JP3206326U - 腕力強化用トレーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】占有スペースが非常に小さく、個人所有に適した腕力強化用トレーニング装置を提供する。【解決手段】トレーニング装置1は、板状のベース部材2と、ベース部材2の上面に取り付けられた少なくとも1つの軸受31と、少なくとも1つの軸受31に回転自在に支持された軸体4と、軸体4の一端に取り付けられており、使用者によって把持されるレバー5と、軸体4の他端に取り付けられたアーム部材と、少なくとも1つのガススプリング7aと、ガススプリング7aの各々の一端が回転自在に取り付けられる支持部材8とを備えている。ガススプリング7aの各々の他端は、アーム部材に回転自在に取り付けられる。支持部材8は、第1位置と第2位置にて選択的に着脱自在にベース部材2に取り付け可能であり、第2位置は、軸体4に対して第1位置とは反対側にある。【選択図】図1

Description

本考案は、人の腕力を強化するために使用される腕力強化用トレーニング装置に関する。
主として腕相撲の競技者を対象としており、人の腕力を強化するために使用される腕力強化用トレーニング装置については、各種の装置が提案されている。
例えば、特開2002−17891号公報に記載のアームレスリング用筋力強化器具は、フレームと、当該フレームに揺動自在に設けられた力伝達レバーと、ワイヤを介して力伝達レバーと繋がれたウエイト機構と、ワイヤを案内する滑車等とを備えている(特許文献1)。
また、実開昭63−151165号公報に記載の筋力トレーニング器具は、鉛直方向に沿って設けられたレールに案内されて上下に移動自在に構成された重りと、ロープを介して重りと繋がれたにぎり棒と、ロープを案内するガイドローラと、使用者がその肘を載せるひじ乗せ台等とを備えている(特許文献2)。
特開2002−17891号公報 実開昭63−151165号公報
特許文献1に記載のアームレスリング用筋力強化器具や特許文献2に記載の筋力トレーニング器具は、かなり大きな装置であって、個人が所有するのには適していない。故に、腕相撲の競技者等が、腕力を強化するためにこれらの装置を利用する場合には、設置してあるトレーニングジム等の施設にわざわざ出向く必要があった。
本考案は、上記の課題を解決するものであって、従来装置と比較して占有スペースが非常に小さく、個人所有に適した腕力強化用トレーニング装置を提供する。
本考案の腕力強化用トレーニング装置は、板状のベース部材と、前記ベース部材の上面に取り付けられた少なくとも1つの軸受と、前記少なくとも1つの軸受に回転自在に支持された軸体と、前記軸体の一端に取り付けられており、使用者によって把持されるレバーと、前記軸体の他端に取り付けられたアーム部材と、少なくとも1つのガススプリングと、前記少なくとも1つのガススプリングの各々の一端が回転自在に取り付けられる支持部材と、を備えており、前記少なくとも1つのガススプリングの各々の他端は、前記アーム部材に回転自在に取り付けられ、前記支持部材は、第1位置と第2位置にて選択的に着脱自在に前記ベース部材に取り付け可能であり、前記第2位置は、前記軸体に対して前記第1位置とは反対側にある。
本考案の腕力強化用トレーニング装置では、前記アーム部材における前記軸体の他端の固定位置は、前記アーム部材の長手方向に沿って変更可能であってよい。
本考案の腕力強化用トレーニング装置では、前記ベース部材には、前記軸体の他端の下側の領域にて切欠き又は開口が形成されてよい。
本考案の腕力強化用トレーニング装置では、前記少なくとも1つのガススプリングは、複数のガススプリングを含んでおり、装着されるガススプリングの数を1乃至前記複数の間で選択できてよい。
本考案の腕力強化用トレーニング装置では、前記少なくとも1つのガススプリングは、工具を用いることなく着脱自在に構成された少なくとも1つのガススプリングを含んでよい。
本考案の腕力強化用トレーニング装置では、前記少なくとも1つのガススプリングは、ピストンロッドに規制部材が取り付けられたガススプリングを含んでおり、そのガススプリングのシリンダに前記ピストンロッドが所定距離だけ入り込むと、前記規制部材が前記シリンダの端部と当接してよい。
