JP3212196B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3212196B2
JP3212196B2 JP23518893A JP23518893A JP3212196B2 JP 3212196 B2 JP3212196 B2 JP 3212196B2 JP 23518893 A JP23518893 A JP 23518893A JP 23518893 A JP23518893 A JP 23518893A JP 3212196 B2 JP3212196 B2 JP 3212196B2
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康夫 朝倉
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、撮
影画面サイズ切換可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影画面サイズの切換可能なカメ
ラおよび切換機構は種々提案されており、たとえば、特
開平3−238440号公報には、撮影者がカメラ外装
部に配設された操作部材を操作することで、該操作部材
に連動してカメラ本体のアパーチャ近傍に配設した撮影
画面サイズの切換部材がアパーチャ内に進出・退避し、
これにより撮影画面サイズを切換える技術手段が開示さ
れている。
【0003】また、特開平3−238439号公報に
は、カメラ本体に内蔵した撮影画面サイズ切換用モータ
を正転あるいは逆転させることで、撮影画面サイズ切換
部材をアパーチャ内に進出・退避させ、これにより、撮
影画面サイズを切換える技術手段が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−238440号公報に開示された技術手段で
は、上記操作部材の配設箇所が限定されて操作性が悪
く、また、上記撮影画面サイズ切換部材を上記操作部材
に連動させる連結機構が必要となり、カメラの大型化お
よびコストの増大を招いている。
【0005】一方、上記特開平3−238439号公報
に開示された技術手段では、カメラ本体内の各駆動用の
モータのほかに撮影画面サイズ切換専用のモータを必要
とし、やはりカメラの大型化およびコストの増大を招い
ている。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、専用のモータを必要とせずに、撮影画面サイ
ズの切換が可能な安価で小型なカメラを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1のカメラは、正転または逆転の駆
動力を発生する一つのモータと、このモータの出力を第
1の被駆動手段に伝達するか否かを選択する第1の遊星
歯車機構と、この第1の遊星歯車機構の選択終了後に、
上記第1の遊星歯車機構の公転を禁止する禁止手段と、
上記第1の被駆動手段へ伝達されなかった上記第1の遊
星歯車機構からの出力を、太陽歯車で受け、この駆動力
を選択的に第2または第3の被駆動手段に伝達する第2
の遊星歯車機構と、記禁止手段の禁止を解除して上記
第1の遊星歯車機構を上記第1の被駆動手段から上記太
陽歯車に切換える際に、上記第2の遊星歯車機構の切換
動作に影響を及ぼさない程度の切換え速度とする制御手
段と、を具備したことを特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するために本発明による
第2のカメラは、フィルムを巻上げる巻上手段と、フィ
ルムを巻戻す巻戻手段と、鏡枠を光軸方向に移動させて
ズーミングさせるズーミング手段と、撮影画面サイズを
切換える撮影画面サイズ切換手段と、正転または逆転の
駆動力を発生する一つのモータと、このモータの出力を
上記ズーミング手段に伝達するか否かを選択する第1の
遊星歯車機構と、この第1の遊星歯車機構の選択終了後
に、上記第1の遊星歯車の公転を禁止する禁止手段と、
上記ズーミング手段へ伝達されなかった上記第1の遊星
歯車機構からの出力を上記巻上手段に伝達するか否かを
選択する第2の遊星歯車機構と、上記巻上手段に伝達さ
れなかった上記第2の遊星歯車機構からの出力を上記巻
戻手段か上記撮影画面サイズ切換手段かに伝達可能に配
置されていて、通常は、該撮影画面サイズ切換手段に駆
動力を伝達する第3の遊星歯車機構と、上記ズーミング
手段によって鏡枠を所定の位置に移動させた際に、上記
第3の遊星歯車機構の出力を強制的に上記撮影画面サイ
ズ切換手段から上記巻戻手段に切換える切換手段と、
動力を、上記ズーミング手段から上記撮影画面サイズ切
換手段に切換える際に、上記第1の遊星歯車機構の出力
が上記第2の遊星歯車機構に影響を及ぼさないように該
第1の遊星歯車機構を低速で公転させる制御手段と、を
具備したことを特徴とする。上記の目的を達成するため
に本発明による第3のカメラは、上記第1または第2の
カメラにおいて、上記第1の遊星歯車機構に設けられた
第1のキャリア位置を検出する検出手段を有し、上記制
御手段は、この検出手段に基づいて上記モータを制御す
ることを特徴とする。上記の目的を達成するために本発
明による第4のカメラは、第1の回転方向または第2の
回転方向に駆動力を発生する一つのモータと、このモー
タの駆動力によって第1の位置と第2の位置との間で公
転可能な第1の遊星歯車機構と、上記第1の遊星歯車機
構が上記第1の位置に位置する際に駆動可能な第1の被
駆動手段と、上記第1の遊星歯車機構が上記第2の位置
に位置する際に駆動力が伝達され、上記モータが上記第
1の回転方向に回転している際には第3の位置に位置
し、上記モータが上記第2の回転方向に回転している際
には第4の位置に位置する 第2の遊星歯車機構と、上記
第2の遊星歯車機構が上記第3の位置に位置する際に駆
動可能な第2の被駆動手段と、上記第2の遊星歯車機構
が上記第4の位置に位置する際に駆動可能な第3の被駆
動手段と、上記第1の被駆動手段が駆動可能な状態から
上記第3の被駆動手段が駆動可能な状態へと切換える際
に、上記モータを上記第2の被駆動手段の駆動負荷より
も小さい駆動トルクで上記第1の回転方向に回転させる
制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1は、本発明の1実施例であるカメラの
要部を示した概略構成図であり、図2は、該カメラの要
部を示した斜視図である。
【0011】また、図3ないし図6は、該カメラ要部の
各動作状態における主要ギヤー列を示した平面図であ
り、図3は、ズーミング動作可能時における状態,図4
は、フィルム巻き上げ動作可能時における状態,図5
は、フィルム巻き戻し動作可能時における状態,図6
は、撮影画面サイズ切換動作可能時における状態をそれ
ぞれ示している。
【0012】本第1実施例のカメラは、図2に示すよう
に本体駆動モータ201が、スプール217内に既知の
如く配設されている。なお、図1においては、説明上、
該本体駆動モータ201と、スプール217とを分離し
て示している。該本体駆動モータ201は、CW方向お
よびCCW方向の回転が可能となっている。太陽ギヤー
202は、上記本体駆動モータ201に、その回転中心
と一致した状態で取り付けられており、遊星ギヤー20
3は、上記太陽ギヤー202と常に噛合するように支持
されている。また、キャリア204は、上記本体駆動モ
ータ201と回転中心を一致した位置に配設され、上記
遊星ギヤー203を摩擦力をもたせて支持している。
【0013】ストッパ205は、上記キャリア204の
回転角を規制している固定部材であり、また、切換プラ
ンジャ206は、コイル206aとプランジャ鉄芯20
6bとプランジャバネ206cから構成されているアク
チュエータで、上記キャリア204の回転を規制してい
る。
【0014】上記コイル206aは、通常は通電されて
おらず、上記プランジャ鉄芯206bはプランジャバネ
206cにより付勢されて突出した状態にあり、上記キ
ャリア204をストッパ205との間に挟持している。
一方、上記コイル206aに通電すると上記プランジャ
鉄芯206bは該コイル206aに吸着され、上記キャ
リア204の挟持状態は解除され、該キャリア204は
ストッパ205による規制の範囲内で本体駆動モータ2
01の駆動力により回動自在となる。
【0015】上記キャリア204がストッパ205によ
る回転限界近傍にまで回動した時点でコイル206aへ
の通電を止めると、プランジャバネ206cの付勢力に
よりプランジャ鉄芯206bは突出し、該キャリア20
4をストッパ205との間に再び挟持し、同キャリア2
04の回転を規制する。
【0016】上述した動作により、上記遊星ギヤー20
3は、後述する第1ズームギヤー209と巻き上げ用太
陽ギヤー208との何れか一方のギヤーと選択的に噛合
するようになっている。
【0017】キャリアフォトインタラプタ207(以
後、キャリアPI207という)は、上記キャリア20
4の位置検出を行なうフォトインタラプタであり、ま
た、巻き上げ太陽ギヤー208は、上記本体駆動モータ
201がCW方向に回転し、上記キャリア204が回動
したときに上記遊星ギヤー203と噛合するようになっ
ている。
【0018】上記第1ズームギヤー209は、上記本体
駆動モータ201がCCW方向に回転し、上記キャリア
204が回動したときに上記遊星ギヤー203と噛合す
るようになっている。また、第2ズームギヤー210,
第3ズームギヤー225,第4ズームギヤー226,第
5ズームギヤー227は、上記第1ズームギヤー209
