JP3207291U - ヘアークリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】使用に際して作業者が無理な姿勢を強いられることがなく、かつ手指が滑り難い上、簡単な構造で毛髪が巻き込まれるのを防止することが可能なヘアークリップを提供する。【解決手段】上下に配置され、横幅が漸減する一対の棒状体10それぞれの広幅側における対向面それぞれの両側に一対の突起部13、14が形成され、上下に形成された突起部全てを、バネ17が巻装された一の枢軸15で軸支し、バネで布勢され、広幅側に形成された上下の把持部1、2を手指で摘まむことにより、狭幅側に形成された上下の毛髪挟持部3、4を自在に開閉するヘアークリップであって、棒状体それぞれは、突起部よりも狭幅側で屈曲し、屈曲角度が少なくとも30度以上である。【選択図】図1
Description
本考案は、髪の毛をセット等(カット・ヘアカラー・パーマ等を含む。以下同じ。)するときや化粧をするときに髪の毛を一時的に挟む、あるいはセット等の後等に髪の毛を止めておくために使用するヘアークリップに関するものである。
従来、髪止め具には、一対の挟持片を端寄りで軸支し、その枢軸に巻ばねを巻装することにより、短片側が布勢されて開き、長片側が閉じるように構成され、短片側を手指で摘まんで強く押すことにより長片側を開き、そこに毛髪を挟むヘアークリップが使用されている。
しかしながら、枢軸を挿通する軸受突片相互間には隙間が生じるため、毛髪を挟む長片側には隙間が生じ、そこに数本の毛髪が巻き込まれ、取り外す際に毛髪が引っ張られ、抜けてしまうといった不具合が生じる場合がある。
そこで、相接する軸受突片のうち、外側に位置する一方の軸受突片に、枢軸よりも他端部側に位置する側縁に沿って、内側に位置する他方の軸受突片の対応側縁に被さる毛髪巻き込み防止部を設けると共に、毛髪巻き込み防止部は、両挟持片を閉じた状態で、少なくとも枢軸の下方にまで延設されてなる一方、他方の軸受突片の下端部に毛髪巻き込み防止部に対応する切欠部が設けられた髪止め具が提案されている(特許文献1参照)。
また、多数のヘアークリップを短時間で使用する美容院では、クリップを親指と人指し指の指先で摘んで開く際に大きな力を必要とするうえ、使用頻度が激しいため、手指が疲労し、指先が滑り易くかつ傷つき易い等の問題がある。
そこで、開閉操作部と毛髪挟着部とを有する一対のクリップ本体と、軸と、蔓巻きばねとで構成されるヘアークリップにおいて、クリップ本体の一方を金属製、他方を樹脂製とし、樹脂製クリップ本体は、指先で摘まむ部分は軟質のものに、毛髪を挟む部分は硬質のものに軟質のものを嵌着させ、指先に馴染み易くかつ滑らず、開閉操作も容易でしかも指先が傷つきにくく、また毛髪を挟む部分は、軟質のものにより滑り止め機能を発揮させたヘアークリップが提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、枢軸を挿通する軸受突片相互間には隙間が生じるため、毛髪を挟む長片側には隙間が生じ、そこに数本の毛髪が巻き込まれ、取り外す際に毛髪が引っ張られ、抜けてしまうといった不具合が生じる場合がある。
そこで、相接する軸受突片のうち、外側に位置する一方の軸受突片に、枢軸よりも他端部側に位置する側縁に沿って、内側に位置する他方の軸受突片の対応側縁に被さる毛髪巻き込み防止部を設けると共に、毛髪巻き込み防止部は、両挟持片を閉じた状態で、少なくとも枢軸の下方にまで延設されてなる一方、他方の軸受突片の下端部に毛髪巻き込み防止部に対応する切欠部が設けられた髪止め具が提案されている(特許文献1参照)。
また、多数のヘアークリップを短時間で使用する美容院では、クリップを親指と人指し指の指先で摘んで開く際に大きな力を必要とするうえ、使用頻度が激しいため、手指が疲労し、指先が滑り易くかつ傷つき易い等の問題がある。
