JP3208952U - 鉄塔の雨水飛散防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】降雨時に、架空送電線等の鉄塔の主柱材及び斜材を伝わって流下する雨水が、主柱材と斜材とを連結する連結プレートの角部位及びボルト締結部位等に集束し、そこから鉄塔の周辺敷地内に飛散するのを防止する雨水飛散防止装置を提供する。【解決手段】降雨時に、鉄塔Pの主柱材1と斜材2とを連結する連結プレート3に集束した雨水が地上に飛散するのを防止するための鉄塔の雨水飛散防止装置として、主柱材1から連結プレート3に沿って流下する雨水および連結プレートの角部位3aまたはボルト締結部位3bに集束した雨水の飛散を受け止めるために、主柱材における連結プレートの直下に飛散防止カバー5を付設する。飛散防止カバー5は、斜材2に掛け止め固定した肩掛材4を介して取り付ける。【選択図】図1
Description
この考案は、降雨時において、例えば、鋼管製、合成樹脂管製、その他各種合金管製等や、山形鋼製の架空送電線等の鉄塔の主柱材及び斜材を伝わって流下する雨水が、当該主柱材と斜材とを連結する連結プレートの、例えば、角部位及びボルト締結部位等に集束して、そこから鉄塔の周辺敷地内に飛散するのを防止するための鉄塔の雨水飛散防止装置に関するものである。
一般的に、降雨時には、架空送電線等の鉄塔から地上へ、雨水が飛散する現象が発生する。このような鉄塔部材から発生する雨水飛散は、従来自然現象ということで、有効な対策品が存在しない。この雨水飛散が鉄塔に近隣する民家に飛散すると、大きな雨音となるため苦情が発生している。
例えば、図14及び図15に示すように、鉄塔Pの主柱材100及び斜材200は断面がL字状となる山形鋼(アングル材)により構成されており、主柱材100の外側左右対称位置に、不等辺多角形状の板材による連結プレート300を介して、各2本(斜め上方向と斜め下方向の各2本)の斜材200がボルト締結されている。
そして、降雨時には、主柱材100と斜材200とを連結する連結プレート300の、例えば、角部位300a及びボルト締結部位300b等まで流下してきた雨水は、そこから集中的に周辺へ飛散することとなる。
このため、降雨時において、鉄塔の主柱材及び斜材を伝わって流下する雨水の滴下箇所を分散させたり、雨水を一箇所に集水させて排出したりする、いわゆる間接的な対策が採られているのが現状である。
その具体的な対策として、例えば、特許文献1には、鋼管を柱材として使用する鉄塔において、雨水の特定箇所からの集中落下を防ぐ斜材用雨水排出装置が提案されている。
この特許文献1に記載される斜材用雨水排出装置は、芯材及び締結具により鋼管の周囲に固定されるチューブ状体を備え、鉄塔において雨水の特定箇所からの集中落下を防ぐものである。
また、特許文献2には、主柱材を地面に支持するコンクリート基礎部の湿潤による腐食を防ぐことを可能にする鉄塔、雨水排水装置及び塵芥除けが提案されている。
この特許文献2に記載される鉄塔、雨水排水装置及び塵芥除けは、断面がL字状となる山形鋼(アングル材)により構成される主柱材又は斜材の外側の面又は内側の面に設置される雨水排水装置を、一方の端部が排水端部として開放された排水溝を有する排水レールと、複数の排水レールを連結する連結部材とを備えて構成され、柱材を伝う雨水を、排水レールの排水溝により集水させて、排水溝内を流れて排水端部より雨水排水装置の外部に排出させるものである。
しかしながら、前記した特許文献1の場合、斜材用雨水排出装置は鋼管の周囲に固定され、また、特許文献2の場合、雨水排水装置は主柱材又は斜材の外側の面又は内側の面に設置されているだけで、特に雨水の飛散の激しい主柱材と斜材とを連結する連結プレートの、例えば、角部位及びボルト締結部位等における集束雨水の飛散対策は何等解決されていないことから、近隣住民の苦情が解決されない事態が生じる可能性がある(前記した図14及び図15参照)。
そのため、上記事例のように鉄塔の部品形状が飛散の原因となっている場合は、鉄塔を構成する部品形状である、例えば、主柱材と斜材とを連結する連結プレートの形状を飛散しない形状、すなわち雨水が収束しない形状に変更する必要がある。
