JP3209881B2 - 力率改善回路 - Google Patents

力率改善回路

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JP3209881B2
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佳昭 菅沼
勲 清水
彰 鎌田
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源を全波整流し
た脈流入力から直流出力を得るチョッパ制御方式のスイ
ッチングレギュレータを用いた力率改善回路に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源には、通常、コンデン
サーインプット方式の整流回路が用いられているため、
その力率は非常に悪い。これを改善すべく、チョッパ制
御方式スイッチングレギュレータを用いた力率改善回路
として図6に示す構成が知られている。これは、交流電
源を全波整流する整流回路10の出力を、高周波リップ
ル吸収用の小容量コンデンサC2を介して脈流とし、こ
の脈流入力を昇圧形チョッパ回路20に加えて安定な直
流出力を得るものである。
【0003】チョッパ回路20はよく知られた構成であ
り、交流電源より充分に高い周波数で導通(オン)・非
導通(オフ)駆動されるスイッチング素子Q1と、この
スイッチング素子Q1とともに整流回路10の出力間に
直列接続されたインダクタL1と、スイッチング素子Q
1の非導通時にインダクタL1を通して電流が流れるよ
うにスイッチング素子Q1の両端に直列接続されたダイ
オードD1とコンデンサC1とからなる。コンデンサC
1は相当大きな容量があり、これの両端から平滑化され
電圧安定化された直流出力が取り出される。
【0004】チョッパ回路20の出力電圧V2を抵抗R
4、R5で分圧した電圧が乗算器MULの一方の入力と
なる。また乗算器MULにはチョッパ回路20の入力電
圧V1(交流入力の全波整流波形)が入力され、乗算器
MULからはチョッパ回路20の入力電圧V1と同位相
の全波整流波形で、かつチョッパ回路20の出力電圧V
2を分圧した電圧に対応した振幅のしきい値信号が出力
される。
【0005】乗算器MULの出力波形を図7(a)に示
す。この出力波形は、図7(b)に示す交流入力の全波
整流波形を所定の乗数で乗数倍した正弦波となってい
る。この所定の乗数はチョッパ回路20の出力電圧の変
化量を大きく寄与させるために乗算器MUL内部の増幅
器の利得として1以上に適宜、設定される。
【0006】チョッパ回路20に対する脈流入力の電流
I1は抵抗R3でもって検出され、その電流検出信号と
前記しきい値信号とが比較器COでもって比較される。
スイッチング素子Q1が導通するとインダクタL1を通
してスイッチング素子Q1に流れる電流が徐々に増加す
るが、前記電流検出信号が前記しきい値信号のレベルに
達したとき比較器COの出力が所定の信号を出力する。
【0007】比較器COの出力が前記所定の信号を出力
するとドライバDRを介してスイッチング素子Q1が非
導通駆動されるようになっており、スイッチング素子Q
1が非導通になると、インダクタL1からダイオードD
1を通して出力側に流れる電流が徐々に減少する。
【0008】そして、不連続制御の場合脈流入力の電流
I1が減少してゼロになると、また連続制御の場合所定
の時間が経過するとスイッチング素子Q1が導通して電
流I1が徐々に増加し、その電流I1が前記しきい値信
号のレベルに達するとスイッチング素子Q1が非導通と
なり、インダクタL1を流れる電流が徐々に減少する。
以上の動作を繰り返すことで、スイッチング素子Q1が
交流電源より充分高い周波数で導通・非導通駆動され、
電流I1の包絡線がしきい値信号S(全波整流波形)に
一致するように制御がなされる。
【0009】以上のような制御により、脈流入力の電流
I1の包絡線は正弦波となりその高調波成分を抑圧して
力率を改善するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したような図6の
力率改善回路にあっては、その力率改善にあたって乗算
器MULを用いているが、この乗算器MULは利得が1
以上の増幅器を備え、この増幅器にチョッパ回路の出力
電圧V2を分圧した電圧が入力される。
