JP3205577B2 - ワイパーブレード用シリコーンゴム組成物 - Google Patents
ワイパーブレード用シリコーンゴム組成物Info
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- JP3205577B2 JP3205577B2 JP31189991A JP31189991A JP3205577B2 JP 3205577 B2 JP3205577 B2 JP 3205577B2 JP 31189991 A JP31189991 A JP 31189991A JP 31189991 A JP31189991 A JP 31189991A JP 3205577 B2 JP3205577 B2 JP 3205577B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイパーブレード用シリ
コーンゴム組成物に関し、詳しくはワイパーブレードに
最適な加熱硬化型シリコーンゴム組成物に関するもので
ある。
コーンゴム組成物に関し、詳しくはワイパーブレードに
最適な加熱硬化型シリコーンゴム組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用のワイパーブレードには、
クロロプレンゴム,スチレンブタジエンゴム,エチレン
プロピレンゴム等の合成ゴムが使用されてきた。しか
し、この種のワイパーブレード用ゴムは、耐候性,耐摩
擦性に劣り、特に、半乾燥時あるいは冷寒時にワイパー
ブレードゴムとガラス面との間に凝着現象が起こり、ワ
イパーの作動が停止するいわゆるロック現象や摩擦係数
の速度依存性が負特性を示すことによる自励振動、いわ
ゆるびびり現象が発生し、払拭不良,ブレードゴム表面
の異常摩擦,ワイパーシステムの接続各部の寿命短縮が
起る。またびびり現象および鳴きによる目障りとか耳障
りなどの問題点があった。
クロロプレンゴム,スチレンブタジエンゴム,エチレン
プロピレンゴム等の合成ゴムが使用されてきた。しか
し、この種のワイパーブレード用ゴムは、耐候性,耐摩
擦性に劣り、特に、半乾燥時あるいは冷寒時にワイパー
ブレードゴムとガラス面との間に凝着現象が起こり、ワ
イパーの作動が停止するいわゆるロック現象や摩擦係数
の速度依存性が負特性を示すことによる自励振動、いわ
ゆるびびり現象が発生し、払拭不良,ブレードゴム表面
の異常摩擦,ワイパーシステムの接続各部の寿命短縮が
起る。またびびり現象および鳴きによる目障りとか耳障
りなどの問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
従来の問題点を解消するために研究した結果、本発明に
到達した。即ち、本発明の目的は、耐候性に優れ、特に
びびり現象および鳴きが発生しないワイパーブレード用
シリコーンゴム組成物を提供するにある。
従来の問題点を解消するために研究した結果、本発明に
到達した。即ち、本発明の目的は、耐候性に優れ、特に
びびり現象および鳴きが発生しないワイパーブレード用
シリコーンゴム組成物を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、 (A)オルガノポリシロキサン生ゴム 100重量部、 (B)湿式法シリカ 10〜50重量部、 (C)けいそう土 10〜50重量部、 (D)平行へき開性鉱物粉末 5〜50重量部、 (E)フッ素樹脂粉末 1〜10重量部、 (F)有機過酸化物 0.1〜10重量部 からなることを特徴とするワイパーブレード用シリコー
ンゴム組成物に関する。
は、 (A)オルガノポリシロキサン生ゴム 100重量部、 (B)湿式法シリカ 10〜50重量部、 (C)けいそう土 10〜50重量部、 (D)平行へき開性鉱物粉末 5〜50重量部、 (E)フッ素樹脂粉末 1〜10重量部、 (F)有機過酸化物 0.1〜10重量部 からなることを特徴とするワイパーブレード用シリコー
ンゴム組成物に関する。
【0005】本発明を詳細に説明すると、本発明に使用
される(A)成分は、ミラブルタイプのシリコーンゴムの
主原料とされるオルガノポリシロキサン生ゴムであり、
常温でガム状を呈する高分子量の直鎖状ないしやや分岐
した鎖状オルガノポリシロキサンである。側鎖有機基と
してはメチル基,エチル基,ビニル基,フェニル基,
3,3,3−トリフルオロプロピル基が例示されるが、好
ましくは少なくとも50モル%はメチル基である。これ
にはジメチルポリシロキサン生ゴム、該生ゴムのメチル
基の一部がビニル基,フェニル基または3,3,3−トリ
フルオロプロピル基で置換されたものが例示される。末
端基としては水酸基,アルコキシ基,メチル基,ビニル
基,フェニル基が例示されるが、特に限定されない。
される(A)成分は、ミラブルタイプのシリコーンゴムの
主原料とされるオルガノポリシロキサン生ゴムであり、
常温でガム状を呈する高分子量の直鎖状ないしやや分岐
した鎖状オルガノポリシロキサンである。側鎖有機基と
してはメチル基,エチル基,ビニル基,フェニル基,
3,3,3−トリフルオロプロピル基が例示されるが、好
ましくは少なくとも50モル%はメチル基である。これ
にはジメチルポリシロキサン生ゴム、該生ゴムのメチル
