JP3215400U - マスク構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】マスクがマイクロカプセルを融合し、マイクロカプセル内に混合香料を設けることにより、マスクで口・鼻を覆う時に、マイクロカプセルが混合香料の香りを放出し、マスクが爽やかな香りの効能を備えるマスク構造を提供する。【解決手段】綿パッド20が繊維層21を備え、綿パッドの片側に粘着層を設け、綿パッドが粘着層を通じてマスク10の内側側面に粘着し、マイクロカプセル30が綿パッドの繊維層内に設けられ、マイクロカプセル内に混合香料を設ける。【選択図】図5
Description
本考案はある種のマスク構造、とりわけある種のマイクロカプセルの設計により、当該マスクが爽やかな香りの効能を備えるようになり、マスク又は類似の構造に適用するものに関する。
スモッグ現象はここ数年の間に、一定期間をおいて常に発生しており、それは固体粒子により形成される大気汚染でもある。そのうち最もよく見られるのが土又はホコリである。更には、これにより呼吸器疾患、心血管疾患、血液疾患が起こりやすくなる。
ほかにも、空気中には汚染物質も存在している。例えば自動車の排出ガス、工業からの排出物、道路・建設工事で巻き上がるホコリ、工業の粉塵、ゴミ燃焼などであり、これらにより、空気中の粒子状物質が増える一方という現状が伺える。これは人体の気道に極めて大きな影響を及ぼしうる。
そのため、多くの人々は外出時にマスクを着用し、呼吸時に過剰な汚染物質と空気中に放出される臭い−それが悪臭であれ鼻をつく異臭であれ−を吸い込まないようにしている。こうして当該マスクによりこれらを通さないことができる。しかし、マスクは汚染物質が口・鼻に入り込むのを防ぐだけであり、口・鼻により吸い込んでしまう悪臭又は鼻をつく異臭を通さないことはできない。過剰な又は高濃度の悪臭又は鼻をつく異臭を吸い込むことで、体にはやはり不調が起きやすくなる。
そのため、本考案者は上記の不備を考慮に入れ、爽やかな香りの効能を備えるある種のマスク構造を提起することで、使用者が簡単に組立てが行えることを望んでいた。そして一心に思索を重ね、設計・構想・製作を行うことで、使用者に利便性を与え、それが、本考案者が望む研究での創作の動機となっている。
本考案の主な目的は、マスク構造を提供し、当該マスクがマイクロカプセルの設計を融合し、なおかつ当該マイクロカプセル内に混合香料を設けることで、当該マスクを口・鼻を覆うのに使う時に、当該マイクロカプセルが混合香料の香りが放出できることで、当該マスクが爽やかな香りの効能を備え、更には全体的な実用性を高めることにある。
本考案の別の目的は、マスク構造を提供し、当該マイクロカプセルが当該混合香料を包み込み、なおかつ圧力、摩擦、加熱又は自然拡散などの方法でゆっくりと当該混合香料の香りを放出し、当該混合香料の香りが花や草、果物及び他の香りなどさまざまな香りであることにより、当該混合香料が多様な選択を提供する効能を備え、更には全体的な選択性が高められることにある。
上記の目的を達成するために、本考案はマスク構造であり、その第1実施形態は次のものを含む。マスク。それが少なくとも1つの綿パッドであり、当該綿パッドが繊維層を備えるものとし、当該綿パッドの片側に粘着層を設け、なおかつ当該綿パッドが当該粘着層を通じて当該マスクの内側側面に粘着するもの。及び少なくとも1つのマイクロカプセル。当該マイクロカプセルが当該綿パッドの繊維層内に設けられ、そして当該マイクロカプセル内に混合香料を設けるもの。
ほかにも、上記の目的を達成するために、本考案はマスク構造であり、その第2実施形態は次のものを含む。マスク。当該マスクが布層により編んで作られ、なおかつ当該布層が両側に向かって伸び、当該布層の両側にそれぞれ穴を設けることで、当該穴を通して耳に引っ掛けることができるもの。及び少なくとも1つのマイクロカプセル。当該マイクロカプセルは当該マスクの布層内に設けられ、当該マイクロカプセル内に混合香料を設けるもの。
本考案の特徴、特性及び技術内容への理解が深まるように、本考案に関する以下の詳細な説明と付図を参照されたい。ただし、添付した図面は単なる参考と説明用であり、本考案を制限することに使うものではない。
本考案は、綿パッドが繊維層を備え、そして当該綿パッドの片側に粘着層を設け、なおかつ当該綿パッドが当該粘着層を通じて当該マスクの内側側面に粘着する少なくとも1つの綿パッド、及び、当該マイクロカプセルが当該綿パッドの繊維層内に設けられ、そして当該マイクロカプセル内に混合香料を設ける、少なくとも1つのマイクロカプセルを含む、マスクを含む、マスク構造である。
本考案のマスク構造を示す最良の実施形態は、口・鼻を覆うためにマスクに活用することで、当該マスクが使用時に爽やかな香りの効能が備わることである。
