JP3211044B2 - 熱交換器の出入口パイプの仮止め方法 - Google Patents

熱交換器の出入口パイプの仮止め方法

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JP3211044B2
JP3211044B2 JP07805194A JP7805194A JP3211044B2 JP 3211044 B2 JP3211044 B2 JP 3211044B2 JP 07805194 A JP07805194 A JP 07805194A JP 7805194 A JP7805194 A JP 7805194A JP 3211044 B2 JP3211044 B2 JP 3211044B2
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pipe
tank
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0246Arrangements for connecting header boxes with flow lines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に車両用空調装置
に使用される熱交換器のタンクに熱交換媒体の出入口パ
イプを取り付けるために炉中ろう付前に仮止めする方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱交換器において、熱交
換器端部に別体にタンクを組付けるようにしたものが公
知である(例えば、特開平5─1896号公報参照)。
【0003】係る先行技術においては、タンクを押出成
形した後、該タンクに熱交換媒体の出入口パイプを固定
するためのパイプ挿入口を穿設し、このパイプ挿入口に
出入口パイプを挿入固定した後、タンクを熱交換器コア
に組み付け、出入口パイプをろう付けによってタンクに
固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように、単にタンクのパイプ挿入口に出入口パ
イプを挿入するタイプのものは、パイプの挿入深さを規
定することができず、その位置決めが非常に困難である
という不具合を有していた。パイプの位置決めをするに
は、特別の治具等を要し、その位置決めにかかる手間も
非常に煩わしい。
【0005】また、仮にパイプの位置決めができても、
パイプを仮止めする機構を有しないので、結局タンクを
熱交換器コアに組み付ける際にパイプの位置ずれが生じ
るという問題も抱えていた。
【0006】そこで、この発明は上記問題点に鑑み、熱
交換媒体の出入口パイプの位置決めを容易にすることが
できると共に、その位置決め後にパイプの仮止めが可能
で、組付精度の向上を図った熱交換器の出入口パイプの
仮止め方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る熱交換器の出入口パイプの仮止め方
法は、タンクの内部に複数本の補強用リブを一体に突出
成形すると共に、該タンクの上面から内部に突き抜ける
ようにパイプ挿入口を穿設して成る熱交換器において、
前記タンク内側からパイプ挿入口に面して該パイプ挿入
口を囲む補強用リブの端面にパイプ挿入口を塞ぐように
上面が平坦なパイプ支持部材をあてがい、このパイプ支
持部材の上面に当接するまで前記パイプ挿入口に熱交換
媒体の出入口パイプを挿入し、この状態で前記パイプ挿
入口を囲む部位の補強用リブを局所的に変形して出入口
パイプをパイプ挿入口に仮止めすることにある。
【0008】
【作用】したがって、タンク内側からパイプ支持部材を
あてがった状態で熱交換媒体の出入口パイプをパイプ挿
入口に挿入すると、該出入口パイプの基端部はパイプ支
持部材の上面に当接した位置でそれ以上の挿入が阻止さ
れる。
【0009】この状態では、出入口パイプの基端部とタ
ンク内部のリブの端部とは面一の状態となり、該出入口
パイプの位置決めがなされる。すなわち、タンク内部に
形成した補強用リブの端部の突出高で出入口パイプの位
置決め(パイプの挿入深さ)が設定される。
【0010】この状態でパイプ挿入口を囲む部位の補強
用リブを局所的に変形してやれば、出入口パイプがパイ
プ挿入口に仮止め固定される。この仮止めの方法として
は、例えば、補強用リブに楔を打ち込み、その変形によ
って出入口パイプを加締めるようなことが考えられる。
【0011】このように仮止めされた状態で出入口パイ
プをタンクにろう付けすることで、精度良く出入口パイ
プを取り付けることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0013】図1及び図2に、熱交換器の一例が示され
ている。
【0014】熱交換器は、熱交換媒体の通路を形成する
チューブエレメント1とコルゲート状のフィン2とを交
互に複数段積層すると共に、積層されたチューブエレメ
ント(熱交換器コア)の一端側にエンドプレート3を接
続し、該エンドプレート3に出入口パイプ4,4を設け
たタンク5を接続して組み付けられている。
【0015】タンク5は、タンクカバー10と、該タン
クカバー10の下面開口部を塞ぐエンドプレート3と、
タンク5の両端の開口部を塞ぐキャップ6,6とにより
構成されている。
【0016】タンクカバー10は、例えばアルミニウム
若しくはアルミニウム合金から成り、所謂押出成形によ
り成形されるもので、その長手方向内部中央に仕切部1
1が形成され、上面内部に長手方向に沿ってタンク5を
補強するための複数の補強用リブ12が突出形成されて
いると共に、該上面の所定位置の2箇所に出入口パイプ
4,4を挿入固定するためのパイプ挿入口13,13が
穿設されている。なお、このタンクカバー10に一体形
成される補強用リブ12は、該タンクカバー10がそれ
に固定される出入口パイプ4の荷重によって変形される
のを防止するために設けられているものである。
【0017】エンドプレート3は、各チューブエレメン
ト1の熱交換媒体出入口15,16を挿入するチューブ
エレメント挿入口17,18が複数穿設され、中央部に
上記タンクカバー10の仕切部11と当接する当接部1
9が設けられていると共に、両端にタンクカバー10の
