JP3214349U - ステップ付き杖 - Google Patents
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Abstract
【課題】 脚が不自由な人の歩行を助ける為に使う杖であって、バスや電車に乗乗り降りする際にも役に立つステップ付き杖の提供。【解決手段】 杖は支柱1とその上端に握り部2を有し、そして支柱1の下端部にはバスや電車に乗る際に足を掛けることが出来るステップ3を水平に延びて取付けている。【選択図】 図2
Description
本考案は電車やバスなどに乗車する際に、脚が不自由な人であっても自力で乗車することを可能とするもので、補助的な踏み段として足を掛けることが出来るステップを備えた杖に関するものである。
脚が不自由な障害者は多く、しかし車椅子に乗るまでもなく、杖を使って自力で歩くようにしている。脚が不自由になる原因は色々あり、例えば交通事故が原因であったり、また、脳梗塞にて歩くことがし難くなった場合など、色々ある。
このように脚が不自由な人は、ゆっくり歩くことは出来るが、電車やバスに乗る際には、地面と入口ステップとの間に大きな段差がり、その為に足を高く上げなくてはならず苦労する。
このように脚が不自由な人は、ゆっくり歩くことは出来るが、電車やバスに乗る際には、地面と入口ステップとの間に大きな段差がり、その為に足を高く上げなくてはならず苦労する。
勿論、バスや電車に乗り降りする際には、乗務員が補助してくれる場合もあるが、常に補助してくれる訳ではなく、地方の路線バスともなれば、補助してくれる人もなく、自分の力で乗らなくてならない。
ところで、従来において杖に関しては色々な形態のものが開発され、その目的・用途に応じて使われている。
ところで、従来において杖に関しては色々な形態のものが開発され、その目的・用途に応じて使われている。
例えば、特開2008−168100号に係る「腰掛付転倒防止型松葉杖」は、一般的で便利な松葉杖は一本支柱型であるため、路上での訓練でちょっとしたつまずきでも転倒しやすく、けがのもとになる。訓練中の休憩も必要であるし、場合によっては遠出に交通機関(バス及び電車等)使用もある。
路上での走行訓練でちょっとしたつまずきでも転倒しないために転倒防止杖を取り付け3箇所接地で踏ん張る構造とした。一対の松葉杖に安全帯を取り付け、片方の松葉杖に取り付けている枠梁をもう一方の松葉杖にセットし、その場で腰掛として使用可能とした。一対の松葉杖は重ねて持ち運び出来る構造としたため、どこでも手軽に使用出来る。
路上での走行訓練でちょっとしたつまずきでも転倒しないために転倒防止杖を取り付け3箇所接地で踏ん張る構造とした。一対の松葉杖に安全帯を取り付け、片方の松葉杖に取り付けている枠梁をもう一方の松葉杖にセットし、その場で腰掛として使用可能とした。一対の松葉杖は重ねて持ち運び出来る構造としたため、どこでも手軽に使用出来る。
特開2003−205003号に係る「杖型歩行車」は、バスや電車に持ち込んだり、一般家庭の廊下でも使える「かさばらない」歩行車(体の前で体を支えて歩く車)であり、体の横(片側)で使う「車輪のついた杖」を体の前で使用出来るように、進行方向に直角(横)になるグリップをつけ、車輪の横幅間隔を腰幅程度に広くして倒れないようにしている。
特開平9−299119号に係る「伸縮杖」は、相互に伸縮可能に嵌装される複数のパイプを備えるとともに、それらのパイプのうち最下位のパイプの下端部に、地面に接する接地部品と、該接地部品よりも上方位置で半径方向外方に張出すバスケットとが装着される伸縮杖であり、バスケットが不所望に離脱することを防止することともに、収縮時の全体長さを極力短縮することが出来る。
特開2008−168100号に係る「腰掛付転倒防止型松葉杖」
特開2003−205003号に係る「杖型歩行車」
特開平9−299119号に係る「伸縮杖」
このように、杖に関する特許文献は色々知られているが、これらの従来の杖を使用してバスや電車の乗り降りを補助することは出来ない。
本考案が解決しようとする課題は、歩行する場合のみならずバスや電車に乗り降りする際に、他人の手を借りることなく自分の力で乗り降りすることが出来るように機能するステップ付き杖を提供する。
本考案が解決しようとする課題は、歩行する場合のみならずバスや電車に乗り降りする際に、他人の手を借りることなく自分の力で乗り降りすることが出来るように機能するステップ付き杖を提供する。
本考案に係る杖は支柱とその上端に握り部を設けており、そして支柱の下端部には水平に延びるステップを取付けた構造としている。
該ステップには片足を載せて体重を負荷しても破損しないような強度を有している。その為に必要に応じてステップと支柱を繋ぐ補強部を設けることが出来る。支柱から水平に延びるステップは、歩行時には邪魔になるので、折畳み出来る構造とする場合もある。
該ステップには片足を載せて体重を負荷しても破損しないような強度を有している。その為に必要に応じてステップと支柱を繋ぐ補強部を設けることが出来る。支柱から水平に延びるステップは、歩行時には邪魔になるので、折畳み出来る構造とする場合もある。
