JP3206247U - 吸収性物品の包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】主として収容された吸収性物品と異なる、少数の吸収性物品が包装袋の外観から容易に視認されない吸収性物品の包装体の提供。【解決手段】包装体10に収容された複数の吸収性物品20,30は、第1方向Xに並んで配置されている第1吸収性物品20と、第1吸収性物品20とは異なる外観を有し且つ第1吸収性物品20よりも少数である第2吸収性物品30とを有し、第1方向Xにおいて、第2吸収性物品30の両側には少なくとも1つの第1吸収性物品20が位置し、外観視において、第2吸収性物品30が視認されない。【選択図】図2

Description

本考案は、使い捨ておむつや使い捨てナプキン等の吸収性物品の包装体に関する。
従来、使い捨ておむつ及び生理用ナプキンなどの吸収性物品を、プラスチックシートから成る包装袋に収容してなる包装体は、公知である。例えば、特許文献1には、チューブ状フィルムから形成されている包装袋に複数の吸収性物品を収容した、略直方体状の包装体を開示する。
特開2011−84310号公報
従来の包装体において、包装袋は、透明又は半透明のプラスチックシートから形成されており、外観における意匠性を向上させるために、部分的にデザインや商品名などが印刷によって着色されている。かかる包装袋においては、包装袋の印刷されていない非着色部分又は薄い色の印刷が施されている着色部分を通して、収容されている吸収性物品が、外観視において視認可能であることがある。
したがって、例えば、包装体内において、他の吸収性物品(第1吸収性物品)と異なる外観を有する吸収性物品(第2吸収性物品)を収容した場合には、非着色部分から第2吸収性物品が視認(透視)されてしまう。かかる場合において、第2吸収性物品が包装体に含まれているか否かわからないことを購買意欲を向上させる販売効果(第2吸収性物品が入っている包装体を、いわば、「当たり」とする)として使用するときには、非着色部分を介して第2吸収性物品を容易に視認することができ、その目的を達成することができない。一方、かかる事態を避けるために、包装袋全体に印刷をして着色を施した場合には、製造コストが増加する。
本考案は、従来の吸収性物品の包装体の改良であって、主として収容された吸収性物品と異なる、少数の吸収性物品が包装袋の外観から容易に視認されない吸収性物品の包装体の提供を課題としている。
本考案は、互いに交差する第1方向、第2方向及び第3方向を有し、透明または半透明のプラスチックシートから形成された包装袋と、この包装袋に複数の吸収性物品を収容して構成される包装体に関する。
本考案に係る吸収性物品の包装体においては、前記複数の吸収性物品は、前記第1方向に並んで配置されている第1吸収性物品と、前記第1吸収性物品とは異なる外観を有し且つ前記第1吸収性物品よりも少数である第2吸収性物品とを有し、前記第1方向において、前記第2吸収性物品の両側には少なくとも1つの前記第1吸収性物品が位置し、外観視において、前記第2吸収性物品が視認されない。
前記第2吸収性物品の外形寸法が、前記第1吸収性物品の外形寸法よりも小さいことから、包装袋の非着色部分から第2吸収性物品が視認されない。
包装袋は、着色された部分のうちで最も濃い最濃色部分又は前記第2吸収性物品に着色された色と同系色の同系着色部分から形成されたマスキング部分を有し、前記第2吸収性物品は前記マスキング部分と重なって位置することから、第2吸収性物品が、包装袋の外部から容易に視認されることはない。
前記第1吸収性物品及び前記第2吸収性物品は、前記第2方向に沿う縦方向と前記第3方向に沿う横方向とを有し、少なくとも前記横方向へ弾性収縮可能であって、非収縮状態において、前記第1吸収性物品の外形寸法と前記第2吸収性物品の外形寸法とが同等であることから、包装体にはすべて同サイズの吸収性物品が収容されており、着用者は、身体のサイズに合った、すべての吸収性物品を使用することができる。
前記第1吸収性物品と前記第2吸収性物品とが並んだ状態において、前記第1吸収性物品は、前記第2方向において前記第2吸収性物品の上端縁から外方へ延出する延出端部を有し、前記延出端部の前記第2方向における寸法が5〜30mmであるから、包装袋の非着色部分を介して第2吸収性物品が視認されるのを確実に抑制することができるとともに、第2吸収性物品を第1吸収性物品と同等の外形寸法を有することができる。
