JP3205401B2 - 遮水シートの敷設方法および装置 - Google Patents
遮水シートの敷設方法および装置Info
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- JP3205401B2 JP3205401B2 JP23980192A JP23980192A JP3205401B2 JP 3205401 B2 JP3205401 B2 JP 3205401B2 JP 23980192 A JP23980192 A JP 23980192A JP 23980192 A JP23980192 A JP 23980192A JP 3205401 B2 JP3205401 B2 JP 3205401B2
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Revetment (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物埋立地から廃棄
物中の有害物質が溶水するのを阻止し、遮水性を保持す
るための遮水シートの敷設方法および装置に関するもの
である。
物中の有害物質が溶水するのを阻止し、遮水性を保持す
るための遮水シートの敷設方法および装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、廃棄物埋立地の遮水性を保持する
ために遮水シートを敷設する方法としては、図４に示す
ごとく、水面Ｗ上に浮かべた台船１０の上で単位シート
を接合溶着して幅広のシート３２を製作し、これを台船
１０の端部に設けた長尺のローラで水面Ｗ上に送り出
し、送り出されたシート３２に多数の浮きを取り付け、
シート３２が所定長さ送り出されたら浮きを外してシー
ト３２を沈設している。
ために遮水シートを敷設する方法としては、図４に示す
ごとく、水面Ｗ上に浮かべた台船１０の上で単位シート
を接合溶着して幅広のシート３２を製作し、これを台船
１０の端部に設けた長尺のローラで水面Ｗ上に送り出
し、送り出されたシート３２に多数の浮きを取り付け、
シート３２が所定長さ送り出されたら浮きを外してシー
ト３２を沈設している。
【０００３】このような方法としては、遮水シートの連
続敷設工法に関する特公昭６３−５６３６６の発明が知
られており、この場合、図４のごとく、シートエレメン
ト収納ボックス１２と展張台１４と、この展張台１４の
入口側及び出口側に配置されたガイドローラ１６，１
６′と、これらガイドローラ１６，１６′の下流にある
押えローラ１８，２０と、駆動ローラ２２およびテンシ
ョンローラ２４とからなるローラ対とを具備している。
続敷設工法に関する特公昭６３−５６３６６の発明が知
られており、この場合、図４のごとく、シートエレメン
ト収納ボックス１２と展張台１４と、この展張台１４の
入口側及び出口側に配置されたガイドローラ１６，１
６′と、これらガイドローラ１６，１６′の下流にある
押えローラ１８，２０と、駆動ローラ２２およびテンシ
ョンローラ２４とからなるローラ対とを具備している。
【０００４】従って、上記従来の方法では、幅広のシー
ト３２を長尺なローラで送る必要があるで、シート３２
が斜めに送り出された場合の修正が困難であり、また押
えローラ１８，２０、テンションローラ２４などが必要
であり、その設備が大掛りになるという問題がある。さ
らに、浮きをシート３２に取付ける作業は台船１０上で
はできないので、その取付作業が非能率的で危険を伴な
うという問題があった。
ト３２を長尺なローラで送る必要があるで、シート３２
が斜めに送り出された場合の修正が困難であり、また押
えローラ１８，２０、テンションローラ２４などが必要
であり、その設備が大掛りになるという問題がある。さ
らに、浮きをシート３２に取付ける作業は台船１０上で
はできないので、その取付作業が非能率的で危険を伴な
うという問題があった。
【０００５】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、シートの
送り出し方向の修正が容易であり、かつその設備を簡単
にすることのできる遮水シートの敷設方法およびその装
置を提供することを目的としている。
問題点を解決するためになされたものであり、シートの
送り出し方向の修正が容易であり、かつその設備を簡単
にすることのできる遮水シートの敷設方法およびその装
置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の遮水シートの敷設方法は、台船上の一端に
配設した複数の遮水シートロールから台船上に引き出し
たそれぞれのシート上面にシート引張用部材固定用のピ
ースを溶着し、台船上の他端に配設した複数のウインチ
の運転により上記ピースに固定したシート引張用部材を
引き寄せて、上記遮水シートロールからシートを引き出
しの上、新たにシート上面に溶着したピースにシート引
張用部材を固定して引き寄せる上述の手順を繰り返しな
がら、台船上で各シート同志を接合溶着し、かつ浮きを
取付けて台船から繰り出すことを特徴としたものであ
る。
め、本発明の遮水シートの敷設方法は、台船上の一端に
配設した複数の遮水シートロールから台船上に引き出し
たそれぞれのシート上面にシート引張用部材固定用のピ
ースを溶着し、台船上の他端に配設した複数のウインチ
の運転により上記ピースに固定したシート引張用部材を
引き寄せて、上記遮水シートロールからシートを引き出
しの上、新たにシート上面に溶着したピースにシート引
張用部材を固定して引き寄せる上述の手順を繰り返しな
がら、台船上で各シート同志を接合溶着し、かつ浮きを
取付けて台船から繰り出すことを特徴としたものであ
る。
【０００７】また、上記の方法を適用するための遮水シ
ートの敷設装置としては、台船上の一端に複数の遮水シ
ートロールを配設し、かつ台船上の他端に、上記遮水シ
