JP3209028U - 球体供給具 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で且つ多くの種類のビーズ等の球体を収納し、各球体を1個ずつ確実容易に排出することのできる球体供給具を提供する。【解決手段】前方に球体を排出する放出端を有する前方放出部105と、前方放出部105の後方に、球体を収納する複数の収納室103を有する回転可動部と、前方放出部105と一体とされ、回転可動部が回転可能に取り付けられ、回転可動部の回転中心と同軸とされる固定歯車129を有するベース部材110と、収納室103に収納され、固定歯車129と噛合する可動歯車255と、収納室103の内部を複数の収納空間に区画する区切り板245と、を有する収納室形成体240と、を備える。【選択図】図2

Description

本考案は、種類の異なる球体を1個ずつ取り出すことのできる球体供給具に関する。
従来、球体であるビーズを用いて絵模様を作成するビーズ玩具がある。このようなビーズ玩具としては、例えば、ビーズを熱融解して互いを融着することにより模様を作るビーズ玩具や、接着面にビーズを接着させて模様を作るビーズ玩具、並べたビーズに液体を塗布することで表面を融着させて模様を作るビーズ玩具等がある。ビーズ玩具に用いられるビーズは小径の粒状球体が一般的であり、この球体を手で摘んで作業するには手先の器用さが必要である。また、小児にとって小さな球体は扱いにくい。
そこで、本願出願人は、ビーズ等の球体を用いて模様を作るに際し、球体を所定位置に供給する球体供給具として、ケース収容部を備えた本体部と、円周方向に複数の球体収納空間を備えてケース収容部に回転可能に保持される球体収納ケースと、から構成され、本体部は、把持部の先端に開口部を有し案内路を把持部内に有し、球体収納ケースを所定の角度だけ回転させる回動機構と、球体収納空間内の球体を1個だけ案内路に移送させる球体取出機構と、を本体部に内蔵し、複数種の異なる着色球体を色分けして収納し、回動機構を作動させることにより、収納される各色の着色球体を1個ずつ選択的に取り出すことのできる球体供給具を提案している。
特開2011―136037号公報 特開2013―146390号公報
前述の球体供給具は、複数の色の異なるビーズ等の球体を収納可能としているも、多くの種類を区切るために収納室を小さくすると、球体であるビーズの複数個が収納室の出口に集まったとき、複数個の球体により1個ずつ排出する出口を塞ぐことがあった。
そして、出口を塞いだ状態の複数個の球体を分離するために収納室に振動を与えても、収納室が小さく、各球体の移動空間が狭い場合、出口を塞いだ状態の複数の球体を分離させることが困難となり、収納空間を小さくして多くの種類の球体を収納する球体供給具を子供が扱いやすい大きさとすることが困難であった。
本考案は、上述の欠点を排除し、小型で且つ多くの種類のビーズ等の球体を収納し、各球体を1個ずつ確実容易に排出することのできる球体供給具を提供することを目的とする。
本考案に係る球体供給具は、前方に球体を排出する放出端を有する前方放出部と、前記前方放出部の後方に、前記球体を収納する複数の収納室を有する回転可動部と、前記前方放出部と一体とされ、前記回転可動部が回転可能に取り付けられる、前記回転可動部の回転中心と同軸とされる固定歯車を有するベース部材と、前記収納室に収納される、前記固定歯車と噛合する可動歯車と、前記収納室の内部を複数の収納空間に区画する区切り板と、を有する収納室形成体と、を備える。
そして、上記球体供給具では、前記収納室形成体は、円盤状の蓋板及び円盤状の底板を有し、前記区切り板は、前記蓋板の下面に取り付けられ、前記区切り板の下端を前記底板に当接することにより前記蓋板と前記底板の間に複数の収納空間を形成し、前記ベース部材に制御部材を備え、複数の前記収納室の何れかが前記前方放出部の位置に合わされたとき、この前記前方放出部の位置に合わされた収納室の前記収納室形成体を前記制御部材に載置し、前記収納室の内部で前記収納室形成体を底板方向に移動可能とする。
また、上記球体供給具では、前記底板は、円周状に配置される複数の溝部を有し、前記区切り板は、その下端に突起を有し、前記区切り板の前記突起を前記溝部に係合させる。
本考案に係る球体供給具によれば、複数の収納空間に区画される収納室を複数備えるため、各収納空間を小さくして子供にも手に持ちやすい大きさの球体供給具としつつ、多くの異なる種類の球体を区分けして収納することができ、可動歯車により収納室を区画する区切り板を回転させ、収納空間内の球体を収納室からの排出口付近に詰まらせることを防止できる。