また、上記ステップの上面には足を載せた際に滑らないようにゴム板などの滑り止め手段を必要に応じて設けることもある。ステップの具体的な高さは限定しないが、バスや電車に乗る際の踏み台として機能するもので、一般には支柱下端から15cm〜20cm程度が適している。
本考案のステップ付き杖は従来の一般的なものと同じく、平坦な道を歩行する場合に使うことが出来る。そして、バスや電車に乗り降りする際に役に立つ。
すなわち、支柱の下端部には水平に延びるステップを取付けていて、このステップに足を掛けてバスや電車に乗り込むことが出来る。
バスや電車の入口には上下方向に延びる手摺り(持ち手)が設けられており、片方の足を杖のステップに載せ、上記手摺りを握って身体を安定させた状態でステップに上がり、他方の足をバスや電車の入口ステップに掛けて乗り込むことが出来る。
すなわち、支柱の下端部には水平に延びるステップを取付けていて、このステップに足を掛けてバスや電車に乗り込むことが出来る。
バスや電車の入口には上下方向に延びる手摺り(持ち手)が設けられており、片方の足を杖のステップに載せ、上記手摺りを握って身体を安定させた状態でステップに上がり、他方の足をバスや電車の入口ステップに掛けて乗り込むことが出来る。
降りる際には、逆に手摺りを握って身体を安定させ、杖の下端を地面に接地した状態とし、ステップに片足を掛け、他方の足を地面に降ろすことが出来る。ステップはバスや電車の入口設けている入口ステップと地面の間に介在することで、足を高く上げることが出来ない障害者であっても乗り降りすることが出来るように機能する。
図1は本考案のステップ付き杖を示す実施例であり、同図の1は支柱、2は握り部、3はステップをそれぞれ表している。
ところで、この杖を握って歩行する場合には、上記ステップ3のない従来の一般的な杖と同じように使うことが出来る。本考案の杖は図1に示しているように、支柱1の下端部に水平に延びるステップ3を取付けていることで、バスや電車に乗り降りする際に役に立つ。
本考案のステップ付き杖の材質は特に限定しないが、一般的にはアルミ合金が適している。そして、握り部2及びステップ3が支柱1と一体化している場合には、アルミ製のダイキャストにて成形することが可能である。
ところで、この杖を握って歩行する場合には、上記ステップ3のない従来の一般的な杖と同じように使うことが出来る。本考案の杖は図1に示しているように、支柱1の下端部に水平に延びるステップ3を取付けていることで、バスや電車に乗り降りする際に役に立つ。
本考案のステップ付き杖の材質は特に限定しないが、一般的にはアルミ合金が適している。そして、握り部2及びステップ3が支柱1と一体化している場合には、アルミ製のダイキャストにて成形することが可能である。
図2はバスに乗る時の動作を示す概略図である。
(a)は乗り始めの動作を表していて、左手4で杖の握り部2を持ち、右手5はバスの入口に上下方向に延びている手摺り6を持っている。そして、左足7はステップ3に載っていて、杖は倒れないように下端8は地面9に接地し、右足10は地面9に接している。
(a)は乗り始めの動作を表していて、左手4で杖の握り部2を持ち、右手5はバスの入口に上下方向に延びている手摺り6を持っている。そして、左足7はステップ3に載っていて、杖は倒れないように下端8は地面9に接地し、右足10は地面9に接している。
図2の11はバスの入口に設けている入口ステップであり、この入口ステップ11は地面9から高く、脚が不自由な人はこの入口ステップ11まで左足7を上げることが出来ない。
そこで、入口ステップ11より低いステップ3に左足7を一旦掛けてバスに乗ることが出来る。したがって、ステップ3の高さは、バスの入口ステップ11の高さの約1/2程度の高さとしている。
そこで、入口ステップ11より低いステップ3に左足7を一旦掛けてバスに乗ることが出来る。したがって、ステップ3の高さは、バスの入口ステップ11の高さの約1/2程度の高さとしている。
(b)は次の動作を表しているが、左足7をステップ3に掛けて身体全体を持ち上げ、右足10を地面9から上げる。そして、右足10を入口ステップ11の上に載せる。この場合、身体のバランスが崩れないように、右手5は手摺り6を握り、左手4は杖の握り部2を掴んでいることが必要である。
そして、次の動作を(c)に示すように、左足7を上げて入口ステップ11に載せることが出来る。この場合も右手5で手摺り6をしっかり握り、左手で杖の握り部2を握っている必要があり、両足が入口ステップ11に載ったならば杖を持ち上げることが出来る。バスから、降りる場合には図2に示す動作を逆にする。
ところで、本考案のステップ付き杖は、バスの乗り降りの際に使うことに限定しない。電車の乗り降り時にも便利であり、また乗用車の乗り降り時にも役に立つ。さらには、家の玄関口に設けている段差を上がって入る際にもこのステップ付き杖は有効に働くことが出来、外出する場合に限らず、家に居る時にも使うことが出来る。
図3はステップ3の取付け構造を示す具体例である。該ステップ3に人が載るならば全体重が作用し、その為に前記図1に示すような支柱1と一体化した構造では、ステップ3の基部には大きな曲げモーメントが働き、破損する虞がある。
