JP3208594U - スーツケース用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】小物に留まらず、中物をも手で持たずに済むようにすることができるスーツケース用カバーを提供する。【解決手段】スーツケース用カバー20は、正面部に、左右に延びるジッパー40を備え、ジッパーを開口とする袋状のポケット46を正面部の裏面に備え、ポケット内に、ハンガーストラップ47を備える。ジッパーを開閉することで、ポケットに小物54を入れることができ、随時取り出すことができる。ポケットに入れにくい中物55、例えば長い新聞紙やボトルは、取っ手56が付いた小袋57に入れ、ハンガーストラップ47を引き出し、フック49に取っ手56を掛ける。小物に留まらず、中物をも手で持たずに済むようにすることができる。【選択図】図5

Description

本考案は、スーツケースに被せるカバーに関する。
旅行の多様化に伴って、箱形のスーツケースが盛んに使用されるようになってきた。スーツケースの外面に傷が付くことは好ましくない。傷対策の一つとしてスーツケース用カバーが提案されてきた(例えば、特許文献1(図1、図2)参照)。
特許文献1の技術を、次図で説明する。
図11(a)に示すように、スーツケース100に対応するスーツケース用カバー110を準備する。スーツケース用カバー110は、上面部111と、正面部112と、背面部113と、側面部114と、側面部115との5面からなる袋であり、底面が開放されている。正面部112の下辺中央から帯116が下方へ延ばされ、帯116の下部に横長の面ファスナー117が備えられている。同様に、背面部113の下辺中央から帯118が下方へ延ばされ、帯118の下部に横長の面ファスナー119が備えられている。
スーツケース100に、上からスーツケース用カバー110を被せ、被せた後に、帯116、118をスーツケース100の底面に沿わせるようにし、その上で面ファスナー119に面ファスナー117を貼り合わせる。
図11(b)に、被せた後のスーツケース用カバー110が示されている。スーツケース100は全体的にスーツケース用カバー110で覆われ、傷付きなどが回避される。
ところで、空港内や駅舎内等で、スーツケース100を移動する際に、飴やガムや新聞や小冊子(以下、物と記す。)を購入することがあり、物は小袋(取っ手付きポリエチレン袋(ポリ袋)、取っ手付きビニール袋など)に入れた形態で、持ち歩くことになる。
一方の手でスーツケース100を引き、他方の手で小袋を持つと両手が塞がる。移動の際に、他方の手が空いていることが望まれる。
この要望に応える構造のスーツケース用カバー(レインカバー)が提案されている(例えば、特許文献2(図2)参照)。
特許文献2の技術を、次図で説明する。
図12に示すように、レインカバー120は、上面部121と、正面部122と、背面部123と、側面部124と、側面部125との5面からなる袋であり、底面が開放されている。正面部122に、袋状のポケット126を備えている。このポケット126は上部にジッパー127を備えている。このジッパー127を開閉しつつ、ポケット126に小物を出し入れすることができる。
ポケット126に、飴やガムなどの小物を入れることができて便利である。
ただし、ポケット126に収まらないような大きさのもの(以下、中物と記す。)、例えばボトルや新聞紙などは、取っ手付きポリ袋などの小袋に入れて手で持つしかない。これでは、両手が塞がってしまい、ポケット126を設けたことによる効果が半減する。
効果の半減を防止するために、小物に留まらず、中物をも手で持たずに済むようにしたい。
特開平7−308217号公報 実用新案登録第3187366号公報
本考案は、小物に留まらず、中物をも手で持たずに済むようにすることができるスーツケース用カバーを提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、箱形のスーツケースに被せるスーツケース用カバーであって、
前記スーツケースの上面を覆う上面部と、前記スーツケースの正面を覆う正面部と、前記スーツケースの背面を覆う背面部と、前記スーツケースの2つの側面を各々覆う2つの側面部とを有し、
前記正面部に、左右に延びるジッパー歯列と、このジッパー歯列に沿って移動し前記ジッパー歯列を噛み合い状態/非噛み合い状態にするスライダーとを有するジッパーを備え、