そこで、開閉操作部と毛髪挟着部とを有する一対のクリップ本体と、軸と、蔓巻きばねとで構成されるヘアークリップにおいて、クリップ本体の一方を金属製、他方を樹脂製とし、樹脂製クリップ本体は、指先で摘まむ部分は軟質のものに、毛髪を挟む部分は硬質のものに軟質のものを嵌着させ、指先に馴染み易くかつ滑らず、開閉操作も容易でしかも指先が傷つきにくく、また毛髪を挟む部分は、軟質のものにより滑り止め機能を発揮させたヘアークリップが提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、ヘアークリップ本体が真直ぐなものは、本体の中心線と親指の中心線とが一致するようにしてクリップを把持し、毛髪を挟持する必要があるため、作業をする理美容師が無理な姿勢を強いられ、親指をすべらせてヘアークリップを落としてしまうといったトラブルが生じやすい。
そこで、枢軸のやや後方に本体の屈曲点を設け、直線形状を成した毛髪挟持部に対し、把持部が5°〜20°角度を持つようにしたヘアークリップが提案されている(特許文献3参照)。
また、ヘアークリップは、軸支された位置の近傍は毛髪を比較的強く挟持できるが、先端側に至るほどバネによる挟持力が弱くなるという特徴がある。このため、バネの布勢力が弱いと挟持された毛髪がヘアークリップから滑落する恐れがある上、均等に毛髪を挟持することが難しいという課題がある。
そこで、上部クリップ部の先端寄りに軸着された揺動部を備え、その揺動部と下部クリップ部との間に毛髪を挟持する構成とし、挟持する支点を中央寄りに移動させることで、これらの課題の解決を図るヘアークリップが提案されている(特許文献4参照)。
そこで、枢軸のやや後方に本体の屈曲点を設け、直線形状を成した毛髪挟持部に対し、把持部が5°〜20°角度を持つようにしたヘアークリップが提案されている(特許文献3参照)。
また、ヘアークリップは、軸支された位置の近傍は毛髪を比較的強く挟持できるが、先端側に至るほどバネによる挟持力が弱くなるという特徴がある。このため、バネの布勢力が弱いと挟持された毛髪がヘアークリップから滑落する恐れがある上、均等に毛髪を挟持することが難しいという課題がある。
そこで、上部クリップ部の先端寄りに軸着された揺動部を備え、その揺動部と下部クリップ部との間に毛髪を挟持する構成とし、挟持する支点を中央寄りに移動させることで、これらの課題の解決を図るヘアークリップが提案されている(特許文献4参照)。
上記事情に鑑み、本考案は、使用に際して作業者が無理な姿勢を強いられることがなく、かつ手指が滑り難い上、簡単な構造で毛髪が巻き込まれるのを防止することが可能なヘアークリップを提供することを目的とする。
本考案のヘアークリップは、上下に配置され、横幅が漸減する一対の棒状体それぞれの広幅側における対向面それぞれの両側に一対の突起部が形成され、上下に形成された該突起部全てを、バネが巻装された一の枢軸で軸支し、該バネで布勢され、広幅側に形成された上下の把持部を手指で摘まむことにより、狭幅側に形成された上下の毛髪挟持部を自在に開閉するヘアークリップであって、上記棒状体それぞれは、上記突起部よりも狭幅側で屈曲し、屈曲角度が少なくとも30度以上であることを特徴とする。
その場合、上記把持部それぞれは、互いに異なる角度で反り上がり、手指で摘まむ面に複数の凸起が形成されたことが好ましく、特に、上記把持部の反り上がる角度は、一方が少なくとも40度以上で、他方が少なくとも10度以上であることがさらに好ましい。