そこで、図3に示すようにステップ3と支柱1を繋ぐ補強部12を設けることが出来る。ステップ3の上面に大きな荷重が働くならば、この荷重は補強部12によって支えられ、ステップ基部に作用する曲げモーメントを抑制することが出来る。勿論、金具16に軸支されることで、ステップ3の基部に曲げモーメントは発生しない。
そこで、図3に示すようにステップ3と支柱1を繋ぐ補強部12を設けることが出来る。ステップ3の上面に大きな荷重が働くならば、この荷重は補強部12によって支えられ、ステップ基部に作用する曲げモーメントを抑制することが出来る。勿論、金具16に軸支されることで、ステップ3の基部に曲げモーメントは発生しない。
該補強部12の一方端はステップ3に軸13を介して連結され、他方端は支柱1に沿ってスライドすることが出来る上下スライダー15に設けた軸14に連結している。
ところで、該ステップ3は支柱1から水平に延びているが、バスや電車に乗り降りする際に使うものであり、平坦な道を歩行する場合には必要でない。むしろ、支柱1から水平に延びるステップ3は歩行の邪魔になることもあり、その為に、折畳み可能な構造とすることが出来る。
ところで、該ステップ3は支柱1から水平に延びているが、バスや電車に乗り降りする際に使うものであり、平坦な道を歩行する場合には必要でない。むしろ、支柱1から水平に延びるステップ3は歩行の邪魔になることもあり、その為に、折畳み可能な構造とすることが出来る。
図4はステップ3が支柱1に沿って上方へ折畳んだ状態である。この場合、支柱1に対して45°に傾斜していた補強部12も支柱1と平行を成して折畳まれる。ステップ3は支柱1に固定した金具16に設けた軸17に軸支されて、上下方向に揺動することが出来、ステップ3は支柱1に近接して上方を向いて停止し、補強部12はステップ3の内部空間に収容される。
ステップ3は門型断面を成し、図4のように折畳まれるならば補強部12は門型断面のステップ3の内部空間に収まり、また、金具16は間に空間を有す断面としていて、軸17にも当らないように成っている。
ステップ3は門型断面を成し、図4のように折畳まれるならば補強部12は門型断面のステップ3の内部空間に収まり、また、金具16は間に空間を有す断面としていて、軸17にも当らないように成っている。
そして、上方に折畳まれたステップ3が自重にて下がらないように、図4の状態で停止することが出来る止着手段を設けている。
補強部12の基部を連結している上下スライダー15は、ステップ3が上方へ折畳まれるならば、支柱1に沿って上昇する。逆にステップ3を倒して図3のように水平になれば、上下スライダー15は降下し、支柱下端に設けている脚部18に当たって支えられる。したがって、上下スライダー15は該脚部18に当たって停止することでステップ3は水平状態に保持され、下方へ傾斜しないように成っている。
補強部12の基部を連結している上下スライダー15は、ステップ3が上方へ折畳まれるならば、支柱1に沿って上昇する。逆にステップ3を倒して図3のように水平になれば、上下スライダー15は降下し、支柱下端に設けている脚部18に当たって支えられる。したがって、上下スライダー15は該脚部18に当たって停止することでステップ3は水平状態に保持され、下方へ傾斜しないように成っている。
ところで、上記ステップ3の向きは握り部2を握った状態で足を掛け易い方向としなくてならない。そこで、ステップ3を取付ける金具16をバンド型式として支柱1に巻付けて固定出来る構造とするならば、ステップ3の向きを自由に変えることが出来る。
1 支柱
2 握り部
3 ステップ
4 左手
5 右手
6 手摺り
7 左足
8 下端
9 地面
10 右足
11 入口ステップ
12 補強部
13 軸
14 軸
15 上下スライダー
16 金具
17 軸
18 脚部
2 握り部
3 ステップ
4 左手
5 右手
6 手摺り
7 左足
8 下端
9 地面
10 右足
11 入口ステップ
12 補強部
13 軸
14 軸
15 上下スライダー
16 金具
17 軸
18 脚部
Claims (2)
- 脚が不自由な人の歩行を助ける為に使う杖において、該杖は支柱とその上端に握り部を有し、そして支柱の下端部には水平に延びるステップを取付けたことを特徴とするステップ付き杖。
- 上記ステップには補強部を設けると共に折畳み可能な構造とした請求項1記載のステップ付き杖。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017004846U JP3214349U (ja) | 2017-10-24 | 2017-10-24 | ステップ付き杖 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017004846U JP3214349U (ja) | 2017-10-24 | 2017-10-24 | ステップ付き杖 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3214349U true JP3214349U (ja) | 2018-01-11 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2017
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