前記第2方向において対向する第1面及び第2面と、前記第1面側において前記第1方向に並ぶ前記複数の吸収性物品からなる第1物品群と、前記第2面側において前記第1方向に並ぶ前記複数の吸収性物品からなり前記第1物品群に積層される第2物品群とを有し、前記包装袋は、着色された着色部と、少なくとも前記第2面に位置する着色されていない非着色部分とを有し、前記第2吸収性物品は、前記第1物品群の中に配置されることから、非着色部分が位置する第2面側から第2吸収性物品が視認されるのを抑制することができる。
上記包装体において、第2吸収性物品は、複数の第1吸収性物品の間に挟まれて配置されているので、包装袋のデザインに関わらず、外側から視認されない。したがって、外観視において、購入者に第2吸収性物品の有無や数を把握されることはなく、包装体は、購買者の購買意欲を向上させる販促効果を発揮する。
図面は、本考案の特定の実施の形態を示し、考案の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本考案の一実施形態にかかる包装体の斜視図。 (a)包装体の内部に収容された吸収性物品の態様を示す図。(b)包装体の下面の平面図。 第1吸収性物品の間に位置する第2吸収性物品の斜視図。 第1方向において重なる第1吸収性物品と第2吸収性物品との平面図。
下記の実施の形態は、図1〜4に示す吸収性物品の包装体に関し、不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1〜3を参照すると、包装体10は、チューブ状の包装袋10aから形成されており、第1方向Xと、第2方向Yと、それらに直交する第3方向Zとを有する略直方体であって、Y方向において対向する第1面(天面)11及び第2面(底面)12と、第1方向Xにおいて対向する第3面(側面)13及び第4面(側面)14と、第3方向Zにおいて対向する第5面(正面)15及び第6面(背面)16とを有する。本明細書において、第1方向は、横方向又は幅方向、第2方向は上下方向、第3方向は、前後方向ともいう。
包装体10は、透明又は半透明プラスチック製の包装袋10aから形成されており、包装袋10aは、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の比較的に柔軟な素材を材料とした、質量40〜50g/mの可撓性プラスチックフィルムから形成される。包装袋10aは、Y方向に開口部を有する筒状の可撓性プラスチックフィルムの端部を互いに重ね合わせた状態で山折りにして、該開口部をヒートシール加工によって封止したガゼット袋状を呈しており、第1及び第2面11,12には、ヒートシール加工によって形成されたそれらの面から突出する封止部8,9がX方向へ延びている。第1面11の封止部8には、第1方向へ延びる開口からなる手持ち部8aが形成されている。また、包装体10の第3面13の第3方向Zの中央部には、第2方向Yへ延びる、包装体10の開封手段であるミシン目からなる開封ライン7が形成されている。本実施形態の技術的効果を奏する限りにおいて、包装袋10aは、ガゼット袋状でなくてもよいし、開封ライン7は、包装体10の他の面又は複数の面に形成されていてもよい。また、包装袋10aは可撓性を有するプラスチックシート製であるから、包装体10の各面11−16は、水平な面だけではなく、その一部凹凸を有する面を含むことがある。
包装袋10aは、印刷によって着色された着色部分18と、着色されていない非着色部分19とを有する。包装袋10aは、意匠性を高めるために全体として印刷による着色部分18が多く含まれており、非着色部分19の割合は小さくなっている。本実施形態においては、第2面12全体と、第1,3,4面11,13,14の一部に非着色部分19が位置している。これらの非着色部分19は、意図的又は意図せずに形成されるものであって、包装袋10aの製造工程上、印刷加工を施すことができない部分にのみ形成されることもある。包装袋10aの着色部分18には、有彩色の着色が施されているとともに、キャラクター、装飾模様、キャッチフレーズ、商標等の各種の意匠要素が配されている。
