JP3206061B2 - ディスプレイ付ヘルメット - Google Patents
ディスプレイ付ヘルメットInfo
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- JP3206061B2 JP3206061B2 JP34660891A JP34660891A JP3206061B2 JP 3206061 B2 JP3206061 B2 JP 3206061B2 JP 34660891 A JP34660891 A JP 34660891A JP 34660891 A JP34660891 A JP 34660891A JP 3206061 B2 JP3206061 B2 JP 3206061B2
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は航空機や地上車両などの
操縦者が、またはこれらの訓練用のシミュレ−タにおい
て操縦訓練者が、操縦の際に必要な情報を表示するため
のディスプレイをヘルメットに装着して、操縦者の眼前
にそれら情報を表示するディスプレイ付きヘルメットに
関するものである。
操縦者が、またはこれらの訓練用のシミュレ−タにおい
て操縦訓練者が、操縦の際に必要な情報を表示するため
のディスプレイをヘルメットに装着して、操縦者の眼前
にそれら情報を表示するディスプレイ付きヘルメットに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より航空機パイロットやその訓練を
行うフライトシュミレ−タの訓練者のために、航空機の
高度、姿勢等パイロットに伝えるべき情報を航行コンピ
ュ−タが時期に応じて選択し、パイロットのヘルメット
に備えたディスプレイに表示するディスプレイ付ヘルメ
ット（ヘルメットマウンテッドディスプレイ）がある。
このディスプレイに表示する情報の内容としては、単純
な数値情報だけでなく、夜や霧のなかでの無視界飛行に
おいては赤外線カメラ等の暗視装置により撮影した外景
の映像を映し出すものも考えられている。
行うフライトシュミレ−タの訓練者のために、航空機の
高度、姿勢等パイロットに伝えるべき情報を航行コンピ
ュ−タが時期に応じて選択し、パイロットのヘルメット
に備えたディスプレイに表示するディスプレイ付ヘルメ
ット（ヘルメットマウンテッドディスプレイ）がある。
このディスプレイに表示する情報の内容としては、単純
な数値情報だけでなく、夜や霧のなかでの無視界飛行に
おいては赤外線カメラ等の暗視装置により撮影した外景
の映像を映し出すものも考えられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】有視界飛行において
は、パイロットは、眼前の広い窓から前方及び左右を広
い視野で自由に見ながら操縦する。一方夜間や霧の中と
いった無視界飛行になると、肉眼では外の景色が十分に
は確認できないため、赤外線カメラ等によって有視界飛
行と同等の視野の映像を映し出してパイロットに提供す
ることが望まれている。 しかしながら、カメラを用い
て撮影した外景をディスプレイに映し出す場合は、その
映し出す視野を広げれば画像の解像度が低下してしま
い、不鮮明な映像になる。逆に解像度を高く保って鮮明
な映像を映し出そうとすると、限られた範囲の狭い視野
の映像になってしまう。そのため従来方法で、通常のカ
メラにより映した映像をパイロットが見て操縦するとき
は、パイロットが必要に応じて広視野で低解像度の映像
か、狭視野で高解像度の映像かを選択してどちらか一方
の映像を見て操縦しなければならなかった。
は、パイロットは、眼前の広い窓から前方及び左右を広
い視野で自由に見ながら操縦する。一方夜間や霧の中と
いった無視界飛行になると、肉眼では外の景色が十分に
は確認できないため、赤外線カメラ等によって有視界飛
行と同等の視野の映像を映し出してパイロットに提供す
ることが望まれている。 しかしながら、カメラを用い
て撮影した外景をディスプレイに映し出す場合は、その
映し出す視野を広げれば画像の解像度が低下してしま
い、不鮮明な映像になる。逆に解像度を高く保って鮮明
な映像を映し出そうとすると、限られた範囲の狭い視野
の映像になってしまう。そのため従来方法で、通常のカ
メラにより映した映像をパイロットが見て操縦するとき
は、パイロットが必要に応じて広視野で低解像度の映像
か、狭視野で高解像度の映像かを選択してどちらか一方
の映像を見て操縦しなければならなかった。
【０００４】ところが、実際にパイロットに必要な視覚
情報は、その時点で視認したい特定方向の鮮明な情報
と、あまり鮮明でなくともよいが、その視認したい方向
の周辺の広い視野での情報であり、これらが同時に得ら
れることが望ましい。
情報は、その時点で視認したい特定方向の鮮明な情報
と、あまり鮮明でなくともよいが、その視認したい方向
の周辺の広い視野での情報であり、これらが同時に得ら
れることが望ましい。
【０００５】本発明は、これらの問題を一挙に解決した
ものである。
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のディスプレイ付ヘルメットは、（ａ）ヘル
メット装着者が視認したい方向に向けた、狭視野高解像
用カメラと広視野低解像用カメラの２つを有し、（ｂ）
これら２つのカメラで撮影された映像を、装着者の眼前
に位置するディスプレイ上に投影するための２台の表示
装置と、（ｃ）これら２つの表示装置が映す２つの映像
を組み合わせて、ヘルメット装着者が必要としている視
覚情報に近い形で映し出すディスプレイと、を備えたこ
とを特徴とする。
に、本発明のディスプレイ付ヘルメットは、（ａ）ヘル
メット装着者が視認したい方向に向けた、狭視野高解像
用カメラと広視野低解像用カメラの２つを有し、（ｂ）
これら２つのカメラで撮影された映像を、装着者の眼前
に位置するディスプレイ上に投影するための２台の表示
装置と、（ｃ）これら２つの表示装置が映す２つの映像
を組み合わせて、ヘルメット装着者が必要としている視
覚情報に近い形で映し出すディスプレイと、を備えたこ
