
号に記載された脱蛋白再構成タバコ材がある。加工タバ
コ材の他の例として、1990年2月23日に出願された米国
特許願第484,587号に記載された方法によって加工され
たタバコ材がある。第2セグメント75は、第1セグメン
ト70の可喫煙材の全体的組成とは異なる全体的組成を有
する可喫煙材又は可喫煙材のブレンドから成る。第1セ
グメント70及び第2セグメント75の両方又はいずれか一
方は、本発明の少なくとも1種類の可喫煙補充料材を含
むものとする。
第3図は、本発明のシガレット及び可喫煙補充料材の
更に別の好ましい実施例を示す。この実施例のシガレッ
ト10は、本発明による可喫煙材(セグメント70、75)を
加工タバコ材シート80で包被した点を除いては第1図及
び第2図のものと同様である。加工タバコ材シート80
は、通常、製紙法を用いて製造された再構成タバコ材シ
ートであり、1層のシート80で可喫煙材を包被する。可
喫煙材を包被した加工タバコ材シート80を更に1層の外
側ラップ材25(例えば、シガレット用巻紙)で包被す
る。
更に別の好ましい実施例を示す。この実施例のシガレッ
ト10は、本発明による可喫煙材(セグメント70、75)を
加工タバコ材シート80で包被した点を除いては第1図及
び第2図のものと同様である。加工タバコ材シート80
は、通常、製紙法を用いて製造された再構成タバコ材シ
ートであり、1層のシート80で可喫煙材を包被する。可
喫煙材を包被した加工タバコ材シート80を更に1層の外
側ラップ材25(例えば、シガレット用巻紙)で包被す
る。
第4図は、本発明のシガレット及び可喫煙補充料材の
更に別の好ましい実施例を示す。この実施例のシガレッ
ト10は、そのフィルタ素子30を3つのセグメントで構成
した点を除いては第1、2及び3図のものと同様であ
る。即ち、この実施例では、フィルタ材35から成る第1
フィルタセグメントとフィルタ材40から成る第2フィル
タセグメントの間に第3フィルタセグメントを介設す
る。第3フィルタセグメントは、活性炭粒体、珪酸マグ
ネシウム粒体、シリカゲル粒子等の粒状体より成るフィ
ルタ材85と、それを包被するラップから成る。
更に別の好ましい実施例を示す。この実施例のシガレッ
ト10は、そのフィルタ素子30を3つのセグメントで構成
した点を除いては第1、2及び3図のものと同様であ
る。即ち、この実施例では、フィルタ材35から成る第1
フィルタセグメントとフィルタ材40から成る第2フィル
タセグメントの間に第3フィルタセグメントを介設す
る。第3フィルタセグメントは、活性炭粒体、珪酸マグ
ネシウム粒体、シリカゲル粒子等の粒状体より成るフィ
ルタ材85と、それを包被するラップから成る。
本発明の可喫煙ロッドの製造に使用する可喫煙材は、
いろいろな材料とすることができるが、最も好ましいの
は、刻み補充料の形としたものである。ここで、可喫煙
材に関連して用いられる「刻み補充料」という用語は、
シガレットのための可喫煙ロッドの製造に使用するのに
適した形態を有するいろいろな可喫煙材を意味する。刻
み補充料の例としては、ブレンドされ、シガレットの製
造に適する形態とされたいろいろな可喫煙材がある。そ
のような可喫煙材は、通常、シガレットの製造に慣用さ
れているストランド又は裁刻片の形で使用する。例え
ば、刻み補充料は、シート状又はストリップ状の材料か
ら裁断したストランド又は裁刻片の形で用いることがで
きる。そのようなストリップ材は、約5.08〜約0.423mm
(約1/5〜約1〜60in)、好ましくは約1.016〜約0.726m
m(約1/25〜約1/35in)の幅にカットする。一般に、そ
のようなストランド又は裁刻片は、約6.35〜約76.2mm
(約0.25〜約3in)の長さを有する。刻み補充料は、押
出成形された形態のもの(例えば、押出成形されたスト
ランド)、又はその他の物理的に加工された形態のもの
であってもよい。
いろいろな材料とすることができるが、最も好ましいの
は、刻み補充料の形としたものである。ここで、可喫煙
材に関連して用いられる「刻み補充料」という用語は、
シガレットのための可喫煙ロッドの製造に使用するのに
適した形態を有するいろいろな可喫煙材を意味する。刻
み補充料の例としては、ブレンドされ、シガレットの製
造に適する形態とされたいろいろな可喫煙材がある。そ
のような可喫煙材は、通常、シガレットの製造に慣用さ
れているストランド又は裁刻片の形で使用する。例え
ば、刻み補充料は、シート状又はストリップ状の材料か
ら裁断したストランド又は裁刻片の形で用いることがで
きる。そのようなストリップ材は、約5.08〜約0.423mm
(約1/5〜約1〜60in)、好ましくは約1.016〜約0.726m
m(約1/25〜約1/35in)の幅にカットする。一般に、そ
のようなストランド又は裁刻片は、約6.35〜約76.2mm
(約0.25〜約3in)の長さを有する。刻み補充料は、押
出成形された形態のもの(例えば、押出成形されたスト
ランド)、又はその他の物理的に加工された形態のもの
であってもよい。
本発明のシガレットの可喫煙ロッドは、本発明の可喫
煙補充料材を含む。可喫煙補充料材は、刻み補充料の形
で用いることができる。
煙補充料材を含む。可喫煙補充料材は、刻み補充料の形
で用いることができる。
本発明の可喫煙補充料材の1つの好ましい形態は、少
なくとも約40重量%のエアゾール創生物質を含有するも
のである。エアゾール創生物質の含有量は、一般には、
最高約70重量%までとし、通常は最高約60重量%までと
する。又、この可喫煙補充料材は、約3〜約15重量%の
結合材を含有し、最高57重量%までのタバコ材を含有す
る。タバコ材以外の補充料成分としては、無機補充料材
料(例えば、沈降炭酸カルシウムを用いることができ
る。又、この可喫煙補充料材には、所望の香味特性を付
与するのに十分な量の香味剤を含有させることができ
る。更に、所望ならば、この可喫煙補充料材に、その總
乾量を基準として、多くの場合最高約10重量%の炭素質
材料(例えば、熱分解α−セルロース)を混入してもよ
い。ただし、そのような炭素質材料は、本発明の可喫煙
補充料材の必須成分ではなく、省いてもよい。この可喫
煙補充料材は、可燃性であり、他の可喫煙材とブレンド
することができる。
なくとも約40重量%のエアゾール創生物質を含有するも
のである。エアゾール創生物質の含有量は、一般には、
最高約70重量%までとし、通常は最高約60重量%までと
する。又、この可喫煙補充料材は、約3〜約15重量%の
結合材を含有し、最高57重量%までのタバコ材を含有す
る。タバコ材以外の補充料成分としては、無機補充料材
料(例えば、沈降炭酸カルシウムを用いることができ
る。又、この可喫煙補充料材には、所望の香味特性を付
与するのに十分な量の香味剤を含有させることができ
る。更に、所望ならば、この可喫煙補充料材に、その總
乾量を基準として、多くの場合最高約10重量%の炭素質
材料(例えば、熱分解α−セルロース)を混入してもよ
い。ただし、そのような炭素質材料は、本発明の可喫煙
補充料材の必須成分ではなく、省いてもよい。この可喫
煙補充料材は、可燃性であり、他の可喫煙材とブレンド
することができる。
本発明の可喫煙補充料材の1つの好ましい形態は、何
らかの形のタバコ材と、エアゾール創生物質を含む再構
成タバコである。この可喫煙補充料材は、重量基準でタ
バコ材に対して通常約4:1から約1:2の割合で、好ましく
は約2:1から1:2の割合で、多くの場合約1.5:1から約1:
1.5の割合でエアゾール創生物質を含有するものとす
る。エアゾール創生物質とタバコ材の含有量は、それら
の合計重量が、その可喫煙補充料材の重量の少なくとも
約25%、多くの場合少なくとも約30%、大抵の場合少な
くとも約35%、通常は少なくとも約40%、好ましくは少
なくとも約45%、より好ましくは少なくとも約50%を占
めるように定める。通常、エアゾール創生物質とタバコ
材の合計重量は、その可喫煙補充料材の重量の約95%、
多くの場合約90%、大抵の場合約85%を越えないものと
する。好ましい可喫煙補充料材の一例として、その可喫
煙補充料材の總重量を基準として、約50〜約70%のエア
ゾール創生物質とタバコ材を含有したものを挙げること
ができる。所望ならば、この可喫煙補充料材に香味剤及
び無機補充料等を含有させることができる。
らかの形のタバコ材と、エアゾール創生物質を含む再構
成タバコである。この可喫煙補充料材は、重量基準でタ
バコ材に対して通常約4:1から約1:2の割合で、好ましく
は約2:1から1:2の割合で、多くの場合約1.5:1から約1:
1.5の割合でエアゾール創生物質を含有するものとす
る。エアゾール創生物質とタバコ材の含有量は、それら
の合計重量が、その可喫煙補充料材の重量の少なくとも
約25%、多くの場合少なくとも約30%、大抵の場合少な
くとも約35%、通常は少なくとも約40%、好ましくは少
なくとも約45%、より好ましくは少なくとも約50%を占
めるように定める。通常、エアゾール創生物質とタバコ
材の合計重量は、その可喫煙補充料材の重量の約95%、
多くの場合約90%、大抵の場合約85%を越えないものと
する。好ましい可喫煙補充料材の一例として、その可喫
煙補充料材の總重量を基準として、約50〜約70%のエア
ゾール創生物質とタバコ材を含有したものを挙げること
ができる。所望ならば、この可喫煙補充料材に香味剤及
び無機補充料等を含有させることができる。
本発明の上記タバコ材含有可喫煙補充料材には、その
製造行程中に何らかのタバコ材を含有させる。そのよう
なタバコ材含有可喫煙補充料材を調整するのに使用する
タバコ材は、タバコ材抽出物、タバコ微粉又は粉末、裁
刻又は粉砕されたタバコ葉片、タバコ葉柄、膨嵩処理さ
れたタバコ材補充料、又はその他の加工タバコ等、又は
それらの組合せを含むいろいろな形態のものであってよ
い。タバコ材抽出物は、加工タバコであり、水、二酸化
炭素、炭化水素又はハロカーボンのような溶媒、又はそ
の他のいろいろな有機又は無機溶媒を用いてタバコ材を
抽出することによって得られる。タバコ材抽出物として
は、1990年4月19日付米国特許願第511,158号及び1989
年12月18日付米国特許願第452,175号に記載されている
ような噴霧乾燥抽出物、凍結乾燥抽出物、熱処理抽出
物、及び、ヨーロッパ特許第326,370号に記載されてい
るようなタバコエッセンス、及び、米国特許第4,506,68
2号及び1989年2月13日付米国特許願第310,413号に記載
されているような芳香油及び抽出物などがある。
製造行程中に何らかのタバコ材を含有させる。そのよう
なタバコ材含有可喫煙補充料材を調整するのに使用する
タバコ材は、タバコ材抽出物、タバコ微粉又は粉末、裁
刻又は粉砕されたタバコ葉片、タバコ葉柄、膨嵩処理さ
れたタバコ材補充料、又はその他の加工タバコ等、又は
それらの組合せを含むいろいろな形態のものであってよ
い。タバコ材抽出物は、加工タバコであり、水、二酸化
炭素、炭化水素又はハロカーボンのような溶媒、又はそ
の他のいろいろな有機又は無機溶媒を用いてタバコ材を
抽出することによって得られる。タバコ材抽出物として
は、1990年4月19日付米国特許願第511,158号及び1989
年12月18日付米国特許願第452,175号に記載されている
ような噴霧乾燥抽出物、凍結乾燥抽出物、熱処理抽出
物、及び、ヨーロッパ特許第326,370号に記載されてい
るようなタバコエッセンス、及び、米国特許第4,506,68
2号及び1989年2月13日付米国特許願第310,413号に記載
されているような芳香油及び抽出物などがある。
本発明の可喫煙補充料材は、結合剤を含有する。結合
剤は、アルギン酸アンモニウムを含み、これと併用し得
るものとしては、アルギン酸カリウム、アルギン酸ナト
リウム等の他のアルギン酸塩を例示することができる。
アルギン酸塩、特に高粘度のアルギン酸塩は、制御され
た量の遊離カルシウムイオンと組合せて使用することが
できる。その他の適当な結合剤の例としては、アクアロ
ン・カンパニーから販売されている「クルセルH」(商
品名)のようなヒドロキシプロピルセルロース、ダウ・
ケミカル・カンパニーから販売されている「メトセル
K4MS」(商品名)のようなヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、アクアロン・カンパニーから販売されている
「ナトロセル250MRCSS」(商品名)のようなヒドロキシ
エチルセルロース、FMCから販売されている「アビセ
ル」(商品名)のような微晶質ヒドロキシエチルセルロ
ース、ダウ・ケミカル・カンパニーから販売されている
「メトセル A4M」(商品名)のようなメチルセルロー
ス、ハーキュルズ・インコーポレイテッドから販売され
ている「CMC 7HF」及び「CMC 7H4F」(商品名)のよ
うなカルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げら
れる。その他の結合剤として、スターチ(例えば、コー
ンスターチ)、グアガム、イナゴ豆ガム、ペクチン、キ
サンタンガム等がある。これらの結合剤の組合せ又はブ
レンド(例えば、グアガムとイナゴ豆ガムとの混合物)
を用いることもできる。
剤は、アルギン酸アンモニウムを含み、これと併用し得
るものとしては、アルギン酸カリウム、アルギン酸ナト
リウム等の他のアルギン酸塩を例示することができる。
アルギン酸塩、特に高粘度のアルギン酸塩は、制御され
た量の遊離カルシウムイオンと組合せて使用することが
できる。その他の適当な結合剤の例としては、アクアロ
ン・カンパニーから販売されている「クルセルH」(商
品名)のようなヒドロキシプロピルセルロース、ダウ・
ケミカル・カンパニーから販売されている「メトセル
K4MS」(商品名)のようなヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、アクアロン・カンパニーから販売されている
「ナトロセル250MRCSS」(商品名)のようなヒドロキシ
エチルセルロース、FMCから販売されている「アビセ
ル」(商品名)のような微晶質ヒドロキシエチルセルロ
ース、ダウ・ケミカル・カンパニーから販売されている
「メトセル A4M」(商品名)のようなメチルセルロー
ス、ハーキュルズ・インコーポレイテッドから販売され
ている「CMC 7HF」及び「CMC 7H4F」(商品名)のよ
うなカルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げら
れる。その他の結合剤として、スターチ(例えば、コー
ンスターチ)、グアガム、イナゴ豆ガム、ペクチン、キ
サンタンガム等がある。これらの結合剤の組合せ又はブ
レンド(例えば、グアガムとイナゴ豆ガムとの混合物)
を用いることもできる。
本発明の可喫煙補充料材には、少なくとも1種類のエ
アゾール創生物質を含有させることができる。好ましい
エアゾール創生物質としては、多価アルコール(例え
ば、グリセリン、プロピレングリコール、トリエチレン
グリコール)、及び可視エアゾールを発生するその他の
物質、又はそれらの混合物が挙げられる。エアゾール創
生物質は、例えば、結合剤がアルギン酸プロピレングリ
コールである場合、結合剤の一部として供給してもよ
い。又、これらの結合剤を組合せても用いることもでき
る。
アゾール創生物質を含有させることができる。好ましい
エアゾール創生物質としては、多価アルコール(例え
ば、グリセリン、プロピレングリコール、トリエチレン
グリコール)、及び可視エアゾールを発生するその他の
物質、又はそれらの混合物が挙げられる。エアゾール創
生物質は、例えば、結合剤がアルギン酸プロピレングリ
コールである場合、結合剤の一部として供給してもよ
い。又、これらの結合剤を組合せても用いることもでき
る。
本発明の可喫煙補充料材には、又、少なくとも1種類
の香味剤を含有させることができる。香味剤としては、
メントール、バニリン、くえん酸、りんご酸、ココア、
甘草等、及びそれらの組合せを用いることができる。香
味剤については、レフィンゲル他編「喫煙製品のための
タバコ材香味付け」(1972年)を参照されたい。
の香味剤を含有させることができる。香味剤としては、
メントール、バニリン、くえん酸、りんご酸、ココア、
甘草等、及びそれらの組合せを用いることができる。香
味剤については、レフィンゲル他編「喫煙製品のための
タバコ材香味付け」(1972年)を参照されたい。
所望ならば、本発明の可喫煙補充料材にカラメル化材
を混入することがえきる。カラメル化材は、(i)シガ
レットの灰及び燃焼する円錐状火塊の保全性(崩落せず
一体性を保つ性質)、(ii)可喫煙補充料の外観、及び
(iii)シガレットの主流煙の香味特性を改善する働き
をする。カラメル化材は、可喫煙補充料材の調製中に該
補充料材に組入れてもよく、あるいは、可喫煙補充料材
の製造後にその表面に(例えば、粉末として)被覆して
もよい。通常、特定の可喫煙補充料材を処理するのに使
