JP3205265U - 溶接装置と通信するためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接装置のさまざまなコンポーネントに対してデータの読み取り及び/又は書き込みを行うためのシステムを提供する。【解決手段】データは、近距離無線通信を使用するデバイス間で交換される。具体的には、溶接システム200は、溶接機202と、ワイヤフィーダ230と、溶接トーチ240と、溶接機、ワイヤフィーダ、又は溶接トーチのうちの1つに取り付けられたNFCタグと、溶接システムの操作に対するアクセス制限を示すNFC信号を生成するオペレータデバイス250とを備え、オペレータデバイスを所有するオペレータ106は、オペレータデバイスがNFCタグの近くに運ばれた後に、アクセス制限内でのみ溶接システムを操作することが許可される。【選択図】図2

Description

本考案の一般概念は、特にアーク溶接、さらに具体的には溶接関連装置とデータを交換するためのシステム及び方法に関連する。さらに具体的には、本考案は、請求項1及び7のプリアンブルにそれぞれ記載された溶接システム及び溶接システムと通信するための方法に関連する。
優先権の主張
本出願は、2013年3月15日に出願された3件の米国暫定特許出願第61/795,000号、第61/798,192号、及び第61/798,915号の利益及びこれらに対する優先権を主張する。これら3件の仮出願は、本明細書によって参照されることにより、本出願に完全に包含される。
参照による組み込み
次の文献は、本明細書に記載された本考案の一般概念のより十分な理解及び認識に役立つ可能性がある:米国特許第5,278,390号(Blankenship)、第5,500,512(Goldblatt)、第5,553,810号(Bobeczko)、第5,708,253号(Bloch他)、第5,862,071号(Scholder)、第6,536,660号(Blankenship他)、及び第6,858,817号(Blankenship他)、論文「What Every Engineer Should Know about Welding」(D.K.Miller著、1997年)、出版物「Digital Communications Technology」(Lincoln Electric著、2006年)。したがって、これらの各文献は、本明細書によって参照されることにより、本明細書に完全に組み込まれる。
近距離無線通信(near field communication:NFC)は、スマートフォンやタブレットなどのデバイス間の非接触通信の一形態である。NFCは、そのようなデバイス(多くの場合、携帯端末又はモバイル機器)に関する一連の規格を含んでおり、それらのデバイスを互いに接触されることで、又は(通常は、数センチメートル以下に)近づけることで、各デバイス間の無線通信を確立する。NFCピアツーピア通信は、両方のデバイスに電力が供給されている場合に可能になる。通信は、NFCデバイスと、電力が供給されていないNFCチップ(多くの場合、「パッシブ・タグ」又は単に「タグ」と呼ばれる)との間でも可能になる。
NFCは、2つのデバイス間の、消費電力の低い近距離通信のプロトコルである。イニシエータ・デバイスは、ターゲット・デバイスが検出及びアクセスできる電波を、磁気誘導を使用して生成し、比較的に短い距離(例えば、10cm未満)を経由した無線による少量のデータ転送を可能にする。さらに具体的には、イニシエータ・デバイスは、磁気誘導を使用することにより、小電流を放射して磁場を生成し、この磁場が、イニシエータ・デバイスとターゲット・デバイスとの間の物理的空間の橋渡しをする。この磁場は、ターゲット・デバイス内の同様のコイルによって受信され、電気インパルスに逆変換されて、ステータス情報又はその他の任意の情報などのデータを伝える。いわゆる「パッシブ」NFCタグは、イニシエータ・デバイスからのエネルギーを使用して応答をエンコードするが、「アクティブ」タグ又は「ピアツーピア」タグは独自の電源を備え、独自の電磁場を使用してイニシエータ・デバイスに応答する。したがって、NFC送信には、通常2つのモードが含まれる。パッシブ通信モードにおいて、イニシエータ・デバイスは搬送波場を提供し、ターゲット・デバイスは既存の磁場を変調することによって応答する。このモードにおいて、ターゲット・デバイスは、イニシエータ・デバイスが提供する電磁場から動作電力を供給されることが可能であり、そのため、ターゲット・デバイスは応答装置になる。アクティブ通信モードにおいて、イニシエータ・デバイスとターゲット・デバイスの両方は、各自の磁場を交互に生成して通信する。デバイスは、データを待ち受けている間、その無線周波数(radio frequency:RF)場を無効にする。このモードでは、通常、両方のデバイスに電力が供給される。
NFCデバイスは、データの受信と送信を同時に行えるようにすることが可能である。したがって、デバイスは、受信信号の周波数が送信信号の周波数と一致していないかどうか、衝突の可能性をチェックすることができる。
NFCは、世界的に使用可能な無許可の無線周波数である13.56MHzのISMバンドの範囲内で動作する。RFエネルギーの大部分は、許容される±7kHzの帯域幅に集中しているが、スペクトル包絡線全体は、ASK変調を使用した場合、最大1.8MHzになる可能性がある。小型標準アンテナを使用した場合の作動距離は、最大20cmに達することが可能であるが、実際の作動距離はさらに短い。
NFC送信は、近距離及び暗号化のサポートにより、通常は安全である。多くの場合、アプリケーションは、上位層の暗号プロトコル(例えば、SSL)を使用して、セキュリティで保護されたチャネルを確立する。NFCデバイスを紛失するとセキュリティ問題が発生する可能性があるため、通常、そのようなデバイスは、認証コードなどの追加セキュリティによって保護される。
NFC規格は、通信プロトコル及びデータ交換形式を対象にし、比較的設定がシンプルなセキュリティで保護された接続を提供し、Bluetooth(登録商標)接続やWi−Fi接続などのさらに能力の高いワイヤレス接続の起動に使用できる。
NFC送信のアプリケーション、並びに関連する溶接システム及び方法との通信は、本明細書に記載されて示される本考案の一般概念によって考慮される。
本考案の一般概念及びその実施形態と利点は、例として以下の図面を参照してより詳細に説明される。
MIG溶接システムの概略図である。 NFCロジック及びNFC対応デバイスが組み込まれた溶接システムの実施形態である。 パッシブNFCデバイス(又はタグ)の概略図である。 アクティブNFCデバイス(又はタグ)の概略図である。 NFCタグを含む電源の概略図である。 NFCタグを含むガス源の概略図である。 NFCタグを含むワイヤ源の概略図である。 NFCタグを含む溶接トーチの概略図である。 NFCタグを含む溶接機の概略図である。 NFCタグを含むワイヤフィーダの概略図である。 アクティブNFCロジックを含むオペレータデバイスの概略図である。 NFCロジックを使用して特定の溶接機の機能へのアクセスを制限するための処理のロジック・フローチャートである。 溶接システムを備える溶接装置へのキャリブレーション・データをセキュリティで保護するための処理のロジック・フローチャートである。 NFCデバイスを使用して溶接システムを設定及びキャリブレーションするための方法のロジック・フローチャートである。 NFCタグを使用して溶接システムのネットワークを構成するための方法のロジック・フローチャートである。
溶接装置のさまざまなコンポーネントに対してデータの読み取り及び/又は書き込みを行うためのシステム及び方法が提供される。データは、近距離無線通信を使用するデバイス間で交換される。一つの実施形態では、本考案は、溶接システム、溶接機、ワイヤフィーダ、溶接トーチ、溶接機の溶接コントローラに接続された、NFC信号を受信するための通信手段を提供する。本考案の詳細な実施形態、特徴、及び態様は、以下の説明、図面、及び特許請求の範囲から推測できる。
本考案の一般概念は、さまざまな形での実施形態が可能であるが、本開示が本考案の一般概念の原理の一例にすぎないと見なされるという了解の下で、本明細書では図面で示され、具体的な実施形態において詳細に説明される。したがって、本考案の一般概念は、本明細書に示された特定の実施形態に制限されるよう意図されていない。
本開示全体で使用される可能性のある各種用語について、以下で定義する。全ての用語の単数形及び複数形の両方が、それぞれの意味に含まれる。
本明細書で使用される「ロジック」は、「回路」と同じ事を表して、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア及び/又は機能又は動作を実行するためのそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。例えば、所望のアプリケーション又は特定の必要性に応じて、ロジックは、ソフトウェア制御マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit:ASIC)などの個々のロジック、又はその他のプログラムされたロジック・デバイスを含むことができる。場合によっては、ロジックは、完全にソフトウェアとして具現化されることも可能である。