しかし、鉄塔の主柱材に対する斜材の連結箇所である連結プレートを取り替えるには、常に応力の掛かっている斜材を主柱材から一旦取り外す必要があり、鉄塔を補強するか、電線を一時的に外して荷重を下げる必要が発生する。
要するに、飛散の原因となっている連結プレートは簡単に外せるものではないため、水が収束しないようにするか、雨水飛散を物理的に防止する必要がある。
そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的は、降雨時において、架空送電線等の鉄塔の主柱材及び斜材を伝わって流下する雨水が、当該主柱材と斜材とを連結する連結プレートの、例えば、角部位及びボルト締結部位等に集束して、そこから鉄塔の周辺に飛散するのを防止することができる、鉄塔の雨水飛散防止装置を提供することにある。
本考案に係る請求項1の考案は、降雨時に、鉄塔Pの主柱材1と斜材2とを連結する連結プレート3に集束した雨水が地上に飛散するのを防止するための鉄塔Pの雨水飛散防止装置であって、該装置は、前記主柱材1から連結プレート3に沿って流下する雨水および連結プレート3の角部位3aまたはボルト締結部位3bに集束した雨水の飛散を受け止めるために、前記主柱材1における連結プレート3直下に付設された飛散防止カバー5を備えてなることで、上述した課題を解決した。
この請求項1に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、主柱材1における連結プレート3直下に付設された飛散防止カバー5により、連結プレート3の、例えば角部位3a及びボルト締結部位3b等に集束した雨水の飛散が容易に食い止められることとなり、鉄塔Pの周辺に雨水が飛散するのを確実に防止することができる。
また、本考案に係る請求項2の考案は、前記飛散防止カバー5は、斜材2に掛け止め固定された肩掛材4を介して取り付けられていることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項2に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、飛散防止カバー5は、斜材2に掛け止め固定された肩掛材4を介して間接的に取り付けられるため、従来のように連結プレート3の形状を飛散しない形状、すなわち雨水が収束しない形状に変更するために、鉄塔Pの主柱材1に対する斜材2の連結箇所である連結プレート3を取り替えるという面倒な作業を要することなく、鉄塔Pに対し容易に飛散防止カバー5を取り付けることができ、連結プレート3の、例えば、角部位3a及びボルト締結部位3b等に集束した雨水が鉄塔Pの周辺に飛散するのを確実に防止することができる。
さらに、本考案に係る請求項3の考案は、前記鉄塔Pは、主柱材1および斜材2が断面略L字状となる山形鋼であり、前記連結プレート3は主柱材の外側両端においてそれぞれ一部はみ出し状に取り付けられた不等辺多角形状の平板材であって、主柱材1の外側一端の連結プレート3の内側に斜材2の外側を接続し、主柱材1の外側他端の連結プレート3の外側に斜材2の外側を接続してなり、前記飛散防止カバー5は、主柱材1の外側両端の前記連結プレート3に各接続された斜材2それぞれに掛け止め固定された肩掛材4によって外側両端の各連結プレート3直下において主柱材1の外側に沿って架設される略L字枠状の帯板材としてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項3に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、主柱材1および斜材2がともに断面略L字状となる山形鋼であっても、肩掛材4及び飛散防止カバー5の設置が容易に行える。
また、本考案に係る請求項4の考案は、前記飛散防止カバー5は、主柱材1の外側に略水平となって当接される基部5aと、該基部5aの上辺から斜め前方に向けて張り出した雨水受カバー部5bとを有してなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項4に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、飛散防止カバー5の雨水受カバー部5bによって、連結プレート3の、例えば、角部位3a及びボルト締結部位3b等に集束した雨水の飛散を確実に食い止めることができる。