このように、棒状体それぞれが突起部よりも狭幅側で30度以上屈曲していると、把持部と毛髪挟持部とが30度以上の屈曲角度を有するので、髪の毛をセット等する作業者が把持部を手指で摘まんだ際に不自然な姿勢を強いられることがない上、毛髪が突起部に巻き込まれてしまう恐れが少ない。特に、屈曲角度を40度〜50度にすることが更に好ましいうえ、髪の毛をカットする際の角度の目安ともなる。そして、把持部それぞれが異なる角度で反り上がっていて、手指で摘まむ面に複数の凸起が形成されていれば、わずかに押すだけで毛髪挟持部を大きく開くことができるし、手指が滑る恐れが少ない。さらに、反り上がり角度が、把持部の一方が少なくとも40度以上で、他方が少なくとも10度以上あれば、手指が滑りにくい上、疲労も少ない。なお、屈曲させる方向は、作業者が右利きか、左利きかによって選択することができる。
また、上記毛髪挟持部それぞれは、側面がアーチ形をなし、毛髪を挟む面の縁辺に凸起が連続的に形成されたことが好ましく、上記毛髪挟持部それぞれのうち、下側に配置されるものは、上側に配置されるものよりも肉薄で、横断面が凹形をなすことも好ましい態様である。
このように、側面がアーチ形をしていれば、作業の際に頭に馴染み易く、毛髪を挟む縁辺に凸起が連続的に形成されていれば、毛髪の滑落を防止することができる。そして、下側に配置されるものの肉厚を薄くすれば、毛髪に差し込むのが容易であり、断面を凹形にすれば、肉薄でも曲がり強度を強くすることができる。
さらに、上記一対の突起部それぞれは、上記把持部それぞれの対向面に形成されたものであって、上側に形成された該突起部それぞれは、下側に形成された該突起部それぞれの外側で軸支されることが好ましい。
このように、毛髪挟持部が屈曲する位置に隣接する突起部のうち上側に形成されたものが下側に形成されたものの外側で軸支されるように構成すれば、毛髪を巻き込む恐れがさらに少なくなる。
その場合、上記把持部それぞれは、互いに異なる角度で反り上がり、手指で摘まむ面に複数の凸起が形成されたことが好ましく、特に、上記把持部の反り上がる角度は、一方が少なくとも40度以上で、他方が少なくとも10度以上であることがさらに好ましい。
このように、棒状体それぞれが突起部よりも狭幅側で30度以上屈曲していると、把持部と毛髪挟持部とが30度以上の屈曲角度を有するので、髪の毛をセット等する作業者が把持部を手指で摘まんだ際に不自然な姿勢を強いられることがない上、毛髪が突起部に巻き込まれてしまう恐れが少ない。特に、屈曲角度を40度〜50度にすることが更に好ましいうえ、髪の毛をカットする際の角度の目安ともなる。そして、把持部それぞれが異なる角度で反り上がっていて、手指で摘まむ面に複数の凸起が形成されていれば、わずかに押すだけで毛髪挟持部を大きく開くことができるし、手指が滑る恐れが少ない。さらに、反り上がり角度が、把持部の一方が少なくとも40度以上で、他方が少なくとも10度以上あれば、手指が滑りにくい上、疲労も少ない。なお、屈曲させる方向は、作業者が右利きか、左利きかによって選択することができる。
また、上記毛髪挟持部それぞれは、側面がアーチ形をなし、毛髪を挟む面の縁辺に凸起が連続的に形成されたことが好ましく、上記毛髪挟持部それぞれのうち、下側に配置されるものは、上側に配置されるものよりも肉薄で、横断面が凹形をなすことも好ましい態様である。
このように、側面がアーチ形をしていれば、作業の際に頭に馴染み易く、毛髪を挟む縁辺に凸起が連続的に形成されていれば、毛髪の滑落を防止することができる。そして、下側に配置されるものの肉厚を薄くすれば、毛髪に差し込むのが容易であり、断面を凹形にすれば、肉薄でも曲がり強度を強くすることができる。
さらに、上記一対の突起部それぞれは、上記把持部それぞれの対向面に形成されたものであって、上側に形成された該突起部それぞれは、下側に形成された該突起部それぞれの外側で軸支されることが好ましい。