第1〜9図を参照されたい。これらは本考案の実施例の表示図であり、本考案のマスク構造を示す最良の実施形態は、口・鼻を覆うためにマスクに活用することで、当該マスクが使用時に爽やかな香りの効能が備わることである。
そして本考案のマスク構造は、その第1実施形態ではマスク10、少なくとも1つの綿パッド20及び少なくとも1つのマイクロカプセル30を設ける。そのうち、当該マスク10は一般的な医療で使うマスク10であるほかにも、布層11により編んで作られ、なおかつ当該布層11が両側に伸び、当該布層11の両側にそれぞれ穴12を設けることで当該穴12を通じて耳に引っ掛けることができるもの(図5に示すとおり)であってもよい。こうして当該マスク10は口・鼻を覆うことができる。それに加えて、当該マスク10の外側側面が印刷の方法により図案12(図1と図5に示すとおり)、文字又は文様(図に記載なし)が印刷され、なおかつ図案13、文字又は文様が多色又は単色であってもよいことで、当該マスク10の独自性と変化性を高めるのに役立ち、こうして当該マスク10に個人の個性が備わることで判別しやすくなる。
更には、当該マスク10の内側側面に少なくとも1つの綿パッド20(図2に示すとおり)を設け、当該綿パッド20が繊維層21を備えるものとし、当該綿パッド20が円形状、四角形状又は他の形状であってもよく、なおかつ当該綿パッド20の繊維層21内にマイクロカプセル30を設けてもよい(図3と図4に示すとおり)。そのうち、当該マイクロカプセル30はエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)又はポリウレタン(PU)などを採用して低温プラスチック・ゴムを備えて製作される。当該マイクロカプセル30は当該混合香料31を包み込み、なおかつ圧力、摩擦、加熱又は自然拡散などの方法でゆっくりと当該混合香料31の香りを放出する。更には、当該混合香料31の香りは、花と草、果物及び他の香りなどさまざまな香りであることで、当該混合香料31が多様な選択を提供する効能を備えるようになる。
それに加えて、当該綿パッド20の片側に粘着層22を設けることで当該粘着層22を通じて当該マスク10の内側側面に粘着する(図4に示すとおり)。そのうち、当該綿パッド20の粘着層22は剥離紙(図に記載なし)を設けることで当該粘着層22の粘着性を保護する。そして使用時には、まず当該綿パッド20の粘着層22上の剥離紙を破いて粘着層22を露出させ、次に当該綿パッド20を当該マスク10の内側側面の任意の箇所に粘着し、自分の好みの位置に基づき選択して粘着することに役立てる。
当該綿パッド20を当該マスク10の内側側面に粘着してから、当該綿パッド20の繊維層21内のマイクロカプセル30が手の指によりねじって力をかけられることで、当該マイクロカプセル30が破裂する。こうして当該マイクロカプセル30内の混合香料31の香りが漂って広がるようにし、これを当該マスク10の内側に充満させることができる。口・鼻を使って呼吸を行うのに合わせて、当該マイクロカプセル30内に漂って広がる混合香料31の香りを嗅ぎ取ることができる。空気中に悪臭のガスがある場合には呼吸での不快感が和らげられる一方で、中和された空気を備えることで、呼吸により口・鼻に入る空気が爽やかな香りの効能を備える。
更には、本考案のマスク構造は、その第2実施形態ではマスク40と少なくとも1つのマイクロカプセル50を設ける。そのうち、当該マスク40は布層41により編んで作られ、なおかつ当該布層41が両側に伸び、当該布層41の両側にそれぞれ穴42(図6に示すとおり)を設けることで当該穴42を通じて耳に引っ掛けることができる。こうして当該マスク40が口と鼻を覆うことができる。それに加えて、当該マスク40の外側側面には印刷の方法で図案43(図6に示すとおり)、文字又は文様(図に記載なし)が印刷される。なおかつ図案43、文字又は文様が多色又は単色であってもよいことで、当該マスク40の独自性と変化性を高めるのに役立ち、こうして当該マスク40に個人の個性が備わることで判別しやすくなる。
そして当該マイクロカプセル50は当該マスク40の布層41内(図7と図8に示すとおり)に設けられる。そのうち、当該マイクロカプセル50はエチレン酢酸ビニル共重合体 (EVA)又はポリウレタン(PU)などを採用し低温プラスチック・ゴムを備えて製作される。そして当該マイクロカプセル50は当該混合香料51を包み込み、なおかつ圧力、摩擦、加熱又は自然拡散などの方法でゆっくりと当該混合香料の香りを放出し、更には当該混合香料51の香りが花や草、果物及び他の香りなどさまざまな香りであることにより、当該混合香料51が多様な選択を提供する効能を備える。