このジッパーを開口とする袋状のポケットを前記正面部の裏面に備え、
前記ポケット内に、ハンガーストラップを備え、このハンガーストラップの一部は、前記ジッパーを介して外へ引き出し可能とされ、外へ引き出された前記ハンガーストラップに小袋を吊すことができるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る考案では、ハンガーストラップは、帯又は紐状のストラップと、このストラップの先端に設けられたフックとからなることを特徴とする。
請求項3に係る考案では、ハンガーストラップは、左右に延びるジッパー歯例のほぼ中央に設けられ、1条のジッパー歯列に左スライダーと右スライダーを備え、引き出されたハンガーストラップを左右スライダーで挟むようにしたことを特徴とする。
請求項4に係る考案では、ハンガーストラップは、左右に延びるジッパー歯例の一端に設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る考案では、上面部に、又は上面部から正面部にかけて、ハンドルを通す開口部が設けられ、この開口部が開口補強材で補強され、この開口補強材からハンガーストラップ近傍まで連結材が渡されていることを特徴とする。
請求項6に係る考案は、ジッパーは、リバーシブルジッパーであって、裏表反転したポケットに上面部と、正面部と、背面部と、2つの側面部とを詰めことができるようにしたことを特徴とする。
請求項7に係る考案は、正面部の下端から延びる第1帯部と、背面部の下端から延びる第2帯部とを有し、
第1帯部に、スプリングホックを構成するホック雌パーツとホック雄パーツとの一方、及び第1面ファスナーを有し、
第2帯部に、ホック雌パーツとホック雄パーツとの他方、及び第1面ファスナーに貼り付く第2面ファスナーを有していることを特徴とする。
請求項8に係る考案では、第1帯部と第2帯部の少なくとも一方は、伸縮性のある生地で作られていることを特徴とする。
請求項9に係る考案では、上面部、正面部、背面部、2つの側面部、第1帯部及び第2帯部の全てが、伸縮性のある生地で作られていることを特徴とする。
請求項10に係る考案では、ホック雌パーツは、第1帯部に複数個設けられ、ホック雄パーツも、第2帯部に複数個設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る考案では、スーツケース用カバーに、袋状のポケット及び一部を外へ引き出すことができるハンガーストラップを備えている。小物はポケットに収納し、中物は小袋に入れた状態でハンガーストラップに吊すことができる。
よって、本考案によれば、小物に留まらず、中物をも手で持たずに済むスーツケース用カバーが提供される。
なお、ハンガーストラップは、使わないときはポケットに収納するため、スーツケース用カバーの外観性が低下する心配はない。
請求項2に係る考案では、ハンガーストラップは、フックを備えているので、このフックに小袋の取っ手を簡単に掛けることができる。
請求項3に係る考案では、1条のジッパー歯列に左スライダーと右スライダーを備えているので、スライダーの移動距離が半分で済み、素早くスライダーを開放限位置又は閉じ位置に移動することができる。引き出されたハンガーストラップがジッパー歯列の中央にあるため、対称性が保て、外観性が高まる。
請求項4に係る考案では、ハンガーストラップは、ジッパー歯例の一端に設けられている。スライダーが一個で済むため、安価なジッパーが採用できる。
請求項5に係る考案では、ハンドルを通す開口部が設けられ、この開口部が開口補強材で補強され、この開口補強材からハンガーストラップ近傍まで連結材が渡されている。
ハンガーストラップが、開口補強材に繋がっているため、耐久性が高められ、より重い物(中物)を吊すことができる。
請求項6に係る考案は、ジッパーは、リバーシブルジッパーであって、裏表反転したポケットに上面部と、正面部と、背面部と、2つの側面部とを詰めことができる。いわゆる、ポシェットの形になるため、スーツケースの隅に入れておくこともでき、スーツケース用カバーの使い勝手がよくなる。
請求項7に係る考案では、第1・第2帯部に、スプリングホックと面ファスナーとの両方を設けた。操作が簡単な面ファスナーで、第2帯部に第1帯部を仮止めし、操作が面ファスナーより面倒なスプリングホックで、第2帯部に第1帯部を本止めすることができる。スプリングホックが貼り付け性能を維持するため、面ファスナーは一定の汚れが許容される。
