JP3213386B2 - 誘導負荷駆動装置 - Google Patents

誘導負荷駆動装置

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JP3213386B2
JP3213386B2 JP19236792A JP19236792A JP3213386B2 JP 3213386 B2 JP3213386 B2 JP 3213386B2 JP 19236792 A JP19236792 A JP 19236792A JP 19236792 A JP19236792 A JP 19236792A JP 3213386 B2 JP3213386 B2 JP 3213386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘導性負荷に印加す
る電源を所定デューティ比で開閉することにより該誘導
負荷に印加される平均電圧または平均電流を制御して該
誘導性負荷を駆動する誘導負荷駆動装置に関し、特に負
荷電流の良好な立上がりを確保するようにした誘導負荷
駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導負荷、例えば、ソレノイドプ
ランジャやステッピングモータのコイルを駆動する誘導
負荷駆動装置としては、この誘導負荷と電源との間に半
導体スイッチ等からなる回路開閉手段を挿入して、これ
を所定デューティ比で開閉することにより該誘導負荷に
印加される平均電圧または平均電流を制御する装置が用
いられている。この装置はチョッパ制御またはPWM
(パルス幅変調)制御として知られているもので、その
従来の代表的回路構成を図5および図6に示す。
【0003】図5に示す回路は、いわゆるハイサイドス
イッチと呼ばれる回路構成で、スイッチ手段である2つ
のトランジスタTR1、TR2および2つの抵抗R0、
R1を具備して構成され、トランジスタTR1のベース
に所定デューティ比のPWM信号が加えられ、トランジ
スタTR2のエミッタに電源が接続され、トランジスタ
TR2のエミッタ、ベース間に抵抗R0が接続され、ト
ランジスタTR1のコレクタとトランジスタTR2のベ
ース間に抵抗R1が接続され、トランジスタTR1のエ
ミッタは接地されている。またこの回路の駆動対象であ
る誘導性負荷LにはフライホイールダイオードFDが並
列に接続され、フライホイールダイオードFDのカソー
ドはトランジスタTR2のコレクタに接続され、フライ
ホイールダイオードFDのアノードは接地されている。
【0004】かかる構成において、PWM信号がハイレ
ベルになり、トランジスタTR1がオンすると、これに
応答してトランジスタTR2がオンになり、電源はトラ
ンジスタTR2を介して誘導性負荷Lに印加され、電源
から、トランジスタTR2、誘導性負荷Lを介して負荷
電流が接地へ流れる。このとき、この負荷電流は誘導性
負荷Lの特性から時間とともに増加し、最終的には誘導
性負荷L内の図示しない抵抗分と電源電圧によって与え
られる飽和点で一定する。
【0005】ところで、上記のようなチョッパ制御を行
う場合、誘導性負荷Lに要求される平均電流値は上記飽
和点の電流値よりも低く、したがって、上記誘導性負荷
Lを流れる負荷電流がその飽和点に達する前にPWM信
号はハイレベルからローレベルになり、トランジスタT
R1はオンからオフになり、トランジスタTR2もオン
からオフになり電源は誘導性負荷Lから遮断される。
【0006】ここで、トランジスタTR2のオン、オフ
タイミング、すなわちPWM信号のハイレベル、ローレ
ベルのタイミングは、例えば、時間のみを基準としたト
ランジスタTR2のオン、オフ比率制御(デューティコ
ントロール)または図示しない電流検出器により誘導性
負荷Lを流れる負荷電流を検出して、その瞬時値または
平均値による定電流制御等の所定の基準によって決定さ
れる。
【0007】いづれの場合も、トランジスタTR2がオ
フになり、電源が誘導性負荷Lから遮断されると、誘導
性負荷Lを流れる負荷電流は、誘導性負荷Lの誘導成分
により、フライホイールダイオードFDを介して還流
し、回路の電気抵抗やフライホイールダイオードFDの
順方向電圧により次第に減少していく。
【0008】この状態で、再びPWM信号がローレベル
からハイレベルになり、トランジスタTR1がオンにな
り、トランジスタTR2がオンになると、電源は再び誘
導性負荷Lに接続され、前述したように誘導性負荷Lを
流れる負荷電流は順次増加する。
【0009】このとき、トランジスタTR2のコレクタ
から誘導性負荷Lに至る信号線は、トランジスタTR2
