JP3213371U - 毛玉取り用ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】被服等の被押し当て面を傷付けることなく毛玉、埃等を確実に除去することができる毛玉取り用ブラシを提供する。【解決手段】毛玉取り用ブラシ1は、ブラシ台部3と、ブラシ台部に設けられたブラシ毛5とを有している。ブラシ台部3は、発泡樹脂で形成された硬質のベース部7と、ベース部の湾曲面7aに沿って固定された弾性変形部9とを有し、ブラシ毛5は、市販の起毛生地を弾性変形部9の湾曲表面に貼り付けて形成されている。起毛生地は、囲み円13の部位の拡大図から明らかなように、下地材15と起毛17とからなり、実質的に起毛17がブラシ毛として機能する。各起毛は、一定方向へ傾斜しており、起毛が起き上がる抵抗を受ける方向へブラシを動かすと、毛玉は起毛により除去され、起毛が密集していない起毛の根元側へ取り込まれる。【選択図】図2

Description

本考案は、毛玉取り用ブラシに係り、特に衣服等の毛玉を除去するのに好適な毛玉取り用ブラシに関するものである。
この種の毛玉取り用ブラシとしては、例えば楕円形状や矩形のブラシ台部の表面のほぼ全面に毛を直立状態に密集させて植毛したタイプ、柄付きのブラシ台部に植毛束を環状に配置したタイプが知られている。植毛束を環状に配置するタイプにおいても、各植毛束の毛はブラシ台部から直立しているとともに、束毎に密集している。
すなわち、この種の毛玉取り用ブラシでは、毛を直立状態で密集させることにより毛のコシの強さを確保し、コシの強さで毛玉を掻き取るという考えに基づいた構成となっている。従って、被服等の毛玉を取る部位に押し当てる形状は、多少の凹凸はあるものの毛の先端が密集した面状となっている。
特許文献1には、ブラシ台部に植毛束の列を複数列設けた構成において、隣り合う列の長手方向の位置をずらして植毛束が千鳥状に存在するようにし、毛玉を掻き取るときはブラシ台部を前記長手方向と直交する方向に動かすことにより、植毛束間の隙間を少なくして毛玉除去機能の向上を図ったものが開示されている。かかる構成も毛を直立状態で密集させてコシの強さを確保し、毛の先端が密集した面状部分を押し当てる構成と殆ど変わりがない。
実用新案登録第3106058号
上記のように、従来の毛玉取り用ブラシでは、植毛の配置形態に差異はあるものの、総じて毛を直立状態で密集させてコシの強さを確保し、毛の先端を密集させた面形状を押し当てて擦り、毛玉を掻き取る構成となっている。しかしながら、このように直立した毛を密集させた場合、各毛が互いに補完し合ってコシの強さは向上するものの、面形状として押し当てられるため掻き取り機能は低い。
すなわち、毛玉を掻き取る剛性(コシの強さ)と、毛1本1本の掻き取り機能はトレードオフの関係にあり、コシの強さを優先させると毛1本1本の掻き取り機能は密集する他の毛によって相互に阻害されるため、植毛全体としての掻き取り機能は低下する。
図11(a)に示すように、毛101が密集した植毛束103がブラシ台部105に列状に配置された構成では毛先が密集した面状となっており、これを被服107に押し当てると、各毛101は毛玉109を掻き取るための動きが他の毛で制限され、面状における僅かな凹凸で引っ掻く程度となる。このため、掻き取り機能は低かった。
また、図11(b)に示すように、掻き取られた毛玉109は各毛101の先端が密集しているため、掻き取られた後の逃げ場がなく毛先に絡まったまま残る。このことはブラシ先端の毛玉除去機能が表面に付着した毛玉の存在によって早期に消失することを意味する。このため、毛先に留まった毛玉を頻繁に取り除かなければ毛先をリフレッシュできず、煩わしかった。
毛1本1本の剛性を高くすると密集させる必要はなく、各毛の掻き取り機能を向上させることができるが、被服等の被押し当て面を傷付けることになる。
本考案は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、被服等の被押し当て面を傷付けることなく毛玉、埃等を確実に除去することができる毛玉取り用ブラシの提供を、その目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の考案は、ブラシ台部と、前記ブラシ台部に設けられたブラシ毛とを有する毛玉取り用ブラシにおいて、前記ブラシ毛は一定の方向へ傾斜していることを特徴とする。
