JP3210493U - フェイスマスクの載置台 - Google Patents

Abstract

【課題】１枚のフェイスマスクにより顔部を覆うだけで高いフェイスケア効果を得ることができる、フェイスマスクの載置台を提供する。【解決手段】フェイスマスクの載置台は、ベース１を備える。ベース１上には、所定のフェイスマスク２に対応した形状を有し、フェイスマスク２を収容する収容槽１１を有する。収容槽１１内には、複数の美容液が拡散して互いに混ざることを防ぐ少なくとも１個の分離部１２が設けられている。ベース１の収容槽１１内には、２個の目部及び口部に対応した箇所に複数個のストッパ部１１１が設けられている。ベース１の２個の目部に対応したストッパ部１１１は、上方に設けられた分離部１２と、下方に設けられた２個の分離部１２とを有する。口部に対応したストッパ部１１１の下方には、分離部１２が設けられる。収容槽１１内には、鼻部に対応した箇所に分離部１２が設けられる。【選択図】図３

Description

本考案は、フェイスマスクの載置台に関し、特に、ベース上に収容槽が形成され、収容槽内に少なくとも１個の分離部が設けられ、顔部の皮膚の状態に応じて分離部の内部に美容液が局部的に添加され、収容槽内にフェイスマスクを載置したときに、分離部によりフェイスマスクの一部が様々な美容液を吸収し、１枚のフェイスマスクにより顔部を覆うだけで高いフェイスケア効果を得ることができる、フェイスマスクの載置台に関する。

現代人にとって、見た目を良くしてアンチエイジング効果を得るために、顔部をスキンケアすることは重要である。そのため、人々の顔部をスキンケアするための様々な製品が市販され、これらの製品には、美容液、フェイスマスク、クリームなどが含まれる。特にフェイスマスクは、安価である上、使用し易く、効果が高いため、人気のあるケア製品である。

しかし従来、顔部の皮膚に美容、スキンケア及び保養効果を与えるためには、フェイスマスク内に、使用者の様々なケアの必要性に応じて美白、ハリ、保湿などのスキンケア成分を有する美容液を添加してフェイスマスクを湿潤状態に保ち、使用者が使用するときにフェイスマスクを直接顔部へ貼り付けると、フェイスマスク内の美容液が使用者の顔部の皮膚で次第に吸収され、スキンケア効果を得ることができる。

人々の顔部の各部位の皮膚の状態は完全に同じではないため（例えば、頬及び瞼は乾燥し易い顔部の部位であり、額は、顔部のなかでも皮脂の分泌が多くて鼻頭の角栓が多い）、使用者がフェイスマスクを利用して顔部全体のスキンケアを行う場合、特定の部位だけを重点的にケアすることができず、高いスキンケア効果を得ることはできなかった。

そのため、上述した従来技術の問題点を解決するフェイスマスクの載置台が求められていた。

本考案の主な目的は、ベース上に収容槽を設け、収容槽内に少なくとも１個の分離部を設け、その分離部は、重点的にケアする必要がある顔部の部位に対応させて設置され、分離部の内部には、皮膚の状態に応じて様々な美容液が局部的に添加され、分離部により美容液がベースの局部に位置拘束され、美容液がベースの局部から全体へ拡散することを防ぎ、収容槽内にフェイスマスクを載置すると、フェイスマスクの局部が分離部内の美容液を吸収し、１枚のフェイスマスクで顔部を覆うと、顔部の各部位の皮膚の状態に応じて局部的にケアを行って高いスキンケア効果が得られる、フェイスマスクの載置台を提供することにある。

本考案のもう一つの目的は、ベース上に複数個の凹部が設けられ、ベースの収容槽と、少なくとも１個の分離部とには、それぞれ異なる美容液が注入され、収容槽内にフェイスマスクが載置されると、ベースとフェイスマスクとの間に設けられた複数個の凹部に形成された微小な間隙により、複数の美容液との間に毛細管現象が発生し、複数の美容液が複数個の凹部内で吸着されるため高い美容効果が得られ、複数個の凹部により美容液が吸着され、運搬過程で美容液がベースの外部へ漏れ出ることを防ぐフェイスマスクの載置台を提供することにある。

図１は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台を示す斜視図である。 図２は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台の使用状態の説明図（１）である。 図３は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台の使用状態の説明図（２）である。 図４は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台の使用状態の説明図（３）である。

