JP3212758U - 工具軸防振装置 - Google Patents

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▲クンチ▼ 羅
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宗信 盧
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Abstract

【課題】工具軸の軸方向及び径方向の防振効果が高く、構造が簡素で、加工が容易で、組み立てやすい工具軸防振装置を提供する。【解決手段】工具軸防振装置1は、杆体10と、ダンパ20と、2つの可撓性吸収部材30と、少なくとも1つの可撓性ダンパ調整部材とを備える。杆体10は、内部チャンバ11を有する。内部チャンバ11は、周壁12と、2つの端壁13とを含む。ダンパ20は、内部チャンバ11に収容されるとともに、周壁12に対向する周面と、2つの端壁13に対向する2つの端面22とを有する。可撓性吸収部材30は、2つの端壁13と、2つの端面22との間にそれぞれ設けられる。可撓性ダンパ調整部材は、周壁12と周面との間に径方向で配設されるとともに、端壁13と可撓性吸収部材30との間に軸方向で配設される。【選択図】図3

Description

本考案は、防振装置に関し、特に、工具軸防振装置に関する。
機械加工時に発生する工具の振動は、ワークの表面品質に大きな影響を与え、加工の工程及び時間が余計にかかるため、加工時に発生する工具の振動を減らすことは重要なことであった。
しかし振動モードには、工具ホルダの径方向及び軸方向が含まれ、従来の防振機構は多数の部材により構成され、部材間、又は部材と工具軸との間には振動を緩衝するゴムリングが設けられているため、組立工程が複雑となる上、軸方向の防振効果には改善の余地があった。
そのため、上述した従来技術の問題点を改善し、新規性及び進歩性を有する工具軸防振装置が求められていた。
本考案の目的は、工具軸の軸方向及び径方向の防振効果が高く、構造が簡素で、加工が容易で、組み立てやすい工具軸防振装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、杆体と、ダンパと、2つの可撓性吸収部材と、少なくとも1つの可撓性ダンパ調整部材と、を備えた工具軸防振装置であって、前記杆体は、内部チャンバを有し、前記内部チャンバは、周壁と、2つの端壁と、を含み、前記ダンパは、前記内部チャンバに収容されるとともに、前記周壁に対向する周面と、前記2つの端壁に対向する2つの端面と、を有し、前記可撓性吸収部材は、前記2つの端壁と、前記2つの端面との間にそれぞれ設けられ、前記可撓性ダンパ調整部材は、前記周壁と前記周面との間に径方向で配設されるとともに、前記端壁と前記可撓性吸収部材との間に軸方向で配設されることを特徴とする工具軸防振装置が提供される。
図1は、本考案の一実施形態に係る工具軸防振装置を示す斜視図である。 図2は、本考案の一実施形態に係る工具軸防振装置を示す分解斜視図である。 図3は、本考案の一実施形態に係る工具軸防振装置を示す断面図である。 図4は、本考案の一実施形態に係る工具軸防振装置を示す説明図である。
以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
図1〜図4を参照する。図1〜図4に示すように、本考案の一実施形態に係る工具軸防振装置は、少なくとも杆体10と、ダンパ20と、2つの可撓性吸収部材30と、少なくとも1つの可撓性ダンパ調整部材40と、から構成されてなる。
杆体10は、内部チャンバ11を有する。内部チャンバ11は、周壁12と、2つの端壁13と、を含む。ダンパ20は、内部チャンバ11に収容される。ダンパ20は、周壁12に対向する周面21と、2つの端壁13に対向する2つの端面22と、を有する。2つの可撓性吸収部材30は、2つの端壁13と、2つの端面22との間にそれぞれ設けられる。少なくとも1つの可撓性ダンパ調整部材40は、実際の必要に応じて数を増やしてもよく、可撓性ダンパ調整部材40の数は複数であることが好ましい。複数の可撓性ダンパ調整部材40は、周壁12と周面21との間に径方向で配設されるとともに、端壁13と2つの可撓性吸収部材30との間に軸方向で配設される。そのため、工具軸が振動する際、ダンパ20により振動幅を低減し、軸方向及び径方向の振動を複数の可撓性ダンパ調整部材40により緩衝する。また、軸方向の振動は2つの可撓性吸収部材30により緩衝される。
