JP3212696U - 合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロール状合成樹脂製連続袋から袋口を簡単に開くことができる状態で1袋を切り取ることができ、且つ摩擦調整機構や動力機構を必要とせず、単純な機構で安価に得ることができる合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置を提供する。【解決手段】合成樹脂製ロール状連続袋50を回転自在に軸支する連続袋支持部10、摩擦部材21を備えて幅方向に立設された摩擦板20、中央部に略山形状に突設した切離舌片31を有する切離板が、本体フレームを横断するように連続袋送り方向に沿って所定間隔で直列に配置されている。袋の裏面が摩擦部材に接触するように摩擦板に当てながら引っ張ることによって、袋裏面が摩擦部材との摩擦を受けて袋表面との摩擦抵抗差によって表裏の密着状態が破壊され、袋口が開口した状態で切り取ることができる。【選択図】図3
Description
本考案は、予め帯状溶着部とそれに近接して切り離し用のミシン目が等間隔に多数連接して形成された合成樹脂製ロール状連続袋から1袋毎切り取りできる合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置に関する。
従来スーパーマーケット等において、レジの出口近傍の袋詰め台に載置されて購入した生鮮食品等の個別収容に利用される合成樹脂製袋は、予め帯状溶着部とそれに近接して切り離し用のミシン目が等間隔に多数連接して形成されたロール状連続袋から1袋毎切り離して使用するが、当該袋はポリエチレンやポリプロピレン等のフイルム状の極めて薄い材料で形成されているため、切り離された袋は表裏が密着して開口しにくい欠点がある。そのため、従来湿潤スポンジ等で指に湿りを与えてから開口するようにすることも行われているが、不特定多数の人が同じ湿潤媒体に接触することによる衛生上の嫌悪感を与えている。その問題を解決するため、従来、切り取った袋が開口し易いように袋を供給する合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置が種々提供されている(例えば、特許文献1、2参照)。
例えば、特許文献1に記載のものは、合成樹脂製ロール状連続袋を基板に回転自在に保持し、回転自在に設けた遊びローラと、該遊びローラの中央に接するように調整機構を介して設けられた所定の摩擦抵抗を有する材料よりなる摩擦部材とを設け、連続袋の切断用ミシン目の部分が遊びローラ円周面と摩擦部材との間を通過することにより、遊びローラ円周面に接している連続袋開口部の片面はそのまま通過し、摩擦部材に接している連続袋開口部の片面は摩擦部材との摩擦によりずらして口開きするようにしたものである。一方、特許文献2に記載のものは、ロール状連続袋をモーター駆動の一対のゴムローラからなる送りローラで狭圧して送り出す装置に於いて、一方の送りローラを軸線方向に往復移動させることにより、連続袋は互いに重合する両側辺が左右にずれて、強制的に引き離されて開口するようにしたものである。
上記提案されている両装置は、ロール状連続袋から1袋を開口が容易のように切取り可能であることが期待できるが、特許文献1のものは遊びローラや、該遊びローラに沿って移動する連続袋の表面に所定の摩擦抵抗を与えるための摩擦部材の調整機構等を必要とし、また特許文献2のものは送りローラの動力機構や側方駆動手段を必要とする等、何れも装置が複雑で大型であり且つロール状連続袋の補給等の取扱も面倒であると共に、駆動機構部を有するので耐久性に欠ける等の問題点があった。
そこで、本考案は、特別な摩擦調整機構や動力機構との駆動機構を必要とせず、簡単な単純な機構で安価に提供でき且つ耐久性に優れ、連続袋から開口し易い状態で合成樹脂袋を切り取ることができる合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決する本考案の請求項1に係る合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置は、合成樹脂製ロール状連続袋を回転自在に軸支する連続袋支持部、少なくとも先端部に摩擦部材を備えて幅方向に立設された摩擦板、中央部に略山形状に突設した切離舌片を有する切離板が、本体フレームに該本体フレームを横断するように連続袋送り方向に沿って所定間隔で直列に配置されてなることを特徴とするものである。
また、請求項2に係る合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置は、さらに前記摩擦板を連続袋の送り方向に前傾して設けられ、且つその頂部が少なくとも前記連続袋支持部の軸心高さ位置及び前記切離板の頂部よりも突出するように設けたことを特徴とするものである。