本明細書で使用される「ソフトウェア」又は「コンピュータ・プログラム」は、コンピュータ又はその他の電子機器が機能を実行し、動作を開始し、且つ/又は所望の方法で動作できるようにする1つ又は複数のコンピュータ可読命令及び/又は実行可能命令を含むが、これらに限定されない。命令は、ルーチン、アルゴリズム、モジュール、又は、単独のアプリケーション若しくは動的にリンクされたライブラリからのコードを含むプログラムなど、さまざまな形態で具現化されることが可能である。ソフトウェアは、スタンドアロン・プログラム、関数呼び出し、サーブレット、アプレット、メモリに格納された命令、オペレーティング・システムの一部、又はその他の種類の実行可能命令などの、さまざまな形態で実装されることも可能である。ソフトウェアの形態が、例えば、特定のアプリケーションの要件、ソフトウェアが実行される環境、及び/又は設計者/プログラマなどの要求によって異なるということは、当業者によって理解されるであろう。
本明細書で使用される「コンピュータ」又は「処理装置」は、データを格納、取得、及び処理できる任意のプログラムされた電子機器又はプログラム可能な電子機器を含むが、これらに限定されない。
本明細書で使用される「オペレータ」は、溶接作業を実際に実行する任意の個人、及び(手動又は自動)溶接作業を監督するか、又は溶接作業の責任を負っている任意の個人を含むが、これらに限定されない。
アーク溶接は、非常に多数の相互に関係するパラメータ及び関係しないパラメータが、溶接作業の実行時に溶融池への溶融金属の堆積に影響を与える、複雑な処理である。そのため、多くの最新のアーク溶接機は、溶接処理を実行又は制御するのに役立つ情報を格納するためのメモリ又は類似の構造を含んでいる。この情報は、例えば、溶接機を制御するためのパラメータなどの、溶接処理に直接関連する情報、及び/又は溶接処理を実行するオペレータに関する情報などの、溶接処理に間接的に関連する情報、又は溶接処理で使用されているワイヤに関連する情報を含むことができる。このような情報を効率的、確実、且つ安全に入力するためのシステム及び方法が望まれる。
本考案の一般概念は、NFCアクティブ・デバイス及び/又はNFCパッシブ・デバイスを使用して、溶接システムの各種コンポーネント(例えば、電力供給装置/コントローラ)及びそのオペレータの間を含む、溶接システム内の情報の読み取り、書き込み、及び/又は格納を行うシステム及び方法を考慮する。
ガス・メタル・アーク溶接(gas metal arc welding:GMAW)の一部である金属不活性ガス(metal inert gas:MIG)溶接は、アーク溶接の一種である。MIG溶接は、電気アークが消耗ワイヤ電極と加工対象の金属との間に形成され、金属がワイヤとともに融解して結合する溶接処理である。多くの場合、ワイヤ電極とともに、遮蔽ガスが溶接ガン又は溶接トーチを通じて供給され、溶接処理を空気中の混入物質(例えば、酸素、窒素)から遮蔽する。本明細書に記載されたさまざまな例示的な実施形態は、1つ又は複数の特定の種類の溶接処理を対象にすることが可能であるが、本考案の一般概念は、これらの特定の種類の溶接処理に制限されるよう意図されておらず、任意の適切な溶接処理での適用可能性を見出すことが可能である。
従来のMIG溶接システム100を図1に示す。MIG溶接システム100において、溶接ユニット(溶接機)102は、溶接処理の電力供給装置及びコントローラとして機能する。溶接機102は、溶接処理に関連する情報を格納するために、メモリ104又は類似のロジックを含む。例えば、情報は、溶接機102を手動でプログラムするか、又は溶接機102と情報をやりとりするオペレータ106によってメモリに格納されることが可能である。
溶接機102は、溶接機102を動作させるために必要な入力電力112を供給する電源110に接続される。溶接機102は、溶接処理に適した、一貫した又は制御された出力電力114を生成するために、入力電力112を調整できる。
溶接機102は、溶接処理用の遮蔽ガス122を供給するガス源120にも接続される。制御されたガスを溶接機102に供給するために、ガス・レギュレータを使用して遮蔽ガス122の圧力を調整することができる。
溶接機102は、ワイヤフィーダ130にも接続される。ワイヤフィーダ130は、溶接ワイヤ132を、ワイヤのスプール又はバレルなどのワイヤ源134から受け取る。ワイヤフィーダ130は、溶接ワイヤ132を溶接トーチ140、溶接ガン、又は同様のものに繰り出すために、モータ又は同様のものを含む。ワイヤフィーダ130は、溶接トーチ140のスイッチを押すなどのオペレータ106の操作に応答して、溶接ワイヤ132を前進させることができる。
図に示された実施形態では、出力電力114及び/又は遮蔽ガス122も、ワイヤフィーダ130を介して(例えば、ケーブルを使用して)溶接トーチ140に供給される。別の実施形態では、出力電力114及び/又は遮蔽ガス122は、溶接機102から溶接トーチ140に直接供給されることも可能である。
溶接される少なくとも1つのワークピース150も提供される。ワークピース150は、接地ケーブル152又は同様のものによって、溶接機102に接続される。
本考案の一般概念の一つの例示的な実施形態によるMIG溶接システム200を図2に示す。本明細書に記載されているように、MIG溶接システム200の1つ又は複数のコンポーネントは、NFC対応コンポーネントである。したがって、これらのコンポーネントに対して、データの読み取り及び/又は書き込みを行うことが可能であり、その結果、さらに動的な溶接システムが得られる。
MIG溶接システム200では、溶接ユニット(溶接機)202は、溶接処理の電力供給装置及びコントローラとして機能する。溶接処理の電力供給装置及びコントローラは、別々の装置にすることもできる。溶接機202は、これら(又はその他)の機能を実行及び/又は支援するための処理装置(図に示されていない)を含むことができる。この処理装置は、溶接機202の内部コンポーネント、又は溶接機202が(例えば、ネットワークを経由して)アクセスする外部コンポーネントにすることができる。
溶接機202は、溶接処理に関連する情報を格納するために、メモリ204又は類似のロジックも含む。この情報は、いつでもメモリに格納されることが可能である。例えば、この情報は、溶接機202の製造時にメモリ204に格納されることが可能である。別の例として、この情報は、オペレータ106などによる溶接機202の設置後に、メモリ204に格納されるか、又は更新されることが可能である。
溶接機202は、任意の関連するロジック、ソフトウェア、構造、及び同様のもの(電源など)が含まれるNFCロジック206を含むことができる。NFCロジック206は、溶接機202がNFC送信の送信及び/又は受信を行うことを可能にする。
溶接機202は、溶接機202を動作させるために必要な入力電力112を供給する電源210に接続される。溶接機202は、溶接処理用に適した、一貫した又は制御された出力電力114を生成するために、入力電力112を調整又は変更できる。
電源210は、任意の関連するロジック、ソフトウェア、構造、及び同様のもの(電源など)が含まれるNFCロジック216を含むことができる。NFCロジック216は、電源210がNFC送信の送信及び/又は受信を行うことを可能にする。
溶接機202は、溶接処理用の遮蔽ガス122を供給するガス源220にも接続される。制御されたガスを溶接機202に供給するために、ガス・レギュレータ(図に示されていない)を使用して遮蔽ガス122の圧力を調整することができる。
ガス源220は、任意の関連するロジック、ソフトウェア、構造、及び同様のもの(電源など)が含まれるNFCロジック226を含むことができる。NFCロジック226は、ガス源220がNFC送信の送信及び/又は受信を行うことを可能にする。
溶接機202は、ワイヤフィーダ230にも接続される。ワイヤフィーダ230は、溶接ワイヤ132を、ワイヤのスプール又はバレルなどのワイヤ源234から受け取る。ワイヤフィーダ230は、溶接ワイヤ132を溶接トーチ240、溶接ガン、又は同様のものに繰り出すために、モータ又は同様のものを含む。ワイヤフィーダ230は、溶接トーチ240のスイッチを押すなどのオペレータ106の操作に応答して、溶接ワイヤ132を前進させることができる。自動化された(例えば、ロボット化された)装置では、ワイヤフィーダ230は、溶接処理に関連付けられたコンピュータ・プログラム又は同様のものに従って、溶接ワイヤ132を自動的に前進させることができる。
ワイヤフィーダ230は、任意の関連するロジック、ソフトウェア、構造、及び同様のもの(電源など)が含まれるNFCロジック236を含むことができる。NFCロジック226は、ワイヤフィーダ230がNFC送信の送信及び/又は受信を行うことを可能にする。
ワイヤ源234は、任意の関連するロジック、ソフトウェア、構造、及び同様のもの(電源など)が含まれるNFCロジック238を含むことができる。NFCロジック238は、ワイヤ源234がNFC送信の送信及び/又は受信を行うことを可能にする。
