JP3205611U - 植物栽培装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】植物を浸す肥料入りの水に層流を発生させ、この水を淀みのない状態とすることにより、植物への肥料の供給量を均一に保つことが可能な、植物栽培装置を提供する。【解決手段】本発明の植物栽培装置100は、内底面101aの一端A側に排水溝102を有する植物栽培槽101と、植物栽培槽101に給水を行う給水手段103とを備え、給水手段が、給水源104と、給水源104に接続され、内底面の他端B側において内底面101aと平行に延在する部分105aを有する給水管105とを含み、給水管105の延在する部分には、排水溝102側に向けて開口する複数の孔105dが、給水管105の長手方向に並んで設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、給水管を備えた植物栽培装置に関する。
従来、植物工場においてレタス等の野菜を水耕栽培する設備が提案されている。例えば、建屋などの閉鎖空間内にLED(Light Emitting Diode)照明装置を設け、温度、湿度、照明条件などの栽培環境を人工的にコントロールしながら、植物の育成に好適な環境を構築し、品質の良い野菜を栽培する設備が提供されている。
この種の植物栽培システムの一例として、栽培槽と給水槽と肥料タンクとCOタンクと光源とエアコンとファンとCOセンサ並びに各種センサを備えたレタス栽培システムが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたレタス栽培システムは、水を貯留した栽培槽にポンプを介して給水槽と肥料槽を接続し、栽培槽内の給水状態(水位、肥料成分など)を制御することにより、栽培槽で育成されているレタスに必要な養分を供給できる構成としている。また栽培槽の近傍に、湿度センサに接続させた除湿器と、温度センサに接続させたエアコンと、COセンサに接続したCOタンクを設け、湿度と温度と気流並びにCO濃度の調節などを行って、レタスの育成に望ましい環境を構築しながら、レタスの栽培ができるように構成されている。
特開2013−111073号公報
この種の設備における植物への肥料の供給は、給水手段を用いて、肥料を含む水を栽培槽内に貯留した上で、その水に植物を浸すことによって行われる。貯留されている水には流れがほとんどないため、局所的な淀みが発生し、植物への肥料の供給量を均一に保つことが難しい。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、植物を浸す肥料入りの水に層流を発生させ、この水を淀みのない状態とすることにより、植物への肥料の供給量を均一に保つことが可能な、植物栽培装置を提供することを目的する。
上記課題を解決するため、本考案の植物栽培装置は、下記の構成を有する。
(1)本考案の一態様に係る植物栽培装置は、内底面の一端側に排水溝を有する植物栽培槽と、前記植物栽培槽に給水を行う給水手段とを備え、前記給水手段が、給水源と、前記給水源に接続され、前記内底面の他端側において前記内底面と平行に延在する部分を有する給水管とを含み、前記給水管の延在する部分には、前記排水溝側に向けて開口する複数の孔が、前記給水管の長手方向に並んで設けられているものである。
(2)(1)に記載の植物栽培装置において、前記延在する部分が、前記植物栽培槽の内底面に接していてもよい。
(3)(1)または(2)のいずれかに記載の植物栽培装置において、前記孔の直径が、0.8mm以上2.5mm以下であってもよい。
(4)(1)〜(3)のいずれか一つに記載の植物栽培装置において、前記孔の個数が、10個以上30個以下であってもよい。
(5)(1)〜(4)のいずれか一つに記載の植物栽培装置において、前記延在する部分の長さが、50cm以上150cm以下であってもよい。
本考案の植物栽培装置では、植物栽培槽の一端側に排水溝を有し、他端側に給水管が延在しており、給水管の複数の孔から植物栽培槽内に供給された肥料を含む水が、排水溝に向けて流れるように構成されている。孔から放出された水の流れは、排水溝に向けて直進する成分(直進成分)と、これに垂直な方向へ拡散する成分(拡散成分)とを有するが、孔が複数並んで設けられているため、隣接する孔の拡散成分同士を相殺させ、直進成分の割合を高めることができる。これにより、植物栽培槽内の水に対して、給水管から排水溝に向かう層流を発生させることができる。
したがって、本考案の植物栽培装置では、植物栽培槽内の水に淀みが発生するのを防ぐことができるため、この水を植物栽培槽内に均等に行き渡らせ、各植物への肥料の供給量を均一に保つことができる。
(a)本考案の一実施形態に係る植物栽培装置の斜視図である。(b)(a)の植物栽培装置を構成する給水管の一部分の側面図である。
以下、本考案を適用した実施形態である植物栽培装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本考案はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本考案の一実施形態に係る植物栽培装置100の構成について、図1(a)、(b)を用いて説明する。図1(a)は、植物栽培装置100の斜視図である。植物栽培装置100は、内底面101aの一端A側に排水溝102を有する植物栽培槽101と、植物栽培槽101に給水を行う給水手段103と、を備えている。
植物栽培槽101は、ABS樹脂等の不透明樹脂材料からなり、肥料を含ませた水を収容する箱型の容器として機能するものである。植物栽培槽101の形状が制限されることはないが、収容されている水を均一に流動させる目的から、底面が矩形であり、対向する壁面同士が同じ形状であることが好ましい。