また、面ファスナーの貼り付け性能により、スプリングホック回りに加わる力が緩和される。
よって、本考案によれば、一対の帯部を備えているスーツケース用カバーにおいて、より好ましい帯部の連結構造が提供される。
請求項8に係る考案では、第1帯部と第2帯部の少なくとも一方は、伸縮性のある生地で作られている。面ファスナーで仮止めしたときに、また嵌めていないホック雌パーツとホック雄パーツとは、相互に位置ずれすることがある。生地が伸縮性に富むため、帯部を伸ばす又は縮めることで、ホック雌パーツへホックにホック雄パーツを簡単に位置合わせすることができる。
請求項9に係る考案では、上面部、正面部、背面部、2つの側面部、第1帯部及び第2帯部の全てが、伸縮性のある生地で作られている。請求項2の効果に加えて、スーツケース用カバーを、スーツケースにピッタリと合わせることができ、外観性が高まる。
請求項10に係る考案では、ホック雌パーツは、第1帯部に複数個設けられ、ホック雄パーツも、第2帯部に複数個設けられている。複数個のホックにより、ホックに掛かる力を分散することができる。加えて、ホックを複数個にすることで、帯部の帯幅を広げることができる。
本考案に係るスーツケース及びスーツケース用カバーの斜視図である。 スーツケース用カバーの要部拡大図である。 図2の3−3線断面図である。 ハンガーストラップをポケットに収納した形態を説明する図である。 ポケットとハンガーストラップの作用を説明する図である。 ハンガーストラップをジッパーの中央に設けた例を説明する図である。 L字形ジッパーの使用例を説明する図である。 図3に係るフックの別態様を説明する図である。 面ファスナーの外形図である。 スプリングホックの構造図である。 面ファスナー及びスプリングホックの作用図である。 従来のスーツケースカバーの形態を説明する図である。 別の従来のスーツケースカバーの形態を説明する図である。
本考案の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1に示すように、箱形のスーツケース16に被せるスーツケース用カバー20は、スーツケース16の上面16aを覆う上面部21と、スーツケース16の正面16bを覆う正面部22と、スーツケース16の背面16cを覆う背面部23と、スーツケース16の2つの側面16d、16eを各々覆う2つの側面部24、25と、正面部22の下端から延びる第1帯部26と、背面部23の下端から延びる第2帯部27を有する。
この例では、伸縮式のハンドル17に近い方の面を、スーツケースの正面16bとしたが、ハンドル17から遠い方の面(背面16c)を、スーツケースの正面16bとしてもよい。
なお、スーツケース用カバー20は、伸縮性のある生地(例えば、ポリエステル・ウレタン)で、スーツケース16より小さめに制作する。被せたときに、いわゆるジャストフィットし、見栄えがよくなるからである。
第1帯部26は、第1面ファスナー28と、複数個(この例では3個)のホック雌パーツ29とを備える。
第2帯部27は、第2面ファスナー31と、複数個(この例では3個)のホック雄パーツ32とを備える。
なお、第1帯部26にホック雄パーツ32を備え、第2帯部27にホック雌パーツ29を備えてもよい。
正面部22に、左右に延びるジッパー40や星印のような特徴的な模様33を備えている。
加えて、上面部21と正面部22にわたって伸縮式のハンドル17を通す開口部35が設けられている。開口部35は、上面部21のみに設けてもよい。
第1帯部26の延び長さL1と第2帯部27の延び長さL2は、作図の都合でL1<L2としたが、L1=L2を原則とする。しかし、L1、L2は任意に設定して差し支えない。
図2に示すように、開口部35は開口補強材36で補強する。開口補強材36は、別ピースをスーツケース用カバー20の裏面に貼り付ける(又は縫い付ける)か、開口部35の縁を厚肉にすることで構成してもよい。この補強により、開口部35から裂けることを防止することができる。
加えて、正面部22に設けられるジッパー40は、左右に延びるジッパー歯列41、42と、これらのジッパー歯列41、42に沿って移動しジッパー歯列41、42を噛み合い状態/非噛み合い状態にするスライダー43と、このスライダー43に設けたプーラー44とを有する。プーラー44は指掛け部材であり、未使用時は重力で垂れ下がる。