溶接トーチ240は、任意の関連するロジック、ソフトウェア、構造、及び同様のもの(電源など)が含まれるNFCロジック248を含むことができる。NFCロジック248は、溶接トーチ240がNFC送信の送信及び/又は受信を行うことを可能にする。
一つの例示的な実施形態において、出力電力114及び/又は遮蔽ガス122も、ワイヤフィーダ230を介して(例えば、ケーブルを使用して)溶接トーチ240に供給される。一つの例示的な実施形態において、出力電力114及び/又は遮蔽ガス122は、溶接機202から溶接トーチ240に直接供給される。
溶接される少なくとも1つのワークピース150も提供される。ワークピース150は、接地ケーブル152又は同様のものによって、溶接機202に接続される。
MIG溶接システム200のその他のコンポーネント又は関連するコンポーネントは、任意の関連するロジック、ソフトウェア、構造、及び同様のもの(電源など)が含まれるNFCロジックを含むことができる。例えば、オペレータ106に関連付けられたデバイス250は、そのようなNFCロジック256を含むことができる。一つの例示的な実施形態において、デバイス250は、オペレータ106による作業現場周辺での持ち運びが可能なように、携帯機器である。一つの例示的な実施形態において、デバイス250は、電話、電子メール受信、写真撮影などのその他の機能を提供する処理装置を含む。NFCロジック(例えば、NFCロジック256)は、コンポーネント(例えば、デバイス250)がNFC送信の送信及び/又は受信を行うことを可能にする。
本考案の一般概念は、少なくとも1つのNFC対応コンポーネントを含む溶接システム(MIG溶接システム200など)を考慮する。このようにして、溶接システムは、データの読み取り及び/又は書き込みを行われることが可能な少なくとも1つのコンポーネントを含み、その結果、強化された動的な溶接システムが得られる。
電源210(例えば、110Vの電源コンセント)は、溶接機202がMIG溶接システム200のその他のコンポーネントの電力(例えば、出力電力114)を生成及び制御できるようにするために溶接機202に電力(例えば、入力電力112)を供給する電源を代表する範囲では、MIG溶接システム200のコンポーネントと見なすことができる。一つの例示的な実施形態において、電源210はパッシブNFCロジック402を含む(図4を参照)。NFCロジック402は任意の適切な形態を取ることができる。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック402はタグ、ステッカー、又は同様のものである。一つの例示的な実施形態において、タグは電源210の外面に取り付けられる。タグは、ユーザ(例えば、オペレータ106)によって容易に視認及びアクセスされることが可能である。
パッシブ・デバイスとして、タグは、専用の電源を備えていない。代わりにタグは、NFCロジック304を含み、イニシエータ・デバイス310のNFCロジック308によって生成された電磁場306から給電されるターゲット・デバイス302として機能する(図3Aを参照)。アクティブ・デバイスとして、イニシエータ・デバイス310は、専用電源312(例えば、1つ又は複数のバッテリ)を含む。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた読み取り命令314を使用して、ターゲット・デバイス302に格納されたか、又は関連付けられた情報を読み取る。読み取り命令314は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーション(図に示されていない)によって実行されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた書き込み命令318を使用して、情報をターゲット・デバイス302に書き込む。書き込み命令318は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーションによって実行又は管理されることも可能である。
パッシブNFCロジック402は、電源情報404が電源210に格納されるか、又は関連付けられることを可能にする。電源情報404は、出力電力能力などの、電源210に関する任意の情報を含むことができる。電源情報404は、イニシエータ・デバイス310によってアクセス可能であり、例えば、電源210が溶接処理の十分な出力電力を安全に(つまり、定格電力で)供給できることを確認するために使用できる。何らかの欠陥又はその他の問題が電源210で識別された場合、溶接処理は中止されるか、又は前記欠陥が対策されるまで延期されることが可能である。
一つの例示的な実施形態において、ガス源220はパッシブNFCロジック502を含む(図5を参照)。NFCロジック502は任意の適切な形態を取ることができる。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック502はタグ、ステッカー、又は同様のものである。一つの例示的な実施形態において、タグはガス源220の外面(例えば、遮蔽ガス122が含まれている1つ又は複数のタンク)に取り付けられる。タグは、ユーザ(例えば、オペレータ106)によって容易に視認及びアクセスされることが可能である。
パッシブ・デバイスとして、タグは、専用の電源を備えていない。代わりにタグは、NFCロジック304を含み、イニシエータ・デバイス310のNFCロジック308によって生成された電磁場306から給電されるターゲット・デバイス302として機能する(図3Aを参照)。アクティブ・デバイスとして、イニシエータ・デバイス310は、専用電源312(例えば、1つ又は複数のバッテリ)を含む。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた読み取り命令314を使用して、ターゲット・デバイス302に格納されたか、又は関連付けられた情報を読み取る。読み取り命令314は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーション(図に示されていない)によって実行されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた書き込み命令318を使用して、情報をターゲット・デバイス302に書き込む。書き込み命令318は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーションによって実行又は管理されることも可能である。
パッシブNFCロジック502は、ガス源情報504がガス源220に関連付けられることを可能にする。ガス源情報504は、ガス源220によって供給される遮蔽ガス122の組成などの、ガス源220に関する任意の情報を含むことができる。ガス源情報504は、イニシエータ・デバイス310によってアクセス可能であり、例えば、ガス源220によって供給される遮蔽ガス122が特定の溶接処理に適しているかどうかを決定するために使用できる。何らかの欠陥又はその他の問題が遮蔽ガス122で識別された場合、溶接処理は中止されるか、又は前記欠陥が対策されるまで延期されることが可能である。
一つの例示的な実施形態において、ワイヤ源234はパッシブNFCロジック602を含む(図6を参照)。NFCロジック602は任意の適切な形態を取ることができる。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック602はタグ、ステッカー、又は同様のものである。一つの例示的な実施形態において、タグはワイヤ源234の外面(例えば、溶接ワイヤ132が含まれているスプール)に取り付けられる。タグは、ユーザ(例えば、オペレータ106)によって容易に視認及びアクセスされることが可能である。
パッシブ・デバイスとして、タグは、専用の電源を備えていない。代わりにタグは、NFCロジック304を含み、イニシエータ・デバイス310のNFCロジック308によって生成された電磁場306から給電されるターゲット・デバイス302として機能する(図3Aを参照)。アクティブ・デバイスとして、イニシエータ・デバイス310は、専用電源312(例えば、1つ又は複数のバッテリ)を含む。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた読み取り命令314を使用して、ターゲット・デバイス302に格納されたか、又は関連付けられた情報を読み取る。読み取り命令314は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーション(図に示されていない)によって実行されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた書き込み命令318を使用して、情報をターゲット・デバイス302に書き込む。書き込み命令318は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーションによって実行又は管理されることも可能である。