用するカラメル化材の量は、そのカラメル化材を含めた
最終の可喫煙補充料材中のカラメル化材の含有量が最高
約20重量部となり、処理される可喫煙材の含有量が約80
重量部以上となるように定める。適当なカラメル化材の
例としては、グルコース、フラクトース、サッカロース
等の砂糖、及びM.F.ニール・インコーポレイテッドから
販売されている「キャロブ パウダー コード1739」
(商品名)のような化合物が挙げられる。
を混入することがえきる。カラメル化材は、(i)シガ
レットの灰及び燃焼する円錐状火塊の保全性(崩落せず
一体性を保つ性質)、(ii)可喫煙補充料の外観、及び
(iii)シガレットの主流煙の香味特性を改善する働き
をする。カラメル化材は、可喫煙補充料材の調製中に該
補充料材に組入れてもよく、あるいは、可喫煙補充料材
の製造後にその表面に(例えば、粉末として)被覆して
もよい。通常、特定の可喫煙補充料材を処理するのに使
用するカラメル化材の量は、そのカラメル化材を含めた
最終の可喫煙補充料材中のカラメル化材の含有量が最高
約20重量部となり、処理される可喫煙材の含有量が約80
重量部以上となるように定める。適当なカラメル化材の
例としては、グルコース、フラクトース、サッカロース
等の砂糖、及びM.F.ニール・インコーポレイテッドから
販売されている「キャロブ パウダー コード1739」
(商品名)のような化合物が挙げられる。
本発明の可喫煙補充料材は、ある種の物質で表面処理
することができる。例えば、可喫煙補充料材の表面に粉
末物質を被覆することができる。そのような粉末物質の
例としては、ココア粉末、甘草粉末、粉末無機材(例え
ば、炭酸カリウム又は酸化鉄)、タバコ粉末、微細タバ
コ葉片等、又はそれらのブレンドがある。そのような表
面処理により可喫煙補充料材に改良された色、外観、灰
特性、及び香味特性を付与することができる。
することができる。例えば、可喫煙補充料材の表面に粉
末物質を被覆することができる。そのような粉末物質の
例としては、ココア粉末、甘草粉末、粉末無機材(例え
ば、炭酸カリウム又は酸化鉄)、タバコ粉末、微細タバ
コ葉片等、又はそれらのブレンドがある。そのような表
面処理により可喫煙補充料材に改良された色、外観、灰
特性、及び香味特性を付与することができる。
本発明の可喫煙補充料材に補充料として無機材料を混
入することができる。そのような無機材料は、多くの場
合、繊維、薄片、結晶、非晶質、中空、又は粒子の形と
する。無機補充料材の例としては、炭酸カルシウム、硫
酸カルシウム粒子、酸化マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、パーライト、人工雲母、バーミキュライト、クレ
ー、熱的に安定した炭素繊維、酸化亜鉛、ドーソナイ
ト、炭酸カルシウムの低密度中空球体、ガラス球、ガラ
ス泡、熱的に安定した炭素の微小球、硫酸カルシウムの
繊維、セラミックの中空微小球、アルミナ、炭素質成分
を用いて凝集させた炭酸カルシウム、低密度加工炭酸カ
ルシウム等がある。
入することができる。そのような無機材料は、多くの場
合、繊維、薄片、結晶、非晶質、中空、又は粒子の形と
する。無機補充料材の例としては、炭酸カルシウム、硫
酸カルシウム粒子、酸化マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、パーライト、人工雲母、バーミキュライト、クレ
ー、熱的に安定した炭素繊維、酸化亜鉛、ドーソナイ
ト、炭酸カルシウムの低密度中空球体、ガラス球、ガラ
ス泡、熱的に安定した炭素の微小球、硫酸カルシウムの
繊維、セラミックの中空微小球、アルミナ、炭素質成分
を用いて凝集させた炭酸カルシウム、低密度加工炭酸カ
ルシウム等がある。
本発明の可喫煙補充料材には、無機成分と炭素質成分
の凝集マトリックス補充料を包含させることができる。
無機成分としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、
酸化マグネシウムの粒子等を用いることができる。特に
好ましい凝集マトリックス補充料は、凝集炭酸カルシウ
ムであり、非常に好ましいのは、凝集沈降炭酸カルシウ
ムである。そのような凝集マトリックス補充料は、炭酸
カルシウム粒子と結合剤との水性スラリーを生成し、そ
のスラリーを乾燥させて炭酸カルシウムの凝集マトリッ
クス(即ち、連続した、又は半ば連続した結合剤相中に
分散した多数の炭酸カルシウムから成るマトリックス)
を形成することによって調製することができる。所望な
らば、このスラリーをそれに発泡剤を導入することによ
って膨嵩させることもできる。そのための適当な発泡剤
の例としては、直鎖ナトリウムベンゼンスルホネート、
直鎖アルキルスルホネート、直鎖アルキルエトキシスル
ホネート等がある。凝集マトリックスを調製するのに用
いられる炭酸カルシウム粒子は、「ジャーナル・オブ・
アメリカン・ケミカル・ソサイアティ」第60巻、第309
頁(1938年)に記載されたブルナウア−エメット−テラ
ー(BET)法で測定して、通常、約20m2/g未満、大抵の
場合約10m2/g未満、場合によっては約1m2/g未満の表面
積を有する。代表的な結合剤は、セルロースの誘導体
(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム)等
の有機物質であり、好ましくは糖蜜、フラクトース含量
の高いコーンシロップ、又はM.F.ニール・インコーポレ
イテッドから販売されている「キャロブ パウダー コ
ード1739」等の砂糖含有物質である。ペクチンやアルギ
ン酸塩等の有機物質を用いることもできる。
の凝集マトリックス補充料を包含させることができる。
無機成分としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、
酸化マグネシウムの粒子等を用いることができる。特に
好ましい凝集マトリックス補充料は、凝集炭酸カルシウ
ムであり、非常に好ましいのは、凝集沈降炭酸カルシウ
ムである。そのような凝集マトリックス補充料は、炭酸
カルシウム粒子と結合剤との水性スラリーを生成し、そ
のスラリーを乾燥させて炭酸カルシウムの凝集マトリッ
クス(即ち、連続した、又は半ば連続した結合剤相中に
分散した多数の炭酸カルシウムから成るマトリックス)
を形成することによって調製することができる。所望な
らば、このスラリーをそれに発泡剤を導入することによ
って膨嵩させることもできる。そのための適当な発泡剤
の例としては、直鎖ナトリウムベンゼンスルホネート、
直鎖アルキルスルホネート、直鎖アルキルエトキシスル
ホネート等がある。凝集マトリックスを調製するのに用
いられる炭酸カルシウム粒子は、「ジャーナル・オブ・
アメリカン・ケミカル・ソサイアティ」第60巻、第309
頁(1938年)に記載されたブルナウア−エメット−テラ
ー(BET)法で測定して、通常、約20m2/g未満、大抵の
場合約10m2/g未満、場合によっては約1m2/g未満の表面
積を有する。代表的な結合剤は、セルロースの誘導体
(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム)等
の有機物質であり、好ましくは糖蜜、フラクトース含量
の高いコーンシロップ、又はM.F.ニール・インコーポレ
イテッドから販売されている「キャロブ パウダー コ
ード1739」等の砂糖含有物質である。ペクチンやアルギ
ン酸塩等の有機物質を用いることもできる。
凝集マトリックスは、炭酸カルシウムと結合剤との粒
子分含量の高い水性スラリー(例えば、約40〜約55重量
%の粒子を含有したスラリー)を噴霧乾燥させて炭酸カ
ルシウムと結合剤の凝集粒子(例えば、常態においては
球状の粒子)とすることによって調製するのが好まし
い。あるいは別法として、そのようなスラリーを加熱に
よって乾燥させ、炭酸カルシウムと結合剤の凝集した中
実塊体とし、その中実塊体を粉砕することによって所望
の粒度の粒子とすることもできる。結合剤に対する炭酸
カルシウムの量の比は、乾量を基準として好ましくは約
20:1から約2:1、より好ましくは約15:1から約4:1の範囲
とする。通常、糖類又は多糖類を用いて凝集させた無機
粒子は、周囲条件下で水に接触すると、糖類又は多糖類
が水に溶ける性質があるため凝集性を喪失する傾向があ
る。
子分含量の高い水性スラリー(例えば、約40〜約55重量
%の粒子を含有したスラリー)を噴霧乾燥させて炭酸カ
ルシウムと結合剤の凝集粒子(例えば、常態においては
球状の粒子)とすることによって調製するのが好まし
い。あるいは別法として、そのようなスラリーを加熱に
よって乾燥させ、炭酸カルシウムと結合剤の凝集した中
実塊体とし、その中実塊体を粉砕することによって所望
の粒度の粒子とすることもできる。結合剤に対する炭酸
カルシウムの量の比は、乾量を基準として好ましくは約
20:1から約2:1、より好ましくは約15:1から約4:1の範囲
とする。通常、糖類又は多糖類を用いて凝集させた無機
粒子は、周囲条件下で水に接触すると、糖類又は多糖類
が水に溶ける性質があるため凝集性を喪失する傾向があ
る。
このことを考慮して、無機成分と有機結合剤との凝集
マトリックスを熱処理にかける。それによって、有機結
合剤から揮発成分を放逐させ、有機結合剤を焼成して実
質的に水不溶性の、清浄な可燃炭素質成分を得る。通
常、この凝集マトリックス補充料の熱処理は、結合剤の
酸化を最少限に、又は防止するために制御された雰囲気
中で行う(例えば、1989年9月29日付米国特許願第414,
833号参照)。この熱処理は、炭素質材の形の結合剤を
調製し、その結合剤が無機成分の粒子をマトリックスの
形に凝集させるための手段となるようにすることが好ま
しい。詳述すれば、凝集した炭酸カルシウムと結合剤の
粒子をオーブン、バッチ炉、流動層、回転焼成器、又は
ベルト型焼成器等を用いて、例えば最高約625℃、通常
は最高約600℃の温度にまで加熱処理することができ
る。例えば、糖蜜を用いて凝集させた噴霧乾燥炭酸カル
シウムの粒子の場合は、流動化用ガスとして窒素ガスを
使用する流動層内で該粒子を約300℃〜約625℃にまで加
熱するのに十分な温度で加熱し、収集することができ
る。無機成分と有機結合剤の凝集マトリックスの場合
は、(例えば、無機成分が炭酸カルシウムである場合)
その無機成分の熱分解を回避するのに十分な条件下で凝
集マトリックスを極めて高い温度(例えば、最高約900
℃)に短時間露呈させることによって有機結合剤を焼成
するのに十分な熱処理を施すことができる。ただし、無
機成分が炭酸カルシウムであって、焼成工程中にある程
度の熱分解を起こすような場合、その焼成した凝集マト
リックスを、(i)二酸化炭素雰囲気に露呈することに
よって、あるいは(ii)水中に分散させ、その分散水中
に二酸化炭素をバブルとして吹込むことによって、再炭
酸化することができる。
マトリックスを熱処理にかける。それによって、有機結
合剤から揮発成分を放逐させ、有機結合剤を焼成して実
質的に水不溶性の、清浄な可燃炭素質成分を得る。通
常、この凝集マトリックス補充料の熱処理は、結合剤の
酸化を最少限に、又は防止するために制御された雰囲気
中で行う(例えば、1989年9月29日付米国特許願第414,
833号参照)。この熱処理は、炭素質材の形の結合剤を
調製し、その結合剤が無機成分の粒子をマトリックスの
形に凝集させるための手段となるようにすることが好ま
しい。詳述すれば、凝集した炭酸カルシウムと結合剤の
粒子をオーブン、バッチ炉、流動層、回転焼成器、又は
ベルト型焼成器等を用いて、例えば最高約625℃、通常
は最高約600℃の温度にまで加熱処理することができ
る。例えば、糖蜜を用いて凝集させた噴霧乾燥炭酸カル
シウムの粒子の場合は、流動化用ガスとして窒素ガスを
使用する流動層内で該粒子を約300℃〜約625℃にまで加
熱するのに十分な温度で加熱し、収集することができ
る。無機成分と有機結合剤の凝集マトリックスの場合
は、(例えば、無機成分が炭酸カルシウムである場合)
その無機成分の熱分解を回避するのに十分な条件下で凝
集マトリックスを極めて高い温度(例えば、最高約900
℃)に短時間露呈させることによって有機結合剤を焼成
するのに十分な熱処理を施すことができる。ただし、無
機成分が炭酸カルシウムであって、焼成工程中にある程
度の熱分解を起こすような場合、その焼成した凝集マト
リックスを、(i)二酸化炭素雰囲気に露呈することに
よって、あるいは(ii)水中に分散させ、その分散水中
に二酸化炭素をバブルとして吹込むことによって、再炭
酸化することができる。
この焼成工程を経た後の凝集炭酸カルシウム粒子は、
通常、約80重量%を越える、多くの場合約90重量%を越
える炭酸カルシウム分を有し、約3重量%を越える、炭
素質成分による炭素含量を有する。通常、このようにし
て得られた凝集炭酸カルシウム粒子を篩にかけて、米国
基準メッシュ約−50/+325、多くの場合約−80/+325の
粒度までの粒子を得る。焼成処理された好ましい凝集炭
酸カルシウム粒子は、実質的に水不溶性であり、形状は
球状であり、自由流動性を有する。その嵩密度は、水銀
浸透法で測定して約0.1g/cm3〜約1.1g/cm3、多くの場合
約0.3g/cm3〜約1g/cm3である。かくして、焼成済み凝集
炭酸カルシウム粒子は、約2.5g/cm3を越える嵩密度を有
する無機成分を含む、約2g/cm3未満、好ましくは約1g/c
m3未満の嵩密度を有する無機材料を提供する。通常、こ
のような焼成済み凝集炭酸カルシウム粒子の表面積は、
BET法で測定して約30m2/g未満、多くの場合約10m2/g〜
約25m2/gである。
通常、約80重量%を越える、多くの場合約90重量%を越
える炭酸カルシウム分を有し、約3重量%を越える、炭
素質成分による炭素含量を有する。通常、このようにし
て得られた凝集炭酸カルシウム粒子を篩にかけて、米国
基準メッシュ約−50/+325、多くの場合約−80/+325の
粒度までの粒子を得る。焼成処理された好ましい凝集炭
酸カルシウム粒子は、実質的に水不溶性であり、形状は
球状であり、自由流動性を有する。その嵩密度は、水銀
浸透法で測定して約0.1g/cm3〜約1.1g/cm3、多くの場合
約0.3g/cm3〜約1g/cm3である。かくして、焼成済み凝集
炭酸カルシウム粒子は、約2.5g/cm3を越える嵩密度を有
する無機成分を含む、約2g/cm3未満、好ましくは約1g/c
m3未満の嵩密度を有する無機材料を提供する。通常、こ
のような焼成済み凝集炭酸カルシウム粒子の表面積は、
BET法で測定して約30m2/g未満、多くの場合約10m2/g〜
約25m2/gである。
所望ならば、焼成済み凝集無機補充料の嵩密度は、そ
の無機成分の一部を酸で蒸解させることによって低下さ
せることができる。例えば、焼成済み凝集無機補充料を
水中に分散させ、得られたスラリーに塩酸の水溶液を添
加し攪拌する。酸は、炭酸カルシウムと反応するが、炭
素質成分とはほとんど反応しない。炭酸カルシウムの一
部は反応して二酸化炭素ガスと水溶性の塩化カルシウム
を生成し、炭素質成分は、残った炭酸カルシウムを結合
状態に保持する働きをする。
の無機成分の一部を酸で蒸解させることによって低下さ
せることができる。例えば、焼成済み凝集無機補充料を
水中に分散させ、得られたスラリーに塩酸の水溶液を添
加し攪拌する。酸は、炭酸カルシウムと反応するが、炭
素質成分とはほとんど反応しない。炭酸カルシウムの一
部は反応して二酸化炭素ガスと水溶性の塩化カルシウム
を生成し、炭素質成分は、残った炭酸カルシウムを結合
状態に保持する働きをする。
本発明の可喫煙補充料材に混入することができる別の
種類の補充料として、低密度無機補充料がある。低密度
無機補充料は、カルシウム塩の粒子を準備し、そのアニ
オンを分解し、該粒子を二酸化炭素に接触させることに
よって調製する。そのような適当な塩の例として、プロ
ピオン酸カルシウム、琥珀酸カルシウム、酒石酸カルシ
ウム、ステアリン酸カルシウム、サルチル酸カルシウ
ム、パルミチン酸カルシウム、オレイン酸カルシウム、
乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、くえん酸カル
シウム、アスクルビン酸カルシウム、アセチルサルチル
酸カルシウム、安息香酸カルシウム等がある。その他の
適当な塩としては、糖類及び多糖類のカルシウム塩があ
る。そのような塩をそのアニオンを分解するのに十分な
条件に露呈する。その工程は、通常、塩を二酸化炭素雰
囲気中で熱処理する工程を伴う。
種類の補充料として、低密度無機補充料がある。低密度
無機補充料は、カルシウム塩の粒子を準備し、そのアニ
オンを分解し、該粒子を二酸化炭素に接触させることに
よって調製する。そのような適当な塩の例として、プロ
ピオン酸カルシウム、琥珀酸カルシウム、酒石酸カルシ
ウム、ステアリン酸カルシウム、サルチル酸カルシウ
ム、パルミチン酸カルシウム、オレイン酸カルシウム、
乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、くえん酸カル
シウム、アスクルビン酸カルシウム、アセチルサルチル
酸カルシウム、安息香酸カルシウム等がある。その他の
適当な塩としては、糖類及び多糖類のカルシウム塩があ
る。そのような塩をそのアニオンを分解するのに十分な
条件に露呈する。その工程は、通常、塩を二酸化炭素雰
囲気中で熱処理する工程を伴う。
低密度無機補充料を調製するための1つの方法は、米
国基準メッシュ約−80/+170の粒度にまで篩別された乳
酸カルシウムの粒子を228ml/分の一定流量の二酸化炭素
ガスの流れ雰囲気下で約600℃の温度で約8時間加熱
し、約65%の重量を喪失した材料を調製し、その材料の
約20重量部を約80重量部の水中に装入し、得られたスラ
リーを、そのpHを約6.8に低下させるのに十分な塩酸溶
液に接触させ、次いでその材料を水中から取出して水て
洗滌し、乾燥させた後、篩にかけて−80/+170の粒度ま
での材料を得る方法である。そのようにして得られた材
料の炭酸カルシウムの含量は、95重量%を越え、該材料
の嵩密度は、水銀浸透法で測定して約0.4g/cm3である。
国基準メッシュ約−80/+170の粒度にまで篩別された乳
酸カルシウムの粒子を228ml/分の一定流量の二酸化炭素
ガスの流れ雰囲気下で約600℃の温度で約8時間加熱
し、約65%の重量を喪失した材料を調製し、その材料の
約20重量部を約80重量部の水中に装入し、得られたスラ
リーを、そのpHを約6.8に低下させるのに十分な塩酸溶
液に接触させ、次いでその材料を水中から取出して水て
洗滌し、乾燥させた後、篩にかけて−80/+170の粒度ま
での材料を得る方法である。そのようにして得られた材
料の炭酸カルシウムの含量は、95重量%を越え、該材料
の嵩密度は、水銀浸透法で測定して約0.4g/cm3である。
凝集マトリックス補充料は、無機成分と有機成分を含
む形態のものとすることができる。上述したもの以外の
他の無機成分として、硫酸カルシウム、酸化マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム等があり、アルギン酸アンモニウ
ムを用いて凝集させた炭酸カルシウムは、アルギン酸成
分中に無機成分を有する凝集マトリックス補充料の一例
である。そのような凝集マトリックス補充料は、炭酸カ
ルシウムの粒子と水和アルギン酸塩との水性スラリーを
用意し、そのスラリーを乾燥させて炭酸カルシウムの凝
集マトリックス(即ち、連続した、又は半ば連続したア
ルギン酸塩相中に分散した複数の炭酸カルシウム粒子か
ら成るマトリックス)を形成することによって調製する
ことができる。所望ならば、このスラリーをそれに発泡
剤を導入することによって膨嵩させることもできる。そ
のための適当な発泡剤の例としては、直鎖ナトリウムベ
ンゼンスルホネート、直鎖アルキルスルホネート、直鎖
アルキルエトキシスルホネート等がある。炭酸カルシウ
ムとアルギン酸塩との、粒子分の高い水性スラリーを噴
霧乾燥させて炭酸カルシウムとアルギン酸塩の凝集粒子
(例えば、常態においては球状の粒子)を調製するのが
好ましい。あるいは別法として、そのようなスラリーを
加熱によって乾燥させ、凝集した炭酸カルシウムとアル
ギン酸塩の中実塊体とし、その中実塊体を粉砕すること
によって所望の粒度の粒子とすることもできる。アルギ
ン酸塩に対する炭酸カルシウムの量の比は、乾量を基準
として、約99:1から約2:1、好ましくは約20:1から約5:1
の範囲とする。通常、アルギン酸塩を用いて凝集させた
炭酸カルシウムの粒子は、実質的に水に不溶性である。
この凝集マトリックス補充料中のアルギン酸塩の水不溶
性は、凝集マトリックス補充料が周囲条件下で水に接触
したときその凝集性を喪失する傾向を大いに制限する。
凝集マトリックス補充料は、アルギン酸塩と炭酸カルシ
ウムのカルシウムイオンとの相互作用により水不溶性と
される。所望ならば、凝集マトリックス補充料を酸の稀
釈溶液で処理し、それによって炭酸カルシウムの一部を
分解してカルシウムイオンを放出させ、そのカルシウム
イオンが凝集マトリックス補充料のアルギン酸塩成分を
水不溶性にするようにすることができる。
む形態のものとすることができる。上述したもの以外の
他の無機成分として、硫酸カルシウム、酸化マグネシウ
ム、炭酸マグネシウム等があり、アルギン酸アンモニウ
ムを用いて凝集させた炭酸カルシウムは、アルギン酸成
分中に無機成分を有する凝集マトリックス補充料の一例
である。そのような凝集マトリックス補充料は、炭酸カ
ルシウムの粒子と水和アルギン酸塩との水性スラリーを
用意し、そのスラリーを乾燥させて炭酸カルシウムの凝
集マトリックス(即ち、連続した、又は半ば連続したア
ルギン酸塩相中に分散した複数の炭酸カルシウム粒子か
ら成るマトリックス)を形成することによって調製する
ことができる。所望ならば、このスラリーをそれに発泡
剤を導入することによって膨嵩させることもできる。そ
のための適当な発泡剤の例としては、直鎖ナトリウムベ
ンゼンスルホネート、直鎖アルキルスルホネート、直鎖
アルキルエトキシスルホネート等がある。炭酸カルシウ
ムとアルギン酸塩との、粒子分の高い水性スラリーを噴
霧乾燥させて炭酸カルシウムとアルギン酸塩の凝集粒子
(例えば、常態においては球状の粒子)を調製するのが
好ましい。あるいは別法として、そのようなスラリーを
加熱によって乾燥させ、凝集した炭酸カルシウムとアル
ギン酸塩の中実塊体とし、その中実塊体を粉砕すること
によって所望の粒度の粒子とすることもできる。アルギ
ン酸塩に対する炭酸カルシウムの量の比は、乾量を基準
として、約99:1から約2:1、好ましくは約20:1から約5:1
の範囲とする。通常、アルギン酸塩を用いて凝集させた
炭酸カルシウムの粒子は、実質的に水に不溶性である。
この凝集マトリックス補充料中のアルギン酸塩の水不溶
性は、凝集マトリックス補充料が周囲条件下で水に接触
したときその凝集性を喪失する傾向を大いに制限する。
凝集マトリックス補充料は、アルギン酸塩と炭酸カルシ
ウムのカルシウムイオンとの相互作用により水不溶性と
される。所望ならば、凝集マトリックス補充料を酸の稀
釈溶液で処理し、それによって炭酸カルシウムの一部を
分解してカルシウムイオンを放出させ、そのカルシウム
イオンが凝集マトリックス補充料のアルギン酸塩成分を
水不溶性にするようにすることができる。
無機成分と有機成分を有する上記凝集マトリックス補
充料には、上述したもの以外の他のいろいろな有機成分
を組み入れることができる。例えば、上記有機成分は、
カルシウムイオンと相互反応すると実質的に水に不溶性
になる性質を有するペクチンとすることができる。ある
いは別法として、多糖類有機成分を有する凝集マトリッ
クス補充料を、その多糖類を実質的に水不溶性にするた
めに、二価イオン(例えば、カルシウム、バリウム、コ
バルト、鉄又はマグネシウムイオン)又は三価(例え
ば、鉄又はアルミニウムイオン)で処理することもでき
る。更に別の例として、多糖類(例えば、エチルセルロ
ース)と無機成分粒子とのスラリーを非水性溶媒(例え
ば、アルコール)で調整し、そのスラリーを乾燥させて
実質的に水不溶性の凝集マトリックス補充料を形成する
こともできる。
充料には、上述したもの以外の他のいろいろな有機成分
を組み入れることができる。例えば、上記有機成分は、
カルシウムイオンと相互反応すると実質的に水に不溶性
になる性質を有するペクチンとすることができる。ある
いは別法として、多糖類有機成分を有する凝集マトリッ
クス補充料を、その多糖類を実質的に水不溶性にするた
めに、二価イオン(例えば、カルシウム、バリウム、コ
バルト、鉄又はマグネシウムイオン)又は三価(例え
ば、鉄又はアルミニウムイオン)で処理することもでき
る。更に別の例として、多糖類(例えば、エチルセルロ
ース)と無機成分粒子とのスラリーを非水性溶媒(例え
ば、アルコール)で調整し、そのスラリーを乾燥させて
実質的に水不溶性の凝集マトリックス補充料を形成する
こともできる。
通常は、本発明の可喫煙補充料材は、エアゾール創生
物質と、結合剤と、該可喫煙補充料材のその他の成分と
の水性スラリーを生成し、そのスラリーをシートとして
流延し、その流延した材料を乾燥させて比較的乾燥した
加工可能なシートを形成することによって調製すること
ができる。スラリーをシートとして流延するための技術
及び装置は、当業者には周知である。酢酸カルシウム、
炭酸カリウム、pH制御剤、尿素、アミノ酸、塩化カリウ
ム及び、又は水酸化カルシウム等の他の物質を上記スラ
リーに混入してもよい。又、スラリー内には、スラリー
中のカルシウムイオン濃度を制御するのに十分な量の金
属イオン封鎖剤(例えば、オルト燐酸一水素二アンモニ
ウム、くえん酸ナトリウム、ヘキサメタ燐酸カリウム又
はピロ燐酸四ナトリウム)を混入することもできる。シ
ートとして流延させたスラリーを周囲温度又は高い温度
で乾燥させることができる。更に、この流延させたスラ
リーにカルシウム塩の水性溶液を被覆することができ
る。得られた乾燥シートをストリップの形に切断又は分
断し、後に刻み補充料の形に細断又は裁刻することがで
きる。
物質と、結合剤と、該可喫煙補充料材のその他の成分と
の水性スラリーを生成し、そのスラリーをシートとして
流延し、その流延した材料を乾燥させて比較的乾燥した
加工可能なシートを形成することによって調製すること
ができる。スラリーをシートとして流延するための技術
及び装置は、当業者には周知である。酢酸カルシウム、
炭酸カリウム、pH制御剤、尿素、アミノ酸、塩化カリウ
ム及び、又は水酸化カルシウム等の他の物質を上記スラ
リーに混入してもよい。又、スラリー内には、スラリー
中のカルシウムイオン濃度を制御するのに十分な量の金
属イオン封鎖剤(例えば、オルト燐酸一水素二アンモニ
ウム、くえん酸ナトリウム、ヘキサメタ燐酸カリウム又
はピロ燐酸四ナトリウム)を混入することもできる。シ
ートとして流延させたスラリーを周囲温度又は高い温度
で乾燥させることができる。更に、この流延させたスラ
リーにカルシウム塩の水性溶液を被覆することができ
る。得られた乾燥シートをストリップの形に切断又は分
断し、後に刻み補充料の形に細断又は裁刻することがで
きる。
本発明の可喫煙補充料は、適当な押出成形法を用いて
所望の形に押出成形することもできる。そのような押出
成形法の詳細については米国特許第4,880,018号を参照
されたい。その場合、可喫煙材の構成成分と、結合剤と
してのアルギン酸塩との水性スラリーをカルシウムイオ
ンの水溶液(例えば、塩化カルシウムの水溶液)として
押出し、収集して乾燥させるのが好ましい。所望ならば
押出成形した可喫煙補充料材を物理的に処理し(例え
ば、ローラ等を用いて圧延処理し)所望の形状に形成す
ることができる。
所望の形に押出成形することもできる。そのような押出
成形法の詳細については米国特許第4,880,018号を参照
されたい。その場合、可喫煙材の構成成分と、結合剤と
してのアルギン酸塩との水性スラリーをカルシウムイオ
ンの水溶液(例えば、塩化カルシウムの水溶液)として
押出し、収集して乾燥させるのが好ましい。所望ならば
押出成形した可喫煙補充料材を物理的に処理し(例え
ば、ローラ等を用いて圧延処理し)所望の形状に形成す
ることができる。
本発明のシガレットの可喫煙ロッドは、多くの場合、
複数種の可喫煙材料の物理的混合物又はブレンドを含む
ものとする。このブレンドには、本発明による少なくと
も1種類の可喫煙補充料材と、少なくとも1種類の他の
可喫煙補充料材を含めることができる。このブレンド
は、本発明による少なくとも2種類以上の可喫煙補充料
材を含むものとすることができ、あるいは、本発明によ
る少なくとも1種類の可喫煙補充料材と少なくとも1種
類の他の可喫煙補充料材との物理的混合物を含むものと
することができる。ある種のシガレットにおいては、1
本のシガレット中の可喫煙材に上記ブレンドの総重量を
基準として少なくとも約1%の炭素質材料が含まれるよ
うにするのに十分な量の本発明による少なくとも1種類
の可喫煙補充料材を該ブレンドに含める。通常、そのよ
うな随意選択のブレンドには、焼成済み凝集マトリック
ス補充料の炭素質成分として炭素質材料を含める。詳述
すれば、そのようなタイプの可喫煙補充料材を有し、低
多孔度(例えば、コレスタ単位約5未満)の外側紙ラッ
プで包被されたシガレットは、FTC喫煙条件下で喫煙し
た場合、パフ(吸込み)とパフの間にくすぶりを維持す
る性質を有する(即ち、自然消火しない)。FTC喫煙条
件とは、60秒毎に2秒間の35mlの容積の吸込み動作(パ
フ)を行うことである。
複数種の可喫煙材料の物理的混合物又はブレンドを含む
ものとする。このブレンドには、本発明による少なくと
も1種類の可喫煙補充料材と、少なくとも1種類の他の
可喫煙補充料材を含めることができる。このブレンド
は、本発明による少なくとも2種類以上の可喫煙補充料
材を含むものとすることができ、あるいは、本発明によ
る少なくとも1種類の可喫煙補充料材と少なくとも1種
類の他の可喫煙補充料材との物理的混合物を含むものと
することができる。ある種のシガレットにおいては、1
本のシガレット中の可喫煙材に上記ブレンドの総重量を
基準として少なくとも約1%の炭素質材料が含まれるよ
うにするのに十分な量の本発明による少なくとも1種類
の可喫煙補充料材を該ブレンドに含める。通常、そのよ
うな随意選択のブレンドには、焼成済み凝集マトリック
ス補充料の炭素質成分として炭素質材料を含める。詳述
すれば、そのようなタイプの可喫煙補充料材を有し、低
多孔度(例えば、コレスタ単位約5未満)の外側紙ラッ
プで包被されたシガレットは、FTC喫煙条件下で喫煙し
た場合、パフ(吸込み)とパフの間にくすぶりを維持す
る性質を有する(即ち、自然消火しない)。FTC喫煙条
件とは、60秒毎に2秒間の35mlの容積の吸込み動作(パ
フ)を行うことである。
本発明の可喫煙補充料材は、タバコ材刻み補充料とブ
レンドすることができる。タバコ材刻み補充料としてい
ろいろな種類のタバコ材、例えばバーレー種タバコ、メ
リーランド種タバコ、オリエンタル種タバコ、稀種又は
特殊タバコ、又はそれらのブレンドを用いることができ
る。そのようなタバコ材刻み補充料は、タバコ葉片、膨
嵩させたタバコ葉片、刻み圧延タバコ葉柄又は刻み膨嵩
タバコ葉柄のような加工タバコ葉柄、(i)米国特許第
4,887,618号及び米国特許第4,941,484号に記載された再
構成タバコ材、(ii)米国特許第3,353,541号、3,420,2
41号及び3,386,449号、及び1989年9月13日出願の米国
特許願第406,637号及び1990年1月5日出願の米国特許
願第461,216号に記載された燐酸含有再構成タバコ材、
(iii)1988年11月16日出願の米国特許願第272,156号及
びボーグ編「タバコ百科事典」第389頁(1984年)に記
載された再構成タバコ材、(iv)1989年9月29日出願の
米国特許願第416,332号及び1989年9月29日出願の米国
特許願第414,833号に記載された再構成タバコ材等の再
構成タバコ材、又はそれらのブレンドを含むものとする
ことができる。
レンドすることができる。タバコ材刻み補充料としてい
ろいろな種類のタバコ材、例えばバーレー種タバコ、メ
リーランド種タバコ、オリエンタル種タバコ、稀種又は
特殊タバコ、又はそれらのブレンドを用いることができ
る。そのようなタバコ材刻み補充料は、タバコ葉片、膨
嵩させたタバコ葉片、刻み圧延タバコ葉柄又は刻み膨嵩
タバコ葉柄のような加工タバコ葉柄、(i)米国特許第
4,887,618号及び米国特許第4,941,484号に記載された再
構成タバコ材、(ii)米国特許第3,353,541号、3,420,2
41号及び3,386,449号、及び1989年9月13日出願の米国
特許願第406,637号及び1990年1月5日出願の米国特許
願第461,216号に記載された燐酸含有再構成タバコ材、
(iii)1988年11月16日出願の米国特許願第272,156号及
びボーグ編「タバコ百科事典」第389頁(1984年)に記
載された再構成タバコ材、(iv)1989年9月29日出願の
米国特許願第416,332号及び1989年9月29日出願の米国
特許願第414,833号に記載された再構成タバコ材等の再
構成タバコ材、又はそれらのブレンドを含むものとする
ことができる。
可喫煙材には、シガレット製造のいろいろな段階で慣
用の態様でケーシング処理又はトップドレッシング処理
を施すことができる。例えば、シガレットの刻み補充料
を加工する場合に一般に行われるように、可喫煙材に香
味剤を付与することができる。適当な香味剤としては、
バニリン、ココア、甘草、メントール等がある。又、可
喫煙材に香味改変剤を付与することもできる。例えば、
可喫煙材の乾量を基準として約0.01〜約2%、通常約0.