【0011】この増幅器の利得の周波数帯域の設定にあ
っては、脈流入力の電流I1の包絡線は正弦波とし、且
つ発振しないように安定した制御を行うため、交流電源
として用いられる商用電源の周波数以下としなければな
らない。このため、負荷変動や入力変動に対する動作の
安定性は満足のいくものではなかった。また、この乗算
器MULはシリコン製のチップを多く用いており、この
ため高価格化を招来していた。
【0012】さらに、脈流入力の電流I1の包絡線は正
弦波となるため最大値(ピーク電流)が大きくなり消費
電力が大きくなってしまっていた。
【0013】本発明は前述した従来の問題点を鑑みてな
されたもので、その目的は、より安定した制御が行える
とともに消費電力が少なく、且つ安価な力率改善回路を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の力率改善回路にあっては、交流電源を全波整流
した脈流入力を高周波でスイッチングして平滑された直
流出力を得るチョッパ回路と、前記脈流入力の電流反転
出力を得る反転回路と、前記チョッパ回路の出力電圧の
反転減算出力を得る反転減算回路と、前記反転回路の前
記電流反転出力と前記反転減算回路の前記反転減算出力
との比較信号を得る比較回路と、この比較回路の前記比
較信号に基づいて前記反転回路の前記電流反転出力が前
記反転減算回路の前記反転減算出力に追従するように前
記チョッパ回路のスイッチング動作を制御する制御回路
とを備えてなるのである。
【0015】また、本発明の力率改善回路にあっては、
交流電源を全波整流した脈流入力を高周波でスイッチン
グして平滑された直流出力を得るチョッパ回路と、前記
脈流入力の電流を検出する入力電流検出回路と、前記チ
ョッパ回路の出力電圧の減算出力を得る減算回路と、前
記入力電流検出回路の出力と前記減算回路の前記減算出
力との比較信号を得る比較回路と、この比較回路の前記
比較信号に基づいて前記入力電流検出回路の前記出力が
前記減算回路の前記減算出力に追従するように前記チョ
ッパ回路のスイッチング動作を制御する制御回路とを備
えてなるのである。
【0016】
【作用】前述した本発明では、前記制御回路は、前記比
較回路の比較信号に基づいて前記反転回路の反転電流出
力が前記反転減算回路の反転減算出力に追従するように
前記チョッパ回路のスイッチング動作を制御する。
【0017】この反転減算回路では、前記チョッパ回路
の出力電圧を所定値、減算して反転出力する。したがっ
て、前記チョッパ回路の入力電流となる全波整流後の電
流波形は方形波となる。このため、通常のコンデンサー
インプット型のスイッチング電源に比べ、入力電流波形
の高調波成分が抑圧され力率が改善される。
【0018】また、本発明では、前記制御回路は、前記
比較回路の比較信号に基づいて前記入力電流検出回路の
出力が前記減算回路の減算出力に追従するように前記チ
ョッパ回路のスイッチング動作を制御する。
【0019】この減算回路では、前記チョッパ回路の出
力電圧を所定値、減算して出力する。したがって、前記
チョッパ回路の入力電流となる全波整流後の電流波形は
方形波となる。このため、入力電流波形の高調波成分が
抑圧され力率が改善される。
【0020】
【実施例】本発明に係る力率改善回路の第1実施例を図
1乃至図3(a)、(b)を参照にして説明する。本実
施例の構成と前述の図6で示した従来の構成と以下の点
が相違する。
【0021】第1実施例では、基本的には、従来の図6
に示した回路における乗算器MULに代えて、図1に示
すように、反転回路30及び反転減算回路40を配設し
ている。これら相違点以外は基本的に図6の従来例と同
じ構成であるためこれら相違点について主に説明する。
【0022】反転回路30は、図1に示すように、交流
電源を全波整流した脈流入力の電流反転出力を得るもの
であり、この電流反転出力は比較器COの一方の入力と
なる。反転減算回路40はチョッパ回路20の出力電圧
V2を分圧用抵抗R4及びR5で分圧された電圧の反転
減算出力を得るものであり、この反転減算出力は比較器
COの他方の入力となる。
【0023】比較器COは反転回路30の電流反転出力
と反転減算回路40の反転減算出力との比較信号を得る
ものであり、この比較信号は制御回路DRの入力とな
る。制御回路DRは、比較回路COの比較信号に基づい
て反転回路30の電流反転出力が反転減算回路40の反
