JP3215010U - 小型航空機の格納庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】 所望の場所まで自由に移動でき、充分な強度と広い内部空間が確保でき低コストで簡易に構築可能な小型航空機の格納庫を提供する。【解決手段】 波形鋼材を波付方向と直交する方向に所定曲率で曲げ加工された波状の壁部材を波付方向に複数連結し、複数の壁部材が連結された2つの壁部を波付方向に直交する方向に天頂部において連結部材で相互に結合してアーチ状の側壁部が形成されたドーム状構造体において、側壁部の両下端部に台座がそれぞれ固着され、該両台座の下部に設置された車輪支持体により支持される両前輪と両後輪の少なくとも4個の車輪が取り付けられ所定場所への移動が可能であるように構成される。【選択図】 図1
Description
本考案は、大型デッキプレート、キーストンプレート、デッキプレートのような断面係数の大きな波形鋼材を用いて構成されるドーム状構造体を利用した任意の場所に自由に移動可能な小型航空機、特に戦闘機の格納庫に関する。
中国やロシアによる尖閣諸島周辺等の日本領海、領空等への侵入が多発しており、また北朝鮮による核開発、日本領土を横断するミサイルの発射や北方領土問題等によって、戦闘機の緊急発進(スクランブル)の回数が頻発している現況にあっては、所定の駐機場から滑走路までの戦闘機の移動時間を短縮する必要がある。そのため戦闘機の格納庫を滑走路付近に配置して滑走路までの移動時間を短縮して緊急発進に備えることが求められている。
戦闘機が緊急発進する滑走路の近くであって、他の航空機の発着に支障のない場所に自由に移動可能であり、また爆撃等に耐え得る充分な強度と共に広い空間が確保できる格納庫が求められている。本考案はこのような要請に応えられる所望の場所への移動が可能な小型航空機特に戦闘機の格納庫を提供するものである。
大型デッキプレート等のような断面係数の大きな波状プレートを長手方向に所定曲率で曲げ加工したものを組み合わせてアーチ状をなす建築構造体として、スプライスプレート方式にて結合してなるプレハブシェルター(特許文献1)、補強部材により強化したアーチ状建築構造体(特許文献2)、間口寸法拡張可能なアーチ状建築構造体(特許文献3)、大型デッキプレートを使用した可変寸法の建造物(特許文献4)等が本出願人によって開示されている。これらの構造体はいずれも定置式構造体であり構造体自体が移動するものではない。
本出願人は特許文献5において大型デッキプレートを曲げ加工してなる移動式プレハブシェルターを提案している。ここでは構造体の基礎部に車輪を取付けて車輪がレール上を移動するように構成されており、レール上を移動しながら当該構造体内部でコンクリート打設等の工事が雨天や降雪時でも可能にすることを目的とするものである。この移動式プレハブシェルターはレール上という特定範囲の移動を可能とするものであり、所望する場所への自由移動を可能にするものではない。このようなアーチ状構造体は製造コストを低減できると共に製造工期を大幅に短縮できる。また、かかる構造体は充分な強度と耐久性を有しており、壁材であると同時に上方及び側方からの応力に耐えることができ内部スペースを広く確保できる無柱構造体を簡易に実現できる。
また、移動式建屋の先行文献として特許文献6、7、8が存在する。特許文献6は移動式全天候型作業用建屋及びこれを利用した埋立地の土地改良方法が開示されており、ここでは作業用建屋は埋立地に設置され一対のプラットフォーム、支柱及び屋根部によって形成されており、油圧ジャッキで各プラットフォームを地上から持ち上げた後に、走行手段の進行方向を変えることにより縦方向又は横方向に移動可能になっている。特許文献7は閉塞作業空間内で連続して掘削、埋め戻し等の一連の作業を行うことができる旋回可能な移動式建屋を開示するものであり、走行部は走行手段が回転手段を介して取り付けられており、回転手段を回転させることによって走行手段を任意の方向に向けることができるようになっている。走行手段は履帯を有する無限軌道車としている。
特許文献8は店舗や住居用として利用できる移動式建屋が開示されており、ここでは移動手段としてキャスターを利用している。これらの文献は建屋を移動可能にしたものであるが、これらの先行文献における建屋は波形鋼材を曲げ加工したドーム状構造体を利用するものではなく、任意の場所に自由に移動可能な車輪を取付けたものでもない。
本考案が解決しようとする課題は、緊急発進に対応可能な所望の場所まで自由に移動でき、風雨に耐え得る充分な強度を有すると共に広い内部空間が確保でき、低コストで簡易に構築が可能である小型航空機、特に戦闘機の格納庫を提供することにある。