また、収納室内に区画された収納空間を形成する収納室形成体を、制御部材に載置して収納室内で降下可能とすることにより、所定位置である前方放出部の位置に収納室を位置させたとき、収納室形成体を底板方向に移動させて収納空間に収納されたビーズ等の球体を排出することができる。
そして、底板の溝部に区切り板の突起を係合させる収納室形成体は、可動歯車により底板が回転するとき、底板の回転を区切り板に伝達して回転させることができ、底板を回転させないときにも溝部と突起との係合を外して区切り板のみを回転させることができ、収納室内に区画された収納空間の何れかを選択して、その選択した収納空間の球体を排出することができる。
本考案の実施形態に係る球体供給具の外観斜視図。 本考案の実施形態に係る球体供給具の回転可動部を分解した状態を示す外観斜視図。 本考案の実施形態に係る球体供給具のベース部材等を示す斜視図。 本考案の実施形態に係る球体供給具のベース部材に取り付ける主要部を示す下方斜視図。 本考案の実施形態に係る球体供給具の球体排出状態を示す要部断面図。 本考案の実施形態に係る球体供給具の球体捕球状態を示す要部断面図。
本考案の実施形態に係る球体供給具100は、図1に示すように、6個の円筒形状の収納室を形成する円筒状の収納室壁215を環状に設けた回転可動部101と、厚肉環状の回転可動部101から厚肉三角形状に突出する前方放出部105の先端に短円筒状の放出端107を備える。尚、この球体供給具100は、補給補助具260を備える。
また、本考案の実施形態において、球体供給具100の放出端107側を前方、逆方向の回転可動部101の側を後方、前方後方に交わる方向を左右の側方とし、可動カバー部210側を上方とし、ベース部材110側を下方として以下説明する。
この回転可動部101は、図2に示すように、可動カバー部210及びカバー保持体220と、可動カバー部210の収納室壁215により形成する収納室103に収納される収納室形成体240とで形成される。
この可動カバー部210は、図2及び図4に示すように、収納室103を形成する円筒状の収納室壁215の6個を円周状に配置して環状の回転可動部101を形成し、この6個の円筒状の収納室壁215を接続する連結壁218を有する。
この連結壁218は、中央に穴を形成するようにして環状形状とされた頂板218aの周囲から垂下する外壁218bを有する。頂板218aの内径は円周状に配置される6個の収納室壁215の内接円よりも僅かに小さく、頂板218aの外径は6個の収納室壁215の外接円よりも小さくされ、収納室壁215の一部を連結壁218の外壁218bから突出させた状態で円周状に配置される6個の収納室壁215を連結する。
そして、頂板218aの内周縁から垂下する円筒状の中央壁211設けて中央壁211の内側に装飾孔219を形成している。
更に、可動カバー部210は、各収納室壁215における連結壁218の外壁218bから突出した最外方部分に、収納室壁215の下端からU字形状に切り込んだ排出切込み216を有し、更に、図4に示したように、収納室壁215の下端には、連結壁218の外壁218bよりも内側の部分において複数の挿入切込み217を有する。
尚、この収納室壁215の上端を僅かに内方に突出させ、収納室壁215の内径よりも収納室壁215の上端開口径を僅かに小さくしている。
更に、収納室壁215の下端と連結壁218である外壁218bの下端の高さを同一とし、中央壁211の下端の高さも略同一とし、この中央壁211の下端をカバー保持体220と可動カバー部210を接合する接合部213とする。
また、可動カバー部210は、頂板218aの下側に円筒状の中央壁211よりも直径が大きく、中央壁211や外壁218b及び収納室壁215よりも下方に長く垂下した円筒状の垂下壁212を有する。この垂下壁212は、連結壁218の頂板218aの下面から円周状に配置された収納室壁215と収納室壁215との間隙を接続する部分と、収納室壁215を下方に延長する部分とを有し、収納室壁215を下方に延長する部分が円弧状に内側に窪んだ円筒形状とされる。
そして、この可動カバー部210の収納室103に収納される収納室形成体240は、図2に示したように、上面を球面状に湾曲させた円盤状の蓋板241と蓋板241の中心から垂下する棒状の支柱部243と、支柱部243の両側に延設された板状の区切り板245と、支柱部243の下端が挿入される支柱穴を上面の中央に有して下面には可動歯車255を有する円盤状の底板251と、を有する。
