JP3205984U - カーテンフック - Google Patents
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Abstract
【課題】吊下げ強度を向上させたカーテンフックを提供する。また、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、適宜強度を保ちながらカーテンをレールから徐々に落下させることができるカーテンフックを提供する。【解決手段】カーテンをレールに吊り下げるためのカーテンフック1であって、アジャスターに可動自在に連結される本体部2と、本体部2に立設された基軸部3と、基軸部3の上部に形成された複数のフック部10、11とで構成されている。【選択図】図1
Description
本考案は、吊下げ強度を向上させたカーテンフックに関し、特には吊り下げ強度を向上させるとともに、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、適宜強度を保ちながらカーテンをレールから徐々に落下させることができるカーテンフックに関する。
一般的なカーテンは、窓の室内側のカーテンレールに吊り下げられ、レール内のランナより開閉自在に装着されている。また、通常、カーテンは容易に落下しないように、ランナに連結されたリング部に、金属やプラスチック等からなるカーテンフックを介して強固に取り付けられている。
しかしながら従来のカーテンは、カーテンレールに強固に吊り下げられているため、誤ってカーテンに足を掛けた際、転倒する等の問題が発生している。また、ストーブの火がカーテンに引火した場合、レールからカーテンを外すことができないという欠点もあった。
そのため、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、カーテンをレールから落下させることができるカーテン吊下具が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1のカーテン吊下具用は、カーテンをレールに吊り下げる連結具(カーテンフック)を備え、該連結具がレールに対する掛止部(フック部)を有するか、またはそれ自体で掛止部を形成し、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、該掛止部が変形してカーテンがレールから落下することを特徴としている。
特許文献1のカーテン吊下具用は、カーテンをレールに吊り下げる連結具(カーテンフック)を備え、該連結具がレールに対する掛止部(フック部)を有するか、またはそれ自体で掛止部を形成し、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、該掛止部が変形してカーテンがレールから落下することを特徴としている。
このカーテン吊下具用は、通常のカーテン使用時においては何等問題を生じることはないが、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、形状が変形してカーテンをレールから落下させることができるので、不慮の事故の防止や防火の効果を実現することができる。
しかし、上掲特許文献1に記載されたカーテン吊り下げ具の掛止部は単一のフック部にて形成されているため、掛止部の弾性変形が一定となり、荷重に対する変形調整ができないという問題があった。その一方で、更なる吊り下げ強度の向上も求められていた。
そこで本考案の目的は上記問題点を解消して、吊下げ強度を向上させたカーテンフックを提供することにある。また、本考案の他の目的は、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、適宜強度を保ちながらカーテンをレールから徐々に落下させることができるカーテンフックを提供することにある。
本考案のカーテンフックは、カーテンをレールに吊り下げるためのカーテンフックであって、アジャスターに可動自在に連結される本体部と、該本体部に立設された基軸部と、該基軸部の上部に形成された複数のフック部とで構成されていることを特徴とするものである。
また、本考案の複数のフック部は、一対のフック部であることが好ましく、またさらに、弾性変形度が異なる状態に形成されていることが好ましい。この場合、複数のフック部が弾性変形度が異なる素材で形成されていたり、異なる太さで形成されていたりすることができる。ここで「弾性変形度が異なる」とは、特定の荷重がかかったときに弾性変形する大きさが異なることを意味する。
本考案のカーテンフックによれば、形状が変形してカーテンをレールから落下させる一対のフック部を備えることにより、吊下げ強度を向上させることができる。また、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、適宜強度を保ちながらカーテンをレールから徐々に落下させることができる。
以下、本考案におけるカーテンフックの一実施の形態を図面に基づいて説明する。
カーテンフック1は、本体部2と、本体部2に立設された基軸部3と、基軸部3の上部に形成された、一対のフック部10、11とで構成されている。また、フック部10、11の基部は、基軸部3の上部の分枝部4、5に各連接されている。
また、本体部2には、アジャスター20のラチェット部21に嵌入される一対の挟持部6が形成されている。かかる挟持部6をラチェット部21に嵌入させることにより、カーテンフック1の吊下げる高さを自在に調整することができる。
また、フック部10、11は、カーテンに必要以上の荷重が生じた際に、破損することなく弾性変形する素材にて形成されている。具体的には、スチール等の金属材料、またはポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂材料やエラストマー材料が挙げられる。
一対のフック部10、11を形成することで、図4に示すように、レールに摺動自在に装着された2つのリング部12に対状態で吊り下げることができ、吊下げ強度を高めることが可能となる。
