JP3204934U - ボウリング用手首部制御具 - Google Patents
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Abstract
【課題】人差し指をしっかり固定して投球に集中可能にすると共に、スコアーの向上に寄与するボウリング用手首部制御具を提供する。【解決手段】本体1は、手首Lをこの手首の上側から被覆し装着するリストサポート部1aと、手Hを上側から被覆し装着するハンドサポート部1bと、人差し指Fを上側から被覆するフィンガーサポート部1cとからなり、フィンガーサポート部1cは人差し指Fの一方の側面を受ける受け体71と、人差し指Fの他方の側面に当接可能である人差し指調整体72とを設けている人差し指位置調整部7を設け、人差し指調整体72はフィンガーサポート部1cに取り付けられている支持軸部のねじ軸731を中心として回転可能にこのねじ軸に軸受され、受け体71との間で人差し指Fを挟持可能であり、かつ人差し指固定バンド4の一端部を取り付けている。【選択図】図3
Description
この考案は、ボウリングのボールを投球する際、手及び手首である手首部に装着して、この手首部の動きを制御する手首部制御具に関する。
ボウリング用手首部制御具は、所謂リストタイと呼ばれて販売されているボウリング用品の1つである。リストタイは、ボウリングの投球時に、予めプレイヤーであるボウラーの利き腕の手首部を覆うように当てて装着し、手首部である手首及び手に固定用のリストベルト及びハンドベルトをそれぞれしっかり巻き付けて使用するものである。
リストタイには、手首から手までを固定するベイシックタイプ、手首から手の人差し指までを固定するストレートタイプ及び強固に固定すると共に手首の角度を調整することができる金属製の可動式ハードタイプなどがある。前2者のタイプは、手首の柔軟性が阻害されるため、ボールを曲げたいという希望を満たすことができないが、手首及び手を固定して真っすぐの状態を保ちながら、スイング中の余分な手首の動きを規制すると共に、ボールのリリースを安定化させる利点がある。また、可動式ハードタイプは、オーバーターン(親指が抜けないままボールをひねること。)になりやすい弱点があるものの、手首の角度調整機能を備えているので、ボールをカーブさせたいという上記希望を満たすことができる。可動式ハードタイプに属する市販品として、メカテクター(商品名)やロボリスト(商品名)などが広く知られている。
可動式ハードタイプに相当する内容の発明に係る出願については、例えば特開平10−174733号公報(発明の名称:ボウリング用手首規制具)、特開2000−70431(発明の名称:ボーリング用手首固定装置)及び特開2002−784号公報(発明の名称:ボウリング用手首規制具)などが開示されている。第1番目の公開公報に記載のボウリング用手首規制具、第2番目の公開公報に記載のボーリング用手首固定装置及び第3番目の公開公報に記載のボウリング用手首規制具(以下、それぞれ「従来例1」、「従来例2」及び「従来例3」という。)は、いずれも基本構造が共通している。
そこで、従来例3について説明し、従来例1及び従来例2についての構成及び作用の各説明を省略する。
従来例3であるボウリング用手首規制具は、その本体をいずれも金属製の基体、中間体及び規制体で構成している。上記基体は、手首を覆うように被せてその上面部になじむように湾曲状となっている。そして、上記中間体は、上記基体の手首側に配置し、支軸により手首の左右方向へ回動自在に設けられている。中間体が手首の左右方向の所望の角度で上記基体をロックやアンロックを可能にするためのロック手段が設けられている。ロック手段には、中間体の後側に円弧状長穴が設けられ、この長穴内を通過し上記基体に設けた雌ネジに螺合され固定軸が設けられている。この固定軸の側面にはレバーが設けられている。このレバーを把持して上記固定軸が回転されると、上記中間体が上記固定軸により上記基体に押圧されて中間体が基体に対して所望の角度でロックされ、固定軸が逆方向に回転されると、アンロックされる。基体の上面には、中間体の回動位置を表示するための目盛りが刻設または印刷されており、この目盛りに対する中間体の端縁に設けた基線で角度が判別できるようにされている。また、上記規制体は金属製の板材により湾曲状に形成されており、上記中間体の幅方向の両側に支軸により手首の前後方向へ回動自在に設けられている。上記規制体は、手の甲と指に適合良く当てられるように構成されている。上記基体及び規制体には、手首(前腕)及び手の上面にそれぞれ巻き付けて、手首や手を固定するための止め部材が取り付けられている。
リストタイには、手首から手までを固定するベイシックタイプ、手首から手の人差し指までを固定するストレートタイプ及び強固に固定すると共に手首の角度を調整することができる金属製の可動式ハードタイプなどがある。前2者のタイプは、手首の柔軟性が阻害されるため、ボールを曲げたいという希望を満たすことができないが、手首及び手を固定して真っすぐの状態を保ちながら、スイング中の余分な手首の動きを規制すると共に、ボールのリリースを安定化させる利点がある。また、可動式ハードタイプは、オーバーターン(親指が抜けないままボールをひねること。)になりやすい弱点があるものの、手首の角度調整機能を備えているので、ボールをカーブさせたいという上記希望を満たすことができる。可動式ハードタイプに属する市販品として、メカテクター(商品名)やロボリスト(商品名)などが広く知られている。
可動式ハードタイプに相当する内容の発明に係る出願については、例えば特開平10−174733号公報(発明の名称:ボウリング用手首規制具)、特開2000−70431(発明の名称:ボーリング用手首固定装置)及び特開2002−784号公報(発明の名称:ボウリング用手首規制具)などが開示されている。第1番目の公開公報に記載のボウリング用手首規制具、第2番目の公開公報に記載のボーリング用手首固定装置及び第3番目の公開公報に記載のボウリング用手首規制具(以下、それぞれ「従来例1」、「従来例2」及び「従来例3」という。)は、いずれも基本構造が共通している。
そこで、従来例3について説明し、従来例1及び従来例2についての構成及び作用の各説明を省略する。