当該マスク40の布層41内のマイクロカプセル50(図9に示すとおり)が手の指によりねじって力をかけられることで、当該マイクロカプセル50が破裂する。こうして当該マイクロカプセル50内の混合香料51の香りが漂って広がり、当該マスク40の布層41間に充満する。そして。口・鼻を使って呼吸を行うのに合わせて、当該マイクロカプセル50内に漂い広がってくる混合香料51の香りを嗅ぎ取ることができる。空気中に悪臭のガスがある場合には呼吸での不快感が和らげられる一方で、中和された空気を備え、呼吸により口・鼻に入る空気が爽やかな香りの効能が備えられるようになる。
以上の詳細な説明により、本項目の技能を熟知した者が、本考案が確実に前述の目的が達せられることが理解でき、すでに特許法の規定に合致していることに間違いなく、そのため特許出願を行う。
ただし、以上の記述内容は、単に本考案の好適な実施例に過ぎず、これによって本考案実施の範囲を限定することはできない。そのため本考案での実用新案登録請求の範囲と実用新案明細書の内容で行われた簡単で同一効果の変更と修飾は全て、依然として本考案特許が含む範囲内としなければならない。
10 マスク
11 布層
12 穴
13 図案
20 綿パッド
21 繊維層
22 粘着層
30 マイクロカプセル
31 混合香料
40 マスク
41 布層
42 穴
43 図案
50 マイクロカプセル
51 混合香料
11 布層
12 穴
13 図案
20 綿パッド
21 繊維層
22 粘着層
30 マイクロカプセル
31 混合香料
40 マスク
41 布層
42 穴
43 図案
50 マイクロカプセル
51 混合香料
Claims (10)
- 綿パッドが繊維層を備え、そして当該綿パッドの片側に粘着層を設け、なおかつ当該綿パッドが当該粘着層を通じて当該マスクの内側側面に粘着する少なくとも1つの綿パッド、及び、マイクロカプセルが当該綿パッドの繊維層内に設けられ、そして当該マイクロカプセル内に混合香料を設ける、少なくとも1つのマイクロカプセルを含む、マスクを含む、
マスク構造。 - そのうち、当該マスクの外側側面に更には印刷の方法で図案、文字又は文様が印刷される、請求項1に記載のマスク構造。
- そのうち、当該マイクロカプセルが更にはエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)又はポリウレタン(PU)などを採用し低温プラスチック・ゴムを備えて製作された、請求項1に記載のマスク構造。
- そのうち、当該綿パッドの粘着層に更には剥離紙を設けることで当該粘着層の粘着性を保護する、請求項1に記載のマスク構造。
- そのうち、当該マイクロカプセルが更には当該混合香料を包み込み、なおかつ圧力、摩擦、加熱又は自然拡散などの方法でゆっくりと当該混合香料の香りを放出する、請求項1に記載のマスク構造。
- そのうち、当該マスクが布層により編んで作られ、なおかつ当該布層が両側に伸び、当該布層の両側にそれぞれ穴を設けることで当該穴を通して耳に引っ掛けることができる、請求項1に記載のマスク構造。
- マスクが布層により編んで作られ、なおかつ当該布層が両側に伸び、当該布層の両側にそれぞれ穴を設けることで当該穴を通して耳に引っ掛けることができる、マスク、及び、マイクロカプセルが当該マスクの布層内に設けられ、そして当該マイクロカプセル内に混合香料を設ける、少なくとも1つのマイクロカプセル、を含む、
マスク構造。 - そのうち、当該マイクロカプセルが更には当該混合香料を包み込み、なおかつ圧力、摩擦、加熱又は自然拡散などの方法によりゆっくりと当該混合香料の香りを放出する、請求項7に記載のマスク構造。
- そのうち、当該マスクの外側側面に更には印刷の方法により図案、文字又は文様が印刷される、請求項7に記載のマスク構造。
- そのうち、当該マイクロカプセルが更にはエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)又はポリウレタン(PU)などを採用し低温プラスチック・ゴムを備えることで製作される、請求項7に記載のマスク構造
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KR102105594B1 (ko) * | 2018-12-10 | 2020-04-29 | 주식회사 휴먼퍼스트 | 향 발산이 가능한 마스크 |
WO2022025194A1 (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-03 | 富士カプセル株式会社 | マスク用カートリッジ及びこれが装着されたマスク並びにそれらの製造方法 |
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