JP3210919U - 隠蔽シートまたはテープ - Google Patents

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Abstract

【課題】個人情報表示部分に、隠蔽シートまたはテープを適用することで、簡易的に個人情報を判読し難くでき、テープを剥がしても、引き続き、個人情報を判読し難いことを継続できる隠蔽シートまたはテープを提供する。【解決手段】隠蔽シートまたはテープは、支持体層4/粘着剤層3/インク層2がこの順で形成されており、個人情報表示部分に貼付することで、個人情報を判読し難くする。剥がしても、インクが個人情報表示部分の上に付着しているので、視認性の低下を継続できる。【選択図】図1

Description

本考案は、郵便物等の宛名部分やその他の適宜個人情報表示部分に適用する隠蔽シートまたはテープに関するものである。
従来、住所や宛名などの個人情報が記載された郵便物等を廃棄する際は、廃棄物からの個人情報の漏洩を防ぐために、個人情報が記載された部分又は郵便物全体を手で細かくちぎったりハサミやシュレッダーで裁断したりしなければならない問題があった。
郵便物の中には、配達物などを収容したダンボールや包装フィルムで構成された袋に、宛先ラベル(住所や受取人氏名が記載されたラベル)が貼り付けられたものがあるが、このような郵便物の場合、ダンボールや包装フィルムごと宛先ラベルを手で細かく裁断することや、ハサミやシュレッダーを適用することが困難であるため、ダンボールや包装フィルムに強固に貼り付けられた宛先ラベルを剥がす必要があるなど、手間がかかっていた。
このような問題を解決することを目的とした従来技術として、大型のはんこでインクをあて先ラベルに塗布する方法がある。しかし、はんこによってインクを塗布すると、しばらく時間を置かないと、乾いていないインクに指などが触れて汚れてしまうなど不都合があった。
登実3143714号 特許5685968号
本考案は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、隠蔽シート又はテープを貼付することで、個人情報を判読不能な状態とすることができ、隠蔽シート又はテープを剥離しても、引き続き個人情報の判読が困難な状態を維持することができる隠蔽シート又はテープを提供することを目的とする。
本考案者は上記課題に対して鋭意研究を行なった結果、支持体層/粘着剤層/インク層/任意の剥離シート層がこの順で積層された隠蔽シートまたはテープであり、個人情報が表示された部分に貼付することで、個人情報を判読し難くすることができる隠蔽シートまたはテープを提供し得ることを見出し、本考案を完成させた。
本考案は、下記の構成であり、これにより本考案の上記課題が解決される。
[1]
支持体層と、粘着剤層と、インク層がこの順で積層され、個人情報が記載されたラベルに貼付し、剥がした際に、インクが該ラベル上に付着し、個人情報の視認性が低下する隠蔽シートまたはテープ。
[2]
タテ3〜6cm、ヨコ8〜10の矩形のラベル状で、1枚以上の剥離シート上に配置されており、支持体層の全面に粘着剤層が積層され、粘着剤層上のインクが支持体層の端から0.5cm以上の周囲には存在しない請求項1に記載の隠蔽シート。
[3]
5℃雰囲気下において、隠蔽テープまたはシートをコピー用紙の上に貼り付けて固定した後、本考案の隠蔽テープまたはシートの支持体層の上から、15mm幅のニチバン製セロテープ(登録商標)を630gローラーにて一往復して圧着し、直ちに180度方向で急速にセロテープを引き剥がした際に、隠蔽テープまたはシートの支持体層のむしり度合いを調べたとき、むしり度合いが20%以上である[1]に記載の隠蔽シートまたはテープ。
[4]