がオンしている間は電源電圧にチャージされ、またトラ
ンジスタTR2がオフしている間は接地電位、すなわち
0VあるいはフライホイールダイオードFDの順方向電
圧によりわずかに負となる電位を持つ。
【0010】ところで、トランジスタTR2がオンした
とき、誘導性負荷Lに流れる負荷電流iは、誘導性負荷
LのインダクタンスをL、電源電圧をE、時間をtとす
るとき E=L・di/dt で表わされる傾きで増加する。
【0011】ここで、誘導性負荷L駆動の、例えば応答
性を高めるために、この負荷電流の良好な立上がり(増
加率)を確保しようとすると、誘導性負荷Lのインダク
タンスLを軽減するか電源電圧Eを増加しなければなら
ない。
【0012】しかし、誘導性負荷LのインダクタンスL
を軽減することは、例えば誘導性負荷Lの駆動により動
作する装置のトルクの減少に繋がるので、これは要求さ
れる制御対象との関係から難しい。そこで、少なくとも
誘導性負荷Lの駆動開始時に電源電圧Eを増加する構成
が考えられるが、このように構成すると、電源回路の大
型化およびコストアップに繋がる。
【0013】また、図6に示す回路は、いわゆるローサ
イドスイッチと呼ばれる回路構成で、この回路構成にお
いても上述したと同様の問題が生じる。図6に示す回路
において、トランジスタTR1のベースに所定デューテ
ィ比のPWM信号が加えられ、トランジスタTR1のエ
ミッタは接地される。またこの回路の駆動対象である誘
導性負荷LにはフライホイールダイオードFDが並列に
接続され、フライホイールダイオードFDのカソードに
は電源が接続され、フライホイールダイオードFDのア
ノードはトランジスタTR1のコレクタに接続される。
【0014】この回路構成においても、負荷電流の増加
率は、誘導性負荷LのインダクタンスLと電源電圧Eと
の関数で決定されるため、負荷電流の良好な立上がりを
確保しようとすると、少なくとも駆動開始時に電源電圧
Eを増加しなければならなくなり、電源回路の大型化お
よびコストアップをもたらす。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の誘導負荷駆動装置は、負荷電流の良好な立上がりを確
保しようとすると、電源回路の大型化およびコストアッ
プをもたらすという問題があった。
【0016】そこで、この発明は、電源回路の大型化お
よびコストアップをもたらすことなく負荷電流の良好な
立上がりを確保することのできる誘導負荷駆動装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、電源を所定デューティ比で開閉する第
1のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段に接続さ
れる中間タップを有する単巻変圧器と、前記単巻変圧器
を流れる電流をオンオフする第2のスイッチ手段と、前
記単巻変圧器の中間タップに接続される誘導性負荷に流
れる電流をオンオフする第3のスイッチ手段とを具備
し、前記誘導性負荷の非駆動時には前記第2のスイッチ
手段をオンにするとともに前記第3のスイッチ手段をオ
フにし、前記誘導性負荷の駆動時には前記第2のスイッ
チ手段をオフにするとともに前記第3のスイッチ手段を
オンにすることを特徴とする。
【0018】
【作用】誘導性負荷の非駆動時には第2のスイッチ手段
はオンになり、第3のスイッチ手段はオフになる。これ
により第1のスイッチ手段で開閉される電流は単巻変圧
器を流れ、この単巻変圧器にエネルギーが蓄積される。
誘導性負荷の駆動時になると、第2のスイッチ手段はオ
ンからオフになり、第3のスイッチ手段はオフからオン
になる。この時単巻変圧器に蓄積されたエネルギーが誘
導性負荷に加えられ、誘導性負荷に流れる負荷電流は速
やかに増加する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明にかかわる誘
導負荷駆動装置の実施例を詳細に説明する。
【0020】図1は、この発明の誘導負荷駆動装置の第
1の実施例を示したものである。この実施例の誘導負荷
駆動装置は図5に示したハイサイドスイッチと呼ばれる
回路構成にこの発明を適用して構成したもので、トラン
ジスタTR2のコレクタに中間タップを有する単巻変圧
器AT1の巻線の一端が接続され、この単巻変圧器AT
1の巻線の他端はダイオードD1を介してトランジスタ
TR3のコレクタに接続される。このトランジスタTR
3のエミッタは、シャント抵抗RSHを介して接地さ
れ、ベースには後に詳述する負荷オン/オフ指令信号S
