JP3212800U - ハンズフリー歯ブラシ - Google Patents

Abstract

【課題】手を使わなくても、歯磨きおよび歯茎マッサージを行えるハンズフリー歯ブラシを提供する。【解決手段】舌の形状にフィットする樹脂製のクリップ２を舌へ挟み、クリップの支点に植毛したブラシ、または樹脂製のブラシ１を備え、ブラシを常に舌先の固定位置にあるようにクリップを上下に分かれた挟み辺で構成し、その状態でスムースに舌を動かせ、支障なく歯磨きと歯茎マッサージができるようにする。【選択図】図３

Description

本考案は、場所を選ばず、手を使わずに歯磨きおよび歯茎マッサージをするため、舌に装着して用いる歯ブラシに関するものである。より詳細には、舌への装着および着脱が容易にでき、かつ衛生的であるハンズフリー歯ブラシに関するものである。

近年、予防歯科が啓蒙され定期的な歯の掃除や検診などに保険が適用されるにも関わらず、習慣的なケアを怠りまたは上手にできずに、大切な歯を虫歯や歯槽膿漏によって失う人は減少しない。時間に余裕のない現代人にとって、毎食後確実に自分の歯のケアのための時間を割くことができない。

そこで、携帯歯ブラシや携帯電動歯ブラシなどで外出先や短時間で歯磨きのできる口腔ケア製品が開発されている。

しかしながら、従来の棒状の把持部とブラシ部で構成された歯ブラシおよび電動歯ブラシは洗面所等の人目につかず身だしなみを整える場所で行われることが望ましく、公の場所で歯ブラシを手に持ち歯を磨くことは難しい。時間と場所のないことから、口腔ケアが後回しになってしまう。

また、通常の棒状の歯ブラシを使用するだけでは、歯間部や歯と歯茎の隙間などを丁寧に磨くことが難しく、よって磨き残しによる歯垢や歯石を生じさせ口腔内環境を悪化させる。

したがって、本考案はそれらの問題を解決するため、時間や場所を選ばず、手を塞ぐことなく、歯磨きや歯茎マッサージを行うことができ、かつ磨き残しを少なくするハンズフリー歯ブラシを提供することを課題とする。

すなわち、歯磨きを上手く行えずに歯石がたまり虫歯になることや歯槽膿漏を防ぐこと、また、何かをしながら歯磨きをするといういわゆるながら使用ができ、装着および脱着が容易、かつ衛生的であり、誤飲するおそれのないハンズフリー歯ブラシを提供することを課題とする。また、装着感や使用感を損ねない素材にも特徴を持つハンズフリー歯ブラシを提供することも課題とする。

上記課題を解決するために、本考案は、使用する場所を選ばず、かつ手を使わずに他のことをしながらでも歯磨き、歯茎マッサージのできる歯ブラシであって、挟み辺（以下、クリップと称す）で舌を挟み、そのクリップの支点部分にブラシを植毛またはブラシ化した部を歯や歯茎にあて、舌を動かすことで口腔内のケアを行うことを特徴とする。

上記のように、本考案のハンズフリー歯ブラシは、いつでもどこでも、パソコン作業や車の運転、料理を作っている時でも容易に歯磨きや歯茎マッサージができる。

また、ハンズフリー歯ブラシは、従来の棒状の歯ブラシによる磨き残しの多い奥歯や歯の裏側部分を容易に磨けることで、結果口腔疾病の予防につながる。

本考案のハンズフリー歯ブラシの一実施例を示す上面図である。 本考案のハンズフリー歯ブラシの一実施例を示す下面図である。

クリップは伸縮性のある樹脂製であり、舌を挟み密着し固定されることで歯ブラシのついた舌を口腔内で自在に動かしても外れず、かつブラシ部が常に舌尖の前部に位置するよう装着することでより広範囲に歯磨きと歯茎マッサージが可能となる。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は、シリコンゴム、ウレタンゴム、ＥＶＡ樹脂、またはゴム等の柔軟でゴム質の素材により一体形成されている。

本考案のハンズフリー歯ブラシは、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。例としては、上記実施例では、操作性と衛生的観点からブラシ２をクリップと一体形成するようにしたが、従来の歯ブラシのブラシ素材を植毛してもよい。また、クリップの形状も支点を軸に逆Ｖ（ブイ）字型に成形しているが、舌にフィットすることを第一義とした場合、平行に配置したクリップや、二股に分かれずに構成しているクリップでもよい。

１ クリップ
２ ブラシ

本考案のハンズフリー歯ブラシの一実施例を示す上面図である。 本考案のハンズフリー歯ブラシの一実施例を示す底面図である。 本考案のハンズフリー歯ブラシの一実施例を示す側面図である。

Claims (1)

1. 上下に分かれた挟み辺で舌を挟み、挟み辺の支点にブラシを備えた、手に持って動かす必要のない歯ブラシ。

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