加えて、本考案に係る請求項5の考案は、前記雨水受カバー部5bは、連結プレート3の角部位3aに対向する箇所だけ縦幅を大きくしてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項5に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、連結プレート3の特に雨水の飛散の激しい角部位3aに対向して縦幅の大きい雨水受カバー部5bが配されているので、角部位3aからの雨水の飛散を確実に防止することができる。
また、本考案に係る請求項6の考案は、前記主柱材1の内側には、前記両側の肩掛材4を介して、雨樋状の内側雨受け金具6が付設されてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項6に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、鉄塔Pに対し肩掛材4を介して容易に内側雨受け金具6を取り付けることができ、内側雨受け金具6によって主柱材1の外側からの雨水を内側に停留させることができる。
この他、本考案に係る請求項7の考案は、前記内側雨受け金具6の中央には、主柱材1の内側中央から当該主柱材1に沿って雨水を流下させるための水抜部6aを設けてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項7に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、内側雨受け金具6に停留させた雨水を水抜部6aから主柱材1内面に沿って容易に流下させることができる。
さらに、本考案に係る請求項8の考案は、前記肩掛材4は、斜材2の外側に当接される略L字片状の肩掛片4aと、斜材2の内側に当接して前記肩掛片4aに接続される略L字片状の支持アーム片7とを有し、該支持アーム片7または肩掛片4aを介して前記内側雨受け金具6が主柱材1の内側に当接配置されるものとしてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項8に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、肩掛材4は、肩掛片4aと支持アーム片7とによって斜材2を挟み込むようにして取り付けられ、しかも内側雨受け金具6は、支持アーム片7または肩掛片4aを介して主柱材1の内側に当接配置されるので、主柱材1および斜材2がともに断面略L字状となる山形鋼であっても、肩掛材4及び内側雨受け金具6の設置が容易に行える。
加えて、本考案に係る請求項9の考案は、前記肩掛材4は、その上辺から斜め前方に向けて張り出した堰き止め部4bを設け、前記主柱材1から斜材2に沿って流下する雨水を堰き止めて前記飛散防止カバー5側に導くものとしてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項9に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、堰き止め部4bによって、主柱材1から斜材2に沿って流下する雨水を容易に堰き止め飛散防止カバー5側に導くことができる。
さらに、本考案に係る請求項10の考案は、前記支持アーム片7または前記肩掛材4に接続された前記内側雨受け金具6の接続部には、前記雨水受カバー部5bによって受けた雨水を前記内側雨受け金具6側に導入させるための略L字片状の雨水導入用連通片8が接続されてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項10に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、雨水導入用連通片8によって、雨水受カバー部5bによって受けた雨水を内側雨受け金具6側に容易に導入させることができる。
この他、本考案に係る請求項11の考案は、前記雨水導入用連通片8は、前記飛散防止カバー5の雨水受カバー部5b内面に接触する当接導通片8aを上辺に備え、雨水受カバー部5bによって受けた雨水を、当接導通片8aを介して前記内側雨受け金具6内部に導入させるものとしたことで、同じく、上述した課題を解決した。
