JP3212638U - 指掛リングを備えた巻尺 - Google Patents

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照剛 原
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Abstract

【課題】落下を防止するための指掛リングを備えた巻尺を提供する。【解決手段】測定用テープ2を自動で巻き取る自動巻取式の巻尺1において、人の手指をケースの側面7側から挿通することが可能な寸法及び形状を有し且つその基部8bからケースの側面7上の方向へ折曲可能に構成された指掛リング8を、ケースの背面4に、後方に向かって突設する。【選択図】図4

Description

本考案は、落下を防止するための指掛リングを備えた巻尺に関する。
従来、巻尺の落下防止構造は、特許文献1に開示されているように、ケースの背面にリング体が設けられ、該リング体に、落下防止用ロープの先端フックが係着できるように構成されている。これにより、巻尺を落とした場合でも、落下防止用ロープの長さよりも下方に落下することがない。
とは言え、落下防止用ロープは、高所での作業のときに巻尺の地上落下を防止するために開発されたものなので、地上での作業のときは、落下防止用ロープによって落下が阻止される前に巻尺が床面に衝突することがあった。これは、落下防止用ロープの長さが巻尺の使用に影響を与えない長さとなっているからである。
また、作業者の中には、巻尺を持っている手の指をケースの背面のリング体に掛け、巻尺が手から滑落した際、リング体に掛けている手指で該巻尺の落下を阻止しようとする者もいて、この場合、巻尺の床面衝突は阻止できるのであるが、上記リング体はケースと一体に構成されているため、巻尺の落ち方によってはリング体に掛けている手指が捻られ、該手指がリング体から外れて巻尺が落下してしまうこともあり、また、無理に巻尺の落下を阻止しようとすれば、手指を捻挫することや骨折する恐れもあった。
特開2011−214919号公報
本考案の目的とするところは、巻尺が落下する姿勢に影響を受けることなく、人の手指を、ケースの背面に設置されているリング体に安全に掛けることができるようにする。
本考案に係る指掛リングを備えた巻尺の一実施例においては、測定用テープを自動で巻き取る自動巻取式の巻尺であって、巻尺のケースと、ケースの背面に後方へ向かって突設されているリング部材と、を備え、リング部材は、その基部から少なくともケースの側面上の方向へ折曲可能に構成されているとともに、リング部材のリングが、ケースの側面側から人の手指を挿通することを可能にする寸法及び形状を有することを特徴とする、指掛リングを備えた巻尺を提供する。
また、折曲されたリング部材が、自動復帰可能に構成されていることを特徴とする。
他の実施例においては、測定用テープを自動で巻き取る自動巻取式の巻尺であって、該巻尺のケースと、ケースの背面に後方へ向かって突設され、弾性素材から形成されたリング部材と、を備え、リング部材のリングが、ケースの側面側から人の手指を挿通することを可能にする寸法及び形状を有することを特徴とする、指掛リングを備えた巻尺を提供する。
さらに他の実施例においては、測定用テープを自動で巻き取る自動巻取式の巻尺であって、巻尺のケースと、ケースに装着されているカバーと、ケースの背面に位置するカバーの部位に背面後方へ向かって突設され、弾性素材から形成されたリング部材と、を備え、リング部材のリングが、ケースの側面側から人の手指を挿通することを可能にする寸法及び形状を有することを特徴とする、指掛リングを備えた巻尺を提供する。
また、カバーが、ケースに脱着可能になっていることを特徴とする。
また、リング部材のリング部が、手指を挿通するための指掛用リング部と、フックを係合するためのフック用リング部との少なくとも2つから構成されていることを特徴とする。
また、リング部材のリング内周の形状が、内歯歯車状の形状に形成されていることを特徴とする。
本考案の落下防止用の指掛リングを備えた巻尺によれば、手指が掛けられるリング部材が、少なくともケースの側面上の方向に自由に折り曲がるので、巻尺が手から滑り落ちたときでも、リング部材に掛けられている手指がしっかりと該リング部材を保持し、巻尺の落下を阻止することができる。
また上述したように、手指が掛けられるリング部材が、少なくともケースの側面上の方向に自由に折り曲がるようになっているので、落ち始めた巻尺によって手指が捻られることもなく、従って、手指の捻挫や骨折などの怪我を負うこともない。
本考案に係る一実施例の巻尺を示した側面図。 図1の巻尺を上方から見ている図。 リング部材と巻尺の背面との接続の一実施例を示した図。 本考案に係る一実施例の巻尺を示した側面図。 本考案に係る一実施例の巻尺を示した側面図。 図5の巻尺を上方から見ている平面図。 リング部材の変形の一実施例を示した図。 リング部材の一実施例を示した側面図。 リング部材の一実施例を示した側面図。 複数のリング部材を備えるカバーの一実施例を示した巻尺を上方から見ている平面図。 リング部材の使用の一実施例を示した図。
本考案に係る巻尺を、添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
図1は、本考案に係る巻尺の一実施例である。本巻尺1は、測定用テープ2を自動で巻き取る自動巻取式の巻尺1であって、また、引き出された測定用テープ2が、制動レバー3によって引き出した位置で固定できるようになっている。
さらに巻尺1の背面4には、少なくとも携帯者の小指13(図11を参照)を挿通可能な通孔5aを有したリング部材たる指掛リング5が、背面4の後方に向かって突設されている。なお、小指13は、ケースの側面7側から通す。
また指掛リング5は、樹脂や蝶番等の接続部材6によって該指掛リング5の基部とケースの背面4とが接続されているので、図2中に示した矢印A、A´の方向(ケースの側面7上の方向)に曲げられる力が加わった場合は、接続部材6(基部)のところから該矢印A、A´の方向に曲がることができる。