基の一部がビニル基,フェニル基または3,3,3−トリ
フルオロプロピル基で置換されたものが例示される。末
端基としては水酸基,アルコキシ基,メチル基,ビニル
基,フェニル基が例示されるが、特に限定されない。
【0006】本発明に使用される(B)成分の湿式法シリ
カは、例えば、水ガラス(ケイ酸ナトリウム)に塩酸,
硫酸等の鉱酸を反応後、水分と塩を除去して得られる微
粒子状のシリカ微粉末であり、ニップシール,カープレ
ックス,トクシル,Hi−Sl等の商標で市販されてい
る。その配合量は(A)成分100重量部に対して10〜
50重量部である。
カは、例えば、水ガラス(ケイ酸ナトリウム)に塩酸,
硫酸等の鉱酸を反応後、水分と塩を除去して得られる微
粒子状のシリカ微粉末であり、ニップシール,カープレ
ックス,トクシル,Hi−Sl等の商標で市販されてい
る。その配合量は(A)成分100重量部に対して10〜
50重量部である。
【0007】(C)成分のけいそう土は、上記(B)成分の
湿式法シリカと併用することによりシリコーンゴムに好
ましいすべり性,びびり減少性および耐摩擦性を付与す
るために特に重要な成分であって、本発明の特徴をなす
成分である。かかるけいそう土は平均粒子径が5〜40
μmの範囲内のものが必要である。また、その配合量は
(A)成分100重量部に対して10〜50重量部の範
囲内である。
湿式法シリカと併用することによりシリコーンゴムに好
ましいすべり性,びびり減少性および耐摩擦性を付与す
るために特に重要な成分であって、本発明の特徴をなす
成分である。かかるけいそう土は平均粒子径が5〜40
μmの範囲内のものが必要である。また、その配合量は
(A)成分100重量部に対して10〜50重量部の範
囲内である。
【0008】(D)成分の平行へき開性鉱物粉末は、本発
明のシリコーンゴム組成物を硬化してなるシリコーンゴ
ムに好ましいすべり性、耐摩擦性を付与する働きをす
る。平行へき開性鉱物粉末としてはフエロケイ酸塩粉末
および黒鉛粉末が例示される。フエロケイ酸塩としては
自雲母,パラゴナイト,黒雲母,レピトライトなどの雲
母系鉱物(マイカ系鉱物)、スチルプノメレン,パイロ
フイライト,滑石,蛇紋石,縁泥石,プレーナイト,あ
るいはモンモリロナイト,イライトなどの粘土系鉱物、
グローコナイトなどが例示される。(D)成分はその添加
量を増すにつれて接触するガラス板との界面におけるす
べり性が向上する傾向にあり、したがって、シリコーン
ゴムがガラス板に接触して用いられるときに摩擦によっ
て発せられる鳴きが減少し、摩擦も減少する傾向にあ
る。(D)成分の添加量は(A)成分100重量部に対して
5〜50重量部である。
明のシリコーンゴム組成物を硬化してなるシリコーンゴ
ムに好ましいすべり性、耐摩擦性を付与する働きをす
る。平行へき開性鉱物粉末としてはフエロケイ酸塩粉末
および黒鉛粉末が例示される。フエロケイ酸塩としては
自雲母,パラゴナイト,黒雲母,レピトライトなどの雲
母系鉱物(マイカ系鉱物)、スチルプノメレン,パイロ
フイライト,滑石,蛇紋石,縁泥石,プレーナイト,あ
るいはモンモリロナイト,イライトなどの粘土系鉱物、
グローコナイトなどが例示される。(D)成分はその添加
量を増すにつれて接触するガラス板との界面におけるす
べり性が向上する傾向にあり、したがって、シリコーン
ゴムがガラス板に接触して用いられるときに摩擦によっ
て発せられる鳴きが減少し、摩擦も減少する傾向にあ
る。(D)成分の添加量は(A)成分100重量部に対して
5〜50重量部である。
【0009】(E)成分のフッ素樹脂粉末は、本発明組成
物を硬化してなるシリコーンゴムにさらに潤滑性を付与
する成分である。かかるフッ素樹脂粉末としてはポリテ
トラフルオロエチレン樹脂粉末等がある。(F)成分の添
加量は(A)成分100重量部に対して1〜10重量部で
ある。
物を硬化してなるシリコーンゴムにさらに潤滑性を付与
する成分である。かかるフッ素樹脂粉末としてはポリテ
トラフルオロエチレン樹脂粉末等がある。(F)成分の添
加量は(A)成分100重量部に対して1〜10重量部で
ある。
【0010】本発明に使用される(F)成分の有機過酸化
物はシリコーンゴム組成物を加熱硬化するために使用さ
れる従来から公知の触媒であり、これにはベンゾイルパ
ーオキサイド,t−ブチルパーベンゾエイト,2,4-ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド,モノクロロベンゾイ
ルパーオキサイド,ジクロロパーオキサイド,2,5-ビ
ス(t−ブチル−パーオキシ)−2,5−ジメチルヘキ
サンなどが例示される。
物はシリコーンゴム組成物を加熱硬化するために使用さ
れる従来から公知の触媒であり、これにはベンゾイルパ
ーオキサイド,t−ブチルパーベンゾエイト,2,4-ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド,モノクロロベンゾイ
ルパーオキサイド,ジクロロパーオキサイド,2,5-ビ
ス(t−ブチル−パーオキシ)−2,5−ジメチルヘキ
サンなどが例示される。
【0011】本発明のワイパーブレード用シリコーンゴ