本考案の腕力強化用トレーニング装置では、前記ベース部材の上面に着脱自在に立設される一対のグリップ部材を更に備えており、前記一対のグリップ部材は、前記軸体の一端側にて互いに離間して立設可能であり、前記一対のグリップ部材は、前記軸体の他端側にて前記ベース部材の縁に近接して、且つ互いに離間して立設可能であってよい。
本考案の腕力強化用トレーニング装置では、前記レバーは、前記軸体の回転軸に垂直な回転軸回りで回動自在に前記軸体の一端に取り付けられており、前記レバーは、前記レバーは、前記軸体に対して略垂直な位置と、前記軸体と同一直線上に配置された位置との間に配置可能であってよい。
本考案は、使用者の腕の動作に負荷を与える手段としてガススプリングを用いることで、従来の腕力強化用トレーニング装置と比較して占有空間が著しく低減されており、持ち運びや不使用時の収納が容易に行える腕力強化用トレーニング装置を実現している。
本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の正面図である。 本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の背面図である。 本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の側面図である。 本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の平面図である。 本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の背面図であり、一部の部品が取り外された状態を示している。 図4の一部を拡大した平面図である。 図6に示された腕力強化用トレーニング装置の一部を分解した状態を示す説明図である。 本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の背面図であって、使用者によりレバーが回転された状態を示している。 本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の背面図であって、使用者が左腕の腕力を強化するために使用する場合の形態を示している。 図5と同様な平面図であって、本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置に装着されるガススプリングの数が1つである状態を示している。 図5と同様な平面図であって、本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置に装着されるガススプリングの数が2つである状態を示している。 本考案の実施形態である腕力強化用トレーニング装置の側面図であって、収納時における腕力強化用トレーニング装置の形態を示している。
以下、本考案の腕力強化用トレーニング装置を図を参照しつつ説明する。図1乃至図4は夫々、本考案の一実施形態である腕力強化用トレーニング装置(以下、「トレーニング装置」と称する)1の正面図、背面図、側面図及び平面図である。
トレーニング装置1は、使用者がその腕力を強化するトレーニングを行うために使用される。トレーニング装置1の典型的な使用者としては腕相撲の競技者が考えられるが、トレーニング装置1の用途は、このような競技者のトレーニングに限定されず、例えば、患者の腕力を回復させるリハビリテーションを行うために医療機関等において使用されてもよい。
トレーニング装置1は、板状のベース部材2と、ベース部材2の上面に取り付けられた2つの軸受アセンブリ3a−bと、これら軸受アセンブリ3a−bに回転自在に支持された軸体4と、軸体4の一端に取り付けられたレバー5と、軸体4の他端に取り付けられたアーム部材6と、アーム部材6と連結された3つのガススプリング7a−cと、3つのガススプリング7a−cの各々の一端が回転自在に取り付けられる支持部材8とを備えている。なお、図1乃至図4に示すトレーニング装置1の形態は、使用者がトレーニング装置1を用いて右腕の腕力を強化するトレーニングを行う場合のものである。
