JP3212714B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3212714B2
JP3212714B2 JP26378292A JP26378292A JP3212714B2 JP 3212714 B2 JP3212714 B2 JP 3212714B2 JP 26378292 A JP26378292 A JP 26378292A JP 26378292 A JP26378292 A JP 26378292A JP 3212714 B2 JP3212714 B2 JP 3212714B2
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line drive
memory cell
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健夫 前田
ゆかり 海野
啓 百瀬
正貴 松井
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/08Word line control circuits, e.g. drivers, boosters, pull-up circuits, pull-down circuits, precharging circuits, for word lines

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイポーラ(Bi)素
子と相補性絶縁ゲート型(CMOS)素子とを混載した
Bi−CMOS型の半導体集積回路(IC)に係り、特
にメモリセルアレイを有するICにおけるメモリセルア
レイのワード線を駆動するためのワード線ドライブ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】Bi−CMOS型のメモリLSI(大規
模集積回路)、例えばSRAM(スタティック型ランダ
ムアクセスメモリ)においては、メモリセルアレイの領
域に隣接して配置されるワード線ドライブ回路として、
高速駆動を図るためにBi−CMOS型のワード線ドラ
イブ回路を用いている。
【0003】図8は、Bi−CMOS型ワード線ドライ
ブ回路の1個の回路構成を示している。ここで、Vccは
電源電位、Vssは接地電位、WLはメモリセルアレイの
ワード線、Q1はワード線電位プルアップ用のNPNト
ランジスタ、Q2はワード線電位プルダウン用のNPN
トランジスタ、RDはワード線選択信号(デコード出力
信号)、TPは前記プルアップ用NPNトランジスタQ
1を駆動するためのPチャネルMOSトランジスタ、T
Nは前記プルダウン用NPNトランジスタQ2を駆動す
るためのNチャネルMOSトランジスタ、R1およびR
2は抵抗である。従来のBi−CMOS型ワード線ドラ
イブ回路は、メモリセルアレイのセルピッチ当り1/2
個のバイポーラトランジスタを配置している。
【0004】図9は、上記したようなBi−CMOS型
のワード線ドライブ回路が多数配列されて設けられた領
域の一部(主として、前記ワード線電位プルアップ用の
NPNトランジスタQ1の領域)の平面パターンを示し
ている。図10は、図9中のB−B線に沿う断面構造を
示している。
【0005】ここで、80は半導体基板(P型シリコン
基板)、81は上記基板内に埋め込み形成されたN+ 型
埋込み層、82は上記埋込み層上に形成されたエピタキ
シャル成長層からなるN- コレクタ領域、83は上記コ
レクタ領域の一部で前記埋込み層に連なるように拡散形
成されたコレクタ取り出し領域、84は前記コレクタ領
域の表層部の一部に形成されたP- 真性ベース領域(内
部ベース領域)、85は前記コレクタ領域の表層部の一
部に形成されたP+ 外部ベース領域、86は前記内部ベ
ース領域の表層部の一部に形成されたエミッタ領域であ
る。87は基板内のバイポーラトランジスタ相互間に形
成された素子分離領域、88は基板表面の一部に形成さ
れた素子分離用のフィールド酸化膜、89は基板上に形
成された層間絶縁膜である。
【0006】91は上記層間絶縁膜に開口されたコンタ
クトホールを通して前記エミッタ領域にコンタクトする
金属配線からなるエミッタ配線であり、前記メモリセル
アレイにおける1本のワード線に接続されている。92
は前記層間絶縁膜に開口されたコンタクトホールを通し
て前記外部ベース領域にコンタクトする金属配線からな
るベース配線である。93は前記層間絶縁膜に開口され
たコンタクトホールを通して前記コレクタ取り出し領域
にコンタクトする金属配線からなるコレクタ配線であ
る。
【0007】図9において、71はエミッタ配線のコン
タクト部、72はベース配線のコンタクト部、73はコ
レクタ配線のコンタクト部である。aは金属配線と層間
絶縁膜に開口されたコンタクトホールとの余裕距離、b
はコンタクトホールのサイズ、cは金属配線相互間距
離、dはバイポーラトランジスタのサイズ、eはバイポ
ーラトランジスタ相互間距離、fはトランジスタのベー
スと基板との間の分離領域、gはベースとコレクタ取り
出し用配線との間の距離である。
【0008】従って、バイポーラトランジスタのサイズ
dは、各電極の金属配線コンタクト部における金属配線
との合わせ余裕a、コンタクトホールのサイズb、金属
配線間隔cなどの各最小加工寸法の和と、ベース・基板
間の分離領域f、ベース・コレクタ取り出し用配線間距
離g、バイポーラトランジスタ相互間距離eにより規定
される。
【0009】ところで、メモリ容量の増大および加工寸
法の縮小に伴ってメモリセルのサイズが小さくなると共
にセルピッチが縮小する場合、ワード線ドライブ回路の
バイポーラトランジスタをセルピッチ当り1個あるいは
1/2個づつ配置しようとすると、バイポーラトランジ
スタのサイズdも小さくする必要がある。
【0010】しかし、前記したような構造を有する従来
のバイポーラトランジスタは、トランジスタ相互間の素
子分離領域を含めたサイズdをメモリセルのサイズと同
様に縮小することが困難である。
【0011】例えば0.5μmのデザイン・ルールを用
いた場合、a=0.2μm、b=0.5μm、c=0.