このように、毛髪挟持部が屈曲する位置に隣接する突起部のうち上側に形成されたものが下側に形成されたものの外側で軸支されるように構成すれば、毛髪を巻き込む恐れがさらに少なくなる。
本考案のヘアークリップによれば、髪の毛をセットするときなどに、ヘアークリップを手指で摘まむ作業者が不自然な姿勢を強いられることがないうえ、毛髪が巻き込まれる恐れが少ない。また、把持部をわずかに押せば、毛髪挟持部が大きく開くので使い勝手がよいうえ、毛髪挟持部の縁辺に連続的に設けた凸起により毛髪の滑落を防止することもできる。
以下に、本考案のヘアークリップの実施形態について図に基づいて説明する。
図1〜図4は、本実施形態のヘアークリップの一例を示す図であり、
図1及び図2は、左右の側面図、図3は平面図、図4は底面図である。
図1〜図4に示すヘアークリップは、上下に配置され、長手方向に横幅が徐々に狭くなる一対の棒状体10と、その棒状体10それぞれの広幅側における対向面の両側に形成された一対の突起部13、14それぞれと、上側の一対の突起部13及び下側の一対の突起部14全てを軸支する一本の枢軸15と、枢軸15に巻装されたバネ17とを備えている。
枢軸15に巻装されたバネ17は、上下の棒状体11,12それぞれの広幅側を離間する方向に布勢するので、手指で摘まむ上側の把持部1と下側の把持部2とが形成される。
また、上下の把持部1,2を手指で摘まむと上下の棒状体11,12それぞれの狭幅側が開閉するので、毛髪を挟む上側の毛髪挟持部3と下側の毛髪挟持部4とが形成される。
一対の棒状体10は、何れも長さが10センチメートル程度の樹脂製部材であり、上側棒状体11は、広幅側の底面両側に形成された一対の突起部13それぞれの狭幅側の際で時計回りの方向に屈曲している。また、下側棒状体12は、広幅側の上面両側に形成された一対の突起部14それぞれよりもわずかに狭幅側に寄った位置で時計回りの方向に屈曲している。本実施形態においては、屈曲する角度αは、上側の棒状体11、下側の棒状体12ともに40度〜45度に設定されている。
図1〜図4は、本実施形態のヘアークリップの一例を示す図であり、
図1及び図2は、左右の側面図、図3は平面図、図4は底面図である。
図1〜図4に示すヘアークリップは、上下に配置され、長手方向に横幅が徐々に狭くなる一対の棒状体10と、その棒状体10それぞれの広幅側における対向面の両側に形成された一対の突起部13、14それぞれと、上側の一対の突起部13及び下側の一対の突起部14全てを軸支する一本の枢軸15と、枢軸15に巻装されたバネ17とを備えている。
枢軸15に巻装されたバネ17は、上下の棒状体11,12それぞれの広幅側を離間する方向に布勢するので、手指で摘まむ上側の把持部1と下側の把持部2とが形成される。
また、上下の把持部1,2を手指で摘まむと上下の棒状体11,12それぞれの狭幅側が開閉するので、毛髪を挟む上側の毛髪挟持部3と下側の毛髪挟持部4とが形成される。
一対の棒状体10は、何れも長さが10センチメートル程度の樹脂製部材であり、上側棒状体11は、広幅側の底面両側に形成された一対の突起部13それぞれの狭幅側の際で時計回りの方向に屈曲している。また、下側棒状体12は、広幅側の上面両側に形成された一対の突起部14それぞれよりもわずかに狭幅側に寄った位置で時計回りの方向に屈曲している。本実施形態においては、屈曲する角度αは、上側の棒状体11、下側の棒状体12ともに40度〜45度に設定されている。
従って、上下の把持部1,2と上下の毛髪挟持部3,4とは、屈曲角度αが概ね40度〜45度で屈曲しており、作業者が毛髪を挟む際に、上下の把持部1,2を摘まむ手指及び腕は、毛髪に対して概ね45度〜55度となり、無理な姿勢を強いられることがない。また、上下の把持部1,2は、毛髪の方向に対して概ね45度〜55度をなすので、毛髪をカットする際の角度の目安となり、切りそろえるのが容易である。