杆体10の一端には、カッターヘッド14が設けられることが好ましい。カッターヘッド14は、バイト、エンドミル、ボーリングその他切削ブレードである。
各可撓性吸収部材30の可撓性は、端壁13の可撓性より小さくて可撓性ダンパ調整部材40の可撓性より大きい。複数の可撓性ダンパ調整部材40の一部は軸方向で十分に支持し、軸方向の振動を効果的に吸収することができる上、軟らかめの可撓性ダンパ調整部材40が硬めの杆体10及びダンパ20により圧し潰されて損壊することを防ぐことができる。好ましくは、各可撓性吸収部材30は、例えば、ポリウレタン、超高分子量ポリエチレンなど、工作機械の分野でよく用いられるプラスチック材料からなるが、加工が容易で可撓性を有し、杆体10と可撓性ダンパ調整部材40とを介在することができる材料である限り、可撓性吸収部材30の材料として用いることができる。
各可撓性吸収部材30は、径方向で周壁12との間に間隙15を有する。間隙15は、可撓性吸収部材30の厚さの5分の1より小さいことが好ましい。可撓性吸収部材30が軸方向で力を受けて圧縮すると、径方向で変形する。間隙15は、可撓性吸収部材30の周壁12が径方向で変形することを防ぎ、可撓性吸収部材30の防振効果が低下したり可撓性吸収部材30が損壊したりすることを防ぐことができる。
ダンパ20は柱状であることが好ましい。複数の可撓性ダンパ調整部材40は、少なくとも1つの第1の可撓性ダンパ調整リング41を有する。周面21は、少なくとも1つの環溝23を有する。少なくとも1つの第1の可撓性ダンパ調整リング41は、周面21の少なくとも1つの環溝23に嵌合される。本実施形態の周面21の両端には、4つの環溝23がそれぞれ形成される。各環溝23には、第1の可撓性ダンパ調整リング41が嵌設されるが、その数は特に限定されない。
複数の可撓性ダンパ調整部材40は、少なくとも2つの第2の可撓性ダンパ調整リング42を有する。少なくとも2つの第2の可撓性ダンパ調整リング42は、端壁13と2つの可撓性吸収部材30との間に軸方向で当接される。本実施形態において、端壁13と2つの可撓性吸収部材30との間には、第2の可撓性ダンパ調整リング42がそれぞれ当接されるが、必要に応じてそれぞれ2つ又は3つ以上(同じか異なる材料からなっても良いし同じか異なる可撓性を有してもよい)設けてもよい。2つの第2の可撓性ダンパ調整リング42には、2つの可撓性吸収部材30がそれぞれ嵌設され、少なくとも2つの第2の可撓性ダンパ調整リング42がダンパ20と同軸上に固定され、2つの第2の可撓性ダンパ調整リング42の径方向の移動を減らして防振効果に悪影響を与えることを防ぐことができる。好ましくは、各第2の可撓性ダンパ調整リング42の外径は、周壁12の径方向の寸法より小さくて取付け易く、第2の可撓性ダンパ調整リング42が径方向で変形することを防ぐことができるため、防振効果が高い。第2の可撓性ダンパ調整リング42の環体断面は、第1の可撓性ダンパ調整リング41の環体断面より小さく、環体断面が小さめであるため、端壁13と、2つの可撓性吸収部材30との間の間隔距離が小さく、加工時の冷却液が貫通孔を介してデッドスペースに流入する冷却液が少なく、スムーズに流動する。好ましくは、杆体10の両端には、穿孔16がそれぞれ形成されている。ダンパ20には、貫通孔24が軸方向で形成されている。各可撓性吸収部材30には、1つの穿孔31、貫通孔24及び2つの穿孔16,31が形成されているため、加工時の冷却液が穿孔16,31及び貫通孔24を流通した後、カッターヘッド14から流出して温度が下がり、加工箇所に生じる切り屑を除去することができる。
上述したことから分かるように、本考案の工具軸防振装置は、ダンパの径方向及び軸方向上に複数の可撓性ダンパ調整部材及び複数の可撓性吸収部材が配設されているため、工具軸の軸方向及び径方向の防振効果が高い。
1 工具軸防振装置
10 杆体
11 内部チャンバ
12 周壁
13 端壁
14 カッターヘッド
15 間隙
16 穿孔
20 ダンパ
21 周面
22 端面
23 環溝
24 貫通孔
30 可撓性吸収部材
31 穿孔
40 可撓性ダンパ調整部材
41 第1の可撓性ダンパ調整リング
42 第2の可撓性ダンパ調整リング

