JP3208194B2 - 流路切換装置 - Google Patents

流路切換装置

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JP3208194B2
JP3208194B2 JP28690392A JP28690392A JP3208194B2 JP 3208194 B2 JP3208194 B2 JP 3208194B2 JP 28690392 A JP28690392 A JP 28690392A JP 28690392 A JP28690392 A JP 28690392A JP 3208194 B2 JP3208194 B2 JP 3208194B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の流体経路(こ
の発明において流路という)を切換接続するための多流
路切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、回転弁型によるも
のと、往復弁型によるものどがあり、回転弁型のもの
は、コック式とも言い、例えば、図5のように、固定側
50に内面の円周上に沿って間隔配置した複数の流路5
1〜58を設けるとともに、固定側50の内面に嵌め込
んで回転する弁体60に、方向の異なる複数の貫通穴6
1・62、曲折穴63・64などを設けておき、各流路
51〜58に対する各貫通穴61・62と各曲折穴63
・64との対向関係を変更するように弁体60を回転し
て各流路の接続を切り換えるものなどが周知である。
【0003】往復弁型のものは、スライド式とも言い、
例えば、図6のように、シリンダー状の箱体でなる固定
側70の壁部に沿って間隔配置した複数の流路71〜7
8を設けるとともに、固定側70内を摺動するピストン
状の弁体80に、狭い溝81、斜め貫通穴82、幅広い
溝83などを設けておき、各流路71〜78に対する狭
い溝81、斜め貫通穴82、幅広い溝83の対向関係を
変更するように弁体70を移動して各流路の接続を切り
換えるものなどが周知であり、そして、こうした各流路
の切換をシーケンス状に切り換える構成のものシーケン
ス弁とも言っている。
【0004】こうした多流路切換装置は、暖冷房装置に
おける暖冷運転と冷房運転との切換時に要する熱操作流
体の流路切換に用いており、例えば、図7のように、吸
収ヒートポンプ作用を行う吸収冷凍機100によって熱
交換動作を行う加温用熱交換器101の被加温側101
Aを通る熱操作流体101aをポンプ102で循環する
流路51・52と、冷却用熱交換器103の被冷却側1
03Aを通る熱操作流体103aをポンプ104で循環
する流路53・54とを、放熱用室外熱交換器105に
通すための流路55・56と、室内冷暖房用熱交換器1
06に通すための流路57・58との接続を実線で示す
接続経路と点線で示す接続経路とに切り換える流路切換
装置200として、図5のような回転弁型の多流路切換
装置200を設けており、各流路を実線で示す流路と点
線で示す流路とに切り換えている。この場合、8つの方
向の流路を切り換えているので、通称、八方弁と言われ
ている。
【0005】こううした多流路切換装置200を図5の
ような回転弁型のもので構成した場合には、固定側50
と弁体60の間の摺動接触面の間隙を無くして各流路間
の漏れを無くするには、一般のコック式の場合と同様
に、摺動接触面をテーパー面にして形成することになる
が、テーパー面にした場合にはテーパーによる食い込み
作用が働くため、弁体60の回転に大きな力を必要と
し、回転用の電動アクチェータが大きくなって装置全体
が大型化するという不都合が生ずるほか、固定側50の
各流路51〜58が放射状のために一面加工で加工でき
ないうえに、弁体60内の貫通穴61・62の段違い通
路部分や曲折穴63・64の曲折部分の形成に複雑な手
間がかかるという不都合がある。
【0006】そこで、図6のような往復弁型のもので構
成することが考えられるが、往復弁型のものでは、固定
側70と弁体80との摺動接触部分の摩耗によって各流
路間の漏れが大きくなるという不都合があり、この漏れ
を防ぐために要所にリング状パッキンを設けるとこのリ
ング状パッキンが各流路に引っ掛かって損傷し易いほ
か、摺動用の電動アクチェータに無理がかかって故障事
故を起こすなどの不都合を生ずる。
【0007】こうした不都合を解決する構成として、弁
室を形成する箱体の内側の1つの平面に複数の流路を間
隔配置して被切換平面として構成し、弁室内に移動可能
な弁体を配置するとともに、この弁体の一面を切換面と
して複数の切換用溝を配置した構成して多流路切換装置
において、弁体を桿状体で連結して2つのピストンによ