の回転に従動して回転するようになっている。上記第2
ズームギヤー210および第3ズームギヤー225は2
段平歯車で構成され、また、上記第4ズームギヤー22
6および第5ズームギヤー227は、一方がすぐばかさ
歯車となる2段歯車で構成され、回転方向を変換させて
いる。上記第5ズームギヤー227の他方の歯車は平歯
車であり、回転枠51のギヤー51aと噛合しており、
該回転枠51を回転させるようになっている。
【0019】ズームフォトインタラプタアイドルギヤー
(以後、ズームPIアイドルギヤーと略記する)211
は、上記第4ズームギヤー226によって従動されるギ
ヤーであり、また、ズームフォトインタラプタギヤー
(以後、ズームPIギヤーと略記する)212は、上記
ズームPIアイドルギヤー211によって従動されるよ
うになっており、スリット部212aが形成されてい
る。
【0020】ズームフォトインタラプタ213(以後、
ズームPI213と略記する)は、上記ズームPIギヤ
ー212のスリット部212aの回転によりパルス信号
を読み取るようになっており、これにより回転枠51の
回転量を検出するようになっている。
【0021】逆止部材214は、圧縮バネである逆止バ
ネ232により上記第1ズームギヤー209に向かって
付勢されていて、その先端部は、先端に向けてテーパー
している爪214aが形成されている。該逆止部材21
4は、上記遊星ギヤー203が巻き上げ太陽ギヤー20
8と噛合しているときは、該爪214aが第1ズームギ
ヤー209の歯と歯の間に割りこんでいて、これにより
上記回転枠51が外力により不用意に回転してしまうこ
とを防いでいる。また上記遊星ギヤー203が第1ズー
ムギヤー209と噛合するときは、上記キャリア204
の爪204aにより該逆止214は第1ズームギヤー2
09から外され、回転枠51は自由に回転できるように
なる。
【0022】巻き上げ遊星ギヤー215は、上記巻き上
げ太陽ギヤー208と常に噛合するように巻き上げキャ
リア216により連結されて支持されている。すなわ
ち、該巻き上げキャリア216は、上記巻き上げ太陽ギ
ヤー208と回転中心を一致した状態に配設され、該巻
き上げ遊星ギヤー215を摩擦力を持たせて支持してい
る。
【0023】上記スプール217は、上述したように内
部に上記本体駆動モータ201が配設されており、下部
外周面にはギヤー217aが形成されている。また、上
記本体駆動モータ201をCW方向に回転すると上記巻
き上げキャリア216が該スプール217側に回動し、
上記巻き上げ遊星ギヤー215と同スプール217とが
噛合し回転する。さらに、該スプール217の上部外周
面には、フィルムのパーフォレーション孔と係合する爪
217bが突出して形成されており、該スプール217
が回転することでフィルムが巻きとられるようになって
いる。
【0024】係止レバー218は、一腕部218aが切
換プランジャ206のプランジャ鉄芯206bと係合
し、他腕部218bが上記キャリア204を係止するよ
うに、両端の中間で揺動自在に支持され、該プランジャ
鉄芯206bがコイル206aに吸着されるとキャリア
204の係止を解除するようになっている。
【0025】パノラマ太陽ギヤー219は、上記遊星ギ
ヤー203が上記巻き上げ太陽ギヤー208と噛合して
いる際に、本体駆動モータ201がCCW方向に回転す
ると上記巻き上げ遊星ギヤー215と噛合するようにな
っている。また、パノラマ遊星ギヤー220は、上記パ
ノラマ太陽ギヤー219と常に噛合するように支持され
ている。パノラマキャリア221は、上記パノラマ太陽
ギヤー219と回転中心を一致した位置に配設され、上
記パノラマ遊星ギヤー220を摩擦力を持たせて支持し
ていており、該パノラマ遊星ギヤー220の回転中心と
なり、かつ同パノラマ遊星ギヤー220の下方に延出し
た軸221aが形成されている。
【0026】カムギヤー222は、撮影画面サイズを切
換えるためのギヤーであり、上記遊星ギヤー203が上
記巻き上げ太陽ギヤー208と噛合している際に、本体
駆動モータ201をCCW方向に回転させると、上記巻
き上げキャリア216が上記パノラマ太陽ギヤー219
側に回動し、上記巻き上げ遊星ギヤー215が該パノラ
マ太陽ギヤー219に噛合し、これを回転させるように
なっている。また、該パノラマ太陽ギヤー219が回転
することでパノラマキャリア221が該カムギヤー22
2側に回動し、パノラマ遊星ギヤー220とカムギヤー
222が噛合し、これを回転させるようになっている。
【0027】さらに、上記カムギヤー222の上部に
は、2枚の遮光マスク242,243の状態を検知する
画面サイズ検出スイッチ245の作動を行なう第2のカ
ム222bが形成され、該第2のカム222bのさらに
上方には、2枚の遮光マスク242,243を動かすた
めの第1のカム222aが形成されている。
【0028】切換レバー223は、その一腕端部に上記
パノラマキャリア221の、パノラマ遊星ギヤー220
を支持する軸221aに係合する溝223aが穿設され
ており、また、該切換レバー223の他腕端部には突起
223bが垂設されている。該突起223bは、上記回
転枠51に形成されたカム51dに対して、該回転枠5
1の回転により当接するようになっている。
【0029】上記切換レバー223は、その中程の支軸
により回動自在に支持されており、他腕端において上記
回転枠51のカム51dの回転により回動され、一腕端
部に係合されたパノラマキャリア221を回動させるよ
うになっている。これによりパノラマ遊星ギヤー220
は第1巻き戻しギヤー224と噛合するようになってい
る。
【0030】一方、上記回転枠51のカム51dと上記
突起223bとが離間した位置にあるときは、該切換レ
バー223はパノラマキャリア221により従動される
ようになっている。
【0031】上記第1巻き戻しギヤー224および第2
巻き戻しギヤー228,第3巻き戻しギヤー229,第
4巻き戻しギヤー230,第5巻き戻しギヤー231
は、それぞれ、上記パノラマ遊星ギヤー220の回転に
従動するようになっている。上記第1巻き戻しギヤー2
24は2段平歯車で構成され、第5巻き戻しギヤー23
1は不図示のパトローネ内のスプール軸と回転中心を一
致した状態で配設されており、この不図示のスプール軸
を回転させてフィルムの巻き戻しを行なうための不図示
のホークを備えている。
【0032】図7ないし図17は、本実施例のパノラマ
切換え機構を示した説明図である。
【0033】図7は、上記パノラマ切換え機構全体を示
した斜視図であり、図8ないし図11は、該カメラにお
けるカムギヤーを示した平面図である。また、図12
は、該カメラにおける広い撮影画面サイズを選択した状
態におけるパノラマ切換え機構を示す要部正面図であ
り、図13は、該カメラにおける狭い撮影画面サイズを
選択した状態におけるパノラマ切換え機構を示す要部正
面図である。さらに、図14は、該カメラにおける広い
撮影画面サイズを選択した状態におけるパノラマ切換え
機構を示す要部側面図であり、図15は、該カメラにお
ける狭い撮影画面サイズを選択した状態におけるパノラ
マ切換え機構を示す要部側面図である。また、図16
は、該カメラにおける広い撮影画面サイズを選択した状
態におけるパノラマ切換え機構を示す、上記図14とは
反対方向から見た要部側面図であり、図17は、該カメ
ラにおける狭い撮影画面サイズを選択した状態における
パノラマ切換え機構を示す、上記図15とは反対方向か
ら見た要部側面図である。
【0034】図7に示すように、第1パノラマギヤー2
40は、揺動中心240dにおいて不図示の地板に図
中、上下方向に揺動自在に支持されている。また、該第
1パノラマギヤー240の下部には、カムギヤー222
の第1のカム222aに当接するカムフォロワーである
腕240aが形成されており、該カムギヤー222の回
動によって、該第1パノラマギヤー240が上記揺動中
心240dを支点に揺動するようになっている。該第1
パノラマギヤー240の一腕部先端は部分ギヤー240
bが、また、他腕部先端には、部分ギヤー240cがそ
れぞれ形成されており、それぞれ下側遮光マスク24
2,第2パノラマギヤー241と噛合している。
【0035】この第2パノラマギヤー241は、図7に
示すように、揺動中心241dにおいて不図示の地板に
図中、上下方向に揺動自在に支持され、一腕部先端には
部分ギヤー241aが形成され、上記第1パノラマギヤ
ー240における上記部分ギヤー240bと噛合し、該
第1パノラマギヤー240の回動に協働して揺動するよ
うになっている。また、他腕部先端には、部分ギヤー2
41bが形成されており、上側遮光マスク243と噛合
している。
【0036】上記下側遮光マスク242および上記上側
遮光マスク243は、共に基端部において不図示の固定
軸239により図7中、上下方向に移動可能に支持され
ている。なお、上記固定軸239は不図示の地板により
支持されている。上記下側遮光マスク242は該固定軸
239の軸方向に移動可能であり、移動により遮光部2
42aが本体4の撮影アパーチャ開口部4c内に対して
進入あるいは退避するようになっている。なお、該下側
遮光マスク242の移動は、基端部の一側面に形成され
たギヤー242bと噛合する上記第1パノラマギヤー2
40の揺動に従動してなされるようになっている。
【0037】上側遮光マスク243は、不図示の固定軸
239により軸方向に移動可能に、上記下側遮光マスク
242と共に支持されている。該上側遮光マスク243
の移動により遮光部243aが本体の撮影開口部4c内
