JP3205290U - 手帳 - Google Patents

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泰輔 吉田
泰輔 吉田
沙里衣 中村
沙里衣 中村
彩純 野里
彩純 野里
瑛 高内
瑛 高内
芳徳 齋藤
芳徳 齋藤
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株式会社高橋書店
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Abstract

【課題】5W1Hの要素を考慮したレイアウトを採用した手帳を提供する。【解決手段】手帳は、1ページまたは見開きページの横方向に向かって、少なくとも日時欄、内容欄、場所欄、相手欄、理由欄および手段欄を並べてある予定記入部を含む5W1Hを意識した予定記入ができ、視認性よくスケジュールの把握が可能となる。【選択図】図1

Description

本考案は、手帳に関する。
手帳には、年間予定表、月間予定表、1日1頁予定表などの各ページが1ページ毎の構成または見開きページの構成で綴じ込まれている。
これらの予定表は、種々のレイアウトが採用されている。
例えば、本出願人は、以前に以下の特許文献1に記載の手帳を着想した。
特許文献1に記載の手帳は、見開きページにおいて、予定記入欄と、前記予定記入欄の周囲に設けたメモ欄とで構成することで、自由な発想によるメモの記入の実現や、一覧性の向上などの効果を実現している。
実用新案登録3171861号公報
ところで、情報伝達や文章作成のポイントとして、「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」の6種の項目からなる、いわゆる5W1Hの考え方が知られている。
しかし、従来の手帳においては、この5W1Hの要素を考慮したレイアウトを採用した製品は存在していなかった。これは、5W1Hの考え方が、第三者への情報伝達を明確とすることを主題としているため、記入者自身のスケジュール管理としての利便性があることついて、何人も着想・検討する余地が無かったからである。
この点、本件出願人は、手帳でのスケジュール管理として、5W1Hの手法の適用にあたり、その有益性を見出すことに成功した。
以上説明したとおり、本考案は、手帳でのスケジュール管理として5W1Hの手法を採用することで、使用者の行動や思考のインデックス化を可能とする手帳の提供を目的とする。
よって、本願の第1考案は、1ページまたは見開きページの横方向に、少なくとも5W1Hの項目毎に区分けした欄を有する予定記入部を含むことを特徴とする、手帳を提供するものである。
また、本願の第2考案は、前記第1考案に記載の手帳において、前記予定記入部が、1ページまたは見開きページの左から右に順に並べた日時欄、内容欄、場所欄、相手欄、理由欄および手段欄を少なくとも含むことを特徴とする。
また、本願の第3考案は、前記第2考案に記載の手帳において、1ページまたは見開きページを1日分とし、前記日時欄に、予め時刻を印刷してあることを特徴とする。
また、本願の第4考案は、前記第2考案に記載の手帳において、1ページまたは見開きページを1週分、複数週分、1ヶ月分または1年分とし、前記日時欄に、予め日付を印刷してあることを特徴とする。
また、本願の第5考案は、前記第1乃至4のうち何れかの考案に記載の手帳において、前記予定記入部の下方に、自由記入部を設けたことを特徴とする。
本考案によれば、以下に記載する効果のうち、少なくとも何れか1つの効果を得ることができる。
(1)1ページまたは見開きページの横方向に向かって、少なくとも5W1Hの項目毎に区分けした欄を有する予定記入部を設けることで、いわゆる5W1Hを意識した予定記入が可能となり、使用者の思考や行動をインデックス化して、シンプルに整理することができる。
(2)予定記入部を、1ページまたは見開きページの横方向に向かって、日時欄、内容欄、場所欄、相手欄、理由欄、手段欄の順に並べることで、視認性を高め、スケジュールの把握を容易とすることができる。
(3)過去の手帳を振り返ったときに、記入者自身が「いつ」「何を」「どこで」していたか、などの項目を瞬時に把握することができる。
(4)日時欄を空欄にしておくことにより、日時欄における時刻や日付の記入レイアウトを、手帳保有者が自由に設計できる。
(5)日時欄に予め時刻や日付を印刷しておくことで、手帳保有者の記入の手間を省くことができる。
(6)予定記入部の下方に自由記入部を設けることで、その他のメモ部や、TODO記入部などの配置を行うことができる。
本考案に係る手帳の一例を示す概略図。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施例について説明する。
<1>全体構成
図1に示す、本考案に係る手帳は、1ページを1日分として構成し、見開きで2日分の予定を閲覧可能な構成を呈している。
この構成のうち、1ページ部分について着目すると、本ページは、予定記入部Aと、自由記入部Bとを少なくとも含むように構成している。
そして、予定記入部Aの上部には、日付表示部を設けている。
以下、各部の詳細について説明する。
<2>予定記入部
予定記入部Aは、いわゆる5W1Hに相当する日時欄10、内容欄20、場所欄30、相手欄40、理由欄50、手段欄60の各記入欄を少なくとも含んでいる。本考案では、各記入欄を順不同に並んで構成することができる。
<2.1>各欄の配置態様
予定記入部Aを構成する各欄の好ましい配置例として、図1に係る配置態様がある。