TBYをインバータINで反転した信号STBYIが加
えられている。また、このトランジスタTR3には並列
にツェナーダイオードZDが接続される。
【0021】更に、単巻変圧器AT1の中間タップは、
トランジスタTR4、抵抗R2を介して誘導性負荷Lに
接続される。ここで、抵抗R2は誘導性負荷Lの内部抵
抗である。また、誘導性負荷Lの他端はシャント抵抗R
SHに接続される。
【0022】更に、トランジスタTR4には並列にツェ
ナーダイオードZBKが接続され、トランジスタTR4
のエミッタ、ベース間には抵抗R3が接続され、トラン
ジスタTR4のベースは抵抗R4を介してトランジスタ
TR5のコレクタに接続され、このトランジスタTR5
のベースには負荷オン/オフ指令信号STBYが加えら
れ、エミッタは接地されている。
【0023】また、シャント抵抗RSHから電流フィー
ドバック信号CFVを発生し、この電流フィードバック
信号CFVはPWM回路10に入力される。PWM回路
10には電流指令信号CURCOMが入力されており、
PWM回路10は電流フィードバック信号CFVとこの
電流指令信号CURCOMとを比較し、の電流フィード
バック信号CFVが電流指令信号CURCOMの近傍と
なるようにトランジスタTR1のオンオフを制御するP
WM信号を生成する。他の構成は図5に示した従来回路
と同一である。なお、図1において、図5に示した従来
回路と同一の機能を果たす回路素子には説明の便宜上図
5で用いた符号と同一の符号を付する。図1の構成にお
いて、誘導性負荷Lの非駆動時には、負荷オン/オフ指
令信号STBYはローレベルであり、トランジスタTR
5はオフ、トランジスタTR4はオフになっている。ま
たこの時、このローレベルの負荷オン/オフ指令信号S
TBYはインバータINで反転されて信号STBYIと
してトランジスタTR3のベースに加えられるので、ト
ランジスタTR3はオンとなっている。
【0024】したがって、トランジスタTR2のオン
時、電源電流は、単巻変圧器AT1の巻線、ダイオード
D1、トランジスタTR3、シャント抵抗RSHを介し
て接地に流れ、その電流値は、式 E=L(AT1)・d(iAT1)/dt+RSH・i
AT1 にしたがって増加する。ここで、Eは電源電圧、L(A
T1)は単巻変圧器AT1の中間タップ解放時の巻線イ
ンダクタンス、iAT1は単巻変圧器AT1の巻線電
流、RSHはシャント抵抗RSHの抵抗値である。
【0025】また、単巻変圧器AT1、ダイオードD
1、トランジスタTR3、シャント抵抗RSHからなる
直列回路にはフライホイールダイオードFDが並列に接
続されているので、トランジスタTR2のオフ時には、
単巻変圧器AT1の巻線、ダイオードD1、トランジス
タTR3、シャント抵抗RSHを介して接地に流れる電
流は、このフライホイールダイオードFDを通り、単巻
変圧器AT1に戻り、この回路を還流している。
【0026】このとき、この電流はシャント抵抗RSH
により検出され、電流フィードバック信号CFVとして
PWM回路10に入力される。PWM回路10には電流
指令信号CURCOMが入力されており、PWM回路1
0は電流フィードバック信号CFVとこの電流指令信号
CURCOMとを比較し、の電流フィードバック信号C
FVが電流指令信号CURCOMの近傍となるようにト
ランジスタTR1のオンオフを制御するPWM信号を生
成する。このPWM信号によりトランジスタTR1をオ
ンオフ制御し、これに対応して、トランジスタTR2が
オンオフして電源を開閉する。
【0027】すなわち、誘導性負荷Lの非駆動時には、
電流指令信号CURCOMは、単巻変圧器AT1に常時
蓄積しておくべきエネルギーに見合う全巻線電流を指令
しており、これに応じてトランジスタTR2は開閉を繰
り返している。
【0028】この状態において、誘導性負荷Lを駆動す
るために、負荷オン/オフ指令信号STBYがローレベ
ルからハイレベルになると、トランジスタTR3はオフ
になり、また、トランジスタTR5はオンになり、これ
に応答してトランジスタTR4もオンになり、単巻変圧
器AT1の中間タップがこのトランジスタTR4、内部
抵抗R2を介して誘導性負荷Lに接続される。
【0029】この時、今まで単巻変圧器AT1の全巻線
に流れていた全巻線電流は中間タップにより分割される
部分巻線側に流れる。この部分巻線側に流れる部分巻線
電流は全巻線と部分巻線との巻数比によって決定され、
例えば、全巻線の巻数N1と部分巻線の巻数N2との比
がN:1であるとすると、全巻線電流のN倍の電流供給
能力を有する。ここで、誘導性負荷Lのインダクタンス