に対して進入あるいは退避するようになっている。な
お、該上側遮光マスク243の移動は、基端部の一側面
に形成されたギヤー243bと噛合する第2パノラマギ
ヤー241の揺動に従動してなされるようになってい
る。また上記上側遮光マスク243の基端部上面にはギ
ヤー部243cが突出して形成されており、ファインダ
ー部へ動力を伝達するパノラマ切換えギヤー171と噛
合している。
【0038】上記上側および下側の遮光マスク242,
243の基端部間には、該遮光マスクを弾性的に結合し
ている弾性部材であるパノラマバネ244が配設されて
いる。このパノラマバネ244は、本実施例では上記遮
光マスク242,243同士を近付ける方向に付勢して
いるとともに、第1パノラマギヤー240の腕部240
aにおけるカムギヤー222への当接力を発生してい
る。
【0039】画面サイズ検出スイッチ245は、不図示
の地板に固定され、接片が上記カムギヤー222の第2
のカム222bに当接している。そして、該カムギヤー
222の回動により、該画面サイズ検出スイッチ245
(以後、PN検出SW245と略記する)のオン・オフ
が行なわれるようになっている。
【0040】デートホルダ246は、上記上側遮光マス
ク243に固定され、デートレンズ248,発光LED
247を支持していて、該上側遮光マスク243の移動
により一体的に移動するようになっている。また、その
後端部には遮光用の突出部246aと246bが設けら
れており、広い方の画面サイズ(標準画面サイズ)で撮
影時には246bで本体の孔4eを遮光し、有害光によ
るフィルムの露光を防止するようになっている。一方、
狭い方の画面サイズ(パノラマ画面サイズ)で撮影時に
は246aで4dを遮光するようになっており、同様
に、有害光によるフィルムの露光を防止するようになっ
ている。
【0041】上記発光LED247は、上記デートホル
ダ246によって支持されており、フィルム上ヘのデー
タ写しこみを行なうための発光素子である。また、デー
トレンズ248は、上記デートホルダ246によって支
持されていて、上記発光LED247によって放たれた
光をフィルム上へ結像するためのレンズである。さら
に、フィルムフォトリフレクタ249(以後、フィルム
PR249と略記する)は、フィルムのパーフォレーシ
ョン孔と対向した位置に配設され、該パーフォレーショ
ン孔の移動を読み取り、パルス信号を生成して出力する
ようになっている。
【0042】本体4は、フィルム13への露光を行なう
ための撮影開口部4cを有しており、また画面サイズが
標準状態のときにデートを写しこむための孔4dと画面
サイズがパノラマ状態のときにデートを写しこむための
孔4eとを有する。
【0043】本実施例によれば、1つのモータによって
ズーミング動作,フィルムの巻き上げ動作,フィルムの
巻き戻し動作,撮影画面サイズの切換動作の各動作を行
なうことができる。以下にその作用を説明する。
【0044】まず、ズーミング動作を図3を参照して説
明する。
【0045】図3は、ズーミング動作可能時における主
要ギヤー列を示した平面図である。この図3に示すよう
に遊星ギヤー203が第1ズームギヤー209と噛合し
ている場合にズーミングが可能となる。このときに本体
駆動モータ201に通電し、これを回転させることによ
り、第1ズームギヤー209から第5ズームギヤー22
7が回転し、回転枠51を回転させるとともにズームP
Iギヤー212を回転させ、回転枠51の回転量を検出
する。また、図1に示すように回転枠51にはズームエ
ンコーダパターンシート76が貼付されており、これに
対向する位置にズームフォトリフレクタ139(以後、
ズームPR139と略記する)が配設されている。これ
により、回転枠51の基準となる回転位置を検出し、ズ
ームPI213からの出力により細かい回転量の検出を
行なっている。
【0046】上記本体駆動モータ201がCW方向に回
転したときは、沈胴状態から広角状態への繰出しと望遠
側へのズーミングを行ない、また、CCW方向に回転し
たときは広角側へズーミングを行なうとともに最終領域
で鏡枠の沈胴動作を行なう。ズームエンコーダパターン
シート76はズームPR139の出力が以下のように変
化するように設けられている。すなわち、沈胴領域から
ワイド端手前までは“L”レベル,ワイド端位置からテ
レ端手前までは“H”レベル,テレ端は“L”レベルと
なる。
【0047】次に、フィルム巻き上げ動作を図4を参照
して説明する。
【0048】図4は、フィルム巻き上げ動作可能時にお
ける主要ギヤー列を示した平面図である。この図4に示
すように、遊星ギヤー203が巻き上げ太陽ギヤー20
8と噛合している場合に巻き上げが可能となる。このと
きに本体駆動モータ201に通電してCW方向に回転さ
せると、巻き上げ遊星ギヤー215がスプール217と
噛合し該スプール217を回転させる。そして、該スプ
ール217によって巻きとられるフィルム13の移動量
はフィルムPR249によって検出される。
【0049】次に、フィルム巻き戻し動作を図5を参照
して説明する。
【0050】図5は、フィルム巻き戻し動作可能時にお
ける主要ギヤー列を示した平面図である。この図5に示
すように、遊星ギヤー203が巻き上げ太陽ギヤー20
8と噛合しており、かつパノラマキャリア221が回転
枠51の回転により第1巻き戻しギヤー224側に回動
させられており、パノラマ遊星ギヤー220が該第1巻
き戻しギヤー224と噛合している場合に巻き戻しが可
能となる。本実施例では沈胴するときに、回転枠51の
カム51dが切換レバー223の突起223bを回動し
て、巻き戻しが可能となるようになっている。従って、
鏡枠が沈胴位置にないときは巻き戻しは不可能となる。
また本体駆動モータ201がCCW方向に回転するとき
に巻き戻しが行なわれる。
【0051】なお、巻き戻し中に、上記パノラマ遊星ギ
ヤー220と第1巻き戻しギヤー224とが噛合する際
の反力により上記切換レバー223が反時計方向に回転
力が作用するため、この力で回転枠51が回動しないよ
うに、カム51dの終端部51d′は光軸に対し直角な
面となっている。
【0052】次に、撮影画面サイズ切換動作を図6を参
照して説明する。
【0053】図6は、撮影画面サイズ切換動作可能時に
おける主要ギヤー列を示した平面図である。この図6に
示すように、遊星ギヤー203が巻き上げ太陽ギヤー2
08と噛合しており、かつ切換レバー223が回転枠5
1のカム51dに対して自由である場合に、画面サイズ
の切換えが可能となる。従って鏡枠が沈胴している時は
画面サイズの切換えは不可能となる。
【0054】また、上記遊星ギヤー203が上記第1ズ
ームギヤー209と噛合しているときに画面サイズの切
換えを行なおうとする場合、まず、上記遊星ギヤー20
3を上記巻き上げ太陽ギヤー208と噛合させる必要が
ある。そのために、まず上記コイル206aに通電し、
上記キャリア204の係止を外し、次に本体駆動モータ
201に通電してCW方向に回転させ、該キャリア20
4を回動させることになるが、このとき、該本体駆動モ
ータ201に通電を続けると、キャリア回動のための本
体駆動モータ201の回転方向とフィルムを巻き上げる
ための本体駆動モータ201の回転方向が同じであるた
め、スプールが回転してしまい、フィルムが巻き上げら
れていってしまうという不具合が生じる。例えばズーミ
ングと画面サイズ切換えを交互に行なった場合、撮影者
は一枚も写真を撮影していないのに少しずつフィルムが
巻き上げられていってしまうことになる。
【0055】この不具合を解決するため、本実施例で
は、上記キャリア204を上記巻き上げ太陽ギヤー20
8側へ回動させる際には本体駆動モータ201の駆動電
圧を下げ、フィルムを巻き上げられない弱い力でキャリ
ア204の回動を行なうように制御している。また、該
本体駆動モータ201への通電時間をできる限り短くす
るため、上記キャリア204の位置検出用のフォトイン
タラプタとしてキャリアPI207を設けている。
【0056】また、上記キャリア204の巻き上げ太陽
ギヤー208側への回動が終了する直前に上記キャリア
PI207からのパルス出力が変化するようにしてお
り、該パルス出力を検出して本体駆動モータ201への
通電を止めるように制御することで本体駆動モータ20
1の通電時間を最小限にできる。このような方法で本実
施例では画面サイズ切換え時におけるフィルムの巻き上
げという不具合を解決している。
【0057】さて、上記本体駆動モータ201がCCW
方向に回転すると、上記パノラマ遊星ギヤー220がカ
ムギヤー222と噛合し、該カムギヤー222を回転さ
せる。以下、該カムギヤー222の回転による画面サイ
ズ切換え手順について説明する。
【0058】画面サイズ切換え機構は図7に示すような
構成になっており、上記カムギヤー222の回転により
第1パノラマギヤー240が回動し、下側遮光マスク2
42、上側遮光マスク243が中心線のみ示した不図示
の固定軸239と平行に移動し、撮影開口部4cに対し
て進出、退避を繰り返すことにより画面サイズの切換え
を行なう。以下、該カムギヤー222の位置と画面サイ
ズについての関係を説明する。
【0059】図8は、本実施例における、標準画面サイ
ズにある場合のカムギヤー222と第1パノラマギヤー
240の腕240aとの位置関係を示した平面図であ
る。なお、図中、符号222cは第1のカム222aの
うち標準画面サイズで保持される範囲を示し、符号22
2dはパノラマ画面サイズで保持される範囲を示してい
る。
【0060】この図8に示す状態のとき、上記上側遮光