また、蓋板241の上面には装飾部249を突出させている。可動歯車255は、底板251の直径よりも小さな外径の外歯歯車とされる。蓋板241の外径と底板251の外径及び収納室103の径を略等しくし、且つ収納室壁215の上端開口径よりも蓋板241の外径を僅かに大きくしている。区切り板245の外縁は、蓋板241及び底板251から突出しないようにしている。
更に、収納室形成体240は、区切り板245の外縁近傍下端には僅かに下方に突出する突起246を有し、底板251の上面には放射状の複数の溝部252を円周状に配置するように有する。突起246を溝部252に係合させることで、底板251の所定の複数位置で区切り板245を安定させて位置させることできるようにしている。
従って、装飾部249を指で掴み、蓋板241を強く回転させると、突起246が溝部252から外れ、蓋板241や区切り板245を底板251に対して回転可能としており、突起246を溝部252に係合させているときは、蓋板241に外部から力を加えない状態であれば、底板251と共に蓋板241や区切り板245が収納室103内で回転するようにしている。
また、可動カバー部210に固定するカバー保持体220は、可動カバー部210の中央壁211と同一直径とされる円筒状の円筒部221を有し、円筒部221の下端から外方に延出される図示されない環状形状の鍔部を有し、鍔部の外縁から上方に円筒部221よりも低い高さで円筒部221と同心円状とされる筒状の摺接筒223を有する。
この摺接筒223は、可動カバー部210の垂下壁212と略同一径とされ、円筒部221の上端を中央壁211の下端の接合部213に接合させたとき、摺接筒223の上端と垂下壁212の下端との間に僅かな間隙を形成する。
また、摺接筒223は、180度離れた2か所である対向位置に切欠き部224を備え、円筒部221と摺接筒223との間隙に設けた2個の弾性体231の突出部233を、夫々各切欠き部224から僅かに外方に突出させている。
このカバー保持体220は、取付けネジ237により円筒部221の上端を中央壁211の下端の接合部213に接合させるように固定され、可動カバー部210とカバー保持体220と収納室形成体240とにより形成する回転可動部101がベース部材110に対して回転可能にベース部材110に取り付けられるものである。
このベース部材110は、図2及び図3に示すように、後方は回転可動部101を支持する円形とされ、前方は前方放出部105を形成するように三角形状とされる、板状部111を有する。ベース部材110は、その前方が前方放出部105の下部を形成するようにして、前方放出部105と一体とされる。
そして、ベース部材110は、板状部111の後方の円形よりも僅かに小さな半径の円周を形成する環状の環状壁121を板状部111の上面に有する。この環状壁121は、後方においてその高さを低くする段部123を有し、前方には間隙を形成するように開放端部122を有して、環状壁121に不連続部分を形成している。
更に、ベース部材110は、環状壁121の内側に、環状壁121と同心円状とされて板状部111から僅かに上方に突出する環状の支持壁131を有する。この支持壁131は、前方部分と後方部分に不連続部分133を有する。後方の不連続部分133の幅は、環状壁121に形成した段部123の幅よりも狭く、前方の不連続部分133の幅は、環状壁121の両開放端部122の間隔よりも狭い幅とされる。
そして、ベース部材110は、支持壁131の内側に、更に環状壁121と同心円状とする環状の規制壁125を板状部111の上面に有する。規制壁125は、環状壁121と同一高さとされ、前方にその高さを低くする前段部126を有し、後方にもその高さを低くする後段部127を有する。
この前段部126と後段部127の高さは、環状壁121の段部123と同じ高さとされる。ベース部材110は、この前段部126と後段部127の高さに合わせた高さの外歯歯車とされる固定歯車129を規制壁125の外周に形成するように板状部111の上面に有する。
更に、ベース部材110は、規制壁125の内側に、環状壁121と同心円状とされる環状の上部内筒部135を板状部111の上面に有する。上部内筒部135の直径は、可動カバー部210の垂下壁212の外形よりも僅かに大きく、上部内筒部135の高さは、規制壁125の前段部126や後段部127と略同一高さとしている。
