JP3215192U - ポケット付きパンツ - Google Patents

ポケット付きパンツ Download PDF

Info

Publication number
JP3215192U
JP3215192U JP2017004269U JP2017004269U JP3215192U JP 3215192 U JP3215192 U JP 3215192U JP 2017004269 U JP2017004269 U JP 2017004269U JP 2017004269 U JP2017004269 U JP 2017004269U JP 3215192 U JP3215192 U JP 3215192U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pants
fabric
pocket
rubber band
knitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017004269U
Other languages
English (en)
Inventor
貢 山崎
貢 山崎
英也 中山
英也 中山
尚也 窪田
尚也 窪田
昌建 島田
昌建 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindo Co Ltd
Original Assignee
Shindo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindo Co Ltd filed Critical Shindo Co Ltd
Priority to JP2017004269U priority Critical patent/JP3215192U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3215192U publication Critical patent/JP3215192U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

【課題】製造コストが安価で、かつ実用面で効果的なウエストゴムバンドにポケットが付いたポケット付きパンツを提供する。【解決手段】細幅編織物からなるウエストゴムバンドが縫着されたパンツにおいて、ウエストゴムバンド部2に表地と裏地、および連結糸とからなる二重編織物組織により形成されたポケット4が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、ウエストゴムバンドにポケットが設けられたパンツに関するものである。
ランニングパンツなどには汗拭きや小銭などを収納する目的でサイドポケットやヒップポケットの形で縫い付けられたパンツがあるが、パンツ本体の縫製作業は比較的に簡単であるのに対して、ポケットの縫い付けは細かい作業であることから時間を要し、縫製コストを大幅にアップさせる要因となっている。
また、着用者にとっては運動中にポケットから収納物が飛び出たり、出し入れ時に一緒に収納した他の物が飛び出したりする懸念があることから小銭などはポケットに収納し辛かった。
その様な状況下において、例えば特許文献1では、パンツ本体とは別にパンツのウエスト部に着脱可能なポケットを設けることが提案されており、パンツ自体のコストが安価で済み、色々な物を収納できる実用性は備えているが、運動中にぶらぶら揺れたりすることや、外観的に見劣りする問題を抱えていた。
特開平11−286816号公報
本考案は、上述した従来の問題点を鑑み、製造コストが安価で、かつ実用面で効果的なウエストゴムバンドにポケットが付いたパンツを提供することにある。
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本考案のポケット付きパンツは、細幅編織物からなるウエストゴムバンドが縫着されたパンツにおいて、ウエストゴムバンド部に二重編織物組織により形成されたポケットを設けることで完成させた。
