JP3207840B1 - アルミニウム合金材およびその製造方法、それを用いたバスケットおよびキャスク - Google Patents

アルミニウム合金材およびその製造方法、それを用いたバスケットおよびキャスク

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Abstract

【要約】 【課題】 ホウ素の含有量が高く、かつホウ素の分布が
均一であるホウ素含有アルミニウム合金材およびその製
造方法、ならびにそれを用いたバスケットおよびキャス
クを得ること。 【解決手段】 0.5重量%以上5重量%以下のホウ素
(ボロン)と、アルミニウムとからなるホウ素−アルミ
ニウム合金粉末を急冷凝固法により製造する。その粉末
を単独で、または炭化ホウ素粉末と混合して成形する。
得られた成形体を加熱して所望形状に鋳造することによ
って、ホウ素含有アルミニウム合金材よりなるバスケッ
トまたはキャスクを得る。ホウ素−アルミニウム合金粉
末は、チタンとホウ素とからなる化合物、またはジルコ
ニウムとホウ素とからなる化合物、あるいはその両方の
化合物をさらに含んでいてもよい。メカニカルアロイ法
によりホウ素−アルミニウム合金粉末と炭化ホウ素粉末
とをあらかじめ混合しておいてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
材およびその製造方法、ならびにそれを用いたバスケッ
トおよびキャスクに関する。特に、本発明は、使用済み
核燃料集合体を収容するためのバスケットまたはキャス
クなどのような原子力関連設備の構造部材、または放射
性物質の輸送・貯蔵容器などの構造部材およびその製造
方法に適用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ホウ素(B:ボロン)は中性子吸収能を
有するため、ホウ素を含有したアルミニウム合金材は、
主に原子力関連設備の構造部材として用いられる。従
来、ホウ素を添加したアルミニウム(Al)合金材を鋳
造により製造する場合には、図11に示すように、アル
ミニウム合金地金に粉末状のホウ素を添加し(ステップ
S11)、それを溶融、溶解し(ステップS12)、鋳
造する(ステップS13)方法が採用されている。ある
いは、図12に示すように、アルミニウム溶湯中にKB
F4等のホウ弗化物を触媒とともに添加し(ステップS
21)、溶融、溶解して(ステップS22)アルミニウ
ム−ホウ素金属間化合物を生成させ(ステップS2
3)、それを鋳造する(ステップS24)方法が採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の鋳造法
では、アルミニウム合金溶湯中で比重の異なる多種のホ
ウ素化合物が生成され、それらが沈澱または浮揚する。
そのため、得られたアルミニウム合金材のホウ素含有量
は、実際のホウ素添加量よりも低くなるという問題点が
ある。また、発生するホウ素化合物の大きさの多くは数
百μm程度であることと、微細なホウ素化合物は凝集し
て粗大化するため、母材中のホウ素の均一性が得られな
いという問題点がある。ホウ素を添加したアルミニウム
合金材において、このようにホウ素含有量が低くなった
り、ホウ素の分布が不均一になると、十分な中性子吸収
能が得られなくなってしまう。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、ホウ素の含有量が高く、かつホウ素の分
布が均一であるホウ素含有アルミニウム合金材およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、ホウ素の含有量が高く、かつホウ素の分布が均一で
あるホウ素含有アルミニウム合金材を用いて鋳造により
作製したバスケットおよびキャスクを得ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者は、鋭意研究の結果、あらかじめホウ素を
含有するアルミニウムにホウ素が析出したアルミニウム
合金粉末を製造し、それを単独で、または炭化ホウ素
(B4C)と混合した後、加圧成形して圧粉体を形成