等により部分巻線電流が所定の値に到達しない場合は、
単巻変圧器AT1の相互誘導作用により、全巻線電流遮
断によるサージ電圧の1/Nの過電圧を部分巻線側に発
生するため、誘導性負荷Lを流れる負荷電流を速やかに
増加させることができる。
【0030】なお、トランジスタTR3に並列に接続さ
れるツェナーダイオードZDはこのとき発生されるサー
ジ電圧をクランプし、このサージ電圧からトランジスタ
TR3を保護するためのものである。ここで、このツェ
ナーダイオードZDは適当な容量値を有するコンデンサ
に代えることもできる。また、ツェナーダイオードZB
KはトランジスタTR4の保護のために挿入されたもの
である。
【0031】図2は、図1に示した回路の各部の信号波
形を示したものである。次に、この図2を参照して図1
に回路の動作を更に説明する。
【0032】誘導性負荷Lの非駆動時、すなわち、誘導
性負荷Lを駆動していない状態においては電流指令信号
CURCOMは、図2(c)に示すように、電流i0、
すなわち、単巻変圧器AT1に常時蓄積しておくべきエ
ネルギーに見合う全巻線電流を指令しており、これに応
じてトランジスタTR2は開閉を繰り返している。この
時負荷オン/オフ指令信号STBYは、図2(a)に示
すようにローレベルであり、トランジスタTR5および
TR4はオフになっており、また、この負荷オン/オフ
指令信号STBYの反転信号STBYIは、図2(b)
に示すようにハイレベルになって、トランジスタTR3
はオンになっている。したがって、単巻変圧器AT1に
流れる電流iTは図2(e)に示すように電流i0に制
御されている。
【0033】時刻T0において、誘導性負荷Lに通電を
開始したとすると、この時刻T0で、図2(a)に示す
ように負荷オン/オフ指令信号STBYはローレベルか
らハイレベルになり、この負荷オン/オフ指令信号ST
BYの反転信号STBYIは図2(b)に示すようにハ
イレベルからローレベルになる。これにより、トランジ
スタTR5およびTR4はオフからオンになり、トラン
ジスタTR3はオンからオフになる。このとき、今まで
単巻変圧器AT1の全巻線により生じていた磁束は、こ
の電流の減少を阻止する方向に作用し、全巻線の両端に
サージ電圧を発生し、またこのサージ電圧を単巻変圧器
AT1の全巻線の巻数N1と単巻変圧器AT1の中間タ
ップにより分割される部分巻線の巻数N2との比、すな
わち1/Nに分割した電圧が部分巻線に発生する。ここ
で、単巻変圧器AT1の全巻線の両端に発生するサージ
電圧はトランジスタTR3の保護用のツェナーダイオー
ドZDによりクランプされるが、単巻変圧器AT1の中
間タップにより分割される部分巻線に発生した起電力
は、トランジスタTR4がオンしているため、誘導性負
荷Lに印加され、誘導性負荷Lの負荷電流iLを増加さ
せる。そして、この負荷電流iLが全巻線の巻数N1と
部分巻線の巻数N2の巻線比相当、すなわちN1/N2
・i0(i0のN倍)に近付くと、それまで減少してき
た単巻変圧器AT1内の磁束と部分巻線に流れる電流に
よる磁束とが等しくなり、サージ電圧は消失する。これ
までの現象は極めて迅速に進行するため、近似的には、
当初単巻変圧器AT1の全巻線により形成されてきた単
巻変圧器AT1内の磁束が、中間タップにより分割され
る部分巻線に流れるN倍の電流によって保存されたもの
と見なすことができる。この過程は図2において時刻T
0からT1間での間に示される。ここで、図2(d)に
はツェナーダイオードZDによりクランプされるサージ
電圧VZが示され、図2(e)には、単巻変圧器AT1
に供給される電流iTが示され、図2(f)には、誘導
性負荷Lに供給される負荷電流iLが示され、図2
(g)は誘導性負荷Lに加えられる負荷電圧VLが示さ
れる。
【0034】このようにして、誘導性負荷Lの駆動が開
始されると、図2(c)に示すように電流指令信号CU
RCOMは単巻変圧器AT1の部分巻線による電流値に
相当する値に変更される。
【0035】誘導性負荷Lに供給された部分巻線電流
は、再びシャント抵抗RSHに合流しているので、この
シャント抵抗RSHの電圧降下により負荷電流を知るこ
とができる。
【0036】ここで、単巻変圧器AT1は、上記負荷電
流の供給によりその磁芯に蓄積したエネルギーを一部放
出しているため、単巻変圧器AT1の全巻線から部分巻
線への電流の変化の結果、誘導性負荷Lの駆動に必要な
電流値に対して単巻変圧器AT1の出力電流が不足する
ことが考えられる。このことは、すなわち、シャント抵
抗RSHの電圧降下分と電流指令信号CURCOMとの
間の偏差を大きくすることになり、トランジスタTR2
