JP3209750U - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術と比較して、熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器を提供する。【解決手段】冷媒Rが流入する流入口11aを備えた流入部11と、冷媒Rが流出する流出口12aを備えた流出部12と、流入部11と流出部12との間に設けられ、冷媒Rが内部を通流する長尺板状の通流部15と、を備えた本体部10Aを有し、通流部15は、対象物Kに対して密着可能なように変形可能となっている。通流部15は、筒状の対象物Kの周方向に沿って配置され、流入部11と流出部12とを拘束手段20であるバンド部材20Aにより拘束することで、対象物Kに対して巻回されている。【選択図】図2

Description

この考案は、熱交換器に関する。
保有する熱エネルギーの異なる2つの流体間で熱エネルギーを交換するために使用する熱交換機が知られている。例えば、従来、冷凍サイクルの冷媒回路に接続される熱交換器が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の熱交換器は、上下に並んだ複数の扁平管によってそれぞれが構成されて空気の流れ方向に並ぶ風上管列及び風下管列と、扁平管に接合されたフィンとを備え、扁平管を流れる冷媒を空気と熱交換させる熱交換器を対象としている。風上管列は、上下に並んだ複数の扁平管によってそれぞれが構成された風上主列部と風上補助列部に区分され、風上補助列部は、風上主列部よりも下方に位置し且つ風上主列部よりも少数の上記扁平管によって構成され、風下管列は、上下に並んだ複数の扁平管によってそれぞれが構成された風下主列部と風下補助列部に区分され、風下補助列部は、風下主列部よりも下方に位置し且つ風下主列部よりも少数の扁平管によって構成される。
一般に、熱交換器は、例えば加熱用伝熱管の冷媒と筒状に形成された水タンクの水とが熱交換することによって、水タンクの水を加熱する。
また、熱交換器は、例えば酒造タンクの冷却や、石油プラントタンクの温度維持、反応缶の加熱処理、塗料や石油製品などをドラム缶のままで加温や冷却を行う場合にも適用される。
ところで、従来技術にあっては、例えばタンク等の筒状の対象物や、湾曲面や屈曲面を有する対象物に対して熱交換器を取り付けて熱交換を行う場合、管状の熱交換器を対象物の外面に沿わせて巻回し、溶接やボルト等により固定する。
また、特許文献1に記載の技術にあっては、板状の熱交換器を対象物の外面に当接させた状態で、溶接やボルト等により熱交換器を固定する。
特開2015−78830号公報
しかしながら、従来技術にあっては、熱交換器と対象物とが点接触となってしまい、接触面積を確保するのが困難である。
また、例えば溶接等により熱交換を対象物に固定することで接触面積を増加させることも考えられるが、接触面積の確保には限界がある。さらには、溶接等を行うことで、熱交換器を対象物に固定する際の製造コストが上昇する傾向にある。
したがって、従来技術にあっては、熱交換の効率の向上と低コスト化という点で改善の余地があった。
そこで、本考案は、上記事情に鑑みたものであって、従来技術と比較して、熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器を提供する。
上記の課題を解決するため、本考案の熱交換器は、冷媒が流入する流入口を備えた流入部と、前記冷媒が流出する流出口を備えた流出部と、前記流入部と前記流出部との間に設けられ、前記冷媒が内部を通流する長尺板状の通流部と、を備えた本体部を有し、前記通流部は、対象物に対して密着可能なように変形可能となっていることを特徴としている。
この構成によれば、熱交換器は、流入部と流出部との間に設けられ、冷媒が内部を通流する長尺板状の通流部を備えた本体部を有し、通流部は、対象物に対して密着可能なように変形可能となっているので、対象物の形状に対応して互いに密着するように変形させることができる。これにより、溶接等を行うことなく熱交換器と対象物との接触面積を増加させることができる。したがって、従来技術と比較して熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器を提供することができる。