マスク242,下側遮光マスク243は共に撮影開口部
4cの外に退避して、画面サイズを標準状態に保った状
態にあり、また、このとき画面サイズ検出スイッチ24
5はカムギヤー222の第2のカム222bによってオ
フ状態に保持されている。そして、撮影者がパノラマ画
面サイズでの撮影のために不図示の操作部材を操作する
と本体駆動モータ201へ通電が開始され、カムギヤー
222が回転をはじめる。
【0061】図9は上記第1パノラマギヤー240の腕
部240aがカムギヤー222の中心方向へむかって回
動した瞬間の状態を示す平面図である。
【0062】このとき、上記下側遮光マスク242,上
側遮光マスク243は共にパノラマ画面サイズ位置へ移
動しているが、画面サイズ検出スイッチ245はまだオ
フ状態となっている。
【0063】図10は上記図9に示す状態から僅かに上
記カムギヤー222が回転した状態を示す平面図であ
る。
【0064】このとき、上記画面サイズ検出スイッチ2
45がオン状態となり、該画面サイズ検出スイッチ24
5の状態変化を検知して本体駆動モータ201の通電を
止め、カムギヤー222の回転を止める。以上のような
手順によりパノラマ画面サイズへの切換えが実行され
る。またこのように遮光マスクの移動と、画面サイズ検
出スイッチ245の状態変化との間にタイムラグを設け
ることで遮光マスクの切換えの確実性を保証している。
【0065】また、上記上側遮光マスク243のパノラ
マ画面サイズ位置への移動によって接眼変倍レンズ枠1
67が移動し、ファインダ光路内に167に一体で設け
られている視野マスク部167a、接眼変倍レンズ15
7が進入し、ファインダ視野が狭い方の画面サイズと相
似または相似に近い形に変化し、また観察倍率が変化す
るので、撮影者に撮影モードが変化したことを認識させ
ることができる。
【0066】また、上述した動作における画面サイズの
寸法精度であるが、上記固定軸139の方向の画面サイ
ズは上記下側遮光マスク242,上側遮光マスク243
の当てつきによって得られる。このため他部品の外形の
ばらつきによる誤差は影響せず、精度のよい画面サイズ
が得られる。従ってこのとき上記カムギヤー222の第
1のカム222aと第1パノラマギヤー240の腕部2
40aとは当接していない。
【0067】また、上述した動作時における画面中心に
対する画面のズレに関しては、本実施例の機構を用いれ
ば、第1パノラマギヤー240,第2パノラマギヤー2
41が画面中心に対してちょうど鏡に映ったような対称
な動きをするので、下側遮光マスク242と上側遮光マ
スク243のそれぞれの遮光部242a,243aを画
面中心に対して対称に配置すれば、これらの遮光部は画
面の中心に対して鏡に映ったような対称の動きをする。
従って特に中心位置精度を出すための構造を用いること
なく、画面中心を高精度に得ることが可能である。
【0068】次に、撮影者が標準画面サイズへの切換え
のために不図示の操作部材を操作すると、本体駆動モー
タ201への通電が開始されカムギヤー222が回転を
始める。
【0069】図11は、上記第1パノラマギヤー240
の腕部240aが上記カムギヤー222の第1のカム2
22aによって該カムギヤー222の中心から遠ざかる
方向に回動させられた状態を示した平面図である。
【0070】このとき、上記下側遮光マスク242,上
側遮光マスク243は標準画面サイズ位置へ移動してい
るが、上記画面サイズ検出スイッチ245はまだオン状
態となっている。この状態より該カムギヤー222が少
し回転すると、上記各マスクは標準画面サイズ位置のま
ま、画面サイズ検出スイッチ245はオフ状態へと変化
し、この状態変化を検知して、本体駆動モータ201の
通電を止め、カムギヤー222の回転を止める。従っ
て、これにより図8に示した状態にもどる。
【0071】以上説明したような手順により標準画面サ
イズへの切換えが実行される。またこのように遮光マス
クの移動と画面サイズ検出スイッチ245の状態変化と
の間にタイムラグを設けることで遮光マスクの切換えの
確実性を保証させている。
【0072】また、上記上側遮光マスク243の標準画
面サイズへの移動によって接眼変倍レンズ枠167が移
動し、ファインダ光路内に進入していた視野マスク部1
67a、変倍レンズ157が光路内から退避するので、
撮影者に撮影モードが変化したことを認識させることが
できる。
【0073】次にデータ写しこみ装置について説明す
る。本実施例ではデータ写しこみはフィルムの給送中に
データを写しこんでいく方式をとっている。
【0074】上記発光LED247は1回の発光で1文
字のデータを光らせることができ、フィルムを給送中に
複数回発光して文字列のデータを形成するようになって
いる。該発光LED247から発された光はデートレン
ズ248を通過してフィルム上に結像し、データ写しこ
みを行なう。発光LED247とデートレンズ248は
デートホルダ246によって支持されており、デートホ
ルダ246は上記上側遮光マスク243に固定されてい
る。このため該上側遮光マスク243の移動によって上
記デートホルダ246も移動するので画面サイズの切換
えによってデータの写しこまれる位置も変化することに
なり、パノラマ画面サイズの際にもできあがった写真上
にデータがプリントされる。
【0075】図18ないし図21は、本実施例における
フィルム給送量検出手段を示した説明図である。
【0076】本体4は、その両端にパトローネ室4a,
スプール室4bが形成され、該パトローネ室4aとスプ
ール室4bの間に露光開口部(アパーチャ)4cが形成
されている。またデータ写しこみ用の孔4d,4eが穿
設されており、該孔からフィルムにデータが写しこまれ
るようになっている。
【0077】鏡枠ユニット2は、テイキングレンズ14
0を支持しており、上記本体4に固定されている。この
テイキングレンズ140は、フィルム13上に被写体像
を結像する撮影レンズであり、鏡枠ユニット2内に設け
られている。また、上記スプール217は、本体4のス
プール室4bの中央に回動自在に配置され、フィルム1
3の巻き取り動作を行うようになっている。さらに、パ
トローネ12は、上記本体4のパトローネ室4aに収納
され、内部にフィルム13が巻装されている。なお、本
実施例では、上記フィルム13として35mmロールフィ
ルムを採用している。
【0078】ローラ260は、図20,図21に示すよ
うに、フィルム13に当接する円柱部260aと、各面
が均一な反射面で形成された多角柱部260bとで形成
されている。また、中心に不図示の軸が通り、ローラ2
60は回転自在に支持されている。なお、該不図示の軸
は本体4に固定されており、ローラ260はフィルム1
3の移動によって従動回転するようになっている。
【0079】データ写しこみタイミングフォトリフレク
タ261(以後、データPR261と略記する)は、上
記ローラ260の反射面で形成された多角柱部260b
と対向する位置に配設されている。そして、該ローラ2
60の回転により多角柱部260bの反射面と該データ
PR261が平行に向かいあったときに、同データPR
261から発した光が反射面によって反射され再び該デ
ータPR261に返ってくる。これにより該データPR
261からの出力パルスが発生されるようになってい
る。 板ばね262は、後蓋25に固定され、ローラ2
60の円柱部260aに弾性的に当接している。また、
圧板263は、上記後蓋25に圧板ばね264を介して
取りつけられており、フィルム13の浮きを防ぎ該フィ
ルム13の平面性を高めている。上記圧板ばね264
は、上記圧板263を本体4側に弾性的に付勢する付勢
手段で上記後蓋25に取りつけられている。
【0080】上記発光LED248は、データ写しこみ
のための7セグメントを有する発光素子であり、1回の
発光で1文字分のデータが表現できるようになっており
上記デートホルダ246により支持されている。また、
デートレンズ247は、発光LED248の発光による
文字をフィルム13上に結像させるためのレンズであ
り、同じくデートホルダ246により支持されている。
【0081】上記デートホルダ246は、上述したよう
に上記発光LED248,デートレンズ247を支持し
ており、上記上側遮光マスク242に固定されている。
また、本体4の孔4dまたは4eの中心と、上記発光L
ED248,デートレンズ247の中心が同軸上になる
ような位置に上下方向に移動するようになっている。
【0082】図18中、符号11は、ストロボ用のメイ
ンコンデンサであり、また、符号10は、2本の電源電
池である。また、フィルムPR249は、フィルム13
のパーフォレーションに対向する位置に設けられ、該フ
ォトリフレクタ249の出力パルス信号により通過する
パーフォレーションの数をカウントし、フィルムの1駒
送りを行うようになっている。さらに、符号21は、カ
メラの外装部となる前側カバーであり、符号24は、同
じく後側カバーであり、上記裏蓋25を回動自在に支持
している。
【0083】この裏蓋25は、一端にヒンジ部が形成さ
れており、該ヒンジ部を回動中心として上記後側カバー
24に支持され、開閉可能となっている。また、上記板
ばね262,圧板ばね264が取りつけられている。な
お、裏蓋軸26は、上記裏蓋25と後側カバー24を回
動自在に支持する軸である。さらに、符号27は、カメ
ラの外装部となるサイドカバーであり、符号36,3
7,38は、何れも操作ボタン、また、符号40は、フ
ァインダー窓をそれぞれ示す。
【0084】次に、上記ローラ260の作用について説
明する。
【0085】図18に示すように、上記本体駆動モータ
