JP3213110B2 - 汚物焼却器の脱臭装置 - Google Patents
汚物焼却器の脱臭装置Info
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- JP3213110B2 JP3213110B2 JP05444393A JP5444393A JP3213110B2 JP 3213110 B2 JP3213110 B2 JP 3213110B2 JP 05444393 A JP05444393 A JP 05444393A JP 5444393 A JP5444393 A JP 5444393A JP 3213110 B2 JP3213110 B2 JP 3213110B2
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- deodorizing device
- heater
- catalyst
- heat source
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
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- Non-Flushing Toilets (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気焼却式トイレなどの
汚物焼却器に用いられる脱臭装置に関するものである。
汚物焼却器に用いられる脱臭装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】建築現場などで移動式簡易トイレが使用
されているが、汚物の溜置き式では容量に限界があり、
また悪臭が残るため最近では汚物を電気ヒータで焼却
し、悪臭ガスを排気通路内の脱臭装置で除去する方式が
主流となっている。この脱臭には白金系又はパラジュウ
ム系酸化触媒法が用いられているが、この機能を満足さ
せるには悪臭ガスを３００℃以上に上昇させる必要があ
り、その熱源として図４に示すごとく石英パイプヒー
タ、ＳＵＳパイプシーズヒータなどの電気ヒータ１３を
用い、触媒部１４は担体材質にコージライト、活性アル
ミナなどの磁器をハニカム状又は粒状に成形し、その表
面に白金系金属などを焼付けたものが用いられている。
（例えば特公表２−５００８２０号公報）
されているが、汚物の溜置き式では容量に限界があり、
また悪臭が残るため最近では汚物を電気ヒータで焼却
し、悪臭ガスを排気通路内の脱臭装置で除去する方式が
主流となっている。この脱臭には白金系又はパラジュウ
ム系酸化触媒法が用いられているが、この機能を満足さ
せるには悪臭ガスを３００℃以上に上昇させる必要があ
り、その熱源として図４に示すごとく石英パイプヒー
タ、ＳＵＳパイプシーズヒータなどの電気ヒータ１３を
用い、触媒部１４は担体材質にコージライト、活性アル
ミナなどの磁器をハニカム状又は粒状に成形し、その表
面に白金系金属などを焼付けたものが用いられている。
（例えば特公表２−５００８２０号公報）
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】簡易トイレの設置場所
は建築現場の屋上（地上３０ｍ以上など）、道路、線路
近くの振動の激しい所、それに汚物などによる腐食環境
の大なるところなど条件的に悪い場所が多い。
は建築現場の屋上（地上３０ｍ以上など）、道路、線路
近くの振動の激しい所、それに汚物などによる腐食環境
の大なるところなど条件的に悪い場所が多い。
【０００４】そのため従来品の電気ヒータ１３におい
て、石英パイプヒータを使用したものでは軽量であるが
機械的強度に弱く、こわれやすく、取付けが難しい。又
ＳＵＳパイプシーズヒータでは構造的に堅固であるが、
重量、耐食性で問題となる。特に耐食性においては汚物
から発生するアンモニアガスなどによる腐食が激しく、
頻繁（１ヵ月以内）に交換しなければならない。
て、石英パイプヒータを使用したものでは軽量であるが
機械的強度に弱く、こわれやすく、取付けが難しい。又
ＳＵＳパイプシーズヒータでは構造的に堅固であるが、
重量、耐食性で問題となる。特に耐食性においては汚物
から発生するアンモニアガスなどによる腐食が激しく、
頻繁（１ヵ月以内）に交換しなければならない。
【０００５】一方触媒部１４においては担体材質が磁器
系のためハニカム状に成形すると加工コスト高となる。
又機械的強度に劣る形状であり、取付け方法も含めて取
扱いに問題がある。本発明はこの様な問題点を解決する
ことを目的とする。
系のためハニカム状に成形すると加工コスト高となる。
又機械的強度に劣る形状であり、取付け方法も含めて取
扱いに問題がある。本発明はこの様な問題点を解決する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の問題点である軽量
化、耐食性向上、構造堅固、取付け、取扱い性のよい脱
臭装置を得るためには熱源である電気ヒータ、触媒部と
も軽量で、かつ耐食性の良いものを選定する必要があ
る。
化、耐食性向上、構造堅固、取付け、取扱い性のよい脱
臭装置を得るためには熱源である電気ヒータ、触媒部と
も軽量で、かつ耐食性の良いものを選定する必要があ
る。
【０００７】そこでそこで本発明は脱臭装置の熱源とし
てチタンパイプ製シーズヒータをスパイラルにして用い
る。又触媒部には発泡金属板よりなる担体に白金系金属
を焼付けたものを用いる。
てチタンパイプ製シーズヒータをスパイラルにして用い