本考案に係る小型航空機の格納庫は、波形鋼材DPを波付方向と直交する方向に所定曲率で曲げ加工された波状の壁部材2を波付方向に複数連結し、複数の壁部材が連結された2つの壁部を波付方向に直交する方向に天頂部において連結部材3で相互に結合してアーチ状の側壁部が形成されたドーム状構造体1において、前記側壁部の両下端部に台座4、4’がそれぞれ固着され、該両台座の下部に設置された車輪支持体21、26により支持される両前輪20A、20A’及び両後輪20B、20B’の少なくとも4個の車輪が取り付けられ所定場所への移動が可能であるように構成される。
両台座4、4’の下部に取り付けられる両前輪20A、20A’は、1つの車軸23により支持される左右一対の2つの車輪(双輪)からなり、回転・方向転換駆動機構、電動モータ及び制御部を収容した駆動機構収容部22を連結して回転・方向転換駆動するように構成される。
両後輪20B、20B’は、両台座の下部に垂直軸の軸回りに回動可能に設置された車輪支持体26により支持され、1つの車軸23により支持される左右一対の2つの車輪(双輪)または1つの車輪(単輪)からなり、左右旋回可能なキャスター(キャスター式車輪)である。
前輪に連結して設置される駆動機構収容部22に発信機との送受信制御部を配置して格納庫10の前進・後退・方向転換・停止が発信機により無線操縦され、また格納庫10の所定場所への移動が牽引車により行われるように構成される。
前輪及び後輪の車輪は両端で固定され車輪を回転自在に支持する車軸23と路面に接するタイヤ24と車軸とタイヤとの間に配置されるホイール25とにより構成され、ドーム状構造体1の奥行寸法Lは波形鋼材の波形に沿った方向の壁部材の連結数を増加又は減少することにより任意の寸法に拡張又は縮小することが可能であり、ドーム状構造体の間口寸法Wは長さの異なる波形鋼材を用いることにより任意の寸法に拡張又は縮小することが可能である。
本考案に係る小型航空機の格納庫は、波形鋼材(大型デッキプレート等)を用いて構築されるので充分な強度、耐火性及び耐久性を確保できると共に広い内部スペースが確保され、低コストで簡易に構築が可能である。また格納庫は戦闘機の緊急発進に即座に対応可能な所望の場所まで自由に移動できるので、格納庫を滑走路付近に配置して駐機場から滑走路までの移動時間を大幅に短縮して緊急発進に備えることができる。
本考案においては、前輪を駆動車輪とし、後輪を左右旋回可能なキャスター式車輪(キャスター)としており、また格納庫の前進・後退・方向転換・停止等が発信機により無線操縦されるので、格納庫は自走式となり所望場所への移動を簡単に行うことができ、格納庫の設置場所を自由に選択することが可能となる。本考案に係る格納庫は奥行寸法及び間口寸法を任意のサイズに自由に拡張又は縮小することができるので航空機のサイズに応じた各種サイズの格納庫を容易に構築できる。
以下に本考案に係る小型航空機の格納庫(以下、単に「本格納庫」という)の実施の形態について図1〜図4を参照しながら説明する。本格納庫はドーム状構造体1の側壁部の両下端部に固着された両台座4、4’の下部に両前輪20A、20A’及び両後輪20B、20B’の少なくとも4個の車輪を取り付け所望する場所に自由に移動できるように構成されている。なお本考案に係る移動可能な構造体は戦闘機の格納庫としてのみならず航空機等の修理建屋、貨物の一時保管庫等としても利用することができるものである。ドーム状構造体は、図4に示すようにその断面が波付けされた(連続するコ字状の溝を形成した)大型デッキプレート等と呼ばれる波形鋼材DPを主構造材とするものである。
ドーム状構造体の構築においては、図1に示すように波形鋼材DPを波付方向と直交する方向(長手方向、溝方向)に沿って少なくとも部分的にあるいは全体的に所定曲率となるように曲げ加工して壁部材2を製造する。この壁部材を波付方向に複数個連結して一方の側壁と、壁部材を連結した他方の側壁とを天頂部付近において連結部材3を介して溶接、ボルト締めその他の手段により結合してアーチ状に形成する。
ここで壁部材、側壁の連結・結合は、各波形鋼材の波形に沿った両側端を穿孔されたボルト穴にボルトを挿通することによって隣接する波形鋼材同士を連結する、あるいは溶接による接合とすることもできる。本格納庫で用いるドーム状構造体は無柱構造物であり、波形鋼材自体が主構造材となるため充分な強度と耐久性を有すると共に広い内部スペースが確保される。
両台座4、4’はドーム状構造体の側壁部の両下端部に直接取り付けてもよいが、側壁部の両下端部に先に基礎台5、5’を固着しておき、当該基礎台の下部に基礎台を介して台座を取り付けるように構成することができる。これにより車輪の取付け強度を増強することができる。側壁部の下端部と台座又は基礎台との接合並びに基礎台と台座との接合は、ボルトとナット或いは溶接等により強固に接合される。両台座の下部には車輪支持体21、26が取付けられ、両前輪20A、20A’及び両後輪20B、20B’は車輪支持体によって支持されて取り付けられている。
