JP3209402U - 立位式尿器 - Google Patents

Abstract

【課題】腰痛や下肢の障害により、便器に腰かけることが困難な人や女性が立位で排尿できる尿器を提供する。【解決手段】上部を開口した箱状の尿器本体１の前面に取っ手部２を設け、尿漏れを防止するため上面の排尿口３の後部側をＶ字形に形成し、排尿口３の上端の掛け具４に排尿防音シート６を着脱自在に取り付ける。【選択図】図１

Description

本考案は、特に女子が立位で排尿することができる立位式尿器に関するものである。

従来仰臥位式や座位で使用する尿器はあった。

従来の尿器は、次のような欠点があった。すなわち立位はできるが、怪我などにより便器に腰かけることが困難な人は不便であったし、排尿音が気にかかっていた。

本考案は、怪我などで腰かけられなかったり、尿漏れや排尿音を気にすることなく野外でも使用することを目的とするものである。

本考案に係る立位式尿器は、上部を開口した採尿を有する箱状の尿器本体の前面に取っ手部を設け、上面の採尿口の後部側を緩い傾斜面として支え部を形成し、その先端に掛け具を取り付け、この掛け具を介して採尿口に採尿防音シートを着脱自在に取り付けるものである。

腰痛、下肢障害などにより、便器に腰かけることが困難な場合、立位で排尿することができる。そして、排尿口がＶ字形のため密着した状態で使用され、尿漏れの心配がない。また、排尿音を気にせず使用することができ、さらにコンパクトに形成遮蔽され、車中又は野外でトイレがなく困った場合利用すると便利である。

本考案の立位式尿器を示す斜視図である。 同じく断面図である。 防音シートを示す正面図である。

本考案に係る立位式尿器は図１ないし図３に示すように、排尿口３を有する略箱状の尿器本体１の前面に取っ手部２を設け、上面の採尿口３の後部側を緩い傾斜面と支え部８とし、上部先端に掛け具４を取り付け６、この掛け具４を介して排尿防音シート６をその先端側に設けた穴７を引掛けて着脱自在に取り付けてなるものである。

尿器本体は硬いプラスチック３材料を用いて、上面側の一部に採尿口を開口して略箱状に成形され、その底部面５が閉じられて尿貯留部とし、かつ排尿後の安定性を保つためのものである。

排尿防音シート６は、図３が示すように保水性を有するプラスチック又は紙を用いて略長形状に製せられ、その先端側に穴７が開けられ、使用時にこの穴７を用いて尿器本体の先端部分に設けられる掛け具４を引掛けて取り付け後、端側を自由端として、排尿時の音を消音させるものである。

１．尿器本体
２．取っ手部
３．排尿口
４．掛け具
５．底部面
６．排尿防音シート
７．穴
８．支え部

Claims (1)

1. 上部を開口した排尿口を有する、略箱状の尿器本体の前面に取っ手部を設け、上面の採尿口の後部側を緩い傾斜面とする支え部を形成し、その先端に掛け具を取り付け、この掛け具を介して排尿口に排尿防音シートを着脱自在に取り付けてなる立位式尿器。

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