正面部22の裏面に、横幅がジッパー40より若干大きな袋状のポケット46が設けられている。ポケット46には、ジッパー40を介して、小物を出し入れすることができる。小物は、ジッパー40を通過し、ポケット46に収まる大きさの物であればよく、種類は問わない。
ただし、ポケット46が著しく膨らむと見栄えが悪くなるので、限度はある。本考案によれば、ポケット46を著しく膨らませるような物は、後述する小袋(図6(b)、符号57)に入れることができる。
図3に示すように、ポケット46内に且つジッパー歯列41の近傍に、ハンガーストラップ47の上端が接着(又は縫いつけ)されている。ハンガーストラップ47は、ストラップ48と、このストラップ48に取り付けたフック49とからなる。フック49の形状は好ましくは鉤形にするが、その他の形状であってもよい。
ストラップ48は帯又は紐(ひも)が好適である。帯又は紐を2つ折りすることで、先端に輪51を作ることができる。実施例では輪51にフック49を取付けたが、フックなしで、輪51に直接物品を吊してもよい。
帯又は紐を1本物として、この1本物の先端にフック49を取付けてもよい。
好ましくは、開口部35を補強する開口補強材36から帯状の連結材52を延ばし、この連結材52の先端をジッパー歯列41の近傍に接着する(又は縫いつける)。
図2にて、フック49に下向き力が加わると、正面部22が局部的に引っ張られ下がりことが心配される。下がると外観性が低下する。
この点、連結材52を設けることにより、下向き力は開口補強材36でも支持される。開口補強材36は剛性があるため、正面部22の局部的な下がりが解消され、外観性が良好に維持される。
なお、実施例では、ストラップ48と連結材52を別体としたが、これに限定されず、ストラップ48と連結材52を一体としても差し支えない。ストラップ48と連結材52を一体とすることで、生産が容易になるうえに、より一層強度を向上させることができる。
図4に示すように、非使用時は、ハンガーストラップ47は、ポケット46内に収めておくことができる。すなわち、使用時にのみ、ハンガーストラップ47は、ポケット46外へ引き出される。その他の構成要素は図4と同じであるため、図4の符号を流用し、詳細な説明は省略する。
以上の構成からなるスーツケース用カバー20は、図2において、スーツケース16に広げるように引っ張りながら被せる。スーツケース16の底面16fに第1帯部26を沿わせ、この第1帯部26に重ねるように第2帯部27を底面16fに沿わせる。このときに第1面ファスナー28に第2面ファスナー31が貼り付く。貼り付いたら、引っ張り動作を中断してもよい。次に、ホック雌パーツ29にホック雄パーツ32を嵌める(又は、ホック雄パーツ32にホック雌パーツ29を嵌める)。
スーツケース用カバー20には次に述べる種々の効果が期待できる。
・スーツケース16の保護、傷付き防止。
・傷がついたスーツケース16のぼろ隠し。
・模様33や色による自他識別。
・スーツケース16の外装変更。
・スーツケース16の防犯。キー差し込み口や番号ダイヤルが隠されているため。
・スーツケース16が不意に開いて荷物が散乱することを防止。
・以下に述べる小物及び中物の収納。
図5(a)に示すように、ジッパー40を開閉することで、ポケット46に小物54を入れることができる。この小物54は随時取り出すことができる。なお、小物54はポケット46に入れることができる寸法の物であれば、種類は問わない。
図5(b)に示すように、ポケット46に入れにくい中物55、例えば長い新聞紙やボトルは、取っ手56が付いた小袋57に入れる。そして、ハンガーストラップ47を外へ引き出し、フック49に取っ手56を掛ける。小袋57に小物54を入れることは差し支えない。
すなわち、小物54はポケット46に入れ、中物55はハンガーストラップ47に吊り下げる。
本考案により、小物54に留まらず、中物55をも手で持たずに済むようにすることができるスーツケース用カバー20が提供される。
なお、取っ手56が付いた小袋57は、売店で提供されるポリ袋等の樹脂製袋のほか、自前の布袋、バッグでもよく、種類は問わない。
図2では、ハンガーストラップ47を、左右に延びるジッパー40の一端(この例では右端)に設けたが、このことにより、連結材52を開口補強材36のコーナー部36c近傍に連結することができる。コーナー部36cは他の部位より剛性が高い。
ただし、ハンガーストラップ47の設置位置は、変更することができる。その例を次に説明する。