って往復移動させるとともに、桿状体と弁体との中央部
分に設けたばねによって弁体の切換平面を弁室の被切換
平面に押圧する構成(以下、第1従来技術という)が実
公平3−53090号公報によって開示されている。
【0008】こうしたばねによる押圧に代えて、弁体を
磁石で構成し、弁座を導磁性材で構成することにより、
磁気作用によって弁体・弁座間を吸着状態にする流路切
換弁の構成(以下、第2従来技術という)が特開昭48
−59421号公報によって開示されている。
【0009】また、開閉する流路の両側の箇所に、磁石
と電磁石とによる引合機構を設けて弁体・弁座間の押圧
を行う構成(以下、第3従来技術という)が特開平4−
34278号公報によって開示され、さらに、導磁性材
で構成した流路を開閉する弁体に電磁石を設けて吸着状
態にする構成(以下、第4従来技術という)が特開平3
−149469号公報によって開示されいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1従来技術の
構成では、移動方向に長い弁体の中央部分にばねを設け
た構成になっているため、弁体の移動方向の先端側が支
点となるような「てこ」作用によって、弁体の後端側に
おける浮き上がりの抑制力が低下し、流体漏れ事故を生
ずるという不都合がある。
【0011】上記の第2従来技術の構成を上記の第1従
来技術の構成に適用して構成した場合には、弁体の磁石
による磁束が、切換平面の切換溝を除く肉厚部分と被切
換平面の流路を除く肉厚部分とを通るように維持する抵
抗力によって、弁体の移動が極めて大きな力で阻止され
てしまうという不都合が生ずる。
【0012】上記の第3従来技術の構成を上記の第1従
来技術の構成に適用して構成した場合には、切換平面に
おける複数の切換溝の各両側と、被切換平面における複
数の流路の各両側とに磁石と電磁石とによる引合機構を
設けることになるので、弁体の移動方向の大きさが大き
くなってしまい、流路切換装置全体を小型に構成して提
供し得ないという不都合が生ずる。
【0013】上記の第4従来技術の構成を上記の第1従
来技術の構成に適用して構成した場合には、被切換平面
の複数の流路に対して、切換平面の動作に対応する複数
の弁体を設けるとともに、これらの複数の弁体に電磁石
を配置させることになり、構成が極めて複雑になるほ
か、これらの電磁石の配置によって弁体の移動方向の大
きさと高さ方向の大きさとが非常に大きくなってしま
い、流路切換装置全体を小型に構成して提供し得ないと
いう不都合が生ずる。このため、こうした不都合のない
多流路切換装置の提供が望まれているという課題があ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な固定側に複数の流路を設け、弁体に流路を切り換える
ための複数の切換用溝を設けるとともに、流路と切換用
溝との相対位置を移動することにより各流路間の接続を
変更するようにした流路切換装置において、箱体の内側
に、1つの平面を被切換平面として、弁室を形成すると
ともに、上記の被切換平面に各流路を間隔配置して形成
する弁室形成手段と、弁体を、被切換平面に、当たり接
して(この発明において当接という)摺動する平面を切
換平面として弁室内で移動可能に形成するとともに、切
換平面に各切換用溝を配置して形成する弁体形成手段
と、上記の弁体の背面側に上記の弁体が当接して摺動す
る板状体を配置するとともに、上記の箱体と上記の板状
体の間に上記の弁体の移動方向に分布状に配置した複数
の弾力性部材によって上記の板状体を押圧することによ
り上記の切換平面を上記の被切換平面に押圧する弾力的
押圧手段とを設ける第1の装置と、
【0015】上記の第1の装置における弾力的押圧手段
に代えて、上記の弁体の全体または背面側の箇所と、上
記の背面側と対向する上記の箱体の箇所とに、間隙を設
けた磁気反発機構を上記の弁体の移動方向に分布状に配
置することにより上記の切換平面を上記の被切換平面に
押圧する磁気的押圧手段を設ける第2の装置とを提供す
ることにより、上記の課題を解決し得るようにしたもの
である。
【0016】
【作用】第1の装置では、板状体の介在と分布状に配置
した弾力性部材とによって、弁体の移動方向における全
体にわたって、ほぼ均等な押圧力を与え得るため、弁体
の移動時における弁体の後端側の浮き上がりによる切換
平面・被切換平面間からの流体漏れを防止し得るように
に作用する。
【0017】第2の構成では、弁体の背面側と、この背
面側と対向する箱体の箇所との間に、間隙を設けた磁気
反発機構を弁体の移動方向に配置しているため、弁体の
移動時における弁体の後端側の浮き上がりによる切換平
面・被切換平面間からの流体漏れを防止し得るように作
用する。
