JP3210152U - ハンバーガー等の食品の包み袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来から使用されているハンバーガー等の食品の包み袋を使用して、ハンバーガー等を食するときに、具材等がこぼれ落ちるおそれと、消費者の顎等が汚れるおそれを解決したハンバーガー等の食品の包み袋を提供する。【解決手段】略矩形のシート状包装体の短辺同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁同士の少なくとも一部分が貼着された収納部2を備える照り焼きハンバーガー10の包み袋1において、長辺20、21に亘る連続した破断予定線3が、所定間隔の領域5内に形成されている。切り離しシート部分4が消費者の顎等にあたって汚れることを防止できる。【選択図】図3
Description
略矩形のシート状包装体の対向する短辺同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、前記シート状包装体は長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁同士の少なくても一部分が貼着されて形成された略扁平な袋を備えるハンバーガー等の食品の包み袋に関するものである。
従来、ハンバーガー等の食品は、ソースやマヨネーズと混ぜてあえたたれ等の粘稠液状物を具材にからめたり、粘稠液状物自体を具材としたりして、それらがパン等(食品がハンバーガーであればいわゆるバンズと言われる丸いパン)に挟まれて提供されている。そのため、ハンバーガー等の食品を食するときには、その粘稠液状物がこぼれて手や衣服等を汚さないように、ハンバーガー等を収容する収容袋が提供されている。
特許文献1には、袋の前側及び後側に少なくても一つの弱化線、特にミシン目を設け、それらの弱化線は前側及び後側の重なる領域を超えて延びている食品包装袋の発明が開示されている、特許文献2には、中央部に平行した2本の切り込みとつまみ部が設けられ、つまみ部から左右に切り開いて半分の包装紙を持って食べられるハンバーガー包装紙の発明が開示されている。特許文献3には、扁平な袋の両面のシート状包装材の両側縁を、袋の下端両縁から袋内の食品の長さより短い長さを接着し、両側縁の未接着と袋の上端両開口縁とにより、袋の両面に舌片を形成したハンバーガー等の食品包装袋が開示されている。
特許文献1には、袋の前側及び後側に少なくても一つの弱化線、特にミシン目を設け、それらの弱化線は前側及び後側の重なる領域を超えて延びている食品包装袋の発明が開示されている、特許文献2には、中央部に平行した2本の切り込みとつまみ部が設けられ、つまみ部から左右に切り開いて半分の包装紙を持って食べられるハンバーガー包装紙の発明が開示されている。特許文献3には、扁平な袋の両面のシート状包装材の両側縁を、袋の下端両縁から袋内の食品の長さより短い長さを接着し、両側縁の未接着と袋の上端両開口縁とにより、袋の両面に舌片を形成したハンバーガー等の食品包装袋が開示されている。
しかしながら、特許文献1の収容袋の発明は、ミシン目で収容袋の一部分を取り除くと、その取り除かれた部分に例えばハンバーガーがはみ出していると、たれや具材等が収容袋からこぼれ落ちるおそれがあった。特許文献2のハンバーガー包装紙の発明も特許文献1と同様なおそれがあった。特許文献3のハンバーガー等の食品包装は、形成された舌片が消費者側に垂れ下がる場合があり、ハンバーガー等を食するときに消費者の顎等に当たって不都合な場合があった。すなわち、特許文献1及び2の発明は、ハンバーガー等を食べやすくすることを優先したために、かえって具材等が収容袋からこぼれ落ちるおそれが発生するという問題点があった。また、特許文献3の考案は、具材等がこぼれ落ちるおそれはないが、ハンバーガー等を食するときに、消費者の顎等が汚れるおそれがあるという問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、従来から使用されているハンバーガー等の食品の包み袋を使用して、ハンバーガー等を食するときに、具材等がこぼれ落ちるおそれと、消費者の顎等が汚れるおそれを解決したハンバーガー等の食品の包み袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案のハンバーガー等の食品の包み袋は、次のような構成を有している。
(1)略矩形のシート状包装体の対向する短辺同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、前記シート状包装体は長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁同士の少なくても一部分が貼着されて形成された略扁平な収納部を備えるハンバーガー等の食品の包み袋において、
対向する長辺に亘る連続した破断予定線が、前記所定間隔の領域内の前記シート状包装体に形成されたことを特徴とするハンバーガー等の食品の包み袋である。