201の回転によりスプール217が回転し、フィルム
13を巻き取る際、ローラ260がフィルム13によっ
て従動回転する。このローラ260の回転時に、該ロー
ラ260とフィルム13との移動に対する追従性を良く
するため、同ローラ260とフィルム13との圧接力を
ある程度強くする必要がある。そのために、上述したよ
うに裏蓋25に、ローラ260に対して弾性的に圧接す
る板ばね262が取りつけられている。この板ばね26
2は裏蓋25に取りつけられているので、該裏蓋25を
開けるとローラ260と板ばね262との圧接は解除さ
れる。ここでパトローネ12を装填し、フィルム13先
端を不図示の自動装填指標に合わせて上記裏蓋25を閉
じると、フィルム13はローラ260と板ばね262の
間に挟まれ、該板ばね262の弾性力によりローラ26
0に当接される。
【0086】また、ローラ260のフィルム進行方向の
配設位置を本体4のスプール室4b入口近傍であり、か
つフィルム13がスプール217に巻きとられていくた
めに露光開口部4cと略平行な方向からスプール217
に向かって方向を変える位置に配設することで、フィル
ム13がローラ260に当接する力をより強めることが
できる。
【0087】本実施例では、このようにしてローラ26
0のフィルム13の移動に対する追従性を良くしてい
る。
【0088】次に、上記ローラ260のフィルム進行方
向と直交する方向の配設位置について説明する。
【0089】本実施例では、上記ローラ260のフィル
ム当接部260aの配設位置について考慮されている。
すなわち、該フィルム当接部260aをフィルム13の
撮影画面部と当接する位置に配設するとフィルムを傷つ
ける虞れがあり、また、パーフォレーション孔部に当接
するように配設すると、該ローラ260のフィルム13
の移動に対する追従性が悪くなるため、本実施例では、
該ローラ260のフィルム当接部260aをフィルム1
3のパーフォレーション孔の外側の縁部と当接する位置
に配設している。図20に上記ローラ260を最適位置
に配設した例を示す。
【0090】さて、上記ローラ260の回転によりデー
タPR261においてパルス信号が生成され、このパル
ス数をカウントすることでフィルムの給送量を計算する
ことができる。たとえば、上記ローラ260が10回転
したときにフィルム1駒分の巻き上げ量と等しくなるよ
うにローラ260の径を設定し、多角柱部260bを正
6角柱とすると、1駒当たりの出力パルス数は10(回
転)×6(角柱)=60(パルス)となる。一方既知の
フォトリフレクタによりフィルム13にあいているパー
フォレーションを直接読み取るフィルム給送検知方式で
はフィルム1駒分は8パーフォレーションなので8パル
スの出力になる。従ってローラを用いた方がより細かく
フィルムの給送量の検出が可能となる。
【0091】また、写真のプリント内に日付等を写しこ
んだ写真が近年普及しているが、本実施例のようなフィ
ルム給送,検知装置を備えたカメラであれば、このよう
なデータ写しこみ装置を簡単な構成で実現できる。
【0092】上記データ写しこみ装置は、該データの写
し込みをフィルムの給送中に行なうようになっており、
図18,図19に示すように、発光したLED248と
デートレンズ247とがデートホルダ246に支持さ
れ、該デートホルダ246は本体4に対し位置決めされ
ている。本体4にはデータ写しこみ用の孔4dが穿設さ
れており、上記発光LED248によって放たれた光が
デートレンズ247を通過することによってフィルム1
3上に結像してデータ写しこみを行なうようになってい
る。
【0093】上記発光LED248は、1回の発光につ
き1文字分のデータを露光することができる。従ってデ
ータを写しこむ際には、フィルム13が給送されて本体
4の孔4d上を通過していくときに該発光LED248
を順次必要な回数発光させ、データ写しこみを行なって
いる。
【0094】上記フィルム13の給送速度はパトローネ
12よりの引き出し力量の変化や、不図示の巻き上げ用
ギヤー列や巻き上げ用モータの機械精度のばらつきや摩
耗等によって必ずしも一定ではなく、常に僅かずつ変化
している。これにより、該フィルム13の給送速度の検
出をせずに常に一定時間経過ごとに発光LED248を
発光させてデータ写しこみを行なおうとすると、フィル
ム13上に写しこまれる文字列の文字間隔が広くなった
り狭くなったり文字同士が重なってしまったりすること
になるので、給送速度を高精度に検出しなくてはならな
い。
【0095】本実施例では、上記データPR261から
の出力パルス信号の発生間隔を測定することで給送速度
の検出を行なっている。ここで、既知のパーフォレーシ
ョン孔を直接読み取るフィルム給送検知方式では、1駒
当たり8パルスの出力なので1駒当たりの分解能は8と
なる。一方、上述したローラを用いれば1駒当たり60
パルスの出力信号を発生するので、1駒当たりの分解能
は60となり、ローラを用いた給送検知装置の方が給送
速度検知が細かく行なえ、データ写しこみの際の文字間
隔を正しく揃えるような発光間隔制御が可能となる。
【0096】また、上記ローラ260の多角柱部260
bは例示したローラのように6角形である必要はなく、
データ写しこみの際の文字間隔等を考え任意の多角柱と
すれば良い。また、銀色と黒色というように反射面と無
反射面に交互に塗り分けられた円柱でも良い。本実施例
ではデータ写しこみ機能に用いているため、分解能が細
かく必要なので多角柱部260bは辺の数の多い多角形
となっている。
【0097】上記分解能の粗密による文字間隔の違いを
図22,図23に示す。
【0098】図22は、分解能が密な場合でデータPR
261からの出力パルス信号が1つあるごとに1文字を
写しこむ例を示している。また、図23は分解能が粗な
場合で、データPR261からの出力パルス信号が1つ
あるごとに4文字を写しこむ例を示している。
【0099】図22に示す例では、データPR261か
らの出力パルス信号が1つ発生すると、データ写しこみ
が1文字分行なわれる。フィルムの給送速度が変化して
もそれに合わせてデータPR261からの出力パルス信
号の発生間隔が変化するので、データ写しこみ文字列の
文字間隔は一定になる。
【0100】また、図23に示す例では、データPR2
61からの2つの出力パルス信号間での給送速度の変化
が検出できないので、制御手段は給送速度は一定である
ものと仮定して制御するので、その結果、文字列の文字
間隔はばらついてしまう。該データPR261からの出
力パルス信号1つごとに写しこまれる文字数は少ないほ
ど文字間隔のばらつきは小さくでき、写しこまれる文字
数が多いほど文字間隔のばらつきは大きくなる。
【0101】本実施例ではフィルムの1駒送りの検出に
は、パーフォレーションの移動を検出するフィルムPR
249を用いたため、撮影枚数が増える毎に大きくなる
フィルム給送量の累積誤差は発生せず、デートの写しこ
みにはローラ260の回転を高分解能で読み取る方式を
用いたため、データの文字間隔が安定するカメラを実現
できる。
【0102】次に、上記実施例におけるフィルム給送量
検知機構の変形例について説明する。
【0103】上記ローラ260の直径を高精度で製作す
れば、フィルムの1駒送りの誤差はほとんど発生しない
ため、該ローラ260の回転を検出するデータPR26
1のみでフィルムの1駒送りを行なっても構わない。こ
の場合、フィルムPR249を廃止できるため、より小
型のカメラを実現できる(図35参照)。さらに、デー
タ写しこみ機能のないカメラの場合は、分解能が粗くて
も構わないのでローラ260の多角形部260bは辺の
数の少ない多角形でも良い。
【0104】図24は、本実施例のカメラにおける電気
回路の構成を示すブロック図である。
【0105】バイポーラIC402は、ズームPI21
3、ズームPR139、キャリアPI207、フィルム
PR249、データPR261からパルス信号が入力
し、それぞれ波形整形してメインCPU401へ出力す
る。さらにメインCPU401からの各アクチュエータ
駆動信号に基づいてシャッタープランジャ駆動回路49
1,本体駆動モータ駆動回路492,切換プランジャ駆
動回路493によりシャッタープランジャ99,本体駆
動モータ201,切換プランジャ206を駆動する。
【0106】メインCPU401は、カメラ全体の駆動
を制御するCPUであり、手動操作スイッチであるレリ
ーズスイッチ(SW)318,ズームテレスイッチ(S
W)319,ズームワイドスイッチ(SW)320,パ
ノラマ切換スイッチ(SW)321,強制巻戻スイッチ
(SW)322,データ写し込みモード切換スイッチ
(SW)333の状態を検出するとともに、画面サイズ
検出スイッチ(SW)245の状態を検出する。また、
上記各入力信号に基づき、バイポーラIC402および
デートCPU403等に対して動作信号を出力する。さ
らに電源スイッチ(SW)317の状態を検出し、カメ
ラ全体の電源のON/OFFを制御する。
【0107】上記デートCPU403は、年・月・日・
時・分のデータを常時算出しており、上記メインCPU
401からの写し込み信号に基づいて上記発光LED2
47を発光させ、フィルム13上にデータを写し込む。
【0108】シャッタープランジャ99は、シャッター
プランジャ駆動回路491により駆動され、電圧を印加
し電流を流すことでシャッターが開き、電流をOFFす
ることでシャッターが閉じるようになっている。
【0109】つぎに、本実施例の各動作を図25〜図3