し、それを加熱溶融して鋳造するのが有効であるとの知
見を得た。
【0006】すなわち、本発明にかかるアルミニウム合
金材は、0.5重量%以上5重量%以下のホウ素と、ア
ルミニウムとからなるホウ素−アルミニウム合金粉末を
成形してなる成形体を加熱して鋳造したことを特徴とす
る。ここで、アルミニウム合金材はチタンまたはジルコ
ニウムを含んでいてもよい。
【0007】また、本発明にかかるアルミニウム合金材
の製造方法は、0.5重量%以上5重量%以下のホウ素
と、アルミニウムとからなるホウ素−アルミニウム合金
粉末を成形し、得られた成形体を加熱して鋳造すること
を特徴とする。ここで、ホウ素−アルミニウム合金粉末
は、チタン(Ti)とホウ素とからなる化合物、または
ジルコニウム(Zr)とホウ素とからなる化合物、ある
いはその両方の化合物をさらに含んでいてもよい。
【0008】また、ホウ素−アルミニウム合金粉末と炭
化ホウ素粉末とをあらかじめ混合しておいてから成形体
を製造してもよい。その際、ホウ素−アルミニウム合金
粉末と炭化ホウ素粉末との混合手段としてたとえばメカ
ニカルアロイ法を適用することができる。
【0009】また、本発明にかかるバスケットは、個々
の使用済み核燃料集合体をキャスク内部の所定位置に収
納するための格子状断面を有し、0.5重量%以上5重
量%以下のホウ素と、アルミニウムとからなるアルミニ
ウムにホウ素が析出したホウ素−アルミニウム合金粉末
を成形し、得られた成形体を加熱して鋳造してなるアル
ミニウム合金材で製造したことを特徴とする。ここで、
アルミニウム合金材はチタンまたはジルコニウムを含ん
でいてもよい。また、バスケットは、長手方向に複数段
に分割されたバスケット分割体を一体化させた構成とな
っていてもよい。
【0010】また、本発明にかかるキャスクは、個々の
使用済み核燃料集合体をキャスク内部の所定位置に収納
するための格子状断面を有し、0.5重量%以上5重量
%以下のホウ素と、アルミニウムとからなるアルミニウ
ムにホウ素が析出したホウ素−アルミニウム合金粉末を
成形し、得られた成形体を加熱して鋳造してなるアルミ
ニウム合金材で製造したバスケットと、耐圧を受け持つ
胴本体とその外側を取り巻く中性子遮蔽部とを備え、前
記バスケットを内部に収納する中空のキャスク本体と、
前記使用済み核燃料集合体を前記バスケットに出し入れ
するために設けられた前記キャスク本体の開口部に着脱
可能な蓋と、を具備して構成したことを特徴とする。
【0011】アルミニウム合金材またはホウ素−アルミ
ニウム合金粉末におけるホウ素の含有量が上記範囲であ
る理由は以下のとおりである。本発明にかかるアルミニ
ウム合金材を原子力分野における構造材、たとえば使用
済核燃料の貯蔵・輸送用容器の構造材として使用する場
合、上記下限値に満たないと、必要な中性子吸収能が得
られない。一方、上記上限値を超えると、ホウ素−アル
ミニウム合金粉末の製造は、ボロン量を高くするために
添加するチタン、ジルコニウムにより、粘性が高くなり
湯流れ性が非常に低下する。そのため、その溶湯をアト
マイズ製造することは非常に困難になるからである。
【0012】この発明によれば、あらかじめホウ素−ア
ルミニウム合金粉末を製造し、それを成形して鋳造の原
料とするため、ホウ素の含有量が高いアルミニウム合金
材が得られるとともに、鋳造時にホウ素化合物が凝集し
て偏析するのを防ぐことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるアルミニウ
ム合金材およびその製造方法、ならびにそれを用いたバ
スケットおよびキャスクの実施の形態について、添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明にかかるアルミニウム合金
材の製造方法の一例を示す工程図である。まず、0.5
〜5重量%のホウ素を含有するホウ素−アルミニウム合
金粉末を急冷凝固法により製造する(ステップS3
1)。急冷凝固法としては、単ロール法、双ロール法、
エアアトマイズやガスアトマイズなどのアトマイズ法と
いった周知技術を採用できる。