この請求項11に係る鉄塔の雨水飛散防止装置によれば、飛散防止カバー5の雨水受カバー部5bで受け止めた雨水を、当接導通片8aを通じて内側雨受け金具6内部に容易に導入させることができる。
この考案は、以上に説明したように構成されていることから、降雨時において、架空送電線等の鉄塔Pの主柱材1及び斜材2を伝わって流下する雨水が、当該主柱材1と斜材2とを連結する連結プレート3の、例えば、角部位3a及びボルト締結部位3b等に集束して、そこから鉄塔Pの周辺に飛散するのを確実に防止することができる。また、主柱材1及び斜材2からなる鉄塔Pにおける雨水飛散防止装置の設置を、安全且つ低コストでしかも簡易に行うことができる。
すなわち、雨水の飛散を防止するためには、第1に連結プレート3の角部位3aに集束しないよう雨水の流れを変える方法と、第2に飛散発生箇所に飛散防止カバー5を付ける方法の2つが考えられる。第1の方法については、雨の量、風向・風量によって変化するため対策が難しい。第2の方法については、対策方法が明確で効果も期待できることから、鉄塔Pの主柱材1に取り付けて連結プレート3の角部位3aを覆うことのできる雨水飛散防止装置を考案した。
この考案の特徴としては、飛散防止カバー5及び内側雨受け金具6を取り付ける方法において、鉄塔Pの主柱材1及び斜材2に対し連結プレート3を一切外すことなく肩掛材4を介して容易に鉄塔Pに取り付けることができる構造であり、しかも飛散防止カバー5及び内側雨受け金具6は、主柱材1及び斜材2を挟み込む肩掛材4と支持アーム片7とで取り付けができる構造となっていることから、この飛散防止カバー5を飛散発生箇所の鉄塔Pの主柱材1における連結プレート3直下に取付け、飛散発生源の連結プレート3の角部位3aを飛散防止カバー5で覆うことによって、雨水の飛散を防止することが可能となった。
以下に、図面を参照して、この考案を実施するための一形態を説明する。
<雨水飛散防止装置の使用の目的>
本実施形態に係る雨水飛散防止装置は、例えば、架空送電線等の鉄塔Pの主柱材1及び斜材2を伝わって流下する雨水が、当該主柱材1と斜材2とを連結する連結プレート3の、例えば角部位3a及びボルト締結部位3b(ボルトVとナットNとによる締結固定部分:後述の図3及び図4参照)等に集束してそこから鉄塔Pの周辺に飛散するのを防止するためのものである。
本実施形態に係る雨水飛散防止装置は、例えば、架空送電線等の鉄塔Pの主柱材1及び斜材2を伝わって流下する雨水が、当該主柱材1と斜材2とを連結する連結プレート3の、例えば角部位3a及びボルト締結部位3b(ボルトVとナットNとによる締結固定部分:後述の図3及び図4参照)等に集束してそこから鉄塔Pの周辺に飛散するのを防止するためのものである。
<雨水飛散防止装置の全体構成>
すなわち、本実施形態に係る雨水飛散防止装置は、図1及び図2に示すように、鉄塔Pの主柱材1の外側における不等辺多角形状の左右一対の連結プレート3直下において、右方の斜材2の外側に掛け止め固定された肩掛材4及び左方の斜材2の内側に取り付けられた支持アーム片7によって両端が各固定される飛散防止カバー5と、主柱材1の内側において左方の斜材2の外側に掛け止め固定された肩掛材4及び右方の斜材2の内側に取り付けられた支持アーム片7によって両端が各固定される雨樋状の内側雨受け金具6と、内側雨受け金具6の両端に各配される左右一対の雨水導入用連通片8と、によって概ね構成されている。
すなわち、本実施形態に係る雨水飛散防止装置は、図1及び図2に示すように、鉄塔Pの主柱材1の外側における不等辺多角形状の左右一対の連結プレート3直下において、右方の斜材2の外側に掛け止め固定された肩掛材4及び左方の斜材2の内側に取り付けられた支持アーム片7によって両端が各固定される飛散防止カバー5と、主柱材1の内側において左方の斜材2の外側に掛け止め固定された肩掛材4及び右方の斜材2の内側に取り付けられた支持アーム片7によって両端が各固定される雨樋状の内側雨受け金具6と、内側雨受け金具6の両端に各配される左右一対の雨水導入用連通片8と、によって概ね構成されている。
<鉄塔Pの具体的構成>
本実施形態においては、鉄塔Pは、主柱材1および斜材2が断面略L字状となる山形鋼(アングル材)であり、前記連結プレート3は、主柱材1の外側両端(図1中、山形鋼の左右対称位置)においてそれぞれ外方へ一部はみ出した状態でボルト締結された不等辺多角形状の平板材によって形成されている。