インク層のインクは、インク単体、剥離剤含有インク、ビーズ形態のインクから選択される[1]に記載の隠蔽シートまたはテープ。
[5]
剥離シートの凹凸の凹部分にインク層が形成された[1]に記載の隠蔽シートまたはテープ。
本考案は、個人情報表示部分に、隠蔽シートまたはテープを適用することで、簡易的に個人情報を判読し難くでき、テープを剥がしても、引き続き、個人情報を判読し難いことを継続できる隠蔽シートまたはテープとして好適に用いることができる。
本考案の実施形態に係る隠蔽シートの層構成の位置関係を示した断面図である。 本考案の実施形態に係る隠蔽シートの支持体層側からみた図である。 本考案の実施形態に係る隠蔽シートと剥離シートの位置関係を示した断面図である。
<隠蔽シートまたはテープの構成>
本考案の隠蔽シートは、支持体層/粘着剤層/インク層/剥離シート(“/“は隣接して積層されることを示す)の構成で、本考案の隠蔽テープは、支持体層/粘着剤層/インク層/任意の剥離シート(“/“は隣接して積層されることを示す)の構成である。
<支持体層>
支持体層は、紙(上質紙、コート紙、アート紙、コピー用紙等)、不織布、合成紙、金属などの材料およびこれらの組みあわせが適用可能である。厚さに限定はないが、5μm〜2000μm程度であることが好ましい。また、支持体層は表面強度が適度に弱いことが好ましく、本考案の隠蔽テープまたはシートを個人情報の箇所に適用した後、剥がした際に、支持体層が紙剥けが起きるように形成されたものが特に好ましい。支持体層の紙剥けは、5℃雰囲気下において、本考案の隠蔽テープまたはシートをコピー用紙(例えば白色度92%、坪量68g/m2、紙厚0.09mm)等の上に貼り付けて固定した後、本考案の隠蔽テープまたはシートの支持体層の上から、15mm幅のニチバン製セロテープ(登録商標)を630gローラーにて一往復して圧着し、直ちに180度方向で急速にセロテープを引き剥がした際に、隠蔽テープまたはシートへのセロテープの貼付面積に対するむしり度合い(%)で調べることができる、むしり度合いは20%以上、好ましくは40%以上であることが好ましい。
<インク層>
インク層は、個人情報の隠蔽部を着色するために使用され、従来のインクに用いられる染料及び顔料が使用可能である。水性染料では酸性染料、直接染料、塩基性染料等のいずれも用いることができる。油性染料では、ニグロシン系染料、オイル染料、造塩タイプ油溶性染料、含金属錯塩染料、塩基性染料などが挙げられる。顔料は、カーボンブラック、鉄黒、黒鉛、アニリンブラック、ランプブラック、ピーチブラックなどを使用することができ、また、分散顔料の状態でも使用することができる。商品の具体例としては、三菱カーボンブラックMA100が挙げられる。また、染料インクはにじみが多い特徴があり、顔料インクよりも好適である。これらのインクは、隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)に隠蔽テープまたはシートを貼付した際、その支持体層側から測定したときのY値が15%以下、好ましくは8%以下であるか、又はJIS P−8149に準じて測定される隠蔽テープまたはシートの不透明度が89%以上であること、あるいは両方ともに満たすことを確認できれば、単独もしくは混合して使用することが可能である。
インク層のインクは、単独で使用(A法)しても良いが、剥離剤含有インク(B法)としても良く、ビーズ形態のインク(C法)としても良い。特に断りを入れない場合は、これらの3様のどれかを示すものとするが、特にC法による方法が好ましい。
剥離剤含有インクの剥離剤としては、天然ワックス、合成ワックス、高沸点石油系溶剤、高級脂肪酸、アルコール類、脂肪酸エステル、金属石鹸、フッ素樹脂、非反応性シリコーン樹脂、及び無機離型剤(タルクなど)があげられる。剥離剤は二種類以上を併用することも可能である。剥離剤がインクに含有されることにより、粘着剤層と非相溶性となり、隠蔽テープまたはシートを個人情報の記載された箇所(ラベルなど)から剥離した際に、インクが個人情報の記載された箇所に残り、個人情報の隠蔽を持続することが可能である。
