JP3212541U - アブソリュートエンコーダ装置 - Google Patents

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林志達
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Abstract

【課題】即時に正確な位置を読取る、アブソリュートエンコーダ装置を提供する。【解決手段】アブソリュートエンコーダ装置2は、台座21を備える。台座21上には、互いに噛合する第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32が枢着される。第1のコード歯車31は、第1のコードリング312を有する。第2のコード歯車32は、第2のコードリング322を有する。第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32の両側には、上絞り板51及び下絞り板52がそれぞれ配設される。下絞り板52は、複数の第1の発光器421A及び複数の第2の発光器421Bを有する。上絞り板51は、複数の第1の受光器411A及び複数の第2の受光器411Bを有する。第1の発光器42及び第1の受光器411Aは、第1のコードリング312にそれぞれ対応する。第2の発光器421B及び第2の受光器411Bは、第2のコードリング322にそれぞれ対応する。【選択図】図2

Description

本考案は、エンコーダ装置に関し、特に、アブソリュート型ロータリーエンコーダ装置に関する。
従来のエンコーダ装置は、汎用性が高く、電動シャッター又はエレベータの分野において、エンコーダによりシャッター又はエレベータの位置を読取って判断する技術が開発されている。
例えば、特許文献1では、本体内に限界位置検出モジュールが設けられ、電動モータによりシャッターの巻取シャフトを回転させると、カットオフ車輪が同期で回転し、その上に設けたカットオフ構造がセンサを周期的に通過すると、センサは、シャッターの昇降行程に関する符号化信号を生成し、デジタル符号化技術により、容易かつ柔軟的に上限位置/下限位置を正確に設定することができるため、機械式リミットスイッチを使用する必要がない。
また、特許文献2では、グレイコード駆動装置の応用が開示されているが、それは本体ベース、伝動ユニット及びトルク検出ユニットを含む。本体ベースは、電動モータの運転モードを制御するデジタルモジュールを有する。トルク検出ユニットは、伝動ユニットが運転すると、デジタルモジュールにグレイコードが同期で生成され、シャッターを正確に位置決めできるように設定することができる。
また、特許文献3では、グレイコード(Gray Code)の符号化技術により電動シャッターの位置を検知する技術が開示されている。
しかし上述した技術には、依然として以下の共通した問題点があった。
グレイコードの生成方式は、盤面上に直接貫通孔が形成されたコードリング、又は回転ホールが弧形状遮断壁を有する遮断式コードリングであっても、各コードリングに読取装置が対応するように設置されている。例えば、特許文献2では、回転盤がセンター位置を基準とし、複数の長さが異なる弧状貫通孔(即ち、コードリングを生成する)が表面に形成されている。デジタル検出モジュールは、回転盤の一方の側面に対応した信号発光源と、回転盤の他方の側面に対応した信号受信器(即ち1組の読取装置)と、を有する。即ち、各1組のコードリングには、1組の読取装置が設置され、回転ホイールが複数のビット分の角度で回転しなければ、完全な位置情報を得てシャッターの位置を判断することはできなかった。
例えば、各記憶位置のアドレスは6個のビット(例えば「010010」)を有し、読取装置は、まず、「0」を読み取った後、モータにより回転盤を回転させなければ残りの5つのビット「10010」を読取ることができない上、モータが回転し続けなければ、次の位置にあるアドレスの6個のビットを読取装置で読取らなければ回転方向を判断することはできなかった。
本出願人が出願した特許文献4にも同様の問題点があり、シャッター機構が作動するとき、モータを一定角度で回転させなければシャッターの正確な位置及び回転方向を読み取ることはできなかった。もしシャッターが完全に下がって地面又は床に接するか、終端まで完全に巻き取られた後にもモータが回転し続ける場合、機構が損壊してしまう虞があった。
そのため、従来の問題点を改善する、アブソリュートエンコーダ装置が求められていた。
台湾実用新案公告第M393568号公報 台湾特許第I546444号公報 台湾特許第I516670号公報 台湾実用新案公告第M510972号公報