ブラシ毛が傾斜している方向(ブラシ毛が起き上がる抵抗を受ける方向)にブラシを動かすことにより、ブラシ毛の1本1本が毛玉を掬い上げるように機能する。このためブラシ毛を密集させる必要がなく、掻き取られた毛玉は密集していないブラシ毛の隙間に収容され、掻き取り機能が持続する。
請求項2の考案は、請求項1に記載した毛玉取り用ブラシにおいて、前記ブラシ台部の前記ブラシ毛が設けられている部分の少なくとも一部が湾曲面となっていることを特徴とする。
湾曲している部分を押し当てると局所的な当接となり、毛玉を除去したい箇所にピンポイント的に当てることができ、毛玉が存在しない箇所も一緒に擦るという無駄がなく、被服等の毛玉除去動作に起因する傷みを抑制できる。
請求項3の考案は、請求項1または2に記載した毛玉取り用ブラシにおいて、前記ブラシ毛が、前記傾斜方向に沿って延びる複数の植毛列からなり、前記植毛列の延びる方向と直交する前記植毛列間には直線状の隙間が存在することを特徴とする。
直線状の隙間が掻き取った毛玉の収容空間として機能し、掻き取り機能の持続性が向上する。
請求項4の考案は、請求項1から3のいずれかに記載した毛玉取り用ブラシにおいて、前記ブラシ毛が、合成繊維からなる起毛生地を前記ブラシ台部に貼り付けて形成されていることを特徴とする。
市販の生地を利用することにより簡単に一定の方向に傾斜したブラシ毛を形成することができ、製造コストを低減できる。
請求項5の考案は、請求項1から4のいずれかに記載した毛玉取り用ブラシにおいて、前記ブラシ台部は、ベース部と、前記ベース部と前記ブラシ毛との間に設けられ前記ブラシ毛を被押し当て面に押し当てたときに該被押し当て面に沿うように変形する弾性変形部とを備えていることを特徴とする。
毛玉を取り除く被押し当て面の凹凸にも任意に追随でき、被押し当て面の種類に拘わらずブラシ毛の一定した掻き取り機能を維持することができる。
請求項6の考案は、請求項5に記載した毛玉取り用ブラシにおいて、前記ベース部と前記弾性変形部とがそれぞれ硬さの異なる発泡樹脂からなることを特徴とする。
材質的な軽量性による手軽さ、利便性を向上させることができる。
請求項7の考案は、請求項1から6のいずれかに記載した毛玉取り用ブラシにおいて、前記ブラシ台部が棒状部材に係止するための貫通穴を有し、前記貫通穴と前記ブラシ台部の外側面との間には、前記棒状部材に前記ブラシ台部の端部を押し当てることによって前記ブラシ台部の弾性変形によって前記棒状部材が前記貫通穴に入り込む切れ目又は溝が存在することを特徴とする。
既存の室内の棒状部材を利用して任意の保管場所とすることができ、使い勝手を向上させることができる。
本考案によれば、被服等の被押し当て面を傷付けることなく毛玉、埃等を確実に除去することができる毛玉取り用ブラシを提供することができる。
本考案の第1の実施の形態に係る毛玉取り用ブラシの斜視図である。 図1で示した毛玉取り用ブラシの側面図である。 図1で示した毛玉取り用ブラシにおける起毛を直立させた場合と傾斜させた場合の毛玉の除去機能の差異を説明するための模式図である。 図1で示した毛玉取り用ブラシを使用している状態の斜視図である。 図1で示した毛玉取り用ブラシの使用状態を示す側面図で、(a)は局所的な押し当てが可能であることを示す図、(b)は被押し当て面が平坦でない場合の追随性を示す図、(c)は被押し当て面が平坦な場合の追随性を示す図である。 本考案の第2の実施の形態に係る毛玉取り用ブラシの斜視図である。 図6で示した毛玉取り用ブラシの側面図である。 図6で示した毛玉取り用ブラシの保管時の動作を示す正面図で、棒状部材に係止する直前の状態を示す図である。 図6で示した毛玉取り用ブラシの保管時の動作を示す正面図で、ブラシ台部が棒状部材に当たって変形した状態を示す図である。 図6で示した毛玉取り用ブラシが洋服収納庫に設けられたバーに吊り下げられた状態の斜視図である。 従来におけるブラシの問題点を説明するための図である。
以下、本考案の実施の形態について図を参照して説明する。
まず、図1から図5を参照して第1の実施の形態を説明する。図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る毛玉取り用ブラシ1は、ブラシ台部3と、このブラシ台部3に設けられたブラシ毛5とを有している。