ビーズ形態のインクとしては、例えばガラスビーズの中にインクを充填させる方法、ポリマーの中にインクを含有させる方法などにより製造することができ、サイズ(直径)は、用途に応じて適宜選択できるが、通常、5μm〜5000μm、好ましくは100μm〜2000μm程度である。ビーズ形態のインクは、隠蔽テープまたはシートの支持体層側から指で押したときに、ビーズが壊れ、中からインクが溶出できるように製造し、粘着剤の支持体層とは反対の面側に適量配置する。
インク層は、粘着剤層の支持体層とは反対の面にインク層を、格子状、波状、アルファベット、漢字、ひらがな、及びこれらの組み合わせの文字列を配置するなど、特定のパターンの状態で配置することが好ましい。また、指が粘着剤面のインクに触れないようにインク層を配置することが好ましく、例えば、支持体層の端の周辺にはインクを配置しないことが好ましい。インク層を粘着剤層表面に配置する方法としては、剥離ライナー上にインク層を設けた後に、支持体層と粘着剤層で構成される粘着テープを、剥離ライナーとラミネートする方法のほか、粘着剤層上に直接インクを置く方法として、スプレー、オフセット、凸版、シルクスクリーン、グラビア、フレキソ、インクジェットなどの各印刷方法が適用可能である。これらのなかでも、スプレー又はインクジェット方式の印刷方法が好ましい。
<粘着剤層>
粘着剤層は、個人情報が示されたラベルへの粘着力が適度であることを考慮して適宜決定される。例えば、粘着剤層としては、ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系粘着剤が好ましく、通常は支持体層の略全面に積層されるように形成することが好ましいが、パターン状に形成しても良い。一例として、個人情報が示された紙ラベル面に対する粘着力は、好ましくは0.1〜10N/12mmである。該粘着剤層は、溶展法、ホットメルト法、エマルション法により製造できる。粘着剤層の厚みは特に限定されないが、通常の隠蔽シートまたはテープと同様な厚みとすることができ、その厚みは50〜500μmが好ましい。
例えば、ゴム系では次のような粘着剤組成とすることができる。
(1)ポリイソブチレン樹脂(エクソン化学、ビスタネックスLMMH)60重量部、スチレン−ブタジエンゴム100重量部、タルク(日本タルク、シムゴン)15重量部を加えて攪拌等を行い均一にした粘着剤組成物。
(2)ポリブタジエン樹脂(日本合成ゴム、RB820)70重量部に、ポリイソプレンゴム100重量部、アエロジルNo.300(日本アエロジル)10重量部を加えて攪拌等を行い均一にした粘着剤組成物。
<剥離シート>
剥離シートは隠蔽シートまたはテープにおいて、シート状とした場合は必須の構成であり、ロール状とした場合は、任意の構成である。剥離シートは隠蔽シートにおいてインク層の位置を保持するのに好適である。剥離シートはその表面に凹凸のあるパターン形状となっていても良く、インク層を剥離シートの凹の部分に載せた後に、支持体層と粘着剤層が積層された粘着テープの粘着剤面を剥離シートと積層し、隠蔽シートとすることができる。通常、剥離シートの粘着剤層が積層される面にはシリコーン剥離剤等の剥離剤が塗布されている。剥離シートとしては、使用時に粘着剤層から容易に剥離されるものであれば特に限定されず、紙にポリエチレンをラミネートし、ポリエチレン側にシリコーン剥離剤が塗布されたものを好適に用いることができる。剥離シートは隠蔽シートまたはテープよりも通常大きく形成され、隠蔽シートの場合、定型の複数のラベル状を一枚以上の剥離シートに配置することができる。例えば図2は1枚の隠蔽シートが2枚の剥離シート上に配置されているが、このようにすることで、一枚の剥離シートを剥がし、個人情報が記載された箇所に貼付後、残りの剥離シートを剥がすことで、指に隠蔽シートの粘着剤面のインクに触れることなく、適用することが可能ある。また、図3のように、剥離紙を中央付近で相互に重ねることも可能であり、このようにすることで、粘着剤面上のインクが、剥離紙の粘着剤とは反対側の面に染み出ることを抑えることができる。