本考案の目的は、即時に正確な位置を読取る、アブソリュートエンコーダ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、台座を備えたアブソリュートエンコーダ装置であって、前記台座上には、互いに噛合する第1のコード歯車及び第2のコード歯車が枢着され、前記第1のコード歯車は、第1のコードリングを有し、前記第2のコード歯車は、第2のコードリングを有し、前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車の両側には、上絞り板及び下絞り板がそれぞれ配設され、前記下絞り板は、複数の第1の発光器及び複数の第2の発光器を有し、前記上絞り板は、複数の第1の受光器及び複数の第2の受光器を有し、前記第1の発光器及び前記第1の受光器は、前記第1のコードリングにそれぞれ対応し、前記第2の発光器及び前記第2の受光器は、前記第2のコードリングにそれぞれ対応し、前記第1の受光器及び前記第2の受光器は、前記第1のコードリング及び前記第2のコードリング上のコードを同時に読取って1列の絶対コードを生成し、前記上絞り板に設けた電気コネクタから1列の絶対コードが送信されることを特徴とするアブソリュートエンコーダ装置が提供される。
前記第1のコードリング及び前記第2のコードリングは、開孔位置及び閉孔位置によりバイナリーコードを生成することが好ましい。
前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車の外周には、互いに噛合するギヤ歯が設けられていることが好ましい。
前記第1のコード歯車のギヤ歯の歯数と、前記第2のコード歯車のギヤ歯の歯数とは互いに素であることが好ましい。
前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車と、前記下絞り板との間には、下遮光板が配設され、前記下遮光板は、前記第1の発光器に対応した第1の下チャネルと、前記第2の発光器に対応した第2の下チャネルと、を有し、前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車と、前記上絞り板との間には、上遮光板が配設され、前記上遮光板は、前記第1の受光器に対応した第1の上チャネルと、前記第2の受光器に対応した第2の上チャネルと、を有することが好ましい。
前記下絞り板と前記上絞り板とは、銅ピンを介して電気的に接続されることが好ましい。
前記下絞り板は、少なくとも4個の前記第1の発光器及び少なくとも4個の前記第2の発光器を有し、前記上絞り板は、少なくとも4個の前記第1の受光器及び少なくとも4個の前記第2の受光器を有することが好ましい。
前記下絞り板は、6個の前記第1の発光器及び6個の前記第2の発光器を有し、前記上絞り板は、6個の前記第1の受光器及び6個の前記第2の受光器を有することが好ましい。
前記第1のコード歯車のギヤ歯の歯数は64であり、前記第2のコード歯車のギヤ歯の歯数は63であることが好ましい。
本考案のアブソリュートエンコーダ装置は、即時に正確な位置を読取ることができる。
本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置のシャッター機構を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置を示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置の一部を示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置の一部を示す組立斜視図である。 本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置を示す組立正面図である。 図5の線A−Aに沿った断面図である。 本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置の一部を示す組立正面図である。 本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置の動作及びエンコードの生成の説明図である。
本考案の技術手段及びそれにより達成可能な効果を、より完全かつ明白に開示するために、開示した添付の図面及び符号と併せて本考案を以下詳説する。
図1を参照する。図1は、本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置を示す斜視図である。
本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置2は、位置を読取る装置に接続される。例えば、本実施形態のアブソリュートエンコーダ装置2は、シャッター巻取機構1に接続される。シャッター巻取機構1は、一般にモータ10を含む。モータ10は、巻取軸11を有し、巻取軸11に連結されたシャッターを巻き上げたり繰出して降ろしたりするが、この部分に関しては従来技術に属するため、ここでは詳しく述べない。