ハンバーガー以外の食品としては、例えばホットドック等がある。また長辺縁とは長辺を含み、シート状包装体の短手方向に所定幅を有する縁のことである。
(2)前記破断予定線はミシン目であって、対向する前記長辺の最短を結ぶ直線である(1)に記載のハンバーガー等の食品の包み袋である。
(1)略矩形のシート状包装体の対向する短辺同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、前記シート状包装体は長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁同士の少なくても一部分が貼着されて形成された略扁平な収納部を備えるハンバーガー等の食品の包み袋において、
対向する長辺に亘る連続した破断予定線が、前記所定間隔の領域内の前記シート状包装体に形成されたことを特徴とするハンバーガー等の食品の包み袋である。
ハンバーガー以外の食品としては、例えばホットドック等がある。また長辺縁とは長辺を含み、シート状包装体の短手方向に所定幅を有する縁のことである。
(2)前記破断予定線はミシン目であって、対向する前記長辺の最短を結ぶ直線である(1)に記載のハンバーガー等の食品の包み袋である。
本考案の作用・効果を説明する。
(1)略矩形のシート状包装体の対向する短辺同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、シート状包装体は長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁同士の少なくても一部分が貼着されて形成された略扁平な収納部を備えるハンバーガー等の食品の包み袋において、対向する長辺に亘る連続した破断予定線が、所定間隔の領域内のシート状包装体に形成されたことを特徴とするハンバーガー等の食品の包み袋なので、ハンバーガー等は、有底の略扁平な収納部に収納され、かつ、破断予定線からその破断予定線から最寄りの短辺までのシートの部分(以下、切離シート部分と言う)は、破断予定線によって容易に包み袋から切り離されるため、ハンバーガー等が食されるときに、ハンバーガー等に挟まれた具材等が包み袋からこぼれ落ちるというおそれはなく、かつ切離シート部分が消費者の顎等にあたることによって汚れが発生するおそれはないという効果を奏する。
(2)破断予定線はミシン目であって、対向する長辺の最短を結ぶ直線である(1)に記載のハンバーガー等の食品の包み袋なので、ミシン目は切離のため加えられた力によって順次切離していくため、切離シート部分は容易かつ迅速に切り離されるという効果を有する。
(1)略矩形のシート状包装体の対向する短辺同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、シート状包装体は長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁同士の少なくても一部分が貼着されて形成された略扁平な収納部を備えるハンバーガー等の食品の包み袋において、対向する長辺に亘る連続した破断予定線が、所定間隔の領域内のシート状包装体に形成されたことを特徴とするハンバーガー等の食品の包み袋なので、ハンバーガー等は、有底の略扁平な収納部に収納され、かつ、破断予定線からその破断予定線から最寄りの短辺までのシートの部分(以下、切離シート部分と言う)は、破断予定線によって容易に包み袋から切り離されるため、ハンバーガー等が食されるときに、ハンバーガー等に挟まれた具材等が包み袋からこぼれ落ちるというおそれはなく、かつ切離シート部分が消費者の顎等にあたることによって汚れが発生するおそれはないという効果を奏する。
(2)破断予定線はミシン目であって、対向する長辺の最短を結ぶ直線である(1)に記載のハンバーガー等の食品の包み袋なので、ミシン目は切離のため加えられた力によって順次切離していくため、切離シート部分は容易かつ迅速に切り離されるという効果を有する。
図1〜3に基づいて、本考案の実施の形態であるハンバーガー等の食品の包み袋1の説明を行う。図1は、ハンバーガーの1つである照り焼きハンバーガー10を包み込んだ包み袋1が、その一部分が破断されたときの断面図を含んだ状態を斜視図で示したものである。照り焼きハンバーガー10は、厚み方向の略中央でスライスされたバンズ11の間に、具材であるハンバーグ12と、それにからめたたれ13を挟んで構成されている。一般的に照り焼きハンバーガー10は、図1の状態でそれを食する消費者Cに提供されている。切離シート部分4は、照り焼きハンバーガー10が収納された方向に折り返され、照り焼きハンバーガー10を包んだ包み袋1の一部分を介して、照り焼きハンバーガー10の下側に位置している。
図2は、折り返されていた切離シート部分4が開かれて、略扁平な収納部2に収納された照り焼きハンバーガー10が、視認できる状態を示したものである。図1では、照り焼きハンバーガー10の下側に位置していた切離シート部分4が、照り焼きハンバーガー10の上側に位置するように、まず包み袋1がひっくり返され、その後切離シート部分4が開かれている。