また、前記通流部は、筒状の前記対象物の周方向に沿って配置され、前記流入部と前記流出部とを拘束手段により拘束することで、前記対象物に対して巻回されていることを特徴としている。
この構成によれば、通流部は、筒状の対象物の周方向に沿って配置され、流入部と流出部とを拘束手段により拘束することで、対象物に対して巻回されているので、対象物の外周面と通流部とを確実に密着させることができる。したがって、従来技術と比較してさらに熱交換の効率に優れた熱交換器を提供することができる。
また、前記流入部と前記流出部とをそれぞれ前記通流部の延在方向に折り返すことで形成された一対のU字状の折曲部を有し、前記拘束手段は、バンド部材であり、前記流入部と前記流出部とは、前記一対の折曲部の開口から挿通された前記バンド部材により拘束されていることを特徴としている。
この構成によれば、拘束手段は、バンド部材であり、流入部と流出部とは、一対の折曲部の開口から挿通されたバンド部材により拘束されているので、熱交換器と対象物との接触面積を低コストに増加させることができる。また、バンド部材により拘束するだけで、対象物に対して熱交換器を簡単に取り付けることができる。したがって、従来技術と比較して熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器を提供することができる。
また、前記通流部を前記対象物に対して密着した状態で固定する固定手段を有することを特徴としている。
この構成によれば、通流部を対象物に対して密着した状態で固定する固定手段を有するので、熱交換器と対象物との接触面積を確実に増加させることができる。したがって、従来技術と比較して熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器を提供することができる。
また、前記固定手段は、アルミテープであり、前記通流部を覆うとともに、前記対象物と前記通流部とに跨るように貼付されていることを特徴としている。
この構成によれば、固定手段は、アルミテープであり、通流部を覆うとともに、対象物と通流部とに跨るように貼付されているので、通流部を対象物に対して密着した状態で固定できるとともに、熱交換器と対象物との接触面積をさらに増加させて、アルミテープを介して効率よく熱交換することができる。
本考案によれば、熱交換器は、流入部と流出部との間に設けられ、冷媒が内部を通流する長尺板状の通流部を備え、通流部は、対象物に対して密着可能なように変形可能となっているので、対象物の形状に対応して互いに密着するように変形させることができる。これにより、溶接等を行うことなく熱交換器と対象物との接触面積を増加させることができる。したがって、従来技術と比較して熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器を提供することができる。
熱交換システムの説明図である。 熱交換器の斜視図である。 熱交換器の本体部の平面図である。 熱交換器の本体部の側面図である。 他の実施形態に係る熱交換器の本体部の平面図である。 他の実施形態に係る熱交換器の本体部の側面図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、熱交換システムの説明図である。
図1に示すように、本実施形態の熱交換システム1は、冷媒Rを循環させるいわゆる冷凍サイクル装置であって、コンプレッサ3と、凝縮器4と、膨張装置5と、熱交換器10と、を備えている。
コンプレッサ3は、冷媒Rを圧縮し、高温・高圧にして送り出すものである。コンプレッサ3は、容積式や遠心式があり、本実施形態ではいわゆるロータリ式の圧縮機が採用されている。コンプレッサ3は、例えば、内部に取り込まれる低圧の気体冷媒(冷媒R)を圧縮して、高温・高圧の気体冷媒(冷媒R)に変換する。
冷媒としては、従来、フロン冷媒が採用されていた。また、冷媒としては、用途によりCFC(クロロフルオロカーボン)やHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)等が使用されていた。しかしながら、オゾン層の保護等の目的からCFCやHCFCの使用は廃止されている。
