JP3207549U - 研磨体用連接部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸穴が設けられている研磨体に連接部材を結合することにより、三つの挟み顎(爪)が設けられているチャックを有する電動式又は手動式の研磨工具に、研磨体を組付けて作業することが可能となる研磨体用連接部材を提供する。【解決手段】研磨体用連接部材は、本体1と、固定部材2を具備する。本体1は、連接部11と、連接部11の一端面と連接しその内部に収容空間12を形成した円筒状部13と、収容空間12と連通する開口14を有する。収容空間12の内周面には内ねじ部121が設けられている。固定部材2には、止め部21と、止め部21と連接して一体となり収容空間12の内ねじ部121と螺合する外ねじ部22が設けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、研磨体用連接部材に関し、特に、研磨体を結合する作業が便利となる研磨体用連接部材に関するものである。
各種類の材質を持つワークの表面を研磨するために、色々の研磨体が開発されている。例えばエメリクロス輪、サンドホイール、不織布研磨輪、ゴム研磨輪及び金属ワイヤ研磨輪などにより、ワークを研磨、ゴミ除去、除錆及び研削することが可能である。一般的な研磨体であるエメリクロス輪は、図3に示すように、研磨機または研磨工具に設けられているシャフト2´に結合可能である。研磨体1´には軸穴11´が設けられている。研磨体1´の軸穴11´にシャフト2´を挿通した後、シャフト2´のねじ部21´に、内ねじが設けられているブロック3´を締付けることにより、シャフト2´に研磨体1´を固定することができる。これにより、研磨体1´は、図4に示すように、シャフト2´と同期に回転して、ワークを研磨することができる。
このような研磨体1´は、三つの挟み顎(爪)が設けられているチャックを有するがシャフトは設けられていない構造の電動式又は手動式の研磨工具に組付けて作業することができない。このため、連接部材を利用して、軸穴11´が設けられている研磨体1´に連接部材を結合すれば、三つの挟み顎(爪)が設けられているチャックを有する電動式又は手動式の研磨工具に、研磨体1´を組付けて作業するができるようになる。
本考案の主な目的は、連接部材を利用して、軸穴が設けられている研磨体に連接部材を結合することにより、三つの挟み顎(爪)が設けられているチャックを有する電動式又は手動式の研磨工具に、研磨体を組付けて作業することが可能となる研磨体用連接部材を提供することにある。
本考案によれば、本体と、固定部材を具備する研磨体用連接部材において、本体は、連接部と、連接部の一端面と連接しその内部に収容空間を形成した円筒状部と、収容空間と連通する開口を有し、収容空間の内周面には内ねじ部が設けられており、固定部材には、止め部と、止め部と連接して一体となり上記収容空間の内ねじ部と螺合する外ねじ部が設けられていることを特徴とする研磨体用連接部材が提供される。
本考案によれば、連接部の適宜の箇所に、環状溝が設けられていることを特徴とする上記研磨体用連接部材が提供される。
本考案によれば、連接部の断面形状は多角形を呈することを特徴とする上記研磨体用連接部材が提供される。
本考案の研磨体用連接部材によれば、連接部材を利用して、軸穴が設けられている研磨体に連接部材を結合すると、三つの挟み顎(爪)が設けられているチャックを有する電動式又は手動式の研磨工具に、研磨体を組付けて作業するが可能となるという効果を有する。
本考案の実施例に係る研磨体用連接部材を示す分解斜視図である。 本考案の実施例に係る研磨体用連接部材を示す断面図である。 従来のエメリクロス輪を示す断面図である。 従来のエメリクロス輪の使用状態を示す断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2を参照する。本考案に係る研磨体用連接部材は、本体1と、固定部材2を具備する。本体1は、連接部11と、連接部11の一端面と連接する円筒状部13と、開口14から構成されている。上記連接部11の断面形状は多角形を呈する。例えば連接部11の断面形状は、六角形を呈してもよい。上記円筒状部13の内部には収容空間12が設けられている。この収容空間12の内周面には内ねじ部121が設けられている。上記開口14は上記収容空間12と連通している。
上記連接部11の適宜の箇所には、環状溝111が設けられていることが好ましい。環状溝111を設けることにより、チャックは連接部11を効率よく良く挟みことが可能である。
上記固定部材2には、止め部21と、止め部21と連接して一体となり上記収容空間12の内ねじ部121と螺合する外ねじ部22が設けられている。
図2を参照する。次に、本考案に係る研磨体用連接部材の使用方法を説明する。まず、研磨体3の軸穴31に固定部材2の外ねじ部22を挿通した後、固定部材2の外ねじ部22に本体1の内ねじ部121を螺合する。これにより、本体1の円筒状部13の底端面131と固定部材2の止め部21の頂端面211により、研磨体3の上端面32と下端面33を挟着することができるから、研磨体3と本体1が結合して一体となる。
上記構成により、研磨体3と本体1が結合して一体となり、且つ本体1には、断面形状が多角形を呈する連接部11が設けられているため、三つの挟み顎(爪)が設けられているチャックを有する電動式又は手動式の研磨工具に、研磨体3を組付けて作業することが可能となる。
このように、本考案の特定の例を参照して説明したが、それらの例は、説明のためだけのものであり、本考案を限定するものではなく、この分野に通常の知識を有する者には、本考案の要旨および実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、ここで開示された実施例に変更、追加、または、削除を施してもよいことがわかる。
本考案は、研磨体に適用することができる。
1 本体
2 固定部材
3 研磨体
11 連接部
12 収容空間
13 円筒状部
14 開口
21 止め部
22 外ねじ部
31 軸穴
32 上端面
33 下端面
111 環状溝
121 内ねじ部
131 底端面
211 頂端面

Claims (3)

  1. 本体と、固定部材を具備する研磨体用連接部材において、
    前記本体は、連接部と、前記連接部の一端面と連接しその内部に収容空間を形成した円筒状部と、前記収容空間と連通する開口を有し、前記収容空間の内周面には内ねじ部が設けられており、前記固定部材には、止め部と、前記止め部と連接して一体となり前記収容空間の前記内ねじ部と螺合する外ねじ部が設けられていることを特徴とする研磨体用連接部材。
  2. 前記連接部の適宜の箇所に、環状溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の研磨体用連接部材。
  3. 前記連接部の断面形状は多角形を呈することを特徴とする請求項1又は2に記載の研磨体用連接部材。
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