5μm、e=3.0μm、f=2.0μm、g=1.0
μmとなり、d=6a+3b+c+g+f+e=9.2
μmが限界になる。
【0012】上記fはP型領域間のN型分離領域幅であ
り、eはN型領域間のP型分離領域幅である。これらの
各分離領域幅は、それぞれのN型あるいはP型の不純物
濃度を高くすることにより、分離に必要な距離を小さく
することができる。しかしながら、上記したように不純
物濃度を高くすることは、ベース・コレクタ間容量やコ
レクタ・基板間容量を増大させることになり、バイポー
ラトランジスタの性能を落とすことになる。
【0013】デザイン・ルールが縮小されても、前記
e、f、gの値は変動しないので、dは6μm以下に縮
小される可能性がない。例えば4MビットのSRAMに
おけるメモリセルの縦方向の寸法は約5μmであるの
で、ワード線ドライブ回路のバイポーラトランジスタを
たとえ2個のセルに対して1個配置(セルピッチ当り1
/2個づつ配置)しようとしても、不可能に近い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
SRAMは、メモリ容量の増大および加工寸法の縮小に
伴ってメモリセルのサイズが小さくなる場合、Bi−C
MOS型のワード線ドライブ回路のバイポーラトランジ
スタのサイズをメモリセルのサイズと同様に縮小するこ
とが困難であり、上記バイポーラトランジスタをメモリ
セルアレイのセルピッチ当り1/2個づつ配置すること
が困難になるという問題があった。
【0015】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、メモリ容量の増大および加工寸法の縮小に伴
ってメモリセルのサイズが小さくなる場合でも、ワード
線ドライブ回路のバイポーラトランジスタのサイズをメ
モリセルのサイズと同様に縮小することが容易に可能に
なり、上記バイポーラトランジスタをメモリセルアレイ
のセルピッチ当り1個あるいは1/2個づつ配置するこ
とが容易に可能になり、チップサイズを大幅に縮小化し
得る半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、集積回路チッ
プ上に形成されたメモリセルアレイと、このメモリセル
アレイの領域に隣接して複数個配列されて設けられたワ
ード線ドライブ回路とを有する半導体集積回路におい
て、上記各ワード線ドライブ回路は、上記メモリセルア
レイのワード線の電位をプルアップするためのバイポー
ラトランジスタおよび上記ワード線をプルダウンするた
めのNチャネルMOSトランジスタを有するBi−NM
OS型のワード線ドライブ回路であり、複数個配列され
たワード線ドライブ回路の各バイポーラトランジスタの
コレクタ層が共通に形成されていることを特徴とする。
【0017】
【作用】複数個配列されたワード線ドライブ回路の各バ
イポーラトランジスタのコレクタ層が共通に形成されて
おり、バイポーラトランジスタ相互間の素子分離領域を
省略することが可能になる。また、複数個配列されたワ
ード線ドライブ回路のうちの隣り合う少なくとも2個の
ワード線ドライブ回路を1組とする各組内で前記バイポ
ーラトランジスタのコレクタ取り出し電極を共通に形成
することが可能になる。
【0018】従って、メモリ容量の増大および加工寸法
の縮小に伴ってメモリセルのサイズが小さくなる場合で
も、ワード線ドライブ回路のバイポーラトランジスタの
サイズをメモリセルのサイズと同様に縮小することが容
易に可能になり、上記バイポーラトランジスタをメモリ
セルアレイのセルピッチ当り1個あるいは1/2個づつ
配置することが容易に可能になり、チップサイズを大幅
に縮小化することが可能になる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るBi−C
MOS型のSRAMの一部を示している。
【0020】MAはICチップ上に形成されたメモリセ
ルアレイ、10は上記メモリセルアレイの領域のロウ方
向一端側に設けられたロウデコーダ、13は上記メモリ
セルアレイの領域のカラム方向一端側に設けられたセン
スアンプ・カラムデコーダである。図2は、図1のメモ
リセルアレイMAおよびロウデコーダ10の一部を示す