従来例3であるボウリング用手首規制具は、その本体をいずれも金属製の基体、中間体及び規制体で構成している。上記基体は、手首を覆うように被せてその上面部になじむように湾曲状となっている。そして、上記中間体は、上記基体の手首側に配置し、支軸により手首の左右方向へ回動自在に設けられている。中間体が手首の左右方向の所望の角度で上記基体をロックやアンロックを可能にするためのロック手段が設けられている。ロック手段には、中間体の後側に円弧状長穴が設けられ、この長穴内を通過し上記基体に設けた雌ネジに螺合され固定軸が設けられている。この固定軸の側面にはレバーが設けられている。このレバーを把持して上記固定軸が回転されると、上記中間体が上記固定軸により上記基体に押圧されて中間体が基体に対して所望の角度でロックされ、固定軸が逆方向に回転されると、アンロックされる。基体の上面には、中間体の回動位置を表示するための目盛りが刻設または印刷されており、この目盛りに対する中間体の端縁に設けた基線で角度が判別できるようにされている。また、上記規制体は金属製の板材により湾曲状に形成されており、上記中間体の幅方向の両側に支軸により手首の前後方向へ回動自在に設けられている。上記規制体は、手の甲と指に適合良く当てられるように構成されている。上記基体及び規制体には、手首(前腕)及び手の上面にそれぞれ巻き付けて、手首や手を固定するための止め部材が取り付けられている。
従来例3によると、基体に対して規制体がゲームプレイヤーに応じた所定角度に維持されるので、ボールの投球時の手首の保護が図られ、レーンにおけるボールの転動方向を任意に変化させることができるので、スコアーアップが期待できる。
ところで、従来例3のボウリング用手首規制具をプレイヤーの手首部に取り付ける過程では、一方のバンドである第1止め部を手首(前腕)に巻き付け堅く締付け、他方のバンドである第2止め部を手に巻き付け堅く締付ける。すると、基体及び規制体には、手首(前腕)及び手首が固定される。
いずれの各従来例においても、ボウリング用手首規制具及びボーリング用手首固定装置の本体は手の甲と手首の上面部に当接状態に固定させるものの、人差し指の固定に関しては、この人差し指を固定バンドで規制するものが知られているが、さらに改善すべき課題がある。その課題とは、上記本体への固定力が手の人差し指まで十分及ばない傾向にあることである。この人差し指を固定バンドによって押圧して上下の動きを規制することができるものの、幅方向(左右方向)の動きの規制が比較的緩やかとなり、ボールの投球時に人差し指が不用意にぶれないようにしっかり固定するための神経を必要として、投球に集中できないことがしばしばあった。
この考案の目的は、人差し指をしっかり固定して投球に集中することができるようにして、スコアーの向上に寄与するボウリング用の手及び手首固定具を提供することにある。
ところで、従来例3のボウリング用手首規制具をプレイヤーの手首部に取り付ける過程では、一方のバンドである第1止め部を手首(前腕)に巻き付け堅く締付け、他方のバンドである第2止め部を手に巻き付け堅く締付ける。すると、基体及び規制体には、手首(前腕)及び手首が固定される。
いずれの各従来例においても、ボウリング用手首規制具及びボーリング用手首固定装置の本体は手の甲と手首の上面部に当接状態に固定させるものの、人差し指の固定に関しては、この人差し指を固定バンドで規制するものが知られているが、さらに改善すべき課題がある。その課題とは、上記本体への固定力が手の人差し指まで十分及ばない傾向にあることである。この人差し指を固定バンドによって押圧して上下の動きを規制することができるものの、幅方向(左右方向)の動きの規制が比較的緩やかとなり、ボールの投球時に人差し指が不用意にぶれないようにしっかり固定するための神経を必要として、投球に集中できないことがしばしばあった。
この考案の目的は、人差し指をしっかり固定して投球に集中することができるようにして、スコアーの向上に寄与するボウリング用の手及び手首固定具を提供することにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第1の特徴は、手首をこの手首の上側から被覆して装着するリストサポート部、手を上側である甲側から被覆して装着するハンドサポート部及び人差し指を上側から被覆して装着するフィンガーサポート部より形成されている本体と、上記リストサポート部、上記ハンドサポート部及び上記フィンガーサポート部にそれぞれ設けてあってかつ手首を固定するリスト固定バンド、手を固定するハンド固定バンド及び人差し指を固定する人差し指固定バンドの各固定バンドとを具備している。上記フィンガーサポート部は、上記ハンドサポート部と一体的に設けられていると共に、人差し指位置調整部を設けてある。この人差し指位置調整部は、上記人差し指の一方の側面を受け面で受ける受け体と、上記人差し指の他方の側面に当接可能である当接面を有する人差し指調整体とを設けてある。上記人差し指調整体は、上記フィンガーサポート部に取り付けられている支持軸部の支持軸を中心として回転可能にこの支持軸に軸受され、上記受け体との間で上記人差し指を挟持可能であり、上記人差し指固定バンドの一端部を取り付けている。上記人差し指固定バンドは上記人差し指を掛け渡し状態で固定可能である。
この考案のボウリング用手首部制御具の第2の特徴は、上記第1の特徴を前提としており、支持軸部の支持軸が人差し指調整体に対向しているフィンガーサポート部の内面から外面に向けて伸びており、上記フィンガーサポート部に挿脱可能に保持されていることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第3の特徴は、上記第2の特徴を前提としており、人差し指位置調整部は補充用の人差し指調整体を備えており、この補充用の人差し指調整体の当接面は上記人差し指調整体の基端部側に向けてかつ人差し指の他方の側面に向けて当接可能に膨出されており、開き状態にある上記人差し指と上記補充用の人差し指調整体との隙間を充足するものであることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第4の特徴は、上記第1乃至第3のいずれかの特徴を前提としており、リストサポート部が基端側を前腕側に伸ばしかつ上記前腕の端部の両側を囲む湾曲状に形成した補強サポート部を備えており、この補強サポート部にはその両側の各突出部に係合部を通じて係脱可能に補強固定バンドを取り付けてあることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第5の特徴は、上記第1乃至第4のいずれかの特徴を前提としており、ハンドサポート部であって手の甲側と対向する内面には止着部を取り付けてあり、この