JP3215213B2 - 半導体レーザ装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低価格半導体レーザ装
置に関する。近年、半導体レーザは、通信分野のみなら
ず、光磁気ディスク装置等にも応用されており、光情報
処理全般の高性能化を実現できる光源として大いに期待
されている。
【0002】このような半導体レーザを用いた製品は、
次第に一般に普及するようになると考えられるため、高
性能で安価に製造できることが要求されている。また、
このような重要の中でも、半導体レーザを用いた光通信
が重要であり、高速度大容量通信に対する要求が強い。
したがって、容易に製造でき、高速動作可能のレーザが
要求されている。
【0003】
【従来の技術】基板上に斜面を有し、一回成長で製造で
きる従来の半導体レーザ装置(以下、一回成長TS型半
導体レーザ装置という)を、図3に示す。
【0004】n型GaAs基板27の結晶成長面のう
ち、図3中の水平な部分は(100)面、斜面の部分は
(311)A面である。n型GaAs基板27上には、
n型AlGaInPクラッド層26およびアンドープG
aInP活性層25を有する。
【0005】基板面方位によってドーパントの取込量が
変化する性質を利用して、ZnとSeを同時にドーピン
グすることにより、アンドープGaInP活性層25の
(311)A面上にはp型AlGaInPクラッド層2
4aが、(100)面上にはn型AlGaInPリモー
ト接合電流遮蔽層24が作製されている。
【0006】さらに、その上にp型AlGaInPクラ
ッド層23が作製されている。クラッド層23の上には
ZnとSeを同時ドーピングすることにより、(31
1)A面上にはp型AlGaInPクラッド層22a
が、(100)面上にはn型AlGaInP電流ブロッ
ク層22が作製されている。さらにその上には、p型G
aInPp側スパイク防止層およびp型GaAsコンタ
クト層を有している。
【0007】(Al0.7 Ga0.3 0.5 In0.5 P単結
晶を成長させる場合を例にとって、基板面方位によって
ドーパントの取込量が変化する様子を、図4を使って説
明する。縦軸は、作製された結晶のキャリア濃度を示
し、横軸は(100)面から(111)A面への傾きの
角度を示す。●は一定の条件でSeをドープしたときの
キャリア濃度、○は同様にZnをドープしたときのキャ
リア濃度を示す。
【0008】Seドープの場合、(100)面から(3
11)A面への成長面の変化に対して、同一ドーパント
量によって取り込まれる不純物ドープ量は次第に減少
し、両端で1桁以上の差を生じる。
【0009】Znドープの場合は逆に、同一ドーパント
量によって取り込まれる不純物ドープ量は(311)A
面から(100)面に向かう変化に応じて次第に減少
し、両端で2桁近い差を生じている。
【0010】そこで、図示の実線で示すドーパント量の
SeとZnを同時にドープすると、破線に示すような補
償後のキャリア濃度が得られる。(100)面では、S
eのドープ量がZnのドープ量よりも多い。そのため、
SeとZnを同時にドープして結晶成長させれば、全体
としてn型になる。逆に、(311)A面では、Znの
ドープ量のほうがSeのドープ量よりも多いため、全体
としてp型になる。
【0011】このように、ZnとSeを同時にドープし
て結晶成長を行なうことにより、(100)面上にはn
型、(311)A面上にはp型の層を作製することが可
能になる。
【0012】図3に示す従来の一回成長TS型半導体レ
ーザ装置においては、(100)面ではn型電流ブロッ
ク層22がp型クラッド層23中に挿入された形になっ
ているため、正孔電流はn型電流ブロック層23を貫通
して流れない。
【0013】また、(100)面上には、活性層25の
上にn型リモート接合電流遮蔽層24が形成され、pn
接合をAlGaInPのn型リモート接合電流遮蔽層2
4とp型クラッド層23との間に移している。
【0014】AlGaInP中に形成されたpn接合
は、GaInP層25中に形成されたpn接合よりも高
い作り付け電位を有する。たとえ、p型クラッド層23
全体が同電位となっても、電流が流れ出す順バイアス電
圧は、(100)面上の方が(311)A面上よりも高
い。
【0015】言い代えれば、(311)A面上のpn接
合に電流が流れ始めても、(100)面上のpn接合は
電流が流れない。そのため、活性層25のうち(31
1)A面上に作製した部分に電流が集中することによ
り、効率のよいレーザ発振が可能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の一回成長TS型
半導体レーザ装置には、電流ブロック層22とp型クラ
ッド層23間、およびp型クラッド層23とn型リモー
ト接合電流遮蔽層24間にpn接合が存在してる。各p
n接合部分には、pn接合の空乏層幅に従い、キャパシ
タンスが存在するため、素子全体の高周波特性が悪化す
る。
【0017】本発明の目的は、低キャパシタンスの一回
成長TS型半導体レーザ装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体レー