のオン時間を増大させることになる。以後、トランジス
タTR2はPWM回路10から発生されるPWM信号に
よりオンオフして新たな電流指令信号CURCOMに一
致するようにPWM制御される。この状態は図2におい
て時刻T1からT2までに示される。
【0037】誘導性負荷Lの駆動が終了すると、負荷オ
ン/オフ指令信号STBYは図2(a)に示すようにハ
イレベルからローレベルに復帰し、また、負荷オン/オ
フ指令信号STBYの反転信号STBYIは図2(b)
に示すようにローレベルからハイレベルに復帰する。こ
れによりトランジスタTR5およびTR4はオンからオ
フになり、トランジスタTR3はオフからオンになる。
これにより誘導性負荷Lは単巻変圧器AT1の中間タッ
プから切り離され、単巻変圧器AT1の部分巻線に流れ
ていた電流は1/Nになり、再び全巻線に流れることに
なる。この時、部分巻線のもれインダクタンス、誘導性
負荷Lのインダクタンス等の回路中の誘導成分により発
生するサージ電圧は、トランジスタTR4に並列に挿入
されたツェナーダイオードZBKにより吸収され、これ
によりトランジスタTR4の保護が図られている。
【0038】図3は、4相ステッピングモータの駆動回
路にこの発明を適用した他の実施例を示したものであ
る。この実施例において、4相ステッピングモータの各
相のコイルLA〜LDはそれぞれ独立した4個の定電流
駆動回路に接続されている。これらの回路では、コイル
LA〜LDは、それぞれ、逆流防止用ダイオードD3−
A〜D3−D、リアクトルDL−A〜DL−D、トラン
ジスタMTR−A〜MTR−Dを介して電源に接続され
ている。トランジスタMTR−A〜MTR−DはPWM
信号PWM−A〜PWM−Bにより駆動される。また、
リアクトルDL−A〜DL−DとトランジスタMTR−
A〜MTR−Dとの直列回路にはダイオードRBD−A
〜RBD−Dが並列に接続されている。
【0039】また、コイルLA〜LDは、各相の駆動/
非駆動を制御するトランジスタSTR−A〜STR−
D、電流検出用シャント抵抗RSE−A〜RSH−Dを
介して接地されている。また、トランジスタSTR−A
〜STR−Dと電流検出シャント抵抗RSE−A〜RS
H−Dとの直列回路には、それぞれ、ツェナーダイオー
ドZD1−A〜ZD1−Dが並列に接続されている。こ
こで、トランジスタSTR−A〜STR−Dは各相の駆
動信号DRV−A〜DRV−Dによりそれぞれ駆動され
る。更に、リアクトルDL−A〜DL−D、ダイオード
D3−A〜D3−D、コイルLA〜LD、トランジスタ
STR−A〜STR−D、電流検出シャント抵抗RSH
−A〜RSH−Dからなる直列回路には、それぞれ、フ
ライホイールダイオードFD−A〜FD−Dが並列に接
続されている。
【0040】更に、コイルLA〜LDは、それぞれ、ダ
イオードD2−A〜D2−D、トランジスタTR4−A
〜TR4−Dを介して単巻変圧器AT1の中間タップに
接続され、トランジスタTR4−A〜TR4−Dには、
それぞれ、ツェナーダイオードZBK−A〜ZBK−D
が並列に接続されている。また、トランジスタTR4−
A〜TR4−Dのベースは、それぞれ、抵抗R4−A〜
R4−Dを介してトランジスタTR5−A〜TR5−D
のコレクタに接続され、トランジスタTR5−A〜TR
5−Dのエミッタは接地されている。また、トランジス
タTR5−A〜TR5−Dのベースにはそれぞれ負荷オ
ン/オフ指令信号STBY−A〜STBY−Dが加えら
れている。
【0041】単巻変圧器AT1の一端には、PWM信号
により電源を開閉するトランジスタTR2のコレクタが
接続され、単巻変圧器AT1の他端は、ダイオードD
1、トランジスタTR3、シャント抵抗RSH−0を介
して接地され、トランジスタTR3には並列にツェナー
ダイオードZDが接続されている。また、単巻変圧器A
T1、ダイオードD1、トランジスタTR3、シャント
抵抗RSH−0からなる直列回路にはフライホイールダ
イオードFDが並列に接続されている。
【0042】また、シャント抵抗RSH−0、RSH−
A〜RSH−Dで検出された電流フィードバック信号C
FB−0、CFB−A〜CFB−Dは、セレクタSEL
を介して信号MODとしてPWM回路30に加えられ、
PWM回路30はこの信号MODと電流指令信号CUR
COMとの偏差が小さくなるようにトランジスタTR2
をオンオフ制御する。ここで、PWM回路30は図1に
示したPWM回路20、トランジスタTR1、抵抗R1
を含むものである。
【0043】また、シャント抵抗RSH−A〜RSH−
Dで検出された電流フィードバック信号CFB−A〜C