本実施形態においては、鉄塔Pは、主柱材1および斜材2が断面略L字状となる山形鋼(アングル材)であり、前記連結プレート3は、主柱材1の外側両端(図1中、山形鋼の左右対称位置)においてそれぞれ外方へ一部はみ出した状態でボルト締結された不等辺多角形状の平板材によって形成されている。
尚、ボルト締結とは、ボルトVとナットNとによる締結固定を意味する(後述の図3及び図4参照)。
具体的には、図1に示すように、連結プレート3は、不等辺六角形状の平板材によって形成され、主柱材1の中央側において上下2箇所に斜材2がボルト締結されている。
そして、主柱材1の外側一端(図1中、右側)の連結プレート3の内側に斜め下向きの斜材2の上端外側(山形鋼の一方の外面)を当接して3箇所をボルト締結によって接続し、主柱材1の外側他端(図1中、左側)の連結プレート3の外側に斜め下向きの斜材2の上端外側(山形鋼の他方の外面)を当接して3箇所をボルト締結によって接続してなる。
また、主柱材1の外側一端(図1中、右側)の連結プレート3の外側に斜め上向きの斜材2の下端外側(山形鋼の一方の外面)を当接して3箇所をボルト締結によって接続し、主柱材1の外側他端(図1中、左側)の連結プレート3の内側に斜め上向きの斜材2の下端外側(山形鋼の他方の外面)を当接して3箇所をボルト締結によって接続してなる。
飛散防止カバー5は、主柱材1の外側両端の前記連結プレート3に各接続された斜材2それぞれに掛け止め固定された肩掛材4によって、外側両端の各連結プレート3直下において主柱材1の外側(山形鋼のL字型表面)に沿って横架状に付設される略L字枠状の帯板材としてなる。
<飛散防止カバー5の構成>
図5(a)及び図5(b)に示すように、飛散防止カバー5は、主柱材1の外側(山形鋼のL字型表面)に水平となって略当接される略L字枠状の基部5aと、該基部5aの上辺から斜め前方に向けて張り出した雨水受カバー部5bとを有し、この雨水受カバー部5bのうち、連結プレート3の角部位3aに対向する箇所だけはその縦幅を大きくしてある。
図5(a)及び図5(b)に示すように、飛散防止カバー5は、主柱材1の外側(山形鋼のL字型表面)に水平となって略当接される略L字枠状の基部5aと、該基部5aの上辺から斜め前方に向けて張り出した雨水受カバー部5bとを有し、この雨水受カバー部5bのうち、連結プレート3の角部位3aに対向する箇所だけはその縦幅を大きくしてある。
尚、基部5aの左右端には、ボルト挿入用の円孔5cが形成されている(図3及び図4参照)。
<内側雨受け金具6の構成>
図6(a)及び図6(b)に示すように、内側雨受け金具6は、略L字枠状の帯板材によって形成され、その下端側は内側に向けて略V字状の折り返し部6bが形成されている。この場合の折り返し部6bは、内部が互いに内側に向かって傾斜した溝に沿って中央に雨水を誘導させるよう中央よりも両端の折り返し長さを大きくし、全体略扁平漏斗状の雨樋となって構成されている。
図6(a)及び図6(b)に示すように、内側雨受け金具6は、略L字枠状の帯板材によって形成され、その下端側は内側に向けて略V字状の折り返し部6bが形成されている。この場合の折り返し部6bは、内部が互いに内側に向かって傾斜した溝に沿って中央に雨水を誘導させるよう中央よりも両端の折り返し長さを大きくし、全体略扁平漏斗状の雨樋となって構成されている。
また、内側雨受け金具6の中央には、主柱材1の内側中央から当該主柱材1に沿って雨水を流下させるための切欠状の水抜部6aを設けてある。
尚、内側雨受け金具6の左右端には、ボルト挿入用の長孔6cが形成されている(図3及び図4参照)。
<雨水導入用連通片8の構成>
図7(a)及び図7(b)に示すように、雨水導入用連通片8は、飛散防止カバー5の雨水受カバー部5b内面に接触する矩形状の当接導通片8aが上辺に形成されている。雨水受カバー部5bによって受けた雨水は、この当接導通片8aを介して内側雨受け金具6内部に導入させるものとしてある。
図7(a)及び図7(b)に示すように、雨水導入用連通片8は、飛散防止カバー5の雨水受カバー部5b内面に接触する矩形状の当接導通片8aが上辺に形成されている。雨水受カバー部5bによって受けた雨水は、この当接導通片8aを介して内側雨受け金具6内部に導入させるものとしてある。