回路図である。
【0021】メモリセルアレイMAは、スタティック型
メモリセルMC1、MC2…がm行×n列の行列状に配
列されており、ここでは、2行×2カラム分を代表的に
取り出して示している。WL1、WL2はワード線、
(BL1、/BL1)、(BL2、/BL2)はビット
線対である。
【0022】ロウデコーダ10は、メモリセルアレイM
Aの各ロウに対応してユニットロウデコーダ101、1
02…が設けられている。各ユニットロウデコーダ10
1、102…は、ロウ選択アドレス信号をデコードする
ワード線選択回路11と、このワード線選択回路11の
出力信号(ワード線選択信号)RDに応じてワード線駆
動信号を出力するBi−NMOS型のワード線ドライブ
回路12とを有し、このワード線ドライブ回路12は前
記メモリセルアレイMAの領域のロウ方向一端側に隣接
して設けられている。
【0023】上記Bi−NMOS型ワード線ドライブ回
路12は、前記ワード線選択信号RDが入力するCMO
Sインバータ(PチャネルMOSトランジスタTP1お
よびNチャネルMOSトランジスタTN1からなる)
と、このCMOSインバータの出力ノードにベースが接
続され、コレクタが電源電位(Vcc)ノードに接続さ
れ、エミッタがワード線に接続されているワード線電位
プルアップ用のNPNトランジスタQと、前記ワード線
と接地電位(Vss)ノードとの間に接続され、前記ワー
ド線選択信号RDがゲートに入力するワード線電位プル
ダウン用のNチャネルMOSトランジスタTNとからな
る。図3は、図2のメモリセルアレイMAの変形例を示
す回路図である。
【0024】メモリセルアレイMAは、ロウ方向に複数
個のブロック(部分セルアレイ)MA1、MA2…に分
割され、この部分セルアレイMA1、MA2…に対応し
て部分ロウデコーダ111、112…が設けられてお
り、二重ワード線方式が採用されている。
【0025】このメモリセルアレイMAにおいて、MW
L1、MWL2…は前記ユニットロウデコーダ101、
102…からの主ワード線選択信号により選択される各
行の主ワード線である。
【0026】第1の部分ロウデコーダ111…におい
て、G1、G2…は第1の主ワード線MWL1の信号と
ブロック選択信号(セクションデコード信号)との論理
積処理を行う副ワード線選択ゲート、G1、G2…は第
2の主ワード線MWL2の信号とブロック選択信号との
論理積処理を行う副ワード線選択ゲートである。SWL
1、SWL2…は前記副ワード線選択ゲートG1、G2
…の出力線である副ワード線、SWL3、SWL4…は
前記副ワード線選択ゲートG1、G2…の出力線である
副ワード線である。
【0027】第2の部分ロウデコーダ112…におい
て、G5、G6…は第1の主ワード線MWL1の信号と
ブロック選択信号との論理積処理を行う副ワード線選択
ゲート、G7、G8…は第2の主ワード線MWL2の信
号とブロック選択信号との論理積処理を行う副ワード線
選択ゲートである。SWL5、SWL6…は前記副ワー
ド線選択ゲートG5、G6…の出力線である副ワード
線、SWL7、SWL8…は前記副ワード線選択ゲート
G7、G8…の出力線である副ワード線である。図4
は、図2中のBi−NMOS型ワード線ドライブ回路1
2の他の例を示している。
【0028】このワード線ドライブ回路は、図2中のワ
ード線ドライブ回路12におけるCMOSインバータに
代えて、ゲートにワード線選択信号RDが入力し、ドレ
イン・ソース間がVCCノードと前記ワード線電位プルア
ップ用のNPNトランジスタQのベースとの間に接続さ
れたPチャネルMOSトランジスタTP1と、上記NP
NトランジスタQのベースとエミッタとの間に接続され
たベース電荷放電用の抵抗Rとが用いられたものであ
り、その他は図2中のワード線ドライブ回路12と同様
である。
【0029】図2あるいは図4に示したBi−NMOS
型ワード線ドライブ回路12…の動作電源電位Vccとし
ては、2V〜3.7Vの範囲内の電位(例えば3.3
V)が供給される。
【0030】図5は、本実施例で用いるBi−NMOS
型のワード線ドライブ回路および従来例で用いたBi−
CMOS型のワード線ドライブ回路の1段当りの遅延時