パッシブNFCロジック602は、溶接ワイヤ情報604がワイヤ源234に関連付けられることを可能にする。溶接ワイヤ情報604は、ワイヤ源234によって供給される溶接ワイヤ132の組成及び/又はサイズ(例えば、直径)などの、ワイヤ源234に関する任意の情報を含むことができる。溶接ワイヤ情報604は、イニシエータ・デバイス310によってアクセス可能であり、例えば、ワイヤ源234によって供給される溶接ワイヤ132が特定の溶接処理に適しているかどうかを決定するために使用できる。何らかの欠陥又はその他の問題が溶接ワイヤ132で識別された場合、溶接処理は中止されるか、又は前記欠陥が対策されるまで延期されることが可能である。
一つの例示的な実施形態において、溶接トーチ240はパッシブNFCロジック702を含む(図7を参照)。NFCロジック702は任意の適切な形態を取ることができる。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック702はタグ、ステッカー、又は同様のものである。一つの例示的な実施形態において、タグは溶接トーチ240の外面(例えば、溶接トーチ240のハンドル246の近く)に取り付けられる。タグは、溶接トーチ240の近くで発生する厳しい溶接条件から、任意の適切な方法で保護されることが可能である。例えば、タグは、厳しい溶接条件を補うために、耐熱材料で作成されるか、又は耐熱材料に囲まれることが可能である。別の例として、タグは、タグを厳しい溶接条件から遮蔽するために、溶接トーチ240の取り外し可能なパネル又は同様のものの後ろに配置されることが可能である。タグは、ユーザ(例えば、オペレータ106)によって容易に視認及びアクセスされることが可能である。
パッシブ・デバイスとして、タグは、専用の電源を備えていない。代わりにタグは、NFCロジック304を含み、イニシエータ・デバイス310のNFCロジック308によって生成された電磁場306から給電されるターゲット・デバイス302として機能する(図3Aを参照)。アクティブ・デバイスとして、イニシエータ・デバイス310は、専用電源312(例えば、1つ又は複数のバッテリ)を含む。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた読み取り命令314を使用して、ターゲット・デバイス302に格納されたか、又は関連付けられた情報を読み取る。読み取り命令314は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーション(図に示されていない)によって実行されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、イニシエータ・デバイス310は、電磁場306によって伝えられた書き込み命令318を使用して、情報をターゲット・デバイス302に書き込む。書き込み命令318は、イニシエータ・デバイス310上で動作するNFCアプリケーションによって実行又は管理されることも可能である。
パッシブNFCロジック702は、トーチ情報704が溶接トーチ240に関連付けられることを可能にする。トーチ情報704は、溶接トーチ240のメンテナンス履歴などの、溶接トーチ240に関する任意の情報を含むことができる。トーチ情報704は、イニシエータ・デバイス310によってアクセス可能であり、例えば、溶接トーチ240が特定の溶接処理を実行するための十分な状態にあるかどうかを決定するために使用できる。何らかの欠陥又はその他の問題が溶接トーチ240で識別された場合、溶接処理は中止されるか、又は前記欠陥が対策されるまで延期されることが可能である。
一つの例示的な実施形態において、溶接機202はアクティブNFCロジック802を含む(図8を参照)。NFCロジック802は任意の適切な形態を取ることができる。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック802はタグ、ステッカー、又は同様のものである。一つの例示的な実施形態において、タグは溶接機202の外面(例えば、溶接機202のフレーム)に取り付けられる。タグは、ユーザ(例えば、オペレータ106)によって容易に視認及びアクセスされることが可能である。
アクティブ・デバイスとして、タグは、NFCロジック802に電力を供給する専用電源804(例えば、1つ又は複数のバッテリ)を備える。このようにして、タグは、イニシエータ・デバイス310などのイニシエータ・デバイス、及びアクティブ・ターゲット・デバイス330の両方として機能できる(図3Bを参照)。
ターゲット・デバイス330は、独自の電源332を備える。ターゲット・デバイス330は、イニシエータ・デバイス310によって生成される電磁場306と同様の電磁場336を生成できるNFCロジック334をさらに含む。このようにして、ターゲット・デバイス330及びイニシエータ・デバイス310は、相互にピアツーピア通信を行うことができる。或いは、ターゲット・デバイス330が厳密にターゲット・デバイスとして動作する場合、ターゲット・デバイス330は、図3Aに示されたターゲット・デバイス302と同様の方法で機能する。
反対に、ターゲット・デバイス330がイニシエータ・デバイス、又はイニシエータ・デバイスとターゲット・デバイスの組み合わせとして動作する場合、ターゲット・デバイス330は、図3Aに示されたイニシエータ・デバイス310と同様の方法で機能する。例えば、ターゲット・デバイス330は、電磁場336によって伝えられた読み取り命令314を使用して、他のデバイス(例えば、イニシエータ・デバイス310)に格納されたか、又は関連付けられた情報を読み取る。読み取り命令314は、ターゲット・デバイス330上で動作するNFCアプリケーション(図に示されていない)によって実行されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、ターゲット・デバイス330は、電磁場336によって伝えられた書き込み命令318を使用して、情報を他のデバイスに書き込む。書き込み命令318は、ターゲット・デバイス330上で動作するNFCアプリケーションによって実行又は管理されることも可能である。
ターゲット・デバイス330がイニシエータ・デバイス310として動作する場合、溶接機202は、NFCロジック802を使用してMIG溶接システム200の別のコンポーネント(ターゲット・デバイス)に対してデータの読み取り及び/又はデータの書き込みを行うことができる。ターゲット・デバイス330がターゲット・デバイス302として動作する場合、溶接機202は、NFCロジック802を使用して、MIG溶接システム200の別のコンポーネント(イニシエータ・デバイス)による読み取り及び/又は書き込みが可能な溶接機情報を格納することができる。したがって、溶接機202は、MIG溶接システム200の、任意のオペレータ(例えば、オペレータ106)を含む他のコンポーネントとのピアツーピア通信に参加できる。
アクティブNFCロジック802は、溶接機情報806が溶接機202に関連付けられることを可能にする。溶接機情報806は、電源情報404、ガス源情報504、溶接ワイヤ情報604、トーチ情報704、及び/又はワイヤフィーダ情報906、並びに、溶接処理、MIG溶接システム200のその他のコンポーネント、及び/又はMIG溶接システム200のオペレータに関連するその他の任意の情報を含むことができる。
溶接機情報806は、任意のイニシエータ・デバイス310によってアクセス可能であり、例えば、特定の溶接処理に関連付けられた要件及び/又はパラメータを決定するために使用できる。何らかの欠陥、問題、不具合、又は同様のものが溶接機情報806から識別された場合、溶接処理は中止されるか、又は前記欠陥が対策されるまで延期されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、欠陥は、イニシエータ・デバイス310を表す溶接コンポーネントによって自動的に対策される。
一つの例示的な実施形態において、MIG溶接システム200のその他のコンポーネントが、溶接機202の代わりに、又は溶接機202に加えて、アクティブ・デバイスになることができる。例えば、ワイヤフィーダ230は、アクティブNFCロジック902を含む(図9を参照)。NFCロジック902は任意の適切な形態を取ることができる。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック902はタグ、ステッカー、又は同様のものである。一つの例示的な実施形態において、タグはワイヤフィーダ230の外面(例えば、ワイヤフィーダ230の筐体)に取り付けられる。タグは、ユーザ(例えば、オペレータ106)によって容易に視認及びアクセスされることが可能である。
アクティブ・デバイスとして、タグは、NFCロジック902に電力を供給する専用電源904(例えば、1つ又は複数のバッテリ)を備える。このようにして、タグは、イニシエータ・デバイス310などのイニシエータ・デバイス、及びアクティブ・ターゲット・デバイス330の両方として機能できる(図3Bを参照)。
ターゲット・デバイス330は、独自の電源332を備える。ターゲット・デバイス330は、イニシエータ・デバイス310によって生成される電磁場306と同様の電磁場336を生成できるNFCロジック334をさらに含む。このようにして、ターゲット・デバイス330及びイニシエータ・デバイス310は、相互にピアツーピア通信を行うことができる。或いは、ターゲット・デバイス330が厳密にターゲット・デバイスとして動作する場合、ターゲット・デバイス330は、図3Aに示されたターゲット・デバイス302と同様の方法で機能する。