巻取軸11は、歯車12に連結され、アブソリュートエンコーダ装置2を駆動し、歯車12により回転トルクを伝達する。歯車の歯数により変速比を容易に計算できるように、歯車12により回転トルクを伝達することが好ましいが、歯車の代わりにプーリ、摩擦車などを用いてもよい。シャッター巻取機構1には、アブソリュートエンコーダ装置2を連結固定するために用いる複数の結合孔13が形成されてもよい。
アブソリュートエンコーダ装置2は、シャッター巻取機構1の一側に固定され、巻取軸11上面の歯車12を介して動力を伝達し、アブソリュートエンコーダ装置2の内部機構が駆動する。アブソリュートエンコーダ装置2の詳細な構造については以下詳しく述べる。
図2を参照する。図2は、本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置を示す分解斜視図である。
図2に示すように、上述したアブソリュートエンコーダ装置2は、台座21を含む。台座21は、これだけに限定されるわけではないが、プラスチック材料により一体成形して製造され、蓋板211が延設されることが好ましい。蓋板211には、複数の結合孔212が形成され、複数のボルト216を介してアブソリュートエンコーダ装置2を前述したシャッター巻取機構1の結合孔13に螺合する(図1を参照する)。台座21には、防塵カバー215が結合され、防塵カバー215により遮蔽して内部の部品に塵、昆虫などの異物が進入することを防ぎ、ボルト216により防塵カバー215と台座21とを連結固定する。
上述の台座21、蓋板211、結合孔212、防塵カバー215のそれぞれは一般機構のハウジングに一般的に応用される手段又は設計であり、図面で示される形状、数だけに限定されるわけではなく、モータのハウジング又はシャッター機構の構造に応じて変えてもよい。台座21は、2つのローラ台213及び少なくとも1つの位置決めピン214を有する。上述した2つのローラ台213には、第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32がそれぞれ枢着される。
本実施形態の第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32は歯車である。第2のコード歯車32は、上述したシャッター巻取機構1の歯車12と噛合され、歯車12により回転される。第2のコード歯車32は、第1のコード歯車31と噛合され、第1のコード歯車31を回転させる。上述した歯車12、第1のコード歯車31、第2のコード歯車32は、歯車により回転トルクを伝達するため、歯車の歯数により変速比を容易に計算し、符号化を容易に設計することができるが、歯車の代わりにプーリ、摩擦車などを用いて同様の効果を得てもよい。
第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32は、台座21の2つのローラ台213にそれぞれ枢着された回転軸311,321をそれぞれ有し、回転軸311,321が有する軸孔(図示せず)によりローラ台213上に旋回可能に安定的に嵌設にしてもよい。回転軸311,321とローラ台213とは互いに枢軸を中心に旋回する関係にあり、その「軸孔」と「回転軸」とは互いに置き換え可能である。第1のコード歯車31のローラ面上には第1のコードリング312が設けられ、ローラの外周には複数のギヤ歯313が設けられる。
第1のコードリング312は、複数の開孔を有し、開孔位置が1を表して閉孔位置が0を表すか、開孔位置が0を表して閉孔位置が1を表し、バイナリーコードが生成される。バイナリーコードは、これだけに限定されるわけではないが、グレイコード(Gray Code)であることが好ましい。第2のコード歯車32のローラ面上には第2のコードリング322が設けられ、ローラの外周には複数のギヤ歯323が設けられる。第2のコードリング322は、複数の開孔を有し、開孔位置が1を表して閉孔位置が0を表すか、開孔位置が0を表して閉孔位置が1を表し、バイナリーコードが生成される。バイナリーコードは、これだけに限定されるわけではないが、グレイコード(Gray Code)であることが好ましい。
第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32のギヤ歯313,323の歯数は異なり、本実施形態では第1のコード歯車31のギヤ歯313の歯数は64であり、第2のコード歯車32のギヤ歯323の歯数は63であるが、それらの歯数のみに限定されるわけではない。第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32のギヤ歯313,323の歯数は原則上、互いに素であるが、ギヤ歯の数が互いに素となるようにし、噛合し合う2つのコード歯車により、互いに異なるアドレス組み合わせが多めに生成される。
本実施形態の歯数が64及び63である場合、第1のコード歯車31の第1の歯と第2のコード歯車32の第1の歯とが噛合して回転すると、4032個目(64×63=4032)のギヤ歯が接触されるまで、互いに第1の歯が噛合し合うことはない。そのため、4032組のアドレスコードが生成される。上述した第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32は、軸ピン33及びワッシャ331を介して2つのローラ台213にそれぞれ螺着される。