Claims (10)

  1. 杆体と、ダンパと、2つの可撓性吸収部材と、少なくとも1つの可撓性ダンパ調整部材と、を備えた工具軸防振装置であって、
    前記杆体は、内部チャンバを有し、前記内部チャンバは、周壁と、2つの端壁と、を含み、
    前記ダンパは、前記内部チャンバに収容されるとともに、前記周壁に対向する周面と、前記2つの端壁に対向する2つの端面と、を有し、
    前記可撓性吸収部材は、前記2つの端壁と、前記2つの端面との間にそれぞれ設けられ、
    前記可撓性ダンパ調整部材は、前記周壁と前記周面との間に径方向で配設されるとともに、前記端壁と前記可撓性吸収部材との間に軸方向で配設されることを特徴とする工具軸防振装置。
  2. 前記杆体の一端には、カッターヘッドが設けられることを特徴とする請求項1に記載の工具軸防振装置。
  3. 各前記可撓性吸収部材の可撓性は、前記端壁の可撓性より小さくて前記可撓性ダンパ調整部材の可撓性より大きいことを特徴とする請求項1に記載の工具軸防振装置。
  4. 前記可撓性吸収部材は、プラスチック材料からなることを特徴とする請求項3に記載の工具軸防振装置。
  5. 各前記可撓性吸収部材は、径方向で前記周壁との間に間隙を有することを特徴とする請求項1に記載の工具軸防振装置。
  6. 前記ダンパは柱状であり、
    前記可撓性ダンパ調整部材の数は複数であり、
    前記可撓性ダンパ調整部材は、少なくとも1つの第1の可撓性ダンパ調整リングを有し、
    前記第1の可撓性ダンパ調整リングは、前記周面に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の工具軸防振装置。
  7. 前記可撓性ダンパ調整部材の数は複数であり、
    前記可撓性ダンパ調整部材は、少なくとも2つの第2の可撓性ダンパ調整リングを有し、
    前記第2の可撓性ダンパ調整リングは、前記端壁と前記可撓性吸収部材との間に軸方向で当接されることを特徴とする請求項1に記載の工具軸防振装置。
  8. 前記第2の可撓性ダンパ調整リングには、前記可撓性吸収部材がそれぞれ嵌設されることを特徴とする請求項7に記載の工具軸防振装置。
  9. 各前記可撓性吸収部材の可撓性は、前記端壁の可撓性より小さくて前記可撓性ダンパ調整部材の可撓性より大きく、
    各前記可撓性吸収部材は、プラスチック材料からなるとともに、径方向で前記周壁との間に間隙を有し、
    前記間隙は、前記可撓性吸収部材の厚さの5分の1より小さく、
    前記ダンパは柱状であり、
    前記周面は、少なくとも1つの環溝を有し、
    前記可撓性ダンパ調整部材は、少なくとも1つの第1の可撓性ダンパ調整リングを有し、
    前記少なくとも1つの第1の可撓性ダンパ調整リングは、前記少なくとも1つの環溝に嵌合され、
    各前記第2の可撓性ダンパ調整リングの外径は、各前記周壁の径方向の寸法より小さく、
    前記第2の可撓性ダンパ調整リングの環体断面は、前記第1の可撓性ダンパ調整リングの環体断面より小さいことを特徴とする請求項8に記載の工具軸防振装置。
  10. 前記杆体の両端には、穿孔がそれぞれ形成され、
    前記ダンパには、貫通孔が軸方向で形成され、
    各前記可撓性吸収部材には、1つの穿孔、貫通孔及び2つの穿孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の工具軸防振装置。
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