<隠蔽シートまたはテープの形態>
本考案の隠蔽シートまたはテープは、シート状、ロール状のいずれかの形態を採用することができる。シート状の場合は、宛名ラベル等個人情報記載面への貼付直前までは、粘着剤層の露出面を、剥離シートにて被覆、保護することが好ましい。
特に好ましい本考案の隠蔽シートまたはテープの一つとしては、20〜50μm程度の紙の支持体層に、50〜200μm程度のゴム系粘着剤層を積層した粘着剤層側に、インクを粒子状としたインク層を塗布し、PEと紙をラミネートし、表面をシリコーン処理した剥離シートを積層したものである。
隠蔽シートの大きさは、宛名ラベルと同程度であることが好ましい。例えば6cm(タテ)×9cm(ヨコ)、4.2cm(タテ)×8.7cm(ヨコ)、3.4cm(タテ)×10cm(ヨコ)などの形態で、通常は四角状であるが、角にRを設けたものも好ましい。テープの形態の場合は、幅は5mm〜30mm程度で巻回状であることが好ましい。
<隠蔽シートまたはテープの使用方法>
隠蔽シートの使用方法としては、剥離シートを剥離して、粘着剤層の面を露出させ、隠蔽したい個人情報の記載された箇所(ラベル等)へ貼付することで、個人情報の隠蔽が完了し、シュレッダー等にかけなくても廃棄をすることができる。隠蔽テープの使用方法としては、剥離シートがある場合は隠蔽シートと同じ使用方法であり、剥離シートがない場合は、巻回された隠蔽テープを引き出し、粘着剤面を隠蔽したい個人情報の記載された箇所(ラベル等)へ貼付することで個人情報の隠蔽を完了させる。
また、インク層のインクが粒子状である場合は、支持体層側から指などで適度に圧力をかけると、粒子が破壊し、粒子中のインクが当該隠蔽したい箇所に塗り広がるため、隠蔽性をより増すことができる。また、隠蔽テープを引き剥がす際に粒子が破壊される仕様としても良い。
以上のような構成とすることで、インクが指につくことがなく、後から他者が隠蔽シートまたはテープを剥がしても、支持体層そのものが紙剥けして剥がしにくく、たとえ剥がしたとしても、隠蔽された箇所について、文字を判読できない程度に個人情報が記載された箇所にインクが載っているため、個人情報の隠蔽を維持することが可能になる。
<隠蔽シートまたはテープの製造方法>
本考案の隠蔽シートまたはテープの製造方法は、特に限定されないが、例えば以下のように製造することができる。
(1)支持体層を用意する工程、
(2)剥離シートに粘着剤層を塗布し、必要であれば粘着剤層を乾燥する工程、
(3)インクを上記(2)の上に配置する工程、
(4)上記(1)と(3)をラミネートして積層体を作製する工程、
(5)上記(4)を巻回して裁断する工程。
このように製造することで、本考案の隠蔽シートまたはテープを得ることができる。得られた隠蔽シートまたはテープは、通常、適切な包材で包装を行う。
別の態様として、現在上市されている転写テープなどを参考に、ハンディタイプの隠蔽テープとすることもできる。例えば、キャリアフィルム/支持体層/粘着剤層/インク層がこの順で積層された構成のテープをハンディタイプの筐体にセットして使用することが考えられる。
本考案に係る隠蔽シートまたはテープの用途としては、個人情報が記載された箇所を確実に隠蔽し、廃棄できる目的として使用するため、個人情報(住所、名前、電話番号、差出人など)が記載された封筒やダンボールなどのラベルの上から貼付し、他者からの閲覧を防ぐ用途で適用することができる。