そして、ベース部材110は、板状部111の下面に、上部内筒部135と同心円状にして略同一直径の下部内筒部137を有する。上部内筒部135及び下部内筒部137の内側となる板状部111には、上部内筒部135や下部内筒部137の直径よりも僅かに直径の小さな円形の透孔を上部内筒部135と同心円状に形成することにより、上部内筒部135及び下部内筒部137の内側に突出する突出環136を形成している。
また、ベース部材110は、下部内筒部137の内周面に、下部内筒部137の中心軸線と平行な直線溝形状であるノッチ溝138を有する。このノッチ溝138は、収納室壁215(収納室103)の数と同数の6個が等間隔に設けられる。
そして、ベース部材110は、板状部111の周囲において上方に立ち上げる周壁部141を有する。周壁部141の高さを後方の円形部分の周囲では僅かな高さの垂直部分を有する高さとし、前方放出部105を形成する三角形部分における直線状の中間部分から前方では高い高さの垂直部分を有する高さとし、ベース部材110の先端に半円筒状の放出口下部143を形成している。
更に、ベース部材110は、前方放出部105を形成する三角部分の中間において両直線部分を結ぶ左右への直線状の制御壁147を板状部111の上面に有し、制御壁147の中央位置から放出口下部143に至る排出通路を形成する下通路板145を蛇行させるように有する。
また、ベース部材110は、制御壁147よりも後方では、下部内筒部137の直径よりも僅かに小さな幅で下部内筒部137の高さに等しい深さとされる前凹部113を板状部111に有している。この前凹部113には略L字形状とされる制御部材171の基板部172を収納する。前凹部113は、円柱形状の突起であるバネ止め114と制御部材171の左右移動を規制する制御部規制板115を有する。
そして、ベース部材110は、板状部111における下部内筒部137よりも後方には、前凹部113と略同一幅にして同一深さの後凹部117を有する。この後凹部117には押上げ部材191を収納する。後凹部117は、押上げバネ195の下端を固定する円柱形状の突起であるバネ止め118を有し、バネ止め118の左右には係合突起119を有する。
この係合突起119は、四角柱形状であって支持壁131の不連続部分133の位置に配置され、対向する係合突起119の内側面を支持壁131の不連続部分133を形成する支持壁131の端部位置に一致させる。係合突起119は、この対向する内側面に上下方向の溝を有し、押上げ部材191の係合部193をこの溝に挿入する。
この押上げ部材191は、図3に示すように、略直方体形状とされ、後方に突起部192を有する。突起部192の後端面を僅かに湾曲形状として環状壁121の内面に当接し、押上げ部材191の前面を固定歯車129に接触させ、左右を支持壁131の端部及び係合突起119に当接し、押上げ部材191の前後左右の位置が固定される。
また、この押上げ部材191は、左右の下端から突出する係合部193を有する。係合突起119の対向する面に設けた溝にこの係合部193を挿入し、係合部193を溝の上端に係合させて上方に抜けることを阻止している。この押上げ部材191の最上端位置で、押上げ部材191の上面を支持壁131の上端高さと同一高さとし、押上げ部材191の下面に設けた図示しないばね受穴に押上げバネ195の上端を挿入し、押上げバネ195の下端を後凹部117のバネ止め118に係止する。従って、押上げバネ195により、押上げ部材191は上方に付勢される。
そして、前凹部113に収納する制御部材171は、図3に示すように、略L字形状とされ、水平方向の基板部172の前端に立設される立設部177を有する。
この基板部172は、後方の左右幅を前方の左右幅よりも僅かに広くして左右に垂直方向の規制溝173を形成するように規制突部174を有する。基板部172の後方を固定歯車129に接触させ、図2に示したように、規制溝173に制御部規制板115の端部を挿入するようにして規制突部174を制御部規制板115の間隙に挿入することにより、制御部材171を上下方向にのみ移動可能として、前凹部113に制御部材171を収納固定する。
また、基板部172の前端を前凹部113の前端位置に形成した制御壁147に当接する。この立設部177は、透孔部181を有すると共に、透孔部181の上方に上部規制突起182を有する。透孔部181の下方には、立設部177の後面に沿って基板部172の上面から下部規制突起183を立設させている。