る。又触媒部には発泡金属板よりなる担体に白金系金属
を焼付けたものを用いる。
【０００８】
【作用】脱臭装置の熱源としてチタンパイプ製シーズヒ
ータをスパイラルにして用いることにより材質そのもの
としてはコルト高となるものの、軽量化（チタン比重
４、５、ＳＵＳ比重８、９）が図れ、また耐食性におい
ても従来から化学装置の加熱などに使用されているよう
にＳＵＳ系より数倍（６倍以上）優れ、汚くてきらわれ
ている交換作業が少なくて済み、交換費用を大幅に低減
出来、構造的にも堅固で取付け、取扱いも容易となる。
又触媒として用いられる発泡金属板はハニカム状コージ
ライトの担体より製造工程が容易となり、屈曲した連続
気泡のため厚さを薄く出来、振動など機械的強度が堅固
なため取付け、取扱いが容易となる。
ータをスパイラルにして用いることにより材質そのもの
としてはコルト高となるものの、軽量化（チタン比重
４、５、ＳＵＳ比重８、９）が図れ、また耐食性におい
ても従来から化学装置の加熱などに使用されているよう
にＳＵＳ系より数倍（６倍以上）優れ、汚くてきらわれ
ている交換作業が少なくて済み、交換費用を大幅に低減
出来、構造的にも堅固で取付け、取扱いも容易となる。
又触媒として用いられる発泡金属板はハニカム状コージ
ライトの担体より製造工程が容易となり、屈曲した連続
気泡のため厚さを薄く出来、振動など機械的強度が堅固
なため取付け、取扱いが容易となる。
【０００９】
【実施例】図において、１は便器で、内部に上面開口の
便受容器２が設置され、上面に便受容器２の上面開口部
を閉じる開閉蓋３が設置されている。４は便受容器２の
外側下面に取付けられた電気ヒータである。５は排気通
路で、一端が便受容器２の側面に接続されて便受容器２
の内部と連通し、他端は便器１外に導出され、内部に後
記する脱臭装置６が設置されている。７は排気通路５の
先端に接続された排気筒で大気に開放されており、一部
に排風ファン８が設置されている。尚排風ファン８はこ
の位置に限定されるものではない。
便受容器２が設置され、上面に便受容器２の上面開口部
を閉じる開閉蓋３が設置されている。４は便受容器２の
外側下面に取付けられた電気ヒータである。５は排気通
路で、一端が便受容器２の側面に接続されて便受容器２
の内部と連通し、他端は便器１外に導出され、内部に後
記する脱臭装置６が設置されている。７は排気通路５の
先端に接続された排気筒で大気に開放されており、一部
に排風ファン８が設置されている。尚排風ファン８はこ
の位置に限定されるものではない。
【００１０】図２は前記脱臭装置６の詳細を示してお
り、悪臭ガスを昇温させる熱源とせてチタンパイプ製シ
ーズヒータ９をスパイラルに成形し、保持部材１０によ
って排気通路５内に悪臭ガスの流れ方向に沿って取付け
ている。又触媒部１１は図３に示すようにＮｉ−Ｃｒ系
発泡金属板１１ａよりなる担体に白金系金属を焼付け、
厚さ８〜１０ｍｍにしたものを数枚（図では４枚）重ね
たものよりなり、チタンパイプ製シーズヒータ９の近傍
で、かつ排風ファン８側に保持部材１２により取付けて
ある。
り、悪臭ガスを昇温させる熱源とせてチタンパイプ製シ
ーズヒータ９をスパイラルに成形し、保持部材１０によ
って排気通路５内に悪臭ガスの流れ方向に沿って取付け
ている。又触媒部１１は図３に示すようにＮｉ−Ｃｒ系
発泡金属板１１ａよりなる担体に白金系金属を焼付け、
厚さ８〜１０ｍｍにしたものを数枚（図では４枚）重ね
たものよりなり、チタンパイプ製シーズヒータ９の近傍
で、かつ排風ファン８側に保持部材１２により取付けて
ある。
【００１１】以下上記の構成による作用を説明する。
【００１２】開閉蓋３を開いて用便したのち開閉蓋３を
閉じ、電気ヒータ４に通電して汚物ａを焼却する。汚物
ａの焼却によって発生した悪臭ガスは脱臭装置６のチタ
ンパイプ製シーズヒータ９により３００〜４００℃まで
加温され、気化する。
閉じ、電気ヒータ４に通電して汚物ａを焼却する。汚物
ａの焼却によって発生した悪臭ガスは脱臭装置６のチタ
ンパイプ製シーズヒータ９により３００〜４００℃まで
加温され、気化する。
【００１３】ここでシーズヒータ９をスパイラルにして
あるのは悪臭ガスとの接触面を多くするためであり、ま
た触媒部１１の近傍に設置してあるのは触媒部１１の温
度上昇を兼ねるためである。加温された悪臭ガスは触媒
部１１の通過時、白金を触媒として酸化されることによ
って水や炭酸ガスになり、無臭化されて排風ファン８に
よって排気筒７を通り、大気中に放出される。
あるのは悪臭ガスとの接触面を多くするためであり、ま
た触媒部１１の近傍に設置してあるのは触媒部１１の温
度上昇を兼ねるためである。加温された悪臭ガスは触媒
部１１の通過時、白金を触媒として酸化されることによ
って水や炭酸ガスになり、無臭化されて排風ファン８に
よって排気筒７を通り、大気中に放出される。
【００１４】ここで発泡金属板１１ａは屈曲した連続孔
（気泡）を有しているため、排気通路５内を通る悪臭ガ
スとの接触面が多くなり、触媒部１１の厚さを薄くして
も無臭化することが出来る。また脱臭装置６の熱源を比
重の小さいチタンパイプ製シーズヒータ９としたこと、
また触媒部１１に発泡金属板１１ａを使用し、その使用
量を少なくしたことにより脱臭装置６の重量を４．５ｋ
ｇから３ｋｇ程度まで軽量化することが出来る。またチ
タンパイプ製シーズヒータ９の耐食性について、実践に
組込み、実験した結果によれば、従来のＳＵＳパイプシ
ーズヒータが２０〜３０日で腐食していたものが、１８
０〜２００日まで使用することが可能となり、そのため
