JP3213354U - 携帯型端末用ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスプレイを保護しつつ、開閉部分が特段通話の邪魔にもならない携帯端末用ケースを提供する。【解決手段】請求項1記載の考案は、側面にレール溝21が設けられた箱状のケース20と、レール溝21に両側面を嵌め込んだ状態で摺動する板状の蓋部材30と、蓋部材30を付勢するバネ部材と、バネ部材により付勢された状態の蓋部材30を保持するストッパ部材とにより構成した。請求項2記載の考案は、請求項1記載の携帯端末用ケースにおいて、蓋部材30が、孔部31と背面側に伸びる突片を備え、ストッパ部材が、孔部31に嵌合可能な爪部を備えた板状のアーム部材であり、箱体がアーム部材を揺動可能に支持する支持体を備え、バネ部材を押しバネで構成した。【選択図】図1
Description
本考案は携帯型情報端末であるスマートフォン、その他の携帯端末を収容する為のケースに関し、より詳しくは開閉自在な蓋を備えた携帯型端末用ケースに関する。。
図13は汎用のスマートフォン用ケースを示すものである。図中(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)のA−A線断面図を示す。図中側縁2はスマートフォンの両側端部と上下端部に係止することで、スマートフォンがケースから外れないようにすることが出来る。スマートフォン用ケース1は樹脂製で、両側縁2,2は撓み変形してスマートフォンに係合することが出来るものである。
この他にも、スマートフォンの大型化に伴い、手帳型スマートフォンケースも汎用されている。
特許文献1には携帯端末の外周、上下面、左右の側面、及び背面を覆うように硬質の合成樹脂によって一体的に形成された端末ケースが開示されている。
図13に示されるようなスマートフォン用ケースは、スマートフォンその他の携帯型端末のディスプレイが露出したままなので、カバンや服のポケットなどに収容していると、ディスプレイに擦傷が発生しやすい。
他方で手帳型のスマートフォンケースは、通話時などにケースを開く必要があり、当該開いた部分が折り曲げ部分を支点として揺れ動き、顔に接しがちである。そしてかかる事態は、通話の邪魔になりがちである。
そこで本考案はディスプレイを保護しつつ、開閉部分が特段通話の邪魔にもならない携帯端末用ケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の構成は、以下のとおりである。
(1) 請求項1記載の考案は、側面にレール溝が設けられた箱状のケースと、レール溝に両側面を嵌め込んだ状態で摺動する板状の蓋部材と、蓋部材を付勢するバネ部材と、バネ部材により付勢された状態の蓋部材を保持するストッパ部材とにより構成した。
(2) 請求項2記載の考案は、請求項1記載の携帯端末用ケースにおいて、蓋部材が、孔部と背面側に伸びる突片を備え、ストッパ部材が、孔部に嵌合可能な爪部を備えた板状のアーム部材であり、ケースが中底を備えると共に、ケース底面側にアーム部材を揺動可能に支持する箱体を備え、バネ部材を押しバネで構成した。
(3) 請求項3に記載の考案は、請求項2記載の携帯端末用ケースにおいて、箱体の両側壁に設けた孔部にアーム部材に設けた柱状体が緩挿されると共に、箱体内に収容された円柱状のボタンを押すことで、アーム部材が揺動するように構成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
図1は本考案にかかる携帯型端末用ケース10にスマートフォン60を収容し、且つ、蓋部材30を開いた状態を表面から示しており、図2は同状態を裏面から示すものである。また、図3は本考案にかかる携帯型端末用ケース10にスマートフォン60を収容し、且つ、蓋部材30を閉じた状態を表面から示しており、図4は同状態を裏面から示すものである。
本考案は、スマートフォンを60を携帯型端末用ケース10に収容し、蓋部材30を閉じた状態で、図4に示されるボタン53を押圧すると、蓋部材30を保持していたストッパ部材によるロック状態が解除され、図1や図2に示される蓋部材30が開いた状態に至るよう構成されている。
スマートフォンその他の携帯型端末を使用していない状態では、蓋部材30を閉じておけばディスプレイが保護され、通話時その他の使用時においては、ボタン53を押すだけで、バネ部材で付勢されている蓋部材30が開くものであり、簡単な操作で蓋部材30の開閉が可能となり、使い勝手に富むものとなる。
また、蓋部材30はケース20に設けたレール溝21に沿って摺動するものであり、揺動運動は行わないことから、手帳型ケースの場合のように、蓋部材30が使用者の顔に当接するようなこともなく、通話の邪魔になることもないものである。
以下、好ましい本発明の構成要素の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本発明構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。
図1乃至図4は請求項1乃至請求項3いずれかに記載の携帯型端末10を示すものである。請求項1に記載の携帯型端末用ケース10は、ケース20内に収納されたバネ部材により蓋部材30が付勢されている。バネ部材は押しバネでも引きバネでも構わないが、蓋部材30が閉じた状態において、蓋部材30に対して開く方向に付勢するよう構成されている。また、蓋部材30が閉じた状態において、ストッパ部材により保持されるよう構成されている。
図5乃至図10は請求項2又は請求項3に記載の携帯型端末10を示すものである。なお、これら図面においてはケース20内にスマートフォン60を収容した状態を示している。
請求項2、請求項3に記載の携帯型端末用ケース10は、ケース20と蓋部材30を主な構成要素とするものである。
