JP3205714U

JP3205714U - ショベル

Info

Publication number: JP3205714U
Application number: JP2016002445U
Authority: JP
Inventors: 雅之浅野; 秋夫轡田
Original assignee: 有限会社浅野木工所; 秋夫轡田
Priority date: 2016-05-30
Filing date: 2016-05-30
Publication date: 2016-08-12
Anticipated expiration: 2026-05-30

Abstract

【課題】通常の角型ショベルにおいて、優れた除草機能を付与したショベルを提供する。【解決手段】角型掬い部１と前記掬い部と連結した適宜長さの柄部２を備えたショベルにおいて、角型掬い部１の両側を掬い面１１に対して直角に立ち上げて側面部１２を形成すると共に、掬い面１１の前縁及び側面部１２の前縁を外刃に形成した先端刃１４を設けてなり、通常のショベルと同様に土壌などの掬い取り移動の作業を行うことができると共に、掬い部１の先端刃１４で雑草の切断を行い、特に側溝縁箇所や建物の際の雑草に対しては、側面部１２を側溝の側面や建物の立上り面に添わせて押し込み移動を行い、当該際部分の除草が効果的になされる。【選択図】図２

Description

本考案は、土木作業や農作業に使用するショベルに関するものである。

周知のとおりショベル（スコップ）は、掬い部に柄部を装着し、適宜柄部末端に握り部を設けた道具であり、土砂等の掘削や移動に使用される。

特に掘削や地面の馴らし作業において、除草や根切りが必要な場合もあり、これに対応できる刃付の掬い部を備えた道具が知られている。例えば特許文献１（実開昭６３−１７１４４７号公報）には、三角形掬い部の側縁に刃を形成したショベルが開示されている。また特許文献２（特開２００６−２９０４２号公報）には、角型掬い部の先端にチップブレーカを突設すると共にブレーカの先端に刃を設けたショベルが開示されている。

またショベルではないが特許文献３（登録実用新案３１９２４５８号公報）には、
波形刃先を備えた平板状の刃体を備えたもので、特にコンクリート、アスファルトや敷石等の角面に繁殖した雑草等の除去を目的として使用する道具が開示されている。

実開昭６３−１７１４４７号公報。特開２００６−２９０４２号公報。登録実用新案３１９２４５８号公報

土木作業において、ショベルの掬い部に刃を設ける手段は前記のとおり公知であるが、例えばコンクリート舗装面や構築物、並びにアスファルト舗装面等は経年変化によってひび割れが生じ、当該箇所に雑草が繁殖している箇所や、Ｌ字側溝や、土壌面に構築されたＵ字溝の側縁箇所に繁殖した雑草の除去に使用するには前記下従前の刃付ショベルは適していない。

また特許文献３に記載した作業道具は前記の除草作業にしようすることを目的としているが、当然ショベルの一般的な機能を備えておらず、土木用及び農業用としての汎用性を備えていない。

そこで本考案は、ショベルに所定の改良を加えて優れた除草機能を備えた道具を提供するものである。

本考案に係るショベルは、角型掬い部と前記掬い部と連結した適宜長さの柄部を備えた道具において、角型掬い部の両側を掬い面に対して直角に立ち上げて側面部を形成すると共に、掬い面前縁及び側面部前縁を外刃に形成した先端刃を設けてなることを特徴とするものである。

而して通常のショベルと同様に柄部（及び付設した把持部）を握り、土壌などの掘削、掬い取り等の所定の作業を行うもので、除草が必要な箇所では掬い部の先端刃を、押し込んで地表面上を滑らすことで雑草の切断を行う。特に車道と歩道を分離する縁石の際から繁殖した雑草や、側溝縁箇所に繁殖した雑草に対しては、側面部を縁石や側溝に添わせて押し込み移動を行うことで、効果的に除草を行うことができる。

本考案の構成は上記のとおりで、通常のショベルとして使用すると共に、雑草除去が必要な場合には先端刃で容易に除草でき、且つ側面を直角の起立形状としたことで、側溝縁や建物縁の除草も容易に行うことができたものである。

本考案の実施形態の全体図。同要部斜視図。同使用状態の説明図。同図。

次に本考案の実施形態について説明する。実施形態に示したショベルは通常のものと同様に角型掬い部１と、前記掬い部１と連結した適宜長さの柄部（木製、鋼製、アルミ製等適宜な材質で形成）２と、柄部２の基端に設け把持部３を備えてなる。

角型掬い部１は、矩形の掬い面１１と、側面部１２と、柄連結部１３を備えたもので、特に側面部１２は、掬い面１１の両側を直角に立ち上げて形成したものである。更に前記の掬い面１１及び側面部１２の前縁は外刃に形成し、先端刃１４を設けてなる。

而して前記のショベルは一般のショベルと同様に、土砂、砂利、雪等の持ち上げ移動（掘削、掬い取り）の作業に使用すると共に、掬い面１１で地表面上を滑らすと、先端刃１４が外刃であるので、地中に食い込まず繁殖している雑草Ａの根元を先端刃１４で切断することになる。

特に先端刃１４は側面部１２の前縁にも形成されており、且つ掬い面１１と側面部１２とは直角の角度をなしているものであるから、例えば図３に示すように歩道Ｂと車道Ｃを区分けする縁石Ｄの際から繁殖している雑草Ａや、図４に示すように側溝Ｅと路面Ｆとの割れ目から繁殖する雑草Ａに対しては、シャベルの側面部１２を縁石Ｄの側面や側溝Ｅの角に添わせて作業することで、除去し難い箇所に繁殖した雑草Ａも何ら支障なく除去できるものである。

１角型掬い部
１１掬い面
１２側面部
１３柄連結部
１４先端刃
２柄部
３把持部

Claims

角型掬い部と前記角型掬い部と連結した適宜長さの柄部を備えたショベルにおいて、角型掬い部の両側を掬い面に対して直角に立ち上げて側面部を形成すると共に、掬い面前縁及び側面部前縁を外刃に形成して先端刃を設けてなることを特徴とするショベル。
柄部の基端に三角枠状の把持部を設けてなる請求項１記載のショベル。