転減算出力に追従するようにチョッパ回路20のスイッ
チング動作を制御するようになっている。
【0024】図1に示した第1実施例の回路図をより具
体的な素子レベルで示したものを図2に示す。反転回路
30は、各抵抗R30a乃至R30fと反転増幅器AM
P30から構成される。反転減算回路40は各抵抗R4
0a乃至R40hと利得が1より小さい反転増幅器AM
P40及び可変抵抗器VRから構成され、制御回路DR
はスイッチング素子Q1のパルス幅制御用ICを中心に
図に示す各回路素子から構成される。
【0025】ここで、本願発明の構成により、従来例の
ものと同様の力率改善特性が得られる理由について、こ
の第1実施例を例に挙げて説明する。 =====脈流入力電圧V1波形における低電圧領域=
==== この領域では、この端子間電圧は低く、チョッパ回路2
0の出力電圧V2に対する差が大きくなる。すなわち、
その基準電圧たる反転減算回路40の直流出力電圧が反
転回路30の出力電圧に対して高いため、脈流入力電流
I1を制御する比較回路COは、脈流入力電流I1を大
きくすべく、スイッチング素子Q1のON時間が最大と
なる比較信号を制御回路DRへ向けて出力する。ところ
が、コンデンサC2の端子間電圧が低いため、脈流入力
電流I1は、しかるべき目標の電流値まで到達できず
に、スイッチング素子Q1がOFFする。したがって、
脈流入力電圧V1の波形における0[V]付近の低い電圧
値付近では、最大パルス幅でスイッチング動作してお
り、全波整流器10への交流入力側から見た、このチョ
ッパ回路20のインピーダンスは抵抗と同じとなる。こ
のため、脈流入力電圧V1の波形に比例した脈流入力電
流I1が流れることとなる。 =====脈流入力電圧V1波形における低電圧を越え
た領域===== 脈流入力電圧V1が上昇すると、脈流入力電流I1は上
昇して目標とするしかるべき電流値に到達するため、こ
の電流値を維持すべく、比較回路COは、スイッチング
素子Q1のON時間(パルス幅)が狭まる比較信号を制
御回路DRへ向けて出力する。なお、反転減算回路40
は出力電圧を基準電圧と比較して反転減算している為、
ほぼ一定の電圧が出力されており、このため、反転減算
回路40の目標としている一定値の脈流電流が流れるよ
うになる。 これらの動作を繰り返すことで、全波整流後
の電流の波形I1は、全波整流後の電圧波形に対し、ほ
ぼ追従して同位相となった方形波(台形波)状となる。
したがって、全波整流後の電流(脈流入力電流I1)の
波形は、従来の力率改善回路同様、全ての時点における
全波整流後の電圧(脈流入力電圧)V1に対して流れる
ようになり、力率が改善される。 以上の構成において、
反転回路30の反転電流出力が反転減算回路40の反転
減算出力に追従する。例えば、チョッパ回路20の出力
電圧V2の電圧が350Vとすると、反転減算回路40
では、340V減算して10Vを反転出力する。したが
って、出力電圧V2の分圧された電圧が1V変化した場
合に、その変化は10Vの出力に対して1Vの変化であ
るためこれらの割合としては10分の1となり、その変
化量を利得が1以上の増幅器等を用いて増幅することな
くそのまま比較器COの入力とできる。
【0026】したがって、チョッパ回路20の入力電流
となる全波整流後の電流波形は、図3(a)に示すよう
に方形波となる。反転減算回路40の出力はこのチョッ
パ回路20の出力電圧波形が反転減算されて図3(b)
に示すようになる。即ち、反転減算回路40の出力はチ
ョッパ回路20の出力電圧に応じて、図中の矢印に示す
ように、負荷が軽くなる等で出力電圧V2が上がると
転減算回路40の出力レベルが下がり、出力電圧V2
下がると反転減算回路40の出力レベルが上がる。
【0027】したがって、出力電圧は350Vから34
0Vの間で入力電圧又は負荷電流によって定まる任意の
値となる。
【0028】このような動作により、チョッパ回路20
入力電流となる全波整流後の電流は方形波となるた
め、通常のコンデンサーインプット型のスイッチング電
源に比べ、入力電流波形の高調波成分が抑圧され力率が
改善される。例えば、図2に示した回路では0.96以
上の力率を達成することができ、従来の図7に示したも
のとほぼ同じ力率を達成することができた。
【0029】次に、本発明の第2実施例を図4及び図5
(a)、(b)を参照にして説明する。本実施例の構成
と前述の図6で示した従来の構成と以下の点が相違す