1〜1%、好ましくは約0.2〜約0.6%の量のレブリン酸
を香味改変剤として可喫煙材に付与することができる。
あるいは、可喫煙材の乾量を基準として約5%未満、通
常約2〜約3%の量の炭酸カルシウムを香味改変剤とし
て可喫煙材に付与することができる。このような香味改
変剤は、ケーシング剤及びトップドレッシング剤として
可喫煙材に付与することができる。
用の態様でケーシング処理又はトップドレッシング処理
を施すことができる。例えば、シガレットの刻み補充料
を加工する場合に一般に行われるように、可喫煙材に香
味剤を付与することができる。適当な香味剤としては、
バニリン、ココア、甘草、メントール等がある。又、可
喫煙材に香味改変剤を付与することもできる。例えば、
可喫煙材の乾量を基準として約0.01〜約2%、通常約0.
1〜1%、好ましくは約0.2〜約0.6%の量のレブリン酸
を香味改変剤として可喫煙材に付与することができる。
あるいは、可喫煙材の乾量を基準として約5%未満、通
常約2〜約3%の量の炭酸カルシウムを香味改変剤とし
て可喫煙材に付与することができる。このような香味改
変剤は、ケーシング剤及びトップドレッシング剤として
可喫煙材に付与することができる。
可喫煙ロッドを形成するためのラップ材として好まし
いのは、空気透過率の低いシガレット用ラップ材(紙巻
タバコ用の巻紙)である。そのようなラップ材は、コレ
スタ単位約5未満、多くの場合コレスタ単位約3未満、
大抵の場合コレスタ単位約1未満の空気透過率有する。
代表的なラップ材は、シガレット用紙ラップである。好
適なラップ材の例としては、キンバリ・クラーク社から
DD−71−1、DD−71−6、MTR−1021、P−2831−60−
2、P−2831−60−1及びDD−100−2という商品名で
販売されているシガレット用紙ラップが挙げられる。
又、何種類かの好適な低多孔率シガレット用紙ラップ
が、市販されており、それらに適当量の燃焼抑制剤、融
剤等を添加することができる。特に好ましいのは、望ま
しい低空気透過率を有する紙とするのに十分な量のフィ
ルム形成ポリマー材を含有したシガレット用紙ラップで
ある。例えば、紙ラップに十分な量のフィルム形成ポリ
マー材(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム又はエチルセルロース)の水溶液を塗布することがで
きる。フィルム形成ポリマー材の種類の選択は、当業者
には明らかであろう。
いのは、空気透過率の低いシガレット用ラップ材(紙巻
タバコ用の巻紙)である。そのようなラップ材は、コレ
スタ単位約5未満、多くの場合コレスタ単位約3未満、
大抵の場合コレスタ単位約1未満の空気透過率有する。
代表的なラップ材は、シガレット用紙ラップである。好
適なラップ材の例としては、キンバリ・クラーク社から
DD−71−1、DD−71−6、MTR−1021、P−2831−60−
2、P−2831−60−1及びDD−100−2という商品名で
販売されているシガレット用紙ラップが挙げられる。
又、何種類かの好適な低多孔率シガレット用紙ラップ
が、市販されており、それらに適当量の燃焼抑制剤、融
剤等を添加することができる。特に好ましいのは、望ま
しい低空気透過率を有する紙とするのに十分な量のフィ
ルム形成ポリマー材を含有したシガレット用紙ラップで
ある。例えば、紙ラップに十分な量のフィルム形成ポリ
マー材(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム又はエチルセルロース)の水溶液を塗布することがで
きる。フィルム形成ポリマー材の種類の選択は、当業者
には明らかであろう。
このような随意選択としてのフィルム形成ポリマー材
は、紙ラップにその製造中に付与してもよく、あるい
は、紙ラップの製造後に印刷又は塗布により付与しても
よい。通常、フィルム形成ポリマー材は、その付与操作
を容易にするために、稀釈溶液(例えば、溶媒に対して
約0.2〜約5重量%の濃度の溶液)として紙ラップに付
与する。紙ラップに付与するフィルム形成ポリマー材の
量は、その紙ラップの空気透過性、そのフィルム形成ポ
リマー材のフィルム形成能力等の要素によって異なる。
通常、使用されるフィルム形成ポリマー材の量は、その
紙ラップの乾量を基準として、約1〜約10%の範囲であ
る。例えば、エタノールを溶媒とする5重量%のエチル
セルロース又は水を溶媒とする約5重量%のカルボキシ
メチルセルロースナトリウムを、サイジングアプリケー
タを用いてシガレット用紙ラップに塗布し、その紙ラッ
プを乾燥させて、コレスタ単位約1未満、好ましくはコ
レスタ単位約0.5未満の多孔率を有する非湿潤性、防湿
性の紙ラップを調製することができる。
は、紙ラップにその製造中に付与してもよく、あるい
は、紙ラップの製造後に印刷又は塗布により付与しても
よい。通常、フィルム形成ポリマー材は、その付与操作
を容易にするために、稀釈溶液(例えば、溶媒に対して
約0.2〜約5重量%の濃度の溶液)として紙ラップに付
与する。紙ラップに付与するフィルム形成ポリマー材の
量は、その紙ラップの空気透過性、そのフィルム形成ポ
リマー材のフィルム形成能力等の要素によって異なる。
通常、使用されるフィルム形成ポリマー材の量は、その
紙ラップの乾量を基準として、約1〜約10%の範囲であ
る。例えば、エタノールを溶媒とする5重量%のエチル
セルロース又は水を溶媒とする約5重量%のカルボキシ
メチルセルロースナトリウムを、サイジングアプリケー
タを用いてシガレット用紙ラップに塗布し、その紙ラッ
プを乾燥させて、コレスタ単位約1未満、好ましくはコ
レスタ単位約0.5未満の多孔率を有する非湿潤性、防湿
性の紙ラップを調製することができる。
本発明の可喫煙ロッド及びそれを用いてのシガレット
は、周知のシガレット製造法及び装置により周知の態様
で製造することができる。可喫煙ロッドは、多くの場
合、可喫煙材を単一層のラップ材で包被することによっ
て形成するが、種類の異なる2層のラップ材で包被する
こともできる(例えば、1990年5月24日出願の米国特許
願第528,302号参照)。
は、周知のシガレット製造法及び装置により周知の態様
で製造することができる。可喫煙ロッドは、多くの場
合、可喫煙材を単一層のラップ材で包被することによっ
て形成するが、種類の異なる2層のラップ材で包被する
こともできる(例えば、1990年5月24日出願の米国特許
願第528,302号参照)。
種類の異なる2層のラップ材で包被した可喫煙ロッド
を有するシガレットの場合、上述した低多孔率紙ラップ
の1つを2層のラップ材のうちの外側ラップとして使用
する。内側ラップは、いろいろな材料のものとすること
ができるが、通常はタバコ含有ラップ材である。そのよ
うな内側ラップの例としては、ジャワタバコ葉柄約3部
と、木材パルプ約1部を含む紙ラップを挙げることがで
きる。そのような紙ラップは、キンバリ・クラーク社か
らP−2249−115及びP−2831−23−3という商品番号
で販売されている。その他の好適な内側ラップ材として
は、やはりキンバリ・クラーク社からP−2540−94−
A、P−2540−94−C、及びP−2540−94−Dという商
品番号で販売されている、タバコ材と炭素質材を含む紙
ラップがある。内側ラップ材には、燃焼抑止剤(例え
ば、くえん酸カリウム、酢酸カリウム又は琥珀酸カリウ
ム)を含有させることができ、あるいは又、内側ラップ
剤は、香味剤(例えば、メントール又はバニリン)又は
香味先駆体(例えば、バニリングルコシド又はエチルバ
ニリングルコシド)を保持するための基材とすることも
できる。
を有するシガレットの場合、上述した低多孔率紙ラップ
の1つを2層のラップ材のうちの外側ラップとして使用
する。内側ラップは、いろいろな材料のものとすること
ができるが、通常はタバコ含有ラップ材である。そのよ
うな内側ラップの例としては、ジャワタバコ葉柄約3部
と、木材パルプ約1部を含む紙ラップを挙げることがで
きる。そのような紙ラップは、キンバリ・クラーク社か
らP−2249−115及びP−2831−23−3という商品番号
で販売されている。その他の好適な内側ラップ材として
は、やはりキンバリ・クラーク社からP−2540−94−
A、P−2540−94−C、及びP−2540−94−Dという商
品番号で販売されている、タバコ材と炭素質材を含む紙
ラップがある。内側ラップ材には、燃焼抑止剤(例え
ば、くえん酸カリウム、酢酸カリウム又は琥珀酸カリウ
ム)を含有させることができ、あるいは又、内側ラップ
剤は、香味剤(例えば、メントール又はバニリン)又は
香味先駆体(例えば、バニリングルコシド又はエチルバ
ニリングルコシド)を保持するための基材とすることも
できる。
通常、可喫煙ロッドは、約30mm〜約70mm、好ましくは
約35mm〜約60mmの長さを有し、約17mm〜約27mm、好まし
くは約22mm〜約25mmの周囲長を有する。特に比較的高い
充填密度を有する可喫煙材を使用した場合は、短い(例
えば、約30mm〜約50mmの長さの)可喫煙ロッドを使用す
ることができる。
約35mm〜約60mmの長さを有し、約17mm〜約27mm、好まし
くは約22mm〜約25mmの周囲長を有する。特に比較的高い
充填密度を有する可喫煙材を使用した場合は、短い(例
えば、約30mm〜約50mmの長さの)可喫煙ロッドを使用す
ることができる。
「充填密度」とは、可喫煙ロッド内の単位体積当たり
の補充料の重量を意味する。外側ラップ材に包被する可
喫煙材の充填密度は、いろいろな値とすることができ
る。本発明のシガレットの可喫煙ロッドの代表的な充填
密度は、約150mg/cm3〜約400mg/cm3の範囲である。通
常、可喫煙ロッドの充填密度は、約200mg/cm3〜約380mg
/cm3、多くの場合、特に比較的短い(例えば、長さ50mm
未満)可喫煙ロッドを用いる場合は約250mg/cm3〜約360
mg/cm3の範囲とする。
の補充料の重量を意味する。外側ラップ材に包被する可
喫煙材の充填密度は、いろいろな値とすることができ
る。本発明のシガレットの可喫煙ロッドの代表的な充填
密度は、約150mg/cm3〜約400mg/cm3の範囲である。通
常、可喫煙ロッドの充填密度は、約200mg/cm3〜約380mg
/cm3、多くの場合、特に比較的短い(例えば、長さ50mm
未満)可喫煙ロッドを用いる場合は約250mg/cm3〜約360
mg/cm3の範囲とする。
本発明のシガレットには、フィルタ素子、特に2つ以
上のフィルタセグメントから成るフィルタ素子を付設す
ることが好ましい。通常、2つ以上のフィルタセグメン
トを有する好ましいフィルタ素子の各セグメントは、約
10mm〜約30mmの長さを有し、約17mm〜約27mm、好ましく
は約22mm〜約25mmの周囲長を有する。各フィルタセグメ
ントを包被するプラグラップ(プラグ即ちフィルタ用ラ
ップ)は、通常、慣用の紙プラグラップであり、空気透
過性であってもよく、実質的に空気不透過性であっても
よい。
上のフィルタセグメントから成るフィルタ素子を付設す
ることが好ましい。通常、2つ以上のフィルタセグメン
トを有する好ましいフィルタ素子の各セグメントは、約
10mm〜約30mmの長さを有し、約17mm〜約27mm、好ましく
は約22mm〜約25mmの周囲長を有する。各フィルタセグメ
ントを包被するプラグラップ(プラグ即ちフィルタ用ラ
ップ)は、通常、慣用の紙プラグラップであり、空気透
過性であってもよく、実質的に空気不透過性であっても
よい。
それらのフィルタセグメントのうちの1つのセグメン
トのフィルタ材は、炭素質材(例えば、活性炭粒子、チ
ャーコール粒子又は炭素紙)を含むものとする。特に好
ましいフィルタ材の一例は、キンバリ・クラーク社から
P−144−BACという商品番号で販売されているタバコ/
炭素紙をひだ寄せすることによって調製されたものであ
る。そのようなフィルタ材は、喫煙者の口中へ吸引され
る主流煙からある種の気相成分を減少させる。このよう
に、このセグメントの好ましいフィルタ材は、主流煙に
悪臭又はその他の望ましくない特性を与える可能性のあ
る煙を減少させる働きをする。
トのフィルタ材は、炭素質材(例えば、活性炭粒子、チ
ャーコール粒子又は炭素紙)を含むものとする。特に好
ましいフィルタ材の一例は、キンバリ・クラーク社から
P−144−BACという商品番号で販売されているタバコ/
炭素紙をひだ寄せすることによって調製されたものであ
る。そのようなフィルタ材は、喫煙者の口中へ吸引され
る主流煙からある種の気相成分を減少させる。このよう
に、このセグメントの好ましいフィルタ材は、主流煙に
悪臭又はその他の望ましくない特性を与える可能性のあ
る煙を減少させる働きをする。
上記フィルタセグメントのうちの他の1つのセグメン
トのフィルタ材は、通常、繊維質材を含むものとするこ
とが好ましい。そのような好適なフィルタ材の一例は、
ひだ寄せしたポリプロピレンの不織ウエブである。特に
好ましいポリプロピレンの不織シート状ウエブは、キン
バリ・クラーク社からPP−100−Fという商品番号で販
売されているものである。もう1つの好適なフィルタ材
の例は、酢酸セルロースのトウである。特に好ましい、
酢酸セルロースのトウは、(i)1フィラメント当り約
8デニール、合計約40,000デニールの酢酸セルロースの
トウ、(ii)1フィラメント当り約8デニール、合計約
15,000デニールの酢酸セルロースのトウ、(iii)1フ
ィラメント当り約8デニール、合計約25,000デニールの
酢酸セルロースのトウ、(iv)1フィラメント当り約8
デニール、合計約30,000デニールの酢酸セルロースのト
ウである。上記のフィルタ材にトリアセチン、プロピレ
ングリコール又はくえん酸トリエチル等の可塑材を組合
せることができる。
トのフィルタ材は、通常、繊維質材を含むものとするこ
とが好ましい。そのような好適なフィルタ材の一例は、
ひだ寄せしたポリプロピレンの不織ウエブである。特に
好ましいポリプロピレンの不織シート状ウエブは、キン
バリ・クラーク社からPP−100−Fという商品番号で販