また、本考案は、前記二重編織組織の表地と裏地が細幅編織物の長手方向において連結糸で一体的に編織されている所定長さの中に、パンツの生地側となる側端部以外の表地と裏地が別々に編織され、パンツ上部側を開口部とするポケットが設けられているという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記二重編織組織の表地と裏地が細幅編織物の長手方向において一体的に編織されている所定長さの中に、両側端部以外の表地と裏地が別々に編織され、パンツ上部側となる端部近傍に開口部を有したポケットが設けられているという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記細幅編織物が表地と裏地、および連結糸からなるダブルラッセル経編地であるという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記細幅編織物が経糸と緯糸からなる織物であるという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記ウエストゴムバンドのパンツ生地側となる側端部は、表地と裏地がY字状に分かれた構造をなし、Y字状の表地と裏地の間にパンツ生地が挟まれ形で縫製されているという技術的手段を採用することができる。
更にまた、前記ウエストゴムバンドの長さ方向に弾性糸が配列されているという技術的手段を採用することができる。
更にまた、 ダブルラッセル経編地における前記ウエストゴムバンドの弾性糸が鎖編みで編成されているという技術的手段を採用することができる。
本考案にあっては、細幅編織物からなるウエストゴムバンドが縫着されたパンツにおいて、ウエストゴムバンド部に二重編織物組織により形成されたポケットが設けられているので、パンツ縫製作業時にポケットを縫着する作業を行う必要がなく、縫製時間が短時間で済み、安価な製造コストで提供することが出来る。
また、ウエストゴムバンド自体の製造は、一旦製造条件を設定しておけば従来のウエストゴムバンドの生産性と変わらずに生産することが出来、コストアップとなることは無い。
ウエストゴムバンド部にポケットを設けることで、例えば小銭などを入れておいてもウエストゴムバンドの締め付け力より、激しい動きを行っても飛び出すようなことがない。
また、ポケットがウエスト部に編織物組織で形成されているので、縫い目がなくて肌触りに悪影響を及ぼさないし、見た目も害さない特徴がある。
ウエストゴムバンドのパンツ生地側となる側端部は、表地と裏地がY字状に分かれた構造とし、Y字状の表地と裏地の間にパンツ生地を挟んで縫製することにより、縫製作業が容易に、かつ精度良く行え、さらに得られたパンツ自体も縫製部の解れが確実に防げることや、縫い合わせ部がすっきりとして見栄えの良いパンツが提供できる。
ウエストゴムバンドに弾性糸を長さ方向に配列させることで伸縮回復性が優れ、またウエストゴムバンドをダブルラッセル経編地糸からなる場合において、弾性糸を鎖編みとすることで縫製時に所定長さで切断した際や、長期使用による弾性糸のスリップイン現象が防げる効果がある。
本考案の実施形態のポケット付きパンツの正面図である。 本考案の実施形態の別のポケット付きパンツの正面図である。 本考案の実施形態のポケット付きパンツのウエストゴムバンドの正面図である。 本考案の別の実施形態のポケット付きパンツのウエストゴムバンドの正面図である。 本考案の実施形態のポケット付きパンツのウエストゴムバンド部のダブルラッセル経編組織図である。 本考案の別の実施形態のポケット付きパンツのウエストゴムバンド部のダブルラッセル経編組織図である。
本考案を実施するための形態を、具体的に図示した図面に基づいて、更に詳細に説明すると、次のとおりである。
本考案の実施形態を図1から図6に基づいて説明する。図1は本考案のポケット付きパンツの正面図で、符号1はポケット付きパンツであって、パンツ本体3の上部には伸縮性を有したウエストゴムバンド2が縫着されている。
パンツ本体3は図1で示すような半パンだけでなく、図2にし示すような長いパンツであっても良く、またパンツ本体3の生地は特に限定されず、天然繊維糸や合成繊維糸などを用いた織物や経編あるいは丸編生地などを採用することが出来る。
ウエストゴムバンド2は伸縮性を有した細幅の編織物からなり、その編織物の長さ方向がパンツ1の胴回り方向と一致し、パンツ1の腰裏、または腹部側で繋ぎが形成された状態で、パンツ本体3に縫着されている。
図3は連続的に製造されたウエストゴムバンド2の正面図で、二重編織組織からなり、図中の符号Bの部分はウエストゴムバンド2の長さ方向において表地と裏地が連結糸により一体的に編織された領域であり、符号Cの部分は表地と裏地が別々に、そしてウエストゴムバンド2の下側の符号Aの部分は全長に亘って表地と裏地が連結糸により一体的に編織されてウエストゴムバンド2にポケット4が設けられている。
ポケット4を設けるピッチ(L1)はパンツ1のサイズにより決まるものであるが、最大サイズに統一して縫製時にパンツ1のサイズに合わせてカットしても良く、通常は締め付け具合も鑑みて80cm程度が好ましい長さであり、ウエストゴムバンド2の幅は広い方が深いポケット4とすることが出来るが、余りに広くすると胴回りへの締め付けが強くなる問題があるので、好ましい範囲としてはツ5〜10cmであり、またポケット4のサイズとしては幅(L2)が5〜10cm、深さ(W2)が4〜9cmであることが好ましいものである。