とを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明にかかるヘルメットでは、狭視野高解像
度用カメラと広視野低解像度用カメラの２つ（ａ）がそ
れぞれ映した映像は、ヘルメットにつけた２つの表示装
置（ｂ）にそれぞれ送信されてその画面上に表示され
る。表示装置は、その画面上の映像を眼前に設けられた
ディスプレイ（ｃ）に投影するがこの時に表示装置の所
定の光学系を通過させることで２つの映像を装着者が見
やすい形にして映し出される。
度用カメラと広視野低解像度用カメラの２つ（ａ）がそ
れぞれ映した映像は、ヘルメットにつけた２つの表示装
置（ｂ）にそれぞれ送信されてその画面上に表示され
る。表示装置は、その画面上の映像を眼前に設けられた
ディスプレイ（ｃ）に投影するがこの時に表示装置の所
定の光学系を通過させることで２つの映像を装着者が見
やすい形にして映し出される。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例であるディスプレイ付ヘル
メットを図１及び図２により説明する。図１に示すとお
り、本実施例では、狭視野高解像度用カメラ１１、広視
野低解像度用カメラ１２、表示装置１３、１４、ディス
プレイとしての役割を果たすコンバイナ１５、カメラの
回転台座１８、カメラ方向制御回路１９、ヘッドモ−シ
ョンセンサ２０から成る。図２に示すように、このうち
表示装置１３、１４はヘルメット１６の側部に、コンバ
イナ１５は、ヘルメット１６に前部のひさし部１７に固
定されている。
メットを図１及び図２により説明する。図１に示すとお
り、本実施例では、狭視野高解像度用カメラ１１、広視
野低解像度用カメラ１２、表示装置１３、１４、ディス
プレイとしての役割を果たすコンバイナ１５、カメラの
回転台座１８、カメラ方向制御回路１９、ヘッドモ−シ
ョンセンサ２０から成る。図２に示すように、このうち
表示装置１３、１４はヘルメット１６の側部に、コンバ
イナ１５は、ヘルメット１６に前部のひさし部１７に固
定されている。
【０００９】表示装置は、例えばヘルメット１６の装着
者の耳を覆う位置に設けられたケ−スの内部に固定され
る。表示装置としては、小型のＣＲＴを用いるのが望ま
しいが、さらに軽量小型化するために液晶表示板等を用
いてもよい。表示装置１３、１４の光学系は、コンバイ
ナ１５上の投影像の焦点位置が数ｍ以上から無限遠とな
るように調整しておくことで装着者が見やすくしておく
のが望ましい。
者の耳を覆う位置に設けられたケ−スの内部に固定され
る。表示装置としては、小型のＣＲＴを用いるのが望ま
しいが、さらに軽量小型化するために液晶表示板等を用
いてもよい。表示装置１３、１４の光学系は、コンバイ
ナ１５上の投影像の焦点位置が数ｍ以上から無限遠とな
るように調整しておくことで装着者が見やすくしておく
のが望ましい。
【００１０】コンバイナ１５は、ハ−フミラ−であり、
表示装置１３、１４の映像を投影すると同時に、装着者
の前方からくる光も透過して、これらの映像と実像とを
組み合わせる（combine)役割を果たす。ハ−フミラ−は
通常用いられている金属膜をコ−ティングしたものでよ
い。なお、視界が充分確保でき、カメラ映像が不必要な
ときは、装着者が前方を直接肉眼で見やすくするために
コンバイナ１５は跳ね上げ式にしておく。
表示装置１３、１４の映像を投影すると同時に、装着者
の前方からくる光も透過して、これらの映像と実像とを
組み合わせる（combine)役割を果たす。ハ−フミラ−は
通常用いられている金属膜をコ−ティングしたものでよ
い。なお、視界が充分確保でき、カメラ映像が不必要な
ときは、装着者が前方を直接肉眼で見やすくするために
コンバイナ１５は跳ね上げ式にしておく。
【００１１】コンバイナ１５上の投影像は、前述したよ
うに、狭視野高解像度用カメラ１１と広視野低解像度用
カメラ１２との２つの投影像の組み合わせによって作ら
れる。この組み合わせ方は、狭視野高解像度用カメラ１
１の投影像をコンバイナ１５の中央に映し、その回りに
広視野低解像度用カメラ１２の投影像を映すようにす
る。 すると図３に示すように、装着者が視認したい特
定方向の鮮明な映像（狭視野高解像度映像）２１と、そ
の周りの、やや不鮮明ではあるが広い視野の映像（広視
野低解像度映像）２２とが同時に見れるようになる。
うに、狭視野高解像度用カメラ１１と広視野低解像度用
カメラ１２との２つの投影像の組み合わせによって作ら
れる。この組み合わせ方は、狭視野高解像度用カメラ１
１の投影像をコンバイナ１５の中央に映し、その回りに
広視野低解像度用カメラ１２の投影像を映すようにす
る。 すると図３に示すように、装着者が視認したい特
定方向の鮮明な映像（狭視野高解像度映像）２１と、そ
の周りの、やや不鮮明ではあるが広い視野の映像（広視
野低解像度映像）２２とが同時に見れるようになる。
【００１２】カメラ１１、１２は、その撮影方向を自由
に変えることができるように回転台座１８上に固定され
る。カメラ方向制御回路１９は、ヘルメット１６上に取
り付けたヘッドモ−ションセンサ２０からの信号を受け
て、ヘルメット装着者の頭の方向を感知し、その向きに
応じてカメラを固定した回転台座１８を制御する。これ
によって装着者の頭の方向の映像を得ることができる。
このカメラ方向を頭の動きと連動させるシステムは、本
発明とは別の技術であるが、併用することでヘルメット
に本発明を実施したときの有効性がさら増す。
に変えることができるように回転台座１８上に固定され
る。カメラ方向制御回路１９は、ヘルメット１６上に取
り付けたヘッドモ−ションセンサ２０からの信号を受け
て、ヘルメット装着者の頭の方向を感知し、その向きに
応じてカメラを固定した回転台座１８を制御する。これ
によって装着者の頭の方向の映像を得ることができる。
このカメラ方向を頭の動きと連動させるシステムは、本
発明とは別の技術であるが、併用することでヘルメット
に本発明を実施したときの有効性がさら増す。
【００１３】
【発明の効果】本発明のヘルメットを用いることによ
り、装着者はカメラの方向の外景の情報として（１）狭