本実施形態における冷媒Rとしては、特に限定はされないが、HCFCから塩素を除いたHFC(ハイドロフルオロカーボン)や、HFCに替えて、二酸化炭素や炭化水素、アンモニア等が使用される。
凝縮器4は、気体を冷却し液体とするために使用されており、冷媒Rを液化させて熱を外部へ放出する機能を有している。本実施形態の凝縮器4は、コンプレッサ3から送り込まれる高温・高圧の気体冷媒から熱を放熱させ、高温・高圧となった気体冷媒(冷媒R)を高圧の液体冷媒(冷媒R)に変換する。
膨張装置5は、冷媒Rを急激に膨張させ、低温・低圧にさせる機能を有している。膨張装置5は、例えば膨張弁が採用される。
膨張装置5から排出された液体冷媒(冷媒R)は、後述の熱交換器10で蒸発し、液体冷媒(冷媒R)から気体冷媒(冷媒R)に変化する。本実施形態の膨張装置5は、コンプレッサ3から送り込まれる高圧の冷媒Rの圧力を下げ、高圧の冷媒Rを低温・低圧の冷媒Rに変化させる。
熱交換器10は、いわゆる蒸発器であって、対象物Kに取り付けられている。熱交換器10は、膨張装置5から送り込まれる低温・低圧の液体冷媒(冷媒R)を気化させ、低温・低圧の液体冷媒(冷媒R)を低圧の気体冷媒(冷媒R)にする。そして、熱交換器10において、低圧の液体冷媒(冷媒R)が気化する際に対象物Kから熱を奪うことで冷却される。熱交換器10および対象物Kに対する熱交換器10の取付構造の詳細については後述する。
熱交換器10を通過した低圧の気体冷媒は、コンプレッサ3の内部に取り込まれる。このように、本実施形態の熱交換システム1では、作動流体である冷媒Rが気体冷媒(冷媒R)と液体冷媒(冷媒R)との間で相変化しながら循環し、気体冷媒(冷媒R)から液体冷媒(冷媒R)に相変化する過程で放熱され、液体冷媒(冷媒R)から気体冷媒(冷媒R)に相変化する過程で吸熱される。そして、これらの放熱や吸熱を利用して暖房や冷房などが行われる。
図2は、熱交換器の斜視図である。
図2に示すように、熱交換器10は、本体部10Aと、冷却される対象物Kに対して本体部10Aを拘束する拘束手段20としてのバンド部材20Aと、本体部10Aを対象物Kに固定する固定手段30としての貼付部材30Aと、を有している。
ここで、冷却される対象物Kは特に限定されることはないが、例えば遠心分離機の分離槽を囲む筒状のハウジングである。
図3は熱交換器の本体部の平面図である。
図4は、熱交換器の本体部の側面図である。
図3および図4に示すように、本実施形態の熱交換器10の本体部10Aは、冷媒Rが流入する流入部11と、冷媒Rが流出する流出部12と、冷媒Rが通流する通流部15(15a〜15c)と、を備えている。
流入部11は、例えば銅等の金属材料からなる中空のパイプ部材11Aを備えている。流入部11のパイプ部材11Aは、L字状に屈曲形成されており、一端が冷媒Rを導入する流入口11aとなっており、他端が通流部15と接続されている。
流出部12は、流入部11と同様に形成されており、例えば銅等の金属材料からなる中空のパイプ部材12Aを備えている。流出部12のパイプ部材12Aは、L字状に屈曲形成されており、一端が冷媒Rを流出する流出口12aとなっており、他端が通流部15と接続されている。
通流部15は、流入部11と流出部12との間に設けられており、全体として長尺板状に形成されている。通流部15は、例えばアルミニウム等の金属材料により形成されている。通流部15は、容易に曲げ加工が可能となっており、熱交換器10が取り付けられる対象物Kに対して密着可能なように変形可能となっている。
通流部15は、幅方向に仕切られることにより、第一通流部15aと、第二通流部15bと、第三通流部15cとに3分割されている。第一通流部15a、第二通流部15bおよび第三通流部15cは、それぞれ中空となっており、内部に断面偏平状の冷媒通流路が形成されている。
また、流入部11および流出部12の内部には、それぞれ遮蔽板16a,16bが設けられている。
流入部11の遮蔽板16aは、隣接する第一通流部15aと第二通流部15bとを流入部11側で仕切っている。これにより、第一通流部15aと第二通流部15bとの冷媒Rの通流は、流入部11側の端部において遮蔽板16aにより遮断されている。