【0015】このような急冷凝固法によって得られたホ
ウ素−アルミニウム合金粉末として好適な平均粒径は5
μm以上150μm以下である。その理由は、下限値未
満では微粉であるため、各粒子が擬集して大きな粒子の
塊になることと、たとえばアトマイズ法で製造する場合
には製造上の限界(微細な粉末だけを分け取る必要があ
り、粉末製造歩留が極端に悪化して、コストを急増させ
る)のためである。一方、上限値を超えると、たとえば
急冷凝固法で製造する際に急冷凝固でなくなるなどの製
造上の限界のためである。最も望ましい平均粒径は50
〜120μmである。また、急冷凝固の急冷速度は、1
03〜104℃/secである。
【0016】また、ホウ素−アルミニウム合金粉末に
は、ホウ素−アルミニウム化合物の他に、ホウ素とチタ
ンの化合物またはホウ素とジルコニウムの化合物、ある
いはその両方が含まれていてもよい。チタンやジルコニ
ウムは、常温または高温のいずれの環境下においてもア
ルミニウム合金材に高強度性を付与する特性を有する。
【0017】つづいて、ホウ素−アルミニウム合金粉末
を冷間成形する(ステップS32)。具体的には、粉末
をラバーケース内に入れて10-2Torr程度まで真空
引きした後、気密テープにより真空封入し、CIP(Co
ld Isostatic Press)により常温で全方向から均一に高
圧をかけ、粉末成形を行う。CIPの成形条件は、成形
圧力を100MPa〜200MPaとする。CIP処理
により、紛状体の体積は約2割ほど減少する。CIPに
よって全方向から均一に圧力を加えることにより、成形
密度のバラツキの少ない高密度な成型品を得ることがで
きる。
【0018】つづいて、得られた成形体(圧粉体)を焼
結する(ステップS33)。具体的には、前記予備成形
体を真空焼結、あるいはHIP(Hot Isostatic Pres
s)もしくはホットプレスで焼結する。真空焼結では、
予備成形体をそのまま真空度10-2〜10-5Torrま
で真空引きする。その際の、真空度は10-3Torr程
度が好ましい。真空度が低いと加熱した際に酸化物等が
生成し、真空度が高いと大型製品を適用する場合、非常
に長時間保持が必要となり実用的でないためである。真
空にした後、予備成型品を加熱し、焼結温度で保持し炉
冷する。焼結温度が高いほど焼結密度は高まる傾向にあ
るが、アルミニウム合金にもよるが640℃を超えると
溶融をし始めるので、500〜630℃でアルミニウム
合金粉末組成の溶融し始める温度の10〜50℃低い温
度を焼結温度とするのが好ましい。保持時間は焼結温度
との関係で一概に言えないが、1〜20時間が実用的な
範囲であるが、10時間が好ましい。HIP及びホット
プレス(予備成形体を加熱して一軸加圧下で焼結)は、
予備成形体をアルミニウム缶(アルミニウム合金継ぎ目
無し缶:JIS6063)に真空封入する。缶内は、1
0-4Torr程度まで真空引きし、300〜500℃の
温度まで昇温する。この脱ガス工程により缶内のガス成
分及び水分を除去する。その後、真空脱ガスした成形品
をHIPもしくはホットプレスで成形する。HIPの成
形条件は、温度400〜450℃、圧力と時間は相関が
あり、圧力が高いと時間は短くて済むという関係がある
ので一概に言えないが、例としては時間30秒〜数分、
圧力6000Tonである。なお、この焼結工程を省略
してもよい。
【0019】つづいて、得られた焼結体(焼結を省略す
る場合には、ステップS32で得られた圧粉体)を溶融
近傍温度で加熱溶融し(ステップS34)、所望形状に
鋳造する(ステップS35)。アルミニウム合金の溶解
温度範囲はその組成によって決まっており、純アルミニ
ウム(A1160)は646〜657℃、6000系の
6N01は615〜652℃である。加熱溶融温度は、
完全溶融温度の約10〜50℃高い温度で鋳造する。但
し、半溶融鋳造法を採用する場合、攪拌して半溶融状態
で鋳造を実施するため、完全溶融温度の約10〜50℃
低い温度で鋳造する。なお、一度均一分散したボロンを
含むボロン化合物はこの鋳造温度では偏析を生じない。
【0020】鋳造法としては、ダイキャスト法、ロスト