4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0110】図25は鏡枠沈胴状態からワイド端へ繰出
す動作を示したフローチャートである。
【0111】電源SW317がOFFからONへ切換わ
るとワイド端への繰り出し動作が開始される(ステップ
S1)。まず、最初に遊星ギヤー203が鏡枠駆動側へ
連結されているか判断し、すなわち、WZフラグが1か
否かを判定し(ステップS2)、連結されていない場合
はキャリア204を鏡枠駆動側へ切換えるサブルーチン
(W to Z)を実行する(ステップS3)。その
後、ワイド端フラグが1か否かを判定し(ステップS
4)、1であるならメインルーチンにリターンする(ス
テップS11)。また、該フラグが1でないなら、本体
駆動モータ201をズームPR139が“H”レベルに
なるまでCW方向に回転させ(ステップS5,ステップ
S6)、ワイド端まで繰出す。この後、本体駆動モータ
201をオフした後(ステップS7)、ワイド端フラグ
を0から1にして(ステップS8)、さらに沈胴フラグ
を1から0にする(ステップS9)。そして、ズームP
I213のカウンタをリセットして(ステップS1
0)、メインルーチンにリターンする(ステップS1
1)。
【0112】図26は、テレ側へズーミングする際の動
作を示すフローチャートである。
【0113】ズームテレスイッチ(SW)319がON
状態になると、テレズーミング動作が開始される(ステ
ップS101)。このテレズーミング動作は、上記図2
5に示す繰り出し動作と同様にギヤー列を確実に鏡枠駆
動側へ切換えた後にテレ側へズーミングを行ない、テレ
端状態のときは、そこでズーミングを終了する。以下、
詳細を説明する。
【0114】まず、最初に遊星ギヤー203が鏡枠駆動
側へ連結されているか判断し、すなわち、WZフラグが
1か否かを判定し(ステップS102)、連結されてい
ない場合はキャリア204を鏡枠駆動側へ切換えるサブ
ルーチン(W to Z)を実行する(ステップS10
3)。その後、テレ端フラグが1か否かを判定し(ステ
ップS104)、1であるならメインルーチンにリター
ンする(ステップS112)。また、該フラグが1でな
いなら、本体駆動モータ201をCW方向に回転させ
(ステップS105)、ズームPI213をモニタし
(ステップS106)、ワイド端フラグを1から0にし
て(ステップS107)、ズームPR139が“H”レ
ベルか否かを判定する(ステップS108)。そして、
該ズームPR139が“H”レベルであり、かつズーム
テレスイッチ(SW)319がオフするまで(ステップ
S109)、ステップS105に戻り、本体駆動モータ
201を回転させる。
【0115】上記ステップS109において、ズームテ
レスイッチ(SW)319がオフしたとき、また、上記
ステップS108でズームPR139“H”レベルでな
いときは、テレ端フラグを0から1にして(ステップS
110)、本体駆動モータ201をオフし(ステップS
111)、メインルーチンにリターンする(ステップS
112)。
【0116】図27は、ワイド側へズーミングする際の
動作を示すフローチャートである。
【0117】ズームワイドスイッチ(SW)320がO
N状態のときにワイドズーミング動作が開始される(ス
テップS201)。このズーミング動作は、上記図25
に示す繰り出し動作と同様にギヤー列を確実に鏡枠駆動
側へ切換えた後にワイド側へズーミングを行ない、ズー
ムPI出力をモニターすることでワイド端状態のとき
は、ズーミングを終了する。以下、詳細を説明する。
【0118】まず、最初に遊星ギヤー203が鏡枠駆動
側へ連結されているか判断し、すなわち、WZフラグが
1か否かを判定し(ステップS202)、連結されてい
ない場合はキャリア204を鏡枠駆動側へ切換えるサブ
ルーチン(W to Z)を実行する(ステップS20
3)。その後、ワイド端フラグが1か否かを判定し(ス
テップS204)、1であるならメインルーチンにリタ
ーンする(ステップS212)。また、該フラグが1で
ないなら、本体駆動モータ201をCCW方向に回転さ
せ(ステップS205)、ズームPI213をモニタし
(ステップS206)、テレ端フラグを1から0にして
(ステップS207)、ズームPI213のカウント数
より、ワイド端であるか否かを判定する(ステップS2
08)。そして、該ズームPI213のカウント数より
ワイド端でないとき、かつズームワイドスイッチ(S
W)320がオフするまで(ステップS209)、ステ
ップS205に戻り、本体駆動モータ201を回転させ
る。
【0119】上記ステップS209において、ズームワ
イドスイッチ(SW)320がオフしたとき、また、上
記ステップS208でズームPI213のカウント数よ
りワイド端であるときには、ワイド端フラグを0から1
にして(ステップS210)、本体駆動モータ201を
オフし(ステップS211)、メインルーチンにリター
ンする(ステップS212)。
【0120】図28は、鏡枠が撮影領域から沈胴状態へ
駆動する際の動作を示したフローチャートである。
【0121】電源スイッチ(SW)317がONからO
FFへ切換わった時に該沈胴動作が開始される(ステッ
プS301)。また、後述するフィルム巻き上げ動作中
にフィルムが終了し、自動巻き戻しを開始するとき(図
29参照)、および、強制巻き戻しスイッチ(SW)3
22がONした際の、巻き戻し動作(図30)において
も該沈胴動作が行われる。
【0122】この沈胴動作は、上記図25に示した繰り
出し動作と同様にギヤー列を確実に鏡枠駆動側へ切換え
た後に沈胴動作を行ない、ズームPIの出力が変化しな
くなった状態で沈胴完了と判断して沈胴動作を終了す
る。以下、詳細を説明する。
【0123】まず、最初に遊星ギヤー203が鏡枠駆動
側へ連結されているか判断し、すなわち、WZフラグが
1か否かを判定し(ステップS302)、連結されてい
ない場合はキャリア204を鏡枠駆動側へ切換えるサブ
ルーチン(W to Z)を実行する(ステップS30
3)。その後、沈胴フラグが1か否かを判定し(ステッ
プS304)、1であるならメインルーチンにリターン
する(ステップS311)。また、該フラグが1でない
なら、本体駆動モータ201をズームPI213から出
力があるまでCCW方向に回転させ(ステップS30
5,ステップS306)、沈胴位置まで移動する。この
後、本体駆動モータ201をオフした後(ステップS3
07)、沈胴フラグを0から1にして(ステップS30
8)、さらにテレ端フラグを1から0にする(ステップ
S309)。そして、ワイド端フラグを1から0にして
(ステップS310)、メインルーチンにリターンする
(ステップS311)。
【0124】図29は、フィルムの1駒巻き上げの動作
を示すフローチャートである。
【0125】レリーズスイッチ(SW)318のON動
作によりシャッタープランジャ99が作動し、フィルム
への露光動作が完了した後に該巻き上げ動作が開始され
る(ステップS401)。まず、最初に遊星ギヤー20
3がフィルム駆動側へ連結されているか判断し、すなわ
ち、WZフラグが0か否かを判定し(ステップS40
2)、連結されていない場合はキャリア204をフィル
ム駆動側へ切換えるサブルーチン(Z to W)を実
行し(ステップS403)、その後巻き上げ動作を開始
する。
【0126】さらに、データ写しこみモード切換えスイ
ッチ(SW)323の状態によりデータ写しこみモード
と判断したときは、フィルム巻き上げ中にデータの写し
こみ動作を実行する(ステップS404〜ステップS4
06)。また、フィルム巻き上げ動作はフィルムPR2
49の出力をモニターし、フィルムのパーフォレーショ
ンが8個通過した時点か、フィルムの最終端まで巻き上
げが完了し、巻き上げタイマーで定めた所定時間を経過
した時点で終了する(ステップS407ないしステップ
S422)。
【0127】図30は、フィルムの巻き戻し動作を示し
たフローチャートである。
【0128】この巻き戻し動作は、上記図29に示す巻
き上げ動作の実行中に、フィルムが最終端まで巻き上げ
られた時と、強制巻き戻しスイッチ(SW)322がO
Nしたときに開始される(ステップS501)。
【0129】この巻き戻し動作は、最初に鏡枠を沈胴状
態とすることで、パノラマ遊星ギヤー220を第1巻き
戻しギヤー224に噛合させ、次にキャリア204をフ
ィルム駆動側へ切換えるサブルーチン(Z to W)
を実行し(ステップS502ないしステップS50
7)、その後、巻き戻し動作を実行する。
【0130】すなわち、フィルムPR249からの出力
が検出されなくなるまで本体駆動モータ201をCCW
方向に回転させ(ステップS508,ステップS50
9)、タイマにT1秒を設定し(ステップS510)、
上記本体駆動モータ201をオフする(ステップS51
1)。この後、フィルム駒数計をリセットし(ステップ
S512)、メインルーチンにリターンする(ステップ
S513)。
【0131】図31は、撮影画面をノーマルサイズとパ
ノラマサイズとの何れかへの切換動作(以下、パノラマ
切換動作という)を示すフローチャートである。
【0132】このパノラマ切換動作は、パノラマ切換ス
イッチ(SW)321の状態が変化したときに開始され
る(ステップS601)。この切換動作は、最初に鏡枠
を撮影可能領域まで繰出されていることを確認または実
行し、次にキャリア204をフィルム駆動側へ切換える
(ステップS602ないしステップS606およびステ
ップS611)。その後、PN検出スイッチ(SW)2
45の状態の変化をモニターすることで、画面サイズの
切換えを実行する(ステップS607ないしステップS