流出部12の遮蔽板16bは、隣接する第二通流部15bと第三通流部15cとを流出部12側で仕切っている。これにより、第二通流部15bと第三通流部15cとの冷媒Rの通流は、流出部12側の端部において遮蔽板16bにより遮断されている。
第一通流部15aの流入部11側の端部は、流入部11のパイプ部材11Aと連通している。また、第一通流部15aの流出部12側の端部は、第二通流部15bの流出部12側の端部と連通している。第二通流部15bの流入部11側の端部は、第三通流部15cの流入部11側の端部と連通している。第三通流部15cの流出部12側の端部は、流出部12のパイプ部材12Aと連通している。
このように、通流部15が形成されることにより、流入部11のパイプ部材11Aにおける流入口11aから流入した冷媒Rは、第一通流部15aを流入部11側から流出部12側に向かって通流し、第二通流部15bを流出部12側から流入部11側に向かって通流し、第三通流部15cを流入部11側から流出部12側に向かって通流し、流出部12のパイプ部材12Aにおける流出口12aから流出される(図3の矢印参照)。
図2に示すように、通流部15は、湾曲させることにより筒状の対象物Kの周方向に沿って配置されている。
ここで、熱交換器10の本体部10Aは、一端である流入部11と、他端である流出部12とを、それぞれ通流部15の延在方向に折り返すことで形成された折曲部17,17を有している。一対の折曲部17,17は、流入部11と流出部12とを、それぞれ対象物Kの径方向の外側に折り曲げることで形成されている。一対の折曲部17,17は、対象物Kの中心軸Oの軸方向から見て、U字状に形成されている。
熱交換器10の本体部10Aは、通流部15が筒状の対象物Kの周方向に沿って配置されている。熱交換器10の本体部10Aは、流入部11と流出部12とを拘束手段20により拘束することで、対象物Kに対して巻回されている。
本実施形態において、拘束手段20は、例えば樹脂材料により形成された結束可能なバンド部材20Aである。バンド部材20Aとしては、特に限定はされないが、例えばタイラップ(登録商標)が採用される。バンド部材20Aは、対象物Kの周方向に対抗する一対の折曲部17,17の開口から挿通された状態で締め上げて結束される。これにより、流入部11と流出部12とは、一対の折曲部17,17の開口から挿通されたバンド部材20Aにより拘束される。
このとき、熱交換器10の本体部10Aにおける通流部15は、対象物Kの外周面に密着した状態で対象物Kの周方向に沿って配置される。
さらに、熱交換器10の本体部10Aにおける通流部15は、固定手段30により対象物Kの外周面に密着した状態で対象物Kの周方向に沿って固定される。本実施形態において、通流部15を対象物に固定する固定手段30は、例えばアルミニウムからなる粘着テープ(いわゆるアルミテープ)の貼付部材30Aである。
貼付部材30Aは、通流部15の幅寸法よりもわずかに広くなっている。貼付部材30Aは、一対の折曲部17,17間において、通流部15の延在方向に沿って、通流部15の表面を覆うように、かつ対象物Kの外周面と通流部15の表面とに跨るように貼付されている。これにより、熱交換器10の本体部10Aにおける通流部15は、対象物Kの外周面に密着した状態で固定できる。
続いて、上述した熱交換器10を対象物Kに取り付ける工程について説明する。
まず、作業者は、図3に示す熱交換器10の本体部10Aを対象物Kの外周面に沿って湾曲させる。このとき、熱交換器10の本体部10Aにおける通流部15は、長尺板状に形成されているので、作業者は、容易に通流部15を湾曲させて対象物Kの外周面に沿わせることができる。
次いで、作業者は、熱交換器10の本体部10Aのうち、通流部15の長手方向における一端である流入部11と、他端である流出部12とを、それぞれ通流部15の延在方向であって、対象物Kの径方向の外側に向かって折り返す。これにより、熱交換器10の本体部10Aの両端部には、対象物Kの軸方向から見てU字状の折曲部17が形成される。
次いで、作業者は、熱交換器10の本体部10Aを対象物Kに巻き付けるとともに、一対の折曲部17,17を周方向に対向するように配置する。次いで、作業者は、一対の折曲部17,17の開口から拘束手段20であるバンド部材20Aを挿通し、環状にして締め上げる。これにより、熱交換器10の本体部10Aは、対象物Kの周方向に沿って、対象物Kに対して通流部15が密着した状態で配置される。