FB−Dは、それぞれ、図示しない各相のPWM回路に
加えられ、ここで所定の電流指令値との比較のもとに、
それぞれ、トランジスタMTR−A〜MTR−Dを駆動
するためのPWM信号PWM−A〜PWM−Bを生成す
る。
【0044】この回路の動作を、A相を例にとって説明
すると、トランジスタMTR−AはPWM信号PWM−
Aにより駆動され、トランジスタMTR−Aがオンのと
きは、電源から、トランジスタMTR−A、リアクトル
DL−A、逆流防止用ダイオードD3−A、コイルL
A、トランジスタSTR−A、電流検出用シャント抵抗
RSH−Aを介して接地へ回路電流が流れる。この時の
A相回路電流iAは、式 E=(L(LA)+L(DL-A))・diA/dt+(RS
HA+RA)・iA にしたがって増加する。ここで、Eは電源電圧、L(L
A)はコイルLAのインダクタンス、L(DL-A)はリア
クトルDL−Aのインダクタンス、RSHAはシャント
抵抗RSH−Aの抵抗値、RAはコイルLAの内部抵抗
である。
【0045】このA相回路電流は、電流検出用シャント
抵抗RSH−Aの電圧降下から検出され、図示しないA
相PWM回路によりその平均電流が所定の電流指令値と
一致するようにPWM制御される。
【0046】PWM信号PWM−Aにより、トランジス
タMTR−Aがオフになると、コイルLAを流れる負荷
電流は、リアクトルDL−A、逆流防止用ダイオードD
3−A、コイルLA、トランジスタSTR−A、電流検
出用シャント抵抗RSH−A、接地、フライホイールダ
イオードFD−A、リアクトルDL−Aの還流路を還流
しつつ漸減する。他の相、すなわちB相、C相、D相の
動作も同様である。
【0047】ところで、4相ステッピングモータの各相
のコイルLA〜LDは、図4(a)〜(d)に示すよう
に、互いに一定の順序で励磁、解磁を繰り返している。
この実施例においては、この発明を適用することにより
各相のコイルLA〜LDの負荷電流の立上がりを改善し
ている。図3において、一点鎖線で囲んだ回路100が
この発明によって導入された回路であり、この回路10
0の回路構成は基本的には図1に示した回路構成と同一
である。ただし、この実施例では、制御対象となる誘導
性負荷として4つのコイルLA〜LDを有しているの
で、一点鎖線で囲んだ回路100においては、図1に示
したトランジスタTR4およびツェナーダイオードZB
Kは、それぞれ、各コイルLA〜LDに対応する4つの
トランジスタTR4−A〜TR4−Dおよび4つのツェ
ナーダイオードZBK−A〜ZBK−Dに置き換えら
れ、各トランジスタTR4−A〜TR4−Dのコレクタ
にはそれぞれダイオードD2−A〜D2−Dが接続さ
れ、PWM回路30には、この回路を動作させないとき
の定常電流を検出するシャント抵抗RSH−0および各
相の負荷電流を検出するシャント抵抗RSH−A〜RS
H−Dで検出された電流フィードバック信号CFB−
0、CFB−A〜CFB−DがセレクタSELを介して
信号MODとして加えられている。
【0048】以下この回路100の動作を中心にこの実
施例の動作を図4に示したタイミングチャートを参照し
て説明する。
【0049】図4において、(a)〜(d)はそれぞ
れ、各相の駆動/非駆動を制御するトランジスタSTR
−A〜STR−Dのベースに印加される各相の駆動信号
DRV−A〜DRV−Dを示したもので、トランジスタ
STR−A〜STR−Dは、図4(a)〜(d)に示す
ように、順次オン、オフして、コイルLA〜LDに電源
から順次駆動電流を流す。ここで、この実施例において
は各相の駆動電流の立上がり部における電流増加率を改
善するために、回路100が設けられている。
【0050】回路100のトランジスタTR4−A〜T
R4−Dのベースには、図4(e)〜(h)に示すよう
に、各相の駆動信号DRV−A〜DRV−Dの立上がり
部で一定時間ハイレベルとなる負荷オン/オフ指令信号
STBY−A〜STBY−Dが加えられ、各相の駆動信
号DRV−A〜DRV−Dの立上がり部でトランジスタ
TR4−A〜TR4−Dは一定時間オンになる。
【0051】また、トランジスタTR3のベースには、
負荷オン/オフ指令信号STBY−A〜STBY−Dの
いずれもがハイレレベルとならないときハイレベルとな
る図4(i)に示すような信号STBYIが加えられて
いる。
【0052】更に、セレクタSELは、図4(j)に示
すように、A相に対応する信号STBY−Aがハイレベ
ルとなっている間は、A相のシャント抵抗RSH−Aで
検出された電流フィードバック信号CFB−Aを選択
し、B相に対応する信号STBY−Bがハイレベルとな