図2(a)を参照すると、包装体10内には、複数の吸収性物品20,30がそれぞれ2つ折りにされ(パンツ型おむつの場合には、そのままの状態で)、第1方向Xへ整列された状態で収容されており、集合体を形成している。具体的には、集合体は、吸収性物品20,30を第2方向Yに積層して構成された、第1面11側に位置する第1物品群41と、第2面12側に位置する第2物品群42とを有する。第1及び第2物品群41,42において、吸収性物品20,30は、第1方向Xへ整列して収容されている。集合体は、第2方向Yへ積層された2段構造のほかに、2段以上の複数段から構成されていてよいし、各物品群41,42に含まれる吸収性物品は、少なくとも、第2吸収性物品30と第1方向Xにおいて両側に位置する第1吸収性物品20とによる3つ以上であればよい。
図2〜図4を参照すると、吸収性物品20,30は、集合体を主として構成する第1吸収性物品20と、第1吸収性物品20と比較して少数の第2吸収性物品30とを有する。第1及び第2吸収性物品20,30は、それぞれ、前ウエスト域21,31、後ウエスト域22,32、前後ウエスト域間に位置するクロッチ域23,33を有するおむつ本体24,34と、おむつ本体24,34内においてクロッチ域23,33から前後ウエスト域21,22,31,32へ延びる吸収体25,35とを含む。本実施形態において、第1及び第2吸収性物品20,30は、前後ウエスト域21,22,31,32の両側縁部が予め連結された、いわゆる、パンツ型(プルオンタイプ)のおむつであって、包装体10内において、ウエスト開口縁部が下方へ(第2面12側へ)向くように配置されており、第1物品群41に属する吸収性物品20,30のウエスト開口縁部と第2物品群42に属する吸収性物品20,30のクロッチ域とが第2方向Yにおいて互いに対向して(当接して)位置している。
第1及び第2吸収性物品20,30は、それぞれ、前後ウエスト域21,22,31,32において横方向(包装体10の第3方向Z)へ延びる第1弾性体(ウエスト弾性体)26,36と、クロッチ域23,33において縦方向(包装体10の第2方向Y)へ延びる第2弾性体27,37(レッグ弾性体)とを有する。包装体10の包装された状態において、第1及び第2弾性体26,27,36,37は収縮された状態にあり、第1及び第2吸収性物品20,30の外面には、これらの弾性体の収縮作用によって複数のギャザーが形成されている。
なお、図2(a)において、吸収性物品20,30が包装体10内に収容された状態を示しているが、これらの図は、説明のために、包装体10内を模式的に表すものであって、実際には、吸収性物品20,30は、包装体10内にその重なる方向へ圧縮された状態で収容されているので、包装体10内にはほとんど隙間が形成されていないものと理解されたい。
第1吸収性物品20は、その外面に装飾要素が施されていないのに対し、第2吸収性物品30は、外面全体が着色されている。第2吸収性物品30には、その外面全体に着色が施されていることによって、外観上、第1吸収性物品と容易に識別可能であって、また、購入者の購買意欲を向上させることができる。包装体10内において、第2吸収性物品30は、含まれていないか又は含まれていたとしても、第1吸収性物品20と比較して低い割合でランダムに含まれている。具体的には、第2吸収性物品30の収容数の割合は、第1吸収性物品20の収容数に対して0〜20%である。したがって、包装体10のすべてに第2吸収性物品30が含まれているわけではなく、第2吸収性物品30が含まれていないこともあるし、第2吸収性物品30が複数含まれていることもある。図示例では、第1及び第2物品群41,42のそれぞれに、第2吸収性物品30が1つずつ配置されている。各第2吸収性物品30の外面には、印刷による同一の着色模様が付されていてもよいし、異なる着色模様によって互いに異なる外観を有していてもよい。第2吸収性物品30が、それぞれ、異なる外観を有する場合には、くじ的要素をより向上させることができる。
このように、第2吸収性物品30が包装体10に収容されているか、又は、収容されていても第1吸収性物品20に比べて極く少数であることから、第2吸収性物品30が含まれている包装体10又は第2吸収性物品30自体を「当たり」と称して、包装袋10aや複数の包装体10が並べられた小売店等の陳列棚の広告販売用ツール(チラシ、看板)に告知することによって、販促効果を奏し、購入者の購買意欲を向上させることができる。ただし、包装袋10aは、透視可能な肉薄のプラスチックシートから形成されていることから、購入前に、購入者が包装体10の内部に含まれている第2吸収性物品30を視認(又は透視)することができる場合には、クジ的要素が無くなって、販促効果が減退するおそれがある。一方、かかる事態を避けるために、包装袋10aの着色部分18を濃く着色する場合には、インク量を増やすことになるので製造コストが増えるおそれがあり、また、透視を防止するために包装袋10aを肉厚のプラスチックシートから形成した場合には、開封するときに、開封ライン7に沿って破断し難くなるおそれがある。