次いで、作業者は、固定手段30であるアルミテープからなる貼付部材30Aを、通流部15の延在方向に沿って貼付する。このとき、作業者は、通流部15の表面を覆うように、かつ対象物Kの外周面と通流部15の表面とに跨るように貼付部材30Aを貼付する。これにより、熱交換器10の本体部10Aは、通流部15が対象物Kに対して密着した状態で固定される。
本実施形態の熱交換器10は、冷媒Rが流入する流入口11aを備えた流入部11と、冷媒Rが流出する流出口12aを備えた流出部12と、流入部11と流出部12との間に設けられ、冷媒Rが内部を通流する長尺板状の通流部15と、を備えた本体部10Aを有し、通流部15は、対象物Kに対して密着可能なように変形可能となっている。
この構成によれば、熱交換器10は、流入部11と流出部12との間に設けられ、冷媒Rが内部を通流する長尺板状の通流部15を備えた本体部10Aを有し、通流部15は、対象物Kに対して密着可能なように変形可能となっているので、対象物Kの形状に対応して互いに密着するように変形させることができる。これにより、溶接等を行うことなく熱交換器10と対象物Kとの接触面積を増加させることができる。したがって、従来技術と比較して熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器10を提供することができる。
また、通流部15は、筒状の対象物Kの周方向に沿って配置され、流入部11と流出部12とを拘束手段により拘束することで、対象物Kに対して巻回されている。
この構成によれば、通流部15は、筒状の対象物Kの周方向に沿って配置され、流入部11と流出部12とを拘束手段20により拘束することで、対象物Kに対して巻回されているので、対象物Kの外周面と通流部15とを確実に密着させることができる。したがって、従来技術と比較してさらに熱交換の効率に優れた熱交換器10を提供することができる。
また、流入部11と流出部12とをそれぞれ通流部15の延在方向に折り返すことで形成された一対のU字状の折曲部17,17を有し、拘束手段20は、バンド部材20Aであり、流入部11と流出部12とは、一対の折曲部17,17の開口から挿通されたバンド部材20Aにより拘束されている。
この構成によれば、流入部11と流出部12とをそれぞれ通流部15の延在方向に折り返すことで形成された一対のU字状の折曲部17,17を有し、拘束手段20は、バンド部材20Aであり、流入部11と流出部12とは、一対の折曲部17,17の開口から挿通されたバンド部材20Aにより拘束されているので、熱交換器10と対象物Kとの接触面積を低コストに増加させることができる。また、バンド部材20Aにより拘束するだけで、対象物Kに対して熱交換器10を簡単に取り付けることができる。したがって、従来技術と比較して熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器10を提供することができる。
また、熱交換器10は、通流部15を対象物Kに対して密着した状態で固定する固定手段30を有している。
この構成によれば、通流部15を対象物Kに対して密着した状態で固定する固定手段30を有するので、熱交換器10と対象物Kとの接触面積を確実に増加させることができる。したがって、従来技術と比較して熱交換の効率に優れた低コストな熱交換器10を提供することができる。
また、固定手段30は、アルミテープであり、通流部15を覆うとともに、対象物Kと通流部15とに跨るように貼付されている。
この構成によれば、固定手段30は、アルミテープからなる貼付部材30Aであり、通流部15を覆うとともに、対象物Kと通流部15とに跨るように貼付されているので、通流部15を対象物Kに対して密着した状態で固定できるとともに、熱交換器10と対象物Kとの接触面積をさらに増加させて、アルミテープを介して効率よく熱交換することができる。
なお、本考案は上述の実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
上述の実施形態では、対象物Kは筒状となっていたが、熱交換器10が装着される対象物Kの形状は特に限定されない。したがって、熱交換器10が装着される対象物Kの形状は、例えば直方体であってもよい。