1.剥離シート
2.インク層
3.粘着剤層
4.支持体層
5.隠蔽シート
本考案は、下記の構成であり、これにより本考案の上記課題が解決される。
[1]
支持体層と、粘着剤層と、インク層がこの順で積層され、個人情報が記載されたラベルに貼付し、剥がした際に、インクが該ラベル上に付着し、個人情報の視認性が低下する隠蔽シートまたはテープ。
[2]
タテ3〜6cm、ヨコ8〜10cmの矩形のラベル状で、1枚以上の剥離シート上に配置されており、支持体層の全面に粘着剤層が積層され、粘着剤層上のインクが支持体層の端から0.5cm以上の周囲には存在しない請求項1に記載の隠蔽シート。
[3]
5℃雰囲気下において、隠蔽シートまたはテープをコピー用紙の上に貼り付けて固定した後、本考案の隠蔽シートまたはテープの支持体層の上から、セロハンテープ(15mm幅のニチバン製セロテープ(登録商標))を630gローラーにて一往復して圧着し、直ちに180度方向で急速にセロハンテープを引き剥がした際に、隠蔽シートまたはテープの支持体層のむしり度合いを調べたとき、むしり度合いが20%以上である[1]に記載の隠蔽シートまたはテープ。
[4]
インク層のインクは、インク単体、剥離剤含有インク、ビーズ形態のインクから選択される[1]に記載の隠蔽シートまたはテープ。
[5]
剥離シートの凹凸の凹部分にインク層が形成された[2]に記載の隠蔽シートまたはテープ。
<支持体層>
支持体層は、紙(上質紙、コート紙、アート紙、コピー用紙等)、不織布、合成紙、金属などの材料およびこれらの組みあわせが適用可能である。厚さに限定はないが、5μm〜2000μm程度であることが好ましい。また、支持体層は表面強度が適度に弱いことが好ましく、本考案の隠蔽シートまたはテープを個人情報の箇所に適用した後、剥がした際に、支持体層が紙剥けが起きるように形成されたものが特に好ましい。支持体層の紙剥けは、5℃雰囲気下において、本考案の隠蔽シートまたはテープをコピー用紙(例えば白色度92%、坪量68g/m2、紙厚0.09mm)等の上に貼り付けて固定した後、本考案の隠蔽シートまたはテープの支持体層の上から、15mm幅のセロハンテープ(ニチバン製セロテープ(登録商標))を630gローラーにて一往復して圧着し、直ちに180度方向で急速にセロテープを引き剥がした際に、隠蔽シートまたはテープへのセロテープの貼付面積に対するむしり度合い(%)で調べることができる、むしり度合いは20%以上、好ましくは40%以上であることが好ましい。
<インク層>
インク層は、個人情報の隠蔽部を着色するために使用され、従来のインクに用いられる染料及び顔料が使用可能である。水性染料では酸性染料、直接染料、塩基性染料等のいずれも用いることができる。油性染料では、ニグロシン系染料、オイル染料、造塩タイプ油溶性染料、含金属錯塩染料、塩基性染料などが挙げられる。顔料は、カーボンブラック、鉄黒、黒鉛、アニリンブラック、ランプブラック、ピーチブラックなどを使用することができ、また、分散顔料の状態でも使用することができる。商品の具体例としては、三菱カーボンブラックMA100が挙げられる。また、染料インクはにじみが多い特徴があり、顔料インクよりも好適である。これらのインクは、隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)に隠蔽シートまたはテープを貼付した際、その支持体層側から測定したときのY値が15%以下、好ましくは8%以下であるか、又はJIS P−8149に準じて測定される隠蔽シートまたはテープの不透明度が89%以上であること、あるいは両方ともに満たすことを確認できれば、単独もしくは混合して使用することが可能である。