図1では車輪を両前輪と両後輪の4個を取り付けた状態を示しているが、本考案においては前輪と後輪との中間部に適宜数の車輪は取り付けて、格納庫の規模が大きく重量が嵩むサイズによっては車輪の数を6個以上取り付けることもできる。車輪を駆動車輪又は左右旋回可能なキャスター式車輪(キャスター)とすることは任意である。また航空機を風雨から保護するために格納庫の前面及び/又は後面には、例えば観音開き扉、アコーディオン式扉等を設けて不使用時は閉鎖するように構成することもできる。
図1、2に示すように、ドーム状構造体の側壁部の両下端部に固着された両台座4、4’の下部に車輪支持体21が取り付けられており、両前輪20A、20A’は車輪支持体により支持されて取り付けられている。前輪は1つの車軸23によって支持される左右一対の2輪構成の双輪タイプとしている。そして車輪の回転駆動機構、方向転換駆動機構、制御部及び電動モータ等を収容した駆動機構収容部22を車輪に連結して配設し、2輪構成の前輪が回転駆動し、進行方向決定のための左右転換駆動等を行う。
前輪を駆動車輪としているので本格納庫は自走式となり所望場所への自由な移動が無線操縦等により容易にでき、格納庫の設置場所を自由に選択することが可能となる。ここでは回転、方向転換等の駆動車輪を前輪としているが駆動車輪を後輪とすることは任意であり、また前輪を双輪タイプとしているが前輪を1つの車輪構成の単輪タイプとすることも任意である。
前輪に連結して配設される駆動機構収容部22には、回転駆動機構、方向転換駆動機構、電動モータ及び制御部等が収容されている。駆動機構収容部は車輪支持体21又は車輪支持体と台座4、4’とにより支持されて台座の下方に車輪に連結して設置されている。電動モータの回転を複数のギヤを介して車輪の回転運動及び車輪の左右旋回運動に変換する駆動機構及びそれらの運動の切換え等を実行する制御部によって、車輪が駆動し本格納庫の移動を可能にする。
車輪の回転・方向転換駆動させるための手段として電動モータとエンジンが用いられているが、駆動手段を電動モータとした場合、モータへの供給電圧を調節することによって容易にモータを始動させることができ、本格納庫を前進させたり後退させたりする場合にもモータへ供給する電圧の極性を切り替えてモータを正転、反転させることにより容易に対応できる。またモータの技術開発によって駆動力もエンジンに匹敵するほどに進歩している。本考案においては駆動源として電動モータを使用している。
電動モータの回転を車輪の回転運動に変換するギヤは、モータの回転軸に接続されたギヤ、これと噛合するギヤ、このギヤの回転軸上に設けられるギヤ等の複数のギヤ構成を組み合わせて、車輪の車軸に設けられるギヤと噛合するギヤとから構成されている。このようなギヤ構成により、第1ギヤから最後のギヤが順次回転し、モータの駆動力が前輪に伝達され、格納庫が前進(モータを正転)する。格納庫を後退させる場合にはモータへ供給する電圧の極性を切り替えてモータを反転させる。
方向転換機構は方向変換棒、ギヤボックス、一対の方向牽引棒等によって構成され車輪の方向転換を行う。方向転換機構は回転駆動機構と連係しており電動モータの回転を複数のギヤを介して車輪の左右旋回運動に変換する。なお、ここでは車輪自体が左右に動いて格納庫が左右旋回するように構成しているが、前輪を支持する車輪支持体を台座の下部に垂直軸の軸回りに回動可能に取り付けて、垂直軸を支点にして両車輪を連結する車軸の両先端部が前後に動くことにより格納庫が左右旋回するように構成することもできる。
また、本考案においては電動モータとエンジンを併用した駆動源とすることもできる。この場合電動モータによりエンジンを始動させて、モータとエンジンとを結合する複数のギヤによってエンジンを駆動させて車輪を回転させるように構成することもできる。なお、回転駆動機構、方向転換機構、回転・方向転換及び始動・停止等の切換え制御部の構成は周知であり、本考案では当該周知技術を利用するのでこれらの機構、構成については図示せず詳細な説明を省略する。
図3に示すように、両台座4、4’の下部に取り付けられる後輪20B、B’は、台座の下部に垂直軸の軸回りに回動可能に取り付けられた車輪支持体26によって支持されており、後輪は左右旋回自在に取れ付けられたキャスター式車輪(キャスター)である。図3では、後輪を1つの車輪構成の単輪タイプとして回転駆動しない左右旋回のみ可能なキャスター式車輪としているが、後輪は1つの車軸により支持される左右一対の2つの車輪構成の双輪タイプとすることもできる。