ザ装置は、<011>方向に延在する(311)A面付
近の側面を持つ段差を有する(100)GaAs基板上
に、(311)A面に沿う部分はp型クラッド層でその
他の面に沿う部分はn型になっている電流ブロック層、
全面がp型のp型クラッド層、(311)A面に沿う部
分はp型クラッド層でその他の面に沿う部分はn型にな
っているリモート接合電流遮蔽層、全面がアンドープの
活性層、および全面がn型導電型のn型クラッド層をこ
の順序で有する半導体レーザ装置において、上記全面が
p型のp型クラッド層とリモート接合電流遮蔽層との間
に、(311)A面に沿う部分はp型でその他の面に沿
う部分は低キャリア濃度であるキャパシタンス低減層を
有することを特徴とする。
【0019】さらに、上記半導体レーザ装置において、
前記電流ブロック層と全面がp型のp型クラッド層との
間に、(311)A面に沿う部分はp型でその他の面に
沿う部分は低キャリア濃度である第2のキャパシタンス
低減層とを有することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明による一回成長TS型半導体レーザ装置
は、斜面以外の部分で順バイアスpn接合界面部分に低
キャリア濃度層を有していること、およびpn接合の作
り付け電位を大きくするために、このpn接合を意図的
にクラッド層中にずらしてあることにより、素子全体の
キャパシタンスを小さくすることが可能となる。
【0021】低キャリア濃度層を、電流ブロック層の逆
バイアスpn接合界面部分にも設けることにより、さら
に素子全体のキャパシタンスを小さくすることが可能と
なる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を、図1を使用して説明す
る。(100)面から(111)A面へ6°オフさせた
不純物密度約4×1018cm-3のSiドープn型GaA
s基板を準備する。このGaAs基板にSiO2 をスパ
ッタリングによって堆積させ、ホトリソグラフィによっ
てパターニングしてマスクを形成する。このマスクを用
いた選択エッチングによって、(311)A面11が現
れるように段差を形成する。この場合の段差は約1μm
である。その後、マスクは除去する。
【0023】GaAs基板27は、(311)A面の領
域11の両側に(100)面12a、12bを有するテ
ラス型構造を有する。この(311)A面11上に、半
導体レーザの主要部を形成しつつ、同一プロセスで(1
00)面12上の電流狭窄構造、光閉じ込め構造も形成
する。
【0024】次に、連続的なMOVPEによって、図1
に示すような各層を成長させる。III族元素のソース
として、III族元素とエチル基やメチル基との化合物
等を用い、V族元素のソースとしてホスフィン(P
3 )やアルシン(AsH3 )等の水素化物を用いる。
ソースガスを切り換えることにより、任意の組成を実現
する。
【0025】(311)A面上では、n型GaAs基板
27の上に、n型AlGaInPクラッド層5、アンド
ープGaInP活性層4、p型AlGaInPクラッド
層3a、6a、2、1a、p型GaInPスパイク防止
層21、p型GaAsコンタクト層20がこの順序でエ
ピタキシャルに成長される。これらのエピタキシャル成
長は、MOVPE反応炉中の一連の工程で行なうことが
できる。
【0026】(100)面上にも、同一組成の層が積層
されるが、その一部で導電型が(311)A面上と異な
っている。(311)A面上のp型クラッド層3aと連
続する(100)面上の層は、n型AlGaInPリモ
ート接合層3であり、pn接合の位置を活性層4内から
このリモート接合層3よりも上へと移動させている。
【0027】(311)A面上のp型クラッド層6aに
連続する(100)面上の層は、低濃度のAlGaIn
Pキャパシタンス低減層6である。この層6が、n-
であればpn接合はその上面に、p- 型であればpn接
合はその下面に形成される。いずれの場合も、この層は
極めて低い不純物濃度を有し、極めて容易に空乏化され
る。
【0028】(311)A面上のp型クラッド層1aに
連続する(100)面上の層は、n型AlGaInP電
流ブロック層1である。p型コンタクト層20、p側ス
パイク防止層21中を輸送されてくる正孔に対して、電
位障壁を形成し、正孔電流をp型AlGaInPクラッ
ド層1a内に狭窄する。
【0029】n型(Al0.7 Ga0.3 0.5 In0.5
クラッド層5は、ドーピング用原料としてセレン化水素
(H2 Se)をVI/V比2×10-6で供給して、キャ
リア濃度が(100)面では6×1017cm-3、(31
1)A面では1.5×1017cm-3となる条件で、成長
温度710℃で成長させる。(100)面12に沿う部
分の厚さは1.6μmであり、この時の(311)A面
11に沿う部分の厚さは約2μmである。
【0030】アンドープGa0.45In0.55P活性層4
は、(100)面で約0.025μm、(311)A面
で約0.03μmの厚さである。n型リモート接合電流
遮蔽層3およびp型クラッド層3aの(Al0.7 Ga0.