止着部は上記手を覆うグロウブに取り付けかつ上記止着部と対向的に配置されている止着部に着脱可能であることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第2の特徴は、上記第1の特徴を前提としており、支持軸部の支持軸が人差し指調整体に対向しているフィンガーサポート部の内面から外面に向けて伸びており、上記フィンガーサポート部に挿脱可能に保持されていることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第3の特徴は、上記第2の特徴を前提としており、人差し指位置調整部は補充用の人差し指調整体を備えており、この補充用の人差し指調整体の当接面は上記人差し指調整体の基端部側に向けてかつ人差し指の他方の側面に向けて当接可能に膨出されており、開き状態にある上記人差し指と上記補充用の人差し指調整体との隙間を充足するものであることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第4の特徴は、上記第1乃至第3のいずれかの特徴を前提としており、リストサポート部が基端側を前腕側に伸ばしかつ上記前腕の端部の両側を囲む湾曲状に形成した補強サポート部を備えており、この補強サポート部にはその両側の各突出部に係合部を通じて係脱可能に補強固定バンドを取り付けてあることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具の第5の特徴は、上記第1乃至第4のいずれかの特徴を前提としており、ハンドサポート部であって手の甲側と対向する内面には止着部を取り付けてあり、この止着部は上記手を覆うグロウブに取り付けかつ上記止着部と対向的に配置されている止着部に着脱可能であることにある。
この考案のボウリング用手首部制御具によれば、人差し指位置調整部の存在によりプレイヤーであるボウラーの人差し指の太さに応じて人差し指の位置を微調整できるので、投球時に人差し指がぶれず、この人差し指の位置が安定され、この結果、リリースが円滑になり、スコアーの向上を期待することができる。そして、最適な位置に調整された人差し指を人差し指固定バンドにより固定するので、上記効果は、一層高まる他に、ボールの変化を自由に設定することができる。さらに、人差し指の位置がボウラーに適したものに微調整され固定されるから、オーバーターンを抑制することができる。
この考案に係るボウリング用手首部制御具について図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すボウリング用手首部制御具は、手Hの甲側に対応する面が内面である本体1と、それぞれが上記本体の内面側に掛け渡すリスト固定バンド2、ハンド固定バンド3、人差し指固定バンド4及び補強固定バンド5とを備えている。
図1〜図3に示すボウリング用手首部制御具は、手Hの甲側に対応する面が内面である本体1と、それぞれが上記本体の内面側に掛け渡すリスト固定バンド2、ハンド固定バンド3、人差し指固定バンド4及び補強固定バンド5とを備えている。
図1〜図3において、本体1は、アルミのような金属材など軽量な板材により形成され、上記内面側がウレタンのような弾性材(クッション材)6で覆われている。本体1は、手首Lをこの手首の上側から被覆して装着するリストサポート部1aと、手Hを上側である甲側から被覆して装着するハンドサポート部1bと、上記手の指のうち、人差し指Fを上側から被覆して装着するフィンガーサポート部1cとを備えている。各サポート部1a,1b,1cは一体的に形成されて本体1を構成している。
本体1において、基端側(図1下側)にリストサポート部1aが、このリストサポート部に連続して上記基端側とは反対側にハンドサポート部1bが、このハンドサポート部の先端側(図1上端側)にフィンガーサポート部1cがそれぞれ配置されている。ハンドサポート部1bは、リストサポート部1aとフィンガーサポート部1cとの間に位置し、本体1の主要な位置を占めている。
本体1において、基端側(図1下側)にリストサポート部1aが、このリストサポート部に連続して上記基端側とは反対側にハンドサポート部1bが、このハンドサポート部の先端側(図1上端側)にフィンガーサポート部1cがそれぞれ配置されている。ハンドサポート部1bは、リストサポート部1aとフィンガーサポート部1cとの間に位置し、本体1の主要な位置を占めている。
図1〜図3に示すリストサポート部1aは、使用時に、手首Lをその上側から上面部に当接して覆うことができるように湾曲状に形成されている。リストサポート部1aの内面に貼り合わせてある弾性材6は、この内面と人差し指F、手首L及び前腕FAの端部FAaの各上面部とが直接接触するのを防止して、装着状態を和らげるために設けられている。
リストサポート部1aの基端(図1下端)には、前腕FAの端部FAaを上側から覆う湾曲状の補強サポート部1a1が連続され、リストサポート部の一部分を構成している。補強サポート部1a1の両側(図1左右両側)は山形状に屈曲形成された突出部1a11となっており、両突出部が互いに対向している。各突出部1a11を有する補強サポート部1a1は、リストサポート部1aの基端側において、T字形(図1参照)となっている。そして、補強サポート部1a1、リストサポート部1aの延長上に設けられているが、図4の上側の開口端のレベルは補強サポート部のそれより高くなっている。このため、補強サポート部1a1は深い溝形になっており、前腕FAの端部FAaを腕の幅方向から覆うことができる。
リストサポート部1aの基端(図1下端)には、前腕FAの端部FAaを上側から覆う湾曲状の補強サポート部1a1が連続され、リストサポート部の一部分を構成している。補強サポート部1a1の両側(図1左右両側)は山形状に屈曲形成された突出部1a11となっており、両突出部が互いに対向している。各突出部1a11を有する補強サポート部1a1は、リストサポート部1aの基端側において、T字形(図1参照)となっている。そして、補強サポート部1a1、リストサポート部1aの延長上に設けられているが、図4の上側の開口端のレベルは補強サポート部のそれより高くなっている。このため、補強サポート部1a1は深い溝形になっており、前腕FAの端部FAaを腕の幅方向から覆うことができる。
図1〜図3において、ハンドサポート部1bは、手Hの上側である甲の側から上面部を覆うことができるように湾曲状に形成されている。ハンドサポート部1bの内面に貼り合わせてある弾性材6は、この内面と手Hの甲との接触装着状態を和らげている。