図2〜図5を参照する。図2〜図5に示すように、上述した第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32の両側には、上絞り板41及び下絞り板42がそれぞれ配設される。
上絞り板41及び下絞り板42は回路基板(PCB)であることが好ましい。下絞り板42は、複数の第1の発光器421A及び複数の第2の発光器421Bを有する。複数の第1の発光器421Aは、第1のコード歯車31の第1のコードリング312に対応するように位置し、複数の第2の発光器421Bは、第2のコード歯車32の第2のコードリング322に対応するように位置する。
本実施形態において、第1の発光器421A及び第2の発光器421Bの数は6であるが、これだけに限定されるわけではなく、コードアドレスの数に応じて変えてもよい。上絞り板41は、下絞り板42と対をなす側に配設され、複数の第1の受光器411A及び複数の第2の受光器411Bを有する。第1の受光器411Aは、第1のコード歯車31の第1のコードリング312に対応するように位置する。第2の受光器411Bは、第2のコード歯車32の第2のコードリング322に対応するように位置する。本実施形態において、第1の発光器421A及び第2の発光器421Bの数は、第1の発光器421A及び第2の発光器421Bに対応するように同様に6個であるが、これだけに限定されるわけではなく、コードアドレスの数に応じて変えてもよい。
複数の第1の発光器421A及び複数の第2の発光器421Bは発光部材であり、これらだけに限定されるわけではないが、例えば電球、発光ダイオード(LED)、赤外線発光器など光を出射する他の発光部材でもよい。複数の第1の受光器411A及び複数の第2の受光器411Bは、光検出器であり、これらだけに限定されるわけではないが、例えばフォトトランジスタ、フォトダイオード、フォトレジスタなど光を感知する受光素子でもよい。
各第1の発光器421Aと、第1の発光器421Aに対応する第1の受光器411Aとにより電荷結合を構成し、1対のフォトカプラを形成する。各1対のフォトカプラは、それらの間が第1のコード歯車31により離間されるとともに、第1のコードリング312に対応するように位置する。各第2の発光器421Bと、第2の発光器421Bに対応する第2の受光器411Bとにより電荷結合を構成し、1対のフォトカプラを形成する。各1対のフォトカプラは、それらの間が第2のコード歯車32により離間されるとともに、第2のコードリング322に対応するように位置する。
本実施形態において、6個の第1の発光器421Aと、6個の第1の受光器411Aとにより6個のフォトカプラが構成される。6個の第2の発光器421Bと、6個の第2の受光器411Bとにより6個のフォトカプラが構成され、フォトカプラは全部で12個ある。
上絞り板41は、電気コネクタ412を有する。電気コネクタ412とは、電子信号と電源上に用いる接続部材(Connector)を広く指す。電気コネクタ412は、コントローラ(図示せず)と電気的に接続され、電気コネクタ412を介して上述のフォトカプラに電源を供給するとともに、第1の受光器411A及び第2の受光器411Bにより、第1のコードリング及び第2のコードリング上のコードにより形成された1列のアブソリュートコードを読取り、電気コネクタからコントローラへ出力し、判読して計算する。
下絞り板42は、電気コネクタ412と直接、電気的に接続されていないため、電子配線(図示せず)を介して電源が上絞り板41から下絞り板42へ案内され、複数の第1の発光器421A及び第2の発光器421Bに必要な電源を供給するか、図2に示すように、2つの銅ピン43、2つのナット431及び2つの金属ボルト432を、上絞り板41と下絞り板42との電気的接点箇所に螺合し、第1の発光器421A及び第2の発光器421Bが駆動するときに発光し続けるだけでなく、複雑な配線が必要無く、上述した2つの銅ピン43などの部材を介して上絞り板41と下絞り板42とを電気的に導通し、下絞り板42へ直流電源を供給する。
上述した各部材の組み合わせにより、第1のコード歯車31と第2のコード歯車32とを噛合して回転させると、第1のコードリング312と第2のコードリング322のコードがリング状で回転して変化し、第1の受光器411A及び第2の受光器411Bがコードの変化を感知してバイナリーのアドレスコードを出力するが、互いに隣り合う発光器又は受光器が散逸した光により干渉することを防ぐために、第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32と、下絞り板42との間には、下遮光板52を配設することが好ましい。