反対に、ターゲット・デバイス330がイニシエータ・デバイス、又はイニシエータ・デバイスとターゲット・デバイスの組み合わせとして動作する場合、ターゲット・デバイス330は、図3Aに示されたイニシエータ・デバイス310と同様の方法で機能する。例えば、ターゲット・デバイス330は、電磁場336によって伝えられた読み取り命令314を使用して、他のデバイス(例えば、イニシエータ・デバイス310)に格納されたか、又は関連付けられた情報を読み取る。読み取り命令314は、ターゲット・デバイス330上で動作するNFCアプリケーション(図に示されていない)によって実行されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、ターゲット・デバイス330は、電磁場336によって伝えられた書き込み命令318を使用して、情報を他のデバイスに書き込む。書き込み命令318は、ターゲット・デバイス330上で動作するNFCアプリケーションによって実行又は管理されることも可能である。
ターゲット・デバイス330がイニシエータ・デバイス310として動作する場合、ワイヤフィーダ230は、NFCロジック902を使用してMIG溶接システム200の別のコンポーネント(ターゲット・デバイス)に対してデータの読み取り及び/又はデータの書き込みを行うことができる。ターゲット・デバイス330がターゲット・デバイス302として動作する場合、ワイヤフィーダ230は、NFCロジック902を使用して、MIG溶接システム200の別のコンポーネント(イニシエータ・デバイス)による読み取り及び/又は書き込みが可能なワイヤフィーダ情報を格納することができる。したがって、ワイヤフィーダ230は、MIG溶接システム200の、任意のオペレータ(例えば、オペレータ106)を含む他のコンポーネントとのピアツーピア通信に参加できる。
アクティブNFCロジック902は、ワイヤフィーダ情報906がワイヤフィーダ230に関連付けられことを可能にする。ワイヤフィーダ情報906は、電源情報404、ガス源情報504、溶接ワイヤ情報604、トーチ情報704、及び/又は溶接機情報806、並びに、溶接処理、MIG溶接システム200のその他のコンポーネント、及び/又はMIG溶接システム200のオペレータに関連するその他の任意の情報を含むことができる。
ワイヤフィーダ情報906は、任意のイニシエータ・デバイス310によってアクセス可能であり、例えば、特定の溶接処理に関連付けられた要件及び/又はパラメータを決定するために使用できる。何らかの欠陥、問題、不具合、又は同様のものがワイヤフィーダ情報906から識別された場合、溶接処理は中止されるか、又は前記欠陥が対策されるまで延期されることが可能である。一つの例示的な実施形態において、欠陥は、イニシエータ・デバイス310を表す溶接コンポーネントによって自動的に対策される。
一つの例示的な実施形態において、ワイヤフィーダ230の制限は、ワイヤフィーダ情報906を介して溶接機202に伝えられることが可能であり、それによって、ワイヤフィーダ230が適している溶接処理のみがオペレータ106に表示されるか、又は使用可能になる。
一つの例示的な実施形態において、オペレータ106に関連付けられたオペレータデバイス1000は、アクティブNFCロジック1002を含む(図10を参照)。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック1002は、オペレータデバイス1000に組み込まれるか、又は統合される。一つの例示的な実施形態において、NFCロジック1002は、オペレータデバイス1000への追加コンポーネントとして実装される。例えば、オペレータデバイス1000は、NFCロジック1002とインターフェイスを取ることによって(例えば、NFCロジック1002をオペレータデバイス1000のポート、拡張スロット、又は同様のものに差し込むことによって)、NFC機能を備えることができる。本考案の一般概念は、溶接システム(例えば、MIG溶接システム200)のその他のコンポーネントが、同様の方法でNFC機能を備えるように改良されることを考慮する。
オペレータデバイス1000は、オペレータ106とMIG溶接システム200の各種NFC対応コンポーネントとの間の通信を容易にするソフトウェアであるNFCアプリケーション(図に示されていない)も含む。例えば、NFCアプリケーションは、ユーザ・インターフェイスを提供すること、及びNFC対応デバイス間のデータ交換を管理することができる。
一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000はモバイル・デバイスである。一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000はスマートフォンである。一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000はポータブル・コンピュータである。一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000はタブレットである(図10を参照)。
一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000は相対的に固定されたコンピュータである。この場合、オペレータデバイス1000とNFC対応コンポーネントとの間で通信を可能にするために、NFC対応コンポーネント(例えば、NFCロジックが含まれるワイヤのスプール)をオペレータデバイス1000まで運ぶことが必要になる場合がある。この場合、オペレータデバイス1000は、有線イーサネット(登録商標)・ネットワーク又は無線イーサネット(登録商標)・ネットワークなどのネットワークによって、MIG溶接システム200の他のコンポーネント(例えば、溶接機202)とデータを共有できるようになることが可能である。
当業者は、MIG溶接システム200内の任意の数のコンポーネント又は任意のコンポーネントの組み合わせをNFC対応にできるということを理解すると考えられる。さらに、そのような各コンポーネントは、パッシブNFC又はアクティブNFCのいずれかに構成されることが可能である。したがって、オペレータデバイス1000は、通常、オペレータ106によって使用され、溶接機202、電源210、ガス源220、ワイヤフィーダ230、ワイヤ源234、及び溶接トーチ240などの、MIG溶接システム200のNFC対応溶接コンポーネントのいずれかに対して、データの読み取り及び/又はデータの書き込みを行うことができる。
一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000は、溶接システム(例えば、MIG溶接システム200)におけるアクセス制御の実装又は実行に使用される認証情報を含むことができる。例えば、NFCタグは、溶接システムの1つ又は複数のコンポーネントに配置される。NFCタグは、コンポーネントのアクセス制限又はアクセス要件を定義する制御情報を含む。オペレータデバイス1000がコンポーネントのいずれかの近くに運ばれると、NFCセッションが確立されて、オペレータデバイス1000上の認証情報が、そのコンポーネントの制御情報に記述されているアクセス制限又はアクセス要件を満たしているかどうかが決定される。一つの例示的な実施形態において、オペレータ106はNFCセッションを手動で(例えば、オペレータデバイス1000のボタン、アイコン、又は同様のものを押すことによって)開始する。
オペレータデバイス1000上の認証情報が、コンポーネントの制御情報に記述されているアクセス制限又はアクセス要件を満たしている場合、コンポーネントに対するアクセス権限が、オペレータデバイス1000を所有するオペレータ106に付与される。本明細書において、コンポーネントに対するアクセス権限は、コンポーネントからのデータの読み取りのみ、コンポーネントに対するデータの読み取りとデータの書き込み、及び/又は意図された目的のためのコンポーネントの実際の使用などの、任意のレベルのアクセス権限を意味することが可能である。実際、溶接システムのコンポーネントの制御情報は、さまざまなレベルのアクセス権限を示すことができ、オペレータデバイス1000の認証情報を使用して確立されることが可能なアクセス権限のレベルに従って、オペレータ106のみがコンポーネントにアクセスできるようにすることが可能である。オペレータデバイス1000上の認証情報が、コンポーネントの制御情報に記述されているアクセス制限又はアクセス要件を満たしていない場合、オペレータデバイス1000を使用しているオペレータ106がコンポーネントへのアクセスを拒否されるか、又はオペレータ106によるコンポーネントへの全てのアクセスが適切に制限される。
さらに、オペレータデバイス1000上の情報の使用は、特定のアクセス制御手段を実装するように拡張されることが可能である。