615)。なお、ステップS614におけるタイマT2
秒は、PN検出スイッチ(SW)245がONからOF
Fへ切換わった後、上記カムギヤー222を回転し、画
面サイズが確実にノーマルサイズに切換えることを保証
するタイマーである。
【0133】図32は、上記キャリア204を回転さ
せ、遊星ギヤー203をフィルム駆動側から鏡枠駆動側
への切換える動作、サブルーチンW to Z(ステッ
プS701)を示したフローチャートである。
【0134】まず、切換プランジャ206をオンし(ス
テップS702)、ズームPI213の出力があるまで
本体駆動モータ201をCW方向へ回転させる(ステッ
プS703,ステップS704)。この後、本体駆動モ
ータ201をオフし(ステップS705)、上記切換プ
ランジャ206をオフし(ステップS706)、WZフ
ラグを0から1にして(ステップS707)、リターン
する(ステップS708)。
【0135】図33は、上記キャリア204を回転さ
せ、遊星ギヤー203を鏡枠駆動側からフィルム駆動側
への切換える動作、サブルーチンZ to W(ステッ
プS801)を示したフローチャートである。
【0136】まず、切換プランジャ206をオンする
(ステップS802)。ここで、切換時の本体駆動モー
タ201の駆動力が大きいと切換え完了時点でスプール
217が回転しフィルム13を巻き上げてしまうため、
フィルム13を巻き上げることができないレベルの所定
の低電圧で本体駆動モータを動作させる(ステップS8
03)。これは、メインCPU401から駆動電圧設定
信号がバイポーラIC402に出力され、該バイポーラ
IC402およびシャッタープランジャ駆動回路491
により上記動作が実行される。また、切換動作はキャリ
アPI207の出力が“L”レベルになることをモニタ
ーして完了する(ステップS804)ないしステップS
808)。
【0137】図34は、データ写し込み動作を示したフ
ローチャートである。
【0138】このデータ写し込みのサブルーチンが開始
されると(ステップS901)、まず、データPR26
1の出力が変化するまで、フィルムPR249およびデ
ータPR261の出力をモニタし(ステップS902〜
ステップS904)、該データPR261の出力が変化
した後にデータの1桁目をフィルムに写し込む(ステッ
プS905)。この後、再び、上記データPR261の
出力が変化するまで、上記フィルムPR249およびデ
ータPR261の出力をモニタし(ステップS906〜
ステップS908)、該データPR261の出力が変化
した後にデータの2桁目をフィルムに写し込み(ステッ
プS909)、さらに、これら一連の動作を、データの
最終桁を写し込むまで繰り返す(ステップS910〜ス
テップS913)。
【0139】このように、順次データをフィルムに写し
込み、データ写し込みのサブルーチンを終了する(ステ
ップS914)。
【0140】図36ないし図39は、鏡枠ユニットと本
体開口部と遮光マスクとの遮光構造を示す説明図であ
る。
【0141】本体4は、撮影開口部4cの上下方および
パトローネ室側の側縁部には鏡枠ユニット2との遮光構
造をなす2列の連続した遮光リブ4gが配設されてい
る。また、該撮影開口部4cのスプール室側の側縁部に
は遮光マスク242,243との遮光構造をなす遮光溝
4fが形成されている。
【0142】一方、上記鏡枠ユニット2における、上記
撮影開口部4cの遮光リブ4gに対向する端部には、本
体4との遮光構造をなす遮光リブ2bが配設されてお
り、また、該鏡枠ユニット2における、上記撮影開口部
4cの遮光溝4fに対向する端部には、遮光マスク24
2,243との遮光構造をなす遮光溝2aが形成されて
いる。
【0143】上記下側遮光マスク242は、本体4と鏡
枠ユニット2との間に位置し、前述の駆動機構により平
行移動するようになっている。また、遮光部242aに
より撮影開口部4cの一部を遮蔽するようになってい
る。さらに、遮光リブ242d,242eが設けられて
いて、上記遮光溝4f、遮光溝2aと対応した形状とな
っている。
【0144】上記上側遮光マスク243は、本体4と鏡
枠ユニット2との間に位置し、前述の駆動機構により平
行移動するようになっている。また、遮光部243aに
より撮影開口部4cの一部を遮蔽するが、その動きは上
記下側遮光マスク242が撮影開口部4cを遮蔽したと
きには該上側遮光マスク243も撮影開口部4cを遮蔽
し、上記下側遮光マスク242が撮影開口部4cから退
避したときには該上側遮光マスク243も撮影開口部4
cから退避するようになっている。さらに、遮光リブ2
43d,243eが設けられており、上記遮光溝4f、
遮光溝2aと対応した形状となっている。
【0145】図38,図39におけるハッチング部で示
す本体4と鏡枠ユニット2との遮光構造部は遮光リブ4
gと遮光リブ2bとで構成される遮光構造部範囲を示し
ている。
【0146】つぎに、上記鏡枠ユニットと本体開口部と
遮光マスクとの遮光構造の作用について説明する。
【0147】図36,図37に示すように、本体4と鏡
枠ユニット2とは、遮光リブ4gと遮光リブ2bとによ
る遮光構造により係合しており、主に外装に穿設された
ファインダ窓,ストロボ窓等の孔からカメラ内部に侵入
してくる有害光Lの撮影開口部4c内への侵入を防いで
いるが、画面サイズ切換え可能なカメラの場合、遮光部
材を外部から駆動するために、本体4と鏡枠ユニット2
との間で遮光構造が形成できない部分がある。図38を
参照して考えると、右端面が遮光構造にできない部分と
して残ってしまい、ここから有害光Lが侵入して画質を
おとす虞がある。
【0148】本実施例では、有害光Lの侵入を防ぐため
に、図36に示すように、下側,上側の遮光マスク24
2,243と、本体4および鏡枠ユニット2との接合部
分を遮光構造とすることで、該有害光Lの侵入を防ぎ、
画質のよい写真を得ることが可能となっている。
【0149】また、上記下側,上側の遮光マスク24
2,243は、図38および図39に示すように撮影画
面サイズを切換えるために移動し、撮影開口部4cの一
部を遮蔽するようになっている。このとき、上記遮光マ
スク242,243の移動方向と直交する方向からの有
害光Lが侵入しないように、該2枚の遮光マスク24
2,243から、それぞれお互いに向かって遮光リブ2
42d,242e,243d,243eが延伸してい
る。
【0150】これらの遮光リブ242d,242e,2
43d,243eは、図38に示すように広い画面サイ
ズを選択したときも、それぞれの遮光リブが遮光マスク
242,243の移動方向で重なるようになっており、
該遮光マスクの移動方向と直交する方向からの光の侵入
を防ぐようになっている。
【0151】つぎに、上記遮光構造の変形例を説明す
る。
【0152】図40ないし図42は上記遮光構造の変形
例を示す説明図である。
【0153】第1の変形例は、図40に示すように、下
側遮光マスク242に2本の遮光溝242fが設けられ
ており、それぞれに対応した本体4における遮光リブ4
h,鏡枠ユニット2における遮光リブ2cが設けられて
いて遮光構造となっている。また上記実施例の遮光リブ
242d,242eに相当する遮光マスク242の移動
方向に突出した形状部は、本第1変形例においては符号
242fを含むH形状で該遮光マスク242の移動方向
に突出している。なお、図示しないが、上側遮光マスク
243と本体4,鏡枠ユニット2との遮光構造も同様で
ある。
【0154】また、第2の変形例は、図41に示すよう
に、上記実施例に対し、遮光リブ242eと遮光溝4f
とで構成される遮光構造、および、遮光リブ243eと
該遮光溝4fとで構成される遮光構造を共に廃止してい
る。
【0155】さらに、第3の変形例は、図42に示すよ
うに、上記実施例に対し、遮光リブ242dと遮光溝2
aとで構成される遮光構造、および、遮光リブ243d
と該遮光溝2aとで構成される遮光構造を共に廃止して
いる。
【0156】なお、これらの変形例は、上記実施例にお
ける遮光構造に対して有害光Lの進入経路やスペース上
の関係を考慮して何れの構造を選択しても、あるいは組
み合わせて採用しても構わない。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、専
用のモータを必要とせずに、撮影画面サイズの切換が可
能な安価で小型なカメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例であるカメラの要部を示した
概略構成図である。
【図2】上記実施例のカメラの要部を示した斜視図であ
る。
【図3】上記実施例のカメラにおける、ズーミング動作
可能時の主要ギヤー列を示した平面図である。
【図4】上記実施例のカメラにおける、フィルム巻き上
げ動作可能時の主要ギヤー列を示した平面図である。
【図5】上記実施例のカメラにおける、フィルム巻き戻
し動作可能時の主要ギヤー列を示した平面図である。
【図6】上記実施例のカメラにおける、撮影画面サイズ
切換動作可能時の主要ギヤー列を示した平面図である。
【図7】上記実施例のカメラにおける、パノラマ切換え
機構全体を示した斜視図である。
【図8】上記実施例のカメラにおいて、標準画面サイズ
にある場合のカムギヤー222と第1パノラマギヤー2
40の腕240aとの位置関係を示した平面図である。
【図9】上記実施例のカメラにおいて、第1パノラマギ
ヤー240の腕部240aがカムギヤー222の中心方
向へむかって回動した瞬間の状態を示す平面図である。
【図10】上記実施例のカメラにおいて、上記図9に示