ワックス法、砂型鋳造法、プラスターモールド法または
半溶融鋳造法などを採用することができる。なお、鋳造
の代わりに、ホウ素−アルミニウム合金粉末の焼結体を
熱間押出しすることによっても所望形状に成形すること
ができる。その際の押出条件については、製造品のサイ
ズにより適正な押出圧力の能力がある装置を選定するの
で装置が異なる。たとえば、押出形状(断面)が幅48
mm、厚さ12mmのAl−5%Ti−1%Bの成型品
(ビレット)の場合、500Tonの押出機を用いて熱
間で押し出す。この場合の押出温度は430〜550℃
であるが、この材料の押出温度は500℃で押出比約1
2で、押出時間は約500秒である。
【0021】図2は、本発明にかかるアルミニウム合金
材の他の製造方法を示す工程図である。図1に示す製造
方法と異なる工程についてのみ詳細に説明する。まず、
上述したステップS31と同様にして、0.5〜5重量
%のホウ素を含有するホウ素−アルミニウム合金粉末を
急冷凝固法により製造する。また、炭化ホウ素粉末を用
意する(ステップS41)。炭化ホウ素粉末の好適な平
均粒径は、1〜60μmである。その理由は、平均粒径
が1μm未満では微粉のために各粒子が凝集するので、
結局大きな粒子の塊になって均一な分散が得られなくな
ることと歩留まりが極端に悪くなるためであり、60μ
mを超えると、それらが異物となって材料強度や押出性
を低下させるのみならず、さらには材料の切削加工性も
悪化するからである。
【0022】そして、ホウ素−アルミニウム合金粉末と
炭化ホウ素粉末とをV型混合機やクロスロータリミキサ
ーなどにより混合する(ステップS42)。粉末の混合
について、混合時間は粉末量により、量が少ないと混合
時間が短くて良いが、量が多くなると混合時間が長くな
る。V型混合機やクロスロータリミキサーなどを用いた
場合、混合時間約10分〜10時間である。例えば、V
型混合機を用いて約150kgの粉末を混合する場合は
約8時間である。
【0023】ここで、炭化ホウ素を添加する理由は、炭
化ホウ素を少量添加すると大きな中性子吸収能が得られ
ることと、非常に高い硬度を有するなど構造材への添加
粒子として好適な特性を有するからである。
【0024】以下、上記ステップS32〜S35と同様
にして、冷間成形(ステップS43)、焼結(ステップ
S44)、加熱溶融(ステップS45)および鋳造(ス
テップS46)をおこなう。なお、ステップS44の焼
結工程を省略してもよいし、ステップS46で焼結体を
熱間押出しすることもできる。
【0025】図3は、本発明にかかるアルミニウム合金
材のさらに他の製造方法を示す工程図である。図1に示
す製造方法と異なる工程についてのみ詳細に説明する。
まず、上述したステップS31と同様にして、0.5〜
5重量%のホウ素を含有するホウ素−アルミニウム合金
粉末を急冷凝固法により製造するとともに、炭化ホウ素
粉末を用意する(ステップS51)。炭化ホウ素粉末の
好適な平均粒径は、1〜60μmである。その理由は、
平均粒径が1μm未満では微粉のために各粒子が凝集す
るので、結局大きな粒子の塊になって均一な分散が得ら
れなくなることと歩留まりが極端に悪くなるためであ
り、60μmを超えると、それらが異物となって材料強
度や押出性を低下させるのみならず、材料の切削加工性
も悪化するためである。
【0026】そして、ホウ素−アルミニウム合金粉末と
炭化ホウ素粉末とをボールミルやアトライターなどのメ
カニカルアロイ法(MA法)により混合する(ステップ
S52)。粉末の混合について、混合時間は粉末量によ
り、量が少ないと混合時間が短くて良いが、量が多くな
ると混合時間が長くなる。ボールミルアトライターを用
いたMA法の場合、容量150リットルの容器に、3/
8インチのボール(鋼鉄製)450kg、混合粉末15
kg、助剤(エタノールあるいはメタノール)450c
cを添加し、0.5リットル/minのアルゴンを連続
的に流して不活性ガス雰囲気にしてアトライターの回転
数を300rpmで、混合時間は通常の実用的な範囲は
0.5〜50時間で有るので、均一に混合されているこ
とを確認して1時間で混合した。
【0027】ここで、メカニカルアロイ法を採用する理