例えば、一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000は、特定のオペレータ(例えば、オペレータ106)に一意に関連付けられる。オペレータデバイス1000は、特定の溶接処理を実行するためのオペレータの資格証明などの、オペレータ106に関連するオペレータ情報を含むことができる。
オペレータ情報は、MIG溶接システム200内で、任意の適切な方法で使用できる。例えば、オペレータ情報は、溶接機202及び/又は溶接トーチ240によって使用され、オペレータ106が特定の溶接処理を実行するための資格を持っているかどうかを決定できる。オペレータ106が必要な認証を持っていないことが決定された場合、溶接機202及び/又は溶接トーチ240は、溶接処理の実行に必要な機器(例えば、溶接機202及び/又は溶接トーチ240)を無効にすることなどによって、オペレータ106が溶接処理を実行するのを防ぐことができる。
別の例として、一つの例示的な実施形態において、オペレータデバイス1000はライセンス・キー情報を含む。ライセンス・キー情報は、例えば、溶接システム(例えば、MIG溶接システム200)のコンポーネント内に実装されているライセンスされた技術に対する使用許可を定義できる。
さらに、NFCタグは、溶接システムの1つ又は複数のコンポーネント上に配置される。NFCタグはライセンス情報を含み、このライセンス情報は、コンポーネントに関連する1つ又は複数のライセンスに従って、コンポーネントのアクセス制限又はアクセス要件を定義する。オペレータデバイス1000がコンポーネントのいずれかの近くに運ばれると、NFCセッションが確立されて、オペレータデバイス1000上のライセンス・キー情報が、そのコンポーネントのライセンス情報に記述されているライセンス要件を満たしているかどうかが決定される。一つの例示的な実施形態において、オペレータ106はNFCセッションを手動で(例えば、オペレータデバイス1000のボタン、アイコン、又は同様のものを押すことによって)開始する。
オペレータデバイス1000上のライセンス・キー情報がコンポーネントのライセンス情報に記述されているライセンス要件を満たしている場合、ライセンスされたコンポーネントに対するアクセス権限がオペレータデバイス1000を所有するオペレータ106に付与され、且つ/或いはコンポーネントのその他のライセンスされた機能のオペレータ106による使用が可能になる。オペレータデバイス1000上のライセンス・キー情報がコンポーネントのライセンス情報に記述されているライセンス要件を満たしていない場合、オペレータデバイス1000を使用しているオペレータ106はライセンスされたコンポーネント及び/又はコンポーネントのその他のライセンスされた機能へのアクセスを拒否される。
溶接システム(例えば、MIG溶接システム200)においてライセンスを適用する方法1100を図11に示す。
方法1100では、NFCデバイス(例えば、オペレータデバイス1000)又はその他のNFCタグは、1102でユーザ(例えば、オペレータ106)によって溶接装置(例えば、溶接機202)の近くに運ばれる。一つの例示的な実施形態において、近くとは10cm以内を意味する。
溶接装置は、NFCを使用してNFCデバイスからデータを取得し、その後、このデータは1104で処理される。具体的には、データは、1106で、NFCデバイスがライセンスを構成しているかどうかを決定するために評価される。NFCデバイスが、溶接装置のライセンスされた技術を対象にする有効なライセンスを構成していないことが決定された場合、それ以降の処理が停止し(すなわち、方法1100がリセットされ)、ユーザは溶接装置及び/又はライセンスによってカバーされる追加機能へのアクセスを拒否される。反対に、NFCデバイスが、溶接装置に関連付けられたライセンスされた技術を対象にする有効なライセンスを構成していることが決定された場合、処理は1108まで続行する。1108で、ユーザは、溶接装置及び/又は追加機能へのアクセスを、ライセンスされた技術として利用できるようになる。
その後、方法1100は、1110で、NFCデバイスが溶接装置の近くに留まっているかどうかを評価する。NFCデバイスが溶接装置の近くに留まっていない場合、1112でユーザはそれ以降の溶接装置及び/又は追加機能へのアクセスを拒否され、それ以降の処理が停止する(すなわち、方法1100がリセットされる)。
一方、NFCデバイスが溶接装置の近くに留まっている限り、ユーザはライセンスされた溶接装置及び/又は追加機能を使用し続けることができる。具体的には、ステップ1110及び1114は、溶接機又は追加機能が、ライセンスされた技術として、ユーザに使用可能なままであるかどうかを常に又は定期的にチェックされるループを形成する。
MIG溶接システム200などの、NFC対応コンポーネントを含む溶接システムにおいて、溶接システム及び基本的なコンポーネントの機能は、強化された溶接システムを提供するように拡張されることが可能である。例えば、溶接システムのコンポーネントは、NFCを使用して情報を格納するか、又は情報に関連付けられることが可能であり、この情報は、溶接システムのその他のコンポーネントによって容易にアクセスされ、使用されることが可能である。NFCタグは、ワイヤのスプールなどの「データ処理能力のない」デバイス(すなわち、専用処理装置のないデバイス)に情報を追加することに対する、低コストの解決策を提供する。パッシブNFCタグの場合、専用の電源が不要であるため、タグは比較的小さい設置面積を持つことができる。さらに、溶接システムのオペレータは、容易にNFC対応コンポーネントを構成し、NFC対応コンポーネントとデータを交換することができ、さまざまなアクセス制御機構を実装できる。さらに、溶接システムのコンポーネント及び/又はオペレータ間のNFC送信は、近接する必要があることと、暗号化及び/又はその他の保護機構の使用により、比較的安全である。したがって、本考案の一般概念は、MIG、TIG、GMAW、ガスろう付け、サブマージド・アーク溶接、フラックスコアード溶接、及び、その他の任意の溶接処理及び溶接方法を含むが、これらに限定されない、任意の数の(自動システム、手動システム、ハード自動システム、又は半自動システムなどの)及び全ての溶接処理に及ぶ(完全には網羅されていないが、本考案が使用される可能性のある溶接処理のリストは、本明細書に完全に組み込まれている添付の付録3で提供される)。NFCは、これらの任意の溶接システム及び溶接方法の全体的機能の強化に使用できる。
本考案の一般概念の範囲は、例えば、アーク溶接機を有効にするためのシステム及び方法に及ぶ。概説すると、アーク溶接では、多くの場合、特定のアプリケーションは、溶接が承認されるために従う必要のある溶接施工要領書(welding procedure specification:WPS)を含む。実際には、特定のアプリケーションのWPSは、指定された溶接処理を実行する目的でアーク溶接機を設定し、アーク溶接機に外部構成要素を読み込むための、必要な情報を提供する。
一つの例示的な実施形態において、特定の溶接作業のWPSは、デジタル・データに変換され、ローカルな携帯機器(例えば、オペレータデバイス1000などのスマートフォンやタブレット)のメモリに格納される。一つの例示的な実施形態において、WPSは、ネットワーク(イーサネット(登録商標)・ネットワークなど)で溶接機に接続されたコンピュータなどの、離れた場所に格納されることが可能である。ローカル・エリア・ネットワークからインターネットまで、任意の適切なネットワークで十分である。コンピュータ及び/又は溶接機は、ネットワークへの無線接続を使用できる。
一つの例示的な実施形態において、特定の溶接作業のWPSを含むデジタル・データは、携帯機器のメモリに読み込まれる。さまざまな実施形態例では、携帯機器には、WPSを定義するデジタル・データを溶接機のデジタル処理コントローラに(例えば、ネットワークを経由して)向けることを可能にするコード(例えば、URL又はその他のネットワーク・アドレス)が代わりに読み込まれる。携帯機器は、NFCを使用して、WPS又はコードをアーク溶接機のコントローラに送信するか、又は向ける。
したがって、本考案の一般概念は、WPSを定義する特定のデジタル・データ又は特定のWPSを識別するコードを溶接システムのコンポーネント(例えば、溶接機のコントローラ)に伝えるために、NFCの使用を包含する。後者の場合、WPSを定義するデジタル・データは、コードを使用してアクセスされる外部ソース(イーサネット(登録商標)・ネットワークなど)から溶接機のコントローラに直接読み込まれる。