ベース部材2は、例えば、木製や合成樹脂製の厚板で構成される。ベース部材2の材質は、本考案において限定されないが、トレーニング装置1の重量を考慮すると、鉄等の重い金属は避けた方が好ましいであろう。本実施形態では、ベース部材2は略矩形に形成されているが、本考案において、ベース部材2の形状は略矩形又は矩形に限定されず、本考案の作用効果が得られる限りにおいて、ベース部材2は如何なる形状を有してよい。
軸受アセンブリ3a−bの各々は、軸受31と、軸受31を囲うハウジング部材32とを備えている。ハウジング部材32には、側方に延出する一対の延出部33が形成されており、これら延出部33が、ベース部材2の上面に固定された取付板21に(図示を省略したねじにより)ねじ止めされることで、軸受アセンブリ3a−bの各々は、ベース部材2の上面に取り付けられている。軸受アセンブリ3a−bは、それらの軸受31の軸受中心軸が、ベース部材2の上面と平行な同一直線上に位置するように配置される。なお、本実施形態では、2つの軸受アセンブリ3a−bがベース部材2に設けられているが、本考案において、軸体を支持する軸受又は軸受アセンブリの数は限定されず、例えば、1つであってもよい。
ベース部材2の長手方向に沿った一方の縁部22には、切欠き23が形成されている。切欠き22は、ベース部材2の短手方向に沿った平行な2つの縁部24から均等に離間するように形成されている。取付板21は、切欠き23に隣接するように配置されている。
軸受アセンブリ3a−bの各々の軸受31には、円柱状の軸体4が挿入されており、軸体4は、これら軸受31により回転自在に支持されている。切欠き23とは反対側にある軸体4の一端の端面からは、凸部41が突出している。レバー5は、円柱棒状の本体51と本体51が挿入される円筒状のクッション部材52とを備えている。本体51の下端は、凹状に割れており(図1参照)、軸体4の凸部41に挿入され、且つ枢支ねじ53により回動自在に凸部41に取り付けられることで、レバー5は、軸体4の回転軸に垂直な回転軸回りで回動自在に設けられている。クッション部材52は、例えば、ウレタン等の可撓性を有する樹脂で形成されており、使用者が腕力トレーニングを行う方の手によって把持される。
枢支ねじ53は、凸部41に開設された孔(図示せず)に挿入されると共に、本体51の凹状の下端に形成された2つの孔(図示せず)にも挿入される。本体51の下端に形成された孔の内面には、枢支ねじ53と螺合する内ねじが形成されている。枢支ねじ53には、スプリングワッシャ54が挿入されており、スプリングワッシャ54は、枢支ねじ53の頭部と本体51の下端との間に配置される。枢支ねじ53を適度に締め付けることで、レバー5を、軸体4の回転軸に垂直な回転軸回りで回動可能とする一方で、軸体4に対して略垂直な姿勢(図3参照)と、軸体4と同一直線上に配置された姿勢(図12参照)との間の任意の姿勢に、レバー5を保つことが可能とされている。
レバー5とは反対側にある軸体4の端には、アーム部材6が取り付けられている。アーム部材6は、細長い板状の部材であって、その長手方向に沿って長孔61が開設されている。軸体4の他端の端面からは、長孔61に嵌められる凸部42が突出しており、凸部42の端面にはねじ孔43が形成されている(図5参照)。ねじ付きノブ44を、ワッシャ(図示せず)を挿入してねじ孔43に螺合させることで、アーム部材6は、軸体4の端面とねじ付きノブ44(或いはワッシャ)との間で挟持される(ねじ付きノブ44とワッシャは、図7に示したねじ付きノブ67及びワッシャ64bと同様なものであってよい)。図5は、ねじ付きノブ44及びワッシャを取り外した状態を示す背面図である。
アーム部材6における軸体4の他端の凸部42の固定位置は、アーム部材4の長手方向に沿って変更可能である。つまり、アーム部材6の長孔61に沿って、軸体4の凸部42の位置は変更可能であって、軸体4の凸部42が長孔61に嵌まった状態で、アーム部材6をその長手方向に沿って摺動させて、所望の位置にてねじ付きノブ44を用いてアーム部材6の位置を固定することができる。