尚、この上部規制突起182と下部規制突起183との間に形成される透孔部181は、収納室103に収納される球体の1個を通過させる大きさとされる。
また、立設部177は、前方放出部105を形成する先端カバー部150の本体後面板155の前方に位置される。基板部172は、その上面を先端カバー部150の誘導板161の下面に当接され、図2に示したように、基板部172の上面高さを支持壁131の高さと一致させるように、前凹部113のバネ止め114に取り付けられる制御用バネ187により上方に付勢される。
そして、先端カバー部150は、図3及び図4に示すように、略三角形状の本体上面板151と、本体上面板151の両側端から垂下する本体側面板153と、本体側面板153の湾曲した後端から垂下する本体後面板155と、本体後面板155の下端から後方に延設される円弧状の誘導板161で構成され、先端には半円筒形状の放出口上部158を有する。
この本体側面板153は、後半の高さを高くしている。本体側面板153の下端とベース部材110の周壁部141の上端とを接合させて前方放出部105を形成し、ベース部材110の放出口下部143と先端カバー部150の放出口上部158とを合わせて筒状の放出端107を形成する。
また、先端カバー部150は、本体後面板155の中央に開口部156を有し、この開口部156の前方位置に制御部材171の立設部177を位置させる。
更に、図4に示したように、立設部177の前方には立設部177の前面と接する位置に本体上面板151の下面から垂下する仕切板163を配置し、立設部177の左右を挟むように規制板165を配置して制御部材171の立設部177が上下方向にのみ移動するようにし、立設部177の先端カバー部150に対する位置を定めている。
この仕切板163は、その下端を制御壁147の上端に当接可能とされている。更に、仕切板163は、仕切板163の中央には下端から所定高さの排出切欠き164を有する。先端カバー部150は、この排出切欠き164から放出口上部158に至る蛇行した排出通路を形成する上通路板167を備える。この上通路板167の下端とベース部材110の板状部111に設けた下通路板145の上端とを合わせて排出通路を形成する。
また、制御部材171が制御用バネ187により上方に位置させられたとき、制御部材171の下部規制突起183が本体後面板155の開口部156の前方において下方から突出し、開口部156の上端と下部規制突起183の上端との間隙を狭くする。
そして、制御用バネ187を圧縮して制御部材171を降下させたとき、下部規制突起183は、開口部156の前方で開口部156の下端よりも下方に降下する。同時に、制御部材171の立設部177に設けた上部規制突起182は、開口部156の前方で開口部156の上端よりも下方に降下し、開口部156の下端と上部規制突起182の下端との間隙を狭くする。
上記の様に形成されたベース部材110の後凹部117に押上げ部材191を押上げバネ195と共に収納し、ベース部材110の前凹部113には制御部材171を制御用バネ187と共に収納し、先端カバー部150をベース部材110に固定ネジ169により固定して、ベース部材110と一体の前方放出部105を形成する。
そして、可動カバー部210の収納室壁215より形成された収納室103に収納室形成体240を収納して、各収納室形成体240の底板251に形成された各可動歯車255を固定歯車129の外周に噛合させて可動歯車255の下面を支持壁131の上端に、底板251の下面を環状壁121の上端及び規制壁125の上端に位置させるように、環状壁121及び規制壁125を収納室壁215の挿入切込み217に食い込ませてベース部材110と組み合わせる。
従って、底板251は、環状壁121及び規制壁125に支持され、収納室壁215の下端よりも上方に位置において収納室103内に収納されることになる。
そして、カバー保持体220をベース部材110の下方から挿入して下部内筒部137に収納し、円筒部221の上端と中央壁211の下端とを合わせて取付けネジ237によりカバー保持体220と可動カバー部210とを結合させてベース部材110に回転可動部101を取り付ける。
このとき、垂下壁212の直径が大きい部分となる収納室壁215と収納室壁215との間の部分が上部内筒部135に摺接され、摺接筒223が下部内筒部137に摺接されることになる。