双輪タイプの場合は、方向転換の際に両車輪がそれぞれ独自に回転させてより円滑な走行を可能にするために2個の車輪は他方と同期せずにそれぞれ独立に回転するように構成すると都合がよい。なお、後輪を電動モータによる回転・方向転換駆動輪とすることもできる。なお、キャスター式車輪の構造等の構成は周知であり、本考案では当該周知技術を利用するのでその構成については説明を省略する。
本格納庫の前進・後退・方向転換・停止等の操作は、発信機からの送信を受けて電動モータの回転・方向転換駆動等を制御する送受信制御部を駆動機構収容部22に配置して、電動モータの始動・停止、格納庫の前進・後退・方向転換等を指示する発信機(図示しない)を別途備えて、発信機の各種操作部の操作によって無線操縦される。本考案においてはケーブル等の有線による遠隔操作もできることは勿論である。
発信機の前進・後退操作部のスタータボタンを押して電動モータを回転始動させ、格納庫を前進・後退させ、送信機の左右旋回操作部により任意の進行方向を指示して進行方向の変更ができる。このように電動モータを駆動源として電動モータを無線操縦により制御することにより格納庫を前進・後退・方向転換等が簡単にできるので、無線操縦により本格納庫を任意の場所に容易に移動させることができる。
本格納庫は前述したように前輪を駆動輪にして自走式として所望の場所に自由に移動することができるが、本考案では牽引車を用いて格納庫を所定場所へ移動させることができる。牽引車により移動する場合は駆動車輪を持上げ台車に載置して行われる。また牽引車により移動する格納庫にあっては、前輪、後輪等のすべての車輪をキャスター式車輪とすることができる。本考案で利用する牽引車は一般に航空機の牽引に用いられるものを利用するのでその説明は省略する。
図2(B)、図3に示すように、前輪及び後輪の全車輪は、両端で固定され車輪を回転自在に支持する車軸23と、路面に接するタイヤ24と、車軸に固定されタイヤとの間に配置されるホイール25とにより構成されており、車軸内部には車輪を回転自在に支持するための回転軸を備えている。前輪及び後輪のタイヤは、ホイールを介して取り付けられており、内部にチューブを内蔵した空気を注入するタイプやタイヤ全体を硬質ゴム製やナイロン、塩化ビニール樹脂等の硬質プラスチック製とすることができる。ゴムとしては天然ゴム、合成ゴムのいずれも使用することができる。
本格納庫に係るドーム状構造体の奥行寸法L及び間口寸法Wを任意の寸法に容易に拡張又は縮小することが可能であるので、本格納庫のサイズは格納する航空機のサイズに応じて容易に変更できる。ドーム状構造体の奥行き(長さ)サイズは波形鋼材の波形に沿った方向、すなわち長さ方向の壁部材の連結数を増加又は減少することにより容易に対応できる。また構造体の間口(横幅)サイズは長さの異なる波形鋼材又は長さの異なる連結部材を用いることによって容易に変更できる(本出願人が提案した特許文献3、4)。このように種々のサイズの格納庫を容易に製造することができる。
本考案に係る移動可能な構造体は戦闘機の格納庫に限定されるものではなく、航空機等の修理建屋、貨物の一時保管庫、各種作業建屋等としても利用することができる。また、本格納庫に係るドーム状構造体の両側壁面や台座、基礎台等の表面は、強度や耐久性を考慮してエポキシ樹脂によるコーティング処理を行うことが望ましい。
本考案に係る小型航空機の格納庫は、波形鋼材を用いて構築されるので充分な強度、耐火性及び耐久性を確保できると共に広い内部スペースが確保され、低コストで簡易に構築が可能である。また本格納庫は駆動車輪又は左右旋回可能なキャスターを取付けているので所望場所への自由な移動ができ、格納庫の設置場所を自由に選択することが可能となり駐機場から滑走路までの移動時間を大幅に短縮して緊急発進に備えることができる。
本考案に係る格納庫の奥行寸法及び間口寸法を任意のサイズに自由に拡張又は縮小することができるので格納する航空機のサイズにも容易に対応できる格納庫を提供できる。格納庫としてのみならず航空機等の修理建屋、貨物の一時保管庫、各種作業建屋等への活用も期待できる。
10 格納庫
1 ドーム状構造体
2 壁部材
3 連結部材
4、4’ 台座
5、5’ 基礎台
20A、20A’ 前輪
20B、20B’ 後輪
21、26 車輪支持体
22 駆動機構収容部
23 車軸
24 タイヤ
25 ホイール
DP 波形鋼材
L 奥行寸法
W 間口寸法
1 ドーム状構造体
2 壁部材
3 連結部材
4、4’ 台座
5、5’ 基礎台
20A、20A’ 前輪
20B、20B’ 後輪
21、26 車輪支持体
22 駆動機構収容部
23 車軸
24 タイヤ
25 ホイール
DP 波形鋼材
L 奥行寸法
W 間口寸法
Claims (7)