図6(a)に示すように、ハンガーストラップ47を、左右に延びるジッパー40の中央(略中央を含む。)に設けてもよい。この場合には、ジッパー40に左スライダー43Lと右スライダー43Rを設けることが望まれる。
図6(b)に示すように、ハンガーストラップ47を引き出したときに、左スライダー43Lと右スライダー43Rでハンガーストラップ47を挟むことができる。
1条のジッパー歯列41、42に左スライダー43Lと右スライダー43Rを備えているので、左右スライダー43L、43Rの移動距離が半分で済み、素早く左右スライダー43L、43Rを開放限位置又は閉じ位置に移動することができる。引き出されたハンガーストラップ47がジッパー歯列41、42の中央にあるため、対称性が保て、外観性が高まる。
また、図7(a)に示すように、上辺46a、底辺46b、左右辺46c、46dからを有するポケット46に対して、ジッパー40は上辺46aと左辺46c(又は右辺46d)とに沿ったようなL字形にすることも推奨される。ジッパー40長さが十分に確保できる。ジッパー40は裏表利用可能なリバーシブルジッパーとする。
図7(b)にて、ジッパー40を開ける。ポケット46を引き出す。引き出したポケット46に、上面部21、正面部22、背面部23及び2つの側面部24、25を詰める。ジッパー40を閉じることにより、図7(c)に示すように、ポシェットのような形にすることができる。この形であれば、スーツケース用カバー20を、スーツケース16内に投入することや、自宅の部屋の適当な所に置くことができる。
図1においても、ジッパー40をリバーシブルジッパーとし、スーツケース用カバー20をポシェットのような形に丸めることは差し支えない。
次に、本考案のフックの別態様を図面に基づいて説明する。なお、図3に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図8(a)に示すように、フック49は、ストラップ48と、このストラップ48の基部側に設けられた基部側面ファスナー48aと、ストラップ48の先端側に設けられた先端側面ファスナー48bとから構成される。図8(b)に示すように、先端側面ファスナー48bを基部側面ファスナー48aに貼り付けることで、ストラップ48が輪になりフックとして機能する。
ところで、従来技術の特許文献1において、面ファスナー117は表面に微小な凹凸がある。面ファスナー119も同様である。凹に相手の凸が噛み合うことで、面ファスナー119に面ファスナー117が貼り付く。スーツケース100は屋外で使用されることが多く、スーツケース用カバー110で汚れを防止することができる。
反面、スーツケース用カバー110が汚れ、この汚れにより、長期間の使用の後には、面ファスナー117、119も汚れ、表面の微細な凹凸が汚れで浅くなる又は詰まることがある。
すると、面ファスナー117、119の接着力が低下し、簡単に剥がれることとなる。
すなわち、面ファスナー117、119の短所は、接着力が大きい状態と小さい状態で、外観に差がないことである。よって、面ファスナー117、119は接着性能の点で、問題が残る。
面ファスナーをファスナー(ジッパー)やホックに変更することを検討する。
ジッパーは、面ファスナーより汚れに強いという利点がある。反面、一対のジッパー歯列をスライダーで噛み合わせる必要があり、スライダーを直線的に移動することから、手間が面ファスナーより格段にかかる。
ホックは、面ファスナーより汚れに強いという利点と、ジッパーより手間が掛からないとう利点がある。反面、ホックに力が集中するため、ホック回りにおいて生地が傷むという欠点がある。
よって、一対の帯部を備えているスーツケース用カバーにおいて、より好ましい帯部の連結構造が望まれる。この要望に応える構造のスーツケース用カバー20を次に説明する。
図9に示すように、第1面ファスナー28は、第2面ファスナー31側の面に微細な凹凸28aを備えている。第2面ファスナー31は、第1面ファスナー28側の面に微細な凹凸31aを備えている。凹凸28aに凹凸31aが噛み合う(絡み合う)ことで、第1面ファスナー28と第2面ファスナー31が互いに貼り付けられる。ただし、凹凸28a、31aが汚れると貼り付け力が弱くなる。
図10にスプリングホックの原理図を示す。スプリングホック30は種々の構造のものが実用に供されている。