図3は、接続部材6による指掛リング5と背面4との接続の一実施例を示している。本図に示した接続部材6は、全体がエラストマやシリコン等の弾性素材を用いて形成されているので、上述した曲げる力が除かれると、折り曲がった指掛リング5は元の状態に戻る(自動復帰)。
また、接続部材6に弾性素材を用いる他にも、自動復帰させることを板ばね(発条部材)を用いて行ってもよく、具体的には、板ばねの板面とケースの側面7とが並行になるように該板ばねの長手方向の一端を指掛リング5の基部に接続し、他端をケースの背面4に接続する(この実施例の図示は省略)。
また、上述した板ばねの代わりにコイルばね(押しばね)を用いてもよく、具体的には、該コイルばねの伸縮方向の一端を指掛リング5の基部に接続し、他端をケースの背面4に接続する(この実施例の図示も省略)。
図4は、本考案に係る巻尺の一実施例である。本巻尺1は、図1に示した巻尺1と同様に、測定用テープ2を自動で巻き取る自動巻取式の巻尺1であって、また、引き出された測定用テープ2が、制動レバー3によって引き出した位置で固定できるようになっている。
さらに巻尺1の背面4には、少なくとも携帯者の小指13(図11を参照)を挿通可能な通孔8aを有したリング部材たる弾性素材の指掛リング8が、背面4の後方に向かって突設されている。なお、小指13は、ケースの側面7側から通す。
この指掛リング8は弾性素材の性質を有しているので、該指掛リング8に図2中に示した矢印A、A´の方向(ケースの側面7上の方向)に曲げられる力が加わった場合は、指掛リング8の基部8bのところから該矢印A、A´の方向に曲がる(捻じれ変形もする)ことができる。尚且つ、上述の曲げる力が除かれると、折り曲がった指掛リング8は元の状態に戻る(自動復帰)。
図5は、本考案に係る巻尺の一実施例である。本巻尺1は、図1に示した巻尺1と同様に、測定用テープ2を自動で巻き取る自動巻取式の巻尺1であって、また、引き出された測定用テープ2が、制動レバー3によって引き出した位置で固定できるようになっている。
さらに巻尺1のケースには、エラストマやシリコン等の弾性素材を用いて形成されているカバー9が、少なくとも測定用テープ2の出入り動作や、制動レバー3の操作に支障がないように被せられている。また、巻尺1にベルトクリップ1aが設けられている場合は、該ベルトクリップ1aの取り扱いに支障がないように被せられている。カバー9は、ケースに脱着自在に構成してもよい。
そして、上述のカバー9におけるケースの背面4に位置する部位に、少なくとも携帯者の小指13(図11を参照)を挿通可能な通孔10aを有したリング部材たる指掛リング10が、背面4の後方に向かって突設(カバー9と同素材で一体的に成型)されている。なお、小指13は、ケースの側面7側から通す。
また指掛リング10としては、弾性率を変えた別素材からなる指掛リングを取り付けたり、別素材からなる指掛リングをカバー9の成型時に該カバー9と一体になるよう取り付けてもよい。
この指掛リング10は弾性素材の性質を有しているので、該指掛リング10に図6中に示した矢印B、B´の方向(ケースの側面7上の方向)に曲げられる力が加わった場合は、指掛リング10の基部10bの付近から該矢印B、B´の方向に曲がる(捻じれ変形もする)ことができる。尚且つ、上述の曲げる力が除かれると、折り曲がった指掛リング10は元の状態に戻る(自動復帰)。
図7は、カバー9に備えた指掛リング10(図5)の変形の一実施例を示している。図7(a)は、指掛リング10に矢印Cの方向の曲げ力が加わったときを示していて、該指掛リング10は、基部10bの付近からケースの側面7上の方向に曲がる。図7(b)は、指掛リング10に矢印Dの方向の曲げ力が加わったときを示していて、該指掛リング10は、基部10bの付近からケースの側面7の下方に捻じれて曲がる。
図8は、指掛リングの一実施例を示している。本指掛リング11は、携帯者の小指13(図11を参照)を通すための通孔11aとは別に、例えば、落下防止用ロープに備えるフック(図示せず)を係合するためのフック係合用の通孔11cが設けられている。この指掛リング11においても、上述の指掛リング10と同様に、基部11bの付近からケースの側面7上の方向や、ケースの側面7の下方に捻じれて曲がることができる。
図9は、指掛リングの一実施例を示している。本指掛リング12は、携帯者の小指13(図11を参照)を通すための通孔12aの内周が内歯歯車状12cになっている。これにより、例えば、落下防止用ロープに備えるフック(図示せず)を係合するための指掛リング12に係合されたとき、該フックの通孔12a内での自由移動を規制できるようにしている。この指掛リング12においても、上述の指掛リング10と同様に、基部12bの付近からケースの側面7上の方向や、ケースの側面7の下方に捻じれて曲がることができる。
図10は、指掛リング10(図5)が複数備えられているカバーの一実施例を示した巻尺を上方から見ている平面図である。本カバー9aは、ケースにおける左右の側面7寄りに、それぞれ指掛リング10が並行に2個設けられている。この形態は、一方の指掛リング10の通孔10aに携帯者の小指13(図11を参照)が通され、他方の指掛リング10の通孔10aに、落下防止用ロープに備えるフック(図示せず)を係合するためのフックが係合される。
図11は、指掛リング10(図5)の使用の一実施例を示している。巻尺1を持っている携帯者の小指13が、ケースの側面7側から通孔10aに通される。これにより、巻尺1が手から滑り落ちたときでも、指掛リング10に掛けられている小指13がしっかりと該指掛リング10を保持して、巻尺1の落下を阻止することができる。
また、本実施例では図示していないが、指掛リングは、ケースの側面7に近接して折り畳み可能に構成したり、またケースの側面7に近接して該側面7上にスライド移動可能に構成してもよい。
1…巻尺
1a…ベルトクリップ
2…測定用テープ
3…制動レバー
4…背面
5…指掛リング
5a…通孔
6…接続部材
7…側面
8…指掛リング
8a…通孔
8b…基部
9…カバー
9a…カバー
10…指掛リング
10a…通孔
10b…基部
11…指掛リング
11a…通孔
11b…基部
11c…通孔
12…指掛リング
12a…通孔
12b…基部
13…小指