アーム部材6は、軸体4の凸部42が長孔61を規定するアーム部材6内面の上側領域に当たる状態と、軸体4の凸部42が当該内面の下側領域に当たる状態との間で長手方向に沿って摺動可能である。なお、軸体4の他端の下側の領域にてベース部材2に切欠き23が形成されていることで、ベース部材2とアーム部材6との干渉が避けられている。なお、軸体4の凸部42が長孔61を規定するアーム部材6内面の上側領域に当たる状態、つまり、アーム部材6が最も下げられた状態において、アーム部材6がベース部材2の下面から突出しないように構成されるのが好ましい。
図6は、図4の一部を拡大した平面図である。図7は、図6に示されたトレーニング装置1の一部を分解した状態を示す説明図である。トレーニング装置1は、使用者の腕の運動に負荷を与える手段として、3つのガススプリング7a−cを備えている。ガススプリング7a−cの一端は、アーム部材6に回動自在に取り付けられている。より具体的には、ガススプリング7a−cのピストンロッド71の一端には、開口(図示せず)が開設されたブラケット72が固定されており、これらブラケット72の開口には、アーム部材6の上部に設けられた円柱状の軸体62が挿入される。軸体62は、アーム部材6を貫通するように配置及び固定されており、アーム部材6の外向きの主面から突出する軸体62の第1部分は、アーム部材6の内向きの主面から突出する軸体62の第2部分よりも長くなっている。
軸体62の両端面には、ねじ孔(図示せず)が形成されている。ガススプリング7aのブラケット72の開口には、軸体62の第2部分が挿入される。アーム部材6とブラケット72の間には、(軸体62の第2部分に挿入された)環状の緩衝部材63aが介挿される。軸体62の第2部分の端面に形成されたねじ孔には、ワッシャ64aが挿入されたねじ65が螺合する。ワッシャ64aとブラケット72の間には、(軸体62の第2部分に挿入された)環状の緩衝部材63bが介挿される。緩衝部材63a及び緩衝部材63bは、ナイロン等の可撓性を有する樹脂で形成されている(後述する緩衝部材63c−d、緩衝部材84a−dについても同様)。
ガススプリング7b−cのブラケット72の開口には、軸体62の第1部分が挿入される。アーム部材6とガススプリング7bのブラケット72の間には、(軸体62の第1部分に挿入された)環状の緩衝部材63cが介挿される。ガススプリング7bのブラケット72とガススプリング7cのブラケット72の間には、(軸体62の第1部分に挿入された)スペーサ66が介挿される。スペーサ66は、ガススプリング7bとガススプリング7cとの間に間隔を確保するために配置されている(後述するスペーサ87も同様)。軸体62の第1部分の端面に形成されたねじ孔には、ワッシャ64bが挿入されたねじ付きノブ67が螺合する。ワッシャ64bとガススプリング7cのブラケット72の間には、(軸体62の第1部分に挿入された)環状の緩衝部材63dが介挿される。
ガススプリング7a−cの他端は、支持部材8に回動自在に取り付けられている。より具体的には、ガススプリング7a−cのシリンダ73の一端には、開口(図示せず)が開設されたブラケット74が固定されており、これらブラケット74の開口には、支持部材8に設けられた円柱状の軸体81が挿入される。支持部材8は、板状の基部82と、基部8に対して垂直に延出する延出部83とを備えており、軸体81は、延出部83を貫通するように配置及び固定される。延出部83の外向きの主面から突出する軸体81の第1部分は、延出部83の内向きの主面から突出する軸体81の第2部分よりも長くなっている。
軸体81の両端面には、ねじ孔(図示せず)が形成されている。ガススプリング7aのブラケット74の開口には、軸体81の第2部分が挿入される。支持部材8の延出部83とブラケット74の間には、(軸体81の第2部分に挿入された)環状の緩衝部材84aが介挿される。軸体81の第2部分の端面に形成されたねじ孔には、ワッシャ85aが挿入されたねじ86が螺合する。ワッシャ85aとブラケット74の間には、(軸体81の第2部分に挿入された)環状の緩衝部材84bが介挿される。