以下、本考案の実施形態について図に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。

図１〜図４を参照する。図１は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台を示す斜視図である。図２は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台の使用状態の説明図（１）である。図３は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台の使用状態の説明図（２）である。図４は、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台の使用状態の説明図（３）である。図１〜図４に示すように、本考案の一実施形態に係るフェイスマスクの載置台は、プラスチック材料からなり、プレート状のベース１を有する。ベース１上には、フェイスマスク２の輪郭に対応した収容槽１１が形成されている。収容槽１１内には、目、口に対応した箇所にストッパ部１１１が設けられている。収容槽１１内には、少なくとも１個の分離部１２が設けられる。収容槽１１及び分離部１２の底部には、複数個の凹部１３が設けられる。

上述したベース１に設けた少なくとも１個の分離部１２は、顔部の皮膚の状態に応じて位置決めされ、顔部の額には皮脂が分泌されやすいため、ベース１に位置する２個の目のストッパ部１１１上方（即ち、額の位置）には分離部１２が設けられ、顔部の目袋にはメラニンが生成されてそれが色素沈着したり小皺が生じたりするため、２個の目のストッパ部１１１下方（即ち、顔部の目袋に対応した箇所）には、２個の分離部１２が設けられ、鼻部に皮脂が分泌して鼻頭に角栓が発生するため、鼻部に接続された箇所に分離部１２が設けられるが、頬が乾燥し易いため、鼻部の両側（頬に対応した箇所）には、２個の分離部１２が設けられ、下顎が乾燥し易いため、口部のストッパ部１１１下方（下顎に対応した箇所）に分離部１２が設けられてもよい。

上述の分離部１２には、凸状リング１２１が設けられる。凸状リング１２１内部には、皮膚の状況に応じて適切な美容液が添加される（例えば、額の位置に設けられた分離部１２には、皮脂の分泌を抑える美容液を添加され、目袋の位置に設けられた２個の分離部１２には、色素沈着したり小皺が生じたりすることを防ぐ美容液が添加されている）。分離部１２を介して内部の美容液が外部に至るまで染み込むと、皮膚の一部に重点的にスキンケアを行うことができるが、分離部１２は環状溝、貫通穴などでもよく、内部の美容液が染みて、外部へ拡散することを防いでもよい。

実際に使用する際、まず、ベース１の収容槽１１内に美容液を添加し、少なくとも１個の分離部１２内には、皮膚の状態に応じてもう一つの美容液を添加し、フェイスマスク２を収容槽１１内に載置すると、フェイスマスク２が収容槽１１内に添加された美容液を吸着し、重点式にスキンケアしなければならない部位に応じ、分離部１２内に添加された美容液を吸着し、フェイスマスク２により顔部の各部位の皮膚の状態に応じて局部的にスキンケアを行う。

上述したフェイスマスク２は、フルフェイスタイプであることが好ましく、フェイスマスク２が含むベース部２１上には、２個の目部開口２１１と、鼻部開口２１２と、口部開口２１３とが形成され、使用者の目、鼻、口が２個の目部開口２１１と、鼻部開口２１２と、口部開口２１３とからそれぞれ露出され、フェイスマスク２内部には、液体が染みることを防ぐ少なくとも１個の隔離部２２が設けられている。少なくとも１個の隔離部２２は、ベース１上の少なくとも１個の分離部１２に応じて設置され、フェイスマスク２上の分離部１２に対応した部位に美容液が吸着されると、隔離部２２を利用して重点的に保養する部位のみに美容液を施すことができる。

また、上述したフェイスマスク２は、不織布、綿布、絹布、バイオセルロースなど、液体を吸収する材料からなってもよい。フェイスマスク２には、各種美容液の成分が添加され、フェイスマスクには保湿、美白、皮脂抑制、老化防止など各種保養に応用することができる。隔離部２２は、プラスチック、ゴムなどの液体が浸みない材料、液体を分離する分離液体、又は隔離部２２上に設けられた複数個の架橋２２１でもよく、互いに隣り合う２個の架橋２２１間には貫通穴２２２が形成され、隔離部２２内の液体が外部へ染み出ることを防ぐことができる。

本実施形態のベース１には、フェイスマスク２が載置され、包装する前には、その上に固定片３が結合され、ベース１の収容槽１１と固定片３との間には、フェイスマスク２が固定され、搬送及び販売が行い易いように外側が包装袋４で覆われている。上述の包装方式は、１種類だけであるが他の方式を利用したり、固定片３を使用することを省略したりしてもよい。また直接、フェイスマスク２を載置するベース１を包装袋４内に設置し、外部の真空包装装置（図示せず）により包装袋４内の気体を吸い出して包装袋４内を真空状態にしてもよい。包装袋４をベース１及びフェイスマスク２の上下面に貼合させ、フェイスマスク２をベース１の収容槽１１上に位置決めして位置がずれることを防ぎ、その包装方式を実際の応用又は必要に応じて変えてもよいが、本考案の重要なポイントでないため、便宜上ここでは詳細に説明しない。