図1、図2、図3並びに図5及び図6に基づいて、フィンガーサポート部1cについて説明する。
フィンガーサポート部1cは、プレイヤーであるボウラーの利き腕(図3では右腕)の人差し指Fの大きさに適合するように、換言すれば、常識的な人差し指の大きさに適用して、上記人差し指を支えることができる程度の外形を有する。フィンガーサポート部1cの内面に貼り合わせてある弾性材6は、この内面と人差し指Fの上面部との接触を和らげている。
フィンガーサポート部1cは、プレイヤーであるボウラーの利き腕(図3では右腕)の人差し指Fの大きさに適合するように、換言すれば、常識的な人差し指の大きさに適用して、上記人差し指を支えることができる程度の外形を有する。フィンガーサポート部1cの内面に貼り合わせてある弾性材6は、この内面と人差し指Fの上面部との接触を和らげている。
ところで、フィンガーサポート部1cには、図1〜図3に示すように人差し指位置調整部7を設けてある。
人差し指位置調整部7は、受け体71、人差し指調整体72及び支持軸部73を備えている。
受け体71は、人差し指Fの一方の側面(図3右側面)を受け面71aで受ける役割を果たすものである。受け体71は、図1に示すように人差し指位置調整部7の一側(図右側)の縁に沿って、弾性材6の内面上に固定的に取り付けられている。受け体71は、人差し指Fの一方の側面が当接することを考慮して、細長くかつ全体を弾性部材により形成してある。もっとも、受け体71は、少なくとも人差し指Fの一方の側面が当接する受け面71aについてだけ、弾性部材により構成して、人差し指の側面との接触を和らげるにようにしても良い。
人差し指調整体72は、人差し指Fの他方の側面(図3左側面)を当接面72aで押える役割を果たすものである。人差し指調整体72は、図1に示すように人差し指位置調整部7の他側(図左側)の縁に沿って細長く形成されている。受け体71及び人差し指調整体72の双方の対向面(受け面71aと当接面72a)で人差し指Fを当接可能に保持するものである(図5参照)。人差し指調整体72の材質についても、受け体71と同様に、全体が弾性部材からなるものであっても良いが、少なくとも人差し指Fの他方の側面が当接する当接面72aについては弾性部材により構成するのが良い。人差し指調整体72は、基端部(図1下端部)が支持軸部73に軸受され、この支持軸部を中心として振り子のように回転可能であって、かつ回転角度を調整することができる。
図3に示すように、受け体71と人差し指調整体72との間で人差し指Fの両側面を挟持可能である。
人差し指調整体72は支持軸部73にきつく取り付けられており、人差し指調整体の動きが摩擦的に行えるようにしてある。
人差し指位置調整部7は、受け体71、人差し指調整体72及び支持軸部73を備えている。
受け体71は、人差し指Fの一方の側面(図3右側面)を受け面71aで受ける役割を果たすものである。受け体71は、図1に示すように人差し指位置調整部7の一側(図右側)の縁に沿って、弾性材6の内面上に固定的に取り付けられている。受け体71は、人差し指Fの一方の側面が当接することを考慮して、細長くかつ全体を弾性部材により形成してある。もっとも、受け体71は、少なくとも人差し指Fの一方の側面が当接する受け面71aについてだけ、弾性部材により構成して、人差し指の側面との接触を和らげるにようにしても良い。
人差し指調整体72は、人差し指Fの他方の側面(図3左側面)を当接面72aで押える役割を果たすものである。人差し指調整体72は、図1に示すように人差し指位置調整部7の他側(図左側)の縁に沿って細長く形成されている。受け体71及び人差し指調整体72の双方の対向面(受け面71aと当接面72a)で人差し指Fを当接可能に保持するものである(図5参照)。人差し指調整体72の材質についても、受け体71と同様に、全体が弾性部材からなるものであっても良いが、少なくとも人差し指Fの他方の側面が当接する当接面72aについては弾性部材により構成するのが良い。人差し指調整体72は、基端部(図1下端部)が支持軸部73に軸受され、この支持軸部を中心として振り子のように回転可能であって、かつ回転角度を調整することができる。
図3に示すように、受け体71と人差し指調整体72との間で人差し指Fの両側面を挟持可能である。
人差し指調整体72は支持軸部73にきつく取り付けられており、人差し指調整体の動きが摩擦的に行えるようにしてある。
ここで、支持軸部73による人差し指調整体72の支持構造について、主に図6を参照して説明する。
人差し指調整体72の基端部(図1下端部)から支持軸であるねじ軸731が図6の下方に伸びている。ねじ軸731の頭部731aは人差し指調整体72内に埋設され固定されている。ねじ軸731には図6上方から下方に向けて、座金732、コイルばね733、リング状の座板734及びナット部材である蝶ねじ735がそれぞれ順次配置されている。座金732はねじ軸731の頭部731aに固着されている。緩み止め用のコイルばね733はねじ軸731の外周部に掛け回されており、図6上端部は座金732の粗面に摩擦的に接触して回転が抑制されている。座板734はねじ軸731に嵌挿され、蝶ねじ735はねじ軸の図下端部側からねじ込まれている。
また、フィンガーサポート部1cには、その内面(図6上面)から外面(図下面)に及ぶ長さのパイプ736が埋め込まれている。パイプ736内にはねじ軸731及びコイルばね733が嵌挿されている。パイプ736の図6上端開口部外周にリング状の座736aが嵌め込まれ固着されている。座736aの上面は粗面となっており、座金732の粗面と互いに当接している。
フィンガーサポート部1cの内面側(図6上面側)の人差し指調整体72は、ねじ軸731がパイプ736を貫通して、フィンガーサポート部の外面側(図下面側)に突出されている。この突出端側の蝶ねじ735を締め付けることにより、座板734はコイルばね733を圧縮しながら、フィンガーサポート部1cの上記外面に接近して行き、やがてフィンガーサポート部の外面に接する。さらに、蝶ねじ735の締め付けを継続すれば、その締付け力が座金732、パイプ736及び座板734に及んで、人差し指調整体72と蝶ねじ735とはフィンガーサポート部1cを挟持し、人差し指調整体が固定される。蝶ねじ735を緩めることにより、人差し指調整体72がねじ軸731、換言すればパイプ736を中心として回転可能となり、その角度の調整が可能となる。人差し指調整体72が損傷したような場合には、蝶ねじ735をねじ軸731から外して、ねじ軸731をパイプ736から抜き出し可能にすれば、人差し指調整体はフィンガーサポート部1cの上記外面から取り外すことができる。この結果、新たな人差し指調整体に差し替えることができる。