ム組成物は、上記(A)成分〜(F)成分を単に配合するこ
とにより得られるが、必要に応じて末端水酸基封鎖の低
重合度ポリジメチルシロキサン,ジフェニルシランジオ
ール,ジフェニルメチルシラノールなどの低分子量有機
ケイ素化合物,ビニル基含有量の大きな低重合度オルガ
ノポリシロキサン,顔料,耐熱剤,耐油剤その他の添加
剤を配合することは差し支えない。なお、これら(A)〜
(F)成分の配合順序はとくにこれを制限する理由はない
が、通常はまず(A)成分と(B)成分をニーダーミキサー
などを用いて加熱減圧下に混合し、これにニーダーミキ
サーないし2本ロールを用いて(C)成分と(D)成分と
(E)成分を混合し、最後に(F)成分を2本ロールを用い
て配合するのが有利である。このようにして調製された
シリコーンゴム組成物を100℃〜180℃に数分間〜
数時間加圧下または非加圧下に加熱し、さらに必要に応
じて後加硫すると硬化して耐候性,耐摩擦性に優れ、び
びりの発生のないワイパーブレードに好適なシリコーン
ゴム製品を与える。
ム組成物は、上記(A)成分〜(F)成分を単に配合するこ
とにより得られるが、必要に応じて末端水酸基封鎖の低
重合度ポリジメチルシロキサン,ジフェニルシランジオ
ール,ジフェニルメチルシラノールなどの低分子量有機
ケイ素化合物,ビニル基含有量の大きな低重合度オルガ
ノポリシロキサン,顔料,耐熱剤,耐油剤その他の添加
剤を配合することは差し支えない。なお、これら(A)〜
(F)成分の配合順序はとくにこれを制限する理由はない
が、通常はまず(A)成分と(B)成分をニーダーミキサー
などを用いて加熱減圧下に混合し、これにニーダーミキ
サーないし2本ロールを用いて(C)成分と(D)成分と
(E)成分を混合し、最後に(F)成分を2本ロールを用い
て配合するのが有利である。このようにして調製された
シリコーンゴム組成物を100℃〜180℃に数分間〜
数時間加圧下または非加圧下に加熱し、さらに必要に応
じて後加硫すると硬化して耐候性,耐摩擦性に優れ、び
びりの発生のないワイパーブレードに好適なシリコーン
ゴム製品を与える。
【0012】
【実施例】次に本発明を実施例にて説明する。実施例
中、%は重量%であり、可塑度は25℃における値であ
る。
中、%は重量%であり、可塑度は25℃における値であ
る。
【0013】
【実施例1】(A)成分としてメチル基99.84%とビ
ニル基0.16%を有する両末端ビニル基封鎖のジメチ
ルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴム
(可塑度160)70重量部、(B)成分として比表面積
240m2/gの湿式法シリカ30重量部、(C)成分と
して平均粒子径40μmのけいそう土12.5重量部、
(D)成分としてマイカ微粉末12.5重量部、(E)成分
として平均粒子径40μmのポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂粉末5重量部、(F)成分として2,5ジメチル−
2,5(ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの50%
シリコーンオイルペースト1重量部を混練してシリコー
ンゴム組成物を調製した。次に、このシリコーンゴム組
成物を170℃、10分間の条件で熱プレスを用いて硬
化させ、さらに200℃、4時間の条件でオーブン中で
後加硫を行うことにより、厚さ2mmのシートを作成し
た。このシートについてJIS K 6301に従って硬さ、
引張強さ、伸び、引裂き強さを測定した。また、このシ
リコーンゴム組成物をワイパーブレード用成形金型を用
い上記と同様の条件下で加熱硬化させた。得られた成形
品をワイパーブレード試験用の試験機に組み込んで、シ
リコーンゴム成形品面を水で濡らした平面ガラス板に押
しつけて24時間の揺動試験を行った。ここで、揺動試
験条件は、押付力600g,揺動角±45度,ストロー
ク45cm,速度50回/分であった。そして平面ガラス
中央部から6cc/分の水量を滴下しながら24時間揺動
させた。これらの測定結果を表1および表2に示した。
ニル基0.16%を有する両末端ビニル基封鎖のジメチ
ルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体生ゴム
(可塑度160)70重量部、(B)成分として比表面積
240m2/gの湿式法シリカ30重量部、(C)成分と
して平均粒子径40μmのけいそう土12.5重量部、
(D)成分としてマイカ微粉末12.5重量部、(E)成分
として平均粒子径40μmのポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂粉末5重量部、(F)成分として2,5ジメチル−
2,5(ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘキサンの50%
シリコーンオイルペースト1重量部を混練してシリコー
ンゴム組成物を調製した。次に、このシリコーンゴム組
成物を170℃、10分間の条件で熱プレスを用いて硬
化させ、さらに200℃、4時間の条件でオーブン中で
後加硫を行うことにより、厚さ2mmのシートを作成し