い視野範囲であるが、鮮明な映像と、（２）やや不鮮明
であるが広い視野範囲の映像とを同時に、しかも操縦者
の必要とする視覚情報に近い映像として提供することが
できる。
り、装着者はカメラの方向の外景の情報として（１）狭
い視野範囲であるが、鮮明な映像と、（２）やや不鮮明
であるが広い視野範囲の映像とを同時に、しかも操縦者
の必要とする視覚情報に近い映像として提供することが
できる。
【図１】本発明の一実施例であるディスプレイ付ヘルメ
ットのシステム図。
ットのシステム図。
【図２】本発明の一実施例であるディスプレイ付ヘルメ
ットの外形図。
ットの外形図。
【図３】本発明によるディスプレイ上の映像例。
１１：狭視野高解像度用カメラ １２：高視野低解像度用カメラ １３、１４：表示装置 １５：コンバイナ １６：ヘルメット １８：回転台座 １９：カメラ方向制御回路 ２０：ヘッドモ−ションセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−186489（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−171330（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−66036（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−173630（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02F 1/13 505 G09F 9/00 - 9/46 G09B 9/00 A42B 3/00 G03B 17/00 - 17/56 H04N 5/222 - 5/247
Claims (1)
- 【請求項１】 広い視野を撮影するためのカメラからの
映像を映すための表示装置と、狭い視野ではあるが高解
像度の撮影をするためのカメラからの映像を映すための
表示装置とを、ヘルメットの一部にそれぞれ取り付け、
これらの表示装置の映像をヘルメット装着者の眼前のデ
ィスプレイに同時に投影できるようにしたディスプレイ
付ヘルメット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34660891A JP3206061B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ディスプレイ付ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34660891A JP3206061B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ディスプレイ付ヘルメット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05181106A JPH05181106A (ja) | 1993-07-23 |
| JP3206061B2 true JP3206061B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18384585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34660891A Expired - Fee Related JP3206061B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | ディスプレイ付ヘルメット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206061B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102307125B1 (ko) * | 2016-12-22 | 2021-09-30 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 교반 스터러 및 유리판의 제조 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07199280A (ja) * | 1993-12-30 | 1995-08-04 | Canon Inc | カメラシステム |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP34660891A patent/JP3206061B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102307125B1 (ko) * | 2016-12-22 | 2021-09-30 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 교반 스터러 및 유리판의 제조 방법 |
| KR102307128B1 (ko) * | 2016-12-22 | 2021-09-30 | 니폰 덴키 가라스 가부시키가이샤 | 교반 스터러 및 유리판의 제조 방법 |
| US11708288B2 (en) | 2016-12-22 | 2023-07-25 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Stirrer and method for manufacturing glass plate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05181106A (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706 Year of fee payment: 9 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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