Claims (7)

  1. 測定用テープを自動で巻き取る自動巻取式の巻尺であって、
    該巻尺のケースと、
    上記ケースの背面に後方へ向かって突設されているリング部材と、
    を備え、
    上記リング部材は、その基部から少なくとも上記ケースの側面上の方向へ折曲可能に構成されているとともに、上記リング部材のリングが、上記ケースの側面側から人の手指を挿通することを可能にする寸法及び形状を有することを特徴とする、指掛リングを備えた巻尺。
  2. 折曲されたリング部材が、自動復帰可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の指掛リングを備えた巻尺。
  3. 測定用テープを自動で巻き取る自動巻取式の巻尺であって、
    該巻尺のケースと、
    上記ケースの背面に後方へ向かって突設され、弾性素材から形成されたリング部材と、
    を備え、
    上記リング部材のリングが、上記ケースの側面側から人の手指を挿通することを可能にする寸法及び形状を有することを特徴とする、指掛リングを備えた巻尺。
  4. 測定用テープを自動で巻き取る自動巻取式の巻尺であって、
    該巻尺のケースと、
    上記ケースに装着されているカバーと、
    上記ケースの背面に位置する上記カバーの部位に背面後方へ向かって突設され、弾性素材から形成されたリング部材と、
    を備え、
    上記リング部材のリングが、上記ケースの側面側から人の手指を挿通することを可能にする寸法及び形状を有することを特徴とする、指掛リングを備えた巻尺。
  5. 上記カバーが、上記ケースに脱着可能になっていることを特徴とする請求項4に記載の指掛リングを備えた巻尺。
  6. 上記リング部材のリング部が、手指を挿通するための指掛用リング部と、フックを係合するためのフック用リング部との少なくとも2つから構成されていることを特徴とする請求項1、請求項3及び請求項4のうちのいずれかに記載の指掛リングを備えた巻尺。
  7. 上記リング部材のリング内周の形状が、内歯歯車状の形状に形成されていることを特徴とする請求項1、請求項3及び請求項4のうちのいずれかに記載の指掛リングを備えた巻尺。
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