図10に示すように、スプリングホック30は、スプリング38、38を内蔵するホック雌パーツ29と、このホック雌パーツ29に噛み合うホック雄パーツ32とからなる。ホック雄パーツ32の周溝39にスプリング38、38が噛み込むため、結合力は十分に大きくなる。
以上の構成からなるスーツケース用カバー20は、図1において、スーツケース16に広げるように引っ張りながら被せる。
図11(a)に示すように、第1帯部26を引っ張りながら、スーツケース16の底面16fに沿わせる。
図11(b)に示すように、第2帯部27を引っ張りながら、スーツケース16の底面16fに沿わせる。そして、図11(c)に示すように、第1面ファスナー28に第2面ファスナー31を貼り付ける。
このとき、スプリングホック30は、まだ、噛み合いっていない。すなわち、図11(d)に示すように、ホック雄パーツ32は、ホック雌パーツ29に噛み合っていない。なお、図11(d)では第1面ファスナー28、31は省略した。ホック雄パーツ32の中心とホック雌パーツ29の中心との間に多少のオフセットδが発生する。
第1帯部26が伸縮性を有するときは、ホック雌パーツ29が簡単に移動する。よって、ホック雌パーツ29を寄せることで、オフセットを0にすることができる。
または、第2帯部27が伸縮性を有するときは、ホック雄パーツ32が簡単に移動する。よって、ホック雄パーツ32を寄せることで、オフセットを0にすることができる。
オフセットが0になると、図11(e)に示すように、ホック雌パーツ29にホック雄パーツ32を嵌めることができる。
図11(e)に示すように、第1帯部26と第2帯部27は、スプリングホック30と第1面ファスナー28、31とで連結されている。仮に、第1面ファスナー28、31が汚れにより貼り付け力が弱くなったとしてもスプリングホック30で連結力を維持することができる。
また、第1面ファスナー28、31の貼り付け力が維持されれば、スプリングホック30に加わる力が緩和されるため、ホック雌パーツ29回りに局部的な力が掛かる心配が無く、第1帯部26が傷む心配がない。同様に、ホック雄パーツ32回りに局部的な力が掛かる心配が無く、第2帯部27が傷む心配がない。
図1において、第1帯部26は、3個のホック雌パーツ29を備えている。ホック雌パーツ29は1個、2個又は4個以上であってもよいので、個数は自由に選択できる。第2帯部27に設けるホック雄パーツ32は、ホック雌パーツ29と同数であればよい。
ただし、ホック雌パーツ29が1個である場合より、複数個(2個以上)である方が力の分散が図れて好ましい。
また、第1帯部26の幅に応じて、ホック雌パーツ29の数を決めてもよい。すなわち、第1帯部26の幅が狭い場合には、ホック雌パーツ29の数を1個とし、幅の増加に比例して、個数を増加するようにしてもよい。
また、スーツケース用カバー20は、全体を伸縮性に富む生地で作成する他、大部分を非伸縮性の生地とし、第1・第2第1帯部26、27の両方又は一方を伸縮性生地にしてもよい。非伸縮性の生地であれば、防水性能が付加できるため、スーツケース用カバー20は防水カバーを兼ねさせることができる。
尚、スーツケース10は、旅行用スーツケースの他、アタッシュケース、通常のハードケースであってもよく、サイズや用途は任意である。
また、ハンガーストラップ47に、小袋57の他、マスコットやキャラクターグッツなどの物品を吊すことは差し支えない。すなわち、利用者が任意にハンガーストラップ47の利用形態を決めることができる。
また、フック49は、O環やカラビナや2本の紐であってもよい。2本の紐であれば、任意に縛ることができる。また、ベルト同士を分離自在に接続するバックルであってもよい。よって、フック49は、要は小袋57等を吊すことができる構造であればよく、その形態は任意であって、鉤形に限るものではない。
また、実施例では、連結材52をストラップ48と別体としたが、これに限定されず、ストラップ48と連結材を一体としても差し支えない。この場合、ストラップ48を開口補強材36まで延長させ、この延長部分が連結材52となるため、構成が簡単になる。
本考案は、スーツケースに被せるカバーに好適である。
11...クリアケース
16...スーツケース
16a...スーツケースの上面
16b...スーツケースの正面
16c...スーツケースの背面
16d、16e...スーツケースの側面
20...スーツケース用カバー
21...上面部
22...正面部
23...背面部
24、25...側面部
26...第1帯部