た。このシートについてJIS K 6301に従って硬さ、
引張強さ、伸び、引裂き強さを測定した。また、このシ
リコーンゴム組成物をワイパーブレード用成形金型を用
い上記と同様の条件下で加熱硬化させた。得られた成形
品をワイパーブレード試験用の試験機に組み込んで、シ
リコーンゴム成形品面を水で濡らした平面ガラス板に押
しつけて24時間の揺動試験を行った。ここで、揺動試
験条件は、押付力600g,揺動角±45度,ストロー
ク45cm,速度50回/分であった。そして平面ガラス
中央部から6cc/分の水量を滴下しながら24時間揺動
させた。これらの測定結果を表1および表2に示した。
【0014】
【比較例1】メチル基99.84%とビニル基0.16%
を有する両末端ビニル基封鎖のジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体生ゴム(可塑度160)
70重量部、乾式法シリカ30重量部、平均粒子径40
μmのけいそう土25重量部、平均粒子径40μmのポ
リテトラフルオロエチレン樹脂粉末5重量部、2,5ジ
メチル−2,5(ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
の50%シリコーンオイルペースト1重量部を混練して
シリコーンゴム組成物を調製した。このシリコーンゴム
組成物の特性を実施例1と同様にして測定し、その結果
を表1および表2に併記した。
を有する両末端ビニル基封鎖のジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体生ゴム(可塑度160)
70重量部、乾式法シリカ30重量部、平均粒子径40
μmのけいそう土25重量部、平均粒子径40μmのポ
リテトラフルオロエチレン樹脂粉末5重量部、2,5ジ
メチル−2,5(ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
の50%シリコーンオイルペースト1重量部を混練して
シリコーンゴム組成物を調製した。このシリコーンゴム
組成物の特性を実施例1と同様にして測定し、その結果
を表1および表2に併記した。
【0015】
【比較例2】
メチル基99.84%とビニル基0.16%
を有する両末端ビニル基封鎖のジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体生ゴム(可塑度160)
70重量部、比表面積240m 2 /gの湿式法シリカ3
0重量部、マイカ微粉末25 重量部、平均粒子径40μ
mのポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末5重量部、
2,5ジメチル−2,5(ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサンの50%シリコーンオイルペースト1重量部を混
練してシリコーンゴム組成物を調製した。そして、この
シリコーンゴム組成物の特性を実施例1と同様にして測
定し、その結果を表1および表2に併記した。
を有する両末端ビニル基封鎖のジメチルシロキサン・メ
チルビニルシロキサン共重合体生ゴム(可塑度160)
70重量部、比表面積240m 2 /gの湿式法シリカ3
0重量部、マイカ微粉末25 重量部、平均粒子径40μ
mのポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末5重量部、
2,5ジメチル−2,5(ジ−t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサンの50%シリコーンオイルペースト1重量部を混
練してシリコーンゴム組成物を調製した。そして、この
シリコーンゴム組成物の特性を実施例1と同様にして測
定し、その結果を表1および表2に併記した。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】本発明のワイパーブレード用シリコーン
ゴム組成物は、(A)成分〜(F)成分からなり、特に
(B)成分の湿式法シリカと(C)成分のけいそう土と
(D)成分の平行へき開性鉱物粉末と(E)成分のフッ
素樹脂粉末とを含有しているので、これを硬化してなる
シリコーンゴムをワイパーブレードに適用すれば、耐候
性に優れ、特に"びびり現象"および"鳴き"が発生しない
という特徴を有する。
ゴム組成物は、(A)成分〜(F)成分からなり、特に
(B)成分の湿式法シリカと(C)成分のけいそう土と
(D)成分の平行へき開性鉱物粉末と(E)成分のフッ
素樹脂粉末とを含有しているので、これを硬化してなる
シリコーンゴムをワイパーブレードに適用すれば、耐候
性に優れ、特に"びびり現象"および"鳴き"が発生しない
という特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5/14 C08K 5/14 //(C08L 83/04 27:12) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/04 - 83/08 B60S 1/38 C08K 3/00 - 3/36 C08K 5/14 C08L 27/12 - 27/20