給水手段103は、主に、給水源104と、給水源104に接続された給水管105とを含んでいる。給水管105は、植物栽培槽の内底面101aの他端B側において、内底面101aと平行に延在する主要部分105aと、主要部分105aの一端E側から延長され、給水源104に直接接続される部分105bと、主要部分の他端F側を封止する部分105cと、を有している。
本明細書における一端A側は、植物栽培槽の内底面101aにおいて、他端Bより一端Aに近い領域、すなわち、一端Aまでの距離が他端Bまでの距離より小さい領域を意味している。一端A側は、一端Aからの距離が、一端Aから他端Bまでの距離の1/4以下であることが好ましく、1/5以下であればより好ましい。
同様に、本明細書における他端B側は、植物栽培槽の内底面101aにおいて、一端Aより他端Bに近い領域、すなわち、他端Bまでの距離が一端Aまでの距離より小さい領域を意味している。他端B側は、他端Bからの距離が、他端Bから一端Aまでの距離の1/4以下であることが好ましく、1/5以下であればより好ましい。
図1(b)は、図1(a)の植物栽培装置100を構成する、給水管105の一部分のみを拡大して示した側面図である。給水管の主要部分105aには、排水溝102側に向けて開口する複数の孔105dが、給水管105の長手方向に並んで設けられている。孔105dの個数は、10個以上30個以下であることが好ましい。給水管の主要部分105aの長さLは、50cm以上150cm以下であることが好ましく、80cm程度であればより好ましい。
複数の孔105dの形状についての制限はないが、円形であることが好ましい。複数の孔105dが円形である場合、直径R1は、それぞれ0.8mm以上2.5mm以下の範囲であることが好ましく、1mm程度であればより好ましい。複数の孔105dの形状および大きさが、互いに揃っていればさらに好ましい。
給水管105のうち、少なくとも主要部分105aの全体が、植物栽培槽101に収容された水の中に浸かる必要があるため、主要部分105aの長手方向に垂直な断面の直径R2は、水の深さDより小さいものとする。通常の場合、収容する水の深さDは3cm程度であるので、給水管の主要部分105aの断面の直径R2は3cm未満とする。
給水管の孔105dから放出される水の流れる方向は、重力によって深さ方向に傾けられる。この影響は、孔105dと植物栽培槽の内底面101aとの距離が大きいほど顕著に表れる。そのため、給水管の主要部分105aは、植物栽培槽の内底面101aに近い位置にあるほど好ましく、安定性についても踏まえ、内底面101aに接していればより好ましい。また、給水管の孔105dから放出される水の流れる方向を、真横、すなわち内底面101aと平行方向から、少し上に向けた方向としても良い。
本実施形態に係る植物栽培装置100では、給水源104から供給される水は、給水管の接続部分105bを経由し、主要部分105aに対して、一端E側から他端F側に向けて流れ込む。十分な量の水を供給することにより、水を主要部分105aの内部全体に行き渡らせることができる。給水管の他端F側が封止されているため、内部全体行き渡った水は、開口している複数の孔105dから、植物栽培槽101内に一斉に放出されることになる。
複数の孔105dは、いずれも排水溝102のある一端A側に向けて開口しているため、それぞれの孔105dから放出される水Wが、同じ方向に揃って流れることになる。孔105dから放出された水Wの流れは、排水溝102に向けて直進する成分(直進成分)と、これに垂直な方向へ拡散する成分(拡散成分)とを有するが、孔105dが複数並んで設けられているため、隣接する孔105dの拡散成分同士を相殺させ、直進成分の割合を高めることができる。これにより、植物栽培槽内101の水に対して、給水管105から排水溝102に向かう層流を発生させることができる。
したがって、本実施形態に係る植物栽培装置では、植物栽培槽内の水に淀みが発生するのを防ぐことができるため、この水を植物栽培槽内に均等に行き渡らせ、各植物への肥料の供給量を均一に保つことができる。
本考案に係る植物栽培槽は、植物工場等に設置されてレタス等の水耕栽培を行う分野において広く利用可能である。
100・・・植物栽培装置
101・・・植物栽培槽
102・・・排水溝
103・・・給水手段
104・・・給水源
105・・・給水管
105a・・・給水管の主要部分
105b・・・給水管の給水源との接続部分
105c・・・給水管の封止部分
105d・・・給水管の孔
D・・・水の深さ
L・・・主要部分の長さ
R1・・・孔の直径
R2・・・給水管の断面の直径
W・・・水

Claims (5)

  1. 内底面の一端側に排水溝を有する植物栽培槽と、
    前記植物栽培槽に給水を行う給水手段とを備え、
    前記給水手段が、給水源と、前記給水源に接続され、前記内底面の他端側において前記内底面と平行に延在する部分を有する給水管とを含み、
    前記給水管の延在する部分には、前記排水溝側に向けて開口する複数の孔が、前記給水管の長手方向に並んで設けられていることを特徴とする植物栽培装置。
  2. 前記延在する部分が、前記植物栽培槽の内底面に接していることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培装置。
  3. 前記孔の直径が、0.8mm以上2.5mm以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の植物栽培装置。
  4. 前記孔の個数が、10個以上30個以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の植物栽培装置。
  5. 前記延在する部分の長さが、50cm以上150cm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の植物栽培装置。
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