間の電源依存特性の一例を示している。
【0031】SRAMの素子の微細化が進み、内部電源
電圧が低くなってくると、ワード線ドライブ回路の動作
速度に対する影響が生じる。即ち、ワード線ドライブ回
路の動作電源電位Vccとして、2V〜3.7Vの範囲内
の電位(例えば3.3V)が供給されるようになると、
図5に示すように、Bi−CMOS型のワード線ドライ
ブ回路よりもBi−NMOS型のワード線ドライブ回路
の方が動作速度が速くなるので、本実施例は従来例より
もワード線駆動速度の点で優れている。
【0032】図6は、上記したようなBi−NMOS型
のワード線ドライブ回路12…が多数配列されて設けら
れた領域の一部(主として、前記ワード線電位プルアッ
プ用のNPNトランジスタQ…の領域)の平面パターン
を示している。ここで、41はエミッタ配線61のコン
タクト部、42はベース配線62のコンタクト部、43
はコレクタ配線63のコンタクト部である。図7は、図
6中のB−B線に沿う断面構造を示している。
【0033】ここで、50は半導体基板(P型シリコン
基板)、51は上記基板内に埋め込み形成されたN+ 型
埋込み層、52は上記埋込み層上に形成されたエピタキ
シャル成長層からなるN- コレクタ領域(真性コレクタ
領域)、53は上記コレクタ領域の一部で前記埋込み層
に連なるように拡散形成されたコレクタ取り出し領域、
54は前記コレクタ領域の表層部の一部に形成されたP
- 真性ベース領域(内部ベース領域)、55は前記コレ
クタ領域の表層部の一部に形成されたP+ 外部ベース領
域、56は前記内部ベース領域の表層部の一部に形成さ
れたエミッタ領域である。57は基板表面の一部に形成
された素子分離用のフィールド酸化膜、58は基板上に
形成された層間絶縁膜である。
【0034】61は上記層間絶縁膜に開口されたコンタ
クトホールを通して前記エミッタ領域にコンタクトする
金属配線からなるエミッタ配線であり、前記メモリセル
アレイMAのワード線WLに接続されている。62は前
記層間絶縁膜に開口されたコンタクトホールを通して前
記外部ベース領域にコンタクトする金属配線からなるベ
ース配線である。
【0035】63は前記層間絶縁膜に開口されたコンタ
クトホールを通して前記コレクタ取り出し領域にコンタ
クトする金属配線からなるコレクタ取り出し電極および
コレクタ配線である。このコレクタ取り出し電極および
コレクタ配線63は、上記エミッタ配線61に対して並
行するように延長されている
【0036】この場合、隣り合う2個のワード線ドライ
ブ回路を1組とする各組内で前記バイポーラトランジス
タQのコレクタ取り出し電極63が共通に形成されてお
り、上記したようにコレクタ取り出し電極63が共通に
形成された2個のワード線ドライブ回路が、図2あるい
は図3の回路図に示したようにメモリセルアレイMAの
ロウ方向に直交する方向(カラム方向)に繰り返し配置
されている。
【0037】なお、上記メモリセルアレイMAが図3に
示したように二重ワード線方式を採用している場合に
は、そのメインワード線MWL1、MWL2…が上記ワ
ード線WLに相当する。また、前記エミッタ配線61
は、上記メモリセルアレイMAのワード線WLの複数本
当り1本設けられる場合もある。
【0038】上記実施例のSRAMにおいては、複数個
配列されたワード線ドライブ回路12…の各バイポーラ
トランジスタQのコレクタ層(N- コレクタ領域52)
は共通に形成されており、バイポーラトランジスタQ…
相互間の素子分離領域(図10中の87)が省略されて
いる。
【0039】また、複数個配列されたワード線ドライブ
回路12…のうちの隣り合う少なくとも2個のワード線
ドライブ回路を1組とする各組内で前記バイポーラトラ
ンジスタQのコレクタ取り出し電極63が共通に形成さ
れている。
【0040】従って、メモリ容量の増大および加工寸法
の縮小に伴ってメモリセルのサイズが小さくなる場合で
も、ワード線ドライブ回路のバイポーラトランジスタQ
のサイズをメモリセルのサイズと同様に縮小することが
容易に可能になり、上記バイポーラトランジスタQをメ
モリセルアレイのセルピッチ当り1個あるいは1/2個
づつ配置することが容易に可能になり、チップサイズを