【0018】
【実施例】以下、実施例を図1〜図3により説明する。
これらの図において、図5・図6の符号と同一符号で示
した部分は、図5・図6によって説明したものと同一の
機能をもつ部分である。
【0019】〔第1実施例〕 図1の第1実施例は、上記の第1の装置に対応する実施
例であり、固定側に複数の流路51〜58を設け、弁体
10に流路を切り換えるための複数の切換用溝21〜2
4を設けるとともに、流路51〜58と切換用溝21〜
24との相対位置をずらせるように弁体10を移動する
ことにより各流路51〜58の接続を変更するようにし
た流路切換装置において、箱体1の内側に1つの平面
を、被切換平面2として、弁室3を形成するとともに、
この被切換平面2に各流路51〜58を間隔配置して形
成する弁室形成手段と、被切換平面2と当接して摺動す
る弁体の平面を切換平面11とし、この切換平面11に
各切換用溝21〜24を形成する弁体形成手段と、弁体
10の背面側12に弁体10が当接して摺動する板状
体、例えば、滑り板33を配置するとともに、箱体1と
板状体、例えば、滑り板33との間に弁体10の移動方
向13に分布状に配置した複数の弾力性部材、例えば、
弁体10の移動方向13に間隔配置した複数のばね35
〜37によって上記の板状体、例えば、滑り板33を押
圧することにより切換平面11を被切換平面2に押圧す
る弾力性押圧手段とを設ける構成をもつもので、以下、
構成各部を具体的に説明する。
【0020】図1において、箱体1は、内部に1つの平
面を被切換平面2として設けた弁室3をもち、気密を保
つように形成した密閉箱であり、主体部分を熱絶縁性の
良い材料、つまり、熱の不良導体の材料、例えば、硬質
の樹脂材で形成し、被切換平面2の部分を熱伝導性の悪
い金属材、例えば、ステンレスあるいは鋳鉄で形成して
ある。また、箱体1全体を熱絶縁性の良い硬質樹脂材、
ステンレスあるいは鋳鉄で形成してもよい。
【0021】被切換平面2の箇所には、各流路51〜5
8を所要の配列と所要の間隔をもって配置してあり、各
流路51〜58には流路を延長するための配管が可能な
構造(図示せず)が設けてある。
【0022】軸受部4は、弁体10を移動するための移
動用竿31が気密を保って移動し得る構造の軸受体で、
例えば、シール用パッキン(図示せず)を設けた樹脂材
のオイルレスベアリングである。
【0023】移動用竿31は、熱絶縁性の良い材料ある
いは熱伝導の悪い材料、例えば、硬質の樹脂材の丸棒で
形成したもので、弁体10との接続部32を図の上下方
向に移動可能な構造(図示せず)を、例えば、アリ溝構
造またはユニバーサル継手などの構造にして形成してあ
る。
【0024】弁体10は、被切換平面2に当接して摺動
する平面を切換平面11として、この切換平面11の側
に、所要の流路切換を行うための切換用溝21〜24を
所要の形状と間隔により配置して設けてあり、図7の冷
暖房装置の流路切換接続として用いる場合には、流路5
1〜58に対して、図1の〔A−A断面〕に示したよう
な形状のをもつ溝を設けて、例えば、熱伝導性の悪いス
テンレスあるいは鋳鉄で形成するか、または、形成容易
な銅合金材や熱絶縁性の良い硬質樹脂材などで形成して
ある。ここで、箱体1および弁体10をステンレスある
いは鋳鉄などの金属材で形成した場合には、切換溝21
〜24の流体と接触する面および切換平面11を熱絶縁
性の良い硬質樹脂料で被服する。
【0025】弁室3の弁体10の背面側には、滑り板3
3を介して、ばね34〜37を設けることにより、切換
平面11を被切換平面2に押圧するための弾力性をもつ
部材を設けてある。
【0026】滑り板33は摩擦抵抗の少ない板、例え
ば、金属板にフッ素系樹脂をコーティングした板で形成
してあり、ばね35〜37は、例えば、つる巻ばねで形
成してあり、配置位置の位置付けは箱体1に形成した穴
によって保持してある。
【0027】移動用竿31を左右に移動すると、図1の
〔流路切換構成〕に示した実線と点線ように切り換える
ことができ、図7の多流路切換装置200としての役目
を果すことができる。
【0028】〔第2実施例〕 図2の実施例は、上記の第2の装置に対応する実施例で
あり、図2において、図1の符号と同一の符号で示す部
分は、図1により説明した機能と同一の機能をもつ部分
である。また、この第2実施例は、上記の第1実施例に
おける弾力的押圧手段の部分に代えて、弁体10の背面
側12の箇所と、この背面側12と対向する箱体1の箇
所とに、間隙を設けた磁気反発機構を弁体10の移動方
向13に沿って配置、例えば、間隙41Cを設けた複数
の磁石41A・41Bによる磁気反発機構を弁体10の
移動方向13に沿って配置することにより切換平面11
を被切換平面2に押圧する磁力的押圧手段を有する構成