下遮光板52は、複数の第1の下チャネル521A及び複数の第2の下チャネル521Bを有する。第1の下チャネル521Aの数は、第1の発光器421Aの数に等しい。各第1の下チャネル521Aは、第1の発光器421Aにそれぞれ対応する。第2の下チャネル521Bの数は、第2の発光器421Bの数に等しく、各第2の下チャネル521Bは第2の発光器421Bにそれぞれ対応する。同様に、第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32と、上絞り板41との間には上遮光板51が配設される。上遮光板51は、複数の第1の上チャネル511A及び複数の第2の上チャネル511Bを有する。
第1の上チャネル511Aの数は、第1の受光器411Aの数に等しい。また、各第1の上チャネル511Aは、第1の受光器411Aにそれぞれ対応する。第2の上チャネル511Bの数は、第2の受光器411Bの数に等しい上、各第2の上チャネル511Bは、第2の受光器411Bにそれぞれ対応する。また、上遮光板51の縁部には、複数のパッド512が配設されるとともに、下遮光板52にも複数のパッド522が配設され、対応したパッド512,522が互いに当接された後、その厚さが第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32の厚さより略大きくなるため、間隔距離を適宜保持し、互いに干渉して摩擦し合うことを防ぐことができる。上絞り板41、上遮光板51、下遮光板52、下絞り板は、ボルト523を利用して台座21の位置決めピン214に固定することができる。
図6を参照する。図6は、図5の線A−Aに沿った断面図である。
図6に示すように、上述した各第1の発光器421Aは、第1の受光器411Aに対応するとともに、第1のコード歯車31の第1のコードリング312に対応するように位置し、上遮光板51の第1の上チャネル511A及び下遮光板52の第1の下チャネル521Aも対応するように位置し、遮光板により遮蔽して光が散逸して互いに干渉し合うことを防ぐことができるため、隣り合う第1の受光器411A同士が光の影響を受けることを防ぐことができる。
同様に、各第2の発光器421Bは、第2の受光器411Bに対応するとともに、第2のコード歯車32の第2のコードリング322に対応するように位置し、上遮光板51の第2の上チャネル511B及び下遮光板52の第2の下チャネル521Bも対応するように位置し、遮光板により遮蔽して光が散逸して互いに干渉し合うことを防ぎ、各第2の受光器411Bが互いに隣り合う光の影響を受けることを防ぐことができる。
図7を参照する。図7は、本考案の一実施形態に係るアブソリュートエンコーダ装置の一部を示す組立正面図である。
図7に示すように、第1のコード歯車31の第1のコードリング312は、複数の閉孔位置3120及び複数の開孔位置3121を含む。各閉孔位置3120又は開孔位置3121は、1つのビット(bit)を表し、同様に、第2のコード歯車32の第2のコードリング322は、複数の閉孔位置3220及び複数の開孔位置3221を含む。各閉孔位置3220又は開孔位置3221は、1つのビット(bit)を表す。
本実施形態において、第1のコードリング312の閉孔位置3120と開孔位置3121とは合計64個ある。即ち、第1のコードリング312が64個のビットに等分され、ギヤ歯313の数に等しく、ビットの位置を容易に計算することができるが、これだけに限定されるわけではない。閉孔位置3120,3220又は開孔位置3121,3221は、最小が1つのビット長さであり、最長は連続した6個のビット長さである。連続したビット長さは、対応したフォトカプラに応じて設定される。
上述したように、本実施形態では何れか1つの第1の発光器421Aと、第1の発光器421Aに対応した第1の受光器411Aとにより1対のフォトカプラを構成し、対応する第1のコード歯車31は、少なくとも2つのビットデータを同時に読取ることができるように、少なくとも2つのフォトカプラが必要である。本実施形態において、第1のコード歯車31に対応するフォトカプラは6個あり、第1の発光器421Aの光が開孔位置3121を透過すると、第1の受光器411Aが光を感知し、ビット数値「1」を送信する。これとは反対に、第1の発光器421Aの光が閉孔位置3120により遮られ、第1の受光器411Aが光を感知しなくなると、ビット数値「0」を送信する。
図7に示すように、第1のコード歯車31が左から右方向へかけて1列の6個のビット数値「101011」を即時に読取り、前述した原理と同様に、第2のコード歯車32が左から右方向へかけて1列の6個のビット数値「001010」を即時に読取る。2列の6個のビット数値が同時に読取られるため、2列の数値が連なった「101011001010」の12ビットのアドレスが得られる。シャッター装置に応用する本実施形態では、モータ10が回転していない状態でも12ビットのアドレスを読取ることができ、12ビットのアドレスは、1つのシャッターアドレスの絶対位置コードに等しく、モータ10の回転が停止した状態でも、シャッターの正確な位置を即時に知ることができる。そのため、停電後に電力が復旧するか故障が発生して修理した後、電力が回復すると直ちに当該組の絶対位置コードが得られ、アブソリュートエンコーダ装置2をシャッター巻取機構に応用したときも、シャッターの正確な位置を即時に知ることができる。