- 波形鋼材を波付方向と直交する方向に所定曲率で曲げ加工された波状の壁部材を波付方向に複数連結し、複数の壁部材が連結された2つの壁部を波付方向に直交する方向に天頂部において連結部材で相互に結合してアーチ状の側壁部が形成されたドーム状構造体において、前記側壁部の両下端部に台座がそれぞれ固着され、該両台座の下部に設置された車輪支持体により支持される両前輪及び両後輪の少なくとも4個の車輪が取り付けられ、所定場所への移動が可能であることを特徴とする小型航空機の格納庫。
- 前記両前輪は、1つの車軸により支持される左右一対の2つの車輪からなり、回転・方向転換駆動機構、電動モータ及び制御部を収容した駆動機構収容部を連結して回転・方向転換駆動することを特徴とする請求項1に記載の小型航空機の格納庫。
- 前記両後輪は、両台座の下部に垂直軸の軸回りに回動可能に設置された車輪支持体により支持され、1つの車軸により支持される左右一対の2つの車輪または1つの車輪からなり、左右旋回可能なキャスターであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の小型航空機の格納庫。
- 前記駆動機構収容部に発信機との送受信制御部を配置して、格納庫の前進・後退・方向転換・停止が発信機により無線操縦されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の小型航空機の格納庫。
- 前記格納庫の所定場所への移動が牽引車により行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の小型航空機の格納庫。
- 前記車輪は、両端で固定され車輪を回転自在に支持する車軸と路面に接するタイヤと車軸とタイヤとの間に配置されるホイールとにより構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の小型航空機の格納庫。
- 前記ドーム状構造体の奥行寸法は波形鋼材の波形に沿った方向の壁部材の連結数を増加又は減少することにより任意の寸法に拡張又は縮小することが可能であり、前記ドーム状構造体の間口寸法は長さの異なる波形鋼材を用いることにより任意の寸法に拡張又は縮小することが可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の小型航空機の格納庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005301U JP3215010U (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 小型航空機の格納庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017005301U JP3215010U (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 小型航空機の格納庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3215010U true JP3215010U (ja) | 2018-02-22 |
Family
ID=61231545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017005301U Active JP3215010U (ja) | 2017-11-21 | 2017-11-21 | 小型航空機の格納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215010U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU212238U1 (ru) * | 2022-02-14 | 2022-07-12 | ОБЩЕСТВО С ОГРАНИЧЕННОЙ ОТВЕТСТВЕННОСТЬЮ "Тентпроект" | Элемент передвижного ангара |
-
2017
- 2017-11-21 JP JP2017005301U patent/JP3215010U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU212238U1 (ru) * | 2022-02-14 | 2022-07-12 | ОБЩЕСТВО С ОГРАНИЧЕННОЙ ОТВЕТСТВЕННОСТЬЮ "Тентпроект" | Элемент передвижного ангара |
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