JP3212424U - カラーコンタクトレンズ - Google Patents

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孫證雄
黄士韋
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永勝光学股▲ふん▼有限公司
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Abstract

【課題】インクをコンタクトレンズの外表面と内表面との間に転写することで、表面が平坦で且つ厚みを増すことなく、同時に安全性を向上させた、装着者の虹彩外観を変えるカラーコンタクトレンズを提供する。【解決手段】外表面13と内表面14とを有し中央光学領域11と縁領域12とからなるレンズ本体を備え、縁領域には装着者の虹彩外観の変化を可能とするインク層21を有し、インク層は外表面と内表面との間に滲入し、外表面と内表面とは平坦な表面構造を形成する。中央光学領域の厚さは0.04−0.15mmであり、縁領域の厚さは0.18−0.24mmである。【選択図】図7

Description

本考案は、カラーコンタクトレンズに関し、とりわけインクをコンタクトレンズの外表面と内表面との間に転写することで、装着者の虹彩外観を変えるコンタクトレンズに関する。
コンタクトレンズは、現在すでに視力矯正に広く用いられているが、その製造技術の進歩に伴って機能性を向上して、異なる消費者のニーズに応えるべく、形状又は色の異なるものも設計され始めている。
ところで、カラーコンタクトレンズは、視力矯正以外に、虹彩色を変えたり、虹彩の形状を拡大したりすることが可能であり、また、眼の見た目も美しく深みが増すことから、女性の消費者に好評である。
従来のカラーコンタクトレンズの製造方法には、インク転写方式及び多層積層方式があるが、インク転写方式ではインクがレンズの表面に露出するものがあり、図1に示すようなレンズ本体82の表面上に突出したインク層81があるため、装着又は瞬きしたときに、外力接触の摩擦によってインク層が剥がれ落ちやすく、しかも突出したインク層ではコンタクトレンズ表面が平坦でなくなり、表面が粗く平坦ではなくなると、装着者の眼に異物感も生じやすくなる。
一方、多層積層式で製造されたカラーコンタクトレンズは、図2に示すように、インク層91をレンズ本体92、93との間に介在させるものであって、インク層91が摩擦によって剥がれ落ちたり表面が粗く平坦ではなくなったりするという問題はないが、多層構造であるが故に厚みが増して、酸素の通気性が不足してしまうために、装着者の快適性を阻害する方向に影響するうえに、多層構造のためにその製造コストも嵩んでしまう。
以上を鑑み、表面が平坦で且つ厚みを増すことなく、同時に安全性を向上させたカラーコンタクトレンズを如何に製造するか、ということが、本考案が解決するべき技術的課題である。
本考案の主な目的は、虹彩色、形状及び大きさをデコレーションして、眼を明るくし、深みを増すとともに、拡大する効果を奏し、しかも、カラーコンタクトレンズのインク色素が、コンタクトレンズの厚さの増加又は表面の非平坦を招来することなく、使用者が装着したときに、より快適で安全なカラーコンタクトレンズを提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案では、外表面と内表面とを有し中央光学領域と縁領域とからなるレンズ本体を備え、このうち、縁領域はインク層を、これが外表面と内表面との間に滲入するように、有するとともに、外表面と内表面とが平坦な表面構造を形成し、中央光学領域の厚さは0.04mm乃至0.15mmであり、縁領域の厚さは0.18mm乃至0.24mmであるカラーコンタクトレンズを提供する。
上記好ましい実施形態において、インク層の組成物は、カラーパウダー、ヒドロキシエチルメタクリレート、メタクリル酸及びポリビニルピロリドンを含む。
上記好ましい実施形態において、インク層は一以上の幾何パターンを含む。
上記好ましい実施形態において、中央光学領域の直径は5mm乃至10mmである。
上記好ましい実施形態において、中央光学領域の厚さは0.06mm乃至0.1mmである。
上記好ましい実施形態において、縁領域の厚さは0.22mmである。
従来の転写技術を用いて製造したカラーコンタクトレンズの概略図である。 従来の多層構造をなすカラーコンタクトレンズの概略図である。 本考案の上型、下型構造及びインク転写方式の概略図である。 本考案の上型、下型構造及びゲル充填の概略図である。 本考案の上型、下型構造でゲルレンズを加圧製造する概略図である。 本考案のゲルレンズの平面図である。 本考案のゲルレンズの側面図である。
本考案の長所及び特徴、そしてこれを達成する方法は、例示的な実施例及び図面のより詳細な記述を参照することで、より理解しやすくなる。しかしながら、本考案は異なる形式で実現することができるものであって、しかもここで説明する実施例に限定されると理解されるべきではない。反対に、当業者にとっては、提供するこれら実施例は本願をして更に一貫性を持ち且つ全面的に、完全に本考案の範疇を表現している。
本考案はカラー分子3Dラップ技術(Bio‐Molecule 3D Wrap,BMW)を提示する。
当該技術を応用することで予め転写したカラーインク又は着色料を充填したゲルレンズ中に滲入させるとともに、ゲルレンズは転写したカラーインク又は着色料を完全に包み込むことで、カラーインク又は着色料を成型したカラーコンタクトレンズの中に安定的に付着させることができる。
本考案の上型、下型構造及びインク転写の概略図である図3を参照されたい。
図3に示すように、本考案でのカラーコンタクトレンズ製造用装置は、プラスチック材料(ポリプロピレン、Polypropylene)製の上型71と、下型72とを備えており、このうち、上型71は上型底部73と上型側壁75とを有する。一方、下型72は下型底部74と下型側壁76とを有しており、上型71と下型72とが合わさった後、上型側壁75と下型側壁76とが互いに当接するとともに上型底部73と下型底部74との間に一定形状の隙間、例えば、コンタクトレンズの外形のような放物線曲面形状が形成される。
まず、円形中空又は任意形状のインク層21を下型72内の下型底部74の上層表面に転写する。このうち、このインク層21の組成物はカラーパウダー以外に、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、メタクリル酸(MAA)及びポリビニルピロリドン(PVP)を含んでおり、これら組成物の特性によって、当該インク層21はその後ゲルのレンズ中に滲入可能となっている。
続いて、本考案の上型、下型構造及びゲル充填の概略図である図4を参照されたい。
図4に示すように、ゲル充填物10を下型72内に添加すると同時に、ゲル充填物10は転写したインク層21も覆う。
その後、本考案の上型、下型構造でゲルレンズを加圧製造する概略図である図を参照されたい。
図5に示すように、上型71を下型72内に圧入して、上型71の上型底部73と下型72の下型底部74との間に形成された隙間がゲル充填物10を加圧するとともに硬化のステップを実行する。これによって、インク層21が硬化工程中にゲル充填物10に滲入して、これがカラーコンタクトレンズを形成し、そしてゲル充填物10の加圧硬化が完了した後に、図6及び図7に示すインク層21を含むレンズ本体1となる。
本考案のカラーコンタクトレンズの平面図である図6、及び本考案のカラーコンタクトレンズの側面図である図7を再度参照されたい。
図6に示すように、製造されたカラーコンタクトレンズはレンズ本体1を備えており、レンズ本体1は中央光学領域11と縁領域12とからなり、縁領域12にはインク層21を有する。レンズ本体1の中央光学領域の直径D1は5−10mmであるが、一つの好ましい実施例においては、中央光学領域の直径D1は6.5−9mmである。
図7に示すように、レンズ本体1は外表面13と内表面14とを有しており、レンズ本体1は中央光学領域11と縁領域12とからなり、縁領域12はインク層21を有している。
インク層21の組成物の特性のため、インク層21はゲル製レンズ本体1の外表面13と内表面14との間に滲入してレンズ本体1の中に完全に覆われてしまうので、レンズ本体1の外表面13及び内表面14はなおも平坦な表面構造となり、如何なる突起の構造もない。
また、前記中央光学領域11の厚さは0.04−0.15mmであるが、他の好ましい実施例においては、中央光学領域11の厚さは0.06−0.1mmである。前記縁領域12の厚さは0.18−0.24mmであるが、好ましい厚さは0.22mmである。
本考案において、転写されたインク層21は消費者のニーズに応じて、各種異なる大きさ、異なる色の幾何図形として製作することができる。色は、青色、水色、青緑色、青紫色、灰色、茶色、黄色又は緑色とすることができる。形状は蛇形、らせん形、星形、輻射線形、とんがり形、のこぎり歯形又は不規則模様形とすることができる。また、異なる色及び形状を互いに組み合わせることで、多彩な虹彩変化の効果を達成することができる。
従来技術に対し、本考案は内外表面のいずれもが平坦なカラーコンタクトレンズを提供するものであって、内外表面が平坦である構造により使用者が装着したときの異物感を減らすことができる。また、インク層はレンズ本体内に完全に覆われているため、インク層が眼に直接接触することなくレンズ上に安定的に付着するので、従来のカラーコンタクトレンズの色褪せ又は脱色等といった安全性が損なわれるという危惧を解決している。
本考案の製造方式は簡易で、かつコンタクトレンズが厚くなることはなく、同時に装着時の快適性及び安全性も向上する。よって、本考案は間違いなく産業的な価値を有する考案である。
本考案は当業者の思惑により様々な装飾・付加を行うことができるが、いずれも実用新案登録請求の範囲が保護するものから外れることはない。
1、82、92、93 レンズ本体
10 ゲル充填物
11 中央光学領域
12 縁領域
13 外表面
14 内表面
21、81、91 インク層
71 上型
72 下型
73 上型底部
74 下型底部
75 上型側壁
76 下型側壁
D1 中央光学領域の直径

Claims (5)

  1. カラーコンタクトレンズであって、
    外表面と内表面とを有するとともに、中央光学領域と縁領域とからなるレンズ本体を備え、
    前記縁領域は、前記外表面と前記内表面との間に滲入するインク層を有するとともに、当該外表面と当該内表面とは平坦な表面構造を形成し、厚さが0.18mm乃至0.24mmであり、
    前記中央光学領域は、厚さが0.04mm乃至0.15mmであることを特徴とする、
    カラーコンタクトレンズ。
  2. 前記インク層は、一以上の幾何パターンを有することを特徴とする請求項1に記載のカラーコンタクトレンズ。
  3. 前記中央光学領域は、直径が5mm乃至10mmであることを特徴とする請求項1に記載のカラーコンタクトレンズ。
  4. 前記中央光学領域は、厚さが0.06mm乃至0.1mmであることを特徴とする請求項1に記載のカラーコンタクトレンズ。
  5. 前記縁領域は、厚さが0.22mmであることを特徴とする請求項1に記載のカラーコンタクトレンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190001717U (ko) * 2017-12-28 2019-07-08 쥔 허 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 펄스 광 레이저 처리한 콘택트 렌즈 전사 인쇄 모듈

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