ガススプリング7b−cのブラケット74の開口には、軸体81の第1部分が挿入される。支持部材8の延出部83とガススプリング7bのブラケット74の間には、(軸体81の第1部分に挿入された)環状の緩衝部材84cが介挿される。ガススプリング7bのブラケット74とガススプリング7cのブラケット74の間には、(軸体81の第1部分に挿入された)スペーサ87が介挿される。軸体81の第1部分の端面に形成されたねじ孔には、ワッシャ85bが挿入されたねじ付きノブ88が螺合する。ワッシャ85bとガススプリング7cのブラケット74の間には、(軸体81の第1部分に挿入された)環状の緩衝部材84dが介挿される。
支持部材8は、ベース部材2に着脱自在に取り付けられている。具体的には、ベース部材2の上面には、支持部材8の基部82が載置される板状の第1台座25aが固定されており、第1台座25aの上面には、棒状のねじ部26aが立設されている。支持部材8の基部82には、開口89が開設されており、支持部材8は、基部82の開口89にねじ部26aが通された状態で、第1台座25aに載置される。基部82には、切欠きが形成された押さえ部材91が配置され、押さえ部材91の切欠きには、ねじ部26aが挿入される。ねじ部26aには、クランプレバー92が取り付けられる。クランプレバー92には、ねじ部26aが螺合する内ねじが形成された円筒部が設けられており、当該円筒部の上部には、レバーの一端が回動自在に枢支されている。クランプレバー92をねじ部26aと螺合させて締め込むことで、基部82上に配置された押さえ部材91が、クランプレバー92によって押圧される。これにより、支持部材8が、第1台座25a上に固定される。
図1乃至図4等に示すように、板状のベース部材2の各縁部24の付近には、略円筒状のグリップ部材27a−bが立設されている。グリップ部材27a−bは、レバー5が設けられた軸体4の一端側にて、各縁部24の略中央付近に配置されている。図2に示すトレーニング装置1の背面図において、右側に位置するグリップ部材27aは、(例えば右利きの)使用者が、トレーニング装置1を用いて右腕の腕力を強化するトレーニングを行う場合に、使用者の左手によって把持される。図2において左側に位置するグリップ部材27bは、(例えば左利きの)使用者が、トレーニング装置1を用いて左腕の腕力を強化するトレーニングを行う場合に、使用者の右手によって把持される。
使用者がトレーニング装置1を用いてトレーニングを行う場合、まず、適切な高さの台(図示せず)の上にトレーニング装置1が置かれる。この台は、床や地面から適切な高さにトレーニング装置1を配置できるものであればよく、例えば、一般家庭にあるダイニングテーブルやサイドテーブルが使用されてよい。
図1乃至図6に示すトレーニング装置1の形態は、トレーニング装置1を用いて右腕の腕力を強化するトレーニングを行う場合のものである。使用者は、台座の上に(図1乃至図6に示す形態の)トレーニング装置1を載置した後、レバー4と正対するようにトレーニング装置1の正面側に身を置く。そして、使用者は、グリップ部材27aを左手で把持すると共に、右腕を屈曲させて肘をベース部材2の上面に置いた状態で、レバー5(のクッション部材52)を右手で把持する。そして、使用者は、ガススプリング7a−c側にレバー5を倒す又は回転させるように右腕に力を加える。
使用者がレバー5を倒すように右腕に力を加えると、その力は軸体4に伝わり、軸体4は、ガススプリング7a−c側にアーム部材6を倒すように回転する。これにより、ガススプリング7a−cのピストンロッド71がシリンダ73側に押されて収縮する。ピストンロッド71が収縮することで、ガススプリング7a−cのピストンロッド71に反発力が生じる。当該反発力がアーム部材6、軸体4、レバー5を介して使用者の右腕に伝わる。このようにして、レバー5を倒す使用者の右腕の動作に負荷が加わる。使用者が右腕に力を加えるのを止めると、反発力によりピストンロッド71は元の位置に戻る。レバー5を倒す動作を繰り返し行うことで、使用者の右腕の腕力の強化が図られる。
図8は、トレーニング装置1の背面図であって、図2に示す状態からガススプリング7a−c側にレバー5が倒された状態を示している。ガススプリング7aのピストンロッド71には円筒状の規制部材75が固定されており、ピストンロッド71が所定距離だけシリンダ73に入り込むと、規制部材75がガススプリング7aのシリンダ73の端部と当接することで、さらなるレバー5の回転が制限される。