使用者が包装袋４の一側の切欠き４１を切り裂き、包装袋４内からプレート状のベース１を取り出した後、ベース１の収容槽１１からフェイスマスク２を取り出し、顔部をフェイスマスク２で覆うと、ベース１が有する少なくとも１個の分離部１２により、分離部１２内部に添加された美容液が収容槽１１内の美容液と混合され、フェイスマスク２が複数の美容液を吸収すると、顔部を重点的にスキンケアし（例えば、顔部全体のケアを行うとともに、特に額、目袋、鼻、頬及び下顎を重点的にケアする）、１枚のフェイスマスクを使用するだけで、顔部の各部位の皮膚の状態に応じて局部的にスキンケアを行い、高いスキンケア効果を得ることができる。

本実施形態のベース１上には、複数個の凹部１３が形成され、皮膚の状態に応じて複数の美容液をベース１の収容槽１１と、少なくとも１個の分離部１２内とにそれぞれ注入し、収容槽１１内にフェイスマスク２が載置されると、ベース１及びフェイスマスク２には複数個の凹部１３内の空間により微小な間隙が形成され、複数個の凹部１３により形成された間隙により、複数の美容液との間に毛細管現象が発生し、複数個の凹部１３内の複数の美容液により、高い美容効果を得て、複数個の凹部１３により美容液を吸着し、運搬過程で美容液がベース１の外部へ漏れ出ることを防ぐ。

本実施形態において、ベース１上に形成した収容槽１１内には、少なくとも１個の分離部１２が設けられる。分離部１２内部には、皮膚の状態に応じて異なる美容液が添加され、収容槽１１内にフェイスマスク２を設置すると、分離部１２内の異なる美容液がフェイスマスク２の局部で吸収され、１枚のフェイスマスク２を顔部へ貼り付けると、各部位の皮膚の状態に応じて局部をスキンケアし、高いスキンケア効果を得ることができる。

当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。

１ ベース
２ フェイスマスク
３ 固定片
４ 包装袋
１１ 収容槽
１２ 分離部
１３ 凹部
２１ ベース部
２２ 隔離部
４１ 切欠き
１１１ ストッパ部
１２１ 凸状リング
２１１ 目部開口
２１２ 鼻部開口
２１３ 口部開口
２２１ 架橋
２２２ 貫通穴

Claims (7)

1. ベースを備えたフェイスマスクの載置台であって、
   前記ベース上には、所定のフェイスマスクに対応した形状を有し、前記フェイスマスクを収容する収容槽を有し、
   前記収容槽内には、複数の美容液が拡散して互いに混ざることを防ぐ少なくとも１個の分離部が設けられていることを特徴とするフェイスマスクの載置台。
2. 前記ベースの前記収容槽内には、２個の目部及び口部に対応した箇所に複数個のストッパ部が設けられていることを特徴とする請求項１に記載のフェイスマスクの載置台。
3. 前記ベースの前記２個の目部に対応したストッパ部は、上方に設けられた分離部と、下方に設けられた２個の分離部と、を有し、
   前記口部に対応した前記ストッパ部の下方には、分離部が設けられ、
   前記収容槽内には、鼻部に対応した箇所に分離部が設けられ、
   前記鼻部の両側には、前記分離部がそれぞれ位置することを特徴とする請求項２に記載のフェイスマスクの載置台。
4. 前記ベースは、プラスチック材料からなるプレートであることを特徴とする請求項１に記載のフェイスマスクの載置台。
5. 前記ベースの前記収容槽及び前記少なくとも１個の分離部の底部には、複数個の凹部が設けられることを特徴とする請求項１に記載のフェイスマスクの載置台。
6. ベース、フェイスマスク及び固定片を備えたフェイスマスクの載置台であって、
   前記ベースには、前記フェイスマスクに対応した形状を有する収容槽が形成され、
   前記収容槽内には、複数の美容液が拡散して互いに混ざることを防ぐ少なくとも１個の分離部が設けられ、
   前記フェイスマスクは、前記収容槽内に位置するベース部を有し、前記ベース部には、少なくとも１個の前記分離部に対応する箇所に、前記美容液が浸みることを防ぐ少なくとも１個の隔離部が設けられ、
   前記固定片は、前記フェイスマスク上に位置するとともに、前記ベースに結合されることを特徴とするフェイスマスクの載置台。
7. 前記フェイスマスクの前記隔離部は、複数個の架橋を有し、
   互いに隣り合う２個の前記架橋間には、前記美容液が染み出ることを防ぐ貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項６に記載のフェイスマスクの載置台。