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)オルガノポリシロキサン生ゴム
100重量部、 (B)湿式法シリカ 10〜50重量部、 (C)けいそう土 10〜50重量部、 (D)平行へき開性鉱物粉末 5〜50重量部、 (E)フッ素樹脂粉末 1〜10重量部、 (F)有機過酸化物 0.1〜10重量部 からなることを特徴とするワイパーブレード用シリコー
ンゴム組成物。 - 【請求項2】 けいそう土の平均粒子径が5〜40μm
である請求項1記載のワイパーブレード用シリコーンゴ
ム組成物。 - 【請求項3】 平行へき開性鉱物がマイカ粉末または黒
鉛粉末である請求項1記載のワイパーブレード用シリコ
ーンゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31189991A JP3205577B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ワイパーブレード用シリコーンゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31189991A JP3205577B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ワイパーブレード用シリコーンゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05117530A JPH05117530A (ja) | 1993-05-14 |
JP3205577B2 true JP3205577B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18022759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31189991A Expired - Fee Related JP3205577B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ワイパーブレード用シリコーンゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205577B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000248183A (ja) | 1999-02-26 | 2000-09-12 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | シリコーンゴム組成物 |
CA2469362C (en) | 2001-12-06 | 2012-02-07 | M Management-Tex, Ltd. | Improved windshield wiper having reduced friction characteristics |
CN1706888B (zh) * | 2004-06-11 | 2010-05-12 | Sar控股国际有限公司 | 自润有机硅橡胶材料、其制备方法及用途 |
JP2007063518A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Sar Holdings Internatl Ltd | 自己潤滑性有機シリコーンゴム材料、その製造方法、及び自己潤滑性有機シリコーンゴム材料で製造される製品 |
DE102007043482A1 (de) * | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Robert Bosch Gmbh | Gummimaterial |
JP4928617B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2012-05-09 | シー・アール・ケイ株式会社 | ワイパーブレード用ゴム組成物及びワイパーブレード |
CN110682515A (zh) * | 2018-07-05 | 2020-01-14 | 深圳市胜源新材料有限公司 | 一种硅胶镀膜雨刷胶条的挤出制备方法 |
CN110682491A (zh) * | 2018-07-05 | 2020-01-14 | 深圳市胜源新材料有限公司 | 一种硅胶镀膜雨刷胶条的模压制备方法 |
KR102290396B1 (ko) * | 2020-01-07 | 2021-08-19 | 그레이스 콘티넨탈 코리아 주식회사 | 와이퍼 블레이드용 조성물 및 이를 이용한 와이퍼 블레이드 제조방법 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP31189991A patent/JP3205577B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05117530A (ja) | 1993-05-14 |
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