各コードリングが1組のフォトカプラに対応するように設置された従来の構造は、1回でビットデータ1つしか読取ることができず、停電又は故障が発生して電力が回復した場合でも、コントローラはモータが複数のビット分の距離回転しなければ1組の完全なアドレスコードが得られず、シャッターの正確な位置を確認することができなかったため、シャッター機構が損壊する虞があった。
図7及び図8を参照する。図7及び図8に示すように、アブソリュートエンコーダ装置が現在の即時位置を読み取った後、コントローラでモータを何れか1方向で1ビットの距離で回転させ、隣り合うもう一つの組の12ビットのコードを読取り、1ビットの距離で回転させると、次の組のアドレスコードを得て、シャッターの回転方向を確認することができる。
図8に示す方向で、第1のコード歯車31が時計回りで1つのビット分の角度で回転し、第2のコード歯車32は、逆時計回りで1つのビット分の角度で回転し、図面の上部において、第1の発光器421Aの位置と、対応した第1の受光器411Aとにより組み合わされたフォトカプラは、新しい数値「010110」を即時に読取ることができ、同様の図面下部において、第2の発光器421Bの位置と、対応した第2の受光器411Bとにより組み合わされたフォトカプラは、新しい数値「010100」を即時に読取ることができ、2列の数値を合わせて1組の「010110010100」の12ビットの新しいアドレスが得られる。
本実施形態において、各ビットの走行距離が1mm未満であるため、シャッターが一番下まで降ろされるか最後まで巻き取られても機構が損壊することはない。コードのビット組数の設定又はフォトカプラの数の決定については以下説明する。
本考案は、一般の建物のシャッター装置に応用する。シャッター位置のアブソリュートエンコーダの等分が多いほど、位置情報の正確性が高まる。例えば、高さ2.5メートルのシャッターを小さい単位である2500mmに換算し、前述の実施形態では、歯数が64である第1のコード歯車31に、歯数が63である第2のコード歯車32を組み合わせて64×63=4032組のアドレスコードを設定し、2500mmを4032個のアドレスで除算すると約0.62mmとなる。互いに隣り合う2つのアドレスの間隔は僅か0.62mmであり、二進法では12桁の数字が無ければ、十進法に変換して少なくとも4032組の絶対位置コード(2の12乗=4096)は得られない。そのため前述の実施形態では第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32にそれぞれ6個のフォトカプラ、即ち、合計12組のフォトカプラを設置し、1回で1組の12ビットのアドレスコードを即時に読取ることができるようにした。
前述した実施形態の各データは、必要に応じて変えてもよい。例えば、第1のコード歯車31の歯数を32へ減らし、第2のコード歯車32の歯数を31へ減らすと、32×31により992個のアドレスを得て、2500mmを992個のアドレスで除算すると、約2.51mmとなり、互いに隣り合う2つのアドレスの間隔が微小な2.51mmとなる。
992組のアドレスコードを得るためには、アドレス数より多い二進法読取装置を設置しなければならず、二進法では10桁の数を得るだけで十進法へ変換し、少なくとも992組の絶対位置コードが得られるため(2の10乗=1024)、第1のコード歯車31及び第2のコード歯車32のそれぞれに5個のフォトカプラを設け、合計10組のフォトカプラが必要であるため、1回に1組の10ビットのアドレスコードを即時に読取ることができる。
上述したことから分かるように、本考案のアブソリュートエンコーダ装置は、機器が停止した状態下でも、機器の正確な位置を読取ることができる。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 シャッター巻取機構
2 アブソリュートエンコーダ装置
10 モータ
11 巻取軸
12 歯車
13 結合孔
21 台座
31 第1のコード歯車
32 第2のコード歯車
33 軸ピン
41 上絞り板
42 下絞り板
43 銅ピン
51 上遮光板
52 下遮光板
211 蓋板
212 結合孔
213 ローラ台
214 位置決めピン
215 防塵カバー
216 ボルト
311 回転軸
312 第1のコードリング
313 ギヤ歯
321 回転軸
322 第2のコードリング
323 ギヤ歯
331 ワッシャ
411A 第1の受光器
411B 第2の受光器
412 電気コネクタ
421A 第1の発光器