ポケット4の形成において、図3に示した符号Aの部分を無くして表地と裏地を別々に編織することで両側端が開口した状態とし、パンツ本体3側はパンツ本体3にウエストゴムバンド2を縫着することで閉じられるので、パンツ1の上部側を入口5としたポケット4を設けることが出来る。
更にまた、図4に示すようにウエストゴムバンド2の編織において、ポケット4形成部の両側端(符号Aの部分)を連結糸で一体化し、その他の部分(符号E)は表地と裏地が別々に編織されて、ウエストゴムバンド2のパンツ上部側となる端部の近傍に開口部を設けてポケット4の入口5とすることが出来、そうすることでポケット4の上部側が蓋として作用し、ポケット4内の収納物の飛び出しを一層防げる効果がある。
ウエストゴムバンド2を構成する繊維糸としては、通常衣料に用いられている普通糸をメインとし、締め付け力を得るためにウエストゴムバンド2の長さ方向に弾性糸が配列されており、前記普通糸としては天然繊維糸や合成繊維糸、あるいはそれらの混紡糸などを用いることが出来、特に伸縮性や耐久性を考慮すると、ポリエステル繊維、あるいはポリアミド繊維に捲縮加工した加工糸であることが好ましく、そして弾性糸としてはポリウレタン系、ポリエステル系、あるいは天然ゴム系の弾性糸、あるいはそれらの弾性糸を芯にしたカバーリング糸等のように複合化された弾性糸を配列させること出来る。
弾性糸の配列密度としては、着用時の締め付け具合を考慮してポリウレタン弾性糸の場合、ポリウレタンの繊度(dtex)と配列密度(本/cm)の積が800〜2000の値となる配列密度であることが好ましい。
また、ウエストゴムバンド2のパンツ本体3側となる側端部において、表地と裏地がY字状に分かれた構造とすることが出来、そのY字状の表地と裏地の間にパンツ本体3の生地挟んで縫製することによって縫製作業が非常に簡単に行え、見栄え良く仕上げることが出来るので好ましい態様であり、Y字状とする長さとしては、縫製の作業性から4〜10mm程度であることが好ましい。
ウエストゴムバンド2にポケット4を設けるための製造方法としては、ダブルラッセル経編による表地と裏地からなる二重組織において、連結糸により表地と裏地が所定長さ一体化させた中において一部分を表地と裏地がそれぞれ単独で編成されたところをポケット4とすることが出来、織物においても同様の原理で得ることが出来る。
ウエストゴムバンド2に弾性糸をダブルラッセル経編で配列させる際、弾性糸を1針挿入させても構わないが、鎖編組織にすることによりウエストゴムバンド2をカットした際、あるいは繰り返し伸長による弾性糸のスリップイン現象を防ぐとこが出来ることから好ましい態様である。
また、前述のスリップイン現象対策として、熱融着性のポリウレタン糸を用いて、製編織後に融点近くの温度で熱処理を施すことも出来る。
『実施例』
次に、本実施形態のポケット付きパンツの実施例について説明する。
〔実施例1〕
24ゲージのダブルラッセル経編機を用い、表1に示す各筬別の糸使い、および図5に示すウエストゴムバンド2の各部(A,B,C)別の組織、および図3に示すL1=80cm、L2=8cm、W1=5.5cm、W2=4cmの寸法となる条件でウエストゴムバンド2を編成し、同ウエストゴムバンド2とトリコット経編地を用いて図1に示す形状のスポーツ用ポケット付きパンツ1を縫製した。
得られたポケット付きパンツ1を着用し、ポケット4に小銭を入れてジョギングをしたが、ウエストゴムバンド2による締め付けによって小銭が動くこともなく、また気にすることなくジョギングに集中出来る効果を確認した。
〔実施例2〕
24ゲージのダブルラッセル経編機を用い、表2に示す各筬別の糸使い、および図6に示すウエストゴムバンド2の各部(A,D,E)別の組織、また図4に示すL1=80cm、L2=8cm、W1=5.5cm、W2=4cm、W3=3cmの寸法となる条件でウエストゴムバンド2を編成し、実施例1と同様に図1に示す形状のスポーツ用ポケット付きパンツ1を縫製した。なお、筬G1の糸はポケット4入口部の補強用として追加したものである。
得られたポケット付きパンツ1を実施例1と同様に実用試験を行った結果、実施例1と同様にポケットへの収納物がポケットから飛び出すような問題もなく安定していることが確認できた。
以上、代表的な実施例について説明したが、本考案は上記の実施例に限定されるもので はなく、本考案の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である
1:ポケット付きパンツ
2:ウエストゴムバンド
3:パンツ本体
4:ポケット
5:ポケット入口