ガススプリング7a−cのピストンロッド71に加わる反発力は、ピストンロッド71のストロークに比例するが、ピストンロッド71の最小長付近では、反発力がストロークに比例しないことが起こり得る。故に、ガススプリング7aのピストンロッド71における規制部材75の固定位置は、反発力とストロークとの比例関係が満たされる範囲内でレバー5が可動するように決定されるのが好ましい。
使用者の右腕の腕力を強化するトレーニングはトレーニング装置1を用いて上述したように行われるが、トレーニング装置1は、使用者の左腕の腕力を強化するトレーニングにも使用できる。図9は、使用者が左腕の腕力を強化するために使用する場合の形態を示すトレーニング装置1の背面図である。図9に示す形態における支持部材8の位置は、軸体4に対して、図1等に示す形態における支持部材8の位置とは反対側にある。図1乃至図6に示した形態から図9に示す形態へのトレーニング装置1の変更は、以下のようにして行う。
まず、図1乃至図6に示した形態において、クランプレバー92が緩められて、クランプレバー92と第1台座25aのねじ部26aとの螺合状態が解除されて、押さえ部材91が取り外される。その後、ガススプリング7a−cをアーム部材6の軸体61回りで回転させて、支持部材8の基部82の開口89から第1台座25aのねじ部26aが抜かれる。ベース部材2には、ねじ部26bを備えており、第1台座25aと同様な構成を有する第2台座25bが固定されている(図4参照)。第2台座25bの場所は、軸体4に対して第1台座25aの反対側にあり、より厳密には、第2台座25bは、ベース部材2の上面に対して垂直であって軸体4の回転中心軸Xを含む面に対して第1台座25aと鏡像対称な位置に配置されている。
ガススプリング7a−cをアーム部材6の軸体61回りで回転させると共に、支持部材8をその軸体81回りで回転させることで、支持部材8の基部82が下側に向いた状態で、ガススプリング7a−cのシリンダ73側が第2台座25bのねじ部26bへと接近する。そして、基部82の開口89に第2台座25bのねじ部26bが挿入された状態で、支持部材8が第2台座25bに置かれる。その後、支持部材8の基部82上に押さえ部材91が配置される。押さえ部材91の切欠きには、ねじ部26bが挿入される。その後、クランプレバー92をねじ部26bと螺合させて締め付けることで、第2台座25bへの支持部材8の固定が完了し、トレーニング装置1は、図9に示す左腕の腕力強化を行う場合の形態に至る。
上述したように、アーム部材6における軸体4の凸部42の固定位置は、長孔61に沿って変更可能である。アーム部材6における軸体4の凸部42の固定位置に応じて、使用者がレバー5を倒すのに要する力は異なる。凸部42が長孔61を規定するアーム部材6内面の上側領域に当接している場合、使用者がレバー5を倒すのに要する力は最も小さくなる(図5参照)。凸部42が長孔61を規定するアーム部材6内壁の下側領域に当接している場合、使用者がレバー5を倒すのに要する力は最も大きくなる。使用者は、アーム部材6における軸体4の凸部42の固定位置を適宜変更することで、トレーニングの負荷を調整することができる。
本実施形態のトレーニング装置1は、3つのガススプリング7a−cを備えているが、2つのガススプリング7b−cについては、工具を用いることなく着脱自在に構成されている。つまり、使用者が手でねじ付きノブ67及びねじ付きノブ67を回転させて取り外すことで、ガススプリング7b−cを容易に取り外すことができる。
トレーニング装置1は、上述した形態に加えて、ガススプリング7aのみが装着されている形態でも、さらには、ガススプリング7aに加えてガススプリング7bが装着されている形態でも使用することが可能である。使用者は、トレーニング装置1に装着されるガススプリング7a−cの数を選択することでも、トレーニングの負荷を調整することができる。