大幅に縮小化することが可能になる。
【0041】上記したようにバイポーラトランジスタを
配置した場合、バイポーラトランジスタのサイズDは、
前述のa、b、c、gのほかにエミッタ相互間分離距離
hにより決ま、D=5a+2.5b+c+g+0.5h
となる。ここで、例えば0.5μmのデザインルールを
用いた場合、a=0.2μm、b=0.5μm、c=
0.5μm、g=1.0μm、h=2.0μmであり、
D=4.75μmに縮小される。例えば4MビットのS
RAMにおけるメモリセルの縦方向の寸法は約5μmで
あるので、ワード線ドライブ回路のバイポーラトランジ
スタをセルピッチ当り1個づつ配置することが可能にな
る。
【0042】なお、前記コレクタ領域52において、隣
り合う2個のワード線ドライブ回路を1組とする各組の
各エミッタ領域56相互が向き合うので、上記各エミッ
タ領域56直下で発生したホットキャリアに起因するノ
イズが発生するおそれがある。これを防止するために、
前記コレクタ領域52において、隣り合う2個のワード
線ドライブ回路を1組とする各組の各エミッタ領域56
相互間に、真性コレクタ領域52よりも不純物濃度の高
いノイズ防止用の領域59を拡散形成しておくことが望
ましい。即ち、真性コレクタ領域52の不純物濃度が例
えば1016〜1017cm-3とすると、ノイズ防止用の領
域59の不純物濃度を例えば1018〜1020cm-3にす
る。
【0043】このようにエミッタ領域56相互間に不純
物濃度の高い領域59が存在することにより、真性コレ
クタ領域52でコレクタ電流と高電界効果の相乗効果に
よるインパクトイオン化電流(即ち、インパクトイオン
化現象により発生するマイノリティキャリア、上記例の
場合にはホール)のライフタイムが高濃度領域59で急
激に減少する。これにより、隣接するエミッタ領域56
あるいはベース領域54、55まで到達することなく、
マジョリティキャリア(上記例の場合には電子)と再結
合を起こす。
【0044】従って、前記実施例で示したように、共通
コレクタ構造において、高濃度領域59を介してエミッ
タ領域56相互を隣接させても、隣接するエミッタ領域
56間でノイズによる動作不良を発生するおそれをなく
することができる。但し、上記インパクトイオン化現象
は、ワード線ドライブ回路のバイポーラトランジスタの
動作条件に依存する。
【0045】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、メモリ
容量の増大および加工寸法の縮小に伴ってメモリセルの
サイズが小さくなる場合でも、ワード線ドライブ回路の
バイポーラトランジスタのサイズをメモリセルのサイズ
と同様に縮小することが容易に可能になり、上記バイポ
ーラトランジスタをメモリセルアレイのセルピッチ当り
1個あるいは1/2個づつ配置することが容易に可能に
なり、チップサイズを大幅に縮小化し得るICを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るSRAMの一部を示
すブロック図。
【図2】図1中のメモリセルアレイおよびロウデコーダ
の一部を示す回路図。
【図3】図2中のメモリセルアレイの変形例を示す回路
図。
【図4】図2中のBi−NMOS型ワード線ドライブ回
路の他の例を示す回路図。
【図5】本発明で用いるBi−NMOS型ワード線ドラ
イブ回路および従来例のBi−CMOS型ワード線ドラ
イブ回路の1段当りの遅延時間の電源依存特性の一例を
示す図。
【図6】本発明で用いるBi−NMOS型ワード線ドラ
イブ回路の平面パターンの一例を示す図。
【図7】図6中のB−B線に沿う構造の一例を示す断面
図。
【図8】従来のBi−CMOS型ワード線ドライブ回路
を示す回路図。
【図9】図8のワード線ドライブ回路の平面パターンの
一例を示す図。
【図10】図9中のB−B線に沿う構造の一例を示す断
面図。
【符号の説明】
MA…メモリセルアレイ、MA1、MA2…部分セルア
レイ、10…ロウデコーダ、101、102…ユニット
ロウデコーダ、111、112…部分ロウデコーダ、1
1…ワード線選択回路、12…ワード線ドライブ回路、
WL、WL1、WL2…ワード線、MWL1、MWL2