再び、図3を参照すると、第1及び第2物品群41,42において、第2吸収性物品30の第1方向Xの両側には少なくとも1つの第1吸収性物品20が位置している。また、第2吸収性物品30の外形寸法が第1吸収性物品20の外形寸法よりも小さくなっている。したがって、第2吸収性物品30は、第1方向Xにおいて第2吸収性物品20に囲まれた態様となることから、購入者が包装袋10aの非着色部分19を介して内部を視たときに、その外観が視認されることはない。ここで、「包装袋10aの内部に収容された吸収性物品20,30が外観において視認されない」とは、包装体が販売されている小売店やドラッグストア等の室内において照明として通常使用されている光源、例えば、白色LEDライトや昼光色蛍光灯等の下、購入者が包装体10を手に取って視認する程度の離間距離(例えば、約10〜30cm)において吸収性物品20,30が透視されないことを意味する。
具体的には、包装形態において、第1吸収性物品20は、第2方向Yにおいて第2吸収性物品30の上端縁30a(クロッチ域33の下端)から外方へ延出する第1延出部分(延出部分)61と、第3方向Zにおいて第2吸収性物品30の側縁から外方へ延出する第2延出部分62とを有する。第1吸収性物品20の第2方向Yの寸法(縦方向の寸法)L1が150〜250mm、第3方向Zの寸法(横方向の寸法)W1が100〜250mmである場合において、第1延出部分61の第2方向Yの寸法W2と第2延出部分62の第3方向Zの寸法W3とは、5〜30mmであることが好ましい。第1延出部分61の寸法W2と第2延出部分62の寸法W3とが5mm以下の場合には、非着色部分19から第2吸収性物品30が視認されるおそれがあり、一方、第1延出部分61の寸法W2と第2延出部分62の寸法W3とが30mmを超える場合には、第1吸収性物品20と第2吸収性物品30との間に比較的に大きな段差が形成されるので、例えば、包装体10を積層して搬送するときに、その形状が大きく崩れてしまうおそれがある。
また、第2吸収性物品30の外形寸法が第1吸収性物品20の外形寸法と同じであって、第2吸収性物品30が包装袋10aの着色部分18のうちで最も濃く着色された最濃色部分及び/又は、第2吸収性物品30の外面に着色された色と同系色からなる同系色部分からなるマスキング部分18A,18Bと重なる位置に第2吸収性物品30を配置することによって、第2吸収性物品30が透視されるのを抑制することもできる。包装袋10a全体を濃く着色する場合にはインク量が増加して製造コストが負担となるが、一部のみ濃く着色又は第2吸収性物品30と同系色に着色してマスキング部分18A,18Bと重なる位置に第2吸収性物品30を配置することよって、使用するインク量を抑えて、第2吸収性物品30の透視を抑制することができる。したがって、包装体10内において、第2吸収性物品30の両側(第1方向Xの両側)に少なくとも1つの第1吸収性物品20が位置し(第1要件)、かつ、第2吸収性物品30の外形寸法が第1吸収性物品20の外形寸法よりも小さいこと、又は、第2吸収性物品30が包装袋10aのうちのマスキング部分18A,18Bと重なって位置すること(第2要件)によって、第2吸収性物品30が包装体10の外観において視認するのを抑制することができる。図示例では、第1及び第2物品群41,42に配置された第2吸収性物品30と重なるように、動物(ペンギン)の形をした他の着色部分よりも濃色のマスキング部分18A,18Bが配置されている。なお、マスキング部分18A,18Bは、第2吸収性物品30の外面と同系色かつ包装体において最も濃い部分であることによって、よりマスキング効果を発揮しうる。