人差し指調整体72の基端部(図1下端部)から支持軸であるねじ軸731が図6の下方に伸びている。ねじ軸731の頭部731aは人差し指調整体72内に埋設され固定されている。ねじ軸731には図6上方から下方に向けて、座金732、コイルばね733、リング状の座板734及びナット部材である蝶ねじ735がそれぞれ順次配置されている。座金732はねじ軸731の頭部731aに固着されている。緩み止め用のコイルばね733はねじ軸731の外周部に掛け回されており、図6上端部は座金732の粗面に摩擦的に接触して回転が抑制されている。座板734はねじ軸731に嵌挿され、蝶ねじ735はねじ軸の図下端部側からねじ込まれている。
また、フィンガーサポート部1cには、その内面(図6上面)から外面(図下面)に及ぶ長さのパイプ736が埋め込まれている。パイプ736内にはねじ軸731及びコイルばね733が嵌挿されている。パイプ736の図6上端開口部外周にリング状の座736aが嵌め込まれ固着されている。座736aの上面は粗面となっており、座金732の粗面と互いに当接している。
フィンガーサポート部1cの内面側(図6上面側)の人差し指調整体72は、ねじ軸731がパイプ736を貫通して、フィンガーサポート部の外面側(図下面側)に突出されている。この突出端側の蝶ねじ735を締め付けることにより、座板734はコイルばね733を圧縮しながら、フィンガーサポート部1cの上記外面に接近して行き、やがてフィンガーサポート部の外面に接する。さらに、蝶ねじ735の締め付けを継続すれば、その締付け力が座金732、パイプ736及び座板734に及んで、人差し指調整体72と蝶ねじ735とはフィンガーサポート部1cを挟持し、人差し指調整体が固定される。蝶ねじ735を緩めることにより、人差し指調整体72がねじ軸731、換言すればパイプ736を中心として回転可能となり、その角度の調整が可能となる。人差し指調整体72が損傷したような場合には、蝶ねじ735をねじ軸731から外して、ねじ軸731をパイプ736から抜き出し可能にすれば、人差し指調整体はフィンガーサポート部1cの上記外面から取り外すことができる。この結果、新たな人差し指調整体に差し替えることができる。
図1〜図7を参照して各固定バンド2,3,4,5について説明する。
図1〜図3に示すように、リスト固定バンド2、ハンド固定バンド3及び人差し指固定バンド4は、リストサポート部1a、ハンドサポート部1b及びフィンガーサポート部1cにそれぞれ設けられている。
リスト固定バンド2は一端部(図1左端部)をリストサポート部1aの一方の掛け止め枠8に装着されている。上記一端部を他方の可動ローラー付きの掛け回し枠9内に差し入れて掛け回わして、一方の止着部2aを他方の止着部2bに重ねて、着脱可能に結合させる。リスト固定バンド2はリストサポート部1aを巻き付けるから、リストサポート部の内面に置かれる手首Lを跨ぎながら、この手首に密着させ締め付けて止着部2a,2bを介して緊結可能となるから、手首が固定される。
ハンド固定バンド3の一端部(図1右端部)にはハンドサポート部1bの外面に固着されている。上記一端部に取り付けられている止着部3bは、ハンド固定バンド3の他端部(図左端部)の内面側に取り付けてある止着部3aと着脱可能に結合可能である。
ハンド固定バンド3はハンドサポート部1bの内面の手Hを囲むことができ、ハンド固定バンドが手の掌に掛け渡され、止着部3aを止着部3bに重ねて、着脱可能に相互の結合を図る。手Hは止着部3a,3bを介してハンドサポート部1bの内面に手Hの甲が密着され締め付けられ、手が固定される。
このように、リストサポート部1aの内面に上面部が当接している手首Lの下面部側に、そしてハンドサポート部1bの内面に上面部(甲)が当接している手Hの掌側に、リスト固定バンド2及びハンド固定バンド3を掛け渡して、それぞれ上記各サポート部に巻き付けて締め付けて止着させるので、手首及び手はリストサポート部及びハンドサポート部に固定される。
人差し指固定バンド4は、リスト固定バンド2及びハンド固定バンド3とは異なり、図1に示すように、一端部(図左端部)が自由端であり、他端部が人差し指調整体72の側面に固着されている(図5)。人差し指固定バンド4は、人差し指調整体72の角度調整のための回転に伴って移動して、人差し指調整体を確実に図5の上面側から押圧可能にしている。人差し指固定バンド4に固着してある一方の止着部4aは、フィンガーサポート部1cに固着してある他方の止着部4bに着脱可能に結合する。
図1〜図3に示すように、リスト固定バンド2、ハンド固定バンド3及び人差し指固定バンド4は、リストサポート部1a、ハンドサポート部1b及びフィンガーサポート部1cにそれぞれ設けられている。
リスト固定バンド2は一端部(図1左端部)をリストサポート部1aの一方の掛け止め枠8に装着されている。上記一端部を他方の可動ローラー付きの掛け回し枠9内に差し入れて掛け回わして、一方の止着部2aを他方の止着部2bに重ねて、着脱可能に結合させる。リスト固定バンド2はリストサポート部1aを巻き付けるから、リストサポート部の内面に置かれる手首Lを跨ぎながら、この手首に密着させ締め付けて止着部2a,2bを介して緊結可能となるから、手首が固定される。
ハンド固定バンド3の一端部(図1右端部)にはハンドサポート部1bの外面に固着されている。上記一端部に取り付けられている止着部3bは、ハンド固定バンド3の他端部(図左端部)の内面側に取り付けてある止着部3aと着脱可能に結合可能である。
ハンド固定バンド3はハンドサポート部1bの内面の手Hを囲むことができ、ハンド固定バンドが手の掌に掛け渡され、止着部3aを止着部3bに重ねて、着脱可能に相互の結合を図る。手Hは止着部3a,3bを介してハンドサポート部1bの内面に手Hの甲が密着され締め付けられ、手が固定される。
このように、リストサポート部1aの内面に上面部が当接している手首Lの下面部側に、そしてハンドサポート部1bの内面に上面部(甲)が当接している手Hの掌側に、リスト固定バンド2及びハンド固定バンド3を掛け渡して、それぞれ上記各サポート部に巻き付けて締め付けて止着させるので、手首及び手はリストサポート部及びハンドサポート部に固定される。