Claims (8)

  1. 細幅編織物からなるウエストゴムバンドが縫着されたパンツにおいて、ウエストゴムバンド部に二重編織物組織により形成されたポケットが設けられていることを特徴とするポケット付きパンツ。
  2. 前記二重編織組織の表地と裏地が細幅編織物の長手方向において連結糸で一体的に編織されている所定長さの中に、パンツ本体の生地側となる側端部以外の表地と裏地が別々に編成され、パンツ上部側を開口部とするポケットが設けられていることを特徴とする請求項1記載のポケット付きパンツ。
  3. 前記二重編織組織の表地と裏地が細幅編織物の長手方向において一体的に編織されている所定長さの中に、両側端部以外の表地と裏地が別々に編織され、パンツ上部側となる端部近傍に開口部を有したポケットが設けられていることを特徴とする請求項1記載のポケット付きパンツ。
  4. 前記細幅編織物がダブルラッセル経編地であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のポケット付きパンツ。
  5. 前記細幅編織物が織物であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のポケット付きパンツ。
  6. 前記ウエストゴムバンドのパンツ生地側となる側端部は、表地と裏地がY字状に分かれた構造をなし、Y字状の表地と裏地の間にパンツ生地が挟まれた状態で縫製されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のポケット付きパンツ。
  7. 前記ウエストゴムバンドの長さ方向に弾性糸が配列されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載のポケット付きパンツ。
  8. 前記ウエストゴムバンドに配列された弾性糸が鎖編みで編成されていることを特徴とする請求項1〜4および6、7のいずれか1項記載のポケット付きパンツ。
JP2017004269U 2017-09-19 2017-09-19 ポケット付きパンツ Active JP3215192U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004269U JP3215192U (ja) 2017-09-19 2017-09-19 ポケット付きパンツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004269U JP3215192U (ja) 2017-09-19 2017-09-19 ポケット付きパンツ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3215192U true JP3215192U (ja) 2018-03-08

Family

ID=61558422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004269U Active JP3215192U (ja) 2017-09-19 2017-09-19 ポケット付きパンツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3215192U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022029553A (ja) * 2020-08-05 2022-02-18 ドーコインターナショナル株式会社 下半身用衣類

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022029553A (ja) * 2020-08-05 2022-02-18 ドーコインターナショナル株式会社 下半身用衣類

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110292215B (zh) 内裤及制作内裤的方法
US11297884B2 (en) Trim piece for an apparel item
US9668525B2 (en) Pants including selectively located stretch panels
CN103052329B (zh) 护具
US20190119836A1 (en) Knitted band with integrated ventilation
US11896063B2 (en) Raw edge contouring gusset
US20050115282A1 (en) Seamless knit garments
US11730213B2 (en) Bottom garment having a comfort fit liner
TWI702010B (zh) 下半身衣料
JP2002115102A (ja) ずれ防止部改良衣料
JP3215192U (ja) ポケット付きパンツ
JP4589653B2 (ja) 衣料
US10786015B2 (en) Undergarment for children
JP6092549B2 (ja) 下半身用補整衣類
JP2008150749A (ja) 衣類
JP2005187960A (ja) 伸縮性経編地及びそれを用いた衣料
JP2006328625A (ja) パンツ
JP4225536B2 (ja) 体形補整機能を有する衣料
KR101764622B1 (ko) 2겹 바지 제조방법
JP2006200049A (ja) スラックス
JP4311595B2 (ja) 臀部裏打ち布を有する衣料
JP4060260B2 (ja) インナー・ウェア
US20050115280A1 (en) Clothing piece
KR200336936Y1 (ko) 운동 및 댄싱용 타이즈
JP7294956B2 (ja) ショーツ及びショーツのマチ部縫着部の縫製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3215192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250