壁部14,14の端部と係合する係合部20,21が設
けられている。
【0018】上記タンクカバー10の壁部14,14の
端部とエンドプレート3の係合部20,21とを係合
し、且つ、両端の開口部をキャップ6,6で塞ぐことで
タンク5が構成され、係るタンク5のパイプ挿入口1
3,13には、熱交換媒体の出入口パイプ4,4が挿入
固定されるようになっている。
【0019】上記構成の熱交換器は、一方の出入口パイ
プ4からタンク5の入口側に供給された熱交換媒体が、
各チューブエレメント1内を所謂4パスのフローパター
ンで流れ、その間に外部の空気との間で熱交換をなし、
タンク5の出口側から他方の出入口パイプ4を介して排
出されるようになっている。
【0020】次に、この発明に係る熱交換器の出入口パ
イプの取付方法を上記熱交換器のタンクを例にして説明
する。
【0021】出入口パイプ4をタンク5に取り付けるた
めには、先ず、図3に示すように、タンクカバー10を
未だ組み付けない状態にしておく。
【0022】この状態で、図4に示すように、タンクカ
バー10内側において、下方側からパイプ挿入口13に
面して該パイプ挿入口13を囲む各補強用リブ12の端
面にパイプ挿入口13を塞ぐように上面が平坦な円形状
若しくは矩形状のパイプ支持部材30をあてがう。この
パイプ支持部材30の径は、当然パイプ挿入口13より
も大きく設定されている。
【0023】そして、このパイプ支持部材30をあてが
った状態で、出入口パイプ4をパイプ支持部材30の上
面に当接するまでパイプ挿入口13に挿入する。
【0024】すると、この出入口パイプ4は、その基端
部がパイプ支持部材30の上面に当接する位置でそれ以
上の挿入が阻止される。
【0025】この状態では、出入口パイプ4の基端部と
タンクカバー10内部の補強用リブ12の端部とは面一
の状態となり、該出入口パイプ4の位置決めがなされ
る。すなわち、タンクカバー10内部に形成した補強用
リブ12の端部の突出高で出入口パイプ4の位置決め
(パイプの挿入深さ)が設定される。
【0026】次に、この状態でパイプ支持部材30を外
し、位置決めされたパイプ挿入口4を囲む部位の補強用
リブ12を局所的に変形して出入口パイプ4をパイプ挿
入口13に仮止め固定する。
【0027】この仮止めの方法としては、例えば、補強
用リブ12に楔を打ち込み、その変形によって出入口パ
イプを加締める方法がある。
【0028】具体的には、図5(a)に示すように、a
で示される出入口パイプ4を囲む補強用リブ12の適所
に楔を打ち込む。
【0029】上記のように、補強用リブ12に楔を打ち
込むと、図5(b)に示されるように、aで示される部
位が削られ、端部側が外側(出入口パイプ4側)に曲折
変形され、その結果、この曲折変形による突出によって
出入口パイプ4の周縁が局所的に加締められる。これに
より、出入口パイプ4はパイプ挿入口13に仮止め固定
される。
【0030】しかる後は、出入口パイプ4を仮止めした
状態でタンク5を図2に示すように組み付け、該タンク
5をチューブエレメント1の積層によって構成される熱
交換器コアに接続する。
【0031】そして、このように組付けられた熱交換器
を、炉中高温で一体にろう付け固定する。
【0032】上記に説明した各手順により、熱交換器の
タンク5では、出入口パイプ4が位置決めされ、仮止め
された状態でろう付けがなされるから、組付精度が飛躍
的に向上することになる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
タンク内部に形成した補強用リブとパイプ支持部材とに
よりパイプの挿入深さを規定して出入口パイプの位置決
めをするようにしたので、バーリング或いは別ピースの
フランジ等を用いずとも出入口パイプの位置決めを容易
に行うことができ、位置決めに手間を要しない。また、
この出入口パイプを囲む部位の補強用リブを局所的に変
形して該出入口パイプをタンクカバーに仮止めするよう
にしたので、パイプの位置決め後にパイプの仮止めが可
能で、組付精度の飛躍的向上を図ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換器の概略構成図である。
【図2】出入口パイプの取付状態を示す図1A−A断面
矢視図である。
【図3乃至図5】この発明の実施例に係る出入口パイプ
の取付手順の説明図である。
【符号の説明】
1 チューブエレメント 2 フィン 3 エンドプレート 4 出入口パイプ 5 タンク 10 タンクカバー 12 補強用リブ 13 パイプ挿入口 30 パイプ支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/00 - 9/26 B23K 1/00 330

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクを構成するタンクカバーの内部に
    複数本の補強用リブを一体に突出成形すると共に、該タ
    ンクの上面から内部に突き抜けるようにパイプ挿入口を
    穿設して成る熱交換器において、 前記タンク内側からパイプ挿入口に面して該パイプ挿入
    口を囲む補強用リブの端面にパイプ挿入口を塞ぐように
    上面が平坦なパイプ支持部材をあてがい、このパイプ支
    持部材の上面に当接するまで前記パイプ挿入口に熱交換
    媒体の出入口パイプを挿入し、この状態で前記パイプ挿
    入口を囲む部位のタンクカバーの内部に形成の補強用リ
    ブを局所的に変形して出入口パイプをパイプ挿入口に仮
    止めすることを特徴とする熱交換器の出入口パイプの仮
    止め方法。
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WO2013160956A1 (ja) * 2012-04-26 2013-10-31 三菱電機株式会社 熱交換器用ヘッダ及びこの熱交換器用ヘッダを備えた熱交換器
JP5832642B2 (ja) * 2012-04-26 2015-12-16 三菱電機株式会社 熱交換器用ヘッダ、この熱交換器用ヘッダを備えた熱交換器、冷凍サイクル装置及び空気調和機

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