421B 第2の発光器
431 ナット
432 金属ボルト
511A 第1の上チャネル
511B 第2の上チャネル
512 パッド
521A 第1の下チャネル
521B 第2の下チャネル
522 パッド
523 ボルト
3120 閉孔位置
3121 開孔位置
3220 閉孔位置
3221 開孔位置

Claims (9)

  1. 台座を備えたアブソリュートエンコーダ装置であって、
    前記台座上には、互いに噛合する第1のコード歯車及び第2のコード歯車が枢着され、
    前記第1のコード歯車は、第1のコードリングを有し、
    前記第2のコード歯車は、第2のコードリングを有し、
    前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車の両側には、上絞り板及び下絞り板がそれぞれ配設され、
    前記下絞り板は、複数の第1の発光器及び複数の第2の発光器を有し、
    前記上絞り板は、複数の第1の受光器及び複数の第2の受光器を有し、
    前記第1の発光器及び前記第1の受光器は、前記第1のコードリングにそれぞれ対応し、
    前記第2の発光器及び前記第2の受光器は、前記第2のコードリングにそれぞれ対応し、
    前記第1の受光器及び前記第2の受光器は、前記第1のコードリング及び前記第2のコードリング上のコードを同時に読取って1列の絶対コードを生成し、前記上絞り板に設けた電気コネクタから1列の絶対コードが送信されることを特徴とする、
    アブソリュートエンコーダ装置。
  2. 前記第1のコードリング及び前記第2のコードリングは、開孔位置及び閉孔位置によりバイナリーコードを生成することを特徴とする請求項1に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
  3. 前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車の外周には、互いに噛合するギヤ歯が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
  4. 前記第1のコード歯車のギヤ歯の歯数と、前記第2のコード歯車のギヤ歯の歯数とは互いに素であることを特徴とする請求項3に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
  5. 前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車と、前記下絞り板との間には、下遮光板が配設され、前記下遮光板は、前記第1の発光器に対応した第1の下チャネルと、前記第2の発光器に対応した第2の下チャネルと、を有し、前記第1のコード歯車及び前記第2のコード歯車と、前記上絞り板との間には、上遮光板が配設され、前記上遮光板は、前記第1の受光器に対応した第1の上チャネルと、前記第2の受光器に対応した第2の上チャネルと、を有することを特徴とする請求項4に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
  6. 前記下絞り板と前記上絞り板とは、銅ピンを介して電気的に接続されることを特徴とする請求項4に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
  7. 前記下絞り板は、少なくとも4個の前記第1の発光器及び少なくとも4個の前記第2の発光器を有し、
    前記上絞り板は、少なくとも4個の前記第1の受光器及び少なくとも4個の前記第2の受光器を有することを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
  8. 前記下絞り板は、6個の前記第1の発光器及び6個の前記第2の発光器を有し、前記上絞り板は、6個の前記第1の受光器及び6個の前記第2の受光器を有することを特徴とする請求項7に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
  9. 前記第1のコード歯車のギヤ歯の歯数は64であり、前記第2のコード歯車のギヤ歯の歯数は63であることを特徴とする請求項8に記載のアブソリュートエンコーダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109029491A (zh) * 2018-08-14 2018-12-18 南京天辰礼达电子科技有限公司 一种基于垂直切线上的测量定滑轮的行程系统
CN112013430A (zh) * 2019-05-28 2020-12-01 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 开关、烹饪器具、控制方法、控制装置和计算机可读存储介质

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