売されているものである。もう1つの好適なフィルタ材
の例は、酢酸セルロースのトウである。特に好ましい、
酢酸セルロースのトウは、(i)1フィラメント当り約
8デニール、合計約40,000デニールの酢酸セルロースの
トウ、(ii)1フィラメント当り約8デニール、合計約
15,000デニールの酢酸セルロースのトウ、(iii)1フ
ィラメント当り約8デニール、合計約25,000デニールの
酢酸セルロースのトウ、(iv)1フィラメント当り約8
デニール、合計約30,000デニールの酢酸セルロースのト
ウである。上記のフィルタ材にトリアセチン、プロピレ
ングリコール又はくえん酸トリエチル等の可塑材を組合
せることができる。
更に別のフィルタセグメントとして、タバコ材抽出物
含有フィルタ材を構成するように、水溶性タバコ材抽出
物に緊密に接触させた不織熱可塑性(即ち、疎水性)繊
維のひだ寄せウエブから成るフィルタ材を用いることが
できる。特に好ましい不織ウエブは、キンバリ・クラー
ク社からPP 200 SDという商品番号で販売されている
ポリプロピレン繊維の不織ウエブである。このようなフ
ィルタセグメント及びフィルタ素子の例は、1989年9月
29日出願の米国特許願第414,835号及び1990年5月3日
出願の米国特許願第518,597号に記載されている。その
ようなフィルタセグメントは、それを通る主流煙の香味
特性を高めることができる。
含有フィルタ材を構成するように、水溶性タバコ材抽出
物に緊密に接触させた不織熱可塑性(即ち、疎水性)繊
維のひだ寄せウエブから成るフィルタ材を用いることが
できる。特に好ましい不織ウエブは、キンバリ・クラー
ク社からPP 200 SDという商品番号で販売されている
ポリプロピレン繊維の不織ウエブである。このようなフ
ィルタセグメント及びフィルタ素子の例は、1989年9月
29日出願の米国特許願第414,835号及び1990年5月3日
出願の米国特許願第518,597号に記載されている。その
ようなフィルタセグメントは、それを通る主流煙の香味
特性を高めることができる。
更に別のフィルタセグメントとして、タバコ紙(タバ
コ材で作られた紙)から成るフィルタ材を用いることが
できる。例えば、そのようなフィルタ材は、キンバリ・
クラーク社からP−144−Bという商品番号で販売され
ているタバコ紙のひだ寄せウエブから成るものとするこ
とができる。
コ材で作られた紙)から成るフィルタ材を用いることが
できる。例えば、そのようなフィルタ材は、キンバリ・
クラーク社からP−144−Bという商品番号で販売され
ているタバコ紙のひだ寄せウエブから成るものとするこ
とができる。
本発明に使用するのに適するフィルタ素子のフィルタ
セグメントは、周知のシガレットフィルタ製造法及び装
置を用いて製造することができる。例えば、フィルタ素
子は、周知の技法で酢酸セルロースのトウから製造する
ことができる。又、フィルタ素子は、炭素紙、タバコ紙
又はシート状の不織ポリプロピレンのウエブから米国特
許第4,807,809号に記載されたフィルタ製造法を用いて
製造することができる。別法として、適当なフィルタ材
から成る2つのセグメントの間にチャーコール粒子又は
活性炭粒子から成る第3のセグメントを介設することに
よっていわゆる「トリプル」(三重)フィルタ素子の構
成とすることもできる。
セグメントは、周知のシガレットフィルタ製造法及び装
置を用いて製造することができる。例えば、フィルタ素
子は、周知の技法で酢酸セルロースのトウから製造する
ことができる。又、フィルタ素子は、炭素紙、タバコ紙
又はシート状の不織ポリプロピレンのウエブから米国特
許第4,807,809号に記載されたフィルタ製造法を用いて
製造することができる。別法として、適当なフィルタ材
から成る2つのセグメントの間にチャーコール粒子又は
活性炭粒子から成る第3のセグメントを介設することに
よっていわゆる「トリプル」(三重)フィルタ素子の構
成とすることもできる。
フィルタ素子は、所望に応じて低い、中庸の、又は、
高い過効率(主流煙除去効率)を有するものとするこ
とができるが、主流エアゾール(即ち、煙)除去効率が
できるだけ低く、かつ、シガレットの望ましい吸引特性
を有するフィルタ素が好ましい。主流煙除去効率の低い
ものは、いわゆる「低効率」フィルタと称されるもので
ある。低効率フィルタは、主流煙の粒状物を除去する能
力が小さい。フィルタ素子の主流煙除去効率について
は、キース著「タバコの化学とタバコの煙」第157頁(1
972年)を参照されたい。一般に、低効率フィルタ素子
の粒子除去効率は約40重量%未満である。
高い過効率(主流煙除去効率)を有するものとするこ
とができるが、主流エアゾール(即ち、煙)除去効率が
できるだけ低く、かつ、シガレットの望ましい吸引特性
を有するフィルタ素が好ましい。主流煙除去効率の低い
ものは、いわゆる「低効率」フィルタと称されるもので
ある。低効率フィルタは、主流煙の粒状物を除去する能
力が小さい。フィルタ素子の主流煙除去効率について
は、キース著「タバコの化学とタバコの煙」第157頁(1
972年)を参照されたい。一般に、低効率フィルタ素子
の粒子除去効率は約40重量%未満である。
通常、チッピング材は、フィルタ素子とそれに隣接す
る可喫煙ロッドの一部分を囲繞し、可喫煙ロッドの長手
に沿って約3mm〜約6mm延在させる。チッピング材は、通
常、慣用の紙製チッピング材である。チッピング材とし
ては、いろいろな多孔率を有するものを使用することが
できる。例えば、チッピング材は、実質的に空気不透過
性であってもよく、あるいは空気透過性であってもよ
く、あるいは、チッピング材に、空気稀釈手段を構成す
るためにパーフォレーション(多数の小孔)、開口又は
空気孔を形成するように例えば機械的技法又はレーザー
式技法を用いて穿孔処理を施すことができる。本発明の
シガレットの性能特性を制御するために、パーフォレー
ションの総面積及びシガレットの外周面に沿ってのパー
フォレーションの配置をいろいろに変えることができ
る。
る可喫煙ロッドの一部分を囲繞し、可喫煙ロッドの長手
に沿って約3mm〜約6mm延在させる。チッピング材は、通
常、慣用の紙製チッピング材である。チッピング材とし
ては、いろいろな多孔率を有するものを使用することが
できる。例えば、チッピング材は、実質的に空気不透過
性であってもよく、あるいは空気透過性であってもよ
く、あるいは、チッピング材に、空気稀釈手段を構成す
るためにパーフォレーション(多数の小孔)、開口又は
空気孔を形成するように例えば機械的技法又はレーザー
式技法を用いて穿孔処理を施すことができる。本発明の
シガレットの性能特性を制御するために、パーフォレー
ションの総面積及びシガレットの外周面に沿ってのパー
フォレーションの配置をいろいろに変えることができ
る。
本発明の空気稀釈されるシガレットの場合、空気稀釈
の量をいろいろに変えることができる。通常、空気稀釈
されるシガレットの空気稀釈の量は、約25%以上、大抵
の場合約40%以上である。シガレットの空気稀釈の上限
は、通常、約75%未満、多くの場合約65%未満である。
ここでいう「空気稀釈」とは、シガレットを通して吸引
され、シガレットの吸口端から流出する空気とエアゾー
ル(煙)の総量に対して、空気稀釈手段を通して吸引さ
れる空気の量の割合(通常%で表わされる)をいう。空
気稀釈については、セルク他著「Beitr.Zur Tabak.I
n」第4巻、第193頁(1978年)を参照されたい。
の量をいろいろに変えることができる。通常、空気稀釈
されるシガレットの空気稀釈の量は、約25%以上、大抵
の場合約40%以上である。シガレットの空気稀釈の上限
は、通常、約75%未満、多くの場合約65%未満である。
ここでいう「空気稀釈」とは、シガレットを通して吸引
され、シガレットの吸口端から流出する空気とエアゾー
ル(煙)の総量に対して、空気稀釈手段を通して吸引さ
れる空気の量の割合(通常%で表わされる)をいう。空
気稀釈については、セルク他著「Beitr.Zur Tabak.I
n」第4巻、第193頁(1978年)を参照されたい。
本発明のシガレットは、喫煙したとき、香味豊かな主
流エアゾールを送出する。このシガレットが主流エアゾ
ールは、不完全燃焼生成物の量も、気相成分の量も低レ
ベルである。又、このシガレットは、少なくともFTC喫
煙条件下で喫煙したとき、許容範囲の速度で燃焼し、パ
フとパフの間のくすぶりを維持する。燃焼によって生じ
る灰及び円錐状火塊は、過度の凝集性を有さず、従って
長さが長くなり過ぎない。ただし、その灰及び円錐状火
塊は、良好な保存性を有する(崩落しにくい)。
流エアゾールを送出する。このシガレットが主流エアゾ
ールは、不完全燃焼生成物の量も、気相成分の量も低レ
ベルである。又、このシガレットは、少なくともFTC喫
煙条件下で喫煙したとき、許容範囲の速度で燃焼し、パ
フとパフの間のくすぶりを維持する。燃焼によって生じ
る灰及び円錐状火塊は、過度の凝集性を有さず、従って
長さが長くなり過ぎない。ただし、その灰及び円錐状火
塊は、良好な保存性を有する(崩落しにくい)。
本発明のシガレットは、喫煙したとき、プロクタ他著
「アナリスト」第113巻、第1509頁(1988年)に記載さ
れている装置及び技法を用いて測定して、1本当り約20
mg未満、好ましい例では約10mg未満の側流タールを送出
する。このシガレットのFTC喫煙条件下で喫煙したとき
の1本当りの總パフ数は、通常、約5パフより多く、好
ましい例では6パフより多い。又、本発明のシガレット
のFTC喫煙条件下で喫煙したときの1本当りの總パフ数
は、通常、約20パフ未満とし、多くの場合約15パフ未満
とする。
「アナリスト」第113巻、第1509頁(1988年)に記載さ
れている装置及び技法を用いて測定して、1本当り約20
mg未満、好ましい例では約10mg未満の側流タールを送出
する。このシガレットのFTC喫煙条件下で喫煙したとき
の1本当りの總パフ数は、通常、約5パフより多く、好
ましい例では6パフより多い。又、本発明のシガレット
のFTC喫煙条件下で喫煙したときの1本当りの總パフ数
は、通常、約20パフ未満とし、多くの場合約15パフ未満
とする。
以下に本発明を具体化した実際の例を説明するが、こ
れらの例は、本発明の範囲を限定するものではない。特
に断わらない限り、以下の説明において用いられる
「部」及び「%」は、いずれも重量基準である。
れらの例は、本発明の範囲を限定するものではない。特
に断わらない限り、以下の説明において用いられる
「部」及び「%」は、いずれも重量基準である。
例 1 A.タバコ材含有可喫煙補充料材の調製 凝集マトリックス補充料を下記のようにして調製す
る。
る。
周囲温度の水道水約832部と、ファイツア・インコー
ポレイテッドからアルバカー5970という商品名で販売さ
れている粒状の沈降炭酸カルシウム約757部と、糖蜜約2
67部を低剪断ミキサー内へ装入する。この炭酸カルシウ
ムは、ロゼット状構造を有し、約2μmの平均粒度(即
ち、直径)を有する。この糖蜜は、サバンナ・シュガー
・カンパニーから「リファイナーズシロップ」という商
品名で販売されており、約3.7:1の固形分/水含量比を
有するものである。得られた混合物を約5〜約10分間攪
拌して、約52%の固形分含量を有し、円筒形のLVスピン
ドルNo.4を備えたブルックフィールドLVT粘度計で測定
して約1,200CPS(センチポアズ)の粘度を有するスラリ
ーを調製する。
ポレイテッドからアルバカー5970という商品名で販売さ
れている粒状の沈降炭酸カルシウム約757部と、糖蜜約2
67部を低剪断ミキサー内へ装入する。この炭酸カルシウ
ムは、ロゼット状構造を有し、約2μmの平均粒度(即
ち、直径)を有する。この糖蜜は、サバンナ・シュガー
・カンパニーから「リファイナーズシロップ」という商
品名で販売されており、約3.7:1の固形分/水含量比を
有するものである。得られた混合物を約5〜約10分間攪
拌して、約52%の固形分含量を有し、円筒形のLVスピン
ドルNo.4を備えたブルックフィールドLVT粘度計で測定
して約1,200CPS(センチポアズ)の粘度を有するスラリ
ーを調製する。
このスラリーを約33.39〜約35.15kg/cm2(約475〜約5
00psig)の供給圧力で約2.7kg(61b)/分の流量で噴霧
乾燥機へ連続的にポンプ送りすることによって噴霧乾燥
させる。この噴霧乾燥機は、SD−046ノズルを装備した
ボウエン型商業用ユニットであり、商業用モードで作動
させる。入口温度は約243℃(約470゜F)とし、出口温
度は約127℃(約260゜F)とする。得られた噴霧乾燥粒
子は、ほぼ球状であり、約2%以下の湿分含量を有す
る。これらの粒子を篩にかけて米国基準で−70/+200メ
ッシュの粒度までの粒子を得る。
00psig)の供給圧力で約2.7kg(61b)/分の流量で噴霧
乾燥機へ連続的にポンプ送りすることによって噴霧乾燥
させる。この噴霧乾燥機は、SD−046ノズルを装備した
ボウエン型商業用ユニットであり、商業用モードで作動
させる。入口温度は約243℃(約470゜F)とし、出口温
度は約127℃(約260゜F)とする。得られた噴霧乾燥粒
子は、ほぼ球状であり、約2%以下の湿分含量を有す
る。これらの粒子を篩にかけて米国基準で−70/+200メ
ッシュの粒度までの粒子を得る。
そのような粒度の噴霧乾燥粒子を縦横30.48×91.44cm
(12×36in)のスチール製トレー上に約2cmの厚さに積
み上げて載せる。次いで、そのトレーを約20.32〜約30.
48cm(約8〜12in)/分の速度で連続ベルト式炉内へ搬
入し、窒素雰囲気下で約600℃以上の温度で約10分間加
熱し、次いで約400℃以上の温度で約20分間加熱する。
その時間中トレーを最高約670℃の温度の空気に露呈さ
せる。かくして加熱焼成された粒子を炉から取出し、窒
素雰囲気下の冷却帯域へ導入し約1時間かけて周囲温度
にまで冷却する。
(12×36in)のスチール製トレー上に約2cmの厚さに積
み上げて載せる。次いで、そのトレーを約20.32〜約30.