また、このときカバー保持体220の摺接筒223の上端と可動カバー部210の垂下壁212の下端とでベース部材110の突出環136を上下から挟持することとなる。従って、収納室形成体240を収納室103に収納した可動カバー部210とカバー保持体220とによる回転可動部101がベース部材110から外れることなく、ベース部材110に回転可能として取り付けられることになる。
そして、回転可動部101を回転させると、可動歯車255は、固定歯車129の外周に沿って移動し、固定歯車129の外周に沿った移動回転である公転に合わせて収納室形成体240の支柱部243を回転中心とする自転を行う。そして、区切り板245を収納室103内で回転させ、区切り板245で収納室103内を区切った収納空間に収納する球体を撹拌することができる。
また、円筒状の収納室壁215により形成される収納室103の何れかが最前方位置に位置するとき、可動歯車255の下面は制御部材171の基板部172の上面に接し、底板251は環状壁121の開放端部122の間に位置すると共に規制壁125の前段部126に位置することになる。
従って、底板251の下面の支持が無く、制御部材171の上に位置する収納室形成体240を収納室103内で押下げ可能な状態とすることができる。
尚、この収納室形成体240を押下げ可能とする位置は、カバー保持体220に取り付けた弾性体231の突出部233が下部内筒部137の内壁に形成したノッチ溝138に位置する位置とすることにより、回転可動部101を回転させるときにノッチ抵抗を生じさせて容易に知ることができる。
そして、球体供給具100の先端を下方とし、蓋板241を押圧して回転可動部101の最先端位置に位置する収納室103に収納された収納室形成体240を押し込むと、図5の(b)に示すように、可動歯車255により制御部材171を前凹部113の底部側に降下させることができる。そして、収納室形成体240の底板251を収納室103内で降下させると、収納室壁215の下端に設けた排出切込み216が底板251の上方に大きく開口することとなり、収納室103に収納している球体を収納室103から排出可能とすることができる。
このとき、制御部材171の降下により、下部規制突起183は開口部156の前方で開口部156の下端よりも下方に位置し、上部規制突起182は、開口部156の前方で開口部156の上端よりも下方に降下して開口部156の下端と上部規制突起182の下端との間隙を狭くする。そして、排出切込み216からはみ出した球体を上部規制突起182により停止させ、球体の1個だけを排出切込み216の外部に一部突出させた状態で保持することになる。
そして、蓋板241の押圧を開放すると、制御用バネ187により制御部材171及び可動歯車255と底板251を上昇させることができ、上部規制突起182により排出切込み216の位置に停止させていた球体を下部規制突起183と上部規制突起182との間に移動させることができる。このとき、底板251が収納室103内を上昇し、収納室壁215の下端に形成した排出切込み216の開口が小さくなることとなり、底板251により収納室103内の球体が排出切込み216から排出されることを阻止するようになる。
従って、図5の(a)に示すように、底板251よりも上方の排出切込み216の開口を小さくして収納室103に収納された球体の排出を阻止し、下部規制突起183と上部規制突起182との間に保持した球体を、制御部材171の上昇により仕切板163の排出切欠き164の後方に移動させ、排出切欠き164から排出通路に排出して、球体の1個だけを放出端107から排出することができる。
このように、回転可動部101を回転させることにより、複数個の収納室103の内、何れかの収納室103を最先端位置に位置させ、装飾部249を指で摘んで蓋板241を回転させることにより、収納室103内で区切られた何れかの球体を回転可動部101の外側に位置させ、蓋板241を押し込むことにより1回の操作で球体の1個ずつ排出することができる。従って、区切られた収納室103を複数備える球体供給具100は、多くの種類の異なる球体を同時に扱うことができることになる。
そして、区切られた収納空間が狭くても、球体の種類を変更するために回転可動部101を回転させると、可動歯車255が公転に合わせて自転を行い、区切り板245が収納室103内で回転移動し、収納室103からの出口となる排出切込み216の近くに複数の球体を集まらせることが無いように収納室103内の球体を撹拌することとなるため、小さな収納室103を数多く備える小型の球体供給具100とすることができる。