す状態から僅かに上記カムギヤー222が回転した状態
を示す平面図である。
【図11】上記実施例のカメラにおいて、第1パノラマ
ギヤー240の腕部240aがカムギヤー222の第1
のカム222aによって該カムギヤー222の中心から
遠ざかる方向に回動させられた状態を示した平面図であ
る。
【図12】上記実施例のカメラにおいて、広い撮影画面
サイズを選択した状態におけるパノラマ切換え機構を示
す要部正面図である。
【図13】上記実施例のカメラにおいて、狭い撮影画面
サイズを選択した状態におけるパノラマ切換え機構を示
す要部正面図である。
【図14】上記実施例のカメラにおいて、広い撮影画面
サイズを選択した状態におけるパノラマ切換え機構を示
す要部側面図である。
【図15】上記実施例のカメラにおいて、狭い撮影画面
サイズを選択した状態におけるパノラマ切換え機構を示
す要部側面図である。
【図16】上記実施例のカメラにおいて、広い撮影画面
サイズを選択した状態におけるパノラマ切換え機構を示
す、上記図14とは反対方向から見た要部側面図であ
る。
【図17】上記実施例のカメラにおいて、狭い撮影画面
サイズを選択した状態におけるパノラマ切換え機構を示
す、上記図15とは反対方向から見た要部側面図であ
る。
【図18】上記実施例のカメラの主要部を示した断面図
である。
【図19】上記実施例のカメラにおけるローラ260近
傍の要部拡大断面図である。
【図20】上記実施例のカメラにおける、裏蓋の開状態
を示した背面図である。
【図21】上記実施例のカメラにおけるローラ260の
拡大斜視図である。
【図22】上記実施例のカメラにおいて、検出分解能が
精密な場合における、データの写し込みを説明するタイ
ミングチャートおよび写し込み文字例を示した線図であ
る。
【図23】上記実施例のカメラにおいて、検出分解能が
粗い場合における、データの写し込みを説明するタイミ
ングチャートおよび写し込み文字例を示した線図であ
る。
【図24】上記実施例のカメラにおける電気回路の構成
を示すブロック図である。
【図25】上記実施例のカメラにおける、鏡枠沈胴状態
からワイド端へ繰出す動作を示したフローチャートであ
る。
【図26】上記実施例のカメラにおける、テレ側へズー
ミングする際の動作を示すフローチャートである。
【図27】上記実施例のカメラにおける、ワイド側へズ
ーミングする際の動作を示すフローチャートである。
【図28】上記実施例のカメラにおける、鏡枠が撮影領
域から沈胴状態へ駆動する際の動作を示したフローチャ
ートである。
【図29】上記実施例のカメラにおける、フィルムの1
駒巻き上げの動作を示すフローチャートである。
【図30】上記実施例のカメラにおける、フィルムの巻
き戻し動作を示したフローチャートである。
【図31】上記実施例のカメラにおける、撮影画面をノ
ーマルサイズとパノラマサイズとの何れかへの切換動作
を示すフローチャートである。
【図32】上記実施例のカメラにおける、キャリア20
4を回転させ、遊星ギヤー203をフィルム駆動側から
鏡枠駆動側への切換える動作、サブルーチンW to
Zを示したフローチャートである。
【図33】上記実施例のカメラにおける、キャリア20
4を回転させ、遊星ギヤー203を鏡枠駆動側からフィ
ルム駆動側への切換える動作、サブルーチンZ to
Wを示したフローチャートである。
【図34】上記実施例のカメラにおける、データ写し込
み動作を示したフローチャートである。
【図35】フィルム給送量検知機構の1変形例を示す背
面図である。
【図36】上記実施例における鏡枠ユニットと本体開口
部と遮光マスクとの遮光構造を示す、カメラの中央付近
の横断面図である。
【図37】上記実施例における鏡枠ユニットと本体開口
部と遮光マスクとの遮光構造を示す、カメラの中央付近
の縦断面図である。
【図38】上記実施例において、広い撮影画面サイズ選
択時における、鏡枠ユニットと本体開口部と遮光マスク
との遮光構造を示す配置図である。
【図39】上記実施例において、狭い撮影画面サイズ選
択時における、鏡枠ユニットと本体開口部と遮光マスク
との遮光構造を示す配置図である。
【図40】上記実施例における遮光構造の第1変形例を
示す要部断面図である。
【図41】上記実施例における遮光構造の第2変形例を
示す要部断面図である。
【図42】上記実施例における遮光構造の第3変形例を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
13…フィルム 51…回転枠 201…本体駆動モータ 202…太陽ギヤー 203…遊星ギヤー 204…キャリア 206…切換プランジャ 208…巻き上げ太陽ギヤー 215…巻き上げ遊星ギヤー 217…スプール 219…パノラマ太陽ギヤー 220…パノラマ遊星ギヤー 222…カムギヤー 223…切換レバー 209…第1ズームギヤー 210…第2ズームギヤー 225…第3ズームギヤー 226…第4ズームギヤー 227…第5ズームギヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−42134(JP,A) 特開 昭62−211628(JP,A) 特開 平3−238439(JP,A) 特開 平6−273845(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 - 17/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正転または逆転の駆動力を発生する一つの
    モータと、 このモータの出力を第1の被駆動手段に伝達するか否か
    を選択する第1の遊星歯車機構と、 この第1の遊星歯車機構の選択終了後に、上記第1の遊
    星歯車機構の公転を禁止する禁止手段と、 上記第1の被駆動手段へ伝達されなかった上記第1の遊
    星歯車機構からの出力を、太陽歯車で受け、この駆動力
    を選択的に第2または第3の被駆動手段に伝達する第2
    の遊星歯車機構と、 記禁止手段の禁止を解除して上記第1の遊星歯車機構
    を上記第1の被駆動手段から上記太陽歯車に切換える際
    に、上記第2の遊星歯車機構の切換動作に影響を及ぼさ
    ない程度の切換え速度とする制御手段と、を具備した ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】フィルムを巻上げる巻上手段と、 フィルムを巻戻す巻戻手段と、 鏡枠を光軸方向に移動させてズーミングさせるズーミン
    グ手段と、 撮影画面サイズを切換える撮影画面サイズ切換手段と、 正転または逆転の駆動力を発生する一つのモータと、 このモータの出力を上記ズーミング手段に伝達するか否
    かを選択する第1の遊星歯車機構と、 この第1の遊星歯車機構の選択終了後に、上記第1の遊
    星歯車の公転を禁止する禁止手段と、 上記ズーミング手段へ伝達されなかった上記第1の遊星
    歯車機構からの出力を上記巻上手段に伝達するか否かを
    選択する第2の遊星歯車機構と、 上記巻上手段に伝達されなかった上記第2の遊星歯車機
    構からの出力を上記巻戻手段か上記撮影画面サイズ切換
    手段かに伝達可能に配置されていて、通常は、該撮影画
    面サイズ切換手段に駆動力を伝達する第3の遊星歯車機
    構と、 上記ズーミング手段によって鏡枠を所定の位置に移動さ
    せた際に、上記第3の遊星歯車機構の出力を強制的に上
    記撮影画面サイズ切換手段から上記巻戻手段に切換える
    切換手段と、 動力を、上記ズーミング手段から上記撮影画面サイズ
    切換手段に切換える際に、上記第1の遊星歯車機構の出
    力が上記第2の遊星歯車機構に影響を及ぼさないように
    該第1の遊星歯車機構を低速で公転させる制御手段と、 を具備した ことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】上記第1の遊星歯車機構に設けられた第1
    のキャリア位置を検出する検出手段を有し、 上記制御手段は、 この検出手段に基づいて上記モータを
    制御することを特徴とする、請求項1または請求項2に
    記載のカメラ。
  4. 【請求項4】第1の回転方向または第2の回転方向に駆
    動力を発生する一つのモータと、 このモータの駆動力によって第1の位置と第2の位置と
    の間で公転可能な第1の遊星歯車機構と、 上記第1の遊星歯車機構が上記第1の位置に位置する際
    に駆動可能な第1の被駆動手段と、 上記第1の遊星歯車機構が上記第2の位置に位置する際
    に駆動力が伝達され、上記モータが上記第1の回転方向
    に回転している際には第3の位置に位置し、上記モータ
    が上記第2の回転方向に回転している際には第4の位置
    に位置する第2の遊星歯車機構と、 上記第2の遊星歯車機構が上記第3の位置に位置する際
    に駆動可能な第2の被駆動手段と、 上記第2の遊星歯車機構が上記第4の位置に位置する際
    に駆動可能な第3の被駆動手段と、 上記第1の被駆動手段が駆動可能な状態から上記第3の
    被駆動手段が駆動可能な状態へと切換える際に、上記モ
    ータを上記第2の被駆動手段の駆動負荷よりも小さい駆
    動トルクで上記第1の回転方向に回転させる制御手段
    と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
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