48cm(約8〜12in)/分の速度で連続ベルト式炉内へ搬
入し、窒素雰囲気下で約600℃以上の温度で約10分間加
熱し、次いで約400℃以上の温度で約20分間加熱する。
その時間中トレーを最高約670℃の温度の空気に露呈さ
せる。かくして加熱焼成された粒子を炉から取出し、窒
素雰囲気下の冷却帯域へ導入し約1時間かけて周囲温度
にまで冷却する。
このようにして焼成した粒子は、黒色の球状であり、
自由流動性を有し、防湿性である。又、これらの粒子
は、約93%炭酸カルシウムであり、約0.5g/cm3の嵩密度
を有する。各粒子は、炭素質材料内に分散した複数の沈
降炭酸カルシウム粒子の凝集したマトリックスである。
自由流動性を有し、防湿性である。又、これらの粒子
は、約93%炭酸カルシウムであり、約0.5g/cm3の嵩密度
を有する。各粒子は、炭素質材料内に分散した複数の沈
降炭酸カルシウム粒子の凝集したマトリックスである。
可喫煙補充料は、下記のようにして調製する。
約720部の水道水の中へ、マーク・エンド・カンパニ
ー・インコーポレイテッドのケルコ・ディビジョンから
アモロイドHVという商品名で販売されている高粘度のア
ルギンアンモニウム約12部を装入し、次いでグリセロー
ル約48部を、最後に上述した焼成凝集炭酸カルシウム約
40部を装入する。得られたスラリーを卵掻混ぜ型ミキサ
ーを用いて攪拌して滑らかなスラリーとする。そのスラ
リーを高密度ポリエチレンシートの上に約0.381mmの厚
さのシートとして流延させ、空気乾燥させる。得られた
乾燥シートは、(i)約0.1778mmの厚さを有し、(ii)
約0.503g/cm3の密度を有し、(iii)可撓性の柔軟な性
質を有する。このシートを約5.08×約7.62cmのストリッ
プに裁断する。これらのストリップを1in(2.54cm)当
り32カットに細断し、タバコ材刻み補充料を得る。
ー・インコーポレイテッドのケルコ・ディビジョンから
アモロイドHVという商品名で販売されている高粘度のア
ルギンアンモニウム約12部を装入し、次いでグリセロー
ル約48部を、最後に上述した焼成凝集炭酸カルシウム約
40部を装入する。得られたスラリーを卵掻混ぜ型ミキサ
ーを用いて攪拌して滑らかなスラリーとする。そのスラ
リーを高密度ポリエチレンシートの上に約0.381mmの厚
さのシートとして流延させ、空気乾燥させる。得られた
乾燥シートは、(i)約0.1778mmの厚さを有し、(ii)
約0.503g/cm3の密度を有し、(iii)可撓性の柔軟な性
質を有する。このシートを約5.08×約7.62cmのストリッ
プに裁断する。これらのストリップを1in(2.54cm)当
り32カットに細断し、タバコ材刻み補充料を得る。
B.シガレットの調製 第1図に示されたようなシガレットを下記のようにし
て調製する。
て調製する。
長さ約57mmの可喫煙ロッドと、長さ約15mmの第1フィ
ルタセグメントと、長さ約12mmの第2フィルタセグメン
トを有する、全長約84mm、周囲長約24.8mmのシガレット
を製造する。第1フィルタセグメントと、第2フィルタ
セグメントとでフィルタ素子を構成する。フィルタ素子
は、非孔質のチッピング紙を用いて可喫煙ロッドに結合
する。その場合、フィルタ素子の全長と、フィルタ素子
に隣接する可喫煙ロッドの約4mmの長さ部分を包被する
ことによって両者を結合する。フィルタ素子には、先に
述べたような空気稀釈のための通気孔を穿設しない。
ルタセグメントと、長さ約12mmの第2フィルタセグメン
トを有する、全長約84mm、周囲長約24.8mmのシガレット
を製造する。第1フィルタセグメントと、第2フィルタ
セグメントとでフィルタ素子を構成する。フィルタ素子
は、非孔質のチッピング紙を用いて可喫煙ロッドに結合
する。その場合、フィルタ素子の全長と、フィルタ素子
に隣接する可喫煙ロッドの約4mmの長さ部分を包被する
ことによって両者を結合する。フィルタ素子には、先に
述べたような空気稀釈のための通気孔を穿設しない。
この可喫煙ロッドは、刻み補充料の形の上述した可喫
煙補充料材を2層のラップで包被することによって形成
する。2層のうちの外側ラップの内面を内側ラップの外
面に直接接触させる。内側ラップにより可喫煙補充料材
の外周を包被する。
煙補充料材を2層のラップで包被することによって形成
する。2層のうちの外側ラップの内面を内側ラップの外
面に直接接触させる。内側ラップにより可喫煙補充料材
の外周を包被する。
第1フィルタセグメントは、キンバリ・クラーク社か
らP−144−BACという商品番号で販売されているタバコ
/炭素紙の29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,809号
の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によりひだ
寄せすることによって製造する。この第1フィルタセグ
メントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポレー
シヨン社から基準No.5831として市販されているもので
ある。この第1フィルタセグメントを可喫煙ロッドに隣
接させて配置する。
らP−144−BACという商品番号で販売されているタバコ
/炭素紙の29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,809号
の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によりひだ
寄せすることによって製造する。この第1フィルタセグ
メントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポレー
シヨン社から基準No.5831として市販されているもので
ある。この第1フィルタセグメントを可喫煙ロッドに隣
接させて配置する。
第2フィルタセグメントは、キンバリ・クラーク社か
らPP−100−Fという商品番号で販売されている不織ポ
リプロピレンの29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,80
9号の例1に記載されたフィルタロッド形成装置により
ひだ寄せすることによって製造する。この第2フィルタ
セグメントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポ
レーシヨン社から基準No.5831として市販されているも
のである。第2フィルタセグメントは、シガレットの吸
口端側に第1フィルタセグメントに隣接させて配置す
る。
らPP−100−Fという商品番号で販売されている不織ポ
リプロピレンの29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,80
9号の例1に記載されたフィルタロッド形成装置により
ひだ寄せすることによって製造する。この第2フィルタ
セグメントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポ
レーシヨン社から基準No.5831として市販されているも
のである。第2フィルタセグメントは、シガレットの吸
口端側に第1フィルタセグメントに隣接させて配置す
る。
可喫煙ロッドの外側ラップは、コレスタ単位約0の空
気透過率を有するシガレット用紙ラップ(巻紙)であ
る。そのような紙ラップは、キンバリ・クラーク社から
P−2831−60−1という商品番号で販売されている。
気透過率を有するシガレット用紙ラップ(巻紙)であ
る。そのような紙ラップは、キンバリ・クラーク社から
P−2831−60−1という商品番号で販売されている。
可喫煙ロッドの内側ラップは、ジャワ種タバコの葉柄
と木材パルプを含有した再構成タバコ材紙型ラップであ
る。そのような内側ラップは、キンバリ・クラーク社か
らP−2831−23−3という商品番号で販売されている。
と木材パルプを含有した再構成タバコ材紙型ラップであ
る。そのような内側ラップは、キンバリ・クラーク社か
らP−2831−23−3という商品番号で販売されている。
可喫煙ロッドは、周知の技法を用いて製造する。1つ
の可喫煙ロッドの可喫煙材の重量は、約0.9gである。
の可喫煙ロッドの可喫煙材の重量は、約0.9gである。
このシガレットは、紙ラップに包被された可喫煙材を
燃焼させることによって使用され、可喫煙材が燃焼して
煙を生じる。このシガレットの可視側流煙の発生量は、
非常に少なく、側流煙の臭いはほとんどない。
燃焼させることによって使用され、可喫煙材が燃焼して
煙を生じる。このシガレットの可視側流煙の発生量は、
非常に少なく、側流煙の臭いはほとんどない。
例 2 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
約300mlの周囲温度の水道水の中へ、例1で述べた約5
gのアルギン酸アンモニウムを導入して水和する。これ
に約20gのグリセロールを装入し、次いで約40gの例1で
述べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを装入する。得られ
たスラリーを、卵掻混ぜ型ミキサーを用いて緩やかに攪
拌する。そのスラリーを周囲温度で50mlの容量のシリン
ジを用いて直径約1mmのほぼ円形のオリフィスを有する
ダイを通して抽出す。ダイを通して押出された押出物を
約98部の水道水と約2部の塩化カルシウムとの周囲温度
の水溶液に導入する。30秒以内にその押出物を塩化カル
シウムの水溶液から引出す。この押出物は、直径約1mm
の円筒状である。この押出物を周囲条件下で乾燥させ、
平滑な面を有する2つのローラ間のニップを通して圧延
し、幅約2mm、厚さ約0.4mmのリボンの形とする。このよ
うにして得られた材料は、可喫煙補充料材として使用す
るのに適したものである。
gのアルギン酸アンモニウムを導入して水和する。これ
に約20gのグリセロールを装入し、次いで約40gの例1で
述べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを装入する。得られ
たスラリーを、卵掻混ぜ型ミキサーを用いて緩やかに攪
拌する。そのスラリーを周囲温度で50mlの容量のシリン
ジを用いて直径約1mmのほぼ円形のオリフィスを有する
ダイを通して抽出す。ダイを通して押出された押出物を
約98部の水道水と約2部の塩化カルシウムとの周囲温度
の水溶液に導入する。30秒以内にその押出物を塩化カル
シウムの水溶液から引出す。この押出物は、直径約1mm
の円筒状である。この押出物を周囲条件下で乾燥させ、
平滑な面を有する2つのローラ間のニップを通して圧延
し、幅約2mm、厚さ約0.4mmのリボンの形とする。このよ
うにして得られた材料は、可喫煙補充料材として使用す
るのに適したものである。
例 3 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
約240部の水道水の中へ、例1で述べた約4部のアル
ギン酸アンモニウムを装入し、次いで約17.5部のグリセ
リンを装入し、次いで約17.5部のプロピレングリコール
を装入し、最後に約61部の例1で述べた焼成済み凝集炭
酸カルシウムを装入する。得られたスラリーを、卵掻混
ぜ型ミキサーを用いて攪拌し滑らかなスラリーとする。
そのスラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約0.38
1mmの厚さのシートとして流延させ、空気乾燥させる。
得られた乾燥シートは、約0.294mmの厚さを有し、約0.7
45g/cm3の密度を有する。
ギン酸アンモニウムを装入し、次いで約17.5部のグリセ
リンを装入し、次いで約17.5部のプロピレングリコール
を装入し、最後に約61部の例1で述べた焼成済み凝集炭
酸カルシウムを装入する。得られたスラリーを、卵掻混
ぜ型ミキサーを用いて攪拌し滑らかなスラリーとする。
そのスラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約0.38
1mmの厚さのシートとして流延させ、空気乾燥させる。
得られた乾燥シートは、約0.294mmの厚さを有し、約0.7
45g/cm3の密度を有する。
例 4 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
約720部の水道水の中へ、例1で述べた約12部のアル
ギン酸アンモニウムを装入し、次いで約24部のグリセリ
ンを装入し、次いで約24部のグリコールを装入し、最後
に約40部の例1で述べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを
装入する。得られたスラリーを、卵掻混ぜ型ミキサーを
用いて攪拌し滑らかなスラリーとする。そのスラリーを
高密度ポリエチレンシートの上に約0.381mmの厚さのシ
ートとして流延させ、空気乾燥させる。得られた乾燥シ
ートは、約0.1778mmの厚さを有し、約0.47g/cm3の密度
を有する。
ギン酸アンモニウムを装入し、次いで約24部のグリセリ
ンを装入し、次いで約24部のグリコールを装入し、最後
に約40部の例1で述べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを
装入する。得られたスラリーを、卵掻混ぜ型ミキサーを
用いて攪拌し滑らかなスラリーとする。そのスラリーを
高密度ポリエチレンシートの上に約0.381mmの厚さのシ
ートとして流延させ、空気乾燥させる。得られた乾燥シ
ートは、約0.1778mmの厚さを有し、約0.47g/cm3の密度
を有する。
例 5 タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
約400mlの周囲温度の水道水の中へ、例1で述べた約2
4.2gのグリセリンと約12.1gのプロピレングリコールを
装入し、得られたスラリーをブレンダー(配合機)を用
いて高速度で攪拌する。この混合物に例1で述べた約7.
2gのアルギン酸アンモニウムを添加し、その混合物を高
剪断ブレンダーを用いて攪拌し、アルギン酸アンモニウ
ムを液体中に分散させ、水和させる。一方、ファイツア
・インコーポレイテッドからコードNo.2Aという商品番
号で販売されている約10gの沈降炭酸カルシウムを約100
mlの水道水中に分散し、それをグリセリンと、プロピレ
ングリコールと、アルギン酸塩との上記水性スラリー内
へ装入し、得られた混合物を攪拌して滑らかなスラリー
とする。そのスラリーを卵掻混ぜ型(ビーター型)混合
器へ移送し、緩やかに攪拌しながらスラリーに例1で述
べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを添加する。このスラ
リーに更に、膨嵩させた熱風乾燥タバコ材と、米国基準
で−35/+80メッシュの粒度に粉砕したバーレー種タバ
コ葉片との混合物を約36.4g添加し、得られたスラリー
を緩やかに攪拌する。約3gのオルト燐酸一水素二アンモ
ニウムを約200gの水に溶解させ、それを上記スラリーに
装入し、得られたスラリーを約5分間緩やかに攪拌す
る。
4.2gのグリセリンと約12.1gのプロピレングリコールを
装入し、得られたスラリーをブレンダー(配合機)を用
いて高速度で攪拌する。この混合物に例1で述べた約7.
2gのアルギン酸アンモニウムを添加し、その混合物を高
剪断ブレンダーを用いて攪拌し、アルギン酸アンモニウ
ムを液体中に分散させ、水和させる。一方、ファイツア
・インコーポレイテッドからコードNo.2Aという商品番
号で販売されている約10gの沈降炭酸カルシウムを約100
mlの水道水中に分散し、それをグリセリンと、プロピレ
ングリコールと、アルギン酸塩との上記水性スラリー内
へ装入し、得られた混合物を攪拌して滑らかなスラリー
とする。そのスラリーを卵掻混ぜ型(ビーター型)混合
器へ移送し、緩やかに攪拌しながらスラリーに例1で述
べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを添加する。このスラ
リーに更に、膨嵩させた熱風乾燥タバコ材と、米国基準
で−35/+80メッシュの粒度に粉砕したバーレー種タバ
コ葉片との混合物を約36.4g添加し、得られたスラリー
を緩やかに攪拌する。約3gのオルト燐酸一水素二アンモ
ニウムを約200gの水に溶解させ、それを上記スラリーに
装入し、得られたスラリーを約5分間緩やかに攪拌す
る。
このスラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約0.
381mmの厚さのシートとして流延させ、約30分間空気乾
燥させる。次いで、この流延させたスラリーの上面に1
%の塩化カルシウムの水溶液をスプレーし、乾量基準で
約1%の塩化カルシウムをスラリーに塗布する。次い
で、そのスラリーを放置して空気乾燥させ、比較的剛性
のシートを得る。得られた乾燥シートを2.54cm(1in)
当り約32カットに細断し、可喫煙補充料材を得る。
381mmの厚さのシートとして流延させ、約30分間空気乾
燥させる。次いで、この流延させたスラリーの上面に1
%の塩化カルシウムの水溶液をスプレーし、乾量基準で
約1%の塩化カルシウムをスラリーに塗布する。次い
で、そのスラリーを放置して空気乾燥させ、比較的剛性
のシートを得る。得られた乾燥シートを2.54cm(1in)
当り約32カットに細断し、可喫煙補充料材を得る。
例 6 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
約480mlの周囲温度の水道水の中へ、例1で述べた約8
gのアルギン酸アンモニウムを分散する。これに、約48g
のグリセリンを装入し、次いでファイツア・インコーポ
レイテッドからコードNo.2Aという商品番号で販売され
ている約44gの沈降炭酸カルシウムを装入する。得られ
たスラリーを高剪断ブレンダー内で約15分間混合する。
得られたスラリーのpHは約9.2である。このスラリー
は、そのまま放置すると肝臓様のゲルになるが、更に混
合するとゾルに戻る。そのスラリーを50mlの容量のシリ
ンジ内へ入れ、約0.381mm×1.524mmのオリフィスを有す
るダイを通して押出す。ダイを通して押出された押出物
を約99部の水道水と約1部の噴霧乾燥させた水性バーレ
ー種タバコ抽出物との混合物即ち浴内へ導入する。この
水とタバコ抽出物の混合物は、周囲温度であり、約5.4
のpH値を有するものである。約5分後に該浴から押出物
を引出す。この押出物は、上記ダイオリフィスの寸法と
ほぼ同じ断面寸法を有する連続したリボンであり、内部
に小さな多数の気泡を捕捉しているようにみえる。この
押出物を空気乾燥させる。このようにして得られた材料
は、可喫煙補充料材として使用するのに適したものであ
る。
gのアルギン酸アンモニウムを分散する。これに、約48g
のグリセリンを装入し、次いでファイツア・インコーポ
レイテッドからコードNo.2Aという商品番号で販売され
ている約44gの沈降炭酸カルシウムを装入する。得られ
たスラリーを高剪断ブレンダー内で約15分間混合する。
得られたスラリーのpHは約9.2である。このスラリー
は、そのまま放置すると肝臓様のゲルになるが、更に混
合するとゾルに戻る。そのスラリーを50mlの容量のシリ
ンジ内へ入れ、約0.381mm×1.524mmのオリフィスを有す
るダイを通して押出す。ダイを通して押出された押出物
を約99部の水道水と約1部の噴霧乾燥させた水性バーレ
ー種タバコ抽出物との混合物即ち浴内へ導入する。この
水とタバコ抽出物の混合物は、周囲温度であり、約5.4
のpH値を有するものである。約5分後に該浴から押出物
を引出す。この押出物は、上記ダイオリフィスの寸法と
ほぼ同じ断面寸法を有する連続したリボンであり、内部
に小さな多数の気泡を捕捉しているようにみえる。この
押出物を空気乾燥させる。このようにして得られた材料
は、可喫煙補充料材として使用するのに適したものであ
る。
例 7 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
約480mlの周囲温度の水道水の中へ、例1で述べた約8
gのアルギン酸アンモニウムを分散する。これに、約48g
のグリセリンを装入し、次いでファイツア・インコーポ
