JP3206609U - C.s.p ledのパッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程が精確であり、且つ設備が簡単で、生産効率が高く、切断ロスが無く、大量生産に適したC.S.P LEDのパッケージ、即ちチップスケールパッケージ(Chip Scale Package)を提供する。【解決手段】パッケージ設備は、複数個のくり貫き溝11を備えた上型10と一個の平板状の下型20を有し、両者を型合せした後、上型のくり貫き溝底面が下型によって封止されて複数個の凹状溝が形成される。チップ30を一つ一つ対応するくり貫き溝内に入れた後、対応する各くり貫き溝内にパッケージ樹脂を注入する。パッケージ樹脂が固化した後、上・下金型を分離させ、最後に上型のくり貫き溝内から成形された各パッケージ樹脂を分離して取出すことでC.S.P LEDパッケージ単体が完成する。【選択図】図6
Description
本考案は、発光ダイオード(LED)のパッケージ技術に関し、特に、C.S.P LEDの設備構造を改善するための、C.S.P LEDのパッケージに関する。
周知のように、近年の地球温暖化現象は深刻さを増してきている。よって、省エネと二酸化炭素削減は、近年において世界各国が提言する議題になっている。このため、省エネと二酸化炭素削減が可能な各種のエコ製品に注目が集まってきている。また、発光ダイオード(LED)は、省エネ・排出削減という世界的な趨勢に適うものである。
本考案は主に、C.S.Pチップスケールパッケージ(Chip Scale Package)に使用される設備構造を改善するためのものである。チップスケールパッケージにおいて、チップ周囲を覆い包むパッケージ樹脂はチップサイズに極めて近く、一般的な定義でのパッケージサイズはチップの大きさの20%を超えない。また、従来のC.S.Pチップスケールパッケージの設備構造と方式では(図1参照)、主に基板60上にはLEDチップ30の位置を固定するための一層の固定膜が設けられ、固定膜表面には幾つかのLEDチップ30が分布され、且つLEDチップ30は配列して分布し、隣接するLEDチップ30の間には間隙が残される。更に、LEDチップ30配列上には一層のパッケージ樹脂40が被覆され、この後、乾燥させてパッケージ樹脂40が固化してから、LEDチップ30配列の間隙を切断することで、C.S.P LEDパッケージ単体50に分割し、最後にC.S.P LEDパッケージ単体50を固定膜から取外す。
しかし、従来のC.S.Pチップスケールパッケージの設備構造と方式には、以下に列挙する多くの欠点がある。
1.図2を参照する。製造工程において、チップ30のマトリクス配列には少しの角度のズレもあってはならない。即ち、精密度の要求が高いため、生産効率の低下を招く。
2.チップ30の位置ズレは、20umよりも小さくなければならない。もしチップ30が位置ズレしたままで、後続の表面実装(SMT)を行った場合は、使用不能になる。
3.図3・4を参照する。マトリクス配列と切断(図中では切断線Lで示した)方向は精確に位置が合っていなければならない。もし位置決めの不備・切断部品の歪み・チップの固定位置の歪みがあった場合は、いずれも切断不良を招き、切断後の完成品率が低下して、廃棄率が上がってしまう。
4.パッケージ樹脂40の厚さは制御しにくく、且つパッケージ樹脂40の厚さは色温度の品質を決める重要な要素である。
5.切断後のC.S.P LEDパッケージ単体50は、正方形か長方形に限られる。しかし、光源単体は市場での使用需要に応じるため、多種の形状構造を備える必要があり、これによりパッケージ後の二次光源に合わせた照明器具の需要を満たすべきである。
1.図2を参照する。製造工程において、チップ30のマトリクス配列には少しの角度のズレもあってはならない。即ち、精密度の要求が高いため、生産効率の低下を招く。
2.チップ30の位置ズレは、20umよりも小さくなければならない。もしチップ30が位置ズレしたままで、後続の表面実装(SMT)を行った場合は、使用不能になる。
3.図3・4を参照する。マトリクス配列と切断(図中では切断線Lで示した)方向は精確に位置が合っていなければならない。もし位置決めの不備・切断部品の歪み・チップの固定位置の歪みがあった場合は、いずれも切断不良を招き、切断後の完成品率が低下して、廃棄率が上がってしまう。
4.パッケージ樹脂40の厚さは制御しにくく、且つパッケージ樹脂40の厚さは色温度の品質を決める重要な要素である。
5.切断後のC.S.P LEDパッケージ単体50は、正方形か長方形に限られる。しかし、光源単体は市場での使用需要に応じるため、多種の形状構造を備える必要があり、これによりパッケージ後の二次光源に合わせた照明器具の需要を満たすべきである。