ブラシ台部3は、湾曲面7aを有する手持ち操作部としてのブロック状のベース部7と、ベース部7の湾曲面7aに沿って固定された一定の厚みの弾性変形部9とを有し、ブラシ毛5は弾性変形部9の湾曲表面に沿って固定されている。従って、ブラシ台部3のブラシ毛5が設けられている少なくとも一部が湾曲面となっている。
ベース部7は発泡樹脂としてのウレタン樹脂で形成されており、湾曲面7aの両側に弾性変形部9を位置決めするための凸部7bを有している。ベース部7は片手の指で両側面7cを把持して毛玉除去のブラッシング動作が容易にできる厚みに形成されており(図4参照)、室内での使用だけでなく携帯用としても嵩張らないサイズ及び重さとなっている。また、ベース部7はブラッシング動作時の操作性を低下させない硬さとなる密度を有している。
弾性変形部9はベース部7と同じウレタン樹脂で形成されているが、密度が低くベース部7よりも柔らかいスポンジとして形成されている。弾性変形部9の厚みtは、被押し当て面の凹凸の変化に追随できる範囲で適宜に設定される。ベース部7や弾性変形部9の材質はウレタン樹脂に限定されない。
ブラシ毛5は、ナイロンやポリエステル等の合成繊維からなる起毛生地を弾性変形部9の湾曲表面に貼り付けて形成されている。起毛生地は、図1の囲み円11及び図2の囲み円13の部位のそれぞれの拡大図から明らかなように、下地材15と起毛17とからなり、実質的に起毛17がブラシ毛5として機能する。ここでは起毛17の集まりがブラシ毛5となる。図1に示すように、起毛17はベース部7の厚み方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に直線状に延びる列をなしており、この起毛列はX方向に複数列等間隔に配置されている。各起毛列間には直線状に延びる隙間19が形成されている。
このように、本実施の形態に係るブラシ毛5は、従来のように密集しておらず、むしろ積極的に起毛17間に空間(隙間)を設ける構成となっている。その理由について以下に説明する。
図2の囲み円13の拡大図に示すように、各起毛17は、一定方向へ傾斜している。ここでは、図中右側(Y(−)方向)に角度θ傾斜した(寝た)姿勢となっている。換言すれば、各起毛17はベース部7の湾曲面7aに沿う方向に対して方向性を持っている。被服等の被押し当て面に押し当てた状態で毛玉取り用ブラシ1をY(−)方向に動かすと、起毛17がいわゆる逆目となって起き上がり、Y(+)方向に動かすと、起毛17はいわゆる順目となって倒れ易くなる。
逆目の場合には毛玉を掻き取る作用が発現する。直立の毛が毛玉に当たって横方向から力を受けた場合、毛が倒れて毛玉を通過させ易くなるが、毛が毛玉に当接する側に傾斜していると毛が直立している場合に比べて横方向からの力に対して毛1本1本の剛性(抵抗性)が高まり、毛玉をブラシ内に取り込むように機能する。
この挙動を図3を参照して模式的に説明する。図3(a)は起毛17が従来のように直立している場合である。この場合ブラシを右方向に動かすと、被服21に付着している毛玉23との当接圧で起毛17はブラシの移動方向と反対側に倒れ、毛玉23を簡単に通過させる。通過した毛玉23は、上述したように面状の毛先と被服との間に潜り込み、毛先に付着してその毛玉除去機能を消失させる。
これに対し、本実施の形態における起毛17は、図3(b)に示すように、ブラシの移動方向に傾斜しているため、毛玉23に当接しても抵抗力があって後ろに倒れにくく、毛玉23は被服21から分離されて起毛17の根元側に取り込まれる。取り込まれた毛玉23は次に分離される毛玉によって押し込まれる。図5(a)の囲み円25の拡大図も同様の状態を示している。毛玉23の被服21からの分離は、傾斜した起毛17の引っ掻きによってもなされるが、毛玉23の一部は、図2の拡大図から明らかなように、二股状の起毛17の股部分に毛玉23が挟まり、被服21と繋がっている部分が切れることにより分離される。三股形状の場合でも同様の分離となる。毛玉23だけでなく、被服21の表面に付着している糸くず、埃も同時に除去することができる。