また、上下の把持部1,2は、手で摘まみ易いように異なる角度で反り上がっている。本実施形態においては、反り上がり角度β、γは、上側の把持部1が40度〜50度、下側の把持部2が10度〜20度に設定されている。
従って、上下の把持部1,2を手指で摘まむ際に毛髪を乱す恐れが少ないうえ、少し押すだけで、上下の毛髪挟持部3,4を大きく開くことができる。
さらに、上下の把持部1,2それぞれを手で摘まむ面には、多数の凸起16が形成されているので、手指が油等で濡れていても上下の把持部1,2から手指が滑り難い。
また、上下の毛髪挟持部3,4は、側面がアーチ形をなし、毛髪を挟む面それぞれの縁辺には、毛髪の滑落を防ぐ凸起18が連続的に形成されている。
従って、毛髪を挟む際に差し込んだ上下の毛髪挟持部3,4が頭に馴染みやすい上、毛髪が滑落するのを防止できる。
なお、上側の毛髪挟持部3の中央部分には、細長い開口20が設けられている。
ここで、本実施形態の上下の棒状体11,12それぞれは、一対の突起部13,14よりも狭幅側で屈曲し、屈曲角度αが40度〜45度に設定されているが、屈曲角度αは必ずしもこの角度に限定する必要はなく、30度以上であればよい。なお、本実施形態においては、作業者が右利きであることを前提に棒様体を時計回り方向に屈曲させているが、屈曲させる方向は必ずしも時計回り方向である必要はなく、何れの方向でもよいので、左利きの場合には反時計回り方向に屈曲させることで対応可能である。
また、上下の把持部1,2が反り上がる角度β、γは、上の把持部1が40度〜50度、下の把持部2が10度〜20度に設定されているが、必ずしもこれらの角度に限定する必要はなく、上の把持部1が30度以上、下の把持部2が10度以上に設定されていればよい。
また、上下の把持部1,2は、手で摘まみ易いように異なる角度で反り上がっている。本実施形態においては、反り上がり角度β、γは、上側の把持部1が40度〜50度、下側の把持部2が10度〜20度に設定されている。
従って、上下の把持部1,2を手指で摘まむ際に毛髪を乱す恐れが少ないうえ、少し押すだけで、上下の毛髪挟持部3,4を大きく開くことができる。
さらに、上下の把持部1,2それぞれを手で摘まむ面には、多数の凸起16が形成されているので、手指が油等で濡れていても上下の把持部1,2から手指が滑り難い。
また、上下の毛髪挟持部3,4は、側面がアーチ形をなし、毛髪を挟む面それぞれの縁辺には、毛髪の滑落を防ぐ凸起18が連続的に形成されている。
従って、毛髪を挟む際に差し込んだ上下の毛髪挟持部3,4が頭に馴染みやすい上、毛髪が滑落するのを防止できる。
なお、上側の毛髪挟持部3の中央部分には、細長い開口20が設けられている。
ここで、本実施形態の上下の棒状体11,12それぞれは、一対の突起部13,14よりも狭幅側で屈曲し、屈曲角度αが40度〜45度に設定されているが、屈曲角度αは必ずしもこの角度に限定する必要はなく、30度以上であればよい。なお、本実施形態においては、作業者が右利きであることを前提に棒様体を時計回り方向に屈曲させているが、屈曲させる方向は必ずしも時計回り方向である必要はなく、何れの方向でもよいので、左利きの場合には反時計回り方向に屈曲させることで対応可能である。
また、上下の把持部1,2が反り上がる角度β、γは、上の把持部1が40度〜50度、下の把持部2が10度〜20度に設定されているが、必ずしもこれらの角度に限定する必要はなく、上の把持部1が30度以上、下の把持部2が10度以上に設定されていればよい。
次に、本実施形態のヘアークリップの構成部品について説明する。
図5は、枢軸の一例を示す図である。