本考案は、製造工程が精確であるとともに、設備が簡単で、生産効率が高く、切断ロスが無く、且つ大量生産に適しているため市場における大量の需要を満たすことが可能であり、これにより従来のC.S.P LEDのパッケージに使用される設備構造の欠陥を解消することが出来る、新しい設備構造のC.S.P LEDのパッケージを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本考案のC.S.P LEDのパッケージは、複数個のくり貫き溝を備えた上型と一個の平板状の下型を用いて型合せすることで、上型のくり貫き溝底面が封止されて複数個の凹状溝が形成される。更に、チップを一つ一つ対応するくり貫き溝内に入れてから、対応する各くり貫き溝内にそれぞれパッケージ樹脂を注入する。パッケージ樹脂が固化するのを待ってから、上・下金型を分離させる。最後に、上型のくり貫き溝内から、成型された各パッケージ樹脂を分離して取出すことで、C.S.P LEDパッケージ単体が完成する。
本考案が提供するC.S.P LEDのパッケージは、チップスケールパッケージ(Chip Scale Package)であり、主にC.S.P LEDのパッケージ設備構造を改善するためのものである。図5〜17を参照する。パッケージ設備構造において、まず複数個のくり貫き溝11を備えた上型10と平板状の下型20を用いて(図5参照)、上型10と下型20を型合せすることで、下型20が上型10底部に当接される(図6参照)。これにより、上型10のくり貫き溝11底面が封止されて複数個の凹状溝が形成される(図7・8参照)。チップ30を一つ一つ対応するくり貫き溝11内に入れてから(図9・10参照)、対応する各くり貫き溝11内にそれぞれパッケージ樹脂40を注入する(図11・12参照)。パッケージ樹脂40が固化するのを待ってから、上型10・下型20を分離させる(図13参照)。最後に、抜用金型70を用いて上型10のくり貫き溝11内から成型された各パッケージ樹脂40を分離して取出すことで、C.S.P LEDパッケージ単体50が完成する(図15・16・17参照)。
本考案は、異なる形態のくり貫き溝11を備えた上型10と下型20を合わせて用いることにより、多様な外形のパッケージ単体50を作り出して光学デザインに使用することが出来る。
以上により、本考案のC.S.P LEDパッケージは、以下に列挙する複数項目の長所と進歩性を備える。
1.異なる上下金型の構造を利用することで、多様なC.S.P LEDパッケージ単体の外形を作り出して光学デザインに使用することが出来る。これに対して、従来の設備は正方形か長方形のC.S.P LEDパッケージ単体しか製造することが出来ない。
2.従来の切断工程と比較して、本考案はパッケージ単体の寸法公差をより精確に制御出来る。パッケージ単体の厚さと外形サイズは、発光単体の色温度のオーロラ形を制御する重要な要素である。
3.本考案は各パッケージ単体を独立して製作するものであり、配列や機械設定等の問題によってロット全体の製品が廃棄されるということが無いため、相対的に生産効率を高められる。
4.本考案のパッケージ設備は、製造工程が精確であるとともに、設備が簡単で、生産効率が高く、切断ロスが無い。よって、大量生産に非常に適しており、市場における大量の光源需要を満たすことが出来る。
5.従来の切断工程は、切断のためにチップのパッケージ樹脂の距離を大きめ或は幅広にしておかなければならず、材料の無駄を招いていた。加えて、切断でチップを傷付けないように、切断箇所がチップに近過ぎてはならず、チップ周囲の封止樹脂が厚さを増していた。しかし、本考案のパッケージ設備は、極小極薄のパッケージ単体を簡単に作り出して、C.S.P(即ちチップスケールパッケージ)を真に実現することが出来る。
1.異なる上下金型の構造を利用することで、多様なC.S.P LEDパッケージ単体の外形を作り出して光学デザインに使用することが出来る。これに対して、従来の設備は正方形か長方形のC.S.P LEDパッケージ単体しか製造することが出来ない。
2.従来の切断工程と比較して、本考案はパッケージ単体の寸法公差をより精確に制御出来る。パッケージ単体の厚さと外形サイズは、発光単体の色温度のオーロラ形を制御する重要な要素である。
3.本考案は各パッケージ単体を独立して製作するものであり、配列や機械設定等の問題によってロット全体の製品が廃棄されるということが無いため、相対的に生産効率を高められる。
4.本考案のパッケージ設備は、製造工程が精確であるとともに、設備が簡単で、生産効率が高く、切断ロスが無い。よって、大量生産に非常に適しており、市場における大量の光源需要を満たすことが出来る。