照り焼きハンバーガー10にからめられたたれ13は、粘稠であっても液体物であるため、その一部分がバンズ11とハンバーグ12の間からはみ出し、収納部2にも存在している。そして、包み袋1が移動されたり、回転されたりすることによって、収納部2にはみ出していたたれ13は、その一部が収納部2から出て、包み袋1の内側において、ミシン目(破断予定線)3付近の切離シート部分4にも付着する場合があることになる。そのように付着したたれ13が、消費者Cが照り焼きハンバーガー10を食する際に、消費者Cの手や衣服等当ったりして、消費者Cの手や衣服等を汚す場合があることになるのである。
図3は、包み袋1の切離シート部分4の一部分が、切り離されたときの状態を示したものである。ミシン目3が、対向する長辺20、21に亘って連続して形成されている。切離シート部分4の長辺20に、力Fを作用させることによって、ミシン目3が力Fの方向に向かって破断し、切離シート部分4は、包み袋1から切り離されることになる。ミシン目3は力Fが作用することによって破断するのであるから、力Fが作用する前は、破断する予定の線すなわち破断予定線である。
ミシン目3には、公知の形状等が適用され、ミシン目3に一致または近接してミシン目3を表した破線等が印刷されことが好ましい。照り焼きハンバーガー10の消費者Cが、ミシン目3を切り離そうとするときの目印となるからである。対向する長辺20、21に亘る連続したミシン目3は、消費者Cが切離シート部分4を、なるべく容易かつ迅速に切り離すことができるように、対向する長辺20、21の最短を結ぶ直線であることが好ましい。すなわちミシン目3は、シート状包装体30(図4参照)の短辺31(32)と平行であることが好ましい。
図4、5に基づき包み袋1の作製の仕方の説明を行う。図4は、包み袋1が作製される前の矩形のシート状包装体30を示したものである。シート状包装体30は略矩形でも、シート状包装体30が長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁22同士の少なくても一部分が貼着され、略扁平な収納部2が形成されやすい観点から矩形が好ましい。シート状包装体30の材質は紙、プラスチック等の公知の材質から適宜選択されるが、コストの観点から紙が好ましい。材質が紙である場合には、30〜100g/m2程度であることが好ましい。そして、シート状包装体30の少なくても照り焼きハンバーガー10等の食品が接する面は、水分や油を遮断するコーティングがされていることが好ましい。
図5は、収納部2が形成された包み袋1を示したものである。図4のシート状包装体30において、対向する短辺同士すなわち短辺31と32が、所定間隔を隔てて略平行になるように、シート状包装体30は、長手方向の所定位置で折り返されている。より具体的に言えば、シート状包装体30は矩形であるから、包み袋1は、ミシン目3から遠い方の短辺31が、ミシン目3に近い短辺32の方向に折り返され略扁平な収納部2を備えることになる。
照り焼きハンバーガー10を収納して保持できる有底の収納部2を形成するには、重ねられた長辺縁22同士の少なくても一部分が貼着される必要があり、
長辺縁22について、折り返され、重ねられた長辺縁22同士が貼着されている。この場合、包み袋1が長辺縁22を下方に傾けられても、収納部2に収納された照り焼きハンバーガー10は、貼着された長辺縁22同士に支えられて、収納部2から外部に落ちることはない。さらに、包み袋1が、長辺縁23を下方に傾けられても同様に、照り焼きハンバーガー10が、収納部2から外部に落ちないようにするには、折り返され、重ねられた長辺縁23同士を貼着すればよい。片側の長辺縁同士を貼着するか、両側の長辺縁同士を貼着するかは、消費者Cからの要望とコストのバランスから適宜選択することができる。なお貼着には、公知の接着剤等が適宜使用される。
長辺縁22について、折り返され、重ねられた長辺縁22同士が貼着されている。この場合、包み袋1が長辺縁22を下方に傾けられても、収納部2に収納された照り焼きハンバーガー10は、貼着された長辺縁22同士に支えられて、収納部2から外部に落ちることはない。さらに、包み袋1が、長辺縁23を下方に傾けられても同様に、照り焼きハンバーガー10が、収納部2から外部に落ちないようにするには、折り返され、重ねられた長辺縁23同士を貼着すればよい。片側の長辺縁同士を貼着するか、両側の長辺縁同士を貼着するかは、消費者Cからの要望とコストのバランスから適宜選択することができる。なお貼着には、公知の接着剤等が適宜使用される。