…主ワード線、SWL1〜SWL8…副ワード線、Q…
ワード線電位プルアップ用のNPNトランジスタ、TN
…ワード線電位プルダウン用のNチャネルMOSトラン
ジスタ、41…エミッタ配線のコンタクト部、42…ベ
ース配線のコンタクト部、43…コレクタ配線のコンタ
クト部、50…P型基板、51…N+ 型埋込み層、52
…N- コレクタ領域(真性コレクタ領域)、53…コレ
クタ取り出し領域、54…P- 真性ベース領域(内部ベ
ース領域)、55…P+ 外部ベース領域、56…エミッ
タ領域、57…フィールド酸化膜、58…層間絶縁膜、
59…ノイズ防止用の領域、61…エミッタ配線、62
…ベース配線、63…コレクタ配線(コレクタ取り出し
電極)。
フロントページの続き (72)発明者 百瀬 啓 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 松井 正貴 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝多摩川工場内 (56)参考文献 特開 昭61−218159(JP,A) 特開 平1−264252(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/40 - 11/419 H01L 27/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路チップ上に形成されたメモリセ
    ルアレイと、このメモリセルアレイの領域に隣接して複
    数個配列されて設けられたワード線ドライブ回路とを有
    する半導体集積回路において、 上記各ワード線ドライブ回路は、上記メモリセルアレイ
    のワード線の電位をプルアップするためのバイポーラト
    ランジスタおよび上記ワード線をプルダウンするための
    NチャネルMOSトランジスタを有するBi−NMOS
    型のワード線ドライブ回路であり、 上記複数個配列されたワード線ドライブ回路の各バイポ
    ーラトランジスタのコレクタ層は共通に形成され、 かつ上記複数個配列されたワード線ドライブ回路のうち
    隣り合う少なくとも2個のワード線ドライブ回路を1組
    とする各組内で上記バイポーラトランジスタのコレクタ
    取り出し電極が共通に形成され、 さらに上記コレクタ層のうち隣り合う組の各エミッタ領
    域相互間に、真性コレクタ領域よりも不純物濃度の高い
    領域が形成されていることを特徴とする半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】 前記ワード線ドライブ回路の動作電源と
    して2V〜3.7Vが供給されることを特徴とする請求
    項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイおよびワード線ド
    ライブ回路はSRAM集積回路に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記バイポーラトランジスタは、第1導
    電型の半導体基板と、前記半導体基板に形成され、第1
    導電型とは反対導電型の第2導電型のコレクタ領域と、
    前記コレクタ領域に形成された第2導電型の前記真性コ
    レクタ領域と、前記コレクタ領域に接続され、前記真性
    コレクタ領域内に不純物を拡散して形成されたコレクタ
    取り出し領域と、前記真性コレクタ領域の一部表面に形
    成された第1導電型の内部ベース領域と、前記真性コレ
    クタ領域の一部表面に形成された第1導電型の外部ベー
    ス領域と、前記内部ベース領域の一部表面に形成された
    第2導電型の前記エミッタ領域と、前記ワード線と並行
    するように前記エミッタ領域から引き出されたエミッタ
    配線と、前記エミッタ配線と並行するように延長された
    コレクタ配線とから構成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の半導体集積回路。
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