由は、炭化ホウ素の微細化効果と、混合中に取り込まれ
る酸素によりアルミナなどが生成し、鋳造により得られ
たアルミニウム合金材の強度が向上するからである。ま
た、炭化ホウ素の添加理由については上述したとおりで
ある。
【0028】以下、上記ステップS32〜S35と同様
にして、冷間成形(ステップS53)、焼結(ステップ
S54)、加熱溶融(ステップS55)および鋳造(ス
テップS56)をおこなう。なお、ステップS54の焼
結工程を省略してもよいし、ステップS56で焼結体を
熱間押出しすることもできる。
【0029】つぎに、本発明の具体例について説明す
る。図4は、本発明にかかるアルミニウム合金材の実施
例を示す図表である。No.1の試料は、0.5重量%
のホウ素を含み、残りがアルミニウムと不可避不純物と
からなるホウ素−アルミニウム合金粉末を用いて、図1
に示す製造方法(ステップS31〜S35)により製造
したものである。
【0030】No.2の試料は、1重量%のホウ素と5
重量%のチタンを含み、残りがアルミニウムと不可避不
純物とからなるホウ素−アルミニウム合金粉末を用い
て、図1に示す製造方法(ステップS31〜S35)に
より製造したものである。No.3の試料は、1重量%
のホウ素と5重量%のチタンを含み、残りがアルミニウ
ムと不可避不純物とからなるホウ素−アルミニウム合金
粉末を用いて熱間押出ししたものである。その際の押出
条件は、たとえば、押出形状(断面)が幅48mm、厚
さ12mmのAl−5%Ti−1%Bの成型品(ビレッ
ト)の場合、500Tonの押出機を用い、押出温度5
00℃、押出比約12、押出時間約500秒である。N
o.3の試料では、炭化ホウ素の添加およびメカニカル
アロイ法の適用はない。
【0031】No.4の試料は、1重量%のホウ素と5
重量%のチタンを含み、残りがアルミニウムと不可避不
純物とからなるホウ素−アルミニウム合金粉末と、5重
量%の炭化ホウ素粉末とを用いて、図2に示す製造方法
(ステップS41〜S46)により製造したものであ
る。No.5の試料は、1重量%のホウ素と5重量%の
チタンを含み、残りがアルミニウムと不可避不純物とか
らなるホウ素−アルミニウム合金粉末と、5重量%の炭
化ホウ素粉末とを用いて、図3に示す製造方法(ステッ
プS51〜S56)により製造したものである。
【0032】No.6の試料は、1重量%のホウ素と5
重量%のチタンを含み、残りがアルミニウムと不可避不
純物とからなるホウ素−アルミニウム合金粉末と、15
重量%の炭化ホウ素粉末とを用いて、図2に示す製造方
法(ステップS41〜S46)により製造したものであ
る。No.7の試料は、2.5重量%のホウ素と2.5
重量%のチタンを含み、残りがアルミニウムと不可避不
純物とからなるホウ素−アルミニウム合金粉末を用い
て、図1に示す製造方法(ステップS31〜S35)に
より製造したものである。
【0033】各試料について、室温で引張試験をおこな
った。その結果、図4に示すように、No.1〜7の各
試料の室温にける引張り強さは、順に150MPa、1
70MPa、200MPa、180MPa、230MP
a、190MPa、200MPaであった。いずれも、
従来のバスケット等の構造部材に使用されているものよ
りも優れていた。
【0034】つぎに、アトマイズ法により作製したホウ
素−アルミニウム合金粉末について機器分析を行った結
果について説明する。組成分析の結果、ホウ素−アルミ
ニウム合金粉末の組成は、重量%で、ホウ素0.85
%、チタン4.6%、ケイ素(Si)0.13%および
鉄(Fe)0.11%を含み、残りがアルミニウムと不
可避不純物であった。
【0035】このホウ素−アルミニウム合金粉末の電子
顕微鏡写真(倍率×50)を図5に示す。また、図6〜
図8に、この粉末の一粒子におけるアルミニウム、ホウ
素およびチタンの分布状態を示す面分析写真(倍率×2
000)をそれぞれ示す。図5に示す電子顕微鏡写真の
各粒子において、白い斑点部分がホウ素化合物である。
また、図6〜図8より、アルミニウム母材にチタンおよ
びホウ素が均一に分布していることが確認された。