をもつもので、以下、構成各部を具体的に説明する。な
お、弁体10の箇所は、後記の〔変形実施〕(5)のよ
うに、弁体側の磁石に代えて、弁体10全体を永久磁石
に変更して構成することも可能なものである。
【0029】図2において、図1と異なる箇所は、滑り
板33・ばね〜37に代えて、弁体10の背面側に磁石
41Aを埋設し、弁体10の背面と対向する弁室3の内
面側の磁石41Aと対向する箇所に磁石41Bを埋設す
るとともに、磁石41Aと磁石41Bとの間に間隙41
Cを設けて配置した箇所であり、磁石41Aと磁石41
Bとは、例えば、フェライト磁石による永久磁石であ
り、磁力の極性を、同極性が対向するように配置してあ
る。
【0030】したがって、間隙41Cを設けた磁石41
Aの磁力と磁石41Bの磁力とが反発し合う反発機構
(この発明において、間隙を設けた磁気反発機構とい
う)によって切換平面11を被切換平面2に押圧するこ
とになり、弁体10の移動方向に対しては磁力抵抗を少
なくし、かつ、磁石41A・磁石41B間の摺動抵抗を
無くするようになっている。なお、磁石41Aに代え
て、弁体10全体を永久磁石に変更して構成した場合
も、同様に、間隙を設けた磁気反発機構に構成すること
は言うまでもない。
【0031】〔第3実施例〕 図3の実施例は、上記の第1の装置に対応する第2の実
施形態であり、図3において、図1の符号と同一の符号
で示す部分は、図1により説明した機能と同一の機能を
もつ部分である。また、この第3実施例は、上記の第1
実施例の弁室3における弁体10の移動方向の長さを小
さくするために、弁体10の中央に位置する部分の流路
55を流路54に、また、流路56を流路53に切換接
続する経路を、弁室3の弁体10の背面側12にある間
隙部分3Aと、弁体10の移動方向13の前後にある間
隙部分3B・3Cとを利用して切り換えるように変更
し、図4の〔流路切換構成〕に示した実線と点線ように
切り換えることができるようにしたものである。
【0032】具体的には、弁体10の各流路51〜58
と中央21Aと各切換用溝22〜24の配置関係を〔C
−C断面〕のように配置してあり、図の切換位置では、
中央穴21Aに位置付けた流路55は、間隙3A→滑り
板33の穴33A→間隙3Bの経路を経て流路54に接
続しており、弁体10を移動して中央穴21Aに流路5
6を位置付けたときには、流路56が間隙3A→滑り板
33の穴33B→間隙3Cの経路を経て流路53に接続
することになる。
【0033】〔変形実施〕 この発明は次のように変形して実施することができる。 (1)図3の第3実施例の〔流路切換構成〕を図2の第
2実施の構成のものに適用して構成する。
【0034】(2)箱体1と弁体10とを、板材と管材
とを接着して、所要の形状に形成したものにする。 (3)箱体1と弁体10の両方またはいずれか一方を、
金属材または固体状の硬質樹脂材で形成し、要部の表面
にゴムライニングあるいはテフロンコーティングなどの
断熱コーティングを施して、形成したものにする。
【0035】(4)箱体1の図における上面側または底
面側の部分もしくはこの両方の部分を残り部分と別体に
分離して形成しておき、分離箇所にパンキンを挟み入れ
て、ねじ締め付けなどにより一体に構成する。
【0036】(5)図2の第2実施例の構成において、
弁体10側の磁石41Aに代えて、弁体10全体を永久
磁石にして構成する。 (6)図1の第1実施例、図3の第3実施例において、
ばね34〜37に代えて、発泡ポリエチレン、発泡ウレ
タンなどの軟質で弾力性をもつ含泡樹脂材で形成した所
要の厚みをもつ部材を挟み込んで、弾力部材を構成す
る。
【0037】(7)図7における多流路切換装置200
を、図4のように、2つの四方弁構成による多流路切換
装置200A・200Bによって構成するなどの場合に
は、上記の各実施例における流路51〜58を複数列、
例えば、2列に分けて被切換平面2に配置するととも
に、この複数列に対応して、弁体10の切換用溝21〜
24も複数列にして配置するように構成する。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、第1
の装置では、板状体の介在と分布状に配置した弾力性部
材とにより、弁体の移動方向の全体にわたって、切換平
面・被切換平面間がほぼ均等に押圧されるため、弁体の
移動時に弁体の後端側が浮き上って流体漏れを起こすよ
うな事故を防止できるほか、弁体の背面側に板状体と弾
力性部材だけを配置する構成なので、流路切換装置全体
を小型に構成して提供し得るという特長がある。
【0039】第2の構成では、弁体の移動方向に沿って
配置されている間隙を設けた磁気反発機構により、弁体