本考案の合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置は、上記構成を有することにより、ロール状合成樹脂袋の端を指で摘まみ、持ち上げながら引っ張り上げ該袋の裏面を前記摩擦板に当て、その状態で引っ張り出すことによって、袋裏面と前記摩擦部材との摩擦によって袋の表面と裏面がずれて袋の密着が解け、最後にミシン目を切離舌片に押し当てることにより容易に開口状態の袋を切り離すことができる。そして、本考案では、単に摩擦部材を有する摩擦板と切離板を配置した簡単な構成で、特別な駆動機構等の可動部を必要としないので、従来と比べて安価で耐久性に富み、しかも動作が確実な合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置を得ることができる。
以下、本考案にかかる合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置の実施形態を図面を基に詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置1の平面図であり、図2はそのA−A断面図である。
本考案の合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置1は、前壁3、後壁4、右側壁5及び左側壁6からなる四角形枠状の本体フレーム2に、合成樹脂製ロール状連続袋(以下、単に連続袋という)を軸支する芯棒11を回転自在に支持する連続袋支持部10、少なくとも先端部に摩擦部材21を備えて幅方向に立設された摩擦板20、中央部に略山形状に突設した切離舌片31を有する切離板30が、本体フレーム2を横断するように連続袋送り方向に沿って所定間隔で前壁3、後壁4間に順に配置されている。
図1は、本実施形態に係る合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置1の平面図であり、図2はそのA−A断面図である。
本考案の合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置1は、前壁3、後壁4、右側壁5及び左側壁6からなる四角形枠状の本体フレーム2に、合成樹脂製ロール状連続袋(以下、単に連続袋という)を軸支する芯棒11を回転自在に支持する連続袋支持部10、少なくとも先端部に摩擦部材21を備えて幅方向に立設された摩擦板20、中央部に略山形状に突設した切離舌片31を有する切離板30が、本体フレーム2を横断するように連続袋送り方向に沿って所定間隔で前壁3、後壁4間に順に配置されている。
連続袋支持部10は、合成樹脂製ロール状連続袋の補充が簡単にできるように前壁3及び後壁4に対称に芯棒11が上部から容易に嵌合できる切り欠きが形成された軸受板12を設けて形成されているが、芯棒11を回転自在に軸支できればよく、その形態は任意でよい。
摩擦板20は、その上面に連続袋の幅に見合うように適宜の摩擦部材21が貼付された長尺状の板材から形成されている。摩擦部材21は、適度の摩擦抵抗を有する摩擦布やゴム素材等適度の摩擦抵抗を有するものであればよい。また本実施形態では、簡単にかつ安価に製造できるように板材に摩擦部材を貼付して形成したが、剛性を有する摩擦部材であれば、摩擦部材を摩擦板又は摩擦棒として直接前後壁間に懸架してもよい。
本実施形態では、摩擦板20は図2に明示するように、連続袋の送り方向に前傾して設けられている。傾斜角は連続袋の裏面と摩擦部材との接触面積に影響し、後述するように、引き出し時に袋裏面に適度の摩擦抵抗を良好に与えることができるように適宜設定する。本考案者が種々実験したところ、摩擦板として板厚10mmの長尺板を採用した場合、傾斜角θは68°〜70°の範囲が最も効果的に開口できた。
摩擦板20はその頂部高さh2が図2に示すように、少なくとも合成樹脂製ロール状連続袋軸支持部の軸心高さh1及び切離板30の頂部高さh3よりも突出するように設けられている。それにより、引っ張り出される連続袋の裏面が良好に摩擦板に接触して、袋口を容易に開口することができる。
摩擦板20はその頂部高さh2が図2に示すように、少なくとも合成樹脂製ロール状連続袋軸支持部の軸心高さh1及び切離板30の頂部高さh3よりも突出するように設けられている。それにより、引っ張り出される連続袋の裏面が良好に摩擦板に接触して、袋口を容易に開口することができる。
切離板30は、本実施形態では、本体フレーム2の左側壁と兼用して構成され、中央部にプラスチック材で形成された山形状の切離舌片31を突出形成されている。しかしながら、切離舌片と切離板を一体に形成して左側壁に取り付けて構成してもよい。
次に、以上のように構成された本実施形態の合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置により、合成樹脂製ロール状連続袋から1袋を切り取り開口する使用方法を図3〜図5により説明する。