また、装飾部249を指で摘んで収納室形成体240を回転させると、収納室103内を区切る区切り板245を回転させて収納室103内の球体を確実に撹拌することができる。
尚、図面に示した区切り板245は、支柱部243の両側に設けるように2枚としているも、区切り板245を3枚として120度の間隔で設けることや、区切り板245を4枚として90度の間隔で設けることもあり、収納室103内の収納空間を適宜増加させることや、収納室103を形成する収納室壁215も、6個に限ることなく、8個等、適宜に収納室103の数を変更することもある。
また、蓋板241や可動カバー部210を透明な樹脂により形成すれば、多数の区画された収納室103に収納される色の異なる球体による多色の模様を回転可動部101で表わし、各区画された収納室103が自転しつつ公転することによる模様の変化する動きを見せて楽しませることもできる。
更に、図面に示した実施の形態は、収納室103を環状に有する回転可動部101の中央に装飾孔219を設けてドーナツ形状としているも、回転可動部101は、装飾孔219を有することなく、厚肉の円盤形状とすることもある。
そして、図2に示した収納室形成体240は、蓋板241及び蓋板241から垂下する支柱部243や区切り板245と、支下面に可動歯車255を有する底板251とを別体とし可動歯車255の自転により蓋板241や区切り板245が回転し、可動歯車255が停止していても外力により蓋板241や区切り板245を回転させることができるようにしているも、蓋板241及び蓋板241から垂下する支柱部243や区切り板245と、支下面に可動歯車255を有する底板251とを一体とすることもある。
この場合、固定歯車129の前方位置と後方位置において固定歯車129に不連続部分を形成し、全体が一体とされる収納室形成体240が前方に移動して制御部材171の上に位置したとき、及び、全体が一体とされる収納室形成体240が後方に移動して押上げ部材191の上に位置したときは、収納室形成体240の可動歯車255が固定歯車129の不連続部分に位置し、可動歯車255と固定歯車129の噛合が外れ、収納室形成体240の全体を収納室103内で回転可能とする。
そして、図1に示した補給補助具260は、略四角形の筒状とされ、平板状の上壁板261と下壁板265との間隔を球体供給具100(ベース部材110)の後凹部117の下面と収納室壁215の上端との間隔に一致させ、左右の平板状の側壁板267の間隔を収納室壁215の外径よりも僅かに大きくしたものである。補給補助具260は、上壁板261の前方端側には装飾部249を収納可能とするように上方に突出する膨出部263を有し、左右の側壁板267の前端には切込み部269を有する。
更に、補給補助具260は、この上壁板261、下壁板265、左右の側壁板267の内側には、後端よりも僅かに前方の位置に傾斜板271を有する。この傾斜板271は、中央を周縁よりも前方に位置させる円錐形状として中央に透孔275を有する。
また、回転可動部101に形成された収納室103の何れかを最前方位置に位置させたとき、この収納室103と対称の位置に位置する収納室103は後方に位置し、収納室形成体240の可動歯車255の下面は後凹部117に収納された押上げ部材191に接することとなる。
このとき、押上げ部材191に可動歯車255を接する収納室形成体240の底板251は、環状壁121の段部123及び規制壁125の後段部127に位置して、降下可能とされる。
従って、補給補助具260の下壁板265の前端をベース部材110の後凹部117の下面に当接するようにして補給補助具260を球体供給具100に押し込むように移動させると、左右の側壁板267の切込み部269に可動カバー部210及びベース部材110の板状部111を挿入するようにして上壁板261が収納室壁215の上端に接し、更に補給補助具260を球体供給具100に押し込むと、上壁板261の下面が湾曲した蓋板241の上面に接し、中央上部が上方に突出している蓋板241を収納室壁215(収納室103)の内部に降下させるようにして装飾部249を膨出部263に収納することができる。
このため、図6に示すように、押上げバネ195を圧縮して押上げ部材191及び底板251を後凹部117の底部側に移動させ、底板251の降下により収納室壁215の下端に形成した排出切込み216の収納室103内への開口を大きくすると共に、供給補助具の透孔275を排出切込み216の位置に合わせることができる。
従って、球体供給具100の先端を下方とするように球体供給具100を立て、球体の複数個を容易に透孔275から収納室103に補給することができる。