尚、雨水導入用連通片8の一端には、ボルト挿入用の長孔8cが形成されている(図3及び図4参照)。この雨水導入用連通片8は、左右の斜材2に対応して左右一対となって形成されている。
<肩掛材4の構成>
図8(a)及び図8(b)に示すように、肩掛材4は、斜材2の外側に当接される略L字片状の肩掛片4aと、その上辺から斜め前方に向けて張り出した堰き止め部4bとを有し、主柱材1の内側から斜材2の上面に沿って流下する雨水を堰き止め部4bによって堰き止め、前記飛散防止カバー5側に導くものとしてある。この肩掛片4aのL字長さは、斜材2のL字幅員よりも大きくなるように形成されている。
図8(a)及び図8(b)に示すように、肩掛材4は、斜材2の外側に当接される略L字片状の肩掛片4aと、その上辺から斜め前方に向けて張り出した堰き止め部4bとを有し、主柱材1の内側から斜材2の上面に沿って流下する雨水を堰き止め部4bによって堰き止め、前記飛散防止カバー5側に導くものとしてある。この肩掛片4aのL字長さは、斜材2のL字幅員よりも大きくなるように形成されている。
尚、肩掛片4aの両端にはボルト挿入用の円孔4cが形成されている(図3及び図4参照)。この肩掛材4は、左右の斜材2に対応して左右一対となって形成されている。
<支持アーム片7の構成>
図9(a)及び図9(b)に示すように、支持アーム片7は、斜材2の内側に当接されるよう略L字片状の帯板材によって形成され、左右一対の肩掛片4aに各接続されることで、支持アーム片7または肩掛片4aを介して前記内側雨受け金具6が主柱材1の内側に当接配置されるものとしてある。この支持アーム片7のL字長さは、斜材2のL字幅員よりも大きくなるように形成され、前記肩掛片4aのL字長さと略同様な大きさとなっている。
図9(a)及び図9(b)に示すように、支持アーム片7は、斜材2の内側に当接されるよう略L字片状の帯板材によって形成され、左右一対の肩掛片4aに各接続されることで、支持アーム片7または肩掛片4aを介して前記内側雨受け金具6が主柱材1の内側に当接配置されるものとしてある。この支持アーム片7のL字長さは、斜材2のL字幅員よりも大きくなるように形成され、前記肩掛片4aのL字長さと略同様な大きさとなっている。
尚、支持アーム片7の両端にはボルト挿入用の円孔7cが形成されている(図3及び図4参照)。この支持アーム片7は、左右の斜材2に対応して左右一対となって形成されている。
次に、本実施形態に係る鉄塔の雨水飛散防止装置の取り付け方法について、図3及び図4に基づき説明する。
図3に示すように、主柱材1の左側の連結プレート3に対する雨水飛散防止装置の取り付けに際し、先ず、左側の連結プレート3に接続されている斜材2の外面に肩掛材4(肩掛片4a)を被せるようにあてがい、その外側から飛散防止カバー5を被せ、斜材2の内側からは内側雨受け金具6、雨水導入用連通片8、支持アーム片7の順にあてがう。
そして、後方から支持アーム片7の円孔7c・雨水導入用連通片8の長孔8c・内側雨受け金具6の長孔6c・肩掛材4(肩掛片4a)の円孔4c・飛散防止カバー5の円孔5cにわたってボルトVを挿通させ、前方からナットNで締結する。さらに、下方から支持アーム片7の上辺の円孔7c・肩掛材4(肩掛片4a)の上辺の円孔4cにわたってボルトVを挿通させ、上方からナットNで締結する。
図4に示すように、主柱材1の左側の連結プレート3に対する雨水飛散防止装置の取り付けに際し、先ず、左側の連結プレート3に接続されている斜材2の外面に肩掛材4(肩掛片4a)を被せるようにあてがい、その外側から飛散防止カバー5・支持アーム片7の順に被せ、斜材2の内側からは内側雨受け金具6、雨水導入用連通片8の順にあてがう。
そして、後方から雨水導入用連通片8の長孔8c・内側雨受け金具6の長孔6c・肩掛材4(肩掛片4a)の円孔4c・飛散防止カバー5の円孔5c・支持アーム片7の円孔7cにわたってボルトVを挿通させ、前方からナットNで締結する。さらに、下方から支持アーム片7の上辺の円孔7c・肩掛材4(肩掛片4a)の上辺の円孔4cにわたってボルトVを挿通させ、上方からナットNで締結する。
尚、鉄塔Pへの雨水飛散防止装置の取り付け(順次部材の重ね合せとボルト締結)は、左右の斜材2に対して略同時に行われる。