【0036】以上のようにして製造されるアルミニウム
合金材は、主に原子力関連設備の構造部材、特に使用済
み核燃料集合体を収容するためのバスケット、キャスク
またはキャニスターなどの構造部材として好適である。
たとえば、このアルミニウム合金材によりバスケットを
作製する場合には、バスケットを多段構成とする。そし
て、1段目、2段目、3段目、4段目、5段目というよ
うに高さ1m程度のバスケット分割体を別々に作製し、
それらを数段、特に限定しないが、たとえば5段積み上
げることにより高さ4〜5mのバスケット全体を構成す
るようにしてもよい。キャスクおよびバスケットの実施
例についてつぎに説明する。
【0037】図9は、本発明にかかるキャスクの構造の
一例を示す部分断面斜視図である。キャスク10は、全
体がほぼ円筒形状の収納容器であり、使用済み核燃料集
合体(以後、核燃料集合体という)5をキャスク内部の
所定位置に収納するためのバスケット20と、耐圧を受
け持つ胴本体31およびその外側を取り巻く中性子遮蔽
部32とを備えたキャスク本体30と、同キャスク本体
30の開口部33に着脱可態な蓋40とを主な構成要素
としている。なお、図9中の符号11は、キャスク10
を吊り上げて移動させる際にフックをかけるトラニオン
である。
【0038】キャスク本体30は中空円筒形状の容器
で、内部にバスケット20が設置され、核燃料集合体5
をバスケット20に出入れするための開口部33が一方
の端面に設けられている。キャスク本体30は、炭素鋼
またはステンレス鋼などよりなる耐圧を受け持つ胴本体
31を内筒として、たとえば樹脂などの中性子遮蔽材よ
りなる中性子遮蔽部32がその外周を取り巻いた構造と
なっている。胴本体31はまた、γ線遮蔽体としての機
能も具えている。また、開口部33を閉鎖する蓋40
は、キャスク本体30にボルトを用いてフランジ結合さ
せる構造となっており、公知技術により充分なシール性
を確保するようにしてある。
【0039】バスケット20は、細長い棒状の核燃料集
合体5を多数キャスク内部に収納できるようにした構造
体で、キャスク本体30の軸方向に長くかつ格子状断面
を有するものである。各格子状断面により形成される収
納空間はセル21と呼ばれ、それぞれ1本の核燃料集合
体5を収納することができる。
【0040】バスケット20は、キャスク本体30の開
口部33に格子状の一端が面しており、蓋40を取り外
した状態で、各セル21に核燃料集合体5を収納した
り、あるいは取り出したりすることができるようになっ
ている。このバスケット20は、前述したアルミニウム
合金材により製造されたものであり、したがって、その
ほぼ全体が中性子吸収能を具えたものとなる。
【0041】図10は、本発明にかかるバスケットの構
造の一例を示す部分斜視図である。バスケット20は、
鋳造法により作製されたほぼ矩形断面の長さ1m程度の
管材24を、互いの外面どうしを接触させて多数結束し
たバスケット分割体25a,25b,25c,・・・か
らなり、それらバスケット分割体25a,25b,25
c,・・・を複数段積み上げて一体化させた構造となっ
ている。各管材24の結束方法としては、溶接、ロウ付
け、連結部材を介してビスやリベットで固定するなど、
公知の方法から適宜選択すればよい。結束方法としてロ
ウ付けを採用すると、歪みが軽減されるという利点があ
る。
【0042】上述した実施の形態によれば、あらかじめ
ホウ素−アルミニウム合金粉末を製造し、それを単独
で、または炭化ホウ素粉末と混合して成形し、それを鋳
造の原料に用いるため、ホウ素の含有量が高いアルミニ
ウム合金材が得られるとともに、鋳造時にホウ素化合物
が凝集して偏析するのを防ぐことができる。したがっ
て、ホウ素の含有量が高く、かつホウ素の分布が均一で
あるホウ素含有アルミニウム合金材を得ることができ
る。また、ホウ素の含有量が高く、かつホウ素の分布が
均一であるホウ素含有アルミニウム合金材でできたバス
ケットまたはキャスクを得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、ホウ素の含有量が高く、かつホウ素の分布が均一で