27...第2帯部
28...第1面ファスナー
29...ホック雌パーツ
30...スプリングホック
31...第2面ファスナー
32...ホック雄パーツ
35...開口部
36...開口補強材
40...ジッパー
41、42...ジッパー歯列
43...スライダー
43L...左スライダー
43R...右スライダー
46...ポケット
47...ハンガーストラップ
48...ストラップ
49...フック
52...連結材
54...小物
55...中物
57...小袋

Claims (10)

  1. 箱形のスーツケースに被せるスーツケース用カバーであって、
    前記スーツケースの上面を覆う上面部と、前記スーツケースの正面を覆う正面部と、前記スーツケースの背面を覆う背面部と、前記スーツケースの2つの側面を各々覆う2つの側面部とを有し、
    前記正面部に、左右に延びるジッパー歯列と、このジッパー歯列に沿って移動し前記ジッパー歯列を噛み合い状態/非噛み合い状態にするスライダーとを有するジッパーを備え、
    このジッパーを開口とする袋状のポケットを前記正面部の裏面に備え、
    前記ポケット内に、ハンガーストラップを備え、このハンガーストラップの一部は、前記ジッパーを介して外へ引き出し可能とされ、外へ引き出された前記ハンガーストラップに小袋を吊すことができるようにしたことを特徴とするスーツケース用カバー。
  2. 前記ハンガーストラップは、帯又は紐状のストラップと、このストラップの先端に設けられたフックとからなることを特徴とする請求項1記載のスーツケース用カバー。
  3. 前記ハンガーストラップは、左右に延びる前記ジッパー歯例のほぼ中央に設けられ、1条の前記ジッパー歯列に左スライダーと右スライダーを備え、引き出された前記ハンガーストラップを前記左右スライダーで挟むようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスーツケース用カバー。
  4. 前記ハンガーストラップは、左右に延びる前記ジッパー歯例の一端に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスーツケース用カバー。
  5. 前記上面部に、又は前記上面部から前記正面部にかけて、ハンドルを通す開口部が設けられ、この開口部が開口補強材で補強され、この開口補強材から前記ハンガーストラップ近傍まで連結材が渡されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のスーツケース用カバー。
  6. 前記ジッパーは、リバーシブルジッパーであって、裏表反転した前記ポケットに前記上面部と、前記正面部と、前記背面部と、前記2つの側面部とを、詰めことができるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のスーツケース用カバー。
  7. 前記正面部の下端から延びる第1帯部と、前記背面部の下端から延びる第2帯部とを有し、
    前記第1帯部に、スプリングホックを構成するホック雌パーツとホック雄パーツとの一方、及び第1面ファスナーを有し、
    前記第2帯部に、前記ホック雌パーツと前記ホック雄パーツとの他方、及び前記第1面ファスナーに貼り付く第2面ファスナーを有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のスーツケース用カバー。
  8. 前記第1帯部と前記第2帯部の少なくとも一方は、伸縮性のある生地で作られていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載のスーツケース用カバー。
  9. 前記上面部、前記正面部、前記背面部、前記2つの側面部、前記第1帯部及び前記第2帯部の全てが、伸縮性のある生地で作られていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載のスーツケース用カバー。
  10. 前記ホック雌パーツは、前記第1帯部に複数個設けられ、前記ホック雄パーツも、前記第2帯部に複数個設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載のスーツケース用カバー。
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