3 0.5 In0.5 Pは、ZnとSeを同時にドープして
成長させる。Znのドーピング用原料として、ジメチル
亜鉛(DMZn)をII/III比0.1で供給し、キ
ャリア濃度が(100)面では1×1017cm-3、(3
11)A面では1×1018cm-3となるようにする。
【0031】また、Seのドーピング用原料としてH2
SeをVI/V比2×10-6で供給し、キャリア濃度が
(100)面では6×1017cm-3、(311)A面で
は1.5×1017cm-3となるようにする。
【0032】このとき、(100)面12上ではn型で
キャリア濃度約5×1017cm-3、(311)A面11
上ではp型でキャリア濃度約9×1017cm-3になる。
(100)面上で0.082μm成長させた時、(31
1)A面上の厚さは約0.1μmである。
【0033】キャパシタンス低減層6およびp型クラッ
ド層6aの(Al0.7 Ga0.3 0. 5 In0.5 Pは、Z
nとSeを同時にドープして成長させる。Znのドーピ
ング用原料として、DMZnをII/III比0.02
で供給して、キャリア濃度が(100)面では2×10
16cm-3、(311)A面では2×1017cm-3となる
ようにする。
【0034】また、Seのドーピング用原料としてH2
SeをVI/V比1.5×10-7で供給して、キャリア
濃度が(100)面では2×1016cm-3、(311)
A面では5×1015cm-3 となるようにする。
【0035】このとき、(100)面12上ではp型不
純物とn型不純物がほぼ同数であり、互いに補償される
ことによって5×1015cm-3以下のキャリア濃度(導
電型は不明)となる。
【0036】(311)A面11上では、n型不純物の
濃度は無視できる程度に低いため、p型でキャリア濃度
約2×1017cm-3となる。(100)面で0.4μm
成長させた時、(311)A面に沿う部分は約0.48
μmの厚さになる。
【0037】p型(Al0.7 Ga0.3 0.5 In0.5
クラッド層2は、Znのドーピング用原料としてDMZ
nをII/III比0.1で供給し、キャリア濃度が
(100)面12上では1×1017cm-3、(311)
A面11上では1×1018cm -3となる条件で成長させ
る。(100)面12上の厚さは約0.4μmであり、
この時の(311)A面11上の厚さは約0.48μm
になる。
【0038】n型電流ブロック層1およびp型クラッド
層1aの(Al0.7 Ga0.3 0.5In0.5 Pは、n型
リモート接合電流遮蔽層3およびp型クラッド層3aと
同一の条件で成長させる。(100)面12上の厚さは
約0.83μmであり、この時の(311)A面11上
の厚さは約1μmである。
【0039】p側スパイク防止層21のGa0.5 In
0.5 Pは、(100)面12上の厚さが約0.1μmで
あり、この時(311)A面11上の厚さは約1.2μ
mである。n型GaAsコンタクト層20は、(10
0)面12上で全膜厚0.5μmである。
【0040】上記のように、各層を成長させた後、素子
間を分離し、n側とp側の電極を作製し、へき開後、必
要に応じて端面コーティングしてn型電極部をヒートシ
ンクにボンディングする。
【0041】上記実施例によって作製した一回成長TS
型半導体レーザ装置は、(311)A面上の発光部以外
の(100)面上のpn接合のうち、順方向バイアスが
付加されるリモート接合電流遮蔽層3上のpn接合の界
面に、低キャリア濃度のキャパシタンス低減層6を有し
ている。
【0042】(100)面上のAlGaInP中に形成
したpn接合は、GaInP活性層中のpn接合より作
り付け電位が高いため、レーザ装置を順バイアスして発
振させた状態でも、電位障壁を残している。この電位に
よって、キャパシタンス低減層6の少なくとも主要部分
は空乏化する。したがって、素子全体のキャパシタンス
を小さくすることができる。
【0043】従来の一回成長TS型半導体レーザ装置
(デバイスサイズが300μm×700μm)のキャパ
シタンスが420pFである場合、本実施例の半導体レ
ーザ装置のキャパシタンスは100pF程度に低減する
ことができる。このとき、発光部近傍のクラッド層の抵
抗率の増加は、ほとんどないため、キャパシタンス低減
層を設けたことによる特性の劣化は少ない。
【0044】次に、他の実施例による第2のキャパシタ
ンス低減層を設けた一回成長TS型半導体レーザ装置
を、図2に示す。図2の半導体レーザ装置は、図1に示
す半導体レーザ装置のn型電流ブロック層1とp型クラ
ッド層2との間の逆方向バイアスが付加されるpn接合
部にも、キャパシタンス低減層を設けたものである。
【0045】キャパシタンス低減層7およびp型クラッ
ド層7aの(Al0.7 Ga0.3 0. 5 In0.5 Pは、図
1に示すキャパシタンス低減層6およびp型クラッド層