人差し指固定バンド4は、リスト固定バンド2及びハンド固定バンド3とは異なり、図1に示すように、一端部(図左端部)が自由端であり、他端部が人差し指調整体72の側面に固着されている(図5)。人差し指固定バンド4は、人差し指調整体72の角度調整のための回転に伴って移動して、人差し指調整体を確実に図5の上面側から押圧可能にしている。人差し指固定バンド4に固着してある一方の止着部4aは、フィンガーサポート部1cに固着してある他方の止着部4bに着脱可能に結合する。
図1〜図3に示す補強固定バンド5は、リストサポート部1aの一部となっている補強サポート部1a1に取り付けてある。
補強固定バンド5の取付け方法に関し、図4及び図7に示す例では、補強固定バンド5が、補強サポート部1a1の両側の突出部1a11に係合部51を通じて着脱可能に装着されている。すなわち、補強固定バンド5は、補強サポート部1a1の中央部に対応する中間部を挟んで袋状の係合部51が開口部51a(図4)を対向させて固着されている。
図4に示すように、補強固定バンド5を補強サポート部1a1の図下側から巻いた状態で、各係合部51の開口部51aを開けて、その内部に補強サポート部1a1の両側の突出部1a11を差し入れる。このようにすることにより、補強固定バンド5は各係合部51を介して補強サポート部に係止され、固定される。
補強固定バンド5を前腕FAの手首L側の端部FAaに巻き付けて、補強サポート部1a1の内面を前腕FAの端部の上面部に密着させ締め付けて止着させる。
止着部における止着手段としては、例えば図7に示すように、面ファスナーなどからなる止着部5a,5bを補強固定バンド5に固着して、締め付け状態を固定する。一方の止着部5aは補強固定バンド5の図7左端部の外面(図裏面)に、他方の止着部5bは右端部の内面(図表面)に、それぞれ縫着されている。締め付け時には、止着部5aと止着部5bとは、互いにその対向する位置を調整してから止着する。
補強固定バンド5の取付け方法に関し、図4及び図7に示す例では、補強固定バンド5が、補強サポート部1a1の両側の突出部1a11に係合部51を通じて着脱可能に装着されている。すなわち、補強固定バンド5は、補強サポート部1a1の中央部に対応する中間部を挟んで袋状の係合部51が開口部51a(図4)を対向させて固着されている。
図4に示すように、補強固定バンド5を補強サポート部1a1の図下側から巻いた状態で、各係合部51の開口部51aを開けて、その内部に補強サポート部1a1の両側の突出部1a11を差し入れる。このようにすることにより、補強固定バンド5は各係合部51を介して補強サポート部に係止され、固定される。
補強固定バンド5を前腕FAの手首L側の端部FAaに巻き付けて、補強サポート部1a1の内面を前腕FAの端部の上面部に密着させ締め付けて止着させる。
止着部における止着手段としては、例えば図7に示すように、面ファスナーなどからなる止着部5a,5bを補強固定バンド5に固着して、締め付け状態を固定する。一方の止着部5aは補強固定バンド5の図7左端部の外面(図裏面)に、他方の止着部5bは右端部の内面(図表面)に、それぞれ縫着されている。締め付け時には、止着部5aと止着部5bとは、互いにその対向する位置を調整してから止着する。
次に、この考案に係るボウリング用手首部制御具の使用方法を図1〜図3に基づいて説明する。
まず、プレイヤーであるボウラーは、図1に示すように本体1の内面の弾性材6側をプレイヤー側に向けたら、利き腕の手首L及び前腕FAの端部FAaの各上面部並びに手Hの甲及人差し指Fの上面部をリストサポート部1a及び補強サポート部1a1並びにハンドサポート部1b及びフィンガーサポート部1cのそれぞれの内面側から弾性材6に当接させる。
人差し指Fをフィンガーサポート部1cにセットする際、人差し指位置調整部7における受け体71と人差し指調整体72との間に位置させる。そして、プレイヤーの人差し指Fの太さに応じて、支持軸部73を中心として人差し指調整体72を回転させて、この人差し指調整体と受け体71との間隔を微調整して、最適な間隔で受け体を人差し指調整体72とにより、人差し指Fを挟持する。
その後、人差し指固定バンド4をフィンガーサポート部1cに巻き付け、人差し指固定バンドは、その押圧力で人差し指Fを弾性材6との間で堅く挟んでこの人差し指を固定する。こうすることにより、微調整され、良い位置に設定された人差し指Fは確実に制御されることになる。
そして、リスト固定バンド2を手首Lに渡してリストサポート部1aに巻き付け、上記リスト固定バンドにより手首に弾性材6側に押圧力を付与して手首をリストサポート部に固定する。リストサポート部1aの補強サポート部1a1においても、補強固定バンド5を前腕FAの端部FAaに渡して、この補強固定バンドと弾性材6との間で高い挟持力により前腕の端部を補強サポート部に固定する。
また、ハンド固定バンド3を掌に渡してハンドサポート部1bに巻き付け、このハンド固定バンドで手Hに対して弾性材6に向けて押圧力をかけて、手をハンドサポート部に固定する。
上記各固定作業により、手首L、手H及び人差し指Fはしっかり各サポート部1a,1b,1cに支えられながら、それぞれの位置が固定されると共に、手首に連なる前腕FAの端部FAaも規制が補強されるから、プレイヤーであるボウラーはぶれずに安定した状態で投球が可能となる。
まず、プレイヤーであるボウラーは、図1に示すように本体1の内面の弾性材6側をプレイヤー側に向けたら、利き腕の手首L及び前腕FAの端部FAaの各上面部並びに手Hの甲及人差し指Fの上面部をリストサポート部1a及び補強サポート部1a1並びにハンドサポート部1b及びフィンガーサポート部1cのそれぞれの内面側から弾性材6に当接させる。
人差し指Fをフィンガーサポート部1cにセットする際、人差し指位置調整部7における受け体71と人差し指調整体72との間に位置させる。そして、プレイヤーの人差し指Fの太さに応じて、支持軸部73を中心として人差し指調整体72を回転させて、この人差し指調整体と受け体71との間隔を微調整して、最適な間隔で受け体を人差し指調整体72とにより、人差し指Fを挟持する。
その後、人差し指固定バンド4をフィンガーサポート部1cに巻き付け、人差し指固定バンドは、その押圧力で人差し指Fを弾性材6との間で堅く挟んでこの人差し指を固定する。こうすることにより、微調整され、良い位置に設定された人差し指Fは確実に制御されることになる。