ートロールから引き出されるシートの上面に溶着するピ
ースに固定するシート引張用部材を引き寄せ可能で、か
つ遮水シートロールと同数のウインチを配設することに
より構成される。
ートの敷設装置としては、台船上の一端に複数の遮水シ
ートロールを配設し、かつ台船上の他端に、上記遮水シ
ートロールから引き出されるシートの上面に溶着するピ
ースに固定するシート引張用部材を引き寄せ可能で、か
つ遮水シートロールと同数のウインチを配設することに
より構成される。
【０００８】
【作 用】上記の敷設装置では、台船上の一端の各遮水
シートロールから、他端の各ウインチにより、それぞれ
のシートに溶着したピースに固定したシート引張用部材
を引き寄せて、シートをロールから引き出す手順を繰り
返しながら、各シートを接合溶着し、浮きを取付けるの
で、各シートが斜めに送り出されても各ウインチの運転
によりその修正が容易に行なわれ、また、台船上で浮き
の取付けが容易に行なわれる。
シートロールから、他端の各ウインチにより、それぞれ
のシートに溶着したピースに固定したシート引張用部材
を引き寄せて、シートをロールから引き出す手順を繰り
返しながら、各シートを接合溶着し、浮きを取付けるの
で、各シートが斜めに送り出されても各ウインチの運転
によりその修正が容易に行なわれ、また、台船上で浮き
の取付けが容易に行なわれる。
【０００９】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図１は本発明の方法を適用して遮水シートを敷設
する装置の一実施例の平面図で、図２は図１の側面図で
ある。まず、この装置は遮水シートを敷設しようとする
廃棄物などの埋立地に張った水面Ｗ上に浮かぶ台船１０
からなり、この台船１０上の一端に、遮水シートロール
１を複数例えば４個配設し、これらの遮水シートロール
１の全長を図１に示す遮水シート敷設幅Ｈとしており、
上記遮水シートロール１の両軸端を、ロール受け５で支
持し、かつストッパー付送り出しギヤモータ２で駆動し
ている。
るが、図１は本発明の方法を適用して遮水シートを敷設
する装置の一実施例の平面図で、図２は図１の側面図で
ある。まず、この装置は遮水シートを敷設しようとする
廃棄物などの埋立地に張った水面Ｗ上に浮かぶ台船１０
からなり、この台船１０上の一端に、遮水シートロール
１を複数例えば４個配設し、これらの遮水シートロール
１の全長を図１に示す遮水シート敷設幅Ｈとしており、
上記遮水シートロール１の両軸端を、ロール受け５で支
持し、かつストッパー付送り出しギヤモータ２で駆動し
ている。
【００１０】次に、台船１０上の他端には、上記遮水シ
ートロール１と同期運転可能で、かつ同数の手動ウイン
チ３、例えば図３に示すような、商品名“チルホール”
を配設しているが、これら４台の手動ウインチ３はそれ
ぞれがストッパー付で、トラス４に図２のごとく配設さ
れている。なお、図１の台船１０上には押えローラ１８
と、操船ウインチ１７と、エアコンプレッサ１３と、シ
ート方向修正ウインチ１１と、そして発電機９とが示さ
れている。
ートロール１と同期運転可能で、かつ同数の手動ウイン
チ３、例えば図３に示すような、商品名“チルホール”
を配設しているが、これら４台の手動ウインチ３はそれ
ぞれがストッパー付で、トラス４に図２のごとく配設さ
れている。なお、図１の台船１０上には押えローラ１８
と、操船ウインチ１７と、エアコンプレッサ１３と、シ
ート方向修正ウインチ１１と、そして発電機９とが示さ
れている。
【００１１】次に、上記の遮水シートの敷設装置により
シート７を台船１０から水面Ｗ上に繰り出して、この埋
立地に沈めて敷設する手順を説明すると、まず、それぞ
れの遮水シートロール１からシート７を台船１０上に引
き出し、それらのシート７の上面にシート７と同材質の
Ｉ形ピースなどのピースを溶着し、これらピースにシー
ト引張用部材として鋼製などのパイプ９を固定し、この
パイプ９をロープ８などにより手動ウインチ３に連結す
る。
シート７を台船１０から水面Ｗ上に繰り出して、この埋
立地に沈めて敷設する手順を説明すると、まず、それぞ
れの遮水シートロール１からシート７を台船１０上に引
き出し、それらのシート７の上面にシート７と同材質の
Ｉ形ピースなどのピースを溶着し、これらピースにシー
ト引張用部材として鋼製などのパイプ９を固定し、この
パイプ９をロープ８などにより手動ウインチ３に連結す
る。
【００１２】そこで、手動ウインチ３を運転させること
により、パイプ９を引き寄せて、シート７を遮水シート
ロール１から引き出しの上、新にピースをシート７面上
に溶着し、そのピースにパイプ９を固定し、手動ウイン
チ３で矢印Ｐ方向に引き寄せる手順を繰り返しながら、
台船１０上で各シート７同志を接合溶着して遮水シート
敷設幅Ｈに形成し、かつ多数の浮き６をシート７に取り
付けて台船１０を図２の矢印Ｆ方向に移動させること
で、シート７は水面Ｗ上に繰り出される。
により、パイプ９を引き寄せて、シート７を遮水シート
ロール１から引き出しの上、新にピースをシート７面上
に溶着し、そのピースにパイプ９を固定し、手動ウイン
チ３で矢印Ｐ方向に引き寄せる手順を繰り返しながら、
台船１０上で各シート７同志を接合溶着して遮水シート
敷設幅Ｈに形成し、かつ多数の浮き６をシート７に取り
付けて台船１０を図２の矢印Ｆ方向に移動させること
で、シート７は水面Ｗ上に繰り出される。
【００１３】このようにして、シート７が所定長さ送り
出されたら、浮き６を外してシート７を沈設することに
より遮水シートの敷設作業が行なわれる。なお、上記の
手動ウインチ３としてこの実施例で使用されている商品
名チルホール３Ａは、図３に示すように、レバー３Ｂを
矢印Ａ，Ｂ方向に手で往復動することにより、ロープ９
などの動索を荷重Ｌに合わせて遅い速度で固定索２０側
に引くことが可能なもので、また、この場合の手による