ここで、第2吸収性物品30の外形寸法が第1吸収性物品20の外形寸法よりも小さいとは、第2吸収性物品30の第2及び第3方向Y,Zにおける寸法のいずれか一方の寸法が第1吸収性物品20のそれよりも小さいことを意味する。したがって、第1吸収性物品30は、第1及び第2延出部分61,62のうちの少なくとも一方を有していればよい。また、マスキング部分18A,18Bを構成する同系色部分の「同系色」とは、色相環で近い色にある色のことを指し、明度差が小さい場合には色相差があっても視覚的には同色に視認されるため、明度差も考慮に入れて同系色かどうかを判断する。既述のとおり、包装体10において第2吸収性物品30が視認されないようにするためには、第1及び第2要件を満たすことが必要であるが、第2要件を重畳的に備えることがより効果的であって、すなわち、第2吸収性物品30の外形寸法が第1吸収性物品の外形寸法よりも小さく、かつ、第2吸収性物品30がマスキング部分18A,18Bと重なって位置することがより好ましい。
また、第2吸収性物品30は、その包装形態において、全体的に非着色部分19から形成されている第2面12側に位置する第2物品群42ではなく、第1面11側に位置する第1物品群41に配置することが好ましい。第2吸収性物品30が第2物品群42に位置する場合には、その一部が非着色部分19と当接して外部に透視され易くなるところ、第1物品群41に位置させることによって、第2面12に位置する非着色部分19に触れるのを防止することができる。また、第1物品群41において、第2吸収性物品30は、第1方向Xの両側、すなわち、第3及び第4面13,14側ではなく、第1方向Xの中央側に位置することが好ましい。包装袋10aは、第3及び第4面13,14の一部及び第1面11のそれらに対向する部分に非着色部分19を有していることから、第2吸収性物品30を中央側に配置することによって、非着色部分19に当接して透視されるのを抑制することができる。なお、第2吸収性物品30が第3及び第4面13,14に当接して透視されない限りにおいて、第3及び第4面13,14と第2吸収性物品30との間に少なくとも1つの第1吸収性物品20が配置されていればよい。
包装体10の包装状態において、第2吸収性物品30の外形寸法が第1吸収性物品20の外形寸法よりも小さくするためには、第2吸収性物品30として第1吸収性物品20よりも小さなサイズを用いることのほかに、同サイズの場合、第2吸収性物品30の第1方向X及び/又は第2方向Yにおける端部(ウエスト開口端部及び/又は両側縁部)を内側に折り曲げて収容させることによって、これらの寸法差を形成してもよい。さらに、第1及び第2吸収性物品30,40が同サイズ(同形同大)の場合には、第2吸収性物品40の一部を内側へ折り曲げなくても、その製造工程における、それらを包装体10に収容するタイミングを操作することによって、かかる寸法差を生じさせることができる。
第1及び第2吸収性物品20,30は、高速の連続生産工程において製造され、製造工程においては、第1及び第2弾性体26,27,36,37は、伸長された状態でおむつ本体24,34に取り付けられる。次に、第1吸収性物品20のみからなる集合体を両側から挟むように圧縮した状態で2段に積み重ねてチューブ状の包装袋10a内に収容して、第1及び第2面11,12に位置するシール部をシールして包装体10を形成する。さらに、第1面11側の封止部8を開封して(又は、予め第1面11はシールせずに開放させておいて)、第1面11側の開口から、包装体10内において圧縮された状態にある第1物品群41に属する第1吸収性物品20の間に、製造してから比較的に長時間放置(少なくとも5時間以上放置)されていた、第2吸収性物品30を挿し込むようにして配置する。第1吸収性物品20は、圧縮された状態で収容されていることから、第1及び第2弾性体26,27がまだ完全に収縮されていない状態で収容されているのに対し、比較的に長時間放置されていた第2吸収性物品30は、第1及び第2弾性体36,37が完全に収縮した状態にあることから、第1吸収性物品20に比べて外面に複数のギャザーが形成されて、その外形寸法が小さくなっている。
このように、包装体10に収容するタイミングを変えることによって、すなわち、包装体10の製造工程における作業者が、第2吸収性物品30を第1吸収性物品20の集合体に挿し込むように配置することによって、第1吸収性物品20と第2吸収性物品30とが同形同大の大きさに製造されたものであっても、製造された直後に非収縮状態のまま圧縮収容された第1吸収性物品20に比べて、比較的長時間放置されて完全に収縮された状態にある第2吸収性物品30の外形寸法を小さくすることができる。このとき、作業者が第2吸収性物品30を挿し込むときに、その外形寸法が第1吸収性物品20よりも小さくなるように押し込むようにして挿入することが好ましい。包装体10には第1吸収性物品20のサイズ(例えば、Mサイズ)が表記されており、第1及び第2吸収性物品20,30が同サイズの場合には、購入者が第2吸収性物品30についても通常通り使用することができる。