あるホウ素含有アルミニウム合金材、そのアルミニウム
合金材でできたバスケットおよびキャスクを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるアルミニウム合金材の製造方法
の一例を示す工程図である。
【図2】本発明にかかるアルミニウム合金材の他の製造
方法を示す工程図である。
【図3】本発明にかかるアルミニウム合金材のさらに他
の製造方法を示す工程図である。
【図4】本発明にかかるアルミニウム合金材の実施例を
示す図表である。
【図5】本発明にかかるホウ素−アルミニウム合金粉末
を示す電子顕微鏡写真(倍率×50)である。
【図6】本発明にかかるホウ素−アルミニウム合金粉末
におけるアルミニウムの分布状態を示す面分析写真(倍
率×2000)である。
【図7】本発明にかかるホウ素−アルミニウム合金粉末
におけるホウ素の分布状態を示す面分析写真(倍率×2
000)である。
【図8】本発明にかかるホウ素−アルミニウム合金粉末
におけるチタンの分布状態を示す面分析写真(倍率×2
000)である。
【図9】本発明にかかるキャスクの構造の一例を示す部
分断面斜視図である。
【図10】本発明にかかるバスケットの構造の一例を示
す部分斜視図である。
【図11】従来におけるアルミニウム合金材の製造方法
を示す工程図である。
【図12】従来におけるアルミニウム合金材の製造方法
を示す工程図である。
【符号の説明】
5 使用済み核燃料集合体(核燃料集合体) 10 キャスク 20 バスケット 21 セル 22 板状部材 23 スリット 24 管材 25a〜25c バスケット分割体 30 キャスク本体 31 胴本体 32 中性子遮蔽材 33 開口部 40 蓋
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G21C 19/07 G21C 19/40 B 19/40 G21F 9/36 501A G21F 5/00 G21C 19/06 B 9/36 501 G21F 5/00 K (72)発明者 坂口 康弘 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (56)参考文献 特開 平3−82732(JP,A) 特開 昭61−235523(JP,A) 特開 平1−208446(JP,A) 特開 昭59−96242(JP,A) 特開 昭53−97199(JP,A) 特開 昭54−88820(JP,A) 特開 昭53−57399(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 1/08 G21F 3/00 G21F 5/00 G21F 9/36 G21C 19/07 G21C 19/40 C22C 1/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.5重量%以上5重量%以下のホウ素
    と、アルミニウムとからなるアルミニウムにホウ素が析
    出したホウ素−アルミニウム合金粉末を成形してなる成
    形体を加熱して鋳造したことを特徴とするアルミニウム
    合金材。
  2. 【請求項2】 0.5重量%以上5重量%以下のホウ素
    と、アルミニウムとからなるアルミニウムにホウ素が析
    出したホウ素−アルミニウム合金粉末を成形してなる成
    形体を熱間押出ししたことを特徴とするアルミニウム合
    金材。
  3. 【請求項3】 チタンまたはジルコニウムを含むことを
    特徴とする請求項1または2に記載のアルミニウム合金
    材。
  4. 【請求項4】 0.5重量%以上5重量%以下のホウ素
    と、アルミニウムとからなるアルミニウムにホウ素が析
    出したホウ素−アルミニウム合金粉末を成形し、得られ
    た成形体を加熱して鋳造することを特徴とするアルミニ
    ウム合金材の製造方法。
  5. 【請求項5】 0.5重量%以上5重量%以下のホウ素
    と、アルミニウムとからなるアルミニウムにホウ素が析
    出したホウ素−アルミニウム合金粉末を成形し、得られ