ミシン目3は、短辺31と32が所定間隔を隔てて平行になるように、シート状包装体30が、長手方向に折り返されて形成された所定間隔の領域5内に設けられる。すなわち所定間隔の領域5とは、折り返されたときに短辺31、32の間に形成されたシート状包装体30の領域である。折り返された短辺31と長辺縁22とが貼着された、短辺32に最も近い箇所を貼着端点24、ミシン目3と長辺20との交点をミシン目開始点25として、両者の距離をDとする。このとき距離Dは、切離シート部分4をなるべく大きくする観点から、0〜5cmであり、好ましくは0〜3cmであり、より好ましくは0〜1cmである。切離シート部分4が大きくなるにしたがって、切離シート部分4に付着した、包み袋1から切り離されるたれ13の量が多くなるからである。
本実施例によれば、(1)略矩形のシート状包装体30の対向する短辺31、32同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、シート状包装体30は長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁22、23同士の少なくても一部分が貼着されて形成された略扁平な収納部2を備える照り焼きハンバーガー10の包み袋1において、対向する長辺20、21に亘る連続した破断予定線が、所定間隔の領域5内のシート状包装体30に形成されたことを特徴とする照り焼きハンバーガー10の包み袋1なので、照り焼きハンバーガー10は、有底の略扁平な収納部2に収納され、かつ、破断予定線から破断予定線から最寄りの短辺32まで、切離シート部分4は、破断予定線によって容易に包み袋1から切り離されるため、照り焼きハンバーガー10が食されるときに、照り焼きハンバーガー10のたれ13が、包み袋1すなわち収納部2からこぼれ落ちるというおそれはなく、かつ切離シート部分4が消費者Cの顎等にあたることによって汚れが発生するおそれはないという効果を奏する。
(2)破断予定線はミシン目3であって、対向する長辺20,21の最短を結ぶ直線である(1)に記載のハンバーガー等の食品の包み袋1なので、ミシン目3は切離のため加えられた力Fによって順次切離していくため、切離シート部分4は容易かつ迅速に切り離されるという効果を奏する。
本考案のハンバーガー等の食品の包み袋については、上記実施例に限定されることなく、色々な応用が可能である。ミシン目開始点に近接して設けられたタブであって、長辺に接続しその開始点を挟んで収納部でない側に設けられた任意の形状のタブがさらに備えられてもよい。また、貼着端点は折り返された短辺縁と長辺縁や、折り返された短辺縁と長辺から形成されてもよい。
1 包み袋
2 収納部
3 ミシン目(破断予定線)
5 所定間隔の領域
10 照り焼きハンバーガー
20、21 長辺
22、23 長辺縁
30 シート状包装体
31、32 短辺
2 収納部
3 ミシン目(破断予定線)
5 所定間隔の領域
10 照り焼きハンバーガー
20、21 長辺
22、23 長辺縁
30 シート状包装体
31、32 短辺
Claims (2)
- 略矩形のシート状包装体の対向する短辺同士が、長手方向に所定間隔を隔てて略平行になるように、前記シート状包装体は長手方向の所定位置で折り返され、重ねられた長辺縁同士の少なくても一部分が貼着されて形成された略扁平な収納部を備えるハンバーガー等の食品の包み袋において、
対向する長辺に亘る連続した破断予定線が、前記所定間隔の領域内の前記シート状包装体に形成されたことを特徴とするハンバーガー等の食品の包み袋。 - 前記破断予定線はミシン目であって、対向する前記長辺の最短を結ぶ直線である請求項1に記載のハンバーガー等の食品の包み袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017000640U JP3210152U (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | ハンバーガー等の食品の包み袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017000640U JP3210152U (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | ハンバーガー等の食品の包み袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3210152U true JP3210152U (ja) | 2017-04-27 |
Family
ID=58667323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017000640U Active JP3210152U (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | ハンバーガー等の食品の包み袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210152U (ja) |
-
2017
- 2017-02-15 JP JP2017000640U patent/JP3210152U/ja active Active
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