次に、本実施形態に係る鉄塔の雨水飛散防止装置の降雨時での使用(雨水の流れ)について、図10乃至図13に基づき説明する。
図10に示すように、主柱材1の山型中央に沿って直接流下する雨水、斜材2の内外に沿って流下する雨水はともに飛散防止カバー5の雨水受カバー部5bによって受け止められる。また、連結プレート3の角部位3aによって集束した雨水はその飛散が激しいのであるが、連結プレート3の角部位3aに対向する箇所だけ縦幅を大きくしてなる雨水受カバー部5bによって、飛散した雨水は効果的に受け止められる。さらに、主柱材1の内側から斜材2上面に沿って流下する雨水は、肩掛片4の上辺の堰き止め部4bによって堰き止められ、飛散防止カバー5の雨水受カバー部5b内側に導かれる。
図11に示すように、主柱材1の内側から斜材2上面に沿って流下する雨水は、肩掛片4の上辺の堰き止め部4bによって堰き止められ、飛散防止カバー5の雨水受カバー部5bの内面に当接した雨水導入用連通片8の当接導通片8aを介して内側雨受け金具6内部に導入させる。
尚、図示による説明を省略するが、斜材2の上面を流下して堰き止め部4bによって堰き止められた雨水を効率良く主柱材1の裏側に流れるよう肩掛片4aの下辺(円孔4c)を雨水導入用連通片8(長孔8c)と内側雨受け金具6(長孔6c)との間に挟み込むようにして設けても良い。
図12に示すように、雨水受カバー部5bの内側に流下した雨水は、雨水導入用連通片8の当接導通片8aを介して内側雨受け金具6内部の互いに内側に向かって傾斜した溝に沿って中央に誘導させる。
図13に示すように、内側雨受け金具6内部の互いに内側に向かって傾斜した溝に沿って中央に誘導させた雨水は、内側雨受け金具6中央の水抜部6aから下方に落下し、主柱材1の内側中央に沿って雨水を流下させる。
また、実際の飛散発生箇所の実物モデルを製作し、雨水飛散状況を再現した上でこの考案の効果確認を行った。その結果、この考案の飛散防止カバー5を鉄塔Pの雨水飛散発生箇所に取付けることによって、費用が最小限で鉄塔Pの連結プレート3に集積した雨水の飛散を防止することが可能となった。
また、鉄塔Pを伝う雨水は内側雨受け金具6によって主柱材1内側に流すことによって、連結プレート3に集積することを防止することができた。鉄塔Pへの取り付けは、鉄塔Pの斜材2の肩掛けされる肩掛材4(支持アーム片7を含む)によって、飛散防止カバー5及び内側雨受け金具6の落下を防止することができた。
この考案は、架空送電線の鉄塔P以外に、例えば、橋梁や各種の電波通信用タワー等の主柱材1・斜材2と、その他の水平な梁材等とを連結する連結プレート3の直下に設けられる雨水飛散防止装置として、幅広く利用されるものである。
P…鉄塔
1…主柱材
2…斜材
3…連結プレート
3a…角部位
3b…ボルト締結部位
4…肩掛材
4a…肩掛片
4b…堰き止め部
4c…円孔
5…飛散防止カバー
5a…基部
5b…雨水受カバー部
5c…円孔
6…内側雨受け金具
6a…水抜部
6b…折り返し部
6c…長孔
7…支持アーム片
7c…円孔
8…雨水導入用連通片
8a…当接導通片
8c…長孔
1…主柱材
2…斜材
3…連結プレート
3a…角部位
3b…ボルト締結部位
4…肩掛材
4a…肩掛片
4b…堰き止め部
4c…円孔
5…飛散防止カバー
5a…基部
5b…雨水受カバー部
5c…円孔
6…内側雨受け金具
6a…水抜部
6b…折り返し部
6c…長孔
7…支持アーム片
7c…円孔
8…雨水導入用連通片
8a…当接導通片
8c…長孔
さらに、本考案に係る請求項10の考案は、前記飛散防止カバー5は、斜材2に掛け止め固定された肩掛材4を介して取り付けられ、前記肩掛材4は、斜材2の外側に当接される略L字片状の肩掛片4aと、斜材2の内側に当接して前記肩掛片4aに接続される略L字片状の支持アーム片7とを有し、該支持アーム片7または肩掛片4aを介して前記内側雨受け金具6が主柱材1の内側に当接配置されるもので、前記支持アーム片7または前記肩掛材4に接続された前記内側雨受け金具6の接続部には、前記雨水受カバー部5bによって受けた雨水を前記内側雨受け金具6側に導入させるための略L字片状の雨水導入用連通片8が接続されてなることで、同じく、上述した課題を解決した。
Claims (11)