の移動方向の全体にわたって、切換平面・被切換平面間
がほぼ均等に押圧されるため、弁体の移動時に弁体の後
端側が浮き上って流体漏れを起こすような事故を防止で
きるほか、弁体の背面とこれと対向する弁室の内面の部
分、すなわち、箱体の部分とに対向する磁石を配置する
かまたは弁体全体を磁石にするだけの構成なので、流路
切換装置全体を小型に構成して提供し得るという特長が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の構成断面図と流路切換
構成図
【図2】この発明の第3実施例の構成断面図と流路切換
構成図
【図3】この発明の第4実施例の構成断面図と流路切換
構成図
【図4】この発明の変形実施例の流路切換構成図
【図5】従来技術の構成断面図
【図6】従来技術の構成断面図
【図7】従来技術の流路切換構成図
【符号の説明】
1 箱体 2 被切換平面 3 弁室 3A 間隙部分 3B 間隙部分 3C 間隙部分 4 軸受部 10 弁体 11 切換平面 12 背面側 13 移動方向 21〜24 切換用溝 21A 中央穴 31 移動用竿 32 接続部 33 滑り板 33A 穴 34〜37 ばね 41A 磁石 41B 磁石 50 固定側 51〜58 流路 60 弁体 61・62 貫通穴 63・64 曲折穴 70 固定側 71〜78 流路 80 弁体 81 狭い溝 82 斜め貫通穴 83 幅広い溝 100 吸収冷凍機 101 加温用熱交換器 101A 被加温側 101a 熱操作流体 102 ポンプ 103 冷却用熱交換器 103A 被冷却側 103a 熱操作流体 104 ポンプ 105 放熱用室外熱交換器 106 室内冷暖房用熱交換器 200 多流路切換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−59421(JP,A) 特開 平4−34278(JP,A) 特開 平3−149469(JP,A) 特開 昭62−200155(JP,A) 特公 昭46−66(JP,B1) 特公 昭60−10231(JP,B2) 特公 平3−56342(JP,B2) 実公 平3−53090(JP,Y2) 実公 昭54−44259(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 11/00 - 11/24 F16K 3/00 - 3/36 F25B 41/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側に複数の流路を設け、弁体に前記
    流路を切り換えるための複数の切換用溝を設けるととも
    に、前記流路と前記切換用溝との相対位置を移動するこ
    とにより各前記流路間の接続を変更するようにした流路
    切換装置であって、 箱体の内側に、1つの平面を被切換平面として、弁室を
    形成するとともに、前記被切換平面に各前記流路を間隔
    配置して形成する弁室形成手段と、 前記弁体を、前記被切換平面に当接して摺動する平面を
    切換平面として前記弁室内で前記移動が可能に形成する
    とともに、前記切換平面に各前記切換用溝を配置して形
    成する弁体形成手段と、 前記弁体の背面側に前記弁体が当接して摺動する板状体
    を配置するとともに、前記箱体と前記板状体の間に前記
    弁体の移動方向に分布状に配置した複数の弾力性部材に
    よって前記板状体を押圧することにより前記切換平面を
    前記被切換平面に押圧する弾力的押圧手段とを具備する
    ことを特徴とする流路切換装置。
  2. 【請求項2】 固定側に複数の流路を設け、弁体に前記
    流路を切り換えるための複数の切換用溝を設けるととも
    に、前記流路と前記切換用溝との相対位置を移動するこ
    とにより各前記流路間の接続を変更するようにした流路
    切換装置であって、 箱体の内側に、1つの平面を被切換平面として、弁室を
    形成するとともに、前記被切換平面に各前記流路を間隔
    配置して形成する弁室形成手段と、 前記弁体を、前記被切換平面に当接して摺動する平面を
    切換平面として前記弁室内で前記移動が可能に形成する
    とともに、前記切換平面に各前記切換用溝を配置して形
    成する弁体形成手段と、 前記弁体の全体または背面側の箇所と、前記背面側と対
    向する前記箱体の箇所とに、間隙を設けた磁気反発機構
    を前記弁体の移動方向に沿って配置することにより前記
    切換平面を前記被切換平面に押圧する磁力的押圧手段と
    を具備することを特徴とする流路切換装置。
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