上記のように起毛17の根元側には隙間があり、また、起毛列間には直線状に延びる隙間19が存在する。これらの隙間は、次から次と押し込まれる毛玉23の収容空間としてなる。毛玉23を収容する空間が大きいので、起毛17による良好な毛玉23の除去機能は長期に亘って維持され、収容された毛玉23を除去する作業の頻度も少なくできる。特に、直線状の隙間19の存在は、X方向に隣り合う起毛17同士が互いに毛玉23の除去・取り込み機能を阻害し合うことを抑制し、且つ、取り込んだ毛玉23の収容能力の拡大に寄与する。
起毛17の長さは、従来の直立・密集方式の毛に比べて短く設定されている。毛の長さを短くすることによる剛性の向上があっても、単位面積あたりの起毛17の本数密度は従来に比べて極端に少ないため、毛玉除去動作における被服21に対するダメージが軽減されることになる。
起毛17の短さによる剛性の向上と傾斜姿勢とが相まって上述した毛玉23の取り込み機能が向上するとともに、短くしたが故に収容された毛玉23の除去も粘着テープ等を押し当てることによって簡単に取り出すことができる。
上記のようにブラシ台部3は湾曲面を有しブラシ毛5もこれに沿って配置されているので、図5(a)に示すように、被服21に押し当てた場合、曲率の存在によって一部分の範囲が局所的に当たる。これによって、毛玉を取り除きたい箇所にピンポイント的に当てて毛玉を除去することができる。すなわち、ブラシ毛5が平面状に存在する構成では、被服21の毛玉が存在しない部分も擦られてダメージを受け易いが、本実施の形態の形状によればこの懸念を無くすことができる。
また、ブラシ台部3が湾曲面を有する形状の場合、被服21が吊り下げられて被押し当て面が垂直な場合でも、図4に示すように、平面に平行に移動させずにブラシ台部3を回動させることによって擦ることができるので、毛玉の除去操作が容易となる。
図5(b)、(c)は、被押し当て面の形状変化に対する毛玉取り用ブラシ1の追随性を示している。図5(b)は、被押し当て面が波打っている(凹凸がある)場合を示している。弾性変形部9の変形機能によりブラシ毛5は被服21の凹凸面に沿って均一に押し当てられ、これにより毛玉除去のムラが防止される。被押し当て面が平面であっても、図5(c)に示すようにブラシ毛5は被服21の平面に沿って均一に押し当てられ、ブラシ台部3が湾曲面を有することによる不利を克服することができる。
図6から図10を参照して、本考案の第2の実施の形態を説明する。
図6及び図7に示すように、本実施の形態に係る毛玉取り用ブラシ1’は、矩形ブロック状のブラシ台部27と、ブラシ台部27に設けられたブラシ毛29とを有している。ブラシ台部27は、ベース部31と、ベース部31の平坦な表面に沿って固定された一定の厚みの弾性変形部33と、ベース部31の弾性変形部33と反対側に固定された印刷層35とを有し、ブラシ毛29は弾性変形部33の平坦な表面に沿って固定されている。
ベース部31、弾性変形部33及びブラシ毛29は、第1の実施形態におけるベース部7、弾性変形部9及びブラシ毛5と同一の材料で形成されている。すなわち、ブラシ毛29は、図7の囲み円36の拡大図から明らかなように、下地材15と一定方向に傾斜した起毛17とからなり、実質的に起毛17がブラシ毛29として機能する。その他の材質及び機能も上記と同様であるので説明は省略する。
印刷層35は、単に毛玉取り機能のみを主眼とした道具としての無機質性を抑制し、インテリア性やキャラクター性を付与して使用性の向上を図るために設けられている。印刷層35は印刷し易い材料で形成され、例えば愛嬌のある動物等のイラストを印刷した後、ベース部31、弾性変形部33及びブラシ毛29と共に積層して貼り合わせ、押切等の方法で所定形状に切断したものである。
ブラシ台部27の一端部の両側には、毛玉取り時の操作性を良くするための把持用の湾曲凹部37が形成されている。また、湾曲凹部37が形成された端部と反対側の端部には、吊り下げ用の貫通穴39が形成されているとともに、貫通穴39とブラシ台部27の外側面との間には、切れ目41が設けられている。
図8から図10を参照して毛玉取り用ブラシ1’の未使用時の保管動作を説明する。ここでは、クローゼットや衣装ケース等の洋服収納庫43(図10参照)に設けられたバー43aに吊り下げる例を説明する。図8に示すように、切れ目41をバー43aに対向させてブラシ台部27の端部を押し込むと、図9に示すように、切れ目41を介してブラシ台部27が変形してバー43aの外周面に沿って広がり、バー43aが貫通穴39に入り込むと、図10に示すように、ブラシ台部27の端部が弾性で閉じて毛玉取り用ブラシ1’はバー43aに吊り下げられた状態となる。