図5に一例を示す枢軸15は、一方の端面に太径の頭部15aがある。枢軸15を全ての突起部13,14に捜通した後、他方の端面15bを潰すことにより枢軸15を外側の突起部13に固定することができる。ただし、枢軸15の固定方法は、必ずしもこの方法に限定されない。
図6は、枢軸に巻装されるバネの一例の側面を示す図である。
図6に一例を示すバネ17は、巻き数が5以上、アーム長が16mm程度のトーションばねを用い、アームそれぞれが上下の把持部1,2それぞれを布勢するが、仕様については必ずしもここで示したものに限定されない。
図5は、枢軸の一例を示す図である。
図5に一例を示す枢軸15は、一方の端面に太径の頭部15aがある。枢軸15を全ての突起部13,14に捜通した後、他方の端面15bを潰すことにより枢軸15を外側の突起部13に固定することができる。ただし、枢軸15の固定方法は、必ずしもこの方法に限定されない。
図6は、枢軸に巻装されるバネの一例の側面を示す図である。
図6に一例を示すバネ17は、巻き数が5以上、アーム長が16mm程度のトーションばねを用い、アームそれぞれが上下の把持部1,2それぞれを布勢するが、仕様については必ずしもここで示したものに限定されない。
図7〜図9は、上側の棒状体を示す図であり、図7は側面図、図8は平面図、図9は底面図である。
図7〜図9に示す上側の棒状体11は、側面がアーチ形をなし、広幅側の両側端それぞれに、略半円形の一対の突起部13が下向きに形成されている。そして、一対の突起部13を含む広幅側の際付近は、反り上がり角度βが40度〜50度で反り上がり、手指で摘まむ把持部1が形成されている。また、把持部1を手で摘まむ面(棒状体の上面側)には、滑り止めとなる複数の凸起16が形成されている。
一対の突起部13の中央部には、枢軸15を捜通する孔が設けてある。そして、一対の突起部13の狭幅側の際において、上側の棒状体11は水平方向に屈曲し、屈曲角度αは時計回り方向に40度〜45度に設定されている。
上側の棒状体11が屈曲した位置よりも狭幅側の底面における両縁辺には、先端まで凸起18が連続的に形成され、上側の毛髪挟持部3が形成されている。なお、上側の毛髪挟持部3の側面はアーチ形をなしている。
図7〜図9に示す上側の棒状体11は、側面がアーチ形をなし、広幅側の両側端それぞれに、略半円形の一対の突起部13が下向きに形成されている。そして、一対の突起部13を含む広幅側の際付近は、反り上がり角度βが40度〜50度で反り上がり、手指で摘まむ把持部1が形成されている。また、把持部1を手で摘まむ面(棒状体の上面側)には、滑り止めとなる複数の凸起16が形成されている。
一対の突起部13の中央部には、枢軸15を捜通する孔が設けてある。そして、一対の突起部13の狭幅側の際において、上側の棒状体11は水平方向に屈曲し、屈曲角度αは時計回り方向に40度〜45度に設定されている。
上側の棒状体11が屈曲した位置よりも狭幅側の底面における両縁辺には、先端まで凸起18が連続的に形成され、上側の毛髪挟持部3が形成されている。なお、上側の毛髪挟持部3の側面はアーチ形をなしている。
図10〜図12は、下側の棒状体を示す図であり、図10は側面図、図11は平面図、図12は底面図である。
図10〜図13に示す下側の棒状体12は、側面がアーチ形をなし、広幅側の両側縁に一対の突起部14が上向きに形成されている。
そして、一対の突起部14を含む狭幅側の際付近は、反り上がり角度γが10度〜20度で反り上がり、手指で摘まむ把持部2が形成されている。また、把持部2を手で摘まむ面(棒状体の底面側)には、滑り止めとなる複数の凸起16が形成されている。
一対の突起部14の中央部には、枢軸15を捜通する孔が設けてある。そして、下側の棒状体12は、一対の突起部14よりも狭幅側寄りの位置で水平方向に屈曲し、屈曲角度αは、上側棒状体11と同様に、時計回り方向に40度〜45度に設定されている。
