JP3208101U - 除湿繊維マット - Google Patents

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▲海▼涌 戴
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Abstract

【課題】吸湿量が十分であり、再利用でき、且つ吸湿部が脱落し、移行堆積し、硬くなることがない除湿繊維マットを提供する。【解決手段】吸湿層1と、吸湿層1の両側に設置されている保護層2とを備える。吸湿層1は第1経糸と第1緯糸を交絡させて形成する網状構造である。第1経糸と第1緯糸は何れも交絡体繊維であり、交絡体繊維は一本の紡織繊維と一本の超吸水性繊維SAFが互いに絡み合って形成するものである。保護層2は第2経糸と第2緯糸を交絡させて形成する網状構造であり、第2経糸と第2緯糸は何れも繊維モノフィラメントである。繊維モノフィラメントの横断面は略十字形であり、保護層2の外表面には、グルーブ21が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案はマットレス、シートクッションの技術分野に属し、具体的には、除湿繊維により除湿する除湿マットに関する。
現在、除湿マットレス或いはシートクッションは、通常、乾燥剤や吸湿性樹脂等を用いて除湿を行う。これらの乾燥剤や吸湿性樹脂は優れた吸湿性、水分保持力を有する粉末又は粒子であることが多い。しかし、超吸水性粉末又は粒子はよい吸水特性を有するが、織物、糸及び吸水性製品に取り込まれにくい上、移行や堆積しやすいから、一般的には特別な加工設備が必要である。また、接着、融着、又は積層により担体に固定される。
また、加圧されると、そのゲルも一体構造を形成しがたく、且つ、超吸水性粉末や粒子を添加した織物から製造した除湿製品は、折り畳んで収納できず、重く、吸湿量が不十分であり、再利用できない問題を有し、梅雨の季節に、吸湿製品が短時間に吸水して飽和状態となり、吸湿が長く続けない問題を招きやすい。
上記のことを鑑み、本考案の目的は従来技術の問題点を克服し、吸湿量が十分であり、再利用でき、且つ吸湿部が脱落し、移行堆積し、硬くなることがない除湿繊維マットを提供することにある。
上記の目的を実現するために、本考案は以下の技術方案を採用する。
除湿繊維マットであって、吸湿層と、吸湿層の両側に設置されている保護層とを備える。前記吸湿層は第1経糸と第1緯糸を交絡させて形成する網状構造であり、前記第1経糸と前記第1緯糸は何れも交絡体繊維であり、前記交絡体繊維は一本の紡織繊維と一本の超吸水性繊維SAFが互いに絡み合って形成するものである。前記保護層は第2経糸と第2緯糸を交絡させて形成する網状構造であり、前記第2経糸と前記第2緯糸は何れも繊維モノフィラメントである。前記繊維モノフィラメントの横断面は略十字形であり、前記保護層の外表面には、グルーブが設けられている。
本考案の吸湿層は紡織繊維と紡織繊維に吸着している超吸水性繊維SAFからなる交絡体繊維が交互に絡み合ってカーディングされてなる網状構造の平面不織布であり、伝統的な吸湿マットに類似している吸水特性を有し、即ち、吸収、保存、膨潤機能を有する。粉末に比べると、本考案の吸湿層における超吸水性繊維SAFは粉末、粒子状超吸水性樹脂からの発展であり、超吸水樹脂と同様に、超吸水性繊維の高分子構造も主鎖骨格と、吸水基と架橋基などから構成され、しかも架橋技術により三次元網状構造を形成することによって、優れた吸水力、保液性、膨潤特性を表現する。
例えば大きいアスペクト比を有すると、紡織繊維と絡み構造を形成して移行しがたくなる。その直径が小さく、大きな比表面積を有し、表面積は普通の粉状樹脂の8〜10倍であり、しかも微孔構造を有するから、本考案の吸湿層はより速い吸収速度を有する。また、超吸水性繊維SAFの吸液機構は化学吸収原理により液体を吸収した後、繊維状態の構造をそのまま保持できて、自己膨脹して膨潤繊維交絡体のゲルを形成することによって、液体が繊維内に封止され、押し出されにくく、ゲルはより高い凝集力と強度を有する。そのため、本考案はより強い保液力を有し、ゲル繊維が乾燥した後、元の状態に回復でき、再利用できる。
また、超吸水性繊維SAFは水溶液を吸収するだけでなく、抽出機能を有し、即ち、非水液体(ガス或いは液体)から水分を抽出できるから、それはバランスを取るまで空気から吸湿でき、吸湿マットレス或いはシートクッションなどに非常に適合し、表面乾燥を保持できる。
しかし、超吸水性繊維SAFはその構造特徴を有し、ポリマー系の紡糸性を改良して繊維の機械的特性を向上させるように、そのポリマー系には他の適当な構造単位或いは組織成分を含む必要がある。本考案では、超吸水性繊維SAFを紡織繊維に付着して交絡体繊維を形成し、更に交絡体繊維を互いに絡み合わせてカーディングして網状構造の吸湿層を形成する。そして、次に、吸湿層の両側に保護層を複合して、安定する三層構造を形成することによって、吸湿層の内部にある超吸水性繊維SAFを保護して、長時間の吸湿を実現するとともに、吸湿作用を奏する超吸水性繊維SAFが乾燥状態でもウェット状態でも移行積層、脱落、硬くなることがなくなるようにさせる。
本考案の保護層はより強い湿気吸収・汗発散力を有し、その表面に設けられるグルーブ及び略十字形構造の横断面を有する繊維モノフィラメントのいずれにより、保護層が表面の湿気を迅速に吸収し、拡散して、吸湿層に転送することで、吸湿層の除湿速度を速める。