- 降雨時に、鉄塔の主柱材と斜材とを連結する連結プレートに集束した雨水が地上に飛散するのを防止するための鉄塔の雨水飛散防止装置であって、該装置は、前記主柱材から連結プレートに沿って流下する雨水および連結プレートの角部位またはボルト締結部位に集束した雨水の飛散を受け止めるために、前記主柱材における連結プレート直下に付設された飛散防止カバーを備えてなることを特徴とする鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記飛散防止カバーは、斜材に掛け止め固定された肩掛材を介して取り付けられている請求項1に記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記鉄塔は、主柱材および斜材が断面略L字状となる山形鋼であり、前記連結プレートは主柱材の外側両端においてそれぞれ一部はみ出し状に取り付けられた不等辺多角形状の平板材であって、主柱材の外側一端の連結プレートの内側に斜材の外側を接続し、主柱材の外側他端の連結プレートの外側に斜材の外側を接続してなり、前記飛散防止カバーは、主柱材の外側両端の前記連結プレートに各接続された斜材それぞれに掛け止め固定された肩掛材によって外側両端の各連結プレート直下において主柱材の外側に沿って架設される略L字枠状の帯板材としてなる請求項1または2に記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記飛散防止カバーは、主柱材の外側に略水平となって当接される基部と、該基部の上辺から斜め前方に向けて張り出した雨水受カバー部とを有してなる請求項1乃至3のいずれかに記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記雨水受カバー部は、連結プレートの角部位に対向する箇所だけ縦幅を大きくしてなる請求項4に記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記主柱材の内側には、前記両側の肩掛材を介して、雨樋状の内側雨受け金具が付設されてなる請求項1乃至5のいずれかに記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記内側雨受け金具の中央には、主柱材の内側中央から当該主柱材に沿って雨水を流下させるための水抜部を設けてなる請求項6に記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記肩掛材は、斜材の外側に当接される略L字片状の肩掛片と、斜材の内側に当接して前記肩掛片に接続される略L字片状の支持アーム片とを有し、該支持アーム片または肩掛片を介して前記内側雨受け金具が主柱材の内側に当接配置されるものとしてなる請求項1乃至7のいずれかに記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記肩掛材は、その上辺から斜め前方に向けて張り出した堰き止め部を設け、前記主柱材から斜材に沿って流下する雨水を堰き止めて前記飛散防止カバー側に導くものとしてなる請求項8に記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記支持アーム片または前記肩掛材に接続された前記内側雨受け金具の接続部には、前記雨水受カバー部によって受けた雨水を前記内側雨受け金具側に導入させるための略L字片状の雨水導入用連通片が接続されてなる請求項8に記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
- 前記雨水導入用連通片は、前記飛散防止カバーの雨水受カバー部内面に接触する当接導通片を上辺に備え、雨水受カバー部によって受けた雨水を、当接導通片を介して前記内側雨受け金具内部に導入させるものとした請求項10に記載の鉄塔の雨水飛散防止装置。
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JP2016004955U JP3208952U (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 鉄塔の雨水飛散防止装置 |
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