下側の棒状体12が屈曲した位置よりも狭幅側の底面の両縁辺には、先端まで凸起18が連続的に形成され、下側の毛髪挟持部4が形成されている。なお、下側の毛髪挟持部4は、側面がアーチ形をなし、上側の毛髪挟持部3に較べて厚みが薄くなっており、曲げ強度を確保するため、長手方向の中央部分が凹んでおり、横断面が凹形をなしている。
図10〜図13に示す下側の棒状体12は、側面がアーチ形をなし、広幅側の両側縁に一対の突起部14が上向きに形成されている。
そして、一対の突起部14を含む狭幅側の際付近は、反り上がり角度γが10度〜20度で反り上がり、手指で摘まむ把持部2が形成されている。また、把持部2を手で摘まむ面(棒状体の底面側)には、滑り止めとなる複数の凸起16が形成されている。
一対の突起部14の中央部には、枢軸15を捜通する孔が設けてある。そして、下側の棒状体12は、一対の突起部14よりも狭幅側寄りの位置で水平方向に屈曲し、屈曲角度αは、上側棒状体11と同様に、時計回り方向に40度〜45度に設定されている。
下側の棒状体12が屈曲した位置よりも狭幅側の底面の両縁辺には、先端まで凸起18が連続的に形成され、下側の毛髪挟持部4が形成されている。なお、下側の毛髪挟持部4は、側面がアーチ形をなし、上側の毛髪挟持部3に較べて厚みが薄くなっており、曲げ強度を確保するため、長手方向の中央部分が凹んでおり、横断面が凹形をなしている。
1 上側の把持部
2 下側の把持部
3 上側の毛髪挟持部
4 下側の毛髪挟持部
10 一対の棒状体
11 上側の棒状体
12 下側の棒状体
13、14 一対の突起部
15 枢軸
15a 頭部
15b他方の端面
16 凸起
17 バネ
18 凸起
20 細長い開口
α 屈曲角度
β、γ 反り上がり角度
2 下側の把持部
3 上側の毛髪挟持部
4 下側の毛髪挟持部
10 一対の棒状体
11 上側の棒状体
12 下側の棒状体
13、14 一対の突起部
15 枢軸
15a 頭部
15b他方の端面
16 凸起
17 バネ
18 凸起
20 細長い開口
α 屈曲角度
β、γ 反り上がり角度
Claims (6)
- 上下に配置され、横幅が漸減する一対の棒状体それぞれの広幅側における対向面それぞれの両側に一対の突起部が形成され、上下に形成された該突起部全てを、バネが巻装された一の枢軸で軸支し、該バネで布勢され、広幅側に形成された上下の把持部を手指で摘まむことにより、狭幅側に形成された上下の毛髪挟持部を自在に開閉するヘアークリップであって、
前記棒状体それぞれは、前記突起部よりも狭幅側で屈曲し、屈曲角度が少なくとも30度以上であることを特徴とするヘアークリップ。 - 前記把持部それぞれは、互いに異なる角度で反り上がり、手指で摘まむ面に複数の凸起が形成されたことを特徴とする請求項1記載のヘアークリップ。
- 前記毛髪挟持部それぞれは、側面がアーチ形をなし、毛髪を挟む面の縁辺に凸起が連続的に形成されたことを特徴とする請求項1記載のヘアークリップ。
- 前記一対の突起部それぞれは、前記把持部それぞれの対向面に形成されたものであって、上側に形成された該突起部それぞれは、下側に形成された該突起部それぞれの外側で軸支されることを特徴とする請求項1記載のヘアークリップ。
- 前記把持部の反り上がる角度は、一方が少なくとも40度以上で、他方が少なくとも10度以上であることを特徴とする請求項2記載のヘアークリップ。
- 前記毛髪挟持部それぞれのうち、下側に配置されるものは、上側に配置されるものよりも肉薄で、横断面が凹形をなすことを特徴とする請求項3記載のヘアークリップ。
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