っている間は、B相のシャント抵抗RSH−Bで検出さ
れた電流フィードバック信号CFB−Bを選択し、C相
に対応する信号STBY−Cがハイレベルとなっている
間は、C相のシャント抵抗RSH−Cで検出された電流
フィードバック信号CFB−Cを選択し、D相に対応す
る信号STBY−Dがハイレベルとなっている間は、D
相のシャント抵抗RSH−Dで検出された電流フィード
バック信号CFB−Dを選択し、信号STBY−A〜S
TBY−Dのいずれもがハイレレベルとならないとき、
すなわち、図4(i)に示す信号STBYIがハイレベ
ルとなっている間は、シャント抵抗RSH−0で検出さ
れた電流フィードバック信号CFB−0を選択するよう
に構成されており、電流指令信号CURCOMは、図4
(k)に示すように、各相の負荷オン/オフ指令信号S
TBY−A〜STBY−Dがハイレベルとなる間には、
それぞれ、各相の起動電流値に対応した値をとり、各相
の負荷オン/オフ指令信号STBY−A〜STBY−D
がいずれもハイレベルとならない図4(i)に示す制御
信号STBYIがハイレベルとなっている間は単巻変圧
器AT1に所定のエネルギーを蓄積するための所定の定
常電流値をとるように構成されている。
【0053】この回路の動作を、A相を例にとって説明
すると、まず、A相に対応する駆動信号DRV−Aがロ
ーレベルとなってるときは、トランジスタSTR−Aは
オフとなっており、A相のコイルLAには電流は流され
ていない。このとき、信号STBY−Aはローレベルで
あり、信号STBYIはハイレベルとなっているので、
トランジスタTR3はオンとなり、回路電流は、電源か
ら、トランジスタTR2、単巻変圧器AT1、ダイオー
ドD1、トランジスタTR3、シャント抵抗RSH−0
を介して接地に流れ、単巻変圧器AT1には所定のエネ
ルギーが蓄積されている。このとき、セレクタSELは
シャント抵抗RSH−0で検出された電流フィードバッ
ク信号CFB−0を選択しているので、単巻変圧器AT
1を流れる電流は図4(k)に定常電流値に一致するよ
うに、PWM回路30により制御される。
【0054】A相に対応する駆動信号DRV−Aがロー
レベルからハイレベルに立ち上がると、トランジスタS
TR−Aはオフからオンになり、電源から、トランジス
タMTR−A、リアクトルDL−A、逆流防止用ダイオ
ードD3−A、コイルLA、トランジスタSTR−A、
電流検出用シャント抵抗RSH−Aを介して接地へ回路
電流が流れる。
【0055】このとき、A相に対応する信号STBY−
Aはローレベルからハイレベルとなり、これによりトラ
ンジスタTR4−Aはオンになり、同時にトランジスタ
TR3はオンからオフになるので、単巻変圧器AT1に
蓄積されていたエネルギーにより、単巻変圧器AT1の
中間タップ、トランジスタTR4−A、ダイオードD2
−Aを介してA相のコイルLAに過電圧が印加され、コ
イルLAを流れる負荷電流を急激に増大させることがで
きる。このときセレクタSELはシャント抵抗RSH−
Aで検出されたA相の電流フィードバック信号CFB−
Aを選択しているので、A相の負荷電流は図4(k)に
示すA相の起動電流値に一致するように、PWM回路3
0により制御される。
【0056】図4(e)に示すように、信号STBY−
Aは一定時間ハイレベルとなると、ローレベルに立ち下
がり、これにより、トランジスタTR4−Aはオフにな
り、A相のコイルLAは単巻変圧器AT1の中間タップ
から切り離される。以後、駆動信号DRV−Aがハイレ
ベルになっている間は、電源から、トランジスタMTR
−A、リアクトルDL−A、逆流防止用ダイオードD3
−A、コイルLA、トランジスタSTR−A、電流検出
用シャント抵抗RSH−Aを介して接地へ流れる回路電
流により、コイルLAの励磁は保持される。
【0057】また、信号STBY−Aがハイレベルから
ローレベルに立ち下がると、図4(i)に示す信号ST
BYIはローレベルからハイレベルに立上がり、これに
よりトランジスタTR3はオンになるので、再び、回路
電流は、電源から、トランジスタTR2、単巻変圧器A
T1、ダイオードD1、トランジスタTR3、シャント
抵抗RSH−0を介して接地に流れ、単巻変圧器AT1
には所定のエネルギーが蓄積され、次の相の駆動に備え
る。
【0058】なお、上記説明はA相について説明したが
他の相、すなわちB相、C相、D相の動作も同様であ
る。
【0059】このように、この実施例においては、各相
のコイルLA〜LDの負荷電流の立上がり部において、
単巻変圧器AT1に蓄積したエネルギーにより起動電流