レイテッドからコードNo.2Aという商品番号で販売され
ている約44gの沈降炭酸カルシウムを装入する。得られ
たスラリーを高剪断ブレンダー内で約15分間混合する。
得られたスラリーのpHは約9.2である。このスラリー
は、そのまま放置すると肝臓様のゲルになるが、更に混
合するとゾルに戻る。そのスラリーを50mlの容量のシリ
ンジ内へ入れ、約0.381mm×1.524mmのオリフィスを有す
るダイを通して押出す。ダイを通して押出された押出物
を周囲温度の水道水と塩酸との浴(pH値約5.4)内へ導
入する。約5分後に該浴から押出物を引出す。この押出
物は、上記ダイオリフィスの寸法とほぼ同じ断面寸法を
有する連続したリボンであり、内部に小さな多数の気泡
を捕捉しているようにみえる。この押出物を空気乾燥さ
せる。このようにして得られた材料は、可喫煙補充料材
として使用するのに適したものである。
gのアルギン酸アンモニウムを分散する。これに、約48g
のグリセリンを装入し、次いでファイツア・インコーポ
レイテッドからコードNo.2Aという商品番号で販売され
ている約44gの沈降炭酸カルシウムを装入する。得られ
たスラリーを高剪断ブレンダー内で約15分間混合する。
得られたスラリーのpHは約9.2である。このスラリー
は、そのまま放置すると肝臓様のゲルになるが、更に混
合するとゾルに戻る。そのスラリーを50mlの容量のシリ
ンジ内へ入れ、約0.381mm×1.524mmのオリフィスを有す
るダイを通して押出す。ダイを通して押出された押出物
を周囲温度の水道水と塩酸との浴(pH値約5.4)内へ導
入する。約5分後に該浴から押出物を引出す。この押出
物は、上記ダイオリフィスの寸法とほぼ同じ断面寸法を
有する連続したリボンであり、内部に小さな多数の気泡
を捕捉しているようにみえる。この押出物を空気乾燥さ
せる。このようにして得られた材料は、可喫煙補充料材
として使用するのに適したものである。
例 8 A.タバコ材含有可喫煙補充料材の調製 約547mlの周囲温度の水道水の中へ、約24.4gのグリセ
リンと約12.1gのプロピレングリコールを装入して混合
する。得られたスラリーをウエアリング型ブレンダーを
用いて攪拌する。この混合物に、それを攪拌しながら、
例1で述べた約7.2gのアルギン酸アンモニウムを添加
し、次いで、米国基準で−25/+80メッシュの粒度に粉
砕したターキー種タバコ葉を約36.4g添加する。最後
に、その混合物にファイツア・インコーポレイテッドか
らコードNo.2Aという商品番号で販売されている約20gの
沈降炭酸カルシウムを添加する。得られた混合物を約5
分間攪拌し、そのスラリーを平坦な高密度ポリエチレン
シートの上に約1.016mmの厚さのシートとして流延さ
せ、放置して空気乾燥させる。この乾燥したタバコ材含
有シートは、織り目のような外観を有し、タバコ葉片の
感じを有する。このタバコ材含有シートを2.54cm(1i
n)当り約25カットに細断し、得られた刻み補充料を約7
5℃の温度で約25分間乾燥させ、タバコ材含有可喫煙補
充料材を得る。
リンと約12.1gのプロピレングリコールを装入して混合
する。得られたスラリーをウエアリング型ブレンダーを
用いて攪拌する。この混合物に、それを攪拌しながら、
例1で述べた約7.2gのアルギン酸アンモニウムを添加
し、次いで、米国基準で−25/+80メッシュの粒度に粉
砕したターキー種タバコ葉を約36.4g添加する。最後
に、その混合物にファイツア・インコーポレイテッドか
らコードNo.2Aという商品番号で販売されている約20gの
沈降炭酸カルシウムを添加する。得られた混合物を約5
分間攪拌し、そのスラリーを平坦な高密度ポリエチレン
シートの上に約1.016mmの厚さのシートとして流延さ
せ、放置して空気乾燥させる。この乾燥したタバコ材含
有シートは、織り目のような外観を有し、タバコ葉片の
感じを有する。このタバコ材含有シートを2.54cm(1i
n)当り約25カットに細断し、得られた刻み補充料を約7
5℃の温度で約25分間乾燥させ、タバコ材含有可喫煙補
充料材を得る。
B.シガレットの調製 第1図に示されたようなシガレットを下記のようにし
て調製する、 長さ約57mmの可喫煙ロッドと、長さ約15mmの第1フィ
ルタセグメントと、長さ約12mmの第2フィルタセグメン
トを有する、全長約84mm、周囲長約24.8mmのシガレット
を製造する。第1フィルタセグメントと、第2フィルタ
セグメントとでフィルタ素子を構成する。フィルタ素子
は、非孔質のチッピング紙を用いて可喫煙ロッドに結合
する。その場合、フィルタ素子の全長と、フィルタ素子
に隣接する可喫煙ロッドの約4mmの長さ部分を包被する
ことによって両者を結合する。フィルタ素子には、シガ
レットの吸口端から約12mmのところでチッピング紙とフ
ィルタ素子のプラグラップを貫通する複数のリング状に
配列したパーフォレーションを穿設することによって約
60%の空気稀釈を与えるように通気孔を設ける。
て調製する、 長さ約57mmの可喫煙ロッドと、長さ約15mmの第1フィ
ルタセグメントと、長さ約12mmの第2フィルタセグメン
トを有する、全長約84mm、周囲長約24.8mmのシガレット
を製造する。第1フィルタセグメントと、第2フィルタ
セグメントとでフィルタ素子を構成する。フィルタ素子
は、非孔質のチッピング紙を用いて可喫煙ロッドに結合
する。その場合、フィルタ素子の全長と、フィルタ素子
に隣接する可喫煙ロッドの約4mmの長さ部分を包被する
ことによって両者を結合する。フィルタ素子には、シガ
レットの吸口端から約12mmのところでチッピング紙とフ
ィルタ素子のプラグラップを貫通する複数のリング状に
配列したパーフォレーションを穿設することによって約
60%の空気稀釈を与えるように通気孔を設ける。
この可喫煙ロッドは、刻み補充料の形の上述したタバ
コ材含有可喫煙補充料材を有する。
コ材含有可喫煙補充料材を有する。
第1フィルタセグメントは、キンバリ・クラーク社か
らP−144−BACという商品番号で販売されているタバコ
/炭素紙の29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,809号
の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によりひだ
寄せすることによって製造する。この第1フイルタセグ
メントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポレー
ション社から基準No.5831として市販されているもので
ある。この第1フィルタセグメントを可喫煙ロッドに隣
接させて配置する。
らP−144−BACという商品番号で販売されているタバコ
/炭素紙の29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,809号
の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によりひだ
寄せすることによって製造する。この第1フイルタセグ
メントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポレー
ション社から基準No.5831として市販されているもので
ある。この第1フィルタセグメントを可喫煙ロッドに隣
接させて配置する。
第2フィルタセグメントは、キンバリ・クラーク社か
らPP−100−Fという商品番号で販売されている不織ポ
リプロピレンの29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,80
9号の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によひ
だ寄せすることによって製造する。この第2フィルタセ
グメントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポレ
ーシヨン社から基準No.5831として市販されているもの
である。第2フィルタセグメントは、シガレットの吸口
端側に第1フィルタセグメントに隣接させて配置する。
らPP−100−Fという商品番号で販売されている不織ポ
リプロピレンの29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,80
9号の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によひ
だ寄せすることによって製造する。この第2フィルタセ
グメントのためのプラグラップは、エクスタ・コーポレ
ーシヨン社から基準No.5831として市販されているもの
である。第2フィルタセグメントは、シガレットの吸口
端側に第1フィルタセグメントに隣接させて配置する。
可喫煙ロッドを包被するラップは、コレスタ単位約0
の空気透過率を有するシガレット用紙ラップ(巻紙)で
ある。そのような紙ラップは、約4.2%のくえん酸カリ
ウムと約1.1%のカルボキシメチルセルロースナトリウ
ムを含有しており、キンバリ・クラーク社からP−2831
−60−1という商品番号で販売されている。
の空気透過率を有するシガレット用紙ラップ(巻紙)で
ある。そのような紙ラップは、約4.2%のくえん酸カリ
ウムと約1.1%のカルボキシメチルセルロースナトリウ
ムを含有しており、キンバリ・クラーク社からP−2831
−60−1という商品番号で販売されている。
可喫煙ロッドは、周知の技法を用いて可喫煙材を単一
層の紙ラップで包被することによって製造する。1つの
可喫煙ロッドの可喫煙材の重量は、約0.9gである。
層の紙ラップで包被することによって製造する。1つの
可喫煙ロッドの可喫煙材の重量は、約0.9gである。
このシガレットは、紙ラップに包被された可喫煙材を
燃焼させることによって使用され、可喫煙材が燃焼して
煙を生じる。このシガレットの可視側流煙の発生量は、
非常に少なく、側流煙の臭いはほとんどない。この例8
で製造したシガレットをFTC喫煙条件下で喫煙実験した
ところ、1本のシガレットのパフの総数(パフカウン
ト)は、17パフであり、総湿潤粒状物(WTPM)は19.6m
g、ニコチン排出量は0.165mg、水の排出量は約2.5mg、
グリセリンの排出量は6.7mg、プロピレングリコールの
排出量は2.7mgであった。又、このシガレットは、FTC喫
煙条件下でのパフとパフの間のくすぶり期間中に自然消
火することはない。
燃焼させることによって使用され、可喫煙材が燃焼して
煙を生じる。このシガレットの可視側流煙の発生量は、
非常に少なく、側流煙の臭いはほとんどない。この例8
で製造したシガレットをFTC喫煙条件下で喫煙実験した
ところ、1本のシガレットのパフの総数(パフカウン
ト)は、17パフであり、総湿潤粒状物(WTPM)は19.6m
g、ニコチン排出量は0.165mg、水の排出量は約2.5mg、
グリセリンの排出量は6.7mg、プロピレングリコールの
排出量は2.7mgであった。又、このシガレットは、FTC喫
煙条件下でのパフとパフの間のくすぶり期間中に自然消
火することはない。
例 9 アルギン酸塩と一体に凝集した炭酸カルシウムの粒子
を下記のようにして調製する。
を下記のようにして調製する。
ブレンダー内に約750mlの水道水を装入し、次いで約2
0gのグリセリンを装入する。得られた混合物を緩やかに
攪拌しながら約10gの例1で述べたアルギン酸アンモニ
ウムを添加し、アルギン酸アンモニウを水中に分散させ
る。得られた混合物を容量1のジャーに移して密封
し、一昼夜緩やかに転動させてアルギン酸アンモニウを
水和させる。
0gのグリセリンを装入する。得られた混合物を緩やかに
攪拌しながら約10gの例1で述べたアルギン酸アンモニ
ウムを添加し、アルギン酸アンモニウを水中に分散させ
る。得られた混合物を容量1のジャーに移して密封
し、一昼夜緩やかに転動させてアルギン酸アンモニウを
水和させる。
ファイツア・インコーポレイテッドからコードNo.2A
という商品番号で販売されている約250gの沈降炭酸カル
シウムと、約250mlの水道水とのスラリーを生成し、そ
のスラリーを約200gの水/グリセリン/アルギン酸塩混
合物に添加する。得られたスラリーを緩やかに攪拌して
滑らかなスラリーとする。
という商品番号で販売されている約250gの沈降炭酸カル
シウムと、約250mlの水道水とのスラリーを生成し、そ
のスラリーを約200gの水/グリセリン/アルギン酸塩混
合物に添加する。得られたスラリーを緩やかに攪拌して
滑らかなスラリーとする。
このスラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約1.
016mmの厚さのシートとして流延させて空気乾燥させ、
約15.24×約15.24cmの乾燥したシートとする。この乾燥
シートを手で粉砕して微細粒子とし、それらの粒子を篩
にかけて米国基準で−50メッシュの粒度までの粒子を得
る。
016mmの厚さのシートとして流延させて空気乾燥させ、
約15.24×約15.24cmの乾燥したシートとする。この乾燥
シートを手で粉砕して微細粒子とし、それらの粒子を篩
にかけて米国基準で−50メッシュの粒度までの粒子を得
る。
タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
高剪断ブレンダー内へ約225mlの水道水を装入し、そ
の水中に例1で述べた約5gのアルギン酸アンモニウムを
分散させる。得られた混合物を周囲温度で約15分間緩や
かに攪拌しアルギン酸塩を水和させる。この混合物に約
20gのグリセリンを、次いで、約25mlの水道水を加え
る。更にこの混合物に、粉末に粉砕したタバコ材刻み補
充料の「アメリカンブレンド」約16.7gを添加する。次
いで、この混合物に約25mlの水道水を加え、得られた混
合物を滑らかなスラリーとなるまで攪拌する。このスラ
リーに、例1で述べた約13.8g焼成済み凝集炭酸カルシ
ウムと、アルギン酸アンモニウと一体に凝集させた約1
3.8gの炭酸カルシウムとの混合物を添加する。得られた
混合物を滑らかなスラリーとなるまで攪拌する。このス
ラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約0.635mmの
厚さのシートとして流延させる。
の水中に例1で述べた約5gのアルギン酸アンモニウムを
分散させる。得られた混合物を周囲温度で約15分間緩や
かに攪拌しアルギン酸塩を水和させる。この混合物に約
20gのグリセリンを、次いで、約25mlの水道水を加え
る。更にこの混合物に、粉末に粉砕したタバコ材刻み補
充料の「アメリカンブレンド」約16.7gを添加する。次
いで、この混合物に約25mlの水道水を加え、得られた混
合物を滑らかなスラリーとなるまで攪拌する。このスラ
リーに、例1で述べた約13.8g焼成済み凝集炭酸カルシ
ウムと、アルギン酸アンモニウと一体に凝集させた約1
3.8gの炭酸カルシウムとの混合物を添加する。得られた
混合物を滑らかなスラリーとなるまで攪拌する。このス
ラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約0.635mmの
厚さのシートとして流延させる。
例 10 タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
ミキサー内へ約225部の水道水を装入し、その水中に
例1で述べた約5部のアルギン酸アンモニウムを添加す
る。このアルギン酸塩/水混合物に約20部のグリセリン
を加える。
例1で述べた約5部のアルギン酸アンモニウムを添加す
る。このアルギン酸塩/水混合物に約20部のグリセリン
を加える。
このスラリーをシートとして流延させ、空気乾燥させ
る。得られたシートは、弾性を有し、多少粘着性の感触
がある。このシートをタバコ材刻み補充料の「アメリカ
ンブレンド」から成る約5部のタバコ粉末で表面処理す
る。
る。得られたシートは、弾性を有し、多少粘着性の感触
がある。このシートをタバコ材刻み補充料の「アメリカ
ンブレンド」から成る約5部のタバコ粉末で表面処理す
る。
例 11 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
例10で述べたのとほぼ同様の態様でミキサー内へ水道
水を装入し、その水中に例1で述べた約13部のアルギン
酸アンモニウムを添加する。このアルギン酸塩/水混合
物に約51部のグリセリンと、約16部の沈降炭酸カルシウ
ムの粒子を加える。
水を装入し、その水中に例1で述べた約13部のアルギン
酸アンモニウムを添加する。このアルギン酸塩/水混合
物に約51部のグリセリンと、約16部の沈降炭酸カルシウ
ムの粒子を加える。
このスラリーをシートとして流延させ、空気乾燥させ
る。得られたシートを、例10で述べたのとほぼ同様の態
様で、約20部のタバコ粉末で表面処理する。
る。得られたシートを、例10で述べたのとほぼ同様の態
様で、約20部のタバコ粉末で表面処理する。
例 12 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
例10で述べたのとほぼ同様の態様でミキサー内へ水道
水を装入し、その水中に例1で述べた約9部のアルギン
酸アンモニウムを添加する。このアルギン酸塩/水混合
物に約37部のグリセリンと、約34部の沈降炭酸カルシウ
ムの粒子を加える。
水を装入し、その水中に例1で述べた約9部のアルギン
酸アンモニウムを添加する。このアルギン酸塩/水混合
物に約37部のグリセリンと、約34部の沈降炭酸カルシウ
ムの粒子を加える。
このスラリーをシートとして流延させ、空気乾燥させ
る。得られたシートを、例10で述べたのとほぼ同様の態
様で、約20部のタバコ粉末で表面処理する。
る。得られたシートを、例10で述べたのとほぼ同様の態
様で、約20部のタバコ粉末で表面処理する。
例 13 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
例10で述べたのとほぼ同様の態様でミキサー内へ水道
水を装入し、その水中に例1で述べた約6部のアルギン
酸アンモニウムを添加する。このアルギン酸塩/水混合
物に約26部のグリセリンと、約48部の沈降炭酸カルシウ
ムの粒子を加える。
水を装入し、その水中に例1で述べた約6部のアルギン
酸アンモニウムを添加する。このアルギン酸塩/水混合
物に約26部のグリセリンと、約48部の沈降炭酸カルシウ
ムの粒子を加える。
このスラリーをシートとして流延させ、空気乾燥させ
る。得られたシートを、例10で述べたのとほぼ同様の態
様で、約20部のタバコ粉末で表面処理する。
る。得られたシートを、例10で述べたのとほぼ同様の態
様で、約20部のタバコ粉末で表面処理する。
例 14 タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
ミキサー内へ水道水を装入し、その水中に例1で述べ
た約12部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約48部のグリセリンと、約40部
のタバコ葉片の粉末を加える。
た約12部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約48部のグリセリンと、約40部
のタバコ葉片の粉末を加える。
このスラリーを厚さ約0.762mmのシートとして流延さ
せ、空気乾燥させる。
せ、空気乾燥させる。
例 15 タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
ミキサー内へ水道水を装入し、その水中に例1で述べ
た約12部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約24部のグリセリンと、約24部
のプロピレングリコールと、約40部のタバコ葉片の粉末
を加える。
た約12部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約24部のグリセリンと、約24部
のプロピレングリコールと、約40部のタバコ葉片の粉末
を加える。
このスラリーを厚さ約0.762mmのシートとして流延さ
せ、空気乾燥させる。
せ、空気乾燥させる。
