JP3207146U - 型枠に用いるコンクリートブロック - Google Patents

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渡辺 晴志
晴志 渡辺
高行 菅田
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Abstract

【課題】 本考案は、施工性がよく、コンクリート打設後もコンクリートの膨張、収縮を吸収することができ、木材を一切使用しない環境にやさしい、型枠に用いるコンクリートブロックを提供すること。【解決手段】 本考案は、第一側板(2)と第二側板(3)とを略平行に配置して、前記第一側板と第二側板との間を連結する連結板(4)とを備えた型枠に用いるコンクリートブロック(1)において、前記連結板に破断部(S)を設けたことにより、施工性がよく、コンクリート打設後もコンクリートの膨張、収縮を吸収することができ、木材を一切使用しない環境にやさしいコンクリートブロックを提供することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、コンクリート建築物のコンクリートを流し込むための型枠に関する。
従来のコンクリート建築物のコンクリートを流し込む、所謂、打設の型枠には木材が用いられているのが一般的である(図6参照)。この型枠に使用される木材は、コンクリートの打設後、取り除く必要があり、取り除いた木材は損傷がひどく、全ての木材を再利用することはできない。すなわち、一部の木材は使い捨てに近い状態となっている。型枠に使用している木材は種々の提案がなされている。
特許文献1には、廃棄木材を有効利用した木チップによる再生型枠が記載されている。
しかし、特許文献1の木チップによる再生型枠においても、コンクリートの打設後に、当該型枠を取り除く必要があり、非常に工数がかかり施工性が悪かった。
一方、このように型枠に木材を使用せずに、コンクリートブロックを使用することも考えられていた(図示せず)。
しかし、打設後のコンクリートは、膨張したり収縮したりするため、通常のコンクリートブロックの形状では、コンクリートの膨張、圧縮を吸収することができないという問題があった。
特開2001−152661号公報
本考案は、上述の問題を解決するものであり、施工性がよく、コンクリート打設後もコンクリートの膨張、収縮を吸収することができ、木材を一切使用しない環境にやさしい、型枠に用いるコンクリートブロックを提供するものである。
本考案の型枠に用いるコンクリートブロックは、第一側板と第二側板とを略平行に配置して、前記第一側板と第二側板との間を連結する連結板とを備え、前記連結板に破断部を設けたことを特徴としている。
また、前記連結板の破断部は、前記連結板の厚み方向の少なくとも片方の面に設けられ、当該厚み方向に凹となるスリットを形成してなることを特徴としている。
さらに、前記スリットを連結板の厚み方向の両方の面に設け、前記スリットを対向する面の同じ位置に配置したことを特徴としている。
また、前記スリットの形状を断面略V字型としたことを特徴としている。
本考案の型枠に用いるコンクリートブロックは、第一側板と第二側板とを略平行に配置して、前記第一側板と第二側板との間を連結する連結板とを備え、前記連結板に破断部を設けたことにより、前記コンクリートブロックを所定の場所に配置し、コンクリートを打設後、前記連結板をハンマーなどにより衝撃を与えると、前記破断部から前記連結板が簡単に破壊されるため、破壊された前記連結板を拾うだけで型枠が完成するので施工性がよい。また、前記連結板が無くなるため、前記第一側板及び第二側板が移動可能となり、コンクリートの膨張、圧縮を吸収することができる。さらに木材を一切使用しなくてもよく、環境にやさしい。
また、前記連結板の破断部は、前記連結板の厚み方向の少なくとも片方の面に設けられ、当該厚み方向に凹となるスリットを形成してなることにより、連結板に簡単に破断部を設けることができる。
さらに、前記スリットを前記連結板の厚み方向の両方の面に設け、前記スリットを対向する面の同じ位置に配置したことにより、前記連結板の前記スリットが配置された箇所は部分的に厚みが薄くなり強度が低下し、より微力で前記連結板を破壊することができる。
また、前記スリットの形状を断面略V字型としたことにより、前記連結板に亀裂が入り易くなるため、強度をさらに低下させることができる。よって、より微力で前記連結板を破壊することができる。
本実施の形態のコンクリートブロック示す斜視図 コンクリートブロックの連結板を示す平面図 本実施の形態のコンクリートブロックを使用したコンクリート建築物の型枠の一部を示す説明図 本実施の形態のコンクリートブロックの連結板に、ハンマーにより衝撃を与える参考図 本実施の形態のコンクリートブロックの連結板を破壊した参考図 一般的な木材を使用したコンクリート建築物の型枠の一部を示す説明図
以下、本考案を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のコンクリートブロック1を示す斜視図である。