往復動を油圧シリンダで行なう油圧式のものも使用可能
である。また、手動ウインチ３を同期運転すれば、作業
効率がいっそう向上する。
出されたら、浮き６を外してシート７を沈設することに
より遮水シートの敷設作業が行なわれる。なお、上記の
手動ウインチ３としてこの実施例で使用されている商品
名チルホール３Ａは、図３に示すように、レバー３Ｂを
矢印Ａ，Ｂ方向に手で往復動することにより、ロープ９
などの動索を荷重Ｌに合わせて遅い速度で固定索２０側
に引くことが可能なもので、また、この場合の手による
往復動を油圧シリンダで行なう油圧式のものも使用可能
である。また、手動ウインチ３を同期運転すれば、作業
効率がいっそう向上する。
【００１４】
【発明の効果】以上に説明した本発明の遮水シートの敷
設方法および装置によれば、シートをウインチで台船上
から繰り出しているので、シートが斜めに送り出されて
も、その修正が容易に行なわれるという効果がある。ま
た、本発明では従来のローラに代えてウインチでシート
を送り出しているので、設備が簡単であり、しかもシー
トの上面に浮きを取付ける作業を台船上で行なうことが
できるので、作業効率が良く、かつ安全であるという利
点がある。
設方法および装置によれば、シートをウインチで台船上
から繰り出しているので、シートが斜めに送り出されて
も、その修正が容易に行なわれるという効果がある。ま
た、本発明では従来のローラに代えてウインチでシート
を送り出しているので、設備が簡単であり、しかもシー
トの上面に浮きを取付ける作業を台船上で行なうことが
できるので、作業効率が良く、かつ安全であるという利
点がある。
【図１】本発明の遮水シートの敷設装置の一実施例にお
ける平面図である。
ける平面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】図１の手動ウインチとして適用されるチルホー
ルの説明用側面図である。
ルの説明用側面図である。
【図４】従来の遮水シートの敷設用の台船の概略側面図
である。
である。
１ 遮水シートロール ３ 手動ウインチ ６ 浮き ７ シート ８ ロープ ９ パイプ １０ 台船
フロントページの続き (72)発明者 岩月 哲三 神奈川県横浜市鶴見区安善町１−３ 東 亜建設工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−57705（ＪＰ，Ａ) 特公 昭63−56366（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E02B 3/12 E02B 3/18 B09B 1/00
Claims (2)
- 【請求項１】 台船上の一端に配設した複数の遮水シー
トロールから台船上に引き出したそれぞれのシート上面
にシート引張り用部材固定用のピースを溶着し、台船上
の他端に配設した複数のウインチの運転により上記ピー
スに固定したシート引張り用部材を引き寄せて、該遮水
シートロールからシートを引き出しの上、新たにシート
上面に溶着したピースにシート引張り用部材を固定し、
引き寄せる手順を繰り返しながら、台船上で各シート同
志を接合溶着し、かつ浮きを取付けて台船から繰り出す
遮水シートの敷設方法。 - 【請求項２】 台船上の一端に複数の遮水シートロール
を配設し、かつ台船上の他端に、上記遮水シートロール
から引き出されるシートの上面に溶着されるピースに固
定するシート引張り用部材を引き寄せ可能で、かつ遮水
シートロールと同数のウインチを配設した遮水シートの
敷設装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23980192A JP3205401B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 遮水シートの敷設方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23980192A JP3205401B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 遮水シートの敷設方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0688319A JPH0688319A (ja) | 1994-03-29 |
| JP3205401B2 true JP3205401B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=17050067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23980192A Expired - Fee Related JP3205401B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 遮水シートの敷設方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3205401B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4974584B2 (ja) * | 2006-05-12 | 2012-07-11 | 大阪府 | シート敷設用台船及び遮水シートの敷設施工方法 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23980192A patent/JP3205401B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0688319A (ja) | 1994-03-29 |
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