インク層のインクは、単独で使用(A法)しても良いが、剥離剤含有インク(B法)としても良く、ビーズ形態のインク(C法)としても良い。特に断りを入れない場合は、これらの3様のどれかを示すものとするが、特にC法による方法が好ましい。
インク層のインクは、単独で使用(A法)しても良いが、剥離剤含有インク(B法)としても良く、ビーズ形態のインク(C法)としても良い。特に断りを入れない場合は、これらの3様のどれかを示すものとするが、特にC法による方法が好ましい。
剥離剤含有インクの剥離剤としては、天然ワックス、合成ワックス、高沸点石油系溶剤、高級脂肪酸、アルコール類、脂肪酸エステル、金属石鹸、フッ素樹脂、非反応性シリコーン樹脂、及び無機離型剤(タルクなど)があげられる。剥離剤は二種類以上を併用することも可能である。剥離剤がインクに含有されることにより、粘着剤層と非相溶性となり、隠蔽シートまたはテープを個人情報の記載された箇所(ラベルなど)から剥離した際に、インクが個人情報の記載された箇所に残り、個人情報の隠蔽を持続することが可能である。
ビーズ形態のインクとしては、例えばガラスビーズの中にインクを充填させる方法、ポリマーの中にインクを含有させる方法などにより製造することができ、サイズ(直径)は、用途に応じて適宜選択できるが、通常、5μm〜5000μm、好ましくは100μm〜2000μm程度である。ビーズ形態のインクは、隠蔽シートまたはテープの支持体層側から指で押したときに、ビーズが壊れ、中からインクが溶出できるように製造し、粘着剤の支持体層とは反対の面側に適量配置する。
インク層は、粘着剤層の支持体層とは反対の面にインク層を、格子状、波状、アルファベット、漢字、ひらがな、及びこれらの組み合わせの文字列を配置するなど、特定のパターンの状態で配置することが好ましい。また、指が粘着剤面のインクに触れないようにインク層を配置することが好ましく、例えば、支持体層の端の周辺にはインクを配置しないことが好ましい。インク層を粘着剤層表面に配置する方法としては、剥離ライナー上にインク層を設けた後に、支持体層と粘着剤層で構成される粘着テープを、剥離ライナーとラミネートする方法のほか、粘着剤層上に直接インクを置く方法として、スプレー、オフセット、凸版、シルクスクリーン、グラビア、フレキソ、インクジェットなどの各印刷方法が適用可能である。これらのなかでも、スプレー又はインクジェット方式の印刷方法が好ましい。




Claims (5)

  1. 支持体層と、粘着剤層と、インク層がこの順で積層され、個人情報が記載されたラベルに貼付し、剥がした際に、インクが該ラベル上に付着し、個人情報の視認性が低下する隠蔽シートまたはテープ。
  2. タテ3〜6cm、ヨコ8〜10の矩形のラベル状で、1枚以上の剥離シート上に配置されており、支持体層の全面に粘着剤層が積層され、粘着剤層上のインクが支持体層の端から0.5cm以上の周囲には存在しない請求項1に記載の隠蔽シート。
  3. 5℃雰囲気下において、隠蔽テープまたはシートをコピー用紙の上に貼り付けて固定した後、本考案の隠蔽テープまたはシートの支持体層の上から、15mm幅のニチバン製セロテープ(登録商標)を630gローラーにて一往復して圧着し、直ちに180度方向で急速にセロテープを引き剥がした際に、隠蔽テープまたはシートの支持体層のむしり度合いを調べたとき、むしり度合いが20%以上である請求項1または2に記載の隠蔽シートまたはテープ。
  4. インク層のインクは、インク単体、剥離剤含有インク、ビーズ形態のインクから選択される請求項1に記載の隠蔽シートまたはテープ。
  5. 剥離シートの凹凸の凹部分にインク層が形成された請求項1に記載の隠蔽シートまたはテープ。
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