図1の如く、前記コンクリートブロック1は、第一側板2と第二側板3と連結板4とで構成されている。
前記第一側板2と第二側板3とは、略平行に配置され、その前記第一側板2と第二側板3との間を前記連結板4で連結するように一体形成している。
前記連結板4は、少なくとも1箇所に配置され、図1の如く、本実施の形態の前記連結板4は、複数、所定の間隔を空けて配置している。
前記第一側板2及び第二側板3の厚みは20mmとしており、前記第一側板2の内面と前記第二側板3の内面との間隔は60mmとしている。
前記第一側板2と第二側板3との間には、後述するが最終的に目地Mとなり、目地材や見切り材、植木などが挿入される。なお、前記第一側板2と第二側板3の長さは500mmとしている。これらの寸法は、あくまで本実施の形態の寸法であり、この寸法に限定されるものではではない。
前記連結板4には、図中上下方向に破断部であるスリットSを少なくとも一つ設けている。本実施の形態では、前記スリットSを一方の面に3箇所、他方の面に3箇所、合計6箇所設けている。このように、本実施の形態では、前記スリットSを6箇所設けているが、これに限定されるものではない。
図2(a)は、本実施の形態の前記連結板4を上方から見た平面図であり、図2(a)の如く、前記連結板4のスリットSは、厚み方向に凹となる溝であり、図中上面から下面(図1参照)まで貫通した略V字型としている。本実施の形態では、前記スリットSを対向する面の同じ位置に配置している。これは後述する前記連結板4を破断する際に、容易に破断できるようにするためであり、これに限定されるものではない。
また、前記スリットSの形状は、前記連結板4を破断しやすくできればよく、図2(a)の如く、略V字型に限定されるものではなく、図2(b)の如く、略半円型にしてもよいし、別の形状にしてもよい。ちなみに、図2(c)は、スリットSがない連結板の形状である。
次に、前記コンクリートブロック1をコンクリート建築物の型枠に使用する方法について説明する。図3の如く、前記コンクリートブロック1を複数連ねて、型枠を形成する。配置の方法は、一般的な木材を使用した型枠と同じである。前記コンクリートブロック1を所定の場所に配置した後、コンクリートを型枠の内側に流し込む(打設)。図3では、コンクリートを打設する図を記載していないが、図6と同じようにコンクリートを打設する。全ての型枠内にコンクリートを流し込んだら、コンクリートを乾燥させる。
一般的な木材を使用したコンクリート建築物の型枠の場合、コンクリートが乾燥したら、型枠である木材を取り除かなければならず、この木材を取り除く作業は非常に工数がかかってしまう。また、木材は、取り除く際に損傷するため、再利用できない場合が多い。この木材は再利用できない場合、廃棄するしか方法はない。なお、木材を取り除いたときにできるコンクリート間の隙間が目地Mとなる(図6参照)。
次に、本考案の前記コンクリートブロック1を型枠に使用した場合、コンクリート乾燥後、図4の如く、ハンマーHなどにより、前記コンクリートブロック1の前記連結板4に衝撃を与えると、前記連結板4には、前記スリットSが設けられているため、簡単な力で前記連結板4は破壊される。このように、ハンマーなどでコンクリートを破壊することを、当業者間では、ノックダウンと呼んでいる。
このように、前記連結板4を全てノックダウンすると、図5の如く、前記第一側板2と第二側板3との間に隙間ができ、この隙間が目地Mとなる。また、前記第一側板2と第二側板3との連結がなくなるため、打設後のコンクリートが膨張、収縮をしても、前記第一側板2と第二側板3はそれぞれ移動が可能な状態となっているため、打設後のコンクリートの膨張、収縮を吸収することができる。
上述したように、前記コンクリートブロック1を型枠に使用すると、破壊した前記連結板4の欠片を拾うという作業はあるものの、木材を使用した型枠の木材を取り除く作業に比べ、格段に施工性がよい。また、木材自体を使用しないため、環境にやさしい。
1 コンクリートブロック
2 第一側板
3 第二側板
4 連結板
S スリット(破断部)

Claims (4)

  1. 第一側板2と第二側板3とを略平行に配置して、前記第一側板と第二側板との間を連結する連結板4とを備えた型枠に用いるコンクリートブロック1において、
    前記連結板に破断部Sを設けたことを特徴とする型枠に用いるコンクリートブロック。
  2. 前記連結板の破断部は、前記連結板の厚み方向の少なくとも片方の面に設けられ、当該厚み方向に凹となるスリットを形成してなることを特徴とする請求項1に記載の型枠に用いるコンクリートブロック。
  3. 前記スリットを連結板の厚み方向の両方の面に設け、前記スリットを対向する面の同じ位置に配置したことを特徴とする請求項2に記載の型枠に用いるコンクリートブロック。
  4. 前記スリットの形状を断面略V字型としたことを特徴とする請求項2に記載の型枠に用いるコンクリートブロック。
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