連続袋50は、図3に示すように軸支部の軸心下方側から引っ張り出されるように、芯棒11にセットし、この状態で垂れ下がっている連続袋の先端部を指でつまみ持ち上げながら引っ張り上げ、袋の裏面が摩擦部材21に接触するように摩擦板20に当てながら引っ張ることによって、袋裏面が摩擦部材21との摩擦抵抗を受けながら移動するため、袋表面との摩擦抵抗差によって表裏の密着状態が次第に破壊される(図4参照)。最後に、袋のミシン目51を合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置の先端部に付いている切離板30の切離舌片31に当てることによって、1袋をミシン目から切り取ることができる。その状態では、袋口56は表面と裏面が図5に示すように密着状態が解消され隙間があるので、切り取った袋55の袋口に指を差し込んで裏面と内面を別々に摘まんで容易に開口することができる。
連続袋50は、図3に示すように軸支部の軸心下方側から引っ張り出されるように、芯棒11にセットし、この状態で垂れ下がっている連続袋の先端部を指でつまみ持ち上げながら引っ張り上げ、袋の裏面が摩擦部材21に接触するように摩擦板20に当てながら引っ張ることによって、袋裏面が摩擦部材21との摩擦抵抗を受けながら移動するため、袋表面との摩擦抵抗差によって表裏の密着状態が次第に破壊される(図4参照)。最後に、袋のミシン目51を合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置の先端部に付いている切離板30の切離舌片31に当てることによって、1袋をミシン目から切り取ることができる。その状態では、袋口56は表面と裏面が図5に示すように密着状態が解消され隙間があるので、切り取った袋55の袋口に指を差し込んで裏面と内面を別々に摘まんで容易に開口することができる。
2袋目以降は、図3に示すように袋口56が開いている状態にあるので、直接袋口に指を入れて裏面を摘まむことができ、この状態で1袋目の場合と同様に袋裏面が摩擦部材に接触するように摩擦板に当てながら引っ張ることによって、袋表面との摩擦抵抗差によって表裏の密着状態が破壊されつつ移動する(図4参照)。最後に、袋のミシン目51を切離舌片31に当てることによって、袋を容易に切り取ることができる。その状態では、袋口は表面と裏面は図5に示すように、開いているので容易に開いて品物を充填することができる。
本考案の合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置は、合成樹脂製ロール状連続袋から袋口を簡単に開くことができる状態で切り取ることができ、しかも可動部がなく構造が非常に単純で耐久性があり、且つ安価に提供でき実用性に優れているので、産業上の利用可能性が高い。
1 合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置
2 本体フレーム
3 前壁
4 後壁
5 右側壁
6 左側壁
10 連続袋支持部
11 芯棒
12 軸受板
20 摩擦板
21 摩擦部材
30 切離板
31 切離舌片
50 合成樹脂製ロール状連続袋
51 ミシン目
52 溶着部
55 切り離された合成樹脂製袋
56 開口
2 本体フレーム
3 前壁
4 後壁
5 右側壁
6 左側壁
10 連続袋支持部
11 芯棒
12 軸受板
20 摩擦板
21 摩擦部材
30 切離板
31 切離舌片
50 合成樹脂製ロール状連続袋
51 ミシン目
52 溶着部
55 切り離された合成樹脂製袋
56 開口
Claims (2)
- 合成樹脂製ロール状連続袋を回転自在に軸支する連続袋支持部、少なくとも先端部に摩擦部材を備えて幅方向に立設された摩擦板、中央部に略山形状に突設した切離舌片を有する切離板が、本体フレームに該本体フレームを横断するように連続袋送り方向に沿って所定間隔で直列に配置されてなることを特徴とする合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置。
- 前記摩擦板は、連続袋の送り方向に前傾して設けられ、且つその頂部が少なくとも前記連続袋支持部の軸心高さ位置及び前記切離板の頂部よりも突出するように設けられている請求項1に記載の合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017003191U JP3212696U (ja) | 2017-07-13 | 2017-07-13 | 合成樹脂製ロール状連続袋切取り装置 |
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JP7227670B1 (ja) | 2022-09-26 | 2023-02-22 | 俊朗 飯島 | 袋ロールホルダ |
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2017
- 2017-07-13 JP JP2017003191U patent/JP3212696U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2024046802A (ja) * | 2022-09-26 | 2024-04-05 | 俊朗 飯島 | 袋ロールホルダ |
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