5.従来の切断工程は、切断のためにチップのパッケージ樹脂の距離を大きめ或は幅広にしておかなければならず、材料の無駄を招いていた。加えて、切断でチップを傷付けないように、切断箇所がチップに近過ぎてはならず、チップ周囲の封止樹脂が厚さを増していた。しかし、本考案のパッケージ設備は、極小極薄のパッケージ単体を簡単に作り出して、C.S.P(即ちチップスケールパッケージ)を真に実現することが出来る。
10 上型
11 くり貫き溝
20 下型
30 チップ
40 パッケージ樹脂
50 パッケージ単体
60 基板
70 抜用金型
L 切断線
11 くり貫き溝
20 下型
30 チップ
40 パッケージ樹脂
50 パッケージ単体
60 基板
70 抜用金型
L 切断線
Claims (1)
- C.S.P LEDのパッケージ設備のためのC.S.P LEDのパッケージ、即ちチップスケールパッケージ(Chip Scale Package)であって、
前記パッケージ設備には、複数個のくり貫き溝を備えた上型と、一個の平板状の下型が設けられ、
前記上型と前記下型が型合せされた後、前記下型が前記上型底部に当接されることで、前記上型のくり貫き溝底面が封止されて複数個の凹状溝の形態が形成され、
更に、このパッケージ設備によって、チップを一つ一つ対応する前記くり貫き溝内に入れてから、対応する各くり貫き溝内にパッケージ樹脂を注入し、
前記パッケージ樹脂が固化した後に、前記上型・下型を分離させ、
最後に、抜用金型を用いて前記上型のくり貫き溝内から、成型された各前記パッケージ樹脂を分離して取出すことで、C.S.P LEDパッケージ単体が完成することを特徴とする、C.S.P LEDのパッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016003400U JP3206609U (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | C.s.p ledのパッケージ |
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JP2016003400U JP3206609U (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | C.s.p ledのパッケージ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3206609U true JP3206609U (ja) | 2016-09-23 |
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Family Applications (1)
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JP2016003400U Expired - Fee Related JP3206609U (ja) | 2016-07-14 | 2016-07-14 | C.s.p ledのパッケージ |
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JP (1) | JP3206609U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018148075A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | スタンレー電気株式会社 | 半導体発光装置及び半導体発光装置の製造方法 |
CN108807645A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-11-13 | 江苏罗化新材料有限公司 | 一种倒装芯片正装的led封装结构及其制作方法 |
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2016
- 2016-07-14 JP JP2016003400U patent/JP3206609U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7046493B2 (ja) | 2017-03-07 | 2022-04-04 | スタンレー電気株式会社 | 半導体発光装置及び半導体発光装置の製造方法 |
CN108807645A (zh) * | 2018-06-26 | 2018-11-13 | 江苏罗化新材料有限公司 | 一种倒装芯片正装的led封装结构及其制作方法 |
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