好ましくは、前記保護層における繊維モノフィラメントの材質は親水性ポリエステル繊維である。
保護層繊維の材質として、親水性ポリエステル繊維を選択する場合、保護層そのものも吸水力を備え、本考案の吸湿力を更に向上できる。
好ましくは、前記紡織繊維はポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ビスコース繊維の1種或いは複数種である。
ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ビスコース繊維はいずれも吸湿層の骨格構造としてもよく、超吸水性繊維SAFをその外表面に付着させ、超吸水性繊維SAFが吸水したとしても、繊維構造をそのまま保持できる。
好ましくは、上記の超吸水性繊維SAFの直径は25〜35μmである。
更に、上記の超吸水性繊維SAFのアスペクト比は100より大きい。
好ましくは、上記の交絡体繊維における超吸水性繊維SAFの含有量は20〜50wt%である。
本考案の吸湿層は風合がソフトであり、超吸水性繊維SAFの含有量が20〜50wt%である場合、吸液量と保液率が高く、しかも吸液速度が速い。純水、食塩水、血液等に対しても、本考案は吸湿粉末を含む織物よりかなり速い吸収速度を有する。15秒だけで保液力の限界に達する。粉末を含む織物の場合吸収は保液力の半分にしかならない。
上記のように、本考案は柔軟で薄くて、吸湿量が十分であり、吸湿速度が速く、長時間吸湿できる上、吸湿作用を奏する超吸水性繊維SAFが脱落し、移行堆積し、硬くなることもなく、折り畳んで収納でき、再利用できる。
本考案の一つの実施例の構造を示す概略図である。 本考案の一つの実施例における吸湿層の構造を示す概略図である。 本考案の一つの実施例における繊維モノフィラメントの横断面を示す概略図である。
以下、図面と実施例により、本考案の技術方案をより詳しく記述する。
図1〜3に示すように、本考案は除湿繊維マットを提供し、吸湿層1と、吸湿層1の両側に設置されている保護層2とを備え、吸湿層1は第1経糸と第1緯糸を交絡させて形成する網状構造であり、第1経糸と第1緯糸は何れも交絡体繊維であり、交絡体繊維は一本の紡織繊維11と一本の超吸水性繊維SAF12が互いに絡み合って形成するものであり、保護層2は第2経糸と第2緯糸を交絡させて形成する網状構造であり、第2経糸と第2緯糸は何れも繊維モノフィラメント22であり、繊維モノフィラメント22の横断面は略十字形であり、保護層2の外表面には、グルーブ21が設けられている。
本考案は吸湿作用を有する超吸水性繊維SAF12を紡織繊維11に付着して交絡体繊維を形成し、更に交絡体繊維を互いに絡み合ってカーディングされて網状構造の吸湿層1を形成し、次に、吸湿層1の両側に保護層2を複合して、安定する三層構造を形成することで、吸湿層1の内部にある超吸水性繊維SAF12を保護し、長時間循環吸湿を実現して、吸湿作用を奏する超吸水性繊維SAF12は乾燥状態でもウェット状態でも移行積層、脱落、硬くなることがなくなる。
本考案は伝統的な粉末吸湿マットに比べると、その吸湿層1における超吸水性繊維SAF12は大きなアスペクト比を有するから、紡織繊維11と絡み構造を形成して移行しがたくなる。その直径は小さく、大きい表面積を有し、吸収速度を速める。また、超吸水性繊維SAF12は吸水した後も、繊維状態の構造をそのまま保持でき、形成したゲルは膨潤繊維の交絡体であるから、より強い保液力を備える。ゲル繊維が乾燥した後、元の状態に回復でき、吸水力を有するようになるので、再利用できる。
保護層の表面に設けられるグルーブ及び略十字形構造の横断面を有する繊維モノフィラメントにより、保護層が強い湿気吸収・汗発散力を有し、それによって、保護層が表面の湿気を迅速に吸収し、拡散して、吸湿層に転送することで、吸湿層の除湿速度を速める。
吸湿層1を保護するとともに、本考案の吸湿力を更に強めるために、保護層2における繊維の材質として、親水性ポリエステル繊維を選択する。
超吸水性繊維SAF12は吸水したとしても繊維構造をそのまま保持できるように、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ビスコース繊維を紡織繊維11として選択し、吸湿層1の骨格構造を形成し、超吸水性繊維SAF12をその外表面に付着させ、移行して脱落することが困難となる。
超吸水性繊維SAF12のアスペクト比を増やして、紡織繊維11と絡み構造を形成して移行することが困難となるために、アスペクト比が100より大きい超吸水性繊維SAF12を選択し、本考案の吸収速度を速めるために、直径が25〜35μmである超吸水性繊維SAF12を選択する。
本考案はより大きい吸液量とより高い保液率を有するとともに、移行し堆積することなく、紡織繊維11によく付着させるために、交絡体繊維における超吸水性繊維SAF12の含有量を20〜50wt%とする。
本考案は上記の最適な実施態様に限られず、当業者は本考案からの示唆で他のあらゆる形式の製品を獲得でき、その形状や構造にあらゆる変化を与えたとしても、本出願と同じ或いは類似している技術方案がいずれも本考案の保護範囲に含まれる。
1 吸湿層
11 紡織繊維
12 超吸水性繊維SAF
2 保護層
21 グルーブ
22 繊維モノフィラメント