また、例えば、包装体10の製造時に、第1物品群41と第2物品群42とが同数の第1吸収性物品20から構成されている場合において、作業者が包装袋10aの第1面11に位置する封止部8を開封して、第1物品群41にのみ第2吸収性物品30を挿し入れるときには、第1物品群41において第1方向Xに並ぶ吸収性物品20,30の数が、(挿し入れた第2吸収性物品30の数だけ)第2物品群42よりも多くなる。それによって、第2吸収性物品30を含む第1物品群41では、第1方向Xにおいて、第2物品群42に比べてより圧縮された状態となるので、第1吸収性物品20の間に挟まれた第2吸収性物品30がより外部から透視され難くなる。
本明細書において、本考案の吸収性物品として使い捨てのパンツ型おむつを用いて説明したが、使い捨ての開放型おむつ、使い捨ての生理用ナプキン、生理用タンポン等の各種公知の吸収性物品であってもよい。また、本考案に係る包装体を構成する部材には、特に明記されている限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている、「第1」「第2」等の用語は、同種の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
10 包装体
10a 包装袋
11 第1面
12 第2面
18 着色部分
18A,18B マスキング部分
19 非着色部分
20 第1吸収性物品
30 第2吸収性物品
30a 第2吸収性物品の上端縁
41 第1物品群
42 第2物品群
61 延出端部(第1延出端部)
62 延出端部(第2延出端部)
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向

Claims (6)

  1. 互いに交差する第1方向、第2方向及び第3方向を有し、透明または半透明のプラスチックシートから形成された包装袋と、前記包装袋に複数の吸収性物品を収容して構成される包装体において、
    前記複数の吸収性物品は、前記第1方向に並んで配置されている第1吸収性物品と、前記第1吸収性物品とは異なる外観を有し且つ前記第1吸収性物品よりも少数である第2吸収性物品とを有し、
    前記第1方向において、前記第2吸収性物品の両側には少なくとも1つの前記第1吸収性物品が位置し、
    外観視において、前記第2吸収性物品が視認されないことを特徴とする包装体。
  2. 前記第2吸収性物品の外形寸法が、前記第1吸収性物品の外形寸法よりも小さい請求項1に記載の包装体。
  3. 前記包装袋は、着色された部分のうちで最も濃い最濃色部分又は前記第2吸収性物品に着色された色と同系色の同系着色部分から形成されたマスキング部分を有し、前記第2吸収性物品は前記マスキング部分と重なって位置する請求項1又は2に記載の包装体。
  4. 前記第1吸収性物品及び前記第2吸収性物品は、前記第2方向に沿う縦方向と前記第3方向に沿う横方向とを有し、弾性収縮可能であって、非収縮状態において、前記第1吸収性物品の外形寸法と前記第2吸収性物品の外形寸法とが同等である請求項2に記載の包装体。
  5. 前記第1吸収性物品と前記第2吸収性物品とが並んだ状態において、前記第1吸収性物品は、前記第2方向において前記第2吸収性物品の上端縁から外方へ延出する延出端部を有し、前記延出端部の前記第2方向における寸法が5〜30mmである、請求項2〜4のいずれかに記載の包装体。
  6. 前記第2方向において対向する第1面及び第2面と、
    前記第1面側において前記第1方向に並ぶ前記複数の吸収性物品からなる第1物品群と、前記第2面側において前記第1方向に並ぶ前記複数の吸収性物品からなり前記第1物品群に積層される第2物品群とを有し、
    前記包装袋は、着色された着色部分と、少なくとも前記第2面に位置する着色されていない非着色部分とを有し、
    前記第2吸収性物品は、前記第1物品群の中に配置される請求項1〜5のいずれかに記載の包装体。
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