そして、リスト固定バンド2を手首Lに渡してリストサポート部1aに巻き付け、上記リスト固定バンドにより手首に弾性材6側に押圧力を付与して手首をリストサポート部に固定する。リストサポート部1aの補強サポート部1a1においても、補強固定バンド5を前腕FAの端部FAaに渡して、この補強固定バンドと弾性材6との間で高い挟持力により前腕の端部を補強サポート部に固定する。
また、ハンド固定バンド3を掌に渡してハンドサポート部1bに巻き付け、このハンド固定バンドで手Hに対して弾性材6に向けて押圧力をかけて、手をハンドサポート部に固定する。
上記各固定作業により、手首L、手H及び人差し指Fはしっかり各サポート部1a,1b,1cに支えられながら、それぞれの位置が固定されると共に、手首に連なる前腕FAの端部FAaも規制が補強されるから、プレイヤーであるボウラーはぶれずに安定した状態で投球が可能となる。
人差し指位置調整部7において、ボウラーが投球時により安定化を高めるために、人差し指Fを親指側に傾けて中指との間隔を広げる場合がある。この場合、人差し指調整体72の基端側と人差し指Fの根元側との間に隙間があいて、ぶれの可能性のおそれがある。
このような場合に容易に対応できるような補充用の人差し指調整体を本来の人差し指調整体72とは別に準備して、必要に応じて交換可能にしておけば、プレイヤーに好都合である。
そこで、図8を参照して人差し指調整体72Aについて説明する。
補充用の人差し指調整体72Aの構成は前記人差し指調整体72のそれと共通するので主に相違点について説明し、その他の共通点については必要に応じて説明する。共通する部分を示す符号は図6に用いた符号をそのまま使用する。
補充用の人差し指調整体72Aは当接面72Aa側であって、かつねじ軸731側に向けて膨出させて上記隙間を充足可能にする形状としてある。このため、図示するように人差し指が開いても、人差し指Fの一側面を受け体71の受け面71aで受けると共に、当接面72Aaの主要部が他側面に接触する。この結果、補充用の人差し指調整体72Aは受け体71との間で確実に人差し指Fを挟持して、投球時の人差し指のぶれを規制することができる。
人差し指調整体72を補充用の人差し指調整体72Aに交換するには、図6に示す蝶ねじ735をねじ軸731から外して、人差し指調整体72をフィンガーサポート部1cのパイプ736から外方に引き出して、取り出す。そして、フィンガーサポート部1cの内面からパイプ736に補充用の人差し指調整体72Aに取り付けてあるねじ軸731を差し込み、フィンガーサポート部の外面に突出したねじ軸の突出端に蝶ねじ735を嵌め、これをねじ込んで行き、締め付けることにより補充用の人差し指調整体72Aがフィンガーサポート部の内面に固定される。蝶ねじ735の締め付け力を調整して、補充用の人差し指調整体72Aの角度調整をして、交換作業を終える。
このような場合に容易に対応できるような補充用の人差し指調整体を本来の人差し指調整体72とは別に準備して、必要に応じて交換可能にしておけば、プレイヤーに好都合である。
そこで、図8を参照して人差し指調整体72Aについて説明する。
補充用の人差し指調整体72Aの構成は前記人差し指調整体72のそれと共通するので主に相違点について説明し、その他の共通点については必要に応じて説明する。共通する部分を示す符号は図6に用いた符号をそのまま使用する。
補充用の人差し指調整体72Aは当接面72Aa側であって、かつねじ軸731側に向けて膨出させて上記隙間を充足可能にする形状としてある。このため、図示するように人差し指が開いても、人差し指Fの一側面を受け体71の受け面71aで受けると共に、当接面72Aaの主要部が他側面に接触する。この結果、補充用の人差し指調整体72Aは受け体71との間で確実に人差し指Fを挟持して、投球時の人差し指のぶれを規制することができる。
人差し指調整体72を補充用の人差し指調整体72Aに交換するには、図6に示す蝶ねじ735をねじ軸731から外して、人差し指調整体72をフィンガーサポート部1cのパイプ736から外方に引き出して、取り出す。そして、フィンガーサポート部1cの内面からパイプ736に補充用の人差し指調整体72Aに取り付けてあるねじ軸731を差し込み、フィンガーサポート部の外面に突出したねじ軸の突出端に蝶ねじ735を嵌め、これをねじ込んで行き、締め付けることにより補充用の人差し指調整体72Aがフィンガーサポート部の内面に固定される。蝶ねじ735の締め付け力を調整して、補充用の人差し指調整体72Aの角度調整をして、交換作業を終える。
ボウラーの投球時に手Hに嵌めるグロウブ(手袋)の固定化を図るために、図1に示す例では、ハンドサポート部1bの内面に面ファスナーなどからなる止着部10を取り付けてある。ボウラーの利き腕側の手に嵌めるグロウブ(図示せず。)の甲側の上面部にも止着部を固着しておき、投球時に止着部10にグロウブの止着部を重ね合せて相互に結合させれば、グロウブはハンドサポート部1bの内面にしっかり固定され、手Hの動きも規制される。
また、この例では、ボウリング用手首部制御具の保管時にも、本体1の内面にグロウブを着脱可能に納めておくことができることから、グロウブの紛失や使用時の保管場所の忘却を防止することができる。
また、この例では、ボウリング用手首部制御具の保管時にも、本体1の内面にグロウブを着脱可能に納めておくことができることから、グロウブの紛失や使用時の保管場所の忘却を防止することができる。
図示するボウリング用手首部制御具によれば、人差し指位置調整部7における受け体71と可動式の人差し指調整体72とにより人差し指Fを微調整しながら挟持できるので、投球時の人差し指のぶれを抑制することができる。また、手首L及び手H(人差し指Fを含む。)を上側から各サポート部1a,1b,1cでカバーしながら、リスト固定バンド2及びハンド固定バンド3の他にも、補強固定バンド5及び人差し指固定バンド4を設けて固定するから、従来例と比較して、より一層、余分な手首と手の動きが抑制され、手首及び手を真っすぐに保ったままスイングができ、リリースの動きが安定することができる。さらに、人差し指固定バンド4は人差し指調整体72,72Aに直接取り付けて、人差し指調整体の動きに従動することができるので、人差し指Fの抑えが確実に行える。
本体の構成に関して、リストサポート部1a、ハンドサポート部1b及びフィンガーサポート部1cを一体的に設ける例として、図1に示す例では各サポート部1a,1b,1cを一体成形により本体1を形成した。上記構成は、上記の例に限られず、従来例に開示されているようにリストサポート部1aに相当する部材と、ハンドサポート部1bに相当する部材のそれぞれをジョイント部材を通じて可動式に結合するようにしても良い。