図12に示されるように、一つの例示的な実施形態において、溶接システム1200は、ライン1212によって制御データを提供し、コントローラ1220によって溶接機Aの動作を決定するために使用される、システム1210を含む。コントローラは、コマンド信号をライン1222で出力し、電源1230(正端子1232及び負端子1234を備えていることが示される)の動作を制御するための、標準的なデジタル処理デバイスである。当然、これらの端子は、交流極性を備えるスイッチング・ネットワークに接続するか、或いは交流溶接、正直流溶接、又は負直流溶接用の特定の極性を提供するための整流器に接続することができる。電源1230は、例えば、インバータ、降圧チョッパ、又はその他の電源アーキテクチャにすることができる。溶接機Aは、電流を供給スプール1250からワークピースWに向かって、溶接ワイヤ又は電極Eに向けるための接触スリーブ1240として概略的に示された位置で、溶接作業を実行する。場合によっては、被覆アーク溶接棒が使用されることも可能である。コントローラ1220は、溶接パラメータ(例えば、la、Va、WFS)、電気的特性(例えば、AC、DC+、DC−)、及びその他の溶接モードの定義(例えば、パルス、スプレー、球形、短絡、STT)を含むさまざまな任意の溶接処理を、溶接機Aに実行させる。
システム1210は、イネーブル出力が無効化部から受信されるまでコントローラ1220が動作できないようにする無効化部1270を含む。
システム1210は、NFCロジック1282及びメモリ1284又はその他の格納手段を含む通信手段1280も含む。NFCロジック1282は、アクティブ又はパッシブにすることができる。通信手段1280は、処理装置を含むこともできる。通信手段1280は、NFC機能をシステム1210に提供する。NFCロジック1282は、本明細書に記載されているように、携帯機器1290のNFCロジック1292と通信し(すなわち、デジタル・データを交換し)、そこからデジタル・データを受信するように動作できる(図3A、3Bを参照)。NFCロジック1292は、アクティブ又はパッシブにすることができる。携帯機器1290からシステム1210に(通信手段1280を介して)送信されるデジタル・データは、特定の溶接施工要領書(WPS)を示す。WPSは、溶接機Aのパラメータを決定するとともに、無効化部1270を制御する。
携帯機器1290は、NFC1292に加えて、メモリ1294又はその他の格納手段を含むことができる。デジタル・データは、システム1210への送信に先立って、携帯機器1290のメモリ1294に格納されることが可能である。携帯機器1290は、処理装置を含むこともできる。一つの例示的な実施形態において、携帯機器1290のインターフェイスは、ユーザ(例えば、オペレータ106)が送信されるWPSを指定するために、複数の溶接施工要領書の間を移動できるようにする。一つの例示的な実施形態において、携帯機器1290はオペレータデバイス1000である(図10を参照)。
一つの例示的な実施形態において、無効化部1270は、内部処理装置によって実行されるか、又は制御される。一つの例示的な実施形態において、無効化部1270は、通信手段1280の処理装置などの、外部処理装置によって実行されるか、又は制御される。無効化部1270は、デジタル・データなどの情報を、ライン1214を経由して通信手段1280から受信できる。
1つ又は複数の外部アイテムに関する情報も、システム1210に提供される。例えば、この情報は、NFC送信を介して(例えば、溶接コンポーネントから)システム1210に送信されることが可能であり、通信手段1280によって受信される。別の例として、この情報は、さまざまな溶接コンポーネントを接続するイーサネット(登録商標)・ネットワークなどのネットワークを経由して、システム1210に送信されることが可能である。
この情報は、溶接機Aによって実行される溶接処理に関連する任意の1つ又は複数の実際の外部アイテムに関連する場合がある。例えば、情報は、スプール1250上のワイヤEを示すことができる。別の例として、この情報は、溶接処理の遮蔽に使用されるガスを示すことができる。別の例として、この情報は、溶接機Aを操作する人員(例えば、オペレータ106)の資格証明を示すことができる。
WPSデータ及び外部アイテムに関する情報が提供されると、システム1210はその分析を開始できる。具体的には、デジタル・データからの溶接施工要領書がコントローラ1220に入力され、(入力外部アイテムに対応する)WPSの個々の側面が無効化部1270によってWPSと比較される。溶接施工要領書の所望の動作と外部アイテムとの間でデータが一致している場合、イネーブル信号がライン1212を介してコントローラ1220に向けられる。このラインは、溶接機Aによって実行されるWPSに関連するその他の情報も入力する。このデータは、無効化部1270を迂回する。溶接機Aは、WPSからのパラメータによって制御される。溶接機Aが所望のパラメータを実行できない場合、コントローラ1220は溶接を開始しない。
溶接システム1200の1つ又は複数のコンポーネント及び携帯機器1290に含まれるNFCロジックは、WPS情報が容易に、選択的に、且つ安全に溶接機Aに提供されることを可能にする。さらに、さまざまな溶接コンポーネントでNFCロジックを使用することによって、溶接システム1200のコンポーネントに広がるネットワークの必要性をなくすか、又は減らすことができる。さらに、溶接コンポーネント又はアイテムがそれらのデータ(例えば、外部アイテムに関する情報)を伝えるために、溶接コンポーネント又はアイテムに専用電源を備える必要がない。さらに、無効化部1270は、所望のWPSと実行される溶接処理に関連する外部アイテムとが一致している場合にのみ、コントローラ1220が溶接を開始することを保証するのに役立つ。
本考案の一般概念の範囲は、例えば、アーク溶接機の溶接処理又は溶接サイクルを制御するためのシステム又は方法に及ぶ。
このシステム及び方法は、アーク溶接機(例えば、溶接機202)のメモリ(例えば、メモリ204)又は同様の構造に格納されたデジタル・ステート・テーブルを含む。これらのステート・テーブルのそれぞれは、特定の溶接サイクルの選択された機能を示すデジタルにコード化された複数の溶接パラメータを含む。この情報は、本明細書では溶接サイクル情報と総称される。1つのステートは、次のステートが処理される前に実行され、完了される。これは、サイクル全体が実行されるまで継続する。溶接コントローラは、ステート・テーブル内の特定のデジタル・ステートの選択された機能を、溶接コントローラによって操作されるアーク溶接機の出力で溶接パラメータに変換するための手段を含む。
本明細書に記載されているように、このシステム及び方法は、近距離無線通信(NFC)によってアーク溶接機及び/又は任意の関連する構造(例えば、アーク溶接機を操作するための溶接コントローラ)に入力されるか、又は提供される、多数のデジタル・ステート・テーブル及び/又はその他のデジタル・プログラムを使用できる。このようにして、溶接オペレータ(例えば、オペレータ106)が使用できる溶接サイクル情報のライブラリは、動的になり、容易に変更されることが可能になる。例えば、カスタマイズされた溶接サイクル情報及び/又は新しい溶接サイクル情報は、溶接機の外部で作成されるか、又は取得され、NFCを使用して溶接機に読み込まれることが可能である。
図13に示されるように、一つの例示的な実施形態において、溶接システム1300は、NFCロジック1312が含まれる通信手段1310を含む。NFCロジック1312は、アクティブ又はパッシブにすることができる。通信手段1310は、メモリ1314又はその他の格納手段を含むこともできる。通信手段1310は、処理装置を含むこともできる。通信手段1310は、NFC機能をシステム1300に提供する。
NFCロジック1312は、本明細書に記載されているように、携帯機器1380のNFCロジック1382と通信し(すなわち、デジタル・データを交換し)、そこからデジタル・データを受信するように動作できる(図3A、3Bを参照)。NFCロジック1382は、アクティブ又はパッシブにすることができる。携帯機器1380から通信手段1310に送信されるデジタル・データは、溶接サイクル情報を対象にする。溶接サイクル情報及び/又は関連付けられたデータは、タングステン不活性ガス(tungsten inert gas:TIG)、MIG、MIG/MAG共同パルス溶接などの、特定の一般的溶接処理を実行するための全てのパラメータを含む。溶接サイクル情報に含まれるステート・テーブルのそれぞれは、一連の各ステップ又はステートで溶接システム1300の溶接装置によって実行される有限な溶接サイクルに関連している。ステップ又は連続するステートは、特定のパラメータによって定義される。
通信手段1310は、相互接続ライン1342を介して溶接コントローラ1340に接続されるか、又は溶接コントローラ1340とインターフェイスを取る。溶接コントローラ1340は、入力1344、1346、及び1348を含み、任意の特定の溶接処理、溶接パルス・プロファイル、又は溶接サイクルを実行するために通信手段1310からコントローラ1340に読み込まれるステート・テーブルを適応的に実装する目的で、実際の溶接電流I、アーク電圧V、及びワイヤ供給速度FSが検出され、それぞれライン1344、1346、1348上でコントローラ1340に入力されることを可能にする。
一つの例示的な実施形態において、通信手段1310からデジタルに読み込まれたプログラムは、コントローラ1340に読み込まれる。コントローラ1340は、コントローラに読み込まれたステート・テーブル又はルックアップ・テーブルによって決定されたサイクルのアーキテクチャ制約を含む特定の溶接サイクルを実行するために、ライン1344、1346、及び1348を介して、溶接作業から情報を入力する。ワイヤフィーダ1350は、溶接コントローラ1340によって、溶接コントローラに読み込まれたステート・テーブルの特定の溶接サイクルの所望の供給速度FSに従って、駆動モータ1350aの制御ライン1352を介して制御される。