図10は、ガススプリング7aのみが装着されている形態のトレーニング装置1を示す図6に相当する平面図である。当該形態では、ガススプリング7b−cのブラケット72と、緩衝部材63cと、スペーサ66との代わりに、トレーニング装置1の付属品として提供されるスペーサ66’がアーム部材6の軸体62に挿入されている。スペーサ66’の長さは、ガススプリング7b−cのブラケット72、緩衝部材63c、及びスペーサ66の(軸体62に沿った)長さの合計に一致又はほぼ一致している。
また、ガススプリング7b−cのブラケット74と、緩衝部材84cと、スペーサ87との代わりに、トレーニング装置1の付属品として提供されるスペーサ87’が支持部材8の軸体81に挿入されている。スペーサ87’の長さは、ガススプリング7b−cのブラケット74、緩衝部材84c、及びスペーサ87の(軸体81に沿った)長さの合計に一致又はほぼ一致している。
図11は、ガススプリング7a−bが装着されている形態のトレーニング装置1を示す図6に相当する平面図である。当該形態では、ガススプリング7cのブラケット72と、スペーサ66との代わりに、付属品として提供されるスペーサ66’’がアーム部材6の軸体62に挿入されている。スペーサ66’’の長さは、ガススプリング7cのブラケット72及びスペーサ66の(軸体62に沿った)長さの合計に一致又はほぼ一致している。
また、ガススプリング7cのブラケット74と、スペーサ87との代わりに、スペーサ87’’が支持部材8の軸体81に挿入されている。付属品として提供されるスペーサ87’’の長さは、ガススプリング7cのブラケット74及びスペーサ87の(軸体81に沿った)長さの合計に一致又はほぼ一致している。
グリップ部材27a−bは、着脱自在にベース部材2に取り付けられている。図2乃至図4等に示すようにベース部材2の縁部22の近傍には、一対のねじ部28が離間して立設されている。グリップ部材27a−bの下端面にはねじ孔(図示せず)が開設されており、図1等に示す状態では、グリップ部材27a−bは、両縁部24の近傍に立設されたねじ部29(図1及び図12参照)と螺合することでベース部材2に取り付けられている。
図1乃至図4等に示す状態からグリップ部材27a−bを取り外して、両方のねじ部28に螺合させると共に、レバー5を軸体4と同一直線上に配置させることで、トレーニング装置1を図12に示す形態に変形させることができる。当該形態では、グリップ部材27a−bを下側にしてベース部材2が鉛直方向に沿うようにしてトレーニング装置1を安定に縦置きすることが可能となる。この際、グリップ部材27a−bは、トレーニング装置1の支持足として機能する。このように縦置きできることで、不使用時におけるトレーニング装置1の収納スペースは、著しく低減する。
上記実施形態のトレーニング装置1は、最大で3つのガススプリング7a−cを装着可能であるが、本考案において、トレーニング装置に装着されるガススプリングの最大数は、3以外であってよく、例えば、トレーニング装置1は、1つのガススプリングのみを有するものであってもよい。
上述したように、上記実施形態のトレーニング装置1では、第2台座25bは、ベース部材2の上面に対して垂直であって軸体4の回転中心軸Xを含む面に対して第1台座25aと鏡像対称な位置にてベース部材2の上面に配置されている。第1台座25aと第2台座25bとに、支持部材8は選択的に取り付けられるが、第1台座25aにおける支持部材8の取り付け位置と、第2台座25bにおける支持部材8の取り付け位置とは、基部82の開口89の大きさで規定される範囲で調節可能である。つまり、第1台座25aのねじ部26a又は第2台座25bのねじ26bが開口89を規定する縁部の一端と他端とに当接する範囲で、第1台座25aと第2台座25bの上における支持部材8の位置は(ベース部材2の長手方向に沿って)調節することができる。
本考案において、支持部材8をベース部材2に着脱自在に固定する機構は、上記実施形態のトレーニング装置1のものに限定されず、本考案の作用効果が得られる限りにおいて任意の固定機構が使用されてよい。上記実施形態のトレーニング装置1とは異なり、第1台座25aと第2台座25bの上における支持部材8の位置、或いは、ベース部材2上における支持部材8の(選択可能な)取り付け位置を、一意に定めるような固定機構が使用されてよい。例えば、上記実施形態にて、ねじ部26a−bが台座25a−bから除去されて、支持部材8の基部82と台座25a−bとがボルト等で固定されてもよい。