を独立に供給するので、各相のコイルLA〜LDに流れ
る相電流の電流増加率を大幅に改善することができる。
【0060】また、この実施例においては、各相のコイ
ルLA〜LDに印加する電源を開閉するトランジスタM
TR−A〜MTR−Dのそれぞれのコレクタから各相の
コイルLA〜LDに至る信号線にリアクトルDL−A〜
DL−Dを挿入したので、各相のコイルLA〜LDの両
端に発生する電圧はリアクトルDL−A〜DL−Dの作
用により、わずかにリップルを含むほぼ一定の電圧とな
り、リアクトルDL−A〜DL−Dを適当に選択するこ
とにより、各相のコイルLA〜LDに至る信号線からの
不要な輻射、誘導雑音の発生を大幅に軽減することがで
きる。
【0061】なお、上記実施例においては、いずれもハ
イサイドスイッチと呼ばれる回路構成にこの発明を適用
した実施例を示したが、ローサイドスイッチと呼ばれる
回路構成にこの発明を適用した場合も同様に構成できる
のは勿論である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
電源を所定デューティ比で開閉する第1のスイッチ手段
と、前記第1のスイッチ手段に接続される中間タップを
有する単巻変圧器と、前記単巻変圧器を流れる電流をオ
ンオフする第2のスイッチ手段と、前記単巻変圧器の中
間タップに接続される誘導性負荷に流れる電流をオンオ
フする第3のスイッチ手段とを具備し、前記誘導性負荷
の非駆動時には前記第2のスイッチ手段をオンにすると
ともに前記第3のスイッチ手段をオフにし、前記誘導性
負荷の駆動時には前記第2のスイッチ手段をオフにする
とともに前記第3のスイッチ手段をオンにするように構
成したので、誘導性負荷の非駆動時には単巻変圧器にエ
ネルギーが蓄積され、誘導性負荷の駆動時には、この時
単巻変圧器に蓄積されたエネルギーにより、誘導性負荷
に流れる負荷電流は速やかに増加し、これにより電源回
路を大型化することなく負荷電流の良好な立上がりを確
保することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の誘導負荷駆動装置の一実施例を示す
回路図。
【図2】図1に示した実施例の動作を説明するための波
形図。
【図3】この発明を4相ステッピングモータの駆動回路
に適用したの他の実施例を示す回路図。
【図4】図3に示した実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャート。
【図5】誘導負荷駆動装置の従来例を示す回路図。
【図6】誘導負荷駆動装置の他の従来例を示す回路図。
【符号の説明】
10 PWM回路 R0、R1、R2、R3、R4 抵抗 TR1、TR2、TR3、TR4、TR5 トランジ
スタ FD フライホイールダイオード AT1 単巻変圧器 L 誘導性負荷 ZD、ZBK ツェナーダイオード RSH シャント抵抗 IN インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−61106(JP,A) 特開 昭55−157999(JP,A) 特開 昭61−17781(JP,A) 特開 平2−290187(JP,A) 特開 平4−4750(JP,A) 特開 平5−284734(JP,A) 実開 昭63−15187(JP,U) 実開 平3−86789(JP,U) 実開 平4−179(JP,U) 特公 昭57−21938(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00 H01F 7/18 H02M 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源を所定デューティ比で開閉する第1
    のスイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段に接続される中間タップを有す
    る単巻変圧器と、 前記単巻変圧器を流れる電流をオンオフする第2のスイ
    ッチ手段と、 前記単巻変圧器の中間タップに接続される誘導性負荷に
    流れる電流をオンオフする第3のスイッチ手段とを具備
    し、 前記誘導性負荷の非駆動時には前記第2のスイッチ手段
    をオンにするとともに前記第3のスイッチ手段をオフに
    し、前記誘導性負荷の駆動時には前記第2のスイッチ手
    段をオフにするとともに前記第3のスイッチ手段をオン
    にすることを特徴とする誘導負荷駆動装置。
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