ここで、さらに具体的に溶接コントローラ1340について言及すると、このコントローラは、溶接サイクル中に溶接オペレータによって実行される、ワイヤ速度又はその他の任意の所望の手動操作を制御するために、標準的な読み取りメータ1360及び手動コントロール1362を備える。多くの場合、コントローラ1340によるカスタマイズされた溶接サイクルの処理中に、どのような溶接パラメータの手動操作も発生しない。ノブ形式の手動コントロール1362の図は、実際は例にすぎず、溶接システム1300の多用途性を示している。
溶接システム1300は、単に追加の汎用又は半汎用ステート・テーブルを溶接システム1300の溶接装置に読み込むことによって、追加操作を使用可能にする。溶接システム1300の溶接装置(例えば、NFC対応コンポーネント)は、溶接サイクル情報及び/又はその他の任意の関連情報を格納するために、専用メモリ領域又は共有メモリ領域を備えることができる。例えば、溶接サイクル情報は、携帯機器1380からの送信に先立って、携帯機器1380のメモリ1384に格納されることが可能である。通信手段1310による溶接サイクル情報の受信時に、その溶接サイクル情報は、通信手段1310のメモリ1314に格納されることが可能である。したがって、カスタマイズされた任意の数のステート・テーブルは、十分なメモリ又はその他のストレージが存在するとすれば、溶接システム1300に追加されることが可能である。そのため、溶接システム1300は、容易に拡張可能でもある。
一つの例示的な実施形態における、カスタマイズされた溶接サイクル情報などの溶接サイクル情報を溶接システム(例えば、MIG溶接システム200)に伝える方法1400を、図14に示す。
方法1400では、NFCデバイス(例えば、オペレータデバイス1000)又はその他のNFCタグは、1402でユーザ(例えば、オペレータ106)によって溶接装置(例えば、溶接機202)の近くに運ばれる。一つの例示的な実施形態において、近くとは10cm以内を意味する。
溶接装置は、NFCを使用してNFCデバイスからデータ(例えば、溶接サイクル情報)を取得し、その後、このデータは1404で処理される。データは、1406で溶接装置のメモリに格納される。一つの例示的な実施形態において、データは、溶接装置によってアクセスできる外部ストレージ・デバイスに格納される。
溶接装置は、データを(例えば、メモリから)取得し、1408で溶接作業を実行するために使用する。
本システム及び方法は、追加溶接サイクル情報を容易にインポートできるため、さまざまな種類の溶接サイクルのステート・テーブルを定義するソフトウェア以外の構造を変更することなく、効率的且つ安全に更新、改良、及び変更されることが可能である。強化された適応能力の結果として、本システム及び方法は、拡張された適用可能性を備える。
特定の実施形態に関する上記の説明は、例として提供されている。当該技術の熟練者は、提供された開示から、本考案の一般概念及び付随する利点を理解するだけでなく、開示された構造及び方法に対するさまざまな明らかな変更及び修正を見出すと考えられる。例えば、本考案の一般概念は、手動溶接システム及び手動溶接処理と、自動溶接システム及び自動溶接処理の両方に等しく適用可能である。
さらに、本明細書で開示された方法の例にかかわらず、本考案の一般概念に包含されたその他の方法には、さらに多い又は少ないステップが存在する可能性がある。同様に、ステップが実行される順序は、さまざまな実施形態において変更可能である。したがって、そのような全ての変更及び修正は、本明細書に記載及び例示されている本考案の一般概念の精神及び範囲、及びそれに等価な全てのものに含まれるものとして、対象にすることが求められる。
100 溶接システム
102 溶接機
106 オペレータ
110 電源
112 入力電力
114 出力電力
120 ガス源
122 遮蔽ガス
130 ワイヤフィーダ
132 溶接ワイヤ
134 ワイヤ源
140 溶接トーチ
150 ワークピース
152 接地ケーブル
200 溶接システム
202 溶接機
204 メモリ
206 ロジック
210 電源
216 ロジック
220 ガス源
226 ロジック
230 ワイヤフィーダ
234 ワイヤ源
236 ロジック
238 ロジック
240 溶接トーチ
246 ハンドル
248 ロジック
250 デバイス
256 ロジック
302 ターゲット・デバイス
304 ロジック
306 電磁場
308 ロジック
310 イニシエータ・デバイス
312 電源
314 命令
318 命令
330 ターゲット・デバイス
332 電源
334 ロジック
336 電磁場
402 ロジック
404 電源情報
502 ロジック
504 ガス源情報
602 ロジック
604 溶接ワイヤ情報
702 ロジック
704 トーチ情報
802 ロジック
804 電源
806 溶接機情報
902 ロジック
904 電源
906 ワイヤフィーダ情報
1000 オペレータデバイス
1002 ロジック
1100 方法
1102 ステップ
1104 ステップ
1106 ステップ
1108 ステップ
1110 ステップ
1112 ステップ
1114 ステップ
1200 溶接システム
1210 システム
1212 ライン
1220 コントローラ
1222 ライン
1230 電源
1232 正端子
1234 負端子
1240 接触スリーブ
1250 供給スプール
1270 無効化部
1280 通信手段
1282 ロジック
1284 メモリ
1290 携帯機器
1292 ロジック
1294 メモリ
1300 溶接システム
1310 通信手段
1312 ロジック
1314 メモリ
1340 溶接コントローラ
1342 相互接続ライン
1344 入力
1346 入力
1348 入力
1350 ワイヤフィーダ
1350a モータ
1352 制御ライン
1360 読み取りメータ
1362 手動コントロール
1380 携帯機器
1382 ロジック
1384 メモリ
1400 方法
1402 ステップ
1404 ステップ
1406 ステップ
1408 ステップ
A 溶接機
E 溶接ワイヤ/電極
溶接電流
アーク電圧
W ワークピース

Claims (9)

  1. 溶接システムであって、
    溶接機、
    ワイヤフィーダ、
    溶接トーチ、
    前記溶接機、前記ワイヤフィーダ、又は前記溶接トーチのうちの1つに取り付けられたNFCタグ、及び
    オペレータデバイスであり、前記オペレータデバイスの当該溶接システムの操作に対するアクセス制限を示すNFC信号を生成する、オペレータデバイス、
    を有し、
    前記オペレータデバイスが前記NFCタグの近くに運ばれた後に、前記オペレータデバイスを保有するオペレータが、前記アクセス制限の範囲内でのみ当該溶接システムを操作することを許可される、
    溶接システム。
  2. 前記オペレータデバイスがモバイル・デバイスである、請求項1に記載の溶接システム。
  3. 前記オペレータデバイスが前記NFCタグの近くに運ばれた後に、前記オペレータが当該溶接システムを使用することを許可されない、請求項1又は2に記載の溶接システム。
  4. 前記アクセス制限が、特定の溶接処理を実行するための前記オペレータの資格又は認証に基づき、且つ/或いは前記アクセス制限が、当該溶接システムを使用するためのライセンスに基づく、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の溶接システム。
  5. 前記オペレータが、前記アクセス制限を使用して当該溶接システムのライセンスされていない機能へのアクセスを拒否される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の溶接システム。
  6. 前記オペレータデバイスが前記NFCタグの近くに留まっている場合に、前記オペレータが、前記アクセス制限を使用して当該溶接システムのライセンスされた機能へのアクセス権限を付与される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の溶接システム。
  7. 溶接機、
    ワイヤフィーダ、
    溶接トーチ、及び
    前記溶接機の溶接コントローラに接続された、NFC信号を受信するための通信手段であり、前記溶接機は前記通信手段を介して溶接サイクル情報を受信する、通信手段、
    を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の溶接システム。
  8. 溶接波形を前記通信手段に送信するための手段を更に備える溶接システムであって、送信するための前記手段がアクティブNFCタグである、請求項7に記載の溶接システム。
  9. 前記溶接サイクル情報を格納するためのメモリを更に備える、請求項7又は8に記載の溶接システム。
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