る。
【0030】第2実施例では、基本的には、従来例の図
6に示した回路における乗算器MULに代えて、図4に
示すように、入力電流検出回路としての抵抗R3と減算
回路50とを配設している。これら相違点以外は基本的
に図6の従来例と同じ構成であるためこれら相違点につ
いて主に説明する。
【0031】抵抗R3は、図4に示すように、交流電源
を全波整流した脈流入力の電流を電圧に変換して検出す
るものであり、この変換された電圧は、IC等の駆動電
圧を供給する補助電源Vccに接続された抵抗器R6
抵抗R7とで定まる電圧に重畳されて比較器COの一方
の入力となる。減算回路50はチョッパ回路20の出力
電圧V2を分圧用抵抗R4及びR5で分圧された電圧の
減算出力を得るものであり、この減算出力は比較器CO
の他方の入力となる。
【0032】比較器COは抵抗R3で検出された脈流入
力の電流と減算回路50の減算出力との比較信号を得る
ものであり、この比較信号は制御回路DRの入力とな
る。制御回路DRは、比較回路COの比較信号に基づい
て抵抗R3で検出された脈流入力の電流が減算回路50
の減算出力に追従するようにチョッパ回路20のスイッ
チング動作を制御するようになっている。この減算回路
50は、前述した第1実施例の図2の回路図中の反転減
算回路40において、反転増幅器AMP40に代えて利
得が1より小さい非反転増幅器とすればよく、また、制
御回路DRは前述した第1実施例の図2の回路と同様の
構成となっている。
【0033】以上の構成において、前述した第一実施例
の場合と同様に、抵抗R3で検出された脈流入力の電流
が減算回路50の減算出力にほぼ追従する。例えば、チ
ョッパ回路20の出力電圧V2の分圧された電圧が35
0Vとすると、減算回路50では、340V減算して1
0Vを出力する。
【0034】したがって、出力電圧V2の分圧された電
圧が1V変化した場合に、その変化は10Vの出力に対
して1Vの変化であるためこれらの割合としては10分
の1となり、その変化量を利得が1以上の増幅器等を用
いて増幅することなくそのまま比較器COの入力とでき
る。
【0035】このため、チョッパ回路20の入力となる
全波整流後の電流波形は図3(a)に示すような方形波
となり、その信号が入力される比較回路COの波形は
5(a)に示すように逆方形波となる。減算回路50の
減算出力はこのチョッパ回路20の出力電圧波形が減算
されて図5(b)に示すようになる。即ち、減算回路5
0の出力はチョッパ回路20の出力電圧に応じて、図中
の矢印に示すように、負荷が軽くなる等で出力電圧V2
が上がると減算回路50の出力レベルが上がり、出力電
V2が下がると減算回路50の出力レベルが下がる。
【0036】したがって、出力電圧は350Vから34
0Vの間で入力電圧又は負荷電流によって定まる任意の
値となる。
【0037】このような動作により、チョッパ回路20
の入となる全波整流後の電流は方形波となるため、入
力電流波形の高調波成分が抑圧され力率が改善される。
例えば、本実施例では0.96以上の力率を達成するこ
とができ、従来の図7に示したものとほぼ同じ力率を達
成することができた。
【0038】以上説明した第1及び第2実施例にあって
は、反転減算回路40及び減算回路50は1より小さい
利得であるため、この利得の周波数帯域を商用電源周波
数以下にする必要がない。このため、負荷変動や入力変
動に対してより安定した動作を確保することができた。
【0039】また、従来のような乗算器の利得の周波数
帯域を商用電源周波数以下に設定するといったことを解
消することができるため、回路設計が容易となった。
【0040】さらに、入力電流波形が方形波となるため
その最大値(ピーク値)を小さくすることができ消費電
力を低減できた。例えば、図6で示した従来のものでは
入力電流の実値の1.4乃至1.5倍がその入力電流
最大値となっていたが、本発明では同じ実値に対し
て1.15乃至1.2倍に入力電流の最大値を低減させ
ることができた。このため、内部に使用しているスイッ
チング素子等の消費電力を従来の力率改善回路と比較し
て低減させることができ、回路内部の消費電力を小さく
できる。
【0041】さらにまた、従来では、例えばチョッパ回
路20の出力電圧V2の分圧された電圧が350Vとす
ると、この分圧された電圧が1V変化した場合に、その
変化は350Vの出力に対して1Vの変化であるため割