また、上述の実施形態では、熱交換器10が装着される対象物Kとして遠心分離機を例に説明をしたが、熱交換器10が装着される対象物Kは遠心分離機に限定されない。熱交換器10が装着される対象物Kとしては、例えば製氷機や食品用冷蔵器、ソフトクリーム用フリーザー、ワインセラー等の冷凍冷蔵機器、ボイラー、空気調整設備、薬品保管庫等であってもよい。
また、上述の実施形態では、HFC(ハイドロフルオロカーボン)や二酸化炭素、炭化水素、アンモニア等の冷媒Rを循環させるいわゆる冷凍サイクル装置であって、コンプレッサ3と、凝縮器4と、膨張装置5と、熱交換器10と、を備えた熱交換システム1を例に説明をした。しかしながら、本発明の熱交換器10の適用は冷凍サイクル装置に限定されない。したがって、例えば、冷媒Rとして水や空気等を採用した冷却システムに本発明の熱交換器10を適用してもよい。
上述の実施形態では、流入部11のパイプ部材11Aおよび流出部12のパイプ部材12Aがそれぞれ銅により形成されていたが、例えばステンレスやアルミニウム等により形成されていてもよい。また、上述の実施形態では、通流部15がアルミニウムにより形成されていたが、例えばステンレスや銅等により形成されていてもよい。すなわち、熱交換器の各構成部品の材料等については、上述の実施形態に限定されることはなく、適宜変更が可能である。
上述の実施形態では、通流部15は、第一通流部15aと、第二通流部15bと、第三通流部15cとに3分割されていたが、分割数は特に限定されない。また、通流部15は、分割されていなくてもよい。
また、上述の実施形態では、流入部11および流出部12の内部にそれぞれ遮蔽板16a,16bを設けることにより、第一通流部15aと第二通流部15bとの冷媒Rの通流を流入部11側の端部において遮断し、第二通流部15bと第三通流部15cとの冷媒Rの通流を流出部12側の端部において遮断していた。また、この構成により、流入部11のパイプ部材11Aにおける流入口11aから流入した冷媒Rは、第一通流部15aを流入部11側から流出部12側に向かって通流し、第二通流部15bを流出部12側から流入部11側に向かって通流し、第三通流部15cを流入部11側から流出部12側に向かって通流し、流出部12のパイプ部材12Aにおける流出口12aから流出されていた。
これに対して、流入部11および流出部12の内部にそれぞれ遮蔽板16a,16bを設けていなくてもよい。この場合においては、流入部11のパイプ部材11Aにおける流入口11aから流入した冷媒Rは、第一通流部15a、第二通流部15b、第三通流部15cをそれぞれ流入部11側から流出部12側に向かって通流し、流出部12のパイプ部材12Aにおける流出口12aから流出される。
上述の実施形態では、拘束手段20として、いわゆるタイラップ(登録商標)等のバンド部材20Aを例に説明したが、拘束手段20はバンド部材20Aに限定されない。したがって、例えば、針金等を用いて通流部15の両端を拘束することにより、対象物Kに熱交換器10が装着されていてもよい。
上述の実施形態は、拘束手段20として、いわゆるタイラップ(登録商標)等のバンド部材20Aを例に説明したが、拘束手段20はバンド部材20Aに限定されない。したがって、例えば、拘束手段20として、通流部15の両端にそれぞれブラケットを設けるとともに、ブラケット同士を締結するボルトおよびナット等であってもよい。また、拘束手段20として、例えば通流部15の両端を対象物Kの周方向に沿って挟持するクランプ部材やクリップ等であってもよい。
上述の実施形態では、固定手段30として、アルミテープからなる貼付部材30Aを例に説明をしたが、固定手段30はアルミテープに限定されない。固定手段30は、例えば、アルミニウム以外の金属箔からなる貼付部材30Aでもよいし、接着剤等であってもよい。
また、上述の実施形態では、固定手段30として、アルミテープからなる貼付部材30Aを採用していたが、貼付部材30Aの表面を覆うように、さらに断熱材料を設けてもよい。これにより、熱交換器10による熱交換の効率をさらに向上させることができる。なお、断熱材料としては、例えば、グラスウールやウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム等が採用される。