使用時には毛玉取り用ブラシ1’を下方へ引っ張るだけで簡単に取り外すことができる。ここでは洋服収納庫43に設けられたバー43aへの吊り下げを例示したが、室内には色々な棒状部材が存在するため、使い勝手のよい位置を選んで保管することができる。切れ目41に代えて棒状部材の径よりも狭い溝を形成してもよい。また、吊り下げ用穴としての貫通穴39に代えて、単に側面に棒状部材の径よりも狭い幅の横溝を形成して押し込むようにしてもよい。また、切れ目41等を設けずに貫通穴39のみを形成し、壁等に固定したフックに引っ掛けて保管するようにしてもよい。
印刷面が見えるように吊り下げておくことで、室内のインテリア性の向上にも寄与する。また、印刷層35を有する場合、外出先で使う場合の小物グッズとしての使用性の向上を図ることができる。ベース部31の材質によっては印刷層35を設けずにベース部31に直接印刷してもよい。
以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲における設計の変更があっても考案に含まれる。
例えば、上記の実施の形態ではブラシ毛5、29として市販の合成繊維による起毛生地を利用したが、毛を傾斜した状態に植毛したものを作成して弾性変形部9、33の表面に貼り付けるようにしてもよい。
また、起毛間に空間(隙間)を設けることができる構成であれば、上記実施の形態に示したものに限定されず、例えば、網状となった下地材に起毛を配置したものでもよい。このような構成とすれば網目部分には起毛が存在しないので、起毛間に空間(隙間)が設けられることになる。
1、1’…毛玉取り用ブラシ 3、27…ブラシ台部 5、29…ブラシ毛
7、31…ベース部 7a…湾曲面 9、33…弾性変形部
19…隙間 21…被押し当て面としての被服
39…貫通穴 41…切れ目

Claims (7)

  1. ブラシ台部と、前記ブラシ台部に設けられたブラシ毛とを有する毛玉取り用ブラシにおいて、
    前記ブラシ毛は一定の方向へ傾斜していることを特徴とする毛玉取り用ブラシ。
  2. 請求項1に記載した毛玉取り用ブラシにおいて、
    前記ブラシ台部の前記ブラシ毛が設けられている部分の少なくとも一部が湾曲面となっていることを特徴とする毛玉取り用ブラシ。
  3. 請求項1または2に記載した毛玉取り用ブラシにおいて、
    前記ブラシ毛が、前記傾斜方向に沿って延びる複数の植毛列からなり、前記植毛列の延びる方向と直交する前記植毛列間には直線状の隙間が存在することを特徴とする毛玉取り用ブラシ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載した毛玉取り用ブラシにおいて、
    前記ブラシ毛が、合成繊維からなる起毛生地を前記ブラシ台部に貼り付けて形成されていることを特徴とする毛玉取り用ブラシ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載した毛玉取り用ブラシにおいて、
    前記ブラシ台部は、ベース部と、前記ベース部と前記ブラシ毛との間に設けられ前記ブラシ毛を被押し当て面に押し当てたときに該被押し当て面に沿うように変形する弾性変形部とを備えていることを特徴とする毛玉取り用ブラシ。
  6. 請求項5に記載した毛玉取り用ブラシにおいて、
    前記ベース部と前記弾性変形部とがそれぞれ硬さの異なる発泡樹脂からなることを特徴とする毛玉取り用ブラシ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載した毛玉取り用ブラシにおいて、
    前記ブラシ台部が棒状部材に係止するための貫通穴を有し、前記貫通穴と前記ブラシ台部の外側面との間には、前記棒状部材に前記ブラシ台部の端部を押し当てることによって前記ブラシ台部の弾性変形によって前記棒状部材が前記貫通穴に入り込む切れ目又は溝が存在することを特徴とする毛玉取り用ブラシ。
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