JP3215398U - 身体機能維持改善椅子用クッション - Google Patents
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Abstract
【課題】座面が滑りやすく前方へずり落ちが生ずる性質により、両足裏で床面をしっかり踏みことにより、座りながら下肢の筋力をつける訓練効果が得られつつ、着座時に骨盤の後継を抑制し、上半身が起立した姿勢を保つことにより腰椎への過度の負担を解消し腰痛の防止、円背姿勢の予防をする身体機能維持改善椅子用クッションを提供する。【解決手段】椅子の座面上に設置され、後部2が高く前部3を低くした斜面を有するクッションであって、クッション上部座面の後部が滑りやすい素材4で構成され、前部は摩擦抵抗が大きく滑りにくい素材5で構成された。【選択図】図1
Description
本考案は椅子付属物として着座による摩擦抵抗を利用し下肢の踏ん張りによる身体機能を維持改善、姿勢を改善する椅子用のクッションに関するものである。
椅子やクッションは、安楽に長時間の着座姿勢をとっても疲れず座っていられることで改良されてきたが、長時間の座位姿勢により筋力が低下し腰痛や円背いわゆる猫背、また下肢の筋力低下や長時間の座位保持によりエコノミー症候群や全身特に下肢の衰えを招く危険がある。
姿勢を改善するための椅子用のクッションなども開発されているが、下肢の筋力の低下防止には至っていない。
姿勢を改善するための椅子用のクッションなども開発されているが、下肢の筋力の低下防止には至っていない。
椅子やそのクッションは安楽に座るために工夫されてきた。それゆえ、座位姿勢が背もたれにもたれた骨盤の後傾をとることになり円背いわゆる猫背が増長され、背もたれにもたれることで全身特に下肢の筋力が低下し、長時間利用により下肢の血流不全によりむくみやエコノミー症候群が発生し、また仙骨座りによる座り床ずれが発生しやすい。
また0004を改善する目的のクッションや椅子の形状に工夫がなされているが、長時間利用による下肢の筋力低下予防の機能は付加されていない。
本考案は、以上のような点に鑑み、使用時に座面が滑りやすく前方へずり落ちが生ずる性質を有するため、両足裏で床面をしっかり踏み安定させる必要があり、座りながら全身の特に下肢の筋力をつける訓練効果が得られる。また、着座時に骨盤の後継を抑制し、上半身が起立した姿勢を保つことにより腰椎への過度の負担を解消し腰痛の防止、円背姿勢や座り床ずれの予防ができる。
クッション座面後部は摩擦抵抗の低い材質で表面を覆われているため、座ることにより滑りやすくなり使用者は前方へのずり落ちを抑制するため床面を足で踏ん張るため下肢の筋力が座りながら得られる。
座面前方は摩擦抵抗の高い素材で表面を覆い、椅子からの転落を予防できる。
また座位時に足裏で床面を踏ん張るため、咬合力が低下することも予防でき、口腔機能の改善効果も期待できる。
本機器は座面が前下がり形状で構成されており、使用することで椅子の背もたれに頼ることなく骨盤が立った姿勢となり円背姿勢を予防し脊椎の負担を軽減できつつ座位姿勢を維持するための全身の筋力やバランス力が得られる
このクッションは椅子座面に置くと、後方が高く前方に低くなるように断面では三角形に作られている。クッションの座面上方後部は滑りやすく摩擦抵抗の低い素材などで覆われており、座った際に前方に滑りやすいため、使用者は自然に足裏をしっかり床面に着けて座ることにより踏ん張りがきくために下肢の筋力が座りながら強化できる。また、クッション座面前面は滑りにくい素材で覆われており転落が予防できる。
クッションは、前下がり構造のため、人が座ると骨盤は自然に垂直方向に立ち上半身の筋肉の働きにより背骨は自然なS字カーブを描く。このため骨盤が後傾し力なく背もたれにもたれるいわゆる仙骨座り姿勢にならず円背などの姿勢になりにくくなる。
クッションは、前下がり構造のため、人が座ると骨盤は自然に垂直方向に立ち上半身の筋肉の働きにより背骨は自然なS字カーブを描く。このため骨盤が後傾し力なく背もたれにもたれるいわゆる仙骨座り姿勢にならず円背などの姿勢になりにくくなる。
以下、添付図面1に従って実施例を説明する。図1斜視図は本クッションを斜視的に俯瞰した全体図となっている。1はヒトが座っても十分耐えられる構造のクッション全体図、2はクッション後方となり、2を椅子座面後方背もたれ側において使用する。4はその表皮を滑りやすく摩擦抵抗の低い素材で覆われて利用者はここに座ることで滑りやすくなり、転落を防ぐために自然に足裏で床面を踏ん張る姿勢となる。このため大腿部等下肢の筋力が座りながらにしてトレーニングされる。5の表皮は摩擦抵抗が高く滑りにくい素材で覆われるため滑り止めにより転落が予防できる。また2の前部の角度はおおよそ5度から10度程度の角度で作成される。
添付図面2は使用図である。6が本クッションである。椅子の座面に後方に高く前方に低く前下がりに7椅子背もたれ側に2のクッション後部が後方に設置される。正しい着座姿勢になればヒトは4の座面後部にお尻が乗ることとなり滑りやすい素材のため前方に滑りやすくなるために、自然に11の足裏は床を踏ん張る姿勢となる。10の大腿部含め下肢は踏ん張るため本クッションに座っているだけで自然に筋トレ効果が得られ、座りっぱなしによる全身特に下肢の衰えの進行を予防できる。また、この姿勢は口腔機能のうち咬合力の改善にも寄与が期待できる。正しく設置された上にヒトが座ると9の骨盤は立った状態となり骨盤が後傾するいわゆる仙骨座り姿勢が抑制でき臀部全面と下肢で体重を支えるため座り床ずれも予防できる。骨盤の上にある背骨8は立った骨盤の上にあるため背もたれにもたれることなく自然なS字カーブが形成され姿勢が維持され、頭部も正しい頸椎上に乗った姿勢になるので肩こりや円背予防となる。
1 クッション全体
2 後部
3 前部
4 滑りやすい素材
5 滑りにくい素材
6 クッション本体
7 椅子の背もたれ
8 ヒトの背骨
9 ヒトの骨盤
10 ヒトの下肢
11 ヒトの足裏
2 後部
3 前部
4 滑りやすい素材
5 滑りにくい素材
6 クッション本体
7 椅子の背もたれ
8 ヒトの背骨
9 ヒトの骨盤
10 ヒトの下肢
11 ヒトの足裏
Claims (1)
- 椅子の座面上に設置され、後部が高く前部を低くした斜面を有するクッションであって、クッション上部座面後部が滑りやすい素材で構成され、前部は摩擦抵抗が大きく滑りにくい素材で構成された身体機能維持改善椅子用クッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004688U JP3215398U (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 身体機能維持改善椅子用クッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004688U JP3215398U (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 身体機能維持改善椅子用クッション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3215398U true JP3215398U (ja) | 2018-03-22 |
Family
ID=61685033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017004688U Expired - Fee Related JP3215398U (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 身体機能維持改善椅子用クッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215398U (ja) |
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2017
- 2017-09-26 JP JP2017004688U patent/JP3215398U/ja not_active Expired - Fee Related
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