上述の実施形態では、貼付部材30Aであるアルミテープが一枚となっており、通流部15の全体にわたって貼付されていたが、複数枚のアルミテープを通流部15に貼付してもよい。
(他の実施形態)
図5は、他の実施形態に係る熱交換器の本体部の平面図である。
図6は、他の実施形態に係る熱交換器の本体部の側面図である。
上述の実施形態では、熱交換器10の本体部10Aは、冷媒Rが流入する流入部11と、冷媒Rが流出する流出部12と、冷媒Rが通流する通流部15(15a〜15c)と、を備え、流入部11および流出部12の内部には、それぞれ遮蔽板16a,16bが設けられていた。これにより、流入部11のパイプ部材11Aにおける流入口11aから流入した冷媒Rは、第一通流部15aを流入部11側から流出部12側に向かって通流し、第二通流部15bを流出部12側から流入部11側に向かって通流し、第三通流部15cを流入部11側から流出部12側に向かって通流し、流出部12のパイプ部材12Aにおける流出口12aから流出されていた(図3参照)。
これに対して、図5および図6に示すように、他の実施形態に係る熱交換器10の本体部10Aは、冷媒Rが流入する流入部11と、冷媒Rが流出する流出部12と、冷媒Rが通流する通流部15(15a〜15c)と、を備え、流入部11および流出部12の内部が、それぞれ通流部15a〜15cを連通するように構成されていてもよい。これにより、流入部11のパイプ部材11Aにおける流入口11aから流入した冷媒Rは、第一通流部15a、第二通流部15bおよび第三通流部15cを、流入部11側から流出部12側に向かって通流し、流出部12のパイプ部材12Aにおける流出口12aから流出される(図5の矢印参照)。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、前記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
10 熱交換器
10A 本体部
11 流入部
11a 流入口
12 流出部
12a 流出口
15 通流部
15a 第一通流部(通流部)
15b 第二通流部(通流部)
15c 第三通流部(通流部)
17 折曲部
20 拘束手段
20A バンド部材
30 固定手段
30A 貼付部材(アルミテープ)
K 対象物
R 冷媒

Claims (5)

  1. 冷媒が流入する流入口を備えた流入部と、
    前記冷媒が流出する流出口を備えた流出部と、
    前記流入部と前記流出部との間に設けられ、前記冷媒が内部を通流する長尺板状の通流部と、
    を備えた本体部を有し、
    前記通流部は、対象物に対して密着可能なように変形可能となっていることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器であって、
    前記通流部は、筒状の前記対象物の周方向に沿って配置され、前記流入部と前記流出部とを拘束手段により拘束することで、前記対象物に対して巻回されていることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項2に記載の熱交換器であって、
    前記流入部と前記流出部とをそれぞれ前記通流部の延在方向に折り返すことで形成された一対のU字状の折曲部を有し、
    前記拘束手段は、バンド部材であり、
    前記流入部と前記流出部とは、前記一対の折曲部の開口から挿通された前記バンド部材により拘束されていることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項2または3に記載の熱交換器であって、
    前記通流部を前記対象物に対して密着した状態で固定する固定手段を有することを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項4に記載の熱交換器であって、
    前記固定手段は、アルミテープであり、前記通流部を覆うとともに、前記対象物と前記通流部とに跨るように貼付されていることを特徴とする熱交換器。
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