合としては350分の1と小さい。このため、その変化
量を乗算器で増幅していた。
【0042】
【0043】したがって、本発明の力率改善回路にあっ
ては、部品点数の大きな低減効果によって製造簡易化が
図れるとともに極めて安価にできる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の力率改善
回路にあっては、負荷変動や入力変動に対してより安定
した動作を確保することができる。
【0045】また、従来のような乗算器の利得の周波数
帯域を商用電源周波数以下に設定するといったことを解
消することができるため、設計自由度が大きくなり回路
設計が容易となる。
【0046】さらに、入力電流波形の最大値(ピーク
値)を小さくすることができ消費電力を低減できる。
【0047】さらにまた、従来のように乗算器を用いな
いため部品点数を極めて低減させることができ製造簡易
化が図れるとともに極めて安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例による力率改善回路の
回路図である。
【図2】図1の詳しい回路図である。
【図3】本発明に係る第1実施例の動作特性図であり、
(a)はチョッパ回路に入力される全波整流後の電流波
形を示し、(b)はチョッパ回路20の出力電圧が反転
減算回路で反転減算された波形を示す。
【図4】本発明に係る第2実施例による力率改善回路の
回路図である。
【図5】本発明に係る第2実施例の動作特性図であり、
(a)は比較回路COに入力される電流検出信号の波形
を示し、(b)はチョッパ回路20の出力電圧が減算回
路で減算された波形を示す。
【図6】従来の力率改善回路の回路図である。
【図7】従来の力率改善回路の動作特性図であり、
(a)は乗算器の出力波形を示し、(b)はチョッパ回
に入力される全波整流後の電流波形を示す。
【符号の説明】
10 整流回路 20 チョッパ回路 30 反転回路 40 反転減算回路 50 減算回路 L1 インダクタン
ス Q1 スイッチング素子 D1 ダイオード C1,C2 コンデンサ R3 抵抗(入力電
流検出回路) CO 比較回路 DR 制御回路 R4,R5 分圧用抵抗 AMP30,AMP
40 反転増幅器 VR 可変抵抗器 V1 脈流入力電圧 V2 チョッパ回路出力電圧 I1 脈流入力電流 I2 スイッチング素子Q1に流れる電流 Vcc 補助電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 彰 東京都港区新橋5丁目36番11号 いわき 電子株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を全波整流した脈流入力を高周
    波でスイッチングして平滑された直流出力を得るチョッ
    パ回路(20)と、該脈流入力の電流反転出力を得る反
    転回路(30)と、該チョッパ回路(20)の出力電圧
    の反転減算出力を得る反転減算回路(40)と、該反転
    回路(30)の該電流反転出力と該反転減算回路(4
    0)の該反転減算出力との比較信号を得る比較回路(C
    O)と、この比較回路(CO)の該比較信号に基づいて
    該反転回路(30)の該電流反転出力が該反転減算回路
    (40)の該反転減算出力に追従するように該チョッパ
    回路(20)のスイッチング動作を制御する制御回路
    (DR)とを備えたことを特徴とする力率改善回路。
  2. 【請求項2】 交流電源を全波整流した脈流入力を高周
    波でスイッチングして平滑された直流出力を得るチョッ
    パ回路(20)と、該脈流入力の電流を検出する入力電
    流検出回路(R3)と、該チョッパ回路(20)の出力
    電圧の減算出力を得る減算回路(50)と、該入力電流
    検出回路(R3)の出力と該減算回路(50)の該減算
    出力との比較信号を得る比較回路(CO)と、この比較
    回路(CO)の該比較信号に基づいて該入力電流検出回
    路(R3)の該出力が該減算回路(50)の該減算出力
    に追従するように該チョッパ回路(20)のスイッチン
    グ動作を制御する制御回路(DR)とを備えたことを特
    徴とする力率改善回路。
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