ケース20は天面が開放された箱状体であり、両側面に設けられたレール溝21に沿って蓋部材30を摺動自在に支持するものである。また、ケース20は中板22で区画されており、中板22より天面側の空間にスマートフォン等の携帯型端末を収容するものである。
一方、中板22より底面側の空間には、アーム部材50が装備されるものである。アーム部材50は図11に示すように、板状部51と該板状部51の端縁から垂直方向に伸びる二本の棒材52より成るものである。このアーム部材50は、ケース20の底面側に取り付けられた箱体54内で揺動するものである。具体的には、箱体54内の空洞部55内にアーム部材50は収容され、板状部51に設けた柱状体51aが箱体54の両側壁に設けた孔部55に緩挿され、柱状体51aを揺動軸として揺動運動を行うものである。
箱体54には円孔56が設けられており、この円孔56には直径の異なる二個の空洞が設けてあることから、段差56aが生じ、この段差56aによりボタン53が支持される。このボタン53を押すことでアーム部材50が箱体54内で揺動するものである。
アーム部材50の揺動はボタン53を押すことにより生じせしめる。すなわち、図10に示すように、棒材52が蓋部材30の孔部31に嵌まり込んだ状態でボタン53を押せば、アーム部材50は柱状体51aを支点として図中反時計回りに揺動する。すると棒材52の孔部31に対する嵌合が解放され、図7に示すような蓋部材30の摺動が生じるものである。
なお、アーム部材や支持体の上記形態はむろん一例であり、アーム部材がケース20に設けた支点を中心に揺動し、アーム部材による蓋部材に対するストッパ機能の解放が生じる形態であれば任意の形態を採用できる。
蓋部材30は板状体であり、その両側縁32,32をケース20のレール溝21に嵌め込み、図1乃至図4に示すように摺動させるものである。また、その端部にはアーム部材50が嵌まり込み、蓋部材30によるケースを閉じた状態を維持するための孔部31が設けられている。
図7や図10に示すように蓋部材30の端部には突片33が設けられている。この突片33はバネ部材40により押圧され、蓋部材30を摺動させるための役割を果たすものである。すなわち、ケース20内にはバネ部材40が装備されており、このバネ部材40が突片33に対し、蓋部材30が開く方向へ付勢するものである。
なお、バネ部材40を装備する位置は、図12に示すようにケース20の頂面側に設けても構わない。
10・・携帯型端末ケース
20・・ケース
21・・レール溝
22・・中板
23・・支持体
30・・蓋部材
31・・孔部
32・・側縁
33・・突片
40・・バネ部材
50・・アーム部材
51・・板状部
51a・・柱状体
52・・棒材
53・・ボタン
54・・箱体
55・・孔部
56・・円孔
60・・スマートフォン
20・・ケース
21・・レール溝
22・・中板
23・・支持体
30・・蓋部材
31・・孔部
32・・側縁
33・・突片
40・・バネ部材
50・・アーム部材
51・・板状部
51a・・柱状体
52・・棒材
53・・ボタン
54・・箱体
55・・孔部
56・・円孔
60・・スマートフォン
Claims (3)
- 側面にレール溝が設けられた箱状のケースと、
レール溝に両側面を嵌め込んだ状態で摺動する板状の蓋部材と、
蓋部材を付勢するバネ部材と、
バネ部材により付勢された状態の蓋部材を保持するストッパ部材と、
により成る携帯型端末用ケース。 - 蓋部材が、孔部と背面側に伸びる突片を備えたこと、
ストッパ部材が、孔部に嵌合可能な爪部を備えた板状のアーム部材であること、
ケースが中底を備えると共に、ケース底面側にアーム部材を揺動可能に支持する箱体を備えたこと、
バネ部材が押しバネであること、
を特徴とする請求項1に記載の携帯型端末用ケース。 - 箱体の両側壁に設けた孔部にアーム部材に設けた柱状体が緩挿されると共に、箱体内に収容された円柱状のボタンを押すことで、アーム部材が揺動するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の携帯型端末用ケース。
Priority Applications (1)
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JP2017003888U JP3213354U (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 携帯型端末用ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017003888U JP3213354U (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 携帯型端末用ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3213354U true JP3213354U (ja) | 2017-11-02 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017003888U Expired - Fee Related JP3213354U (ja) | 2017-08-24 | 2017-08-24 | 携帯型端末用ケース |
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JP (1) | JP3213354U (ja) |
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2017
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