上記実施形態のトレーニング装置1では、ベース部材2とアーム部材6との干渉を避けるために、ベース部材2に切欠き23が形成されているが、切欠き23の代わりに開口がベース部材2に開設されてもよい。
上記実施形態の説明は、本考案を説明するためのものであって、実用新案登録請求の範囲に記載の考案を限定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。また、本考案の各部構成は上記実施形態及び実施例に限らず、実用新案登録請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1 トレーニング装置
2 ベース部材
23 切欠き
27a−b グリップ部材
3a−b 軸受けアセンブリ
31 軸受け
4 軸体
5 レバー
6 アーム部材
61 長孔
7a−c ガススプリング
75 規制部材
8 支持部材

Claims (8)

  1. 板状のベース部材と、
    前記ベース部材の上面に取り付けられた少なくとも1つの軸受と、
    前記少なくとも1つの軸受に回転自在に支持された軸体と、
    前記軸体の一端に取り付けられており、使用者によって把持されるレバーと、
    前記軸体の他端に取り付けられたアーム部材と、
    少なくとも1つのガススプリングと、
    前記少なくとも1つのガススプリングの各々の一端が回転自在に取り付けられる支持部材と、
    を備えており、
    前記少なくとも1つのガススプリングの各々の他端は、前記アーム部材に回転自在に取り付けられ、
    前記支持部材は、第1位置と第2位置にて選択的に着脱自在に前記ベース部材に取り付け可能であり、
    前記第2位置は、前記軸体に対して前記第1位置とは反対側にある、腕力強化用トレーニング装置。
  2. 前記アーム部材における前記軸体の他端の固定位置は、前記アーム部材の長手方向に沿って変更可能である、請求項1に記載の腕力強化用トレーニング装置。
  3. 前記ベース部材には、前記軸体の他端の下側の領域にて切欠き又は開口が形成されている、請求項1又は請求項2に記載の腕力強化用トレーニング装置。
  4. 前記少なくとも1つのガススプリングは、複数のガススプリングを含んでおり、装着されるガススプリングの数を1乃至前記複数の間で選択できる、請求項1乃至3の何れかに記載の腕力強化用トレーニング装置。
  5. 前記少なくとも1つのガススプリングは、工具を用いることなく着脱自在に構成された少なくとも1つのガススプリングを含む、請求項1乃至4の何れかに記載の腕力強化用トレーニング装置。
  6. 前記少なくとも1つのガススプリングは、ピストンロッドに規制部材が取り付けられたガススプリングを含んでおり、そのガススプリングのシリンダに前記ピストンロッドが所定距離だけ入り込むと、前記規制部材が前記シリンダの端部と当接する、請求項1乃至5の何れかに記載の腕力強化用トレーニング装置。
  7. 前記ベース部材の上面に着脱自在に立設される略円筒状の一対のグリップ部材を更に備えており、
    前記一対のグリップ部材は、前記軸体の一端側にて互いに離間して立設可能であり、
    前記一対のグリップ部材は、前記軸体の他端側にて前記ベース部材の縁に近接して、且つ互いに離間して立設可能である、請求項1乃至6の何れかに記載の腕力強化用トレーニング装置。
  8. 前記レバーは、前記軸体の回転軸に垂直な回転軸回りで回動自在に前記軸体の一端に取り付けられており、
    前記レバーは、前記軸体に対して略垂直な位置と、前記軸体と同一直線上に配置された位置との間で配置可能である、請求項1乃至7の何れかに記載の腕力強化用トレーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106901945A (zh) * 2017-04-11 2017-06-30 安阳市翔宇医疗设备有限责任公司 康复治疗动态手臂支架

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