止着部2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5bにおける止着手段としては、面ファスナーなどを用いるが、対となる止着部同士を図示の例のように面ファスナーとしても良いが、どちらか一方を面ファスナーとし、他方をこの面ファスナーに代わる係着部材としても良い。
人差し指調整体72,72Aは、図示の例では取付け取外し可能であるから、別の人差し指調整体に差し替えることができ、商品価値を高めることができる。
補強固定バンド5はリストサポート部1aに連なる補強サポート部1a1の突出部1a11を利用して係合部51を介して着脱が可能であるため、手首Lや前腕FAの端部FAaを補強すると共に必要に応じて別の補強固定バンドに差し替えることができ、実用性が高く、商品価値を高めることができる。もっとも、リストサポート部1aに連なる補強サポート部1a1に相当するサポート部や突出部がある場合に、補強固定バンド5を利用することができる。係合部51の構成は袋状である必要はなく、例えばリング状でも良く、突出部1a11を係脱可能に保持できればその構成は問わない。
止着部2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5bにおける止着手段としては、面ファスナーなどを用いるが、対となる止着部同士を図示の例のように面ファスナーとしても良いが、どちらか一方を面ファスナーとし、他方をこの面ファスナーに代わる係着部材としても良い。
人差し指調整体72,72Aは、図示の例では取付け取外し可能であるから、別の人差し指調整体に差し替えることができ、商品価値を高めることができる。
補強固定バンド5はリストサポート部1aに連なる補強サポート部1a1の突出部1a11を利用して係合部51を介して着脱が可能であるため、手首Lや前腕FAの端部FAaを補強すると共に必要に応じて別の補強固定バンドに差し替えることができ、実用性が高く、商品価値を高めることができる。もっとも、リストサポート部1aに連なる補強サポート部1a1に相当するサポート部や突出部がある場合に、補強固定バンド5を利用することができる。係合部51の構成は袋状である必要はなく、例えばリング状でも良く、突出部1a11を係脱可能に保持できればその構成は問わない。
F 人差し指
FA 前腕
FAa 前腕の端部
H 手
L 手首
1 本体
1a リストサポート部
1b ハンドサポート部
1c フィンガーサポート部
2 リスト固定バンド
3 ハンド固定バンド
4 人差し指固定バンド
4a,4b 止着部
5 補強固定バンド
5a,5b 止着部
51 係合部
7 人差し指位置調整部
71 受け体
71a 受け面
72,72A 人差し指調整体
72a,72Aa 当接面
73 支持軸部
731 ねじ軸(支持軸)
735 蝶ねじ
10 止着部
FA 前腕
FAa 前腕の端部
H 手
L 手首
1 本体
1a リストサポート部
1b ハンドサポート部
1c フィンガーサポート部
2 リスト固定バンド
3 ハンド固定バンド
4 人差し指固定バンド
4a,4b 止着部
5 補強固定バンド
5a,5b 止着部
51 係合部
7 人差し指位置調整部
71 受け体
71a 受け面
72,72A 人差し指調整体
72a,72Aa 当接面
73 支持軸部
731 ねじ軸(支持軸)
735 蝶ねじ
10 止着部
Claims (5)
- 手首をこの手首の上側から被覆して装着するリストサポート部、手を上側である甲側から被覆して装着するハンドサポート部及び人差し指を上側から被覆して装着するフィンガーサポート部より形成されている本体と、上記リストサポート部、上記ハンドサポート部及び上記フィンガーサポート部にそれぞれ設けてあるリスト固定バンド、ハンド固定バンド及び人差し指固定バンドとを具備しており、
上記フィンガーサポート部は、上記人差し指を固定する人差し指固定バンドを有し、上記ハンドサポート部と一体的に設けられていると共に、人差し指位置調整部を設けてあり、
この人差し指位置調整部は、上記人差し指の一方の側面を受け面で受ける受け体と、上記人差し指の他方の側面に当接可能である当接面を有する人差し指調整体とを設けてあり、
上記人差し指調整体は、上記フィンガーサポート部に取り付けられている支持軸部の支持軸を中心として回転可能にこの支持軸に軸受され、上記受け体との間で上記人差し指を挟持可能であり、上記人差し指固定バンドの一端部を取り付けており、
上記人差し指固定バンドは上記人差し指を掛け渡し状態で固定可能である
ことを特徴とするボウリング用手首部制御具。 - 支持軸部の支持軸は、人差し指調整体に対向しているフィンガーサポート部の内面から外面に向けて伸びており、上記フィンガーサポート部に挿脱可能に保持されていることを特徴とする請求項1記載のボウリング用手首部制御具。
- 人差し指位置調整部は補充用の人差し指調整体を備えており、この補充用の人差し指調整体の当接面は上記補充用の人差し指調整体の基端部側に向けてかつ人差し指の他方の側面に向けて当接可能に膨出されており、開き状態にある人差し指と上記人差し指調整体との隙間を充足するものであることを特徴とする請求項2記載のボウリング用手首部制御具。
- リストサポート部は、基端側を前腕側に伸ばしかつ上記前腕の端部の両側を囲む湾曲状に形成した補強サポート部を備えており、この補強サポート部にはその両側の各突出部に係合部を通じて係脱可能に補強固定バンドを取り付けてあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のボウリング用手首部制御具。
- ハンドサポート部であって手の甲側と対向する内面には止着部を取り付けてあり、この止着部は上記手を覆うグロウブに取り付けかつ上記止着部と対向的に配置されている止着部に着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のボウリング用手首部制御具。
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JP2016001728U JP3204934U (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | ボウリング用手首部制御具 |
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