    た成形体を熱間押出しすることを特徴とするアルミニウ
    ム合金材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ホウ素−アルミニウム合金粉末は、
    チタンとホウ素とからなる化合物をさらに含むことを特
    徴とする請求項4または5に記載のアルミニウム合金材
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ホウ素−アルミニウム合金粉末は、
    ジルコニウムとホウ素とからなる化合物をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載のア
    ルミニウム合金材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ホウ素−アルミニウム合金粉末と炭
    化ホウ素粉末とを混合し、得られた混合粉末を用いて前
    記成形体を製造することを特徴とする請求項4〜7のい
    ずれか一つに記載のアルミニウム合金材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ホウ素−アルミニウム合金粉末と前
    記炭化ホウ素粉末とをメカニカルアロイ法により混合す
    ることを特徴とする請求項8に記載のアルミニウム合金
    材の製造方法。
  10. 【請求項10】 個々の使用済み核燃料集合体をキャス
    ク内部の所定位置に収納するための格子状断面を有する
    バスケットであって、 0.5重量%以上5重量%以下のホウ素と、アルミニウ
    ムとからなるアルミニウムにホウ素が析出したホウ素−
    アルミニウム合金粉末を成形し、得られた成形体を加熱
    して鋳造してなるアルミニウム合金材で製造したことを
    特徴とするバスケット。
  11. 【請求項11】 前記アルミニウム合金材はチタンまた
    はジルコニウムを含むことを特徴とする請求項10に記
    載のバスケット。
  12. 【請求項12】 長手方向に複数段のバスケット分割体
    に分割されており、それら各段のバスケット分割体を一
    体化させてなることを特徴とする請求項10または11
    に記載のバスケット。
  13. 【請求項13】 個々の使用済み核燃料集合体をキャス
    ク内部の所定位置に収納するための格子状断面を有し、
    0.5重量%以上5重量%以下のホウ素と、アルミニウ
    ムとからなるアルミニウムにホウ素が析出したホウ素−
    アルミニウム合金粉末を成形し、得られた成形体を加熱
    して鋳造してなるアルミニウム合金材で製造したバスケ
    ットと、 耐圧を受け持つ胴本体とその外側を取り巻く中性子遮蔽
    部とを備え、前記バスケットを内部に収納する中空のキ
    ャスク本体と、 前記使用済み核燃料集合体を前記バスケットに出し入れ
    するために設けられた前記キャスク本体の開口部に着脱
    可能な蓋と、 を具備して構成したことを特徴とするキャスク。
  14. 【請求項14】 前記アルミニウム合金材はチタンまた
    はジルコニウムを含むことを特徴とする請求項13に記
    載のキャスク。
  15. 【請求項15】 前記バスケットは、長手方向に複数段
    に分割されたバスケット分割体を一体化させた構成とな
    っていることを特徴とする請求項13または14に記載
    のキャスク。
  16. 【請求項16】 0.5重量%以上5重量%以下のホウ
    素と、アルミニウムとからなるホウ素−アルミニウム合
    金粉末を急冷凝固法により製造することを特徴とするホ
    ウ素−アルミニウム合金粉末の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記ホウ素−アルミニウム合金粉末を
    アトマイズ法により製造することを特徴とする請求項1
    6に記載のホウ素−アルミニウム合金粉末の製造方法。
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