また、一対のフック部10、11を形成したカーテンフック1は、例えば図9に示すように、カーテンAの開閉の際に最も荷重の掛かる両端部分に装着することで、開閉の際のカーテンAの脱落の可能性を低下させることができる。
本考案における好適実施形態に係るカーテンフック1においては、一対のフック部10、11は、弾性変形度が異なる状態に形成されている。弾性変形度が異なる状態の具体的な態様は、特に限定されるものではないが、例えば、弾性変形度が異なる素材で形成することが第一に挙げられる。
弾性変形度が異なる素材は、具体的には、前記ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂材料やエラストマー等の種類を変更することで、適宜製造することができる。
例えば、図5に示す一方のフック部10を、10kg程度の荷重を与えると弾性変形する素材で、もう一方のフック部11を、3.5kg(7kg/2)程度の荷重を与えると弾性変形する素材で形成する。
このフック部10,11にて形成されたカーテンフック1に7kg以上の荷重を与え、フック10、11双方に3.5kg以上の荷重がかかるようにすると、図6に示すようにフック部11が弾性変形し始める。そしてさらに荷重を加え続けると、図7に示すように、フック部11がリング部12から外れる。この状態で、さらにカーテンフック1に10kg以上の荷重を与えるとフック部10がリング部12から外れる。このように、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、適宜吊り下げ強度を保ちながらカーテンを段階的に、徐々にレールから落下させることができ、途中での修復も容易に行うことができる。
カーテンフック1は、一対のフック部10、11の太さを変えることで一対のフック部10、11の弾性変形度が異なる状態に形成してもよい。例えば、図8に示すフック部10、11は同一素材で形成されているが、フック部10は太く、フック部11は細く形成することができる。これにより、素材を変えたときと同様に、例えばカーテンフック1に7kg以上の荷重を与えると、フック部11が弾性変形しリング部12から外れるようにすることができる。
この状態で、さらにカーテンフック1に10kg以上の荷重を与えると、フック部10が弾性変形しリング部12から外れる。この場合も、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、適宜強度を保ちながらカーテンを段階的に、徐々にレールから落下させることができる。
なお、本考案のカーテンフック1におけるフック部は、一対に限定されるものではない。例えば基軸部の上部に3体や4体等、複数設置しても同様の効果が得られる。
以上の通り、本考案のカーテンフック1は、アジャスター20に可動自在に連結される本体部2と、本体部2に立設された基軸部3と、基軸部3の上部に形成された、複数のフック部10、11とで構成されているため、カーテン開閉の際に最も荷重の掛かる両端部分に装着することで、開閉の際のカーテンの脱落を軽減することができる。
また、複数のフック部10、11は、弾性変形度が異なる状態、例えば異なる素材、異なる太さに形成することで、カーテンに必要以上の荷重が生じた際、適宜強度を保ちながらカーテンをレールから徐々に落下させることができる。
1 カーテンフック
2 本体部
3 基軸部
4 分枝部
5 分枝部
6 挟持部
10 フック部
11 フック部
12 リング部
20 アジャスター
21 ラチェット部
A カーテン
2 本体部
3 基軸部
4 分枝部
5 分枝部
6 挟持部
10 フック部
11 フック部
12 リング部
20 アジャスター
21 ラチェット部
A カーテン
Claims (5)
- カーテンをレールに吊り下げるためのカーテンフックであって、アジャスターに可動自在に連結される本体部と、該本体部に立設された基軸部と、該基軸部の上部に形成された複数のフック部とで構成されていることを特徴とするカーテンフック。
- 前記複数のフック部が、一対のフック部である請求項1に記載のカーテンフック。
- 前記複数のフック部が、弾性変形度が異なる状態に形成されている請求項1または2に記載のカーテンフック。
- 前記複数のフック部が、弾性変形度が異なる素材で形成されている請求項3に記載のカーテンフック。
- 前記複数のフック部が、異なる太さで形成されている請求項3に記載のカーテンフック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016002745U JP3205984U (ja) | 2016-06-13 | 2016-06-13 | カーテンフック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016002745U JP3205984U (ja) | 2016-06-13 | 2016-06-13 | カーテンフック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3205984U true JP3205984U (ja) | 2016-08-25 |
Family
ID=56741357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016002745U Expired - Fee Related JP3205984U (ja) | 2016-06-13 | 2016-06-13 | カーテンフック |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3205984U (ja) |
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2016
- 2016-06-13 JP JP2016002745U patent/JP3205984U/ja not_active Expired - Fee Related
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