尚、図面に示した実施の形態は、蓋板241の上面を球面状に湾曲させているも、蓋板241を単純な円形平板とすることもある。
この場合、蓋板241を回転させるために蓋板241の上面から突出させた装飾部249を指で押圧し、膨出部263を上壁板261に有しない補給補助具260の上壁板261により装飾部249の上端を保持して底板251を降下状態に維持して球体を補充するようにすることもある。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
本考案は、区切り板245により複数の収納空間に区画された収納室103の複数個を備えるため、多くの種類の球体を区分けして各収納空間に収納することができ、手に持ち易い小型の球体供給具100として収納空間を小さくしても、可動歯車255により回転可動部101を回転させるときに区切り板245を回転させて収納空間内の球体を撹拌し、球体が収納室出口に集まって球体が詰まることを防止し、多くの種類の球体の内、所要の特定の球体を確実に排出させることができる。
100 球体供給具
101 回転可動部 103 収納室
105 前方放出部 107 放出端
110 ベース部材 111 板状部
113 前凹部 114 バネ止め
115 制御部規制板
117 後凹部 118 バネ止め
119 係合突起
121 環状壁 122 開放端部
123 段部
125 規制壁 126 前段部
127 後段部
129 固定歯車
131 支持壁 133 不連続部分
135 上部内筒部 136 突出環
137 下部内筒部 138 ノッチ溝
141 周壁部 143 放出口下部
145 下通路板 147 制御壁
150 先端カバー部 151 本体上面板
153 本体側面板 155 本体後面板
156 開口部 158 放出口上部
161 誘導板
163 仕切板 164 排出切欠き
165 規制板 167 上通路板
169 固定ネジ
171 制御部材 172 基板部
173 規制溝 174 規制突部
177 立設部 181 透孔部
182 上部規制突起 183 下部規制突起
187 制御用バネ
191 押上げ部材 192 突起部
193 係合部
195 押上げバネ
210 可動カバー部 211 中央壁
212 垂下壁 213 接合部
215 収納室壁 216 排出切込み
217 挿入切込み 218 連結壁
218a 頂板 218b 外壁
219 装飾孔
220 カバー保持体 221 円筒部
223 摺接筒 224 切欠き部
231 弾性体 233 突出部
237 取付けネジ
240 収納室形成体 241 蓋板
243 支柱部 245 区切り板
246 突起 249 装飾部
251 底板 252 溝部
253 支柱穴
255 可動歯車
260 補給補助具
261 上壁板 263 膨出部
265 下壁板
267 側壁板 269 切込み部
271 傾斜板 275 透孔

Claims (3)

  1. 前方に球体を排出する放出端を有する前方放出部と、
    前記前方放出部の後方に、前記球体を収納する複数の収納室を有する回転可動部と、
    前記前方放出部と一体とされ、前記回転可動部が回転可能に取り付けられる、前記回転可動部の回転中心と同軸とされる固定歯車を有するベース部材と、
    前記収納室に収納される、前記固定歯車と噛合する可動歯車と、前記収納室の内部を複数の収納空間に区画する区切り板と、を有する収納室形成体と、
    を備える球体供給具。
  2. 前記収納室形成体は、円盤状の蓋板及び円盤状の底板を有し、
    前記区切り板は、前記蓋板の下面に取り付けられ、
    前記区切り板の下端を前記底板に当接することにより前記蓋板と前記底板の間に複数の収納空間を形成し、
    前記ベース部材に制御部材を備え、複数の前記収納室の何れかが前記前方放出部の位置に合わされたとき、この前記前方放出部の位置に合わされた収納室の前記収納室形成体を前記制御部材に載置し、前記収納室の内部で前記収納室形成体を底板方向に移動可能とする、
    請求項1に記載した球体供給具。
  3. 前記底板は、円周状に配置される複数の溝部を有し、
    前記区切り板は、その下端に突起を有し、
    前記区切り板の前記突起を前記溝部に係合させている、
    請求項2に記載した球体供給具。
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