例 16 タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
ミキサー内へ水道水を装入し、その水中に例1で述べ
た約10部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約38部のグリセリンと、約32部
のタバコ葉片の粉末と、約20部の沈降炭酸カルシウムの
粒子を加える。
た約10部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約38部のグリセリンと、約32部
のタバコ葉片の粉末と、約20部の沈降炭酸カルシウムの
粒子を加える。
このスラリーを厚さ約0.762mmのシートとして流延さ
せ、空気乾燥させる。
せ、空気乾燥させる。
例 17 タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
ミキサー内へ水道水を装入し、その水中に例1で述べ
た約7部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約29部のグリセリンと、約24部
のタバコ葉片の粉末と、約40部の沈降炭酸カルシウムの
粒子を加える。
た約7部のアルギン酸アンモニウムを添加する。このア
ルギン酸塩/水混合物に約29部のグリセリンと、約24部
のタバコ葉片の粉末と、約40部の沈降炭酸カルシウムの
粒子を加える。
このスラリーを厚さ約0.508mmのシートとして流延さ
せ、空気乾燥させる。
せ、空気乾燥させる。
例 18 A.タバコ材含有可喫煙補充料材の調製 約1000部の水道水と例1で述べた約13部のアルギン酸
アンモニウムを高剪断ブレンダー内に装入し、その混合
物を約15分間攪拌する。この混合物に約5部のオルト燐
酸一水素二アンモニウムを添加する。次いで、約10部の
粉砕アマレリノタバコ葉と、約7部の粉砕熱風乾燥タバ
コ葉と、約15部の噴霧乾燥させたバーレー種タバコ材抽
出物を添加する。次いで、ファイツア・インコーポレイ
テッドからコードNo.2Aという商品番号で販売されてい
る約20部の沈降炭酸カルシウムと、約10部の例1で述べ
た焼成済み沈降炭酸カルシウムを添加する。
アンモニウムを高剪断ブレンダー内に装入し、その混合
物を約15分間攪拌する。この混合物に約5部のオルト燐
酸一水素二アンモニウムを添加する。次いで、約10部の
粉砕アマレリノタバコ葉と、約7部の粉砕熱風乾燥タバ
コ葉と、約15部の噴霧乾燥させたバーレー種タバコ材抽
出物を添加する。次いで、ファイツア・インコーポレイ
テッドからコードNo.2Aという商品番号で販売されてい
る約20部の沈降炭酸カルシウムと、約10部の例1で述べ
た焼成済み沈降炭酸カルシウムを添加する。
得られた混合物を攪拌して滑らかなスラリーとし、そ
のスラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約1.016m
mの厚さのシートとして流延させ、約65.6℃の温度で強
制乾燥させる。得られた再構成タバコ材シートを2.54cm
(1in)当り約25カットにストランドとして細断する。
それらのストランドを温度約24℃、相対湿度約40%の条
件下で一昼夜調整する。
のスラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約1.016m
mの厚さのシートとして流延させ、約65.6℃の温度で強
制乾燥させる。得られた再構成タバコ材シートを2.54cm
(1in)当り約25カットにストランドとして細断する。
それらのストランドを温度約24℃、相対湿度約40%の条
件下で一昼夜調整する。
B.シガレットの調製 第3図に示されたようなシガレットを下記のようにし
て調製する。
て調製する。
長さ約38mmの可喫煙ロッドと、長さ約16mmの第1フィ
ルタセグメントと、長さ約24mmの第2フィルタセグメン
トを有する、全長約78mm、周囲長約24.8mmのシガレット
を製造する。第1フィルタセグメントと、第2フィルタ
セグメントとでフィルタ素子を構成する。フィルタ素子
は、非孔質のチッピング紙を用いて可喫煙ロッドに結合
する。その場合、フィルタ素子の全長と、フィルタ素子
に隣接する可喫煙ロッドの約4mmの長さ部分を包被する
ことによって両者を結合する。フィルタ素子には、シガ
レットの吸口端から約24mmのところでチッピング紙とフ
ィルタ素子のプラグラップを貫通する複数のリング状に
配列したパーフォレーションを穿設することによって約
60%の空気稀釈を与えるように通気孔を設ける。
ルタセグメントと、長さ約24mmの第2フィルタセグメン
トを有する、全長約78mm、周囲長約24.8mmのシガレット
を製造する。第1フィルタセグメントと、第2フィルタ
セグメントとでフィルタ素子を構成する。フィルタ素子
は、非孔質のチッピング紙を用いて可喫煙ロッドに結合
する。その場合、フィルタ素子の全長と、フィルタ素子
に隣接する可喫煙ロッドの約4mmの長さ部分を包被する
ことによって両者を結合する。フィルタ素子には、シガ
レットの吸口端から約24mmのところでチッピング紙とフ
ィルタ素子のプラグラップを貫通する複数のリング状に
配列したパーフォレーションを穿設することによって約
60%の空気稀釈を与えるように通気孔を設ける。
この可喫煙ロッドは、可喫煙補充料材を2層のラップ
で包被することによって形成する。2層のうちの外側ラ
ップの内面を内側ラップの外面に直接接触させる。内側
ラップにより可喫煙補充料材の外周を包被する。
で包被することによって形成する。2層のうちの外側ラ
ップの内面を内側ラップの外面に直接接触させる。内側
ラップにより可喫煙補充料材の外周を包被する。
第1フィルタセグメントは、キンバリ・クラーク社か
らP−144−BACという商品番号で販売されているタバコ
/炭素紙の29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,809号
の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によりひだ
寄せすることによって製造する。この第1フィルタセグ
メントのためのプラグラップは、紙プラグラップであ
る。この第1フィルタセグメントを可喫煙ロッドに隣接
させて配置する。
らP−144−BACという商品番号で販売されているタバコ
/炭素紙の29.8cm幅のウエブを米国特許第4,807,809号
の例1に記載されたフィルタロッド形成装置によりひだ
寄せすることによって製造する。この第1フィルタセグ
メントのためのプラグラップは、紙プラグラップであ
る。この第1フィルタセグメントを可喫煙ロッドに隣接
させて配置する。
第2フィルタセグメントは、トリアセチンで可塑化さ
れた酢酸セルロースのトウ(1フィラメント当り8デニ
ール、合計40,000デニール)を非多孔質の紙プラグラッ
プで包被することによって製造する。第2フィルタセグ
メントは、シガレットの吸口端側に第1フィルタセグメ
ントに隣接させて配置する。
れた酢酸セルロースのトウ(1フィラメント当り8デニ
ール、合計40,000デニール)を非多孔質の紙プラグラッ
プで包被することによって製造する。第2フィルタセグ
メントは、シガレットの吸口端側に第1フィルタセグメ
ントに隣接させて配置する。
可喫煙ロッドの外側ラップは、キンバリ・クラーク社
から基準No.854という商品番号で販売されている炭酸カ
ルシウム/亜麻紙(シガレット用紙ラップ)である。
から基準No.854という商品番号で販売されている炭酸カ
ルシウム/亜麻紙(シガレット用紙ラップ)である。
可喫煙ロッドを包被する内側ラップは、キンバリ・ク
ラーク社からP−2674−157という商品番号で販売され
ているものである。
ラーク社からP−2674−157という商品番号で販売され
ているものである。
このシガレットは、紙ラップに包被された可喫煙材を
燃焼させることによって使用され、可喫煙材が燃焼して
煙を生じる。このシガレットの可視側流煙の発生量は、
非常に少なく、側流煙の臭いはほとんどない。又、この
シガレットは、FTC喫煙条件下でのパフとパフの間のく
すぶり期間中に自然消火することはない。
燃焼させることによって使用され、可喫煙材が燃焼して
煙を生じる。このシガレットの可視側流煙の発生量は、
非常に少なく、側流煙の臭いはほとんどない。又、この
シガレットは、FTC喫煙条件下でのパフとパフの間のく
すぶり期間中に自然消火することはない。
例 19 可喫煙ロッドの外側ラップをキンバリ・クラーク社か
らP−2831−60−1という商品番号で販売されているシ
ガレット用紙ラップで包被した点を除いては、例18で述
べたのと同じ態様でシガレットを調製する。
らP−2831−60−1という商品番号で販売されているシ
ガレット用紙ラップで包被した点を除いては、例18で述
べたのと同じ態様でシガレットを調製する。
例 20 可喫煙補充料材を下記のようにして調製する。
約225部の水道水の中へ、ハーキュルズ・インコーポ
レイテッドからCMC 7HFという商品番号で販売されてい
る約2.8部のカルボキシメチルセルロースナトリウムを
混入する。この混合物に約25部のグリセリンと約25部の
プロピレングリコールを添加する。次いで、約40部の例
1で述べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを添加する。
レイテッドからCMC 7HFという商品番号で販売されてい
る約2.8部のカルボキシメチルセルロースナトリウムを
混入する。この混合物に約25部のグリセリンと約25部の
プロピレングリコールを添加する。次いで、約40部の例
1で述べた焼成済み凝集炭酸カルシウムを添加する。
得られたスラリーを、シートとして流延させ、空気乾
燥させる。
燥させる。
例 21 タバコ材含有可喫煙補充料材を下記のようにして調製
する。
する。
約400mlの周囲温度の水道水の中へ、例1で述べた約
7.2gのアルギン酸アンモニウムを分散させ、その混合物
をブレンダー(配合機)を用いて高速度で攪拌する。得
られた混合物に約24.2gのグリセリンと約12.1gのプロピ
レングリコールを添加し、その混合物を更に高剪断ブレ
ンダーを用いて約5分間攪拌する。この混合物に、約20
gの水に溶解させた約2gのオルト燐酸一水素二アンモニ
ウムを装入する。一方、ファイツア・インコーポレイテ
ッドからコードNo.2Aという商品番号で販売されている
約10gの沈降炭酸カルシウムと、例1で述べた約10gの焼
成済み凝集炭酸カルシウムを約100mlの水道水中に分散
させ、それをグリセリンと、プロピレングリコールと、
アルギン酸塩との上記水性スラリー内へ装入し、得られ
た混合物を攪拌して滑らかなスラリーとする。このスラ
リーに更に、膨嵩させた熱風乾燥タバコ材と、米国基準
で−35/+80メッシュの粒度に粉砕したバーレー種タバ
コ葉片との混合物を約36.4g添加し、得られたスラリー
を緩やかに攪拌する。
7.2gのアルギン酸アンモニウムを分散させ、その混合物
をブレンダー(配合機)を用いて高速度で攪拌する。得
られた混合物に約24.2gのグリセリンと約12.1gのプロピ
レングリコールを添加し、その混合物を更に高剪断ブレ
ンダーを用いて約5分間攪拌する。この混合物に、約20
gの水に溶解させた約2gのオルト燐酸一水素二アンモニ
ウムを装入する。一方、ファイツア・インコーポレイテ
ッドからコードNo.2Aという商品番号で販売されている
約10gの沈降炭酸カルシウムと、例1で述べた約10gの焼
成済み凝集炭酸カルシウムを約100mlの水道水中に分散
させ、それをグリセリンと、プロピレングリコールと、
アルギン酸塩との上記水性スラリー内へ装入し、得られ
た混合物を攪拌して滑らかなスラリーとする。このスラ
リーに更に、膨嵩させた熱風乾燥タバコ材と、米国基準
で−35/+80メッシュの粒度に粉砕したバーレー種タバ
コ葉片との混合物を約36.4g添加し、得られたスラリー
を緩やかに攪拌する。
このスラリーを高密度ポリエチレンシートの上に約1.
016mmの厚さのシートとして流延させ、約30分間空気乾
燥させる。次いで、この流延させたスラリーの上面に1
%の塩化カルシウムの水溶液をスプレーし、乾量基準で
約1%の塩化カルシウムをスラリーに塗布する。次い
で、そのスラリーを放置して空気乾燥させ、比較的剛性
のシートを得る。得られた乾燥シートを2.54cm(1in)
当り約32カットに細断し、可喫煙補充料材を得る。
016mmの厚さのシートとして流延させ、約30分間空気乾
燥させる。次いで、この流延させたスラリーの上面に1
%の塩化カルシウムの水溶液をスプレーし、乾量基準で
約1%の塩化カルシウムをスラリーに塗布する。次い
で、そのスラリーを放置して空気乾燥させ、比較的剛性
のシートを得る。得られた乾燥シートを2.54cm(1in)
当り約32カットに細断し、可喫煙補充料材を得る。
第1図は、本発明の一実施例のシガレットの縦断面図で
ある。 第2図は、本発明の別の実施例のシガレットの縦断面図
である。 第3図は、本発明の更に別の実施例のシガレットの縦断
面図である。 第4図は、本発明の更に別の実施例のシガレットの縦断
面図である。 10:シガレット 15:可喫煙ロッド 20:可喫煙材(可喫煙補充料) 25:可喫煙ロッドのためのラッパー 30:フィルタ素子 35:第13フィルタセグメントの炭素質フィルタ材 37:ラップ材 40:第2フィルタセグメントのフィルタ材 45:ラップ材 50:プラグラップ 55:チッピング材 65:パーフォレーション 70:可喫煙材の第1セグメント 75:可喫煙材の第2セグメント 80:加工タバコ材シート 85:第3フィルタセグメントのフィルタ材
ある。 第2図は、本発明の別の実施例のシガレットの縦断面図
である。 第3図は、本発明の更に別の実施例のシガレットの縦断
面図である。 第4図は、本発明の更に別の実施例のシガレットの縦断
面図である。 10:シガレット 15:可喫煙ロッド 20:可喫煙材(可喫煙補充料) 25:可喫煙ロッドのためのラッパー 30:フィルタ素子 35:第13フィルタセグメントの炭素質フィルタ材 37:ラップ材 40:第2フィルタセグメントのフィルタ材 45:ラップ材 50:プラグラップ 55:チッピング材 65:パーフォレーション 70:可喫煙材の第1セグメント 75:可喫煙材の第2セグメント 80:加工タバコ材シート 85:第3フィルタセグメントのフィルタ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・フィシャー・バーナセク 米国ノースカロライナ州レクシントン、 シメオン・コート105 (72)発明者 リチャード・リー・ブラクリー 米国ノースカロライナ州ウィンストン・ セイレム、タボー・ストリート113 (72)発明者 ジョニー・リー・ブルックス 米国ノースカロライナ州ウィンストン・ セイレム、サウス・ホーソーン・ロード 817 (72)発明者 カレン・マリー・ウォンブル 米国ノースカロライナ州ウィンストン・ セイレム、ヒースコート・ドライブ5374 (72)発明者 ゲアリ・ロジャー・シェラー 米国ノースカロライナ州グリーンズボ ロ、パンドラ・ドライブ5902 (72)発明者 ジェイムズ・リー・レセ 米国ノースカロライナ州ヤドキンビル、 ボックス341、ルート5 (72)発明者 ジェフリ・スコット・ジェントリ 米国ノースカロライナ州プファフタウ ン、リバー・リッジ・ロード4501 (72)発明者 リチャード・ロング・レーマン 米国ニュージャージー州ベル・ミード、 リッジ・ビュー・ドライブ107 (72)発明者 ロンダ・フェイ・ヘイデン 米国ノースカロライナ州ウィンストン・ セイレム、ホリンズウッド・アベニュー 404 (72)発明者 アラン・ベンソン・ノーマン 米国ノースカロライナ州クレモンズ、ス ティープルチェイス・サークル8184 (72)発明者 トマス・アルバート・パーフェッティ 米国ノースカロライナ州ウィンストン・ セイレム、ニューカースル・ドライブ 2116 (56)参考文献 特開 昭63−214173(JP,A) 特開 昭48−48692(JP,A) 特開 昭63−130522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24B 15/32
Claims (13)
- 【請求項1】シガレットに使用するための可喫煙タバコ
含有補充料材であって、 (i)少なくとも40重量%のエアゾール創生物質と、 (ii)3〜15重量%の結合剤と、 (iii)最高57重量%までのタバコ材 を含有し、前記結合剤は、アルギン酸アンモニウムを含
むことを特徴とする可喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項2】前記エアゾール創生物質は、ポリオールを
含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の可
喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項3】前記エアゾール創生物質は、グリセリンを
含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の可
喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項4】前記タバコ材は、タバコ材の粉末であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のい
ずれか1項に記載の可喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項5】前記タバコ材は、タバコ葉柄であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
か1項に記載の可喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項6】前記タバコ材は、流延シート材であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいず
れか1項に記載の可喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項7】前記流延シート材は、刻み補充料の形とさ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載
の可喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項8】前記流延シート材に、タバコ微粉が被覆さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第6項または
第7項に記載のシガレット用タバコ含有補充料材。 - 【請求項9】前記タバコ材に対するエアゾール創生物質
の量の比は、重量基準で約2:1から約1:2の範囲であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第8項のい
ずれか1項に記載の可喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項10】金属イオン封鎖剤を含むことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか1項に
記載の可喫煙タバコ含有補充料材。 - 【請求項11】刻み補充料の形とされた可喫煙タバコ含
有補充料材と該補充料材を包被したラップ材とを有する
シガレットであって、該可喫煙タバコ含有補充料材は、 (i)少なくとも40重量%のエアゾール創生物質と、 (ii)3〜15重量%の結合剤と、 (iii)最高57重量%までのタバコ材 を含有し、前記結合剤は、アルギン酸アンモニウムを含
む ことを特徴とするシガレット。 - 【請求項12】前記ラップ材は、コレスタ単位約5未満
の多孔率を有する紙であることを特徴とする特許請求の
範囲第11項に記載のシガレット。 - 【請求項13】前記補充料材を包被したラップ材は、2
層のラップ材であることを特徴とする特許請求の範囲第
11項に記載のシガレット型喫煙物品。
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