シーズヒータの交換頻度を１／６以下に抑えることが出
来る。
（気泡）を有しているため、排気通路５内を通る悪臭ガ
スとの接触面が多くなり、触媒部１１の厚さを薄くして
も無臭化することが出来る。また脱臭装置６の熱源を比
重の小さいチタンパイプ製シーズヒータ９としたこと、
また触媒部１１に発泡金属板１１ａを使用し、その使用
量を少なくしたことにより脱臭装置６の重量を４．５ｋ
ｇから３ｋｇ程度まで軽量化することが出来る。またチ
タンパイプ製シーズヒータ９の耐食性について、実践に
組込み、実験した結果によれば、従来のＳＵＳパイプシ
ーズヒータが２０〜３０日で腐食していたものが、１８
０〜２００日まで使用することが可能となり、そのため
シーズヒータの交換頻度を１／６以下に抑えることが出
来る。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、脱
臭装置の熱源をチタンパイプ製シーズヒータとしたこと
により軽量化、耐腐食性の向上を計ることが出来、これ
によってシーズヒータの交換頻度、交換費用の削減を計
ることが出来る。
臭装置の熱源をチタンパイプ製シーズヒータとしたこと
により軽量化、耐腐食性の向上を計ることが出来、これ
によってシーズヒータの交換頻度、交換費用の削減を計
ることが出来る。
【００１６】またこの熱源と発泡金属板よりなる触媒部
を組合せることにより構造的に堅固で、取付け、取扱い
が容易となり、それに全体を悪条件下の場所で使用して
も、また乱暴な取扱いをしても故障等に進展する心配が
ない。
を組合せることにより構造的に堅固で、取付け、取扱い
が容易となり、それに全体を悪条件下の場所で使用して
も、また乱暴な取扱いをしても故障等に進展する心配が
ない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の全体の基本構造図である。
【図２】本発明の脱臭装置部の拡大構造図である。
【図３】本発明の脱臭装置部の触媒部の斜視図である。
【図４】従来の脱臭装置部の構造図である。
１ 便器 ４ 電気ヒータ ５ 排気通路 ９ チタンパイプ製シーズヒータ １１ 触媒部 １１ａ 発泡金属板
Claims (2)
- 【請求項１】 電気ヒータ等の熱源を用いて汚物を焼却
し、焼却後の悪臭ガスを脱臭装置（６）を備えた排気通
路（５）を通して大気に排出するものにおいて、前記脱
臭装置（６）をスパイラルに成形したチタンパイプ製シ
ーズヒータ（９）と、このヒータ（９）の近傍で、大気
側に設置した触媒部（１１）とで構成することを特徴と
する汚物焼却器の脱臭装置。 - 【請求項２】 請求第１項記載の脱臭装置において、触
媒部（１１）として発泡金属板（１１ａ）よりなる担体
に白金系金属を焼付けたものを用いることを特徴とする
汚物焼却器の脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05444393A JP3213110B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 汚物焼却器の脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05444393A JP3213110B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 汚物焼却器の脱臭装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06261841A JPH06261841A (ja) | 1994-09-20 |
| JP3213110B2 true JP3213110B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=12970855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05444393A Expired - Fee Related JP3213110B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 汚物焼却器の脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3213110B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005254133A (ja) * | 2004-03-11 | 2005-09-22 | Sanyu Kogyo Kk | 脱臭装置及びそれを用いた焼却式トイレ設備並びに廃棄物の焼却設備 |
| KR100673996B1 (ko) * | 2005-05-18 | 2007-01-24 | 대영이앤비 주식회사 | 음식물쓰레기 처리기의 악취분해장치 |
| JP4762354B1 (ja) * | 2010-04-21 | 2011-08-31 | 株式会社ディラック | 電気焼却式便器及び電気焼却式便器の焼却制御方法 |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP05444393A patent/JP3213110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06261841A (ja) | 1994-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |