JP3212273U - 排便機能促進器 - Google Patents
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Abstract
【課題】洋式便器の便座の奥部に固定するだけで、基体部の立壁部の前面上部に形成された押圧部が、排便者の恥骨直腸筋等を押圧し刺激し、誰にたいしても排便を促進し、便秘を解消することができる排便機能促進器を提供する。【解決手段】排便機能促進器1は、基体部2と、基体部の前部に立設された立壁部3と、立壁部の上部の前面に形成された恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧する押圧部4と、基体部の前部の下部に垂設され洗浄ノズル側の便座に係止する前部係止部5と、基体部の後部の下部に垂設され便座の後部に係止する後部係止部6と、を備えている。【選択図】図2
Description
本考案は、特に老人や女性、痔疾患の人の排便を促し、便秘を解消することができる 排便機能促進器に関する。
近年、複雑化する社会生活におけるストレスや食生活の乱れ、運動不足により便秘に悩む人や、長時間のデスクワークでヘルニアや痔疾患になり排便がしづらい人が増加してきている。
便秘には、急性と慢性があるが、各々において器質性便秘と機能性便秘がある。器質性便秘は消化管そのものの病変が原因である。機能性便秘は、消化管に臨床的な異常がなく、ストレスや食事内容の変化が原因となる「一過性便秘」と、慢性的な「弛緩性便秘」、「痙攣性便秘」、「直腸性便秘」に分類される。
弛緩性便秘は、運動不足、加齢、臥床者等にみられる腹筋力の低下等が原因となり、腸管への機械的刺激が不足し腸蠕動の低下をきたし、腸の内容物が大腸に貯留し必要以上に水分が吸収され、少量の硬い便が形成される症状を言う。
痙攣性便秘は、精神的ストレスや過敏性腸症候群に代表される便秘で自律神経失調により大腸が過度に痙攣性の収縮をするために腸管内膜が狭まり大腸内容物の輸送に時間がかかるので、便は少量で固い症状を言う。
直腸性便秘は、多忙、環境の変化、不規則な生活等により便意が繰り返し抑制されたり、瀉化薬や浣腸の乱用によって、直腸内圧に対する感受性が低下し、直腸内圧を介して起こる直腸反射が減弱し、直腸内に便がたまっても便意を生じなくなり、その結果、便が大腸に貯留する時間が長くなり水分が吸収されて硬便となる症状である。
便秘には、急性と慢性があるが、各々において器質性便秘と機能性便秘がある。器質性便秘は消化管そのものの病変が原因である。機能性便秘は、消化管に臨床的な異常がなく、ストレスや食事内容の変化が原因となる「一過性便秘」と、慢性的な「弛緩性便秘」、「痙攣性便秘」、「直腸性便秘」に分類される。
弛緩性便秘は、運動不足、加齢、臥床者等にみられる腹筋力の低下等が原因となり、腸管への機械的刺激が不足し腸蠕動の低下をきたし、腸の内容物が大腸に貯留し必要以上に水分が吸収され、少量の硬い便が形成される症状を言う。
痙攣性便秘は、精神的ストレスや過敏性腸症候群に代表される便秘で自律神経失調により大腸が過度に痙攣性の収縮をするために腸管内膜が狭まり大腸内容物の輸送に時間がかかるので、便は少量で固い症状を言う。
直腸性便秘は、多忙、環境の変化、不規則な生活等により便意が繰り返し抑制されたり、瀉化薬や浣腸の乱用によって、直腸内圧に対する感受性が低下し、直腸内圧を介して起こる直腸反射が減弱し、直腸内に便がたまっても便意を生じなくなり、その結果、便が大腸に貯留する時間が長くなり水分が吸収されて硬便となる症状である。
機能性便秘の対処法としては、植物繊維や脂肪の摂取等の食事療法や運動療法があげられる。
また、簡便な方法として、浣腸や便秘薬の利用、外部からの物理的な刺激によって便秘の解消を図っている。
しかし、浣腸や便秘薬は服用し続けると、便秘薬依存症になる場合があり、また、更に便秘が悪化すると、最悪の場合、腸閉塞のような死に至る病気が発症する危険性がある。一方、外部からの物理的な刺激による排便の促進は、薬物の利用に比べて、比較的副作用の少ない効果のある方法といえる。
また、簡便な方法として、浣腸や便秘薬の利用、外部からの物理的な刺激によって便秘の解消を図っている。
しかし、浣腸や便秘薬は服用し続けると、便秘薬依存症になる場合があり、また、更に便秘が悪化すると、最悪の場合、腸閉塞のような死に至る病気が発症する危険性がある。一方、外部からの物理的な刺激による排便の促進は、薬物の利用に比べて、比較的副作用の少ない効果のある方法といえる。
そこで、最近、便秘を薬に頼らずに、外部からの物理的な刺激によって便秘の解消を図る器具が種々研究され開発されている。
例えば、特許文献1,2には、上半身を排便中、背筋を伸ばした正座の姿勢を保ち、腰のつぼを背後から保持帯板によって保持、押圧し、刺激することにより排便を促す腰掛便器用腰当が開示されている。
また、特許文献3には、押圧部材を腹の表面から奥深く押し込む動作を繰り返すことにより、大腸などの消化器系が刺激され活動が活発になり内容物が移動して便通が改善される器具として、大腸近辺の腹の上を深く押すための押圧部材とその位置決めを行う締結ベルトに装着されたガイド及び押圧部材にてこの原理を利用して押し付ける力を与える押圧発生手段で構成される便通促進器具が開示されている。又、同様の先行技術で特許文献4が開示されている。
例えば、特許文献1,2には、上半身を排便中、背筋を伸ばした正座の姿勢を保ち、腰のつぼを背後から保持帯板によって保持、押圧し、刺激することにより排便を促す腰掛便器用腰当が開示されている。
また、特許文献3には、押圧部材を腹の表面から奥深く押し込む動作を繰り返すことにより、大腸などの消化器系が刺激され活動が活発になり内容物が移動して便通が改善される器具として、大腸近辺の腹の上を深く押すための押圧部材とその位置決めを行う締結ベルトに装着されたガイド及び押圧部材にてこの原理を利用して押し付ける力を与える押圧発生手段で構成される便通促進器具が開示されている。又、同様の先行技術で特許文献4が開示されている。
しかしながら、上記従来の技術においては、次のような課題があった。
(1)特許文献1の腰掛便器用腰当は、保持帯板を用いて、上半身を排便中、背筋を伸ばした正座の姿勢を保ち、排便を促すように、腰の部分を背後から保持するとともに、腰のつぼを押圧し、刺激し排便を促進する器具であるが、保持帯板は緩やかに身体に添うように湾曲して作成し、縦幅約3cm、横幅約20cm、便座からの高さは約20cmに形成されている。特許文献2もほぼ同様である。
保持帯板は、緩やかに身体に添うように湾曲して作成されていることや、高さや腰のつぼの文言から大腸愈を押圧するものと推察されるが、大腸愈の位置は人によって様々であることから、一部の人にしか使用できず汎用性に欠けるという課題がある。
(2)また、保持帯板が、縦幅約3cm、横幅約20cmと大きく、かつ、緩やかに湾曲しているので、点である腰のつぼを押圧することは困難で実用化され難いと思料される。
(3)さらに、排便時の座位姿勢は、直腸肛門角が開くように少し前傾姿勢で、例えるならロダンの彫刻「考える人」のような姿勢が良いとされているが、保持帯板により、背筋を伸ばした正座の姿勢を保つことから直腸肛門角が狭めることになり特許文献1,2は排便の促進の効果が少ないのではないかと思料される。
(4)特許文献3は、大腸近辺の腹を先端がゴルフボール乃至野球ボール相当の大きさの球面状の押圧部で押圧するので、女性や老人のように力の弱い人には扱いずらいと思料される。
(5)また、器具が大きく複雑なので、狭い便所では使用しづらく使用性に欠けると思料される。
(6)器具が大きく複雑で、部品点数も多いので、原価が高く生産性に欠ける。
(7)本考案者は、整骨鍼療院を経営しており、便秘の患者には大腸愈や小腸愈等の点を指圧したりして治療をしていたが、効果があまり大きくないことに気づき、直腸肛門角を開く方法等便通の改善法を種々研究した結果、恥骨直腸筋等その他の骨盤底筋、(排便機能筋群の一種)を指圧し刺激すると便通促進効果が高いことを見出し、本考案を完成した。
(1)特許文献1の腰掛便器用腰当は、保持帯板を用いて、上半身を排便中、背筋を伸ばした正座の姿勢を保ち、排便を促すように、腰の部分を背後から保持するとともに、腰のつぼを押圧し、刺激し排便を促進する器具であるが、保持帯板は緩やかに身体に添うように湾曲して作成し、縦幅約3cm、横幅約20cm、便座からの高さは約20cmに形成されている。特許文献2もほぼ同様である。
保持帯板は、緩やかに身体に添うように湾曲して作成されていることや、高さや腰のつぼの文言から大腸愈を押圧するものと推察されるが、大腸愈の位置は人によって様々であることから、一部の人にしか使用できず汎用性に欠けるという課題がある。
(2)また、保持帯板が、縦幅約3cm、横幅約20cmと大きく、かつ、緩やかに湾曲しているので、点である腰のつぼを押圧することは困難で実用化され難いと思料される。
(3)さらに、排便時の座位姿勢は、直腸肛門角が開くように少し前傾姿勢で、例えるならロダンの彫刻「考える人」のような姿勢が良いとされているが、保持帯板により、背筋を伸ばした正座の姿勢を保つことから直腸肛門角が狭めることになり特許文献1,2は排便の促進の効果が少ないのではないかと思料される。
(4)特許文献3は、大腸近辺の腹を先端がゴルフボール乃至野球ボール相当の大きさの球面状の押圧部で押圧するので、女性や老人のように力の弱い人には扱いずらいと思料される。
(5)また、器具が大きく複雑なので、狭い便所では使用しづらく使用性に欠けると思料される。
(6)器具が大きく複雑で、部品点数も多いので、原価が高く生産性に欠ける。
(7)本考案者は、整骨鍼療院を経営しており、便秘の患者には大腸愈や小腸愈等の点を指圧したりして治療をしていたが、効果があまり大きくないことに気づき、直腸肛門角を開く方法等便通の改善法を種々研究した結果、恥骨直腸筋等その他の骨盤底筋、(排便機能筋群の一種)を指圧し刺激すると便通促進効果が高いことを見出し、本考案を完成した。
本考案は上記課題を解決するもので、洋式便器の便座の奥部に固定するだけで、恥骨直腸筋等の恥骨直腸筋その他の骨盤底筋群等の排便機能筋群を押圧し刺激するので、老人や女性、痔疾患の人で排便がしづらい人で、体の大きい人や小さい人、背の高い人や低い人等、誰に適用しても排便を促進し、便秘を防止し解消することができる低原価で量産背性に優れた排便機能促進器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本考案の排便機能促進器は、次の構成を有する。
本考案の請求項1に記載の排便機能促進器は、基体部と、前記基体部の前部に立設された立壁部と、前記立壁部の上部の前面に形成された恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧する押圧部と、前記基体部の前部の下部に垂設され洗浄ノズル側の便座に係止する前部係止部と、前記基体部の後部の下部に垂設され前記便座の後部に係止する後部係止部と、を備えた構成を有している。
本考案の請求項1に記載の排便機能促進器は、基体部と、前記基体部の前部に立設された立壁部と、前記立壁部の上部の前面に形成された恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧する押圧部と、前記基体部の前部の下部に垂設され洗浄ノズル側の便座に係止する前部係止部と、前記基体部の後部の下部に垂設され前記便座の後部に係止する後部係止部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下の作用を有する。
(1)従来の押圧点と異なり、恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧点とするので、著しく便通を促進することができる。
(2)便座に正座ではなく普通に腰かけた姿勢で着座するだけで、押圧部が恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧するので、便意を促進することができる。
(3)恥骨直腸筋や骨盤底筋群は、大人であれば、身長が大きいか小さいか、肥満か痩身か、男性か女性かを問わず大体便座から同じような高さにあるので、一端取り付ければ誰でも使用でき、従来のようにいちいち使用者の体形に合わせることなく使用できる。
(4)排便時の座位姿勢を、直腸肛門角が開くように少し前傾姿勢で行うと、恥骨直腸筋や骨盤底筋群等とより接触し易くなり押圧されやすいので、より効果的に排便を促すことができる。
(5)構造が簡単なので、低原価で量産できる。
(1)従来の押圧点と異なり、恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧点とするので、著しく便通を促進することができる。
(2)便座に正座ではなく普通に腰かけた姿勢で着座するだけで、押圧部が恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧するので、便意を促進することができる。
(3)恥骨直腸筋や骨盤底筋群は、大人であれば、身長が大きいか小さいか、肥満か痩身か、男性か女性かを問わず大体便座から同じような高さにあるので、一端取り付ければ誰でも使用でき、従来のようにいちいち使用者の体形に合わせることなく使用できる。
(4)排便時の座位姿勢を、直腸肛門角が開くように少し前傾姿勢で行うと、恥骨直腸筋や骨盤底筋群等とより接触し易くなり押圧されやすいので、より効果的に排便を促すことができる。
(5)構造が簡単なので、低原価で量産できる。
ここで、基体部は、奥行きが便座の洗浄水吐出側(以下、最深部という)の幅とほぼ同様の長さを有し、横幅は3〜10cmに形成される。立壁部は基体部の前部中央に幅が2〜10cmで、高さが基体部の下面から4〜7cm、厚みが5〜15mmで、基体部と一体に若しくは別箇に形成し螺子や接着剤で固定しても良い。押圧部は立壁部の前面上部で恥骨直腸筋や骨盤底筋群の高さ(立壁部の下面から4〜9cmの高さ)で突起状や突条状、膨出状等に形成される。押圧部の突起等の高さは15〜30mmに形成される。
前部係止部や後部係止部は基体部と一体に若しくは金属等の材質で基体部の前部や下部に、便座に固定しやすいように垂設される。
この構成により便座に固定したときに安定性がよく、使用者が奥深く座ろうとしても注意を喚起し、排便機能促進器や便座が便で汚れるのを防ぐことができ衛生性を保持できる。
また、形状が過度に大きかったり小さかったりせず手ごろな大きさなので、排便者が利用する際に抵抗感を与えることなく使用でき、便通が改善されるという期待感や安心感を与えることができる。
材質としては、全ての要素を一体に形成するときは、硬質の合成樹脂やゴムが用いられる。尚、押圧部は、弾性を考慮して別の材質で形成してもよい。
前部係止部や後部係止部は基体部と一体に若しくは金属等の材質で基体部の前部や下部に、便座に固定しやすいように垂設される。
この構成により便座に固定したときに安定性がよく、使用者が奥深く座ろうとしても注意を喚起し、排便機能促進器や便座が便で汚れるのを防ぐことができ衛生性を保持できる。
また、形状が過度に大きかったり小さかったりせず手ごろな大きさなので、排便者が利用する際に抵抗感を与えることなく使用でき、便通が改善されるという期待感や安心感を与えることができる。
材質としては、全ての要素を一体に形成するときは、硬質の合成樹脂やゴムが用いられる。尚、押圧部は、弾性を考慮して別の材質で形成してもよい。
本考案の請求項2に記載の排便機能促進器は、請求項1に記載の考案において、前記基体部の底面部に装設された固定部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用の他、以下の作用を有する。
(1)固定部により、排便機能促進器を便座の上に安定させてより強固に固定できる。
ここで、固定部は、吸盤が効果的に使用される。便座が熱硬化樹脂やセラミック製で、表面の平滑度が高いので強力に固定できる。
この構成により、請求項1で得られる作用の他、以下の作用を有する。
(1)固定部により、排便機能促進器を便座の上に安定させてより強固に固定できる。
ここで、固定部は、吸盤が効果的に使用される。便座が熱硬化樹脂やセラミック製で、表面の平滑度が高いので強力に固定できる。
請求項1の考案によれば、次の効果を得ることができる。
(1)恥骨直腸筋や骨盤底筋群等を押圧点とするので、著しく便通を促進することができ、排便時にいきむことが少なくて済み、高血圧症の患者や老人、女性、痔疾患の人の排便を促し、便秘を解消させることができる。
(2)構造が簡単なので、低原価で量産でき、安価で提供できる。
請求項2の考案によれば、請求項1の効果に加え、次の効果を得ることができる。
(1)固定部により、強固に便座に固定でき、安全性に優れる。
(1)恥骨直腸筋や骨盤底筋群等を押圧点とするので、著しく便通を促進することができ、排便時にいきむことが少なくて済み、高血圧症の患者や老人、女性、痔疾患の人の排便を促し、便秘を解消させることができる。
(2)構造が簡単なので、低原価で量産でき、安価で提供できる。
請求項2の考案によれば、請求項1の効果に加え、次の効果を得ることができる。
(1)固定部により、強固に便座に固定でき、安全性に優れる。
以下、本考案の好ましい実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1の本考案の排便機能促進器の使用状態を示す説明図において、1は便座の最深部に固定された本考案の排便機能促進器、aは洋式便器、bは洋式便器aの最深部で回動自在に装設された便座、cは便座bに大便を排便するために着座した便器使用者である。
図2は本考案の排便機能促進器の側面図であり、図3は本本考案の排便機能促進器の斜視図であり、図4は本考案の排便機能促進器の底面側から見た斜視図である。
2はポリエチレンやポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂や天然ゴムやクロロプレンゴム等の合成ゴムの独立気泡の発泡体で成型された基体部、3は基体部2と一体に形成されその前部に立設された立壁部、4は立壁部3の前面上部で恥骨直腸筋や骨盤底筋群の高さ(立壁部の下面から3〜9cm)で突起状や突条状、膨出状等に形成された押圧部、押圧部4の突起等の高さは15〜30mmに形成されるが、本実施の形態では押圧部4は膨出した突条で高さがほぼ25mmに形成されている。5は基体部2の前部に基体部2と一体に成型された前部係止部、6は基体部2の後部にインサートや接着剤で固定されたステンレスや硬質の合成樹脂で形成された後部係止部、7は基体部2の底面部に基部が固着された吸盤等からなる固定部である。
図1の本考案の排便機能促進器の使用状態を示す説明図において、1は便座の最深部に固定された本考案の排便機能促進器、aは洋式便器、bは洋式便器aの最深部で回動自在に装設された便座、cは便座bに大便を排便するために着座した便器使用者である。
図2は本考案の排便機能促進器の側面図であり、図3は本本考案の排便機能促進器の斜視図であり、図4は本考案の排便機能促進器の底面側から見た斜視図である。
2はポリエチレンやポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂や天然ゴムやクロロプレンゴム等の合成ゴムの独立気泡の発泡体で成型された基体部、3は基体部2と一体に形成されその前部に立設された立壁部、4は立壁部3の前面上部で恥骨直腸筋や骨盤底筋群の高さ(立壁部の下面から3〜9cm)で突起状や突条状、膨出状等に形成された押圧部、押圧部4の突起等の高さは15〜30mmに形成されるが、本実施の形態では押圧部4は膨出した突条で高さがほぼ25mmに形成されている。5は基体部2の前部に基体部2と一体に成型された前部係止部、6は基体部2の後部にインサートや接着剤で固定されたステンレスや硬質の合成樹脂で形成された後部係止部、7は基体部2の底面部に基部が固着された吸盤等からなる固定部である。
以上のように構成された本考案の排便機能促進器1について、以下その使用方法を説明する。
まず、排便機能促進器1を押圧部4を前向きにして、便座bの最深部に固定する。固定は後部係止部6を便座bの最深部に係止する。次いで、基体部2を便座bに押し付けながら固定部7の吸盤を真空にしつつ前部係止部5を便座bの前部に係止して排便機能促進器1を設置する。
便器使用者cは便座bに座ると、押圧部4が恥骨直腸筋や骨盤底筋群等を押圧し排便を促進する。
まず、排便機能促進器1を押圧部4を前向きにして、便座bの最深部に固定する。固定は後部係止部6を便座bの最深部に係止する。次いで、基体部2を便座bに押し付けながら固定部7の吸盤を真空にしつつ前部係止部5を便座bの前部に係止して排便機能促進器1を設置する。
便器使用者cは便座bに座ると、押圧部4が恥骨直腸筋や骨盤底筋群等を押圧し排便を促進する。
以上のように、本考案の排便機能促進器は構成されているので、以下の作用効果を有する。
(1)老人や女性でも排便機能促進器を便座に押し付けるだけで、簡単に便座に固定して装設できる。
(2)便器使用者は便座に座るだけで、排便機能促進器が便器使用者の便意を促進する恥骨直腸筋や骨盤底筋群を刺激し排便が促進されるので、排便機能の衰えた人の便秘を防止するとともに便秘を自然に治癒できる。
(3)排便機能促進器が合成樹脂や合成ゴムで作成されているので、洗浄でき安全性に優れる。
(4)排便機能促進器が脱着自在に便器に固定されているので、簡単に便座から外すことができ、洗浄等を行いまた簡単に便座に装設することができる。
(5)固定部で固定されるとともに、前後の係止部で便座に係止されているので、便器使用者が動いてもずれたり外れたりすることがないので、安心して使用することができる。
(1)老人や女性でも排便機能促進器を便座に押し付けるだけで、簡単に便座に固定して装設できる。
(2)便器使用者は便座に座るだけで、排便機能促進器が便器使用者の便意を促進する恥骨直腸筋や骨盤底筋群を刺激し排便が促進されるので、排便機能の衰えた人の便秘を防止するとともに便秘を自然に治癒できる。
(3)排便機能促進器が合成樹脂や合成ゴムで作成されているので、洗浄でき安全性に優れる。
(4)排便機能促進器が脱着自在に便器に固定されているので、簡単に便座から外すことができ、洗浄等を行いまた簡単に便座に装設することができる。
(5)固定部で固定されるとともに、前後の係止部で便座に係止されているので、便器使用者が動いてもずれたり外れたりすることがないので、安心して使用することができる。
以上、実施の形態に基づき本考案を説明したが、本考案は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良や変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施の形態では、立壁部や押圧部、係止部は基体部と一体に形成したが、各々別個に形成し、接着剤や螺子等で固定しても良い。
押圧部は、恥骨直腸筋や骨盤底筋群を刺激するものであれば、木片や金属片、あるいは硬質のゴムで作成し、立壁部に固定しても良い。木片で作成すれば柔らかみがあり、冬季でも冷たさを感じさせず使いやすい。
固定部は、吸着板以外に、面ファスナーを対向する便座や基体部の底面に接着剤で固定しても良い。あるいは前後の係止部に紐状物で固定する鉤部や連通行孔を形成しても良い。
立壁部は、基体部と同じ幅にこだわる必要はなく、押圧部と同一の幅でもよい。
押圧部は、恥骨直腸筋や骨盤底筋群を刺激するものであれば、木片や金属片、あるいは硬質のゴムで作成し、立壁部に固定しても良い。木片で作成すれば柔らかみがあり、冬季でも冷たさを感じさせず使いやすい。
固定部は、吸着板以外に、面ファスナーを対向する便座や基体部の底面に接着剤で固定しても良い。あるいは前後の係止部に紐状物で固定する鉤部や連通行孔を形成しても良い。
立壁部は、基体部と同じ幅にこだわる必要はなく、押圧部と同一の幅でもよい。
本考案は洋式便器の便座の奥部に固定するだけで、基体部の立壁部の前面上部に形成された押圧部が、排便者の恥骨直腸筋等の排便機能筋群等を押圧し刺激するので、体の大きい人や小さい人、背の高い人や低い人等、誰にでも適用して排便を促進し、便秘を防止し解消することができるとともに、構造が簡単なので低原価で量産性に優れた排便機能促進器を提供する。
1 排便機能促進器
2 基体部
3 立壁部
4 押圧部
5 前部係止部
6 後部係止部
7 固定部
a 洋式便器
b 便座
c 便器使用者
2 基体部
3 立壁部
4 押圧部
5 前部係止部
6 後部係止部
7 固定部
a 洋式便器
b 便座
c 便器使用者
Claims (2)
- 基体部と、前記基体部の前部に立設された立壁部と、前記立壁部の上部の前面に形成された恥骨直腸筋や骨盤底筋群を押圧する押圧部と、前記基体部の前部の下部に垂設され洗浄ノズル側の便座に係止する前部係止部と、前記基体部の後部の下部に垂設され前記便座の後部に係止する後部係止部と、を備えたことを特徴とする排便機能促進器。
- 前記基体部の底面部に装設された固定部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の排便機能促進器。
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