図1では、1ページの横方向(幅方向)に縦罫線で区分けされた六列の欄が形成されており、左から右へと、日時欄10(When)、内容欄20(What)、場所欄30(Where)、相手欄40(Who)、理由欄50(Why)、手段欄60(How)の順番で並列されている。
まず、日時欄10(When)を最も左側に配置しておくことは通常一般的である。
そして、日時欄10(When)の次には、内容欄20(What)および場所欄30(Where)を配置しておくと、日時とその日時に行うべき内容や場所がすぐに紐付いて視認できるため、使用の便宜上好ましい。
この点が、いわゆる5W1Hにおける、「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」の順番と異なっている。
<2.2>各欄の表題
なお、各欄の表題は、図1に示す表記に限定されず、例えば「いつ」「何を」「どこ」「だれ」「なぜ(何のために)」「どのように」など、5W1Hにおける同種の表記を行っても良い。
<2.3>各欄の幅
各欄の幅は、特段限定せず、任意の構成を採用することができる。
図1では、内容欄20(What)、場所欄30(Where)、相手欄40(Who)、理由欄50(Why)の4項目を等幅とし、日時欄10(When)を前記4項目の各欄よりも狭くし、手段欄60(How)を前記4項目の各欄よりも広くした構成としている。
これは、日時欄10(When)は、日程や時刻を記入するため、多くの記入スペースを要しないこと、手段欄60(How)は記載量が増える傾向にあるためである。
<2.4>日時欄の印刷の有無
図1では、日時欄10(When)について、予め朝7時から深夜24時まで1時間毎の時刻が予め紙面に印刷されており、これらの各時刻に合わせて横罫線によってその他の記入欄が区分けされている。
<2.5>横罫線の態様
前記横罫線のうち、所定間隔毎に、線色、濃度、太さ、線種などを変えることで、各記入欄の視認性を高めるように構成してもよい。図1では、12時、18時、24時に相当する横罫線の濃度を濃くしている。
<3>自由記入部
自由記入部Bは、主として空欄から構成して自由記入を促す箇所である。
図1では、自由記入部Bを、空欄からなるメモ部70と、左側に複数のチェックボックスを縦配置したTODO記入部80とで構成している。
日時によらないメモ書きは、当該自由記入部Bを用いて記載すれば良い。
<4>作用・効果
このように、本考案に係る手帳によれば、1日の予定を5W1Hに分けて書くことで、複数のプロジェクトなどの複雑な予定や思考を、5W1Hに沿ってインデックス化することができる。よって、記入後の情報アクセスを短時間に行うことができ、効率の良いスケジューリングが可能となる。
また、過去の手帳を振り返ったときに、記入者自身が「いつ」「どこで」「何を」していたかを瞬時に把握することができる。
本考案の第2実施例について説明する(図示せず)。
本考案に係る手帳は、日時欄10(When)を予め空欄にしておくこともできる。
本実施例に係る手帳によれば、使用者の1日の稼働時間に合わせた時刻表記を使用者自身で記載したり、記入密度の高い期間は1時間毎の欄ではなく10分おきの欄として設定したりするなど、使用者自身による自由なレイアウト設計が可能となる。
本考案の第3実施例について説明する(図示せず)。
本考案に係る手帳は、1ページまたは見開きページを1週分、複数週分、1ヶ月分または1年分としておくことができる。
このとき日時欄10は、予め日付を印刷しておいてもよいし、前記第2実施例のように空欄にしておいてもよい。
本実施例に係る手帳によれば、1週分、複数週分、1ヶ月分または1年分の予定を5W1Hに分けて書くことで、前記第1実施例と同じように、複数のプロジェクトなどの複雑な予定や思考を、5W1Hに沿ってインデックス化することができる。
本考案の第4実施例について説明する(図示せず)。
本考案に係る手帳は、前記第1〜第3実施例に記載の手帳において、自由記入部Bを除いて予定記入部Aのみからなるように構成してもよい。
本考案の第5実施例について説明する(図示せず)。
本考案に係る手帳は、前記第1〜第4実施例に係る手帳において、予定記入部Aを構成する5W1Hの各欄に、「対象欄(Whom(だれに))」を加えた6W1Hや、「程度欄(How much(どの程度の))」を加えた5W2Hや、これら両者を加えた6W2Hなどの構成としてもよい。
A 予定記入部
10 日時欄
20 内容欄
30 場所欄
40 相手欄
50 理由欄
60 手段欄
B 自由記入部
70 メモ部
80 TODO記入部

Claims (5)

  1. 1ページまたは見開きページの横方向に、少なくとも5W1Hの項目毎に区分けした欄を有する予定記入部を含むことを特徴とする、手帳。
  2. 前記予定記入部が、1ページまたは見開きページの左から右に順に並べた日時欄、内容欄、場所欄、相手欄、理由欄および手段欄を少なくとも含むことを特徴とする、手帳。
  3. 1ページまたは見開きページを1日分とし、
    前記日時欄に、予め時刻を印刷してあることを特徴とする、請求項2に記載の手帳。
  4. 1ページまたは見開きページを1週分、複数週分、1ヶ月分または1年分とし、
    前記日時欄に、予め日付を印刷してあることを特徴とする、請求項2に記載の手帳。
  5. 前記予定記入部の下方に、自由記入部を設けたことを特徴とする、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の手帳。
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