6aと同等の条件で成長させる。(100)面12上の
キャパシタンス低減層7の厚さは約0.4μm、(31
1)A面11上のp型クラッド層7aの厚さは約0.4
8μmである。
【0046】図2に示す半導体レーザ装置は、逆方向バ
イアスが付加されるpn接合界面にも低キャリア濃度の
キャパシタンス低減層7を有しているため、素子全体の
キャパシタンスは、図1に示す半導体レーザ装置に比べ
て、さらに小さくなる。図1の構成でキャパシタンスが
100pFの場合、本構成のキャパシタンスは80pF
程度に低減できる。
【0047】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者
に自明であろう。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本実施例によれ
ば、一回成長TS型半導体レーザ装置のキャパシタンス
を小さくすることが可能になり、安価で高速動作可能な
半導レーザ装置を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による半導体レーザ装置の断面
図である。
【図2】本発明の他の実施例による半導体レーザ装置の
断面図である。
【図3】従来の一回成長TS型半導体レーザ装置の断面
図である。
【図4】基板の面方位によってドーパントであるSeと
Znの取込量が変化する様子を説明するためのグラフで
ある。
【符号の説明】 1、22 n型AlGaInP電流ブロック層 1a、2、3a、6a、7a、22a、23、24a p型AlGaInPクラッド層 3、24 n型AlGaInPリモート接合電流遮蔽層 4、25 アンドープGaInP活性層 5、26 n型AlGaInPクラッド層 6、7 n- 型またはp- 型AlGaInPキャパシタ
ンス低減層 11 (311)A面 12 (100)面 20 p型GaAsコンタクト層 21 p型GaInPp側スパイク防止層 27 n型GaAs基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 <011>方向に延在する(311)A
    面付近の側面を持つ段差を有する(100)GaAs基
    板上に、(311)A面に沿う部分はp型クラッド層で
    その他の面に沿う部分はn型になっている電流ブロック
    層(1)、全面がp型のp型クラッド層(2)、(31
    1)A面に沿う部分はp型クラッド層でその他の面に沿
    う部分はn型になっているリモート接合電流遮蔽層
    (3)、全面がアンドープの活性層(4)、および全面
    がn型導電型のn型クラッド層(5)とをこの順序で有
    する半導体レーザ装置において、 上記全面がp型のp型クラッド層(2)とリモート接合
    電流遮蔽層(3)との間に、(311)A面に沿う部分
    はp型でその他の面に沿う部分は低キャリア濃度である
    キャパシタンス低減層(6)を有することを特徴とする
    半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザ装置におい
    て、さらに、 前記電流ブロック層(1)と全面がp型のp型クラッド
    層(2)との間に、(311)A面に沿う部分はp型で
    その他の面に沿う部分は低キャリア濃度である第2のキ
    ャパシタンス低減層(7)を有することを特徴とする半
    導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体レーザ装置をMO
    VPEで作製する方法において、 上記電流ブロック層(1)およびリモート接合電流遮蔽
    層(3)を、(311)A面上でp型、(100)面上
    でn型となるような条件でSeとZnを同時ドーピング
    する工程と、 上記キャパシタンス低減層(6)を、(100)面上で
    SeとZnの取込量がほぼ等しくなるような条件で同時
    ドーピングする工程とを有する半導体レーザ装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の半導体レーザ装置をMOV
    PEで作製する方法において、 上記第2のキャパシタンス低減層(7)を、(100)
    面上でSeとZnの取込量がほぼ等しくなるような条件
    で同時ドーピングする工程を有する半導体レーザ装置の
    製造方法。
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1992年(平成4年)秋季第53回応用物理学会学術講演会予稿集 第3分冊18a−V−2 p.951

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