Claims (6)

  1. 吸湿層(1)と、
    前記吸湿層(1)の両側に設置されている保護層(2)と、を備え、
    前記吸湿層(1)は第1経糸と第1緯糸を交絡させて形成する網状構造であり、前記第1経糸と前記第1緯糸は何れも交絡体繊維であり、前記交絡体繊維は一本の紡織繊維(11)と一本の超吸水性繊維SAF(12)が互いに絡み合って形成するものであり、
    前記保護層(2)は第2経糸と第2緯糸を交絡させて形成する網状構造であり、前記第2経糸と前記第2緯糸は何れも繊維モノフィラメント(22)であり、前記繊維モノフィラメント(22)の横断面は略十字形であり、
    前記保護層(2)の外表面には、グルーブ(21)が設けられていることを特徴とする除湿繊維マット。
  2. 前記保護層(2)における前記繊維モノフィラメントの材質は親水性ポリエステル繊維であることを特徴とする、請求項1に記載の除湿繊維マット。
  3. 前記紡織繊維(11)はポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ビスコース繊維の1種或いは複数種であることを特徴とする、請求項1に記載の除湿繊維マット。
  4. 前記超吸水性繊維SAF(12)の直径は25〜35μmであることを特徴とする、請求項1に記載の除湿繊維マット。
  5. 前記超吸水性繊維SAF(12)のアスペクト比は100より大きいことを特徴とする、請求項4に記載の除湿繊維マット。
  6. 前記交絡体繊維における前記超吸水性繊維SAF(12)の含有量は20〜50wt%であることを特徴とする、請求項1に記載の除湿繊維マット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019103788A (ja) * 2017-11-21 2019-